JP7169769B2 - 基板裏面研磨部材のドレッシング装置及びドレッシング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板裏面研磨部材のドレッシング装置及びドレッシング方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程において、半導体ウェハ(以下の説明において、単にウェハをいう場合がある)の裏面に対して、たとえばパターンの露光処理をする前に研磨パッドなどの研磨部材で研磨処理し、基板裏面の平坦度を上げて、キズや汚れがなく加工歪をなくすことが行なわれている。
しかしながら、このような研磨部材を用いた研磨処理においては、研磨時にスラッジ(削りカス)が発生し、このスラッジが研磨パッドの細孔や溝等に入り込むと研磨性能が低下し、所期の研磨処理が達成できないことがある。
かかる問題に鑑みて研磨パッドの性能を適性範囲に維持するために、研磨パッドに対して定期的に洗浄を行なったり、ドレッシング(目立て)が行なわれている。
このような研磨パッドの洗浄、ドレッシングを行うための装置として、例えばウェハ表面をウェハの上方から研磨する研磨部材の研磨装置が提案されている(特許文献1)。この研磨装置は、ドレッシング用の砥石が配設されたドレッサーボードと、このドレッサーボードを、基板を保持するチャックテーブルの保持面より高い作用位置と当該チャックテーブルの保持面より低い退避位置とに移動可能に支持するドレッサーボード支持機構と、前記ドレッサーボードの上側に位置付けられた研磨パッドの研磨面に対して、洗浄流体を噴射する洗浄流体噴射手段とを具備した構成を有している。
特開2010-69601号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術は、研磨面が下向きになっている研磨部材の研磨装置であり、通常、研磨面が上向きになっている裏面研磨部材のドレッシングにはそのままでは適用できない。したがって、裏面研磨部材のドレッシングに適した装置が必要となってくるが、一般的にこの種の研磨部材を洗浄、ドレッシングする場合には、研磨部材を回転させながら行うので、その際にスラッジや洗浄液の周囲への飛散をどのように防止するかが重要である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板の裏面を研磨する研磨部材を洗浄、ドレッシングするにあたり、洗浄液やスラッジ、ドレッシング時に発生する砥石くずを周囲に飛散させることなく、適切に洗浄及びドレッシングを行うことを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行うドレッシング装置であって、天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材と、前記バス部材に設けられ、前記収容された研磨部材の研磨面に対して洗浄液を供給するノズルと、前記バス部材に設けられ、前記収容された研磨部材の研磨面と当接可能なドレッシング部材と、を有し、平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置に設置され、前記研磨対象である基板の表面よりも、前記スカート部の下端部の方が下方に位置するように設置されることを特徴としている。
本発明によれば、研磨部材を洗浄、ドレッシングする際、バス部材によって研磨部材を上方から収容した状態で行われるから、研磨部材を回転させながら、洗浄、ドレッシングを行なっても、その際に周囲に飛散する洗浄液、砥石くず、あるいはスラッジは、バス部材のスカート部の内側に当たって、そのまま落下するので、バス部材の周囲に飛散することはない。そしてドレッシング装置自体は、平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置に設置されるので、落下した洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジは、裏面研磨対象となる基板に付着することはない。
なおここで、研磨部材を上方から収容するとは、スカート部の下端部が少なくとも研磨部材の研磨面よりも下方に位置する状態をいう。
前記ドレッシング部材は、たとえば前記研磨部材の研磨面側が平坦形状(但し研磨に必要とする微小な面の粗さを有する)をなし、かつ前記研磨部材の半分以上をカバーする形状を有している構成を提案できる。
ドレッシング部材は、回転可能であるようにしてもよい。
ドレッシング部材は、外形が円柱形状をなし、前記ドレッシング部材の周面が前記研磨部材の研磨面に当接可能なように配置され、前記研磨部材の回転に追従して回転するように構成してもよい。
かかる場合、ドレッシング部材は、一端部と他端部の直径が異なっているテーパー形状であってもよい。
さらにドレッシング部材は、長手方向における端部以外に設定された支点を中心として搖動自在であるように構成してもよい。
前記したドレッシング部材は、弾性部材を介して前記バス部材に設けられていてもよい。
前記ドレッシング部材は、自在継手を介して前記バス部材に設けられていてもよい。
研磨部材の研磨面を監視するための撮像装置を有していてもよい。また前記研磨部材の研磨面の表面状態を監視するレーザ変位計を有する構成としてもよい。ここで研磨面の表面状態とは、たとえば研磨面の摩耗量や汚れが例示できる。
別な観点によれば、本発明は、基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行う方法であって、天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材を用い、平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置、かつ、前記スカート部の下端部が前記研磨対象である基板の表面よりも下方に位置する状態にて、前記バス部材の内側で、前記研磨部材を回転させながら前記研磨部材の研磨面に洗浄液を供給して洗浄を行い、前記研磨部材を回転させながら前記バス部材に設けられたドレッシング部材を研磨部材の研磨面と当接させてドレッシングを行うことを特徴としている。
また別な観点によれば、本発明は、基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行う方法であって、天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材を用い、平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置、かつ、前記スカート部の下端部が前記研磨対象である基板の表面よりも下方に位置する状態にて、前記バス部材の内側で、前記研磨部材の研磨面に洗浄液を供給して洗浄を行い、前記研磨部材を当該研磨部材の中心以外の箇所を中心として旋回させながら前記バス部材に設けられたドレッシング部材を研磨部材の研磨面と当接させてドレッシングを行うことを特徴としている。
かかる場合、前記バス部材の内側にて、基板の裏面研磨の際の、前記研磨部材の基板裏面に対する押付圧を調節するようにしてもよい。
また別な観点によれば、本発明は、前記した撮像装置を有するドレッシング装置を用いて、研磨部材の洗浄及びドレッシングを行う方法であって、当該撮像装置で得た研磨部材の研磨面の表面状態に基づいて、洗浄及びドレッシングを行うことを特徴としている。
本発明によれば、基板の裏面を研磨する研磨部材を洗浄、ドレッシングする際、周囲に洗浄液やスラッジを飛散させることはなく、また裏面研磨対象となる基板に対しても、洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジを飛散付着させることはない。したがって、基板の裏面を研磨する研磨部材を好適に洗浄、ドレッシングすることが可能である。
本実施形態に係るドレッシング装置を備えた基板処理システムの概略を示す平面図である。 図1の基板処理システムの正面図である。 図1の基板処理システムの背面図である。 本実施の形態に係るドレッシング装置を備えた裏面研磨装置の構成の概略を示す平面図である。 図4の基板処理装置の正面図である。 実施の形態にかかるドレッシング装置の斜視図である。 実施の形態にかかるドレッシング装置の内部の様子を模式的に示した側面図である。 実施の形態にかかるドレッシング装置の底面図である。 実施の形態にかかるドレッシング装置によってドレッシングを行なっている際の内部の様子を模式的に示した正面図である。 ドレスボードを回転可能にしたドレッシング装置の底面図である。 実施の形態にかかるドレッシング装置によって押付圧静定を行なっている際の内部の様子を模式的に示した側面図である。 棒状のドレッシング部材を有するドレッシング装置の斜視図である。 棒状のドレッシング部材によってドレッシングしている様子を示す斜視図である。 棒状のドレッシング部材の搖動可能な様子を示す支持部材の正面図である。 テーパー形状を有する棒状のドレッシング部材を支持した支持部材の正面図である。 自在継手及びレーザ変位計を有するドレッシング装置の斜視図である。 図16のドレッシング装置の底面図である。 図16のドレッシング装置で使用された自在継手の斜視図である。 図16のドレッシング装置において研磨パッドにドレスボードが追従して傾いている様子を示す説明図である。 レーザ変位計による測定の様子を示す説明図である。 窓部材に対してエアを噴射している様子を示す説明図である。 研磨パッドが旋回してドレッシングされる様子を示す説明図である。 研磨パッドを旋回させる機能を有するドレッシング装置の内部の様子を模式的に示した側面図である。 ドレスボードが自在継手を介して設けられた場合における研磨パッド旋回時のドレスボードの追従性を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<基板処理システム>
先ず、本実施の形態にかかるドレッシング装置を備えた基板処理システムの構成について説明する。図1は、基板処理システム1の構成の概略を模式的に示す平面図である。図2及び図3は、各々基板処理システム1の内部構成を模式的に示す正面図と背面図である。基板処理システム1では、被処理基板としてのウェハWに所定の処理を行う。
基板処理システム1は、図1に示すように複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに所定の処理を施す複数の各処理装置を備えた処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接する露光装置12との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション13とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション10には、カセット載置台20が設けられている。カセット載置台20には、基板処理システムの外部に対してカセットCを搬入出する際にカセットCを載置するカセット載置板21が複数設けられている。
カセットステーション10には、図1に示すようにX方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23には、上下方向及び鉛直軸回り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数、例えば4つのブロック、すなわち第1のブロックG1~第4のブロックG4が設けられている。例えば処理ステーション11の背面側(図1のX方向正方向側、図面の上側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション11のカセットステーション10側(図1のY方向負方向側)には既述の第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション11のインターフェイスステーション13側(図1のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
例えば第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理装置、例えばウェハWを現像処理する現像処理装置30、ウェハWの処理膜の下層に反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成装置31、ウェハWにレジストを塗布して処理膜を形成する処理液塗布装置としてのレジスト塗布装置32、ウェハWの処理膜の上層に反射防止膜(以下「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成層内33が下からこの順に配置されている。
例えば現像処理装置30、下部反射防止膜形成装置31、レジスト塗布装置32、上部反射防止膜形成装置33は、それぞれ水平方向に3つずつ並べて配置される。なお、これら現像処理装置30、下部反射防止膜形成装置31、レジスト塗布装置32、上部反射防止膜形成装置33の数や配置は、任意に選択できる。
これら現像処理装置30、下部反射防止膜形成装置31、レジスト塗布装置32、上部反射防止膜形成装置33では、例えばウェハW上に所定の処理液を塗布するスピンコーティングが行われる。スピンコーティングでは、例えば塗布ノズルからウェハW上に処理液を吐出すると共に、ウェハWを回転させて、処理液をウェハWの表面に拡散させる。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すようにウェハWの加熱や冷却といった熱処理を行う熱処理装置40や、レジスト液とウェハWとの定着性を高めるために疎水化処理を行う疎水化処理装置41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光装置42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。これら熱処理装置40、疎水化処理装置41、周辺露光装置42の数や配置についても、任意に選択できる。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1~第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばY方向、X方向、θ方向および上下方向に移動自在な搬送アーム70aを有する、ウェハ搬送装置70が複数配置されている。ウェハ搬送装置70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3および第4のブロックG4内の所定の装置にウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、図3に示すように、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。
シャトル搬送装置80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡し装置52と第4のブロックG4の受け渡し装置62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側の隣には、ウェハ搬送装置81が設けられている。ウェハ搬送装置81は、例えばX方向、θ方向および上下方向に移動自在な搬送アーム81aを有している。ウェハ搬送装置81は、搬送アーム81aによってウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡し装置にウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション13には、ウェハ搬送装置90、受け渡し装置91、及び、後述の基板の裏面研磨装置100が設けられている。ウェハ搬送装置90は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム90aを有している。ウェハ搬送装置90は、例えば搬送アーム90aにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡し装置、受け渡し装置91、裏面研磨装置100、及び露光装置12との間でウェハWを搬送できる。
以上の基板処理システム1には、図1に示すように制御部110が設けられている。制御部110は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理システム1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部110にインストールされたものであっても良い。
<裏面研磨装置100>
次に、本発明の実施の形態に係るドレッシング装置を有する、基板の裏面研磨装置100の構成について説明する。
図4は裏面研磨装置100の構成の概略を模式的に示す平面図、図5は裏面研磨装置100の構成の概略を模式的に示す側面図である。
裏面研磨装置100は、上面が開口した筐体111の内部に、研磨対象となるウェハWを水平に保持する保持部材112が、例えば3か所に設けられている。この保持部材112は、筐体111内に設けられている回転可能なリング部材113の内周に設けられており、リング部材113に設けられた保持部材駆動機構(図示せず)によって、ウェハWの中心方向に移動して、ウェハWの周縁部を押圧自在であり、押圧状態にてウェハWを水平状態で保持することが可能である。そしてリング部材113の回転により、保持されたウェハWは回転可能である。
筐体111の底部には、保持部材112に保持されたウェハWの裏面に対して洗浄液を噴射するノズル114が、支持体115を介して設けられている。
また筐体111の底部には、洗浄液等を排出するためのドレン管120と、裏面研磨装置100の筐体111内に下方向の気流を形成し、且つ当該気流を排気するための排気管121が設けられている。
<研磨機構130>
筐体111の内部には、保持部材112によって水平状態に保持されたウェハWの裏面を研磨する研磨機構130が設けられている。研磨機構130においては、ウェハWの裏面研磨を行う際にウェハWに当接させる研磨部材としての研磨パッド131が、支持体132の上面に固定されている。
支持体132は、回転可能な支持柱133の上部に設けられており、支持柱133は水平方向に伸びた支持アーム134に設けられている。そして支持アーム134は筐体111内のY方向に伸びた駆動機構135に設けられ、駆動機構135の長手方向に沿って、Y方向に移動自在である。また支持アーム134は、上下方向にも移動自在である。そして駆動機構135は、筐体111内の底部に、X方向に沿って設けられたレール136に沿って、X方向に移動自在である。かかる構成により、研磨パッド131は筐体111内を三次元移動可能になっている。
<ドレッシング装置200>
実施の形態にかかるドレッシング装置200は、図4に示すように、保持部材112に保持されたウェハWと平面視で重なることがないように、ウェハWからは離隔して筐体111内に設けられている。
図6はドレッシング装置200の斜視図、図7はドレッシング装置200の構成の概略を示す正面図、図8は底面図である。
これら図6~図8に示したように、ドレッシング装置200は、天板部201と、天板部201の下面側に設けられた筒状のスカート部202とを有している。これら天板部201とスカート部202とでバス部材203が構成される。スカート部202は、研磨パッド131を収容可能な内径、上下方向長さを有している。
天板部201には、天板部201を貫通して、バス部材203内にガス及び洗浄液を同時に噴射する二流体ノズル204が設けられている。また天板部201の内側下面には、研磨パッド131のドレッシングを行うドレッシング部材としてのドレスボード205が設けられている。ドレスボード205は、図8に示したように、円盤の一部を直線で切り取った形状を有し、研磨パッド131の半分以上をカバーする大きさを有している。
またスカート部202には、ドレスボード205の下面側にて、水平方向にリンス液を供給するリンスノズル206が設けられている。
実施の形態にかかるドレッシング装置200は、以上の構成を有しており、次にこのドレッシング装置200を用いたドレッシング方法について説明する。
<ドレッシング方法>
ドレッシング装置200によって、研磨パッド131を洗浄、ドレッシングする場合には、たとえば次のように行われる。まず支持柱133をバス部材の203の下方に位置させ、その後支持柱133を上昇させて、図7に示したように、研磨パッド131の研磨面をバス部材203内に収容する。この状態で研磨パッド131を回転させながら、二流体ノズル204からガス、例えば窒素ガスと、洗浄液、例えば純水を研磨パッド131の上面の研磨面に向けてスプレー状に噴射する。これによって、研磨パッド131の研磨面は洗浄される。
また研磨パッド131のドレッシングを行うには、図9に示したように、研磨パッド131をさらに上昇させて、研磨パッド131の研磨面をドレスボード205に当接させて、所定の圧力で押圧する。この状態でリンスノズル206から研磨パッド131の研磨面とドレスボード205の接触面に向けてリンス液を供給しながら、研磨パッド131を回転させることで、研磨パッド131のドレッシングを行なうことができる。
以上のように、実施の形態にかかるドレッシング装置200を用いたドレッシング方法によれば、下面が開口したバス部材203に研磨パッド131の研磨面を収容した状態で、研磨パッド131の洗浄とドレッシングを行うことができるから、研磨パッド131を回転させながら、洗浄、ドレッシングを行なっても、その際に周囲に飛散する洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジは、バス部材203のスカート部202の内側に当たって、そのまま落下するので、バス部材203の外側周囲に飛散することはない。そしてドレッシング装置200自体は、平面視において研磨対象であるウェハWと重ならない位置に設置されるので、落下した洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジは、裏面研磨対象となるウェハWに付着することはない。さらにスカート部202の下端部をウェハWの表面より下方に位置させることでより確実に洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジのウェハWへの飛散付着を防止することができる。
なおバス部材203から落下した洗浄液や砥石くず、あるいはスラッジは、筐体111の底部に設けられたドレン管120から排出されるが、筐体111内の雰囲気の汚染をより効果的に防止するために、バス部材203の下方にドレンパンを設け、一旦このドレンパンで受け止めてから筐体111から排出するようにしてもよい。
またドレッシングの際には、リンスノズル206からリンス液を研磨パッド131の研磨面に供給するようにしたが、二流体ノズル204からリンス液や洗浄液を供給するようにしてもよい。この場合には、リンスノズル206は不要である。
またさらに、図10に示したように、ドレスボード205に円形のものを採用すると共に、ドレスボード205を回転させるようにしてもよい。これによってより効果的にドレッシングを行なうことが可能である。
また前記実施の形態では、洗浄液として純水を用いたいが、もちろん純水に限られるものではない。また洗浄液に加熱したものを採用することで、洗浄効果をより向上させることができる。
ところで研磨パッド131によってウェハ裏面を研磨する際には、押付圧を所定値に調整することが必要である。実施の形態にかかるドレッシング装置200においては、ドレスボード205の下面を、ウェハWの裏面と同一高さにしておくことで、事前の押付圧の確認、調整をおこなうことができる。これを押付圧静定と呼ぶ。
すなわち、図11に示したように、研磨パッド131の回転を停止し、リンス液の供給、並びに二流体ノズル204からの噴射を停止し、その状態で研磨パッド131を上昇させてドレスボード205に押し当てる。これによって押付圧静定が行なえる。なお押付圧を適切に調節するために、たとえばドレスボード205に適宜の圧力センサを設けておけばよい。
以上のドレッシング装置200を用いたウェハWの研磨、洗浄、ドレッシング、押付圧静定のシーケンスの例を説明する。
<シーケンス例1>
まず、裏面研磨を行うウェハWのロットの最初の1枚について、裏面研磨を行う前に、まずドレッシング装置200に研磨パッド131を移動させる。そしてウェハW裏面に対する押付圧を静定する。次いで押付圧静定された研磨パッド131を裏面研磨装置100側に移動し、ウェハWの裏面研磨を行う。そして当該ウェハWの裏面研磨が終了すると、研磨パッド131をドレッシング装置200側に移動させ、ドレッシングと洗浄を行う。かかるシーケンスは、1枚のウェハWに対する研磨が終了するたびに、ドレッシングと洗浄を行う例である。特に1回の研磨処理でも、研磨パッド131の研磨面の細孔等にスラッジが入り込んで性能が大きく低下する場合に有用である。
<シーケンス例2>
まず、裏面研磨を行うウェハWのロットの最初の1枚について、裏面研磨を行う前に、まずドレッシング装置200に研磨パッド131を移動させる。そしてウェハW裏面に対する押付圧を静定する。次いで押付圧静定された研磨パッド131を裏面研磨装置100側に移動し、ウェハWの裏面研磨を行う。そして当該ウェハWの裏面研磨が終了すると、研磨パッド131をドレッシング装置200側に移動させ、洗浄のみを行う。洗浄が終了すると研磨パッド131を裏面研磨装置100側に移動し、ウェハWの裏面研磨を行う。このように一定の研磨枚数に達するまでは、研磨終了後に洗浄のみを行う。そして所定の枚数に達した時点で、ドレッシングと洗浄の双方を実施する。これは、1回の研磨処理では、研磨パッド131の性能がさほど低下せず、所定の研磨処理が実施できるケースに有用である。
上記したように、1回の裏面研磨ごとに研磨パッド131のドレッシング、洗浄を実施するか、所定枚数に達するまでは洗浄のみを行うかの判断については、例えば研磨パッド131の撮像結果に基づいて行うようにしてもよい。すなわち、例えばドレッシング装置200内に、研磨パッド131の研磨面を撮像するカメラなどを設け、当該カメラで得られた研磨パッド131の研磨面の表面状態の画像のグレースケールやRGBデータを基に判断して、これを行うようにしてもよい。
またドレッシング装置200の各部材の組み付け精度にもよるが、組み付けに多少のばらつきがあっても、その影響を受けずに適切に研磨パッド131のドレッシングを行うため、ドレスボード205は、バネなどの弾性部材を介して、天板部201に設けてもよい。
また前記実施の形態では、ドレスボード205は、円盤の一部を直線で切り取った形状を有し、これを天板部201の下面に固定した構成であったが、これに代えて、外形が円柱形状の棒状のドレッシング部材を用いてもよい。
図12~図14は、かかる外形が円柱形状のドレッシング部材250を採用したドレッシング装置300を示しており、図12は斜視図、図13はバス部材203内のドレッシング部材250の様子を示す斜視図、図14は同正面図である。
この例において、ドレッシング部材250は、例えば研磨パッド131の直径上に位置し、かつ研磨パッド131の直径よりも長い長さを有している。なおドレッシング部材250は必ずしもそのように直径よりも長い長さを有する必要はなく、例えば研磨パッド131の直径上に位置させれば、少なくとも研磨パッド131の中心まで届く長さを有していればよい。ドレッシング部材250は、図13に示した支持部材251に、軸心を中心として回転自在に取り付けられている。そしてこの支持部材251は、天板部201に設けられた取付部材252のバス部材203の内側下面側に、支軸253を介して取り付けられ、この支軸253を支点として支持部材251は、搖動自在である。また支持部材251の両端部には、それぞれバネ254の一端部が固定され、バネ254の他端部は、それぞれ取付部材252に固定されている。
この棒状のドレッシング部材250によれば、図14に示したように、支軸253を支点として搖動自在であるから、前記したようにドレッシング装置200の各部材等の組み付けにばらつきがあったり、研磨パッド131が振動等により揺れ動いたりしても、それに追従してドレッシング部材250を常に研磨パッド131の研磨面に当接させることが可能である。なおバネ254は必ずしも必要ではない。
さらにこのように棒状としたドレッシング部材250については、図15に示したように、端部と他端部の直径が異なっているテーパー形状を有するドレッシング部材260としてもよい。かかるテーパー形状を有するドレッシング部材260を用いても、研磨パッド131の研磨面に能く追従して、研磨パッド131の研磨面をドレッシングすることが可能である。
すなわちドレッシング部材260をテーパー形状にすることで、研磨パッド131の回転からドレッシング部材260が受けるトルクに差をつけることができ、研磨パッド131の回転でドレッシング部材260の両端にかかる力は同じでも、支持部材251からドレッシング部材260のドレス面までの距離が長い側、すなわち径の大きい側がトルクが大きくなり、これによってドレッシング部材260の回転を適切に行うことができる。
なお、前記した棒状のドレッシング部材250、260については、ドレッシング部材250、260の長さが研磨パッド131の直径よりも長く設定していたが、もちろん研磨パッド131の半径よりも長く設定されていてもよい。
<自在継手を有するドレッシング装置>
さらに他の実施の形態にかかるドレッシング装置について説明する。図16の斜視図、図17の底面図で示したドレッシング装置400は、ドレスボード205が自在継手を介してバス部材203に設けられた例を示している。
この例では、ドレスボード205は図18に示したように、自在継手401を介して、バス部材203の天板部201に固定されている。この自在継手401は、十字型のクロススパイダ401aを用いたカルダンジョイント方式の自在継手の構成を採っているが、駆動軸と従動軸のように軸を回転させる必要はなく、ドレスボード205の傾き、搖動等による角度変動を吸収できるものであればよい。この例では、自在継手の一方の軸に相当する固定部401bが天板部201に固定され、他の軸に相当する固定部401cがドレスボード205の上面と固定されている。
かかる構成のドレッシング装置400によれば、図19(a)に示したように、研磨パット131が傾いたとしても、既述したようにドレスボード205は自在継手401を介してバス部材203の天板部201に固定されているから、ドレスボード205の傾き、搖動等による角度変動を吸収できる。したがって図19(b)に示したように、装置の組み付け等が原因で研磨パット131が傾いても、それに追従してドレスボード205が傾き、常に研磨パット131の全面にドレスボード205の下面が均一に当接して、所定のドレッシングを行うことが可能である。
またこのような構成のドレッシング装置400によれば、例えばスポンジのような材質の弾性体と異なり、部位や変位によって反発力が変わることはないので、常に均一な面圧を得ることができる。またゴムやスポンジと比べて経年劣化、個体差もない。そしてドレスボード205と研磨パッド131との厳密な位置調整も可能となっている。
<レーザ変位計を有するドレッシング装置>
図16に示したドレッシング装置400は、前記した自在継手401以外に、レーザ変位計410が設けられている。このレーザ変位計410は、天板部201に形成された窓411を通して、ドレッシング装置400のバス部材203内に位置している研磨パッド131の表面にレーザ光Lを照射して、研磨パッド131表面(上面)の砥石部分の摩耗量を検知するものである。窓411には、図20に示したように、透明なアクリル板、ガラス板などの透光材料などからなる窓部材412が設けられている。この窓部材412によって、ドレッシング時の洗浄液が、レーザ照射部413の照射面413aに付着することが防止される。
そしてレーザ変位計410からのレーザ光Lによって、研磨パッド131表面(上面)の砥石部分の摩耗量を検知することができるから、研磨パッド131を適切な時期に交換することが可能である。なおレーザ変位計410による研磨パッド131表面(上面)の砥石部分の摩耗量の測定タイミングは、たとえばドレッシングが終了した後に行うのがよい。その際、研磨パッド131の表面には、リンスした際の洗浄液が残っているので、レーザ変位計410による測定の際には、研磨パッド131の表面の水を除去することが望ましい。
かかる場合、ドレッシング装置400には、ドレッシング装置200と同様、バス部材203内にガス及び洗浄液を同時に噴射する二流体ノズル204が設けられているので、ガスのみを研磨パッド131の表面に吹き出させることによって研磨パッド131表面の水を容易に除去することができる。これによって研磨パッド131表面の砥石部分の厚さを正確に測定して、精度の高い摩耗量の検出をすることが可能になる。
またこの種のレーザ変位計を実際に用いて検出を行なったところ、砥石表面が洗浄された後の研磨パッドと、目視上明らかに汚れて色が変わった研磨パッドとで確認した結果、検出距離のズレが見られた。このズレはレーザ変位計の誤差より大きく、また、異物による目詰まりの影響としては大きすぎるため(測定結果で約0.3mmのズレが確認された)、表面の色の違いも影響していると考えられる。このことから、例えば測定結果と汚れ度合いに応じたデータとを参照して汚れ度合いを検出したり、研磨処理前や洗浄後又はドレッシング後など同じ工程段階における測定結果を比較して、決められた研磨パッドであるかどうかを判断することも可能と考えられる。
さらにまたレーザ変位計410によって、研磨パッド131表面の砥石部分の厚さを測定する場合、研磨パッド131の回転と合わせることで、研磨パッド131の面内の周方向の偏摩耗等によるプロファイルを得ることができる。これによって、研磨パッド131の表面状態の把握と適切な管理を行なうことが可能である。かかる場合、前記した汚れ度合いも併せて加味することで、より正確に研磨パッド131の表面状態を把握することができる。
一方で、窓411の窓部材412の下面側には、ドレッシング時の洗浄液が付着する可能性も否定できない。かかる事態に備えドレッシング装置400には、図16、図21に示したように、窓部材412の下面側にガスを噴出するガスノズル421が設けられている。これによって、ガスノズル421の噴出口422から吹出されたガスは、図21に示したように、窓部材412の下面側に付着した洗浄液の水滴を吹き飛ばすことができる。したがって窓部材412に付着した水滴等による測定の悪影響を防止することができる。
さらに、図21に示したように、ドレッシング装置400では、ガスノズル421の噴出口422と対向する側には、斜面423aを有するガイド部材423が設けられており、ガスノズル421の噴出口422から吹出されたガス(例えばエア)を斜め下方に案内するようになっている。これによってガスによって吹き飛ばされた水滴が、バス部材203の他の部材等に突き当たって反射して再び窓部材412に付着することは防止される。
<公転ドレッシング>
前記したドレッシング装置200、400では、研磨パッド131自体を支持体132を介して回転可能な支持柱133によって支持し、研磨パッド131をドレスボード205に接触させてドレッシングを行なう際には、研磨パッド131自体を支持柱133を中心として回転させて行うようにしていた。このようないわば研磨パッド131の自転方式のドレッシング方法では、ドレッシング自体や研磨パッド131自体には問題ないものの、ドレスボード205においては、研磨パッド131と常に接触する部分とそれ以外の部分では、摩耗量に差が生ずる可能性がある。
かかる点に鑑み、図22に示したように、研磨パッド131自体を回転させずに、研磨パッド131を当該研磨パッド131の中心以外の箇所を中心として旋回させながらドレスボード205に接触させて、ドレッシングを行なうようにしてもよい。いわば研磨パッド131をドレスボード205に対して公転させてドレッシングを行なう方法によってドレッシングを実施してもよい。
これによって、ドレスボード205の全面に対して研磨バッド131が接触してドレッシングを行なうことが可能になり、その結果ドレスボード205の摩耗の偏りは防止され、ドレスボード205を最後まで有効に使用することができる。もちろんかかる旋回は、研磨バッド131のどの箇所も旋回中にドレスボード205と接触するように旋回半径を設定することにより、研磨バッド131を均一にドレッシングを行なうことが可能になる。
このようないわば公転方式のドレッシングを実施する装置としては、例えば図23に示したように、研磨パッド131を支持する支持柱133を、旋回する支持体431に支持させて、バス部材203内で研磨パッド131を旋回させるようにすればよい。
もちろんそのような公転方式のドレッシングを行う場合でも、研磨パッド131自体を回転(自転)させるようにしてもよい。
また公転方式を作用した場合でも、ドレスボード205は、前記したように自在継手401を介して、バス部材203の天板部201に設けてもよい。そうすることで、図24に示したように、研磨パッド131が旋回する際に傾いても、ドレスボード205がその傾きに追従して傾き、常に研磨パット131にドレスボード205の下面を当接させることが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ウェハの裏面を研磨する研磨部材のドレッシングに有用である。
1 基板処理システム
100 裏面研磨装置
131 研磨パッド
132 支持体
133 支持柱
161 移動機構
200 ドレッシング装置
201 天板部
202 スカート部
203 バス部材
204 二流体ノズル
205 ドレスボード
206 リンスノズル
W ウェハ

Claims (14)

  1. 基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行うドレッシング装置であって、
    天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材と、
    前記バス部材に設けられ、前記収容された研磨部材の研磨面に対して洗浄液を供給するノズルと、
    前記バス部材に設けられ、前記収容された研磨部材の研磨面と当接可能なドレッシング部材と、を有し、
    平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置に設置され
    前記研磨対象である基板の表面よりも、前記スカート部の下端部の方が下方に位置するように設置されることを特徴とする、基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  2. 前記ドレッシング部材は、前記研磨部材の研磨面側が平坦形状をなし、かつ前記研磨部材の半分以上をカバーする形状を有していることを特徴とする、請求項1に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  3. 前記ドレッシング部材は、回転可能であることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  4. 前記ドレッシング部材は、外形が円柱形状をなし、前記ドレッシング部材の周面が前記研磨部材の研磨面に当接可能なように配置され、前記研磨部材の回転に追従して回転することを特徴とする、請求項1に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  5. 前記ドレッシング部材は、一端部と他端部の直径が異なっているテーパー形状を有することを特徴とする、請求項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  6. 前記ドレッシング部材は、長手方向における端部以外に設定された支点を中心として搖動自在であることを特徴とする、請求項またはのいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  7. 前記ドレッシング部材は、弾性部材を介して前記バス部材に設けられていることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  8. 前記ドレッシング部材は、自在継手を介して前記バス部材に設けられていることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  9. 前記研磨部材の研磨面を監視するための撮像装置を有することを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  10. 前記研磨部材の研磨面の表面状態を監視するレーザ変位計を有することを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング装置。
  11. 基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行う方法であって、
    天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材を用い、
    平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置、かつ、前記スカート部の下端部が前記研磨対象である基板の表面よりも下方に位置する状態にて、前記バス部材の内側で、前記研磨部材を回転させながら前記研磨部材の研磨面に洗浄液を供給して洗浄を行い、前記研磨部材を回転させながら前記バス部材に設けられたドレッシング部材を研磨部材の研磨面と当接させてドレッシングを行うことを特徴とする、基板裏面研磨部材のドレッシング方法。
  12. 基板の裏面を研磨する研磨部材のドレッシングを行う方法であって、
    天板部と当該天板部の下面側に設けられた筒状のスカート部を備え、前記研磨部材を上方から収容可能なバス部材を用い、
    平面視において研磨対象である前記基板と重ならない位置、かつ、前記スカート部の下端部が前記研磨対象である基板の表面よりも下方に位置する状態にて、前記バス部材の内側で、前記研磨部材の研磨面に洗浄液を供給して洗浄を行い、前記研磨部材を当該研磨部材の中心以外の箇所を中心として旋回させながら前記バス部材に設けられたドレッシング部材を研磨部材の研磨面と当接させてドレッシングを行うことを特徴とする、基板裏面研磨部材のドレッシング方法。
  13. 前記バス部材の内側にて、基板の裏面研磨の際の、前記研磨部材の基板裏面に対する押付圧を調節することを特徴とする、請求項11または12のいずれか一項に記載の基板裏面研磨部材のドレッシング方法。
  14. 請求項に記載のドレッシング装置を用いて、研磨部材の洗浄及びドレッシングを行う方法であって、
    前記撮像装置で得た研磨部材の研磨面の表面状態に基づいて、洗浄及びドレッシングを行うことを特徴とする、基板裏面研磨部材のドレッシング方法。
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