JP4589863B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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この発明は、基板洗浄ブラシを用いた基板処理装置および基板処理方法に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造のために用いられる基板である半導体ウエハの表面は、その全域がデバイスの形成に用いられるわけではない。すなわち、半導体ウエハの表面の周縁部の所定幅の領域は、デバイスが形成されない非デバイス形成領域である。この非デバイス形成領域の内側の中央領域がデバイス形成領域となっている。
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハを洗浄するために用いられる基板処理装置は、主として、デバイス形成領域を清浄化するための洗浄処理を半導体ウエハに対して施す。たとえば、半導体ウエハの周端面を複数個の挟持ピンによって挟持するメカニカルチャックにより半導体ウエハを保持して回転させる一方で、半導体ウエハの主面を洗浄ブラシで洗浄する構成により、デバイス形成領域が洗浄される。
この場合、洗浄ブラシと挟持ピンとの干渉を回避する必要があるから、ウエハの周縁部(非デバイス形成領域)および当該ウエハの周端面(以下、両方の領域を総称するときは「周縁領域」という。)については、洗浄を行うことができない。また、ウエハの周縁領域は、基板処理装置内で半導体ウエハをハンドリングする基板搬送ロボットのハンドや、ウエハを保持しておくためのキャリヤ(カセット等)の基板保持棚と接触する。そのため、これらの領域には、異物が付着しやすい。
プロセスによっては、半導体ウエハの周縁領域の汚染が、半導体ウエハの処理品質に対して無視できない影響を与える場合がある。具体的には、半導体ウエハを処理液中に浸漬して処理する場合である。より具体的には、いわゆるバッチ処理工程では、複数枚のウエハが垂直姿勢で処理液槽内に並置されて浸漬される。この状況では、半導体ウエハの周縁領域に付着した異物が処理液中に拡散し、デバイス形成領域に再付着するおそれがある。
そのため、最近では、半導体ウエハの周縁領域の洗浄に対する要求が高まっている。とくに、デバイス形成領域が清浄な状態に保持されている半導体ウエハについては、デバイス形成領域への悪影響を回避するために、その周縁領域のみを選択的に洗浄することが望まれている。
特開2003−197592号
半導体ウエハの周縁領域の洗浄は、たとえば、半導体ウエハを回転させる一方で、半導体ウエハの周縁領域に洗浄ブラシを押し当てる構成によって実現できると考えられる。
洗浄ブラシとしては、PVA等のスポンジを材料とするものを適用することが考えられる。しかし、スポンジ状の洗浄ブラシは容易に変形するため、半導体ウエハに対する押し付け力の制御が困難であり、十分な面圧が得られずに、洗浄が不十分になったり、洗浄にむらができたりする問題が予想される。
より硬い材料で洗浄ブラシを構成することによってその弾性変形を抑制することが考えられる。しかし、この場合には、洗浄ブラシを半導体ウエハのエッジ形状に馴染ませるように弾性変形させることが困難になり、周縁領域の一部しか洗浄できなくなるおそれがある。さらに、洗浄ブラシを半導体ウエハに強く押し付ける必要があるから、洗浄ブラシの摩耗が激しくなるうえ、半導体ウエハに損傷を与えるおそれもある。
そこで、この発明の目的は、スポンジ状の基板洗浄ブラシによって基板の周縁領域を良好に洗浄することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を保持する基板保持機構(1)と、この基板保持機構に保持された基板の周端面(8)に当接する周端面洗浄部(31)と、前記基板の一方表面の周縁部(9)に当接する周縁部洗浄部(32,321,322)とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシ(10,110,210)と、前記周端面洗浄部の形状を保持するための第1サポート部材(35)と、前記周縁部洗浄部の形状を保持するための第2サポート部材(36,361,362)と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に沿う方向に移動させる第1駆動機構(12)と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に直交する方向に移動させる第2駆動機構(13)と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の周端面に押し付けるように前記第1駆動機構を制御するとともに、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁部に押し付けるように前記第2駆動機構を制御する制御手段(55)とを含前記周端面洗浄部は、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、側面を基板に押し付ける当接面(31a)とした円柱形状に形成されており、前記周縁部洗浄部は、前記周端面洗浄部の端面に結合され、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、前記周端面洗浄部よりも大径で、当該周端面洗浄部側の端面を基板に押し付ける当接面(32a)とした円柱形状(好ましくは円板形状)に形成されており、前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されている、基板処理装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、スポンジ状の基板洗浄ブラシは、周端面洗浄部および周縁部洗浄部を有し、周端面洗浄部は第1サポート部材によってその形状が保持され、周縁部洗浄部は第2サポート部材によってその形状が保持されるようになっている。したがって、基板洗浄ブラシを基板保持機構に保持された基板の周端面および周縁部にそれぞれ押し付けたとき、スポンジ状の基板洗浄ブラシの弾性変形量に応じた(すなわち、基板に対する押し込み量に応じた)押し付け力を得ることができる。したがって、この発明では、基板洗浄ブラシを基板の表面に沿う方向に移動させる第1駆動機構と、基板洗浄ブラシを基板の表面に直交する方向に移動させる第2駆動機構とを制御することにより、基板洗浄ブラシの基板周端面および基板周縁部に対する各押し付け力を正確に制御することができる。これによって、基板の周端面および周縁部を含む周縁領域の洗浄を良好に行うことができる。むろん、スポンジ状の基板洗浄ブラシは、基板の周縁領域の形状に容易になじませることができ、基板に強く押し付ける必要もないので、その摩耗が激しくなったり、基板に損傷を与えたりするおそれもない。
また、周端面洗浄部は、基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、円柱形状に形成されており、周縁部洗浄部は、基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、周端面洗浄部よりも大径の円柱形状に形成されている。この構成により、周端面洗浄部の側面を基板の周端面に押し付けつつ、周縁部洗浄部の頂面において周端面洗浄部からはみ出た領域を基板の一方表面の周縁部に押し付けることができる。また、周端面洗浄部および周縁部洗浄部において、基板に押し付けられる領域は、それらの円柱形状の軸線まわりに基板洗浄ブラシを所定角度だけ回転させることにより、適宜変更することができる。これにより、基板の洗浄によって基板洗浄ブラシの一部の領域が摩耗したときは、基板洗浄ブラシの他の領域を用いることによって、引き続き、基板の周縁領域を良好に洗浄することができる。
さらに、第2サポート部材は、周縁部洗浄部における洗浄幅を規定する。すなわち、周縁部洗浄部がサポート部材よりも大きく、第2サポート部材が周縁部洗浄部の一部の領域を支持しているに過ぎない場合には、周縁部洗浄部を基板の周縁部に押し付けたときに、周縁部洗浄部の第2サポート部材に支持されていない部分(32b)は、弾性変形によって、基板に直交する方向に逃げてしまう。そのため、第2サポート部材によって支持されている領域に関してのみ、基板周縁部の洗浄を行うことができる。こうして、第2サポート部材が、基板洗浄部の洗浄幅を規定することになる。
第1および第2サポート部材は、たとえば、樹脂材料で構成されたものであってもよく、少なくとも基板洗浄ブラシよりも剛性の高い剛体であることが好ましい
請求項記載の発明は、前記円柱形状の周端面洗浄部の両端に一対の前記周縁部洗浄部(321,322)がそれぞれ結合されている、請求項記載の基板処理装置である。
この構成によれば、周端面洗浄部の両端面に一対の周縁部洗浄部がそれぞれ結合されているので、基板洗浄ブラシを周端面洗浄部の軸線方向に移動することによって、基板保持機構に保持された基板のいずれの側の表面の周縁部に関する洗浄をも行うことができる。したがって、たとえば、基板の一方表面がデバイス形成面であり、このデバイス形成面の周縁部をスクラブ洗浄する場合に、基板保持機構に保持される基板の向きに応じて一対の周縁部洗浄部のいずれかを用いることによって、デバイス形成面の周縁部を洗浄できる。
請求項記載の発明は、前記第1サポート部材は、前記円柱形状の周端面洗浄部の中心軸に沿うサポート軸であり、前記第2サポート部材は、前記円柱形状の周縁部洗浄部の前記周端面洗浄部とは反対側の端面に当接するサポート円板である、請求項1または2記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第1サポート部材が、周端面洗浄部の中心軸に沿うサポート軸であるので、円柱形状の周端面洗浄部の側面を基板の周端面に押し付けたときに、周端面洗浄部が、その弾性変形によって、基板の表面に沿う方向に逃げてしまうことを確実に抑制または防止できる。また、第2サポート部材は、円柱形状の周縁部洗浄部の端面に当接するサポート円板であるので、基板洗浄ブラシを基板の周縁部に押し付けたときに、周縁部洗浄部が、その弾性変形によって、基板に直交する方向に逃げてしまうことを確実に抑制または防止することができる。
請求項記載の発明は、前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けるサポート部材取り付け手段(47)をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置である
請求項記載の発明は、前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、請求項記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第2サポート部材が基板洗浄ブラシに対して着脱自在であるため、異なる洗浄幅を規定する複数種類の第2サポート部材を準備しておけば、第2サポート部材を交換することによって、基板洗浄ブラシを交換することなく、周縁部洗浄部による洗浄幅を容易に変更することができる。
請求項記載の発明は、前記基板洗浄ブラシと前記基板保持機構に保持された基板とを、前記基板洗浄ブラシが当該基板の周縁部に沿って移動するように相対移動させる相対移動機構(1)をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置である。この構成により、基板の周縁部を効率的にスクラブ洗浄することができる。
請求項記載の発明は、前記基板保持機構は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構(1)であり、前記相対移動機構は、前記基板保持回転機構を含む、請求項記載の基板処理装置である。この構成により、基板洗浄ブラシを基板の周縁領域に押し付けるとともに、基板保持回転機構によって基板を回転させれば、基板の周縁領域をスクラブ洗浄することができる。
請求項記載の発明は、基板保持機構(1)によって基板(W)を保持する基板保持工程と、この基板保持機構に保持された基板の周端面(8)に当接する周端面洗浄部(31)と、前記基板の一方表面の周縁部(9)に当接する周縁部洗浄部(32,321,322)とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシ(10)の前記周端面洗浄部の形状を第1サポート部材(35)で保持するとともに、前記周縁部洗浄部の形状を第2サポート部材(36,361,362)で保持する工程と、前記基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の基板の周端面に対する押し込み量を制御するとともに、前記周縁部洗浄部の基板の周縁部に対する押し込み量を制御する工程とを含前記周端面洗浄部は、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、側面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、前記周縁部洗浄部は、前記周端面洗浄部の端面に結合され、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、前記周端面洗浄部よりも大径で、当該周端面洗浄部側の端面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されている、基板処理方法である。
この方法によれば、スポンジ状の基板洗浄ブラシは、周端面洗浄部および周縁部洗浄部を有し、周端面洗浄部は第1サポート部材によってその形状が保持され、周縁部洗浄部は第2サポート部材によってその形状が保持されるようになっている。したがって、基板洗浄ブラシを基板保持機構に保持された基板の周端面および周縁部にそれぞれ押し付けたとき、基板に対する押し込み量に応じた押し付け力を得ることができる。そこで、基板洗浄ブラシの基板周端面および基板周縁部に対する各押し込み量を制御することによって、基板の周端面および周縁部に対して基板洗浄ブラシを適切な押し付け力で押し付けることができ、その結果、周縁領域の洗浄を良好に行うことができる。
請求項9記載の発明は、基板を保持する基板保持機構と、この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシと、前記周端面洗浄部の形状を保持するための第1サポート部材と、前記周縁部洗浄部の形状を保持するための第2サポート部材と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に沿う方向に移動させる第1駆動機構と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に直交する方向に移動させる第2駆動機構と、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の周端面に押し付けるように前記第1駆動機構を制御するとともに、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁部に押し付けるように前記第2駆動機構を制御する制御手段と、前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けるサポート部材取り付け手段とを含み、前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されており、前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、基板処理装置である。
また、請求項10記載の発明は、基板保持機構によって基板を保持する基板保持工程と、この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の形状を第1サポート部材で保持するとともに、前記周縁部洗浄部の形状を第2サポート部材で保持する工程と、前記基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の基板の周端面に対する押し込み量を制御するとともに、前記周縁部洗浄部の基板の周縁部に対する押し込み量を制御する工程とを含み、前記第2サポート部材は、サポート部材取り付け手段によって前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けられ、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されており、前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、基板処理方法である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の主要部の概略構成を示す平面図である。この基板処理装置100は、半導体ウエハのようなほぼ円形の基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置である。この基板処理装置100は、1枚の基板Wをほぼ水平に保持して回転させる基板保持回転機構1と、基板Wをスクラブ洗浄するための基板洗浄機構2とを備えている。
基板保持回転機構1は、対向配置された一対の基板保持ハンド3を備えている。基板保持ハンド3には、基板Wを保持するための各3つの保持ローラ4a,4b,4cが立設されている。保持ローラ4a,4b,4cは、基板Wの断面形状に対応した円周上に配置されており、基板Wは、保持ローラ4a,4b,4cの側面にその周端面8が当接した状態でほぼ水平に保持される。
3つの保持ローラ4a,4b,4cのうち中央の1つの保持ローラ4aには、保持ローラ駆動モータ5の駆動力がベルト6aを介して伝達されるようになっている。また、中央の保持ローラ4a,4b,4cに与えられた駆動力が、ベルト6bを介して、保持ローラ4b,4cにそれぞれ伝達されるようになっている。これにより、保持ローラ駆動モータ5によって中央の保持ローラ4aが駆動されると、これに伴って、他の2つの保持ローラ4b,4cも回転する。その結果、保持ローラ4a,4b,4cに保持されている基板Wが回転する。
また、一対の基板保持ハンド3は、それぞれ、基板保持ハンド3を水平方向に進退させ、一対の基板保持ハンド3を互いに近接/離反させるための進退駆動機構としてのシリンダ7を備えている。これにより、基板保持ハンド3は、基板Wを保持ローラ4a,4b,4cの間で保持したり、この保持を解放したりすることができる。
基板洗浄機構2は、基板Wの周端面8(この実施形態では外側に凸の湾曲面形状の端面)および周縁部9(たとえば、基板Wの周端面8から3〜4mmの環状領域)をスクラブするスポンジ状の基板洗浄ブラシ10と、この基板洗浄ブラシ10を先端に保持した揺動アーム11と、この揺動アーム11を基板Wの回転範囲外に設定した鉛直軸線まわりに水平方向に沿って揺動させる揺動駆動機構12と、揺動アーム11を上下動させる昇降駆動機構13とを備えている。
図2は、基板洗浄ブラシ10に関連する構成を説明するための図解的な断面図である。揺動駆動機構12は、揺動アーム11に結合された回転軸20を鉛直軸線まわり回転させる揺動用モータ21を備えている。揺動用モータ21は、モータブラケット22を介して昇降台23に結合されている。昇降台23には、回転軸20を回転自在に保持する軸受24がはめ込まれている。また、昇降台23は、鉛直方向に沿って配置されたリニアガイド25に取り付けられている。これにより、昇降台23は、上下動可能とされている。
昇降台23には、ボールねじ機構26のボールナット27が固定されている。ボールねじ機構26のねじ軸28は、鉛直方向に沿って配置されていて、その下端には昇降用モータ29が結合されている。この構成により、昇降用モータ29を回転させることにより、ボールナット27とともに昇降台23を上下動させることができる。このように、ボールねじ機構26および昇降用モータ29などによって、揺動アーム11を上下動させる昇降駆動機構13が構成されている。
基板洗浄ブラシ10は、たとえば、PVA(Poly vinyl alcohol)からなるスポンジ状のものである。基板洗浄ブラシ10は、図3に示すように、比較的小径の円柱形状に形成された周端面洗浄部31と、比較的大径の円柱形状(円板形状)に形成された周縁部洗浄部32とを備え、ほぼ倒立T字状の断面形状を有している。周端面洗浄部31は、その側面が基板Wの周端面8に当接する当接面31aとなっている。この周端面洗浄部31の下端に、周縁部洗浄部32が一体的に結合されている。周端面洗浄部31および周縁部洗浄部32は、軸線を共有するように配置されている。周縁部洗浄部32の方が周端面洗浄部31よりも大径であるため、周縁部洗浄部32は、その上端面が周縁部洗浄部32の下端から(すなわち、当接面31aの下端から)側方に張り出している。この張り出し部の表面が、基板W下面の周縁部9に当接する当接面32aとなっている。すなわち、当接面32aは、周端面洗浄部31の周囲のドーナツ状の領域である。
この実施形態では、基板保持回転機構1は、基板Wのデバイス形成面(デバイスが作り込まれた側の表面)を下方に向けて当該基板Wを保持する。したがって、周縁部洗浄部32の当接面32aは、基板保持回転機構1による基板Wの回転に伴って、デバイス形成面の周縁部9をスクラブすることになる。
周端面洗浄部31および周縁部洗浄部32の中心軸に沿って、基板洗浄ブラシ10を回転させるための回転軸33が挿通されている。この回転軸33において、周端面洗浄部31を挿通している部分は、周端面洗浄部31の形状を保持するための第1サポート部材35としての機能を有するサポート軸となっている。この第1サポート部材35の下端には、円板状の第2サポート部材36が取り付けられている。この第2サポート部材36は、周縁部洗浄部32の下面に当接しており、この周縁部洗浄部32の形状を保持するサポート円板としての役割を担う。第1および第2サポート部材35,36は、樹脂材料で構成されており、基板洗浄ブラシ10よりも高い剛性を有する剛体である。
一方、回転軸33は鉛直方向に沿って配置されており、その上方部は、図2に示すように、揺動アーム11内に設けられた軸受37により、回転自在に支持されている。さらに、回転軸33の上端には、プーリ38が結合されており、このプーリ38には、ブラシ回転モータ40からの回転力が、プーリ41およびベルト42を介して伝達されるようになっている。これらは、基板洗浄ブラシ10を回転(自転)させるブラシ回転機構43を構成している。
図3に拡大して示されているように、回転軸33には、その途中部に、外側に張り出したフランジ45が形成されている。このフランジ45の下方側の部分が第1サポート部材35となっている。この第1サポート部材35に、基板洗浄ブラシ10が圧入され、さらに、第1サポート部材35の下端に第2サポート部材36が結合されている。第1サポート部材35の下端には、ねじ孔46が形成されていて、第2サポート部材36の中央を貫通し、ねじ孔46に螺合するボルト47により、第2サポート部材36が第1サポート部材35に着脱可能に取り付けられている。
図4に示すように、第2サポート部材36としては、周縁部洗浄部32と同径のもののほか、それよりも小径の円板状(円柱状)のものを用いることもできる。周縁部洗浄部32よりも小径の第2サポート部材36を用いる場合、周縁部洗浄部32が薄板状であるため、周縁部洗浄部32において第2サポート部材36によって支持されていない領域32bは、基板Wの周縁部9に押し付けられたときに、基板Wに直交する方向に逃げるように弾性変形する。したがって、領域32bについては、実質的に基板洗浄能力を失うことになる。すなわち、第2サポート部材36が基板Wの周縁部9の洗浄幅を規定し、この第2サポート部材36によって支持されている領域に関してのみ、基板Wの周縁部9がスクラブ洗浄される。
図5は、この実施形態の基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロックである。この基板処理装置は、使用者が予め設定する基板処理条件(処理レシピ)に従って装置の各部を制御するための制御装置55を備えている。この制御装置55は、保持ローラ駆動モータ5を制御して、基板Wの回転、停止およびその回転速度を制御する。また、制御装置55は、シリンダ7を制御することより、一対の基板保持ハンド3を互いに接近/離反させ、基板Wの保持/解放を制御する。これにより、当該基板処理装置に対する基板Wの搬入/搬出を行う基板搬送ロボット(図示せず)との間で、基板Wを受け渡すことができる。
制御装置55はまた、前述の揺動用モータ21、昇降用モータ29、およびブラシ回転モータ40を制御するようになっている。これにより、制御装置55は、揺動アーム11を水平揺動および上下動させ、基板洗浄ブラシ10を、基板Wの周縁部9に接触する処理位置15(図1において実線で示す位置)と、基板保持回転機構1によって保持された基板Wの範囲外に設定された待機位置16(図1において二点鎖線で示す位置)との間で移動させることができる。
制御装置55は、基板Wの周縁領域をスクラブ洗浄するとき、保持ローラ駆動モータ5を駆動して、基板Wを一方向に回転させる(たとえば回転速度は20〜100rpm)。その一方で、制御装置55は、揺動用モータ21および昇降用モータ29を制御することにより、基板洗浄ブラシ10を処理位置15に導く。処理位置15において、制御装置55は、周端面洗浄部31を所定の押し込み量(たとえば1〜2mm)だけ基板Wの周端面8に押し込むように揺動用モータ21を制御するとともに、周縁部洗浄部32を所定の押し込み量(たとえば1〜2mm)だけ基板Wの周縁部9に押し込むように昇降用モータ29を制御する。この場合の「押し込み量」とは、基板洗浄ブラシ10(周端面洗浄部31または周縁部洗浄部32)が基板Wの表面に接した状態から、さらに基板洗浄ブラシ10を弾性変形させながら当該基板洗浄ブラシ10が基板Wに向かって変位させられた状態となるまでの変位量をいう。この押し込み量は、たとえは、基板W表面に形成された薄膜の種類や洗浄処理の内容に応じて、使用者が、処理レシピの一部として予め設定することができる。この場合、制御装置55は、処理レシピに設定された押し込み量に従って、揺動用モータ21および昇降用モータ29を制御する。
第1サポート部材35の働きより、基板洗浄ブラシ10の弾性変形によって、当該基板洗浄ブラシ10全体が基板Wの表面に沿う方向に当該基板Wの周端面8から逃げる方向に移動してしまうこと防止できる。また、第2サポート部材36の働きにより、基板洗浄ブラシ10の弾性変形によって、当該基板洗浄ブラシ10全体が基板Wの表面に直交する方向に沿って当該基板Wの周縁部9から逃げる方向に移動してしまうことを防止できる。これにより、周端面洗浄部31および周縁部洗浄部32を各所定の押し込み量で基板Wに対して押し込むことによって、それらを各押し込み量に対応した押し付け強さで確実に基板Wに押し付けることができる。
したがって、制御装置55は、周端面洗浄部31を所定の押し付け強さで基板Wの周端面8に押し付けるように揺動用モータ21を制御するとともに、周縁部洗浄部32を所定の押し付け強さで基板Wの周縁部9に押し付けるように昇降用モータ29を制御することになる。こうして、基板洗浄ブラシ10を基板Wの周縁領域に所望の押し付け強さで確実に押し付けながら、当該周縁領域をスクラブ洗浄することができる。
このスクラブ洗浄の際に、基板洗浄ブラシ10は、回転状態とされてもよいし、停止状態とされていてもよい。経験的には、基板洗浄ブラシ10の回転を停止した状態で基板Wの周端面8および周縁部9の洗浄を行う方が高品質な洗浄が可能である。この場合、ブラシ回転モータ40を定期的(たとえば、一定枚数の基板Wの処理毎)に所定角度だけ回転させることにより、基板洗浄ブラシ10の表面において基板Wに接触する接触位置を変えることができる。これにより、基板洗浄ブラシ10の耐久寿命を長期化できる。
一方、基板洗浄ブラシ10が待機位置16にあるとき、制御装置55は、ブラシ回転モータ40を制御して、基板洗浄ブラシ10を自転させる。図1に示されているように、待機位置16の近傍には、基板洗浄ブラシ10に対して純水等の洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル17が配置されている。この洗浄液供給ノズル17には、洗浄液供給源からの洗浄液が洗浄液バルブ18を介して供給されるようになっている。洗浄液バルブ18の開閉は、制御装置55によって制御される。制御装置55は、待機位置16において基板洗浄ブラシ10の洗浄が行われるときに、洗浄液バルブ18を開き、基板洗浄ブラシ10に対して洗浄液供給ノズル17から洗浄液を供給させる。
図6は、直径300mmのウエハ(円形基板)を用いて、基板周縁領域における洗浄効果を試験した結果を示す図である。この試験は、ウエハの表面に予めSi34粒子を付着させ、スクラブ洗浄後にその粒子除去率を測定したものである。より詳細に説明すると、ウエハ表面の粒子数N0を計測し、その後にSi34粒子を付着させてウエハ表面の粒子数N1を計測し、さらに、スクラブ洗浄後にウエハ表面の粒子数N2を計測する。この場合の粒子除去率は、次式によって計算される。
粒子除去率(%)=100×(N1−N2)/(N1−N0
したがって、スクラブ洗浄後の粒子数N2が当初の粒子数N0よりも少なければ、粒子除去率は100%より大きくなる。逆にスクラブ洗浄後の粒子数N2がSi34粒子を付着させたウエハ表面の粒子数N1より多くなれば負の値となる。
図6において、横軸はウエハ中心からの距離(半径方向位置)を示し、縦軸は粒子除去率を示す。曲線L1は、第1サポート部材35および第2サポート部材36によって形状保持された前述の基板洗浄ブラシ10を用いてウエハの周縁領域をスクラブ洗浄したときの粒子除去率を示す。これ対して、曲線L2は、形状保持するサポート部材がなく、スポンジ体のみで構成された基板洗浄ブラシによって、ウエハの周縁領域のスクラブ洗浄を行った場合の粒子除去率を示す。ただし、ウエハ中心からの距離が147mmを超える周縁領域については、ウエハ周端面の湾曲面形状部に相当し、正確な粒子数を測定できないので、データを除外してある。なお、本試験時には、基板洗浄ブラシ10および第2サポート部材36の外周が、ウエハ中心から144mmの位置になるように基板洗浄ブラシ10の押し込み量(水平方向)を設定している。
曲線L1およびL2の比較から、第1および第2サポート部材35および36によって形状保持された基板洗浄ブラシ10を用いることにより、粒子除去率を向上でき、より高品質な洗浄処理が可能となることが理解される。
以上のように、この実施形態によれば、第1サポート部材35および第2サポート部材36によって、基板洗浄ブラシ10の周端面洗浄部31および周縁部洗浄部32の形状がそれぞれ保持されるようになっている。したがって、制御装置55により揺動用モータ21および昇降用モータ29を制御することにより、周端面洗浄部31の周端面8に対する押し付け力、および周縁部洗浄部32の周縁部9に対する押し付け力をそれぞれ所要の値に正確に設定することができる。これによって、基板Wの周縁領域に対する高品質な洗浄処理が可能となる。
また、この実施形態の構成では、第2サポート部材36が、第1サポート部材35に対して着脱自在に結合されるようになっているので、径の異なる第2サポート部材36を複数個用意しておき、これらを交換して用いることによって、周縁部洗浄部32による基板周縁部9の洗浄幅を複数種類に設定することができる。これによって、基板洗浄ブラシ10を交換することなく、非デバイス領域の幅の異なる複数種類の基板Wに対して、周縁領域の洗浄を良好に行うことができる。
図7は、基板洗浄ブラシの別の構成例を示す断面図である。この基板洗浄ブラシ110では、円柱状の周端面洗浄部31の上端に円板状の周縁部洗浄部32が結合されており、これはほぼT字状の断面形状をなしている。この構造に応じて、第1サポート部材35は基板洗浄ブラシ110の軸線に沿って貫通して配置されており、第2サポート部材36は周縁部洗浄部32の上面に配置されている。そして、第2サポート部材36の上面中央に回転軸33が結合されるようになっている。
この構成により、周端面洗浄部31を基板Wの周端面8に押し付けるとともに、周縁部洗浄部32を基板Wの上面の周縁部9に押し付けて、基板Wの周縁領域をスクラブ洗浄することができる。この構成は、基板Wのデバイス形成面を上面として当該基板Wを基板保持回転機構1に保持する場合に適している。このとき、第2サポート部材36の径に応じた洗浄幅で基板Wの上面(デバイス形成面)の非デバイス形成領域を洗浄することができる。
図8は、基板洗浄ブラシのさらに他の構成例を示す断面図である。この基板洗浄ブラシ210は、円柱状の周端面洗浄部31の上端および下端に、先述の周縁部洗浄部32と同様な円板状の周縁部洗浄部321,322がそれぞれ結合されていて、全体としてボビン形状に形成されている。上下の周縁部洗浄部321,322の間の間隔は、この例では、基板Wの厚みよりも広く設定されている。基板洗浄ブラシ210の軸線に沿って、回転軸33の下方部で構成された第1サポート部材35が貫通して配置されており、この第1サポート部材35に第2サポート部材361,362が結合されている。第2サポート部材361,362は、いずれも円板形状に形成されたサポート円板である。上側の第2サポート部材361は、上側の周縁部洗浄部321の上面に当接して、この周縁部洗浄部321の形状を保持し、下側の第2サポート部材362は、下側の周縁部洗浄部322の下面に当接して、この周縁部洗浄部322の形状を保持する。
この構成により、基板Wのデバイス形成面を下面として基板Wを基板保持回転機構1に保持する場合には、周端面洗浄部31が基板Wの周端面8に押し付けられるとともに、下側の周縁部洗浄部322が基板Wの周縁部9に下面側から押し付けられる。一方、基板Wのデバイス形成面を上面として当該基板Wを基板保持回転機構1に保持する場合には、周端面洗浄部31が基板Wの周端面8に押し付けられるとともに、上側の周縁部洗浄部321が基板Wの周縁部9に上面側から押し付けられる。このようにして、基板Wのデバイス形成面が上面側か下面側かに応じて、上下の周縁部洗浄部321,322を使い分けることができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、図3において二点鎖線で示すように、第2サポート部材36の円板状本体部36aの外周縁に、周縁部洗浄部32の周面に沿う筒状の支持周壁36b(ただし、本体部36からの高さが当接面32aよりも低いもの)を設けて、周縁部洗浄部32の変形を側方からも規制する構成としてもよい。同様の構成は、図7および図8の第2サポート部材36,361,362においても採用することができる。
また、前述の実施形態では、基板洗浄ブラシ10を処理位置15に固定配置するとともに、基板保持回転機構1によって基板Wを回転させることにより、基板洗浄ブラシ10を基板Wの周端面8および周縁部9に沿って相対移動させる構成としているが、たとえば処理対象の基板が角形基板のような場合には、基板を静止させておき、基板洗浄ブラシを基板の周縁部に沿って移動させる構成としてもよい。むろん、基板および基板洗浄ブラシの両方を移動させることによって、基板洗浄ブラシを基板の周縁部に沿って相対移動させる構成としてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の主要部の概略構成を示す平面図である。 基板洗浄ブラシに関連する構成を説明するための図解的な断面図である。 基板洗浄ブラシの構成を拡大して示す図解的な断面図である。 周縁部洗浄部よりも小径のサポート部材を用いる場合の構成を示す図解的な断面図である。 前記基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロックである。 基板周縁領域における洗浄効果を試験した結果を示す図である。 基板洗浄ブラシの別の構成例を示す断面図である。 基板洗浄ブラシのさらに他の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 基板保持回転機構
2 基板洗浄機構
3 基板保持ハンド
4a,4b,4c 保持ローラ
5 保持ローラ駆動モータ
6a,6b ベルト
7 シリンダ
8 周端面
9 周縁部
10 基板洗浄ブラシ
11 揺動アーム
12 揺動駆動機構
13 昇降駆動機構
15 処理位置
16 待機位置
17 洗浄液供給ノズル
18 洗浄液バルブ
20 回転軸
21 揺動用モータ
22 モータブラケット
23 昇降台
24 軸受
25 リニアガイド
26 ボールねじ機構
27 ボールナット
28 ねじ軸
29 昇降用モータ
31 周端面洗浄部
31a 当接面
32 周縁部洗浄部
32a 当接面
32b サポート部材で支持されていない領域
33 回転軸
35 第1サポート部材(サポート軸)
36 第2サポート部材(サポート円板)
36a 円板状本体部
36b 支持周壁
37 軸受
38 プーリ
40 ブラシ回転モータ
41 プーリ
42 ベルト
43 ブラシ回転機構
45 フランジ
46 ねじ孔
47 ボルト
55 制御装置
100 基板処理装置
110 基板洗浄ブラシ
210 基板洗浄ブラシ
321,322 周縁部洗浄部
361,362 サポート部材
W 基板

Claims (10)

  1. 基板を保持する基板保持機構と、
    この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシと、
    前記周端面洗浄部の形状を保持するための第1サポート部材と、
    前記周縁部洗浄部の形状を保持するための第2サポート部材と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に沿う方向に移動させる第1駆動機構と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に直交する方向に移動させる第2駆動機構と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の周端面に押し付けるように前記第1駆動機構を制御するとともに、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁部に押し付けるように前記第2駆動機構を制御する制御手段とを含
    前記周端面洗浄部は、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、側面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、
    前記周縁部洗浄部は、前記周端面洗浄部の端面に結合され、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、前記周端面洗浄部よりも大径で、当該周端面洗浄部側の端面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、
    前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されている、基板処理装置。
  2. 前記円柱形状の周端面洗浄部の両端に一対の前記周縁部洗浄部がそれぞれ結合されている、請求項記載の基板処理装置。
  3. 前記第1サポート部材は、前記円柱形状の周端面洗浄部の中心軸に沿うサポート軸であり、前記第2サポート部材は、前記円柱形状の周縁部洗浄部の前記周端面洗浄部とは反対側の端面に当接するサポート円板である、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けるサポート部材取り付け手段をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、請求項記載の基板処理装置。
  6. 前記基板洗浄ブラシと前記基板保持機構に保持された基板とを、前記基板洗浄ブラシが当該基板の周縁部に沿って移動するように相対移動させる相対移動機構をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記基板保持機構は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構であり、
    前記相対移動機構は、前記基板保持回転機構を含む、請求項記載の基板処理装置。
  8. 基板保持機構によって基板を保持する基板保持工程と、
    この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の形状を第1サポート部材で保持するとともに、前記周縁部洗浄部の形状を第2サポート部材で保持する工程と、
    前記基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の基板の周端面に対する押し込み量を制御するとともに、前記周縁部洗浄部の基板の周縁部に対する押し込み量を制御する工程とを含
    前記周端面洗浄部は、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、側面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、
    前記周縁部洗浄部は、前記周端面洗浄部の端面に結合され、前記基板洗浄ブラシが弾性変形する前の自然状態で、前記周端面洗浄部よりも大径で、当該周端面洗浄部側の端面を基板に押し付ける当接面とした円柱形状に形成されており、
    前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されている、基板処理方法。
  9. 基板を保持する基板保持機構と、
    この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシと、
    前記周端面洗浄部の形状を保持するための第1サポート部材と、
    前記周縁部洗浄部の形状を保持するための第2サポート部材と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に沿う方向に移動させる第1駆動機構と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の表面に直交する方向に移動させる第2駆動機構と、
    前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の周端面に押し付けるように前記第1駆動機構を制御するとともに、前記基板洗浄ブラシを前記基板保持機構に保持された基板の前記一方表面の周縁部に押し付けるように前記第2駆動機構を制御する制御手段と、
    前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けるサポート部材取り付け手段とを含み、
    前記第2サポート部材は、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されており、
    前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、基板処理装置。
  10. 基板保持機構によって基板を保持する基板保持工程と、
    この基板保持機構に保持された基板の周端面に当接する周端面洗浄部と、前記基板の一方表面の周縁部に当接する周縁部洗浄部とを有するスポンジ状の基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の形状を第1サポート部材で保持するとともに、前記周縁部洗浄部の形状を第2サポート部材で保持する工程と、
    前記基板洗浄ブラシの前記周端面洗浄部の基板の周端面に対する押し込み量を制御するとともに、前記周縁部洗浄部の基板の周縁部に対する押し込み量を制御する工程と含み、
    前記第2サポート部材は、サポート部材取り付け手段によって前記基板洗浄ブラシに対して着脱可能に取り付けられ、前記周縁部洗浄部による前記基板の周縁部における洗浄幅を規定するように形成されており、
    前記サポート部材取り付け手段は、異なる洗浄幅を規定する複数種類の前記第2サポート部材を前記基板洗浄ブラシに対して交換可能に取り付けるものである、基板処理方法。
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