JP2007157936A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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一樹 梶野
Yukitsugu Ando
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Abstract

【課題】スポンジ状の基板洗浄ブラシを効果的に洗浄できるようにして、高品質な基板洗浄を行うことができ、かつ、基板処理装置のランニングコストを低減することができる基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】スポンジ状の第1ブラシ31および第2ブラシ32を基板の周縁部に両面から押し付けることによって、基板の周縁部領域が洗浄される。基板を処理していない期間中において、第1ブラシ31および第2ブラシ32を互いに押し付け合って圧縮する動作と、互いに離反させて伸張させる動作とを交互に繰り返すとともに、洗浄液供給ノズル17から第1および第2ブラシ31,32に向けて洗浄液を供給する。これにより、第1および第2ブラシ31,32が圧縮および膨潤を繰り返し、洗浄液とともに汚染物質が絞り出されて排出される。
【選択図】図5

Description

この発明は、基板洗浄ブラシを用いた基板処理装置および基板処理方法に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造工程では、半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。)の表面を洗浄するための基板処理装置が用いられる。たとえば、基板処理装置は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構と、基板に接触して、基板の表面をスクラブ洗浄するスポンジ状の基板洗浄ブラシとを備えている。基板の両面を同時にスクラブ洗浄する基板処理装置では、基板保持回転機構は、たとえば、基板の端面に接触して転動する複数個の基板支持ローラを備えている。これらの複数個の基板支持ローラを一方向に回転させることによって、基板の両面を覆い隠すことなく、基板を回転させることができる。そこで、基板の両面にそれぞれ第1および第2基板洗浄ブラシを接触させることによって、基板の両面を同時に洗浄することができる。
一方、基板の周縁部領域(基板両面の周縁部および周端面を含む領域をいう。以下同じ。)は、基板処理装置内のキャリヤ(カセット等)の基板保持棚と接触するため、異物が付着しやすい領域である。プロセスによっては、基板の周縁部領域の汚染が、半導体基板の処理品質に対して無視できない影響を与える場合がある。具体的には、半導体基板を処理液中に浸漬して処理する場合である。より具体的には、いわゆるバッチ処理工程では、複数枚の基板が垂直姿勢で処理液槽内に並置されて浸漬される。この状況では、基板の周縁部領域に付着した異物が処理液中に拡散し、デバイス形成領域に再付着するおそれがある。
そのため、最近では、基板の周縁部領域の洗浄に対する要求が高まっている。とくに、基板内方の領域(デバイス形成領域を含む領域)が清浄な状態に保持されている基板については、デバイス形成領域への悪影響を回避するために、その周縁部領域のみを選択的に洗浄することが望まれている。
基板の周縁部領域の洗浄を行う場合にも、前述のスポンジ状の基板洗浄ブラシが有効である。この場合にも、やはり、基板を両面から同時に洗浄することによって、洗浄処理の生産性を高めることができる。
特開2003−197592号公報
スポンジ状の基板洗浄ブラシは、基板上の異物を吸着して徐々に汚染されていく。したがって、基板洗浄ブラシを定期的に洗浄しなければ、高品質な基板洗浄処理を行うことができない。そこで、従来では、基板を洗浄していない時間に、基板洗浄ブラシに対して純水等の洗浄液を供給することにより、基板洗浄ブラシの洗浄が行われている。
ところが、スポンジ状の基板洗浄ブラシの内部にまで入り込んだ汚染物質(異物)は、基板洗浄ブラシに洗浄液を供給するだけでは、容易には除去することができない。そのため、基板洗浄ブラシを長期間にわたって使用し続けると、基板洗浄ブラシに蓄積された汚染が処理対象の基板に転写されて、基板の再汚染を生じるという問題がある。この問題を回避するためには、基板洗浄ブラシを比較的短期間で新品と交換する必要があり、このことが、基板処理装置のランニングコストの低減を阻害する一因となっていた。
そこで、この発明の目的は、スポンジ状の基板洗浄ブラシを効果的に洗浄できるようにして、高品質な基板洗浄を行うことができ、かつ、基板処理装置のランニングコストを低減することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を保持する基板保持機構(1)と、この基板の一方表面を洗浄するスポンジ状の第1基板洗浄ブラシ(31)と、この第1基板洗浄ブラシに対向配置され、前記基板の他方表面を洗浄するスポンジ状の第2基板洗浄ブラシ(32)と、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを、互いに接近および離間させるブラシ接離機構(14)と、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間に、前記ブラシ接離機構を制御して、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを互いに押し付け合って圧縮する圧縮動作およびそれらを互いに離反させて伸張させる伸張動作を交互に行わせるブラシ洗浄制御手段(55)とを含む、基板処理装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、第1および第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間において、ブラシ接離機構が作動させられて、第1および第2基板洗浄ブラシが互いに押し付けられて圧縮される圧縮動作と、それらが互いに離反させられて伸張させられる伸張動作とが交互に行われる。この圧縮動作および伸張動作が繰り返されることによって、第1および第2基板洗浄ブラシの内部に蓄積された汚染物質がしぼりだされ、第1および第2基板洗浄ブラシを効果的に洗浄することができる。その結果、第1および第2基板洗浄ブラシを短期間で新品に交換しなくとも、それらを十分に清浄な状態に保持することができる。これにより、基板処理装置のランニングコストの低減を図りつつ、高品質な洗浄処理を実現できる。
請求項2記載の発明は、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを、基板に対向する処理位置(15)と、前記基板保持機構によって保持される基板の領域外に定められた洗浄位置(16)との間で移動させるブラシ移動機構(12)をさらに含み、前記ブラシ洗浄制御手段は、前記ブラシ移動機構を制御することにより、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを前記洗浄位置に配置している状態で、前記ブラシ接離機構に前記圧縮動作および伸張動作を行わせるものである、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ブラシ移動機構により、第1および第2基板洗浄ブラシを基板保持機構によって保持される基板の領域外に移動して、それらの洗浄を行うことができる。これにより、基板保持機構に対する基板搬送ロボット等のアクセス(たとえば、基板搬入/搬出のためのアクセス)を阻害することなく、基板洗浄ブラシを清浄化できる。また、基板洗浄ブラシの洗浄の際に、基板保持機構を汚染する危惧がない。
請求項3記載の発明は、前記洗浄位置において、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシに洗浄液を供給する洗浄液供給手段(17,18)をさらに含み、前記ブラシ洗浄制御手段は、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが前記洗浄位置にあるときに、前記洗浄液供給手段を作動させて、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシに洗浄液を供給させるものである、請求項1または2記載の基板処理装置である。
この構成によれば、スポンジ状の第1および第2基板洗浄ブラシが圧縮/伸長される際に、洗浄液供給手段から洗浄液を供給することができるから、基板洗浄ブラシ内に洗浄液の液流を形成することができ、この液流とともに基板洗浄ブラシ内の汚染物質を効果的に除去することができる。
請求項4記載の発明は、前記処理位置は、基板の周縁部(9)に対向する位置である、請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置である。この構成によれば、基板の周縁部に対して、第1および第2基板洗浄ブラシが、基板の両面から接触することにより、基板両面の周縁部を一気にスクラブ洗浄することができる。また、スポンジ状の基板洗浄ブラシは、弾性変形して基板の周端面にまわり込むから、基板周端面の洗浄も同時に行える。
請求項5記載の発明は、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシと、前記基板保持機構に保持された基板とを、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが当該基板の周縁部に沿って移動するように相対移動させる相対移動機構(1)をさらに含む、請求項4記載の基板処理装置である。この構成により、基板の周縁部を効率的にスクラブ洗浄することができる。
請求項6記載の発明は、前記基板保持機構は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構(1)であり、前記処理位置は、前記基板保持回転機構によって回転される基板の周縁部(9)に対向する位置である、請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置である。この構成により、第1および第2基板洗浄ブラシを基板の周縁部に押し付けるとともに、基板保持回転機構によって基板を回転させれば、基板の両面の周縁部をスクラブ洗浄することができる。この構成の場合、基板保持回転機構は、基板と第1および第2基板洗浄ブラシとを、これらの基板洗浄ブラシが基板の周縁部に沿って相対移動するように相対移動させる相対移動機構としての役割を担う。
請求項7記載の発明は、基板保持機構(1)によって基板(W)を保持する基板保持工程と、前記基板保持機構によって保持されている基板の一方表面をスポンジ状の第1基板洗浄ブラシ(31)で洗浄するとともに、前記第1基板洗浄ブラシに対向配置されたスポンジ状の第2基板洗浄ブラシ(32)で前記基板の他方表面を洗浄する工程と、
前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間に、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを互いに押し付け合って圧縮する圧縮動作およびそれらを互いに離反させて伸張させる伸張動作を交互に行わせるブラシ洗浄工程とを含む、基板処理方法である。
この方法によれば、第1および第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間において、第1および第2基板洗浄ブラシが互いに押し付けられて圧縮する圧縮動作と、互いに離反させられて伸張する伸張動作とが交互に行われる。これにより、第1および第2基板洗浄ブラシの内部に蓄積された汚染物質がしぼりだされ、第1および第2基板洗浄ブラシを効果的に洗浄することができる。その結果、第1および第2基板洗浄ブラシを短期間で新品に交換しなくとも、それらを十分に清浄な状態に保持することができる。これにより、基板処理装置のランニングコストの低減を図りつつ、高品質な洗浄処理を実現できる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の主要部の概略構成を示す平面図である。この基板処理装置100は、半導体ウエハのようなほぼ円形の基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置である。この基板処理装置100は、1枚の基板Wをほぼ水平に保持して回転させる基板保持回転機構1と、基板Wをスクラブ洗浄するための基板洗浄機構2とを備えている。
基板保持回転機構1は、対向配置された一対の基板保持ハンド3を備えている。基板保持ハンド3には、基板Wを保持するための各3つの保持ローラ4a,4b,4cが立設されている。保持ローラ4a,4b,4cは、基板Wの断面形状に対応した円周上に配置されており、基板Wは、保持ローラ4a,4b,4cの側面にその周端面8が当接した状態でほぼ水平に保持される。
3つの保持ローラ4a,4b,4cのうち中央の1つの保持ローラ4aには、保持ローラ駆動モータ5の駆動力がベルト6aを介して伝達されるようになっている。また、中央の保持ローラ4a,4b,4cに与えられた駆動力が、ベルト6bを介して、保持ローラ4b,4cにそれぞれ伝達されるようになっている。これにより、保持ローラ駆動モータ5によって中央の保持ローラ4aが駆動されると、これに伴って、他の2つの保持ローラ4b,4cも回転する。その結果、保持ローラ4a,4b,4cに保持されている基板Wが回転する。
また、一対の基板保持ハンド3は、それぞれ、基板保持ハンド3を水平方向に進退させ、一対の基板保持ハンド3を互いに近接/離反させるための進退駆動機構としてのシリンダ7を備えている。これにより、基板保持ハンド3は、基板Wを保持ローラ4a,4b,4cの間で保持したり、この保持を解放したりすることができる。
基板洗浄機構2は、基板Wの周端面8(この実施形態では外側に凸の湾曲面形状の端面)および周縁部9(たとえば、基板Wの周端面8から3〜4mmの環状領域)をスクラブするスポンジ状の基板洗浄ブラシ10と、この基板洗浄ブラシ10を先端に保持した揺動アーム11と、この揺動アーム11を基板Wの回転範囲外に設定した鉛直軸線まわりに水平方向に沿って揺動させる揺動駆動機構12と、揺動アーム11を上下動させる昇降駆動機構13とを備えている。
図2は、基板洗浄ブラシ10に関連する構成を説明するための図解的な断面図である。揺動駆動機構12は、揺動アーム11に結合された回転軸20を鉛直軸線まわり回転させる揺動用モータ21を備えている。揺動用モータ21は、モータブラケット22を介して昇降台23に結合されている。昇降台23には、回転軸20を回転自在に保持する軸受24がはめ込まれている。また、昇降台23は、鉛直方向に沿って配置されたリニアガイド25に取り付けられている。これにより、昇降台23は、上下動可能とされている。
昇降台23には、ボールねじ機構26のボールナット27が固定されている。ボールねじ機構26のねじ軸28は、鉛直方向に沿って配置されていて、その下端には昇降用モータ29が結合されている。この構成により、昇降用モータ29を回転させることにより、ボールナット27とともに昇降台23を上下動させることができる。このように、ボールねじ機構26および昇降用モータ29などによって、揺動アーム11を上下動させる昇降駆動機構13が構成されている。
基板洗浄ブラシ10は、この実施形態では、基板Wの上面に対向するスポンジ状の第1ブラシ31と、基板Wの下面に対向するスポンジ状の第2ブラシ32とを備えている。第1および第2ブラシ31,32は、たとえば、PVA(Poly vinyl alcohol)からなる。揺動アーム11は、その先端部に、水平方向に入り込んだ凹所35を有している。この凹所35において、第1ブラシ31および第2ブラシ32が、上下方向に沿って互いに対向するように配置されている。
揺動アーム11の内部には、第1ブラシ31および第2ブラシ32を接離駆動するためのブラシ接離機構14が収容されている。具体的には、回転軸20の上端に、水平方向に延びた姿勢で取り付けられた下支持部材36と、この下支持部材36の上方において、下支持部材36と平行に延びて配置された上支持部材37とを備えている。下支持部材36には、一対のシャフト(ガイド軸)39が、いずれも鉛直方向に沿って固定されている。これらのシャフト39は、上支持部材37に固定された一対のリニアブッシュ41をそれぞれ挿通している。
一方、下支持部材36に固定されたモータブラケット38には、第1および第2ブラシ31,32を接近/離間させるためのブラシ駆動モータ40が取り付けられている。このブラシ駆動モータ40は、下支持部材36および上支持部材37の間に配置されたボールねじ機構42を駆動する。ボールねじ機構42は、下支持部材36を挿通して鉛直方向に沿って配置されたねじ軸43と、上支持部材37に固定され、ねじ軸43に螺合するボールナット44と備えている。
この構成により、ブラシ駆動モータ40を回転駆動すれば、ボールねじ機構42の働きにより、上支持部材37が、シャフト39に案内されながら、下支持部材36に対して上下動する。その結果、第1および第2ブラシ31,32が接近/離反変位することになる。これにより、第1および第2ブラシ31,32を基板Wの上下面に押し付けたり、基板Wの上下面から退避させたりすることができる。
また、第1および第2ブラシ31,32の間に基板Wが存在していない状態で、ブラシ駆動モータ40を駆動することにより、第1および第2ブラシ31,32を互いに押し付け合って、それらを圧縮(弾性変形による圧縮)したり、第1および第2ブラシ31,32を互いに離反させて、それらを伸張(弾性による形状復元)させたりすることができる。
上支持部材37には、さらに、第1ブラシ31を回転駆動するための第1ブラシ回転用モータ46が備えられている。この第1ブラシ回転用モータ46の回転は、ベルト47を介して第1ブラシ31の回転軸48に伝達されるようになっている。同様に、下支持部材36には、第2ブラシ32を回転駆動するための第2ブラシ回転用モータ49が備えられていて、この第2ブラシ回転用モータ49の回転は、ベルト50を介して第2ブラシ32の回転軸51に伝達されるようになっている。
図3は、この基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロックである。この基板処理装置は、装置の各部を制御するための制御装置55を備えている。この制御装置55は、保持ローラ駆動モータ5を制御して、基板Wの回転、停止およびその回転速度を制御する。また、制御装置55は、シリンダ7を制御することより、一対の基板保持ハンド3を互いに接近/離反させ、基板Wの保持/解放を制御する。これにより、当該基板処理装置に対する基板Wの搬入/搬出を行う基板搬送ロボット(図示せず)との間で、基板Wを受け渡すことができる。
制御装置55はまた、前述の揺動用モータ21、昇降用モータ29、ブラシ駆動モータ40、第1ブラシ回転用モータ46および第2ブラシ回転用モータ49を制御するようになっている。これによって、制御装置55は、揺動アーム11を揺動および上下動させ、基板洗浄ブラシ10を構成する第1および第2ブラシ31,32を、基板Wの周縁部9に接触する処理位置15(図1において実線で示す位置)と、基板保持回転機構1によって保持された基板Wの範囲外に設定された洗浄位置16(図1において二点鎖線で示す位置)との間で移動させることができる。
制御装置55は、基板Wの周端面8および周縁部9をスクラブ洗浄するとき、保持ローラ駆動モータ5を駆動して基板Wを一方向に回転させる(たとえば、回転速度は20〜100rpm)。その一方で、制御装置55は、揺動用モータ21および昇降用モータ29を駆動して揺動アーム11を動かし、基板洗浄ブラシ10(第1および第2ブラシ31,32)を洗浄位置15に導く。第1および第2ブラシ31,32が洗浄位置15にある状態で、制御装置55は、昇降用モータ29およびブラシ駆動モータ40を同時に駆動することによって、基板Wの上下面に対して、第1および第2ブラシ31,32を同時に接近させ、また、同時に離反させることができる。こうして、第1および第2ブラシ31,32を基板Wの上下面にそれぞれ押し付けたり、基板Wの上下面から退避させたりすることができる。制御装置55はまた、第1および第2ブラシ31,32で基板Wの周縁部を挟持している状態で、揺動用モータ21を制御して、揺動アーム11を基板Wの回転中心に向けて所定幅だけ移動させる。これにより、第1および第2ブラシ31,32は、適切な押し付け力で基板Wの周端面8に押し付けられる。この状態で基板保持回転機構1によって基板Wが回転されることにより、第1および第2ブラシ31,32が基板Wの周縁領域に沿って相対移動することになり、基板Wの上下面の周縁部9および周端面8のスクラブ洗浄を達成できる。
このとき、第1および第2ブラシ回転用モータ46,49は、回転状態とされてもよいし、停止状態とされていてもよい。経験的には、第1および第2ブラシ31,32の回転を停止した状態で基板Wの周端面8および周縁部9の洗浄を行う方が高品質な洗浄が可能である。この場合、第1および第2ブラシ回転用モータ46,49を定期的(たとえば、一定枚数の基板の処理毎)に所定角度だけ回転させることにより、第1および第2ブラシ31,32における基板Wに対する接触位置を変えることができる。これにより、第1および第2ブラシ31,32の耐久寿命を長期化できる。なお、第1および第2ブラシ31,32を回転させながら基板Wの周端面8および周縁部9洗浄処理を行ってもよく、基板Wの処理内容に応じて適宜、第1および第2ブラシ31,32の回転/非回転を選択してもよい。
一方、制御装置55は、第1および第2ブラシ31,32が洗浄位置16にあるときに、昇降用モータ29およびブラシ駆動モータ40を駆動することによって、第1および第2ブラシ31,32を圧縮させたり伸張させたりする、ブラシ洗浄動作を行わせる。
図1に示されているように、洗浄位置16の近傍には、基板洗浄ブラシ10に対して純水等の洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル17が配置されている。この洗浄液供給ノズル17には、洗浄液供給源からの洗浄液が洗浄液バルブ18を介して供給されるようになっている。洗浄液バルブ18の開閉は、制御装置55によって制御される。制御装置55は、洗浄位置16において基板洗浄ブラシ10の洗浄が行われるときに、洗浄液バルブ18を開き、基板洗浄ブラシ10に対して洗浄液を供給する。このときに、第1および第2ブラシ31,32が圧縮/伸張されることによって、これらのブラシ31,32内において洗浄液の液流が生じ、ブラシ内の洗浄液が汚染物質とともにブラシ外に排出される。
図4は、処理位置15における基板周縁部の洗浄処理の様子を示す図解的な断面図である。第1ブラシ31および第2ブラシ32は、基板Wの周縁部9を上下から挟み込むとともに、周端面8に向けて押し付けられる。このとき、第1および第2ブラシ31,32は、上下方向(基板Wの表面に垂直な方向)に関して、基板Wの厚さの半分以上の変形量で弾性変形させられる。これによって、基板Wの周縁部9の汚染物質を除去するのに必要な押し付け圧が得られる。必要に応じて第1および第2ブラシ31,32を回転駆動(等しい回転速度で同じ方向に同期回転)してもよいことは前述のとおりである。
図5は、洗浄位置16において基板洗浄ブラシ10を洗浄するときの様子を説明するための図解的な断面図である。洗浄液バルブ18が開かれて、洗浄液供給ノズル17から第1および第2ブラシ31,32に向けて洗浄液が供給される。この状態で、制御装置55は、ブラシ駆動モータ40(さらに必要に応じて昇降用モータ29)を駆動することによって、第1および第2ブラシ31,32を離間させて洗浄液で膨潤した状態(図5(a))とする伸張動作と、第1および第2ブラシ31,32を接近させ、それらが圧縮された状態(図5(b))とする圧縮動作とを交互に行わせる。制御装置55は、第1および第2ブラシ31,32の膨潤状態および圧縮状態が交互に繰り返されるように、前記伸張動作および圧縮動作を、ブラシ駆動モータ40等によって繰り返し実行させる。
第1および第2ブラシ31,32が離間状態にあるとき、これらのブラシ31,32は伸張状態となっていて、洗浄液供給ノズル17から供給される洗浄液を内部に吸収して膨潤する。この状態から、第1および第2ブラシ31,32が圧縮されると、その内部の洗浄液がブラシ外に絞り出される。このとき、洗浄液とともに、ブラシ31,32内に蓄積された汚染物質が同時に排出される。こうして、第1および第2ブラシ31,32が伸張/圧縮を繰り返すことによって、ブラシ31,32内に洗浄液の液流が形成され、この液流とともに汚染物質が効率的にブラシ31,32外へと排除される。このようにして、第1および第2ブラシ31,32の洗浄を効率的に行うことができる。
第1および第2ブラシ31,32を洗浄するとき、制御装置55は、第1および第2ブラシ回転用モータ46,49を付勢して、これらの第1および第2ブラシ31,32を回転駆動(互いに等しい回転速度で同方向に同期回転)させることが好ましい。これにより、洗浄液供給ノズル17からの洗浄液を第1および第2ブラシ31,32の全方向から供給することができ、より効率的なブラシ洗浄が可能になる。
以上のように、この実施形態によれば、洗浄位置16において、第1および第2ブラシ31,32を伸張/圧縮させるとともに、これらに洗浄液を供給することにより、第1および第2ブラシ31,32の内部に蓄積された汚染物質を効率的に排除し、これらを清浄化することができる。したがって、第1および第2ブラシ31,32を短期間で新品に交換しなくとも、基板周縁部の領域(周端面8および周縁部9)を良好に洗浄することができ、ランニングコストを低減しつつ、高品質な洗浄処理を実現することができる。
なお、第1および第2ブラシ31,32の洗浄は、1枚の基板Wに対する洗浄処理が終了するたびに行ってもよいし、所定枚数の基板Wに対する処理が終了するたびに行ってもよい。また、基板処理装置の運転を停止する直前に行うようにしてもよい。
図6は、この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置の一部の構成を示す図解的な断面図であり、基板洗浄ブラシの駆動に関連する構成が示されている。この図6において、前述の図2に示された各部に対応する部分には、図2の場合と同一の参照符号を付して示す。また、この実施形態の説明では、前述の図3を再び参照する。
この実施形態では、揺動アーム11の下面から第1ブラシ31のための回転軸61が突出し、この回転軸61の下端に第1ブラシ31が固定されている。さらに、第1ブラシ31の下面から、第2ブラシ32のための回転軸62が突出していて、この回転軸62の下端部に第2ブラシ32が固定されている。
回転軸62は、回転軸61を挿通し、揺動アーム11の上面に取り付けられたブラシ駆動用シリンダ63の駆動軸63aによって押し込まれるように構成されており、回転軸62と駆動軸63aとは結合されておらず、別体となっている。このブラシ駆動用シリンダ63の動作は、制御装置55(図3参照)によって制御されるようになっている。
回転軸62は、外周面にその軸方向に沿うキーが形成されたスプライン軸部62aを有している。このスプライン軸部62aは、スリーブ64に挿通している。スリーブ64の内面には、スプライン軸部62aのキーと係合するキー溝が、その軸方向に沿って形成されている。
回転軸61は中空軸となっていて、その外周面にはプーリ65が固定されており、その内面には、スリーブ64の下側部が固定されている。プーリ65には、ベルト66が巻き回されていて、このベルト66は、別のプーリ67からの回転力をプーリ65に伝達するようになっている。プーリ67には、ブラシ回転用モータ68からの回転力が与えられるようになっている。ブラシ回転用モータ68は、揺動アーム11の上面に固定されており、制御装置55(図3参照)によって制御されるようになっている。
ブラシ駆動用シリンダ63の駆動軸63aには、フランジ63bが設けられている。そして、スリーブ64の上側部には、フランジ63bと回転軸61の上端面との間に、圧縮コイルばね60が巻装されている。これにより、第2ブラシ32に結合された回転軸62は、上方へとコイルばね60によって付勢されている。したがって、ブラシ駆動用シリンダ63の駆動軸63aを上方へ引っ込めた状態では、駆動軸63aの下端とフランジ63bの上面とが離れた状態となり、第2ブラシ32は、第1ブラシ31に対して、コイルばね60による付勢力のみによって押し付けられることになる。また、ブラシ駆動用シリンダ63を駆動すると、駆動軸63aはコイルばね60の付勢力に抗して第2ブラシ32を下方へと移動させ、これにより、第2ブラシ32は第1ブラシ31の表面から離間する。
このような構成により、ブラシ回転用モータ68を回転駆動すると、この回転が、プーリ67、ベルト66およびプーリ65を介して回転軸61に伝達され、第1ブラシ31が回転する。一方、回転軸61の回転は、スリーブ64を介して、これにスプライン結合している回転軸62に伝達されるから、第2ブラシ32は、第1ブラシ31とともに回転駆動されることになる。また、ブラシ駆動用シリンダ63を駆動することにより、回転軸62を上下動させることができ、これにより、第2ブラシ32を、第1ブラシ31に対して接近/離反変位させることができる。
ブラシ駆動用シリンダ63の駆動軸63aを下方に突出させて第1および第2ブラシ31,32を離間させた状態で、それらの間に基板Wの周縁部9を配置し、その後に、ブラシ駆動用シリンダ63の駆動軸63aを上方に引っ込めると、コイルばね60の付勢力によって、第1および第2ブラシ31,32は、基板Wの周縁部9を挟持することになる。このとき、弾性変形した第1および第2ブラシ31,32は基板Wの周端面8にも当接する。この状態で基板Wを回転させることによって、基板Wの周端面8および周縁部9を洗浄することができる。コイルばね60の付勢力は、第1および第2ブラシ31,32を、上下方向に関して、それぞれ基板Wの厚さの半分以上の変形量で弾性変形させることができる強さとされている。これにより、基板Wの周縁部9を確実に洗浄でき、また、洗浄位置16(図1参照)において、第1および第2ブラシ31,32を十分に圧縮して、洗浄液とともに汚染物質を絞り出すことができる。
こうして、前述の第1の実施形態の場合と同様に、第1および第2ブラシ31,32を、互いに接近させ、それらを基板Wの両面にそれぞれ押し付けて、基板両面の周縁部を同時にスクラブ洗浄することができる。また、第1および第2ブラシ31,32を洗浄位置16(図1参照)に移動させて、ブラシ駆動用シリンダ63を駆動することによって、スポンジ状の第1および第2ブラシ31,32を圧縮/伸長させることができる。洗浄液供給ノズル17から洗浄液を供給しつつ、このような動作を行わせることにより、第1および第2ブラシ31,32の内部で液流を生じさせ、この液流とともにブラシ31,32の内部に蓄積された汚染物質を外部に絞り出して排出することができる。
図7は、第1および第2ブラシ31,32の構成を拡大して示す図解的な断面図である。第1ブラシ31の上面には、樹脂材料で構成された円板状の支持板71が固定されており、この支持板71に回転軸61が結合されている。同様に、第2ブラシ32の下面には、同じく樹脂材料で構成された円板状の支持板72が固定されており、この支持板72に回転軸62が結合されている。
この構成により、スポンジ状の第1および第2ブラシ31,32が基板Wの周縁部9に押し付けられたときに、それらの弾性変形が支持板71,72によって規制されるので、第1および第2ブラシ31,32を所要の押し付け力で基板Wに対して押し付けることができる。これにより、基板Wの周縁部9を確実に洗浄することができる。また、洗浄位置16において、第1および第2ブラシ31,32の洗浄を行うときにも、それらを確実に圧縮することができるから、効率的なブラシ洗浄が可能になる。
さらに、回転軸62は、第1および第2ブラシ31,32の両方を貫通しているため、第1および第2ブラシ31,32を基板Wの周端面8に向けて押し付けたときに、十分な押し付け力を得ることができる。これにより、基板Wの周端面8の洗浄も高品質に行うことができる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の第1の実施形態において、第1ブラシ31の上面および第2ブラシ32の下面に樹脂材料等の剛体からなる支持板を固定することにより、第2の実施形態の場合と同様に、基板Wの両面に対する押し付け力を確保し、かつ、第1および第2ブラシ31,32の洗浄時には、それらを確実に圧縮することができる。
また、前述の2つの実施形態では、基板Wの周縁領域の洗浄を行う構成の基板処理装置を例にとったが、この発明は、基板Wの周縁領域に限らず、その中央領域の洗浄を両面から行う構成の基板処理装置に対しても適用することができる。
さらに、前述の実施形態では、第1および第2ブラシ31,32を処理位置15とは異なる洗浄位置16に移動して洗浄する構成について説明したが、基板保持回転機構1に基板Wが保持されていない期間に、処理位置15で第1および第2ブラシ31,32の洗浄を行うようにしてもよい。ただし、この場合には、第1および第2ブラシ31,32の洗浄期間中は、基板搬送ロボットによって未処理の基板Wを基板保持回転機構1に受け渡すことができず、また、基板保持回転機構1を汚染するおそれもあるので、前述の実施形態の場合のように、洗浄位置16において第1および第2ブラシ31,32の洗浄を行う構成の方が好ましい。
また、前述の実施形態では、第1および第2ブラシ31,32を処理位置15に固定配置するとともに、基板保持回転機構1によって基板Wを回転させることにより、第1および第2ブラシ31,32を基板Wの周縁部9に沿って移動させる構成としているが、たとえば処理対象の基板が角形基板のような場合には、基板を静止させておき、基板洗浄ブラシを基板の周縁部に沿って移動させる構成としてもよい。むろん、基板および基板洗浄ブラシの両方を移動させることによって、基板洗浄ブラシを基板の周縁部に沿って相対移動させる構成としてもよい。
さらに、前述の第2の実施形態では、回転軸62は駆動軸63aとは別体となっており、コイルばね60が回転軸62を上方へと付勢している構成としたが、回転軸62が駆動軸63aと一体化されており、コイルばね60を省略した構成としてもよい。この場合、第2の実施形態と異なり、第1ブラシ31と第2ブラシ32との押し付けは、ブラシ駆動用シリンダ63の駆動によって行なわれることとなる。またさらに、ブラシ駆動用シリンダ63に代えてモータを用いれば、第1ブラシ31と第2ブラシ32の圧縮時の変形量を精密に制御することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の主要部の概略構成を示す平面図である。 基板洗浄ブラシに関連する構成を説明するための図解的な断面図である。 前記基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロックである。 処理位置における基板周縁部の洗浄処理の様子を示す図解的な断面図である。 洗浄位置において基板洗浄ブラシを洗浄するときの様子を説明するための図解的な断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置の一部の構成を示す図解的な断面図であり、基板洗浄ブラシの駆動に関連する構成が示されている。 図6における基板洗浄ブラシの構成を拡大して示す図解的な断面図である。
符号の説明
1 基板保持回転機構
2 基板洗浄機構
3 基板保持ハンド
4a,4b,4c 保持ローラ
5 保持ローラ駆動モータ
6a,6b ベルト
7 シリンダ
8 周端面
9 周縁部
10 基板洗浄ブラシ
11 揺動アーム
12 揺動駆動機構
13 昇降駆動機構
14 ブラシ接離機構
15 処理位置
16 洗浄位置
17 洗浄液供給ノズル
18 洗浄液バルブ
20 回転軸
21 揺動用モータ
22 モータブラケット
23 昇降台
24 軸受
25 リニアガイド
26 ボールねじ機構
27 ボールナット
28 ねじ軸
29 昇降用モータ
31 第1ブラシ
32 第2ブラシ
35 凹所
36 下支持部材
37 上支持部材
38 モータブラケット
39 シャフト
40 ブラシ駆動モータ
41 リニアブッシュ
42 ボールねじ機構
43 ねじ軸
44 ボールナット
46 第1ブラシ回転用モータ
47 ベルト
48 回転軸
49 第2ブラシ回転用モータ
50 ベルト
51 回転軸
55 制御装置
60 圧縮コイルばね
61 回転軸
62 回転軸
62a スプライン軸部
63 ブラシ駆動用シリンダ
63a 駆動軸
63b フランジ
64 スリーブ
65 プーリ
66 ベルト
67 プーリ
68 ブラシ回転用モータ
71 支持板
72 支持板
100 基板処理装置
W 基板

Claims (7)

  1. 基板を保持する基板保持機構と、
    この基板の一方表面を洗浄するスポンジ状の第1基板洗浄ブラシと、
    この第1基板洗浄ブラシに対向配置され、前記基板の他方表面を洗浄するスポンジ状の第2基板洗浄ブラシと、
    前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを、互いに接近および離間させるブラシ接離機構と、
    前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間に、前記ブラシ接離機構を制御して、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを互いに押し付け合って圧縮する圧縮動作およびそれらを互いに離反させて伸張させる伸張動作を交互に行わせるブラシ洗浄制御手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを、基板に対向する処理位置と、前記基板保持機構によって保持される基板の領域外に定められた洗浄位置との間で移動させるブラシ移動機構をさらに含み、
    前記ブラシ洗浄制御手段は、前記ブラシ移動機構を制御することにより、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを前記洗浄位置に配置している状態で、前記ブラシ接離機構に前記圧縮動作および伸張動作を行わせるものである、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記洗浄位置において、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシに洗浄液を供給する洗浄液供給手段をさらに含み、
    前記ブラシ洗浄制御手段は、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが前記洗浄位置にあるときに、前記洗浄液供給手段を作動させて、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシに洗浄液を供給させるものである、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記処理位置は、基板の周縁部に対向する位置である、請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシと、前記基板保持機構に保持された基板とを、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが当該基板の周縁部に沿って移動するように相対移動させる相対移動機構をさらに含む、請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記基板保持機構は、基板を保持して回転させる基板保持回転機構であり、
    前記処理位置は、前記基板保持回転機構によって回転される基板の周縁部に対向する位置である、請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 基板保持機構によって基板を保持する基板保持工程と、
    前記基板保持機構によって保持されている基板の一方表面をスポンジ状の第1基板洗浄ブラシで洗浄するとともに、前記第1基板洗浄ブラシに対向配置されたスポンジ状の第2基板洗浄ブラシで前記基板の他方表面を洗浄する工程と、
    前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシが基板に対向していない期間に、前記第1基板洗浄ブラシおよび第2基板洗浄ブラシを互いに押し付け合って圧縮する圧縮動作およびそれらを互いに離反させて伸張させる伸張動作を交互に行わせるブラシ洗浄工程とを含む、基板処理方法。

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