JP2009238938A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009238938A
JP2009238938A JP2008081635A JP2008081635A JP2009238938A JP 2009238938 A JP2009238938 A JP 2009238938A JP 2008081635 A JP2008081635 A JP 2008081635A JP 2008081635 A JP2008081635 A JP 2008081635A JP 2009238938 A JP2009238938 A JP 2009238938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
substrate
sponge brush
peripheral
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2008081635A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nonomura
正浩 野々村
Akiyoshi Nakano
彰義 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008081635A priority Critical patent/JP2009238938A/ja
Publication of JP2009238938A publication Critical patent/JP2009238938A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板の周縁部から汚染物質を良好に除去することができる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】基板処理装置1は、PVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジブラシ16を備えている。スポンジブラシ16の外表面を含む範囲には、多数の砥粒が保持されている。基板処理装置1は、スピンチャック3により回転されるウエハWの周縁部にスポンジブラシ16を当接させることにより当該周縁部を洗浄することができる。スポンジブラシ16は、ウエハWの周縁部に強固に付着した汚染物資を砥粒によって剥離させることにより、ウエハWの周縁部から当該汚染物質を良好に除去することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、基板をブラシで洗浄処理する基板処理装置に関する。処理対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の周縁部の汚染が、ウエハの処理品質に対して無視できない影響を与える場合がある。そのため、最近では、ウエハの周縁部の洗浄に対する要求が高まっている。
ウエハの周縁部の洗浄に関する先行技術としては、たとえば、ウエハの周縁部にブラシを当接させるとともに、ウエハとブラシとの当接部分に純水などの処理液を供給しつつ、ウエハおよびブラシをそれぞれの中心軸線まわりに回転させることにより、ウエハの周縁部に付着している汚染物質を除去する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−273612号公報
ところが、この提案にかかる装置では、ウエハの周縁部に付着している汚染物質を良好に除去できないおそれがある。すなわち、従来の装置に係るブラシでは、ウエハの周縁部に強固に付着している汚染物質を除去し難い場合がある。
そこで、この発明の目的は、基板の周縁部から汚染物質を良好に除去することができる基板処理装置を提供することである。
前記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を保持する基板保持手段(3)と、この基板保持手段に保持された基板の周縁部を洗浄するための周縁洗浄ブラシであって、砥粒が保持されたPVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジブラシ(16)と、このスポンジブラシを移動させて、前記基板保持手段に保持された基板の周縁部に前記スポンジブラシを当接させる移動手段(23,24)と、前記基板保持手段に保持された基板の周縁部と当該基板の周縁部に当接された前記スポンジブラシとを当該当接状態を保持して相対移動させる相対移動手段とを含む、基板処理装置(1)である。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すものとする。
この発明によれば、砥粒が保持されたPVA製のスポンジブラシを移動手段によって移動させることにより、基板保持手段に保持された基板の周縁部にスポンジブラシを当接させることができる。さらに、相対移動手段によって、基板の周縁部と当該周縁部に当接されたスポンジブラシとを互いに当接させた状態で相対移動させることができる。これにより、基板の周縁部を洗浄することができる。
前述のように、スポンジブラシには砥粒が保持されているので、基板の周縁部に強固に付着している汚染物質をこの砥粒によって剥離させることができる。そして、この剥離された汚染物質をスポンジブラシによって除去することができる。これにより、基板の周縁部に強固に付着している汚染物質を当該周縁部から良好に除去することができる。さらに、砥粒が保持されたスポンジブラシを用いることにより、従来のブラシに比べて、基板の周縁部に強固に付着している汚染物質を比較的短時間で除去することができるので、基板の洗浄時間(処理時間)を短縮することができる。
請求項2記載の発明は、前記移動手段は、基板の一方表面に垂直な垂線方向に前記スポンジブラシを移動させることができるものであり、前記スポンジブラシは、前記垂線方向の一方側に向けて狭まる形状の第1洗浄面(35)、および、この第1洗浄面の前記一方側の端縁から前記垂線方向の前記一方側に向けて拡がる形状の第2洗浄面(36)を有するものである、請求項1記載の基板処理装置である。
この発明によれば、移動手段によって基板とスポンジブラシとが基板の一方表面に垂直な垂線方向に相対移動される。この相対移動により、基板の一方表面および周端面に、第1および第2洗浄面のうちの一方の洗浄面を押し付けて、当該一方表面の周縁領域および周端面を洗浄することができる。また、前記一方表面と反対側の他方表面および基板の周端面に前記一方の洗浄面と異なる他方の洗浄面を押し付けて、当該他方表面の周縁領域および周端面を洗浄することができる。すなわち、1つのブラシで、一方表面の周縁領域、他方表面の周縁領域および基板の周端面を洗浄することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す平面図である。また、図2は、図1に示す基板処理装置1の内部の図解的な側面図である。
この基板処理装置1は、基板の一例としての半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)を1枚ずつ処理する枚葉型の装置である。基板処理装置1は、隔壁で区画された処理室2内に、ウエハWを水平に保持して回転させるスピンチャック3(基板保持手段)と、ウエハWの表面(本実施形態では上面)および裏面(本実施形態では下面)にそれぞれ処理液を供給するための表面ノズル4および裏面ノズル5と、ウエハWの周縁部を洗浄するためのブラシ機構6とを備えている。ウエハWの周縁部とは、表面の周縁領域7、裏面の周縁領域8および周端面9を含む部分をいう。また、周縁領域7,8とは、たとえば、ウエハWの周端縁から幅数ミリメートル程度の環状の領域をいう。
スピンチャック3は、この実施形態では、真空吸着式のチャックである。スピンチャック3は、鉛直な方向に延びたスピン軸10と、このスピン軸10の上端に取り付けられて、ウエハWを水平な姿勢でその裏面(下面)を吸着して保持する吸着ベース11と、スピン軸10と同軸に結合された回転軸を有するスピンモータ12(相対移動手段)とを備えている。ウエハWの裏面が吸着ベース11に吸着保持された状態で、スピンモータ12が駆動されることにより、スピン軸10の中心軸線まわりにウエハWが回転される。
表面ノズル4および裏面ノズル5には、それぞれ処理液供給管13および処理液供給管14が接続されている。これらの処理液供給管13,14には、処理液バルブ15を介して、図示しない処理液供給源からの処理液が供給される。表面ノズル4は、処理液供給管13を通して供給される処理液を、スピンチャック3に保持されたウエハWの表面の中央に向けて吐出する。また、裏面ノズル5は、処理液供給管14を通して供給される処理液を、スピンチャック3に保持されたウエハWの裏面の周端縁と吸着ベース11との間に向けて吐出する。
ノズル4,5に供給される処理液としては、たとえば純水(脱イオン水)が用いられている。処理液は、純水に限らず、炭酸水、イオン水、オゾン水、還元水(水素水)または磁気水などの機能水であってもよいし、アンモニア水またはアンモニア水と過酸化水素水との混合液などの薬液であってもよい。
ブラシ機構6は、ウエハWの周縁部を洗浄するためのスポンジブラシ16と、スピンチャック3によるウエハWの保持位置よりも上方で水平に延びる揺動アーム17と、ウエハWの回転範囲外に配置され、揺動アーム17の基端部を下方から支持するアーム支持軸18とを備えている。
スポンジブラシ16は、PVA(ポリビニルアルコール)製の弾性変形可能な多孔質材料であり、所定の圧縮弾性率(好ましくは、十分に吸液された状態で0.3Mpa以下)を有している。スポンジブラシ16の外表面を含む範囲には、多数の砥粒が保持されている。砥粒としては、たとえば、粒径が2μm程度の溶融シリカ(精製シリカの表面を溶融させたもの)が用いられている。スポンジブラシ16は、揺動アーム17の先端下方で保持されている。
揺動アーム17の先端部には、鉛直方向に延びる回転軸19が回転可能に設けられている。回転軸19の下端部は、揺動アーム17の先端部から下方に突出している。回転軸19の下端部には、ホルダ取付部20を介してブラシホルダ21が取り付けられている。スポンジブラシ16は、このブラシホルダ21によって保持されている。回転軸19には、揺動アーム17の内部において、スポンジブラシ16を自転させるためのブラシ自転機構22が結合されており、このブラシ自転機構22の駆動力が回転軸19に入力されることにより、スポンジブラシ16が自転するようになっている。
一方、アーム支持軸18には、移動手段としての昇降駆動機構23および揺動駆動機構24が結合されている。昇降駆動機構23の駆動力がアーム支持軸18に入力されると、揺動アーム17およびアーム支持軸18が鉛直方向に一体的に上下動される。また、揺動駆動機構24の駆動力がアーム支持軸18に入力されると、アーム支持軸18を支点として揺動アーム17が水平に揺動される。
昇降駆動機構23および揺動駆動機構24の駆動力をアーム支持軸18に入力させることにより、スポンジブラシ16がウエハWの周縁部に当接して当該周縁部を洗浄する処理位置と、前記処理位置から退避して待機するときの待機位置との間で、揺動アーム17を移動させることができる。図1に、スポンジブラシ16が処理位置にあるときの揺動アーム17の位置を二点鎖線で示し、スポンジブラシ16が待機位置にあるときの揺動アーム17の位置を実線で示す。
図3は、スポンジブラシ16およびその周辺の構成を示す断面図である。
ホルダ取付部20は、円環状をなす板状の上壁部25と、この上壁部25に一体的に結合され、上壁部25の周縁から下方に向けて延びる円筒状の側壁部26とを備えている。回転軸19は、上壁部25を挿通しており、当該上壁部25に固定されている。また、側壁部26の内周面には、雌ねじ部27が形成されている。ブラシホルダ21には、その上端部に雄ねじ部28が形成されており、この雄ねじ部28が雌ねじ部27にねじ込まれることにより、ブラシホルダ21がホルダ取付部20に取り付けられている。
ブラシホルダ21は、円柱状の樹脂ブロック29と、樹脂ブロック29の中心軸線上に配置され、上端部が樹脂ブロック29の下面に挿入されて固定された芯材30と、この芯材30の下端に取り付けられたプレート31とを備えている。芯材30の下端部には、ねじ孔が形成されており、このねじ孔にプレート31の中心を貫通するボルト32がねじ込まれることにより、プレート31が芯材30に取り付けられている。前述の雄ねじ部28は、樹脂ブロック29の上端部に形成されている。
スポンジブラシ16は、鉛直軸線まわりに回転対称な鼓状に形成されており、芯材30に外嵌された状態で、樹脂ブロック29とプレート31との間で保持されている。スポンジブラシ16は、ウエハWの表面の周縁領域7および周端面9を洗浄するための第1洗浄部33と、この第1洗浄部33の下端に一体的に結合され、ウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9を洗浄するための第2洗浄部34とを備えている。
第1洗浄部33は、その上部33aが円筒状をなし、下部33bが下方に向けて狭まる倒立円錐台状をなしている。第1洗浄部33の下部33bの側面は、その上端縁が上部33aの側面の下端縁に連続し、その中心軸線に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線に近づくように傾斜している。この第1洗浄部33において、下部33bの側面がウエハWの表面の周縁領域7および周端面9を洗浄するための第1洗浄面35となっている。
また、第2洗浄部34は、第1洗浄部33の下端に一体的に結合されて、第1洗浄部33と中心軸線を共有するように配置されている。第2洗浄部34は、上部34aが下方に向けて拡がる円錐台状をなし、下部34bが円筒状をなしている。第2洗浄部34の上部34aの側面は、その上端縁が第1洗浄部33の下部33bの側面の下端縁に連続し、その中心軸線に対して45度の傾斜角度を有して、下方ほど中心軸線から離れるように傾斜している。また、上部34aの側面の下端縁は、下部34bの側面の上端縁に連続している。この第2洗浄部34において、上部34aの側面がウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9を洗浄するための第2洗浄面36となっている。
図4は、基板処理装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
基板処理装置1は、マイクロコンピュータを含む制御部37を備えている。この制御部37には、使用者によって処理レシピ(ウエハWの処理のための各種条件)を入力するためのレシピ入力キー38が接続されている。さらに、制御部37には、スピンモータ12、ブラシ自転機構22、昇降駆動機構23および揺動駆動機構24などが制御対象として接続されている。処理液バルブ15の開閉は、制御部37によって制御される。
図5は、基板処理装置1におけるウエハWの処理の一例を説明するための工程図である。また、図6および図7は、それぞれ、ウエハWの処理中におけるスポンジブラシ16の状態を示す側面図である。
ウエハWの処理に先立ち、使用者によって、レシピ入力キー38が操作されて、ウエハWの周端面9に対するスポンジブラシ16の押し付け量が設定されている(ステップS1)。押し付け量とは、ウエハWの周端面9にスポンジブラシ16の洗浄面(第1洗浄面35または第2洗浄面36)を押し付けたときのスポンジブラシ16の弾性変形量をいう。
処理室2内にウエハWが搬入され(ステップS2)、そのウエハWがスピンチャック3に保持されると、制御部37によりスピンモータ12が制御されて、スピンチャック3によるウエハWの回転が開始される(ステップS3)。次いで、制御部37により処理液バルブ15が開かれて、表面ノズル4および裏面ノズル5からそれぞれウエハWの表面および裏面への処理液の供給が開始される(ステップS4)。
また、制御部37によりブラシ自転機構22が制御されて、スポンジブラシ16が自転させられる。その後、制御部37により昇降駆動機構23および揺動駆動機構24が制御されて、スポンジブラシ16の第2洗浄面36が、スピンチャック3により回転されるウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に当接される(ステップS5)。
具体的には、まず、昇降駆動機構23が制御されて、スポンジブラシ16がレシピ入力キー38から設定された押し付け量に応じた高さの位置に移動され、スポンジブラシ16の第2洗浄面36がウエハWの周端面9に水平に対向する。次に、揺動駆動機構24が制御されて、揺動アーム17が旋回し、スポンジブラシ16が水平移動される。これにより、スポンジブラシ16の第2洗浄面36がウエハWの周縁部に押し付けられ、図6に示すように、ウエハWの周縁部がスポンジブラシ16の第2洗浄面36に食い込む。したがって、スポンジブラシ16の第2洗浄面36がウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に押し付けられる。スポンジブラシ16は、弾性変形することによりウエハWの周縁部に隙間なく密着するようになっている。
スポンジブラシ16の第2洗浄面36がウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に押し付けられているとき、ウエハWは、スピンモータ12によって回転されている。したがって、スポンジブラシ16の第2洗浄面36は、ウエハWの周縁部に当接された状態で、ウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に対して相対移動(相対回転)する。そのため、スポンジブラシ16の第2洗浄面36は、ウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に擦り付けられる。これにより、ウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に強固に付着している汚染物質が、スポンジブラシ16に保持された多数の砥粒によって剥離され、剥離された汚染物質が、スポンジブラシ16やウエハWの周縁部に供給された処理液によってウエハWから除去される。このようにして、ウエハWの裏面の周縁領域8および周端面9に対するスポンジブラシ16による洗浄(以下では、「スポンジブラシ16によるウエハWの裏面側への洗浄」という。)が行われる。
スポンジブラシ16の第2洗浄面36がウエハWに当接してから所定時間が経過すると、制御部37により昇降駆動機構23が制御されて、スポンジブラシ16が所定の高さまで鉛直方向に下降される。これにより、スポンジブラシ16の第1洗浄面35がウエハWの周縁部に押し付けられ、図7に示すように、ウエハWの周縁部がスポンジブラシ16の第1洗浄面35に食い込む。(ステップS6)。その結果、スポンジブラシ16の第1洗浄面35が、ウエハWの表面の周縁領域7および周端面9が押し付けられ、スポンジブラシ16によるウエハWの裏面側への洗浄と同様に、ウエハWの表面の周縁領域7および周端面9に対するスポンジブラシ16による洗浄が行われる。すなわち、本実施形態では、1つのブラシで、ウエハWの表面の周縁領域7、裏面の周縁領域8および周端面9が洗浄される。
スポンジブラシ16の第1洗浄面35がウエハWに当接してから所定時間が経過すると、制御部37により昇降駆動機構23および揺動駆動機構24が制御されて、スポンジブラシ16が待機位置に退避される(ステップS7)。また、スポンジブラシ16が待機位置に戻される間に、ブラシ自転機構22が停止されて、スポンジブラシ16の回転が停止される。さらに、制御部37により処理液バルブ15が閉じられて、表面ノズル4および裏面ノズル5からの処理液の供給が停止される(ステップS8)。
その後は、制御部37によりスピンモータ12が制御されて、ウエハWが高速(たとえば、3000rpm)で回転される(ステップS9)。これにより、ウエハWに付着している処理液が振り切られ、ウエハWが乾燥される。ウエハWの高速回転が所定時間にわたって続けられると、スピンモータ12が停止されて、スピンチャック3によるウエハWの回転が停止される(ステップS10)。そして、ウエハWが静止した後、その処理済みのウエハWが処理室2から搬出されていく(ステップS11)。
以上のように本実施形態では、スポンジブラシ16に砥粒が保持されているので、この砥粒によって、ウエハWの周縁部に強固に付着している汚染物質を剥離させることができる。そして、この剥離された汚染物質をスポンジブラシ16やウエハWの周縁部に供給された処理液によって除去することができる。これにより、ウエハWの周縁部に強固に付着している汚染物質を当該周縁部から良好に除去することができる。さらに、砥粒が保持されたスポンジブラシ16を用いることにより、従来のブラシに比べて、ウエハWの周縁部に強固に付着している汚染物質を比較的短時間で除去することができるので、ウエハWの洗浄時間(処理時間)を短縮することができる。
この発明の実施形態の説明は以上であるが、この発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、前述の実施形態では、1つのブラシで、ウエハWの表面の周縁領域7、裏面の周縁領域8および周端面9を洗浄する場合について説明したが、これに限らず、複数のスポンジブラシを設け、これらのスポンジブラシによって、ウエハWの表面の周縁領域7、裏面の周縁領域8および周端面9を洗浄してもよい。
また、前述の実施形態では、スピンモータ12によってスピンチャック3に保持されたウエハWを回転させることにより、ウエハWの周縁部と、当該周縁部に当接されたスポンジブラシ16を相対移動させる場合について説明したが、これに限らず、ウエハWの回転を停止させた状態、または、ウエハWを回転させた状態で、スポンジブラシ16をウエハWの周縁部に沿って移動させることにより、ウエハWの周縁部と当該周縁部に当接されたスポンジブラシ16とを相対移動させてもよい。
また、前述の実施形態において、スポンジブラシ16はスポンジブラシを保持するアーム17を揺動させることによって、スポンジブラシを処理位置と待機位置との間で移動させているが、処理位置と待機位置との間で移動させるための機構としては、ブラシを保持するアームをリニア駆動させる構成であってもよい。
また、前述の実施形態では、処理対象となる基板としてウエハWを取り上げたが、ウエハWに限らず、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などの他の種類の基板が処理対象とされてもよい。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 図1に示す基板処理装置の内部の図解的な側面図である。 スポンジブラシおよびその周辺の構成を示す断面図である。 前記基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 前記基板処理装置におけるウエハの処理の一例を説明するための工程図である。 ウエハの処理中におけるスポンジブラシの状態を示す側面図である。 ウエハの処理中におけるスポンジブラシの状態を示す側面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 スピンチャック(基板保持手段)
16 スポンジブラシ
23 昇降駆動機構(移動手段)
24 揺動駆動機構(移動手段)
35 第1洗浄面
36 第2洗浄面
W ウエハ(基板)

Claims (2)

  1. 基板を保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段に保持された基板の周縁部を洗浄するための周縁洗浄ブラシであって、砥粒が保持されたPVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジブラシと、
    このスポンジブラシを移動させて、前記基板保持手段に保持された基板の周縁部に前記スポンジブラシを当接させる移動手段と、
    前記基板保持手段に保持された基板の周縁部と当該基板の周縁部に当接された前記スポンジブラシとを当該当接状態を保持して相対移動させる相対移動手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記移動手段は、基板の一方表面に垂直な垂線方向に前記スポンジブラシを移動させることができるものであり、
    前記スポンジブラシは、前記垂線方向の一方側に向けて狭まる形状の第1洗浄面、および、この第1洗浄面の前記一方側の端縁から前記垂線方向の前記一方側に向けて拡がる形状の第2洗浄面を有するものである、請求項1記載の基板処理装置。
JP2008081635A 2008-03-26 2008-03-26 基板処理装置 Abandoned JP2009238938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081635A JP2009238938A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081635A JP2009238938A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009238938A true JP2009238938A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41252555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008081635A Abandoned JP2009238938A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009238938A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI549177B (zh) * 2011-03-22 2016-09-11 斯克林集團公司 基板處理裝置
JP2017069262A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP2020027807A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社荏原製作所 基板用洗浄具、基板洗浄装置、基板処理装置、基板処理方法および基板用洗浄具の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06226602A (ja) * 1993-01-26 1994-08-16 Mazda Motor Corp 研磨方法
JPH07303914A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 Nkk Corp 金属板の調質圧延設備
JP2004349675A (ja) * 2003-04-30 2004-12-09 Nippei Toyama Corp 鏡面仕上げ装置
JP2007273612A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 基板処理装置および基板処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06226602A (ja) * 1993-01-26 1994-08-16 Mazda Motor Corp 研磨方法
JPH07303914A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 Nkk Corp 金属板の調質圧延設備
JP2004349675A (ja) * 2003-04-30 2004-12-09 Nippei Toyama Corp 鏡面仕上げ装置
JP2007273612A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 基板処理装置および基板処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI549177B (zh) * 2011-03-22 2016-09-11 斯克林集團公司 基板處理裝置
JP2017069262A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
WO2017056540A1 (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
US10546763B2 (en) 2015-09-28 2020-01-28 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate treatment method and substrate treatment device
JP2020027807A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社荏原製作所 基板用洗浄具、基板洗浄装置、基板処理装置、基板処理方法および基板用洗浄具の製造方法
JP7224128B2 (ja) 2018-08-09 2023-02-17 株式会社荏原製作所 基板用洗浄具、基板洗浄装置、基板処理装置、基板処理方法および基板用洗浄具の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5698487B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4425913B2 (ja) 基板洗浄方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP4976949B2 (ja) 基板処理装置
KR101965118B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
JP4755519B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
WO2018146906A1 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP7290695B2 (ja) 超音波洗浄装置および洗浄具のクリーニング装置
JP2015019024A (ja) 基板処理装置
JP2008060299A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5173517B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009238938A (ja) 基板処理装置
KR20130111176A (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
JP4719052B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11102882A (ja) 基板洗浄装置
US11948827B2 (en) Substrate support mechanism, substrate cleaning device and substrate processing method
JP5006734B2 (ja) 基板洗浄方法および基板洗浄装置
JP2006222466A (ja) 基板洗浄装置および基板洗浄方法
JP2007067101A (ja) 基板処理装置
JP2003022994A (ja) 基板洗浄方法
JP7149869B2 (ja) 基板洗浄方法および基板洗浄装置
JP2007273611A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009206360A (ja) 基板処理装置
JP2009212119A (ja) 基板処理装置
KR20210147853A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 세정 방법
JP2021136418A (ja) 基板処理装置および基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120531

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20120629