JPH07300434A - 2,3−ジフェニルインデン化合物及びそれを含有する電子写真感光体 - Google Patents

2,3−ジフェニルインデン化合物及びそれを含有する電子写真感光体

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JPH07300434A
JPH07300434A JP18222294A JP18222294A JPH07300434A JP H07300434 A JPH07300434 A JP H07300434A JP 18222294 A JP18222294 A JP 18222294A JP 18222294 A JP18222294 A JP 18222294A JP H07300434 A JPH07300434 A JP H07300434A
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恵美 河原
Ikuko Yamada
郁子 山田
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正幸 所司
Akio Kojima
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アクセプター性化合物として電子写真感光体
に用いられる新規化合物を提供する。 【構成】 一般式(I)で表わされる2,3−ジフェニ
ルインデン化合物、及びこれを感光層に含む電子写真感
光体。 〔式中、R,R,RおよびRは、水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、シアノ基、ニトロ基よりなる
群から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。 Xは、=O、下式(II)および(III)で表わされる基
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。 =C(A)(B) (II) =N−R (III) (前記(II)において、A,Bは水素原子、ハロゲン原
子、シアノ基、芳香族基、および−COORよりなる
群から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。 前記(III)において、Rのアルキル基、芳香族基、
あるいはシアノ基を表わす。前記Rはアルキル基、芳
香族基を表わす。)〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なジフェニルインデ
ン化合物に関するものであり、本発明の化合物は新規な
電子輸送性アクセプター性化合物として複写機、プリン
ター等の電子写真感光体に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体の感光層として、
セレン、セレン−テルル合金、酸化亜鉛などの無機光導
電性物質が広く用いられてきたが、近年、有機光導電性
物質を用いた電子写真感光体に関する研究が進み、その
一部は実用化されている。ここで実用化に至った感光体
のほとんどは、電荷発生層と電荷輸送層に機能を分離し
た感光層からなる積層型電子写真感光体であり、これに
より無機光導電性物質からなる感光体と比較して劣って
いた感度及び感光体寿命の点で改善され、低コストで安
全性や多様性など有機光導電性物質の長所を生かした電
子写真感光体の設計が活発に行われるようになった。こ
の種の積層型電子写真感光体は、一般には導電性支持体
上に顔料、染料などの電荷発生物質からなる電荷発生
層、ヒドラゾン、ピラゾリンなど電荷輸送物質からなる
電荷輸送層を順に形成したもので、電子供与性である電
荷輸送物質の性質上、正孔移動型となり、感光体表面に
負帯電したとき感度を有する。ところが負帯電では帯電
時に用いるコロナ放電が正帯電に比べて不安定であり、
正帯電時の10倍程度のオゾン、窒素酸化物などを発生
し、感光体表面に吸着などし、物理的劣化や化学的劣化
を引き起こしやすく、さらに環境を悪くするという問題
がある。さら他の問題は負帯電用感光体の現像には正極
性のトナーが必要となるが正極性のトナーは強磁性体キ
ャリア粒子に対する摩擦帯電系列から見て製造が困難で
あり、二成分高抵抗磁気ブラシ現像方式においては、負
帯電トナー/現像剤の方が安定であり、選択と使用条件
の自由度も大きく、この点でも正帯電型感光体に適用範
囲は広く有利である。
【0003】そこで有機光導電性物質を用いる感光体を
正帯電で使用することが提案されている。例えば電荷発
生層上に電荷輸送層を積層して感光体を形成する際、前
記電荷輸送層に電子輸送能の大きい、例えば2,4,7
−トリニトロ−9−フルオレノン等が使用されている
が、その物質は発癌性があることが指摘されており、労
働衛生上極めて不適当である等の問題がある。また、電
子輸送化合物としては特開昭60−69657にはフル
オレニリデンメタン化合物が、特開昭61−23375
0にはアントラキノジメタン及びアンロン誘導体が使用
されているが、これらはともに繰返し特性に問題があ
り、特開平5−25136にはナフタレンジカルボン酸
イミド化合物が、特開平5−25174にはナフタレン
テトラカルボン酸ジイミド化合物が使用されているが、
これらはともに感度が不十分であり、また、バインダ樹
脂との相溶性が悪いなど、改善すべき問題点がある。さ
らに正帯電感光体として米国特許3,615,414号
には、チアピリリウム塩(電荷発生物質)をポリカーボ
ネート(バインダ樹脂)と共晶錯体を形成するように含
有させたものが示されている。しかしこの公知の感光体
では、メモリ現象が大きく、ゴーストも発生し易いとい
う欠点がある。
【0004】そこで光照射時、正孔及び電子を発生する
電荷発生物質を含有する電荷発生層を上層(表面層)と
し、正孔輸送能を有する電荷輸送物質を含む電荷輸送層
を下層とする積層構成の感光層を有する感光体を正帯電
用として使用可能と考えられる。しかしながら、前記正
帯電用感光体は電荷発生物質を含む層が表面層として形
成されるため、光照射時特に紫外線等の単波長光照射、
コロナ放電、湿度、機械的摩擦等の外部作用に脆弱な電
荷発生物質が前記表面層近傍に存在することになり、感
光体の保存中及び像形成の過程で電子写真性能が劣化
し、画質が低下するようになる。従来の電荷輸送層を表
面層とする負帯電用感光体においては、前記各種の外部
作用の影響は極めて少なく、むしろ前記電荷輸送層が下
層の電荷発生層を保護する作用を有している。
【0005】そこで例えば絶縁性かつ透明な樹脂からな
る薄い保護層を設け、前記電荷発生物質を含む層を外部
作用から保護することが考えられるが、光照射時発生す
る電荷がその保護層でブロッキングされて光照射効果が
失われてくるし、また表面層となる保護層の膜厚が大き
い場合には感度低下を招くことになる。このように正帯
電用感光体を得るための試みが種々行われているが、い
ずれも光感度、メモリ現象または労働衛生等の点で改善
すべき多くの問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は導電性
支持体とその上に形成された感光層を必須の構成要素と
し、高感度で耐久性のよい電子写真感光体を提供するこ
とである。特にバインダ樹脂との相溶性のよい高性能な
アクセプター性化合物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねてきた結果、特定の一群の
化合物を合成するにいたり、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本願の第一の発明は、一般式(I)で表
わされるジフェニルインデン化合物である。
【0008】
【化3】
【0009】又、本願の第二の発明は、導電性支持体と
その上に形成された感光層を必須の構成要素とし、該感
光層中に上記一般式(I)で表わされるジフェニルイン
デン化合物を含む電子写真感光体である。ここで、式
中、R1,R2,R3,R4は同一又は異なる、水素原子、
ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、シア
ノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の基を表わす。Xは=O,下式(II)および(III)で
表わされる基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
基を表わす。 =C(A)(B) (II) =N−R5 (III) 〔前記(II)においてA,Bは同一又は異なる水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の芳
香族基、および−COOR6よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の基を表わす。
【0010】前記(III)において、R5は置換及び無置
換のアルキル基、置換及び無置換の芳香族基、あるいは
シアノ基を表わす。前記R6は置換及び無置換のアルキ
ル基、置換及び無置換の芳香族基を表わす。これら置換
基について。例示を挙げて説明する。上式(I)におけ
るR1,R2,R3及びR4において、置換もしくは無置換
のアルキル基としては、メチル基、エチル基、イソプロ
ピル基、t−ブチル基、n−ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基、シクロ
ペンチル基などのシクロアルキル基、トリフルオロメチ
ル基、クロロメチル基、ブロモエチル基、フルオロプロ
ピル基などのハロゲン置換アルキル基、ベンジル基など
がそれぞれ例示される。
【0011】ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素などがそれぞれ例示される。上式(II)における
A,Bにおいて、置換もしくは無置換の芳香族基として
は、フェニル基、ナフチル基、アントラセン基、ピレン
基などの芳香族基が例示され、その置換基としては、ク
ロロ基、ブロモ基、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、t−ブチル基、n−ブチル基、ニトロ基、シアノ
基、メトキシ基、エトキシ基、アセトキシ基、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボ
ニル基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、
N,N−ジメチルアミノ、ベンゾオキシアミノ基、N,
N−ジメチルアミド基、メチルチオキシ基、トリフルオ
ロメチル基、フェニル基などがそれぞれ例示される。上
式(II)及び(III)におけるR5及びR6において、置
換もしくは無置換のアルキル基の例は先にあげたR1
2,R3及びR4のそれらの例と同様である。上式(I
I)及び(III)におけるR5及びR6において、置換もし
くは無置換のアルキル基の例は先に挙げたA及びBのそ
れらの例と同様である。本発明の一般式(I)のジフェ
ニルインデン化合物の具体例を、表1に示すが、これら
に限定されるものではない。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】前記一般式(I)の化合物は任意の公知の
方法によって製造することができるが、例えば下記反応
式(a)のように、一般式(I’)で表わされる2,3
−ジフェニルインデノン化合物と、対応する一般式
(1),(2),(3)及び(4)で表わされるメチレ
ン化合物とを、酸性触媒あるいは塩基性触媒の存在下で
反応させることによって得ることができる。
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6
は前記に同じ。RはA,Bにおける置換もしくは無置換
の芳香族基の例に同じ) 上記の反応に反応に使用される酸性触媒としては、例え
ば四塩化チタン、塩化亜鉛、塩化アルミあるいは三フッ
化ホウ素などのルイス酸が挙げられ、塩基性触媒として
は、N−メチルモルフォリン、N−メチルピペリジン、
ピリジン、ピペリジンあるいはトリエチルアミンなどの
有機塩基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムあるいは酢酸
アンモニウムなどの酢酸塩、炭酸ナトリウムあるいは炭
酸カリウムなどの無機塩基などを挙げることができる。
反応は通常無溶媒か、ジクロロメタン、ジクロロエタン
などのハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル系溶媒あるいはベンゼン、トルエンな
どの芳香族系溶媒中で行うことができる。反応温度は−
20℃から150℃、好ましくは0℃から100℃で行
われる。
【0019】また、前記一般式(I)の化合物は、例え
ば下記反応式(b)のように、一般式(I’)で表わさ
れる2,3−ジフェニルインデノン化合物と、対応する
一般式(5)で表わされるアニリン化合物とを、酸性触
媒の存在下で反応させることによって得ることができ
る。ただし、R5がシアノ基の場合は後述の方法の方が
よい) 反応に使用される酸性触媒としては、例えば四塩化チタ
ン、塩化亜鉛、塩化アルミあるいは三フッ化ホウ素など
のルイス酸が挙げられる。反応は通常無溶媒は、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、あ
るいはベンゼン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行う
ことができる。反応温度は−20℃から150℃、好ま
しくは0℃から100℃で行われる。
【0020】
【化5】
【0021】更に前記一般式(I)の化合物は、一般式
(I’)で表わされる2,3−ジフェニルインデノン化
合物と、下式(6)で表わされるジイミド化合物 (CH33Si−N=C=N−Si(CH33 (6) と、酸性触媒の存在下で反応させることによって得るこ
とができる。反応に使用される酸性触媒としては、例え
ば四塩化チタン、塩化亜鉛、塩化アルミあるいは三フッ
化ホウ素などのルイス酸が挙げられる。反応は通常無溶
媒か、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどのハロゲン
系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル系溶媒、あるいはベンゼン、トルエンなどの芳香族系
溶媒中で行うことができる。反応温度は0℃から150
℃、好ましくは0℃から100℃で行われる。また本発
明のジフェニルインデン化合物は、電子写真感光体の電
荷輸送物質として使用できるばかりでなく、太陽電池、
有機EL素子などの電子デバイスとしてエレクトロニク
ス分野で好適に使用することができる。次に本発明の電
子写真感光体の構成を図面によって説明する。
【0022】電子写真感光体としては例えば図1に示す
ように支持体1(導電性支持体またはシート上に導電層
を設けたもの)上に電荷発生物質と必要に応じてバイン
ダ樹脂を含有する層(電荷発生層)2を下層とし、電荷
輸送物質と必要に応じてバインダ樹脂を含有する層(電
荷輸送層)3を上層とする積層構成の感光層4を設けた
もの、図2に示すように図1の感光層4の上に保護層5
を設けたもの、及び図3に示すように支持体上に電荷発
生物質と電荷輸送物質と必要に応じてバインダ樹脂を含
有する単層構成の感光層6を設けたもの、等が挙げられ
るが、図3の単層構成の感光体6の上層に保護層が設け
られてもよく、また支持体と感光層の間に中間層が設け
られてもよい。本発明の電子写真感光体において使用す
る電荷発生物質としては、可視光を吸収してフリー電荷
を発生するものであれば、無機物質及び有機物質のいず
れをも用いることができる。例えば無定形セレン、三方
晶系セレン、セレン−砒素合金、セレン−テルル合金、
硫化カドミウム、セレン化カドミウム、硫セレン化カド
ミウム、硫化水銀、酸化鉛、硫化鉛、アモルファスシリ
コン等の無機物質、或いはビスアゾ系色素、ポリアゾ系
色素、トリアリールメタン系色素、チアジン系色素、オ
キサジン系色素、キサンテン系色素、シアニン系色素、
スチリル系色素、ピリリウム系色素、キナクリドン系色
素、インジゴ系色素、ペリレン系色素、多環キノン系色
素、ビスベンズイミダゾール系色素、インダンスロン系
色素、スクアリリウム系色素、アントラキノン系色素、
及びフタロシアニン系色素等の有機物質が挙げられる。
【0023】本発明の電子写真感光体において感光層に
使用可能なバインダ樹脂としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ピリエステル樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂、
メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付加型樹脂、重縮
合型樹脂、並びにこれらの樹脂の繰返し単位のうち2つ
以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸
共重合体樹脂等の絶縁性樹脂のほか、ポリ−N−ビニル
カルバゾール等の高分子有機半導体が挙げられる。前記
感光層を支持する導電性支持体としては、アルミニウ
ム、ニッケルなどの金属板、金属ドラムまたは金属箔、
アルミニウム、酸化錫、酸化インジウムなどを蒸着した
プラスチックフィルム或いは導電性物質を塗布した紙、
プラスチックなどのフィルムまたはドラムを使用するこ
とができる。次に本発明の電子写真感光体の製造につい
て説明する。
【0024】本発明にかかる電子写真感光体が電荷発生
層と電荷輸送層の積層構成、即ち、図1及び図2で示す
構成のものである場合、先ず導電性支持体上に電荷発生
層を形成する。電荷発生層は電荷発生物質を導電性支持
体上に真空蒸着するか、或いは適当な溶媒に単独もしく
は適当なバインダ樹脂と共に溶解もしくは分散せしめた
ものを導電性支持体上に塗布、乾燥して電荷輸送物質と
同様に形成することができる。上記電荷発生物質を分散
せしめて電荷発生層を形成する場合、その電荷発生物質
は2μm以下、好ましくは1μm以下の平均粒径の粉粒
体とするのが好ましい。すなわち、粒径があまりに大き
いと層中への分散が悪くなると共に、粒子が表面に一部
突出して表面の平滑性が悪くなり、場合によっては粒子
の突出部分で放電が生じたり或いはそこにトナー粒子が
付着してトナーフィルミング現象が生じやすい。ただ
し、前記の粒径があまりに小さいと却って凝集しやす
く、層の抵抗が上昇したり、結晶欠陥が増えて感度及び
繰返し特性が低下したり、或いは微細化する上で限界が
あるから、平均粒径の下限を0.01μmとするのが好
ましい。
【0025】電荷発生層は次の如き方法によって設ける
ことができる。すなわち、電荷発生物質はボールミル、
ホモミキサー等によって分散媒中で微細粒子とし、バイ
ンダ樹脂を加えて混合分散して得られる分散液を塗布す
る方法である。この方法において超音波の作用下に粒子
を分散させると、均一分散が可能である。また電荷発生
層中、電荷発生物質がバインダ樹脂に含有される割合
は、バインダ樹脂100重量部に対して20〜200重
量部とされる。以上のようにして形成される電荷発生層
の膜厚は、好ましくは0.01〜10μm、特に好まし
くは0.1〜5μmである。電荷輸送層は本発明の電荷
輸送物質を、適当な溶媒に単独もしくは適当なバインダ
樹脂とともに溶解もしくは分散せしめたものを前記電荷
発生層上に塗布して乾燥させる方法により設ける。電荷
輸送層に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメ
チルホルムアミド、トルエン、キシレン、モノクロルベ
ンゼン、1,2−ジクロルエタン、ジクロルメタン、
1,1,1−トリクロルエタン、1,1,2−トリクロ
ルエチレン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル等を挙
げることができる。
【0026】この電荷輸送層中、電荷輸送物質がバイン
ダ樹脂に含有される割合は、バインダ樹脂100重量部
に対して電荷輸送物質が20〜200重量部とするのが
好ましい。電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜50μ
m、特に好ましくは5〜30μmである。次に本発明に
係る電子写真感光体が単層構成、即ち図3で示す構成の
ものである場合、電荷発生物質及び本発明の電荷輸送物
質をバインダー樹脂と共に溶解もしくは分散せしめたも
のを導電性支持体上に塗布、乾燥させる方法により形成
することができる。電荷発生物質及び電荷輸送物質がバ
インダ樹脂に含有される割合は、バインダ樹脂100重
量部に対して電荷発生物質は20〜200重量部、電荷
輸送物質は20〜200重量部とするのが好ましい。こ
の単層構成の感光体の膜厚は7〜50μm、さらに好ま
しくは10〜30μmである。
【0027】また、前記中間層は接着層またはバリヤ層
等として機能するもので、上記のバインダ樹脂のほか
に、例えばポリビニルアルコール、エチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共
重合体、カゼイン、N−アルコキシメチルナイロン等の
樹脂をそのまま、または酸化スズあるいはインジウムな
どを分散させたもの、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、或
いは酸化ケイ素などの蒸着膜等が用いられる。中間層の
膜厚は1μm以下が望ましい。また、前記保護層に用い
られる材料としては、前述の樹脂をそのまま使用する
か、または酸化スズや酸化インジウムなどの低抵抗物質
を分散させたものが適当である。また、有機プラズマ重
合膜も使用でき、その有機プラズマ重合膜は必要に応じ
て適宜酸素、窒素、ハロゲン、周期率表の第III族、第
V族原子を含んでもよい。
【0028】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、本発明のジフェニルインデン化合物の実施例は「合
成例」とし、電子写真感光体の「実施例」とは区別し
た。実施例中「部」は特に規定しないかぎり、「重量
部」である。 合成例1〔構造式(2)の化合物の合成〕 市販の2,3−ジフェニル−1−インデノン5.7g
(0.02mol)と、マロノニトリル2.6g(0.
04mol)をピリジン100mlに溶解させ、窒素雰
囲気下4時間還流させた後、室温まで放冷した。これを
水層に移し、塩酸酸性にした後、トルエンで抽出した。
トルエン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、トル
エンを留去し、次いで残渣に対し、トルエンを展開溶媒
としたシリカゲルクロマトグラフィー処理を行い、得ら
れた粗製の目的物をエタノールから再結晶して純粋な目
的物4.9gを得た。融点180.5〜182.1℃。
元素分析値はCが87.28(87.25)、Hが4.
04(4.27)、Nが8.45(8.48)となり一
致した〔( )内は理論値。〕。また、このものの赤外
線スペクトル図を図4に示す。
【0029】合成例2〔構造式(6)の化合物の合成〕 市販の2,3−ジフェニル1−インデノン5.7g
(0.02mol)とシアノ酢酸n−ブチルエステル
5.6g(0.04mol)をジクロロメタンに溶解し
氷冷撹拌下で四塩化チタン7.6g(0.04mol)
を滴下し、次にN−メチルモルフォリン8.2g(0.
08mol)を滴下し、更に室温で5時間撹拌を行っ
た。これを水層に移し、クロロホルムで抽出した。クロ
ロホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、クロ
ロホルムを留去し、次いで残渣に対し、トルエンを展開
溶媒としたシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理を
行い、得られた粗製の目的物をエタノールから再結晶し
て純粋な目的物5.4gを得た。融点83.0〜84.
0℃、元素分析値はCが83.01(82.93)、H
が5.78(5.72)、Nが3.51(3.45)と
なり、一致した〔( )内は理論値〕。また、このもの
の赤外線吸収スペクトル図を図5に示す。
【0030】実施例1 下記化学式(IV)で表わされるビスアゾ色素5部、ブチ
ラール樹脂(デンカブチラール樹脂#3000−2:電
気化学工業(株)製)2.5部、及びテトラヒドロフラ
ン92.5部をボールミルにて12時間分散させ、次に
テトラヒドロフランを2重量%の分散液濃度になるよう
に加え、再分散させて塗布液を調整した。調整した分散
液をアルミニウムを蒸着した100μm厚のポリエステ
ルフィルム上にドクターブレードにて流延塗布し、乾燥
後の膜厚が1.0μmの電荷発生層を形成した。
【0031】
【化6】
【0032】このようにして得られた電荷発生層上に、
例示化合物(化合物No.1)6部、ポリカーボネート樹
脂〔K−1300:帝人化成(株)製〕10部、メチル
フェニールシリコン〔KF50−100cps:信越化
学工業(株)製〕0.002部、及びテトラヒドロフラ
ン94部からなる処方の塗布液を調整し、ドクダーブレ
ードにて流延塗布し、乾燥後の膜厚が20.0μmの電
荷輸送層を形成し、アルミニウム電極/電荷発生層/電
荷輸送層で構成される積層型電子写真感光体(感光体N
o.1)を作製した。
【0033】実施例2〜5 実施例1の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、例
示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物No.
29、化合物No.40を用いること以外は実施例1と同
様の方法で感光体No.2、感光体No.3、感光体No.
4、感光体No.5を作製した。 比較例1 実施例1の例示化合物の代わりに2,4,7−トリニト
ロフルオレノン(TNF)を用いること以外は実施例1
と同様の方法で感光体No.6を作製した。
【0034】実施例6 前記化学式(IV)で表わされるビスアゾ色素の代わり
に、下記一般式(V)で表わされるビスアゾ色素を用い
ること以外は、実施例1と同様の方法で電荷発生層を作
製した。
【0035】
【化7】
【0036】このようにして得られた電荷発生層上に、
例示化合物(化合物No.1)6部、ポリカーボネート樹
脂〔K−1300:帝人化成(株)製〕10部、メチル
フェニールシリコン〔KF50−100cps:信越化
学工業(株)製〕0.002部、及びテトラヒドロフラ
ン94部からなる塗布液を調整し、実施例1と同様の方
法で乾燥後の膜厚が20.0μmの電荷輸送層を形成
し、アルミニウム電極/電荷発生層/電荷輸送層で構成
される積層型電子写真感光体(感光体No.7)を作製し
た。
【0037】実施例7〜10 実施例6の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、例
示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物No.
29、化合物No.40を用いること以外は実施例6と同
様の方法で感光体No.8、感光体No.9、感光体No.1
0、感光体No.11を作製した。 比較例2 実施例6の例示化合物の代わりに2,4,7−トリニト
ロフルオレノンを用いること以外は実施例11と同様の
方法で感光体No.12を作製した。
【0038】実施例11 前記化学式(IV)で表わされるビスアゾ色素5部の代わ
りに、下記一般式(VI)で表わされるトリスアゾ色素6
部を用いること以外は、実施例1と同様の方法で電荷発
生層を作製した。
【0039】
【化8】
【0040】このようにして得られた電荷発生層上に、
例示化合物(化合物No.1)6部、ポリカーボネート樹
脂〔K−1300:帝人化成(株)製〕10部、メチル
フェニールシリコン〔KF50−100cps:信越化
学工業(株)製〕0.002部、及びテトラヒドロフラ
ン94部からなる塗布液を調整し、実施例1と同様の方
法で乾燥後の膜厚が20.0μmの電荷輸送層を形成
し、アルミニウム電極/電荷発生層/電荷輸送層で構成
される積層型電子写真感光体(感光体No.13)を作製
した。
【0041】実施例12〜15 実施例11の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、
例示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物N
o.29、化合物No.40を用いること以外は実施例11
と同様の方法で感光体No.14、感光体No.15、感光
体No.16、感光体No.17を作製した。 比較例2 実施例11の例示化合物の代わりに2,4,7−トリニ
トロフルオレノンを用いること以外は実施例11と同様
の方法で感光体No.18を作製した。 実施例16 無金属フタロシアニン5部、ポリビニルブチラール樹脂
〔エスレックスBLS:積水化学(株)製〕5部、及び
テトラヒドロフラン90部をボールミルにて12時間分
散させ、次にテトラヒドロフランを2重量%の分散液濃
度になるように加え、正分散させて塗布液を調整した。
このようにして調整した分散液をアルミニウムを蒸着し
た100μm厚のポリエステルフィルム上にドクターブ
レードにて流延塗布し、乾燥後の膜厚が0.5μmの電
荷発生層を形成した。このようにして得られた電荷発生
層上に、例示化合物(化合物No.1)6部、ポリカーボ
ネート樹脂〔K−1300:帝人化成(株)製〕10
部、及びテトラヒドロフラン94部からなる処方の塗布
液を調整し、ドクダーブレードにて流延塗布し、乾燥後
の膜厚が20.0μmの電荷輸送層を形成し、アルミニ
ウム電極/電荷発生層/電荷輸送層で構成される積層型
電子写真感光体(感光体No.19)を作製した。
【0042】実施例17〜20 実施例16の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、
例示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物N
o.29、化合物No.40を用いること以外は実施例16
と同様の方法で感光体No.20、感光体No.21、感光
体No.22、感光体No.23を作製した。 実施例21 前記化学式(IV)で表わされるビスアゾ色素0.5部を
ポリカーボネートZ〔帝人化成(株)製〕の10wt%
テトラヒドロフラン溶液10g、テトラヒドロフラン9
gとともにボールミリングした後、顔料組成2wt%、
ポリカーボネートZ組成が50wt%、例示化合物(化
合物No.1)20wt%、下記の正孔移動物質が28w
t%となるように10wt%のポリカーボネートZ溶
液、2,3−ジフェニルインデン化合物、正孔移動物質
を加え、十分に撹拌し、感光体塗布液を調整した。この
ようにして調整した塗布液をアルミニウムを1000A
の厚さに蒸着した75μm厚のポリエステルフィルム上
にドクターブレードにて塗布し、乾燥後の膜厚が15μ
mの感光層を有する単層型電子写真用感光体(感光体N
o.24)を作製した。
【0043】
【化9】
【0044】実施例22〜25 実施例21の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、
例示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物N
o.29、化合物No.40を用いること以外は実施例21
と同様の方法で感光体No.25、感光体No.26、感光
体No.27、感光体No.28を作製した。 比較例4 2,3−ジフェニルインデン化合物を除いた以外は実施
例21と同様の条件で感光体No.29を作製した。
【0045】実施例26 X型無金属フタロシアニン〔Fastogen Blu
e 8120BS(株)DIC製〕0.5gをポリカー
ボネートZの10wt%テトラヒドロフラン溶液10
g、テトラヒドロフラン9gとともにボールミリングし
た後、顔料組成2wt%、ポリカーボネートZ組成が5
0wt%、例示化合物(化合物No.1)が20wt%、
下記の正孔移動物質が28wt%となるように10wt
%のポリカーボネートZ溶液、2,3−ジフェニルイン
デン化合物、正孔移動物質を加え、十分に撹拌し、感光
体塗布液を調整した。このようにして調整した塗布液を
アルミニウムを1000Aの厚さに蒸着した75μm厚
のポリエステルフィルム上にドクターブレードして塗布
し、乾燥後の膜厚が15μmの感光層を有する単層型電
子写真用感光体No.30を作製した。
【0046】
【化10】
【0047】実施例27〜30 実施例26の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、
例示化合物中の化合物No.2、化合物No.6、化合物N
o.29、化合物No.40を用いること以外は実施例26
と同様の方法で、感光体No.31、感光体No.32、感
光体No.33、感光体No.34を作製した。 比較例5 2,3−ジフェニルインデン化合物を除いた以外は実施
例26と同様の条件で感光体No.35を作製した。以上
のようにして得られた電子写真感光体について、静電複
写紙試験装置(川口電気製作所:SP−428)を用い
て以下のように特性評価を行った。+6KVのコロナ放
電を施して、正帯電した後、20秒間暗所に放置し、そ
の時の表面電位Voを測定し、次いでタングステンラン
プを用いて表面の照度が20ルックスになるように光照
射し、そのときVoが半分になるのに要した露光量をE
1/2(lux・sec)を測定した。その結果を表2,
3に示す。
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【発明の効果】本発明に係る一般式(I)で表わされる
2,3−ジフェニルインデン化合物は新規であり、比較
的簡単で効率の良い方法により製造することができ、バ
インダ樹脂中で優れた溶解性または分散性を有し、又、
電荷発生物質より発生された電荷を、受入れそして輸送
する優れた能力を有し電荷輸送物質として優れた機能を
有する。また、これら2,3−ジフェニルインデン化合
物を電荷輸送物質として含有する本発明の電子写真感光
体は、高い暗減衰率及び高い感度を有する上、耐久性に
優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真感光体の断面図である。
【図2】本発明に係る別の例の電子写真感光体の断面図
である。
【図3】本発明に係る更に別の例の電子写真感光体の断
面図である。
【図4】合成例1で得られた構造式(2)で表わされる
2,3−ジフェニルインデン化合物の赤外線吸収スペク
トル図である。
【図5】合成例2で得られた構造式(6)で表わされる
2,3−ジフェニルインデン化合物の赤外線吸収スペク
トル図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 電荷発生層 3 電荷輸送層 4 感光層(積層構成) 5 保護層 6 感光層(単層構成)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 205/45 7537−4H 251/20 255/49 // G03G 5/06 314 A (72)発明者 小島 明夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表わされる2,3−
    ジフェニルインデン化合物 【化1】 〔式中、R1,R2,R3およびR4は、同一又は異なる、
    水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少な
    くとも1種の基を表わす。 Xは、=O,下式(II)および(III) で表わされる基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    の基を表わす。 =C(A)(B) (II) =N−R5 (III) (前記(II)において、A,Bは同一又は異なる水素原
    子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の芳
    香族基、および−COOR6よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の基を表わす。前記(III)において、R5
    は置換及び無置換のアルキル基、置換及び無置換の芳香
    族基、あるいはシアノ基を表わす。前記R6は置換及び
    無置換のアルキル基、置換及び無置換の芳香族基を表わ
    す。)〕
  2. 【請求項2】 導電性支持体とその上に形成された感光
    層を必須の構成要素とし、該感光層中に一般式(I)で
    表わされる2,3−ジフェニルインデン化合物を含む電
    子写真感光体。 【化2】 〔上式(I)において、R1,R2,R3,R4およびXは
    請求項1におけるR1,R2,R3,R4及びXと同義であ
    る。〕
  3. 【請求項3】 前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層の
    2層からなり、少なくとも電荷輸送層は前記一般式
    (I)で表わされる2,3−ジフェニルインデン化合物
    を含有する請求項2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光層が電荷発生物質及び電荷輸送
    物質含む単層型電子写真感光体において、電荷輸送物質
    として、前記一般式(I)で表わされる2,3−ジフェ
    ニルインデン化合物を少なくとも一種を含有する請求項
    2に記載の電子写真感光体。
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US7556902B2 (en) 2004-08-27 2009-07-07 Ricoh Company, Ltd. Aromatic polyester resin, and electrophotographic photoconductor and image forming apparatus using thereof
JP2015087504A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 積層型電子写真感光体

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