JPH07152186A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH07152186A
JPH07152186A JP32311493A JP32311493A JPH07152186A JP H07152186 A JPH07152186 A JP H07152186A JP 32311493 A JP32311493 A JP 32311493A JP 32311493 A JP32311493 A JP 32311493A JP H07152186 A JPH07152186 A JP H07152186A
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JP
Japan
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Application number
JP32311493A
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English (en)
Inventor
Emi Kawahara
恵美 河原
Masayuki Shiyoji
正幸 所司
Akio Kojima
明夫 小島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 導電性支持体上に電荷発生物質及び電荷輸送
物質を含有する感光体層を設けてなり、高感度で耐久性
のよい電子写真感光体の提供。 【構成】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生物質及
び電荷輸送物質を含有する感光体層を設けてなる電子写
真感光体において、電荷輸送物質として、下記一般式
(I)および(II)で表わされるアントラキノン誘導体
よりなる群から選ばれた少なくとも1種のアントラキノ
ン誘導体を使用することを特徴とする電子写真感光体。 〔上式(I)および(II)において、R1 、R2 はア
ルキル基、芳香族基および複素環基よりなる群から選ば
れた少なくとも1種の基を表わし、X、Yは、=O、=
N(CN)などを表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体層の電荷輸送材
料として特定構造のアントラキノン誘導体を用いた電子
写真感光体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真感光体の感光層として、セ
レン、セレン−テルル合金、酸化亜鉛などの無機光導電
性物質が広く用いられてきたが、近年、有機光導電性物
質を用いた電子写真感光体に関する研究が進み、その一
部は実用化されている。ここで、実用化に至った感光体
のほとんどは、電荷発生層と電荷輸送層に機能を分離し
た感光層からなる積層型電子写真感光体であり、これに
より、無機光導電性物質からなる感光体と比較して劣っ
ていた感度及び感光体寿命の点で改善され、低コスト
で、安全性や多様性など有機光導電性物質の長所を生か
した電子写真感光体の設計が活発に行われるようになっ
た。この種の積層型電子写真感光体は、一般には、導電
性支持体上に、顔料、染料などの電荷発生物質からなる
電荷発生層、ヒドラゾン、ピラゾリンなど電荷輸送物質
からなる電荷輸送層を順に形成したもので、電子供与性
である電荷輸送物質の性質上、正孔移動型となり、感光
体表面に負帯電したとき感度を有する。ところが、負帯
電では、帯電時に用いるコロナ放電が正帯電に比べて不
安定であり、正帯電時の10倍程度のオゾン、窒素酸化
物などを発生し、感光体表面に吸着などの物理的劣化や
化学的劣化を引き起こしやすく、さらに、環境を悪くす
るという問題がある。さらに他の問題は、負帯電用感光
体の現像には正極性のトナーが必要となるが正極性のト
ナーは強磁性体キャリア粒子に対する摩擦帯電系列から
見て製造が困難であり、2成分高抵抗磁気ブラシ現像方
式においては、負帯電トナー/現像剤の方が安定であ
り、選択と使用条件の自由度も大きく、この点でも正帯
電型感光体に適用範囲は広く有利である。そこで、有機
光導電性物質を用いる感光体を正帯電で使用することが
提案されている。例えば、電荷発生層上に電荷輸送層を
積層して感光体を形成する際、前記電荷輸送層に電子輸
送能の大きい、例えば2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン等が使用されているが、その物質は発癌性が
あり、労働衛生上極めて不適当である等の問題がある。
さらに正帯電感光体として、米国特許3,615,41
4号には、チアピリリウム塩(電荷発生物質)をポリカ
ーボネート(バインダ樹脂)と共晶錯体を形成するよう
に含有させたものが示されている。しかしこの公知の感
光体では、メモリ現象が大きく、ゴーストも発生し易い
と言う欠点がある。そこで光照射時、正孔及び電子を発
生する電荷発生物質を含有する電荷発生層を上層(表面
層)とし、正孔輸送能を有する電荷輸送物質を含む電荷
輸送層を下層とする積層構成の感光層を有する感光体を
正帯電用として使用可能と考えられる。しかしながら、
前記正帯電用感光体は電荷発生物質を含む層が表面層と
して形成されるため、光照射時特に紫外線等の単波長光
照射、コロナ放電、湿度、機械的摩擦等の外部作用に脆
弱な電荷発生物質が前記表面層近傍に存在することにな
り、感光体の保存中及び像形成の過程で電子写真性能が
劣化し、画質が低下するようになる。従来の電荷輸送層
を表面層とする負帯電用感光体においては、前記各種の
外部作用の影響は極めて少なく、むしろ前記電荷輸送層
が下層の電荷発生層を保護する作用を有している。そこ
で、例えば絶縁性かつ透明な樹脂からなる薄い保護層を
設け、前記電荷発生物質を含む層を外部作用から保護す
ることが考えられるが、光照射時発生する電荷がその保
護層でブロッキングされて光照射効果が失われてくる
し、また表面層となる保護層の膜厚が大きい場合には感
度低下を招くことになる。このように正帯電用感光体を
得るための試みが種々行なわれているが、いずれも光感
度、メモリ現象または労働衛生等の点で改善すべき多く
の問題点がある。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、導電性支持体上に電荷
発生物質及び電荷輸送物質を含有する感光体層を設けて
なり、高感度で耐久性のよい電子写真感光体を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく従来より研究を重ねてきた結果、特定の
アントラキノン誘導体を使用することにより、前記従来
技術の問題点を解決することのできることを見出し本発
明を完成した。すなわち本発明によれば、導電性支持体
上に電荷発生物質及び電荷輸送物質を含有する感光体層
を設けてなる電子写真感光体において、電荷輸送物質と
して、下記一般式(I)および(II)で表されるアント
ラキノン誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも1種
のものを含有する電子写真感光体が提供される。
【0005】
【化4】
【化5】
【0006】上式(I)および(II)において、R1
2はアルキル基、芳香族基および複素環基よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。また、前記
1、R2は置換基を有していてもよく、さらに互いに結
合して環を形成してもよい。前記置換基としては、ハロ
ゲン、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シアン
基、ニトロ基、炭化水素基などが挙げられ、これら置換
基は、前記R1およびR2基に単数あるいは複数個で置換
することができる。前記R1およびR2において、アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、オ
クチル基またはシクロヘキシル基、シクロペンチル基な
どのシクロアルキル基、置換アルキル基としては、トリ
フルオロメチル基、ブロモオクチル基、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチル基、2,2−ジフル
オロ−2−トリフルオロメチル−エチル基などのハロゲ
ン置換アルキル基、2−メトキシエチル基、2,2−ジ
エトキシエチル基などのアルコキシ置換アルキル基、4
−ヘキシルオキシカルボニルヘキシル基、ブトキシカル
ボニルメチル基などのアルコキシカルボニル置換アルキ
ル基、シアノエチル基、シアノペンチル基などのシアノ
置換アルキル基、ニトロプロピル基、ニトロブチル基な
どのニトロ置換アルキル基、ベンジル基、フェニル置換
エチル基などの芳香族炭化水素基置換アルキル基など
が、それぞれ例示される。芳香族基としては、フェニル
基、アントラセン基、ナフタレン基、ピレン基、フェナ
ントレン基などの単環あるいは多環芳香族炭化水素基、
置換芳香族炭化水素基としては、4−クロロフェニル
基、1−ブロモナフチル基、2−トリフルオロメチルア
ントラセン基などのハロゲン置換芳香族炭化水素基、4
−ブトキシフェニル基、2,6−ジヘキサオキシナフチ
ル基などのアルコキシ置換芳香族炭化水素基、3−メト
キシカルボニルフェニル基、4−ブトキシカルボニルナ
フチル基などのアルコキシカルボニル置換芳香族炭化水
素基、ジフェニル、ターフェニルなどの芳香族炭化水素
置換芳香族炭化水素基、メチル基置換フェニル、エチル
基置換フェニル、ブチル基置換フェニル、ヘキシル基置
換フェニルなどのアルキル基置換フェニルなとが、それ
ぞれ例示される。複素環基としては、ピロール基、カル
バゾール基、インドール基、ピリジン基、モルホリン
基、チアジン基、ピペリジン基、ピロリジン基およびイ
ミダゾール基などが挙げられる。また、前記複素環基も
置換基を有してもよく、該置換基としては、例えば前記
したハロゲン、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基、シアノ基、ニトロ基、アシル基、炭化水素基等の基
が挙げられる。
【0007】上式(I)および(II)において、X、Y
は、=O、=N(CN)、下式(III)で表わされる基
および下式(IV)で表わされる基よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種類の基を表わす。
【化6】 前式(III)において、R3は、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、芳香族炭化水素基、アシル基、アルコ
キシ基、エステル基、アミド基、シアノ基、ニトロ基、
スルホン基またはスルホンアミド基を表わす。nは1〜
3の整数である。前式(IV)において、A、Bは水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、R4置換フェニル基およ
び−COOR5よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の基を表わす。
【0008】前記R3およびR4において、ハロゲン原子
とは、フッ素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を示
す。また、アルキル基および芳香族基は、前記R1およ
びR2におけるアルキル基および芳香族基と同様の種類
の基である。アシル基としては、アセチル基、オクチル
カルボニル基、アルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基、ベンジルオキシ基、エステル基としては、ブ
トキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、アセト
キシ基、アミド基としてはN,N−ジトリルアミド基、
N−メチル−N−フェニルアミド基、N−ブトキシカル
ボニルアミノ基、スルホンアミノ基としては、N,N−
ジヘキシルスルホンアミド基、N−メトキシスルホニル
アミノ基等が挙げられる。R5はアルキル基および芳香
族基を表わすが、その種類はR1およびR2におけるアル
キル基および芳香族基と同様の種類の基である。
【0009】次に本発明で使用するアントラキノン誘導
体の具体例を、下記一般式(V)で表わされる化合物に
ついては表1〜3、下記一般式(II)で表わされる化合
物については表4〜7に示す。但し、本発明で使用する
ことのできるアントラキノン誘導体は、下記の表1〜3
および表4〜7に記載のものに限定されるものではな
い。
【化7】
【表1】
【表2】
【表3】
【0010】
【化8】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【0011】前記一般式(I)の化合物は、任意の公知
の方法によって製造することができるが、例えば下記反
応式(A)に従ってアントラキノンカルボン酸クロリド
化合物(a)とアミン化合物(b)とを塩基性触媒の存
在下で反応することによって得ることができる。塩基性
触媒としては、N−メチルモルフォリン、N−メチルピ
ペリジン、ピリジン、ピペリジン、あるいはトリエチル
アミンなどの有機塩基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム
或いは酢酸アンモニウムなどの酢酸塩、炭酸ナトリウ
ム、或いは炭酸カリウムなどの無機塩基などを挙げるこ
とができる。反応は通常無溶媒か、ジクロロメタン、ジ
クロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、あるいはベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行なうことができ
る。反応温度は0℃から150℃、好ましくは0℃から
100℃で行なわれる。
【化9】 (前式中、R1およびR2は前記に同じ)
【0012】また、前記一般式(II)の化合物も、任意
の公知の方法によって製造することができるが、例えば
下記反応式(B)に従って、アントラキノンスルフォン
酸ナトリウム(c)と塩化チオニルとをジメチルホルム
アミドなどの極性溶媒中で反応させて、アントラキノン
スルフォン酸クロリド化合物(d)とした後、さらに該
クロリド化合物と前記アミン化合物(b)とを、塩基性
触媒の存在下で反応することによって得ることができ
る。塩基性触媒としてはN−メチルモルフォリン、N−
メチルピペリジン、ピリジン、ピペリジンあるいはトリ
エチルアミンなどの有機塩基、酢酸ナトリウム、酢酸カ
リウムあるいは酢酸アンモニウムなどの酢酸塩、炭酸ナ
トリウム、あるいは炭酸カリウムなどの無機塩基などを
挙げることができる。反応は通常無溶媒か、ジクロロメ
タン、ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、あるい
はベンゼン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行なうこ
とができる。反応温度は0℃から150℃、好ましくは
0℃から100℃で行なわれる。
【化10】
【0013】前記のようにして合成された一般式(I)
または(II)のアントラキノン化合物を下式(1)で表
わされるマロノニトリル、下式(2)で表わされるアル
キルシアノ酢酸、下式(3)で表わされるアリルアセト
ニトリル、あるいは下式(4)で表わされるマロン酸ジ
アルキルなどと、酸性触媒あるいは塩基性触媒の存在下
で反応させることによって本発明のアントラキノン誘導
体を得ることができる。反応に使用される酸性触媒とし
ては、例えば四塩化チタン、塩化亜鉛、塩化アルミある
いは三フッ化ホウ素などのルイス酸が挙げられ、塩基性
触媒としては、N−メチルモルフォリン、N−メチルピ
ペリジン、ピリジン、ピペリジンあるいはトリエチルア
ミンなどの有機塩基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムあ
るいは酢酸アンモニウムなどの酢酸塩、炭酸ナトリウム
あるいは炭酸カリウムなどの無機塩基などを挙げること
ができる。反応は通常無溶媒か、ジクロロメタン、ジク
ロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒あるいはベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行なうことができ
る。反応温度は−20℃から150℃、好ましくは0℃
から100℃で行なわれる。
【化11】 また、前記一般式(I′)または(II′)のアントラキ
ノン化合物を下式(5)で表わされるアニリン化合物と
酸性触媒の存在下で反応させることによって、本発明の
アントラキノン誘導体を得ることができる。反応に使用
される酸性触媒としては、例えば、四塩化チタン、塩化
亜鉛、塩化アルミあるいは三フッ化ホウ素などのルイス
酸が挙げられる。反応は通常無溶媒か、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、あるいは
ベンゼン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行なうこと
ができる。反応温度は−20℃から150℃、好ましく
は0℃から100℃で行なわれる。
【化12】 更に前記一般式(I′)または(II′)のアントラキノ
ン化合物を下式(6)で表わされるジイミド化合物と酸
性触媒の存在下で反応させることによって、本発明のア
ントラキノン誘導体を得ることができる。反応に使用さ
れる酸性触媒としては、例えば、四塩化チタン、塩化亜
鉛、塩化アルミあるいは三フッ化ホウ素などのルイス酸
が挙げられる。反応は通常無溶媒か、ジクロロメタン、
ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、あるいはベン
ゼン、トルエンなどの芳香族系溶媒中で行なうことがで
きる。反応温度は0℃から150℃、好ましくは0℃か
ら100℃で行なわれる。
【化13】 (CH33Si−N=C=N−Si(CH33 (6)
【0014】次に本発明の感光体の構成を図面によって
説明する。感光体としては例えば図1に示すように支持
体1(導電性支持体またはシート上に導電層を設けたも
の)上に電荷発生物質と必要に応じてバインダー樹脂を
含有する層(電荷発生層)2を下層とし、電荷輸送物質
と必要に応じてバインダー樹脂を含有する層(電荷輸送
層)3を上層とする積層構成の感光体層4を設けたも
の、図2に示すように図1の感光体層4の上に保護層5
を設けたもの、及び図3に示すように支持体上に電荷発
生物質と電荷輸送物質と必要に応じてバインダー樹脂を
含有する単層構成の感光体層6を設けたもの等が挙げら
れるが、図3の単層構成の感光体層6の上層に保護層が
設けられてもよく、また支持体と感光体層の間に中間層
が設けられてもよい。
【0015】本発明に使用する電荷発生物質としては、
可視光を吸収してフリー電荷を発生するものであれば、
無機物質及び有機物質のいずれをも用いることができ
る。例えば、無定形セレン、三方晶系セレン、セレン−
砒素合金、セレン−テルル合金、硫化カドミウム、セレ
ン化カドミウム、硫セレン化カドミウム、硫化水銀、酸
化鉛、硫化鉛、アモルファスシリコン等の無機物質、或
いはビスアゾ系色素、ポリアゾ系色素、トリアリールメ
タン系色素、チアジン系色素、オキサジン系色素、キサ
ンテン系色素、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリ
リウム系色素、キナクリドン系色素、インジゴ系色素、
ペリレン系色素、多環キノン系色素、ビスベンズイミダ
ゾール系色素、インダンスロン系色素、スクアリリウム
系色素、アントラキノン系色素、及びフタロシアニン系
色素等の有機物質があげられる。本発明において感光体
層に使用可能なバインダー樹脂としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹
脂、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付加型樹脂、
重縮合型樹脂、並びににこれらの樹脂の繰返し単位のう
ち2つ以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレ
イン酸共重合体樹脂等の絶縁性樹脂のほか、ポリ−N−
ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げられ
る。次に前記感光体層を支持する導電性支持体として
は、アルミニウム、ニッケルなどの金属板、金属ドラム
または金属箔、アルミニウム、酸化錫、酸化インジウム
などを蒸着したプラスチックフィルム或いは導電性物質
を塗布した紙、プラスチックなどのフィルムまたはドラ
ムを使用することができる。
【0016】本発明に係る感光体を電荷発生層と電荷輸
送層の積層構成で形成する場合、すなわち図1および図
2に示す感光体の場合には、本発明の電荷輸送物質は、
適当な溶媒に単独もしくは適当なバインダー樹脂ととも
に溶解もしくは分散せしめたものを塗布して乾燥させる
方法により設ける。電荷輸送層に用いられる溶媒として
は、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、
キシレン、モノクロルベンゼン、1,2−ジクロルエタ
ン、ジクロルメタン、1,1,1−トリクロルエタン、
1,1,2−トリクロルエチレン、テトラヒドロフラ
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等を挙げることができる。この電荷輸送
層中、電荷輸送物質がバインダー樹脂に含有される割合
は、バインダー樹脂100重量部に対して電荷輸送物質
が20〜200重量部とされる。この時の電荷輸送層の
膜厚は、好ましくは5〜50μm、特に好ましくは5〜
30μmである。電荷発生層は電荷発生物質を導電性支
持体上に真空蒸着するか、或いは適当な溶媒に単独もし
くは適当なバインダー樹脂と共に溶解もしくは分散せし
めたものを塗布、乾燥して電荷輸送層と同様に形成する
ことができる。上記電荷発生物質を分散せしめて電荷発
生層を形成する場合、その電荷発生物質は2μm以下、
好ましくは1μm以下の平均粒径の粉粒体とされるのが
好ましい。すなわち、粒径があまりに大きいと層中への
分散が悪くなると共に、粒子が表面に一部突出して表面
の平滑性が悪くなり、場合によっては粒子の突出部分で
放電が生じたり或いはそこにトナー粒子が付着してトナ
ーフィルミング現象が生じやすい。ただし、上記の粒径
があまりに小さいと却って凝集しやすく、層の抵抗が上
昇したり、結晶欠陥が増えて感度及び繰返し特性が低下
したり、或いは微細化する上で限界があるから、平均粒
径の下限を0.01μmとするのが好ましい。電荷発生
層は、次の如き方法によって設けることができる。すな
わち、電荷発生物質はボールミル、ホモミキサー等によ
って分散媒中で、微細粒子とし、バインダー樹脂を加え
て混合分散して得られる分散液を塗布する方法である。
この方法において超音波の作用下に粒子を分散させる
と、均一分散が可能である。また電荷発生層中、電荷発
生物質がバインダー樹脂に含有される割合は、バインダ
ー樹脂100重量部にたいして20〜200重量部とさ
れる。以上のようにして形成される電荷発生層の膜厚
は、好ましくは0.1〜10μm、特に好ましくは0.
5〜5μmである。
【0017】次に本発明の感光体を単層構成で形成する
場合、すなわち図3の場合、電荷発生物質及び電荷輸送
物質がバインダー樹脂に含有される割合は、バインダー
樹脂100重量部に対して電荷発生物質は20〜200
重量部、電荷輸送物質は20〜200重量部とされる。
この単層構成の感光体の膜厚は7〜50μm、さらに好
ましくは10〜30μmである。また、前記中間層は接
着層またはバリヤ層等として機能するもので、上記のバ
インダー樹脂のほかに、例えばポリビニルアルコール、
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
−無水マレイン酸共重合体、カゼイン、N−アルコキシ
メチルナイロン等の樹脂をそのまま、または酸化スズあ
るいはインジウムなどを分散させたもの、酸化アルミニ
ウム、酸化亜鉛、或いは酸化ケイ素などの蒸着膜等が用
いられる。中間層の膜厚は、1μm以下が望ましい。ま
た、前記保護層に用いられる材料としては、前述の樹脂
をそのまま使用するか、または酸化スズや酸化インジウ
ムなどの低抵抗物質を分散させたものが適当である。ま
た、有機プラズマ重合膜も使用でき、その有機プラズマ
重合膜は、必要に応じて適宜酸素、窒素、ハロゲン、周
期率表の第III族、第V族原子を含んでもよい。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、これ
により本発明が限定されるものではない。なお、各実施
例中、「部」は特に断わらないかぎり「重量部」を意味
する。 合成例1 化合物No.16 2−N,N−ジヘキシルカルバモイル−9,10−アン
トラキノンの合成 市販の2−アントラキノンカルボン酸クロリド8.12
gをテトラヒドロフランに溶解し、これにジヘキシルア
ミン6.66gを加え、更にピリジン7.12gを滴下
した。その時の反応温度は21℃〜31℃であった。そ
のまま、室温で5時間、撹拌を続け、反応を完結させ
た。これを水層に移し、塩酸酸性にした後、クロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、クロロホルムを留去し、次いで残査に対
し、クロロホルムを展開溶媒としたシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー処理を行い、得られた粗製の目的物を
n−ヘキサンから再結晶して純粋な目的物5.10gを
得た。融点:69.5〜70.3℃。又、このものの赤
外線吸収スペクトル図を図4に示す。
【0019】合成例2 化合物No.19 2−N,N−ジヘキシルカルバモイル−9,9,10,
10−テトラシアノアントラキノジメタンの合成 合成例1で得た2−N,N−ジヘキシルカルバモイル−
9,10−アントラキノン8.38gをビリジン200
mlに溶解し、これにマロノニトリル2.64gを加
え、窒素雰囲気下、10時間還流させながら撹拌し、反
応を完結させた。これを水層に移し、塩酸酸性にした
後、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、クロロホルムを留去し、
次いで残渣に対し、クロロホルムを展開溶媒としたシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー処理を行い、得られた
粗製の目的物をエタノールから再結晶して純粋な目的物
7.62gを得た。融点:113.5〜114.0℃。
【0020】合成例3 化合物No.31 2−(N−エチル−N−フェニル)アントラキノンスル
フォンアミドの合成 塩化チオニル59.50gに、ジメチルホルムアルデヒ
ド3.65gを加え、撹拌し、ここに市販の2−アント
ラキノンスルフォン酸ナトリウム16.41gを加え、
5時間還流させながら撹拌した。これを水層に移し、ク
ロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、クロロホルムを留去し、次いで
残渣に対し、ジイソプロピルエーテルを加え、加熱洗浄
し、粗製のアントラキノンスルフォン酸クロリドを得
た。このようにして得られた化合物6.13gをジオキ
サンに溶解し、これにN−エチルアニリン7.27gを
加え、そのまま室温で4時間、更に60℃で4時間撹拌
した。これを水層に移し、塩酸酸性にした後、クロロホ
ルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、クロロホルムを留去し、次いで残渣に
対し、トルエンを展開溶媒としたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー処理を行い、得られた粗製の目的物をエ
タノールから再結晶して純粋な目的物6.17gを得
た。融点:189.3〜191.3℃。
【0021】実施例1 下記化学式(7)で表されるビスアゾ色素5部、ブチラ
ール樹脂(デンカブチラール樹脂#3000−2;電気
化学工業製)2.5部及びテトラヒドロフラン92.5
部をボールミルにて12時間分散させ、次にテトラヒド
ロフランを2重量%の分散液濃度になるように加え、再
分散させて塗布液を調整した。調整した分散液をアルミ
ニウムを蒸着した100μm厚のポリエステルフィルム
上にドクターブレードにて流延塗布し、乾燥後の膜厚が
1.0μmの電荷発生層を形成した。
【化14】 このようにして得られた電荷発生層上に、例示化合物
(化合物No.1)6部、及びポリカーボネート樹脂
(K−1300;帝人化成製)10部、メチルフェニー
ルシリコン(KF50 100CPS;信越化学製)
0.002部、テトラヒドロフラン94部からなる処方
の塗布液を調整し、ドクターブレードにて流延塗布し、
乾燥後の膜厚が20.0μmの電荷輸送層を形成し、ア
ルミニウム電極/電荷発生層/電荷輸送層で構成される
積層型電子写真感光体(感光体No.1)を作成した。
【0022】実施例2〜4 実施例1の例示化合物(化合物No.1)の代わりに、
例示化合物中の化合物No.10、化合物No.12、
化合物No.22を用いること以外は実施例1と同様の
方法で感光体No.2、感光体No.3、感光体No.
4を作成した。
【0023】実施例5 X型無金属フタロシアニン5部、ポリビニルブチラール
樹脂(エスレックスBLS;積水化学製)5部、テトラ
ヒドロフラン90部をボールミルにて12時間分散さ
せ、次にテトラヒドロフランを2重量%の分散液濃度に
なるように加え、再分散させて塗布液を調整した。この
ように調整した塗布液をアルミニウムを約1000Åの
厚さに蒸着した100μm厚のポリエステルフィルム上
にドクターブレードにて流延塗布し、乾燥後の膜厚が
0.5μmの電荷発生層を形成した。このようにして得
られた電荷発生層上に、例示化合物(化合物No.1)
6部、及びポリカーボネート樹脂(パンライトK−13
00;帝人化成製)10部、テトラヒドロフラン94部
からなる処方の塗布液を調整し、ドクターブレードにて
流延塗布し、乾燥後の膜厚が20.0μmの電荷輸送層
を形成し、アルミニウム電極/電荷発生層/電荷輸送層
で形成される積層型電子写真感光体を作成した。 実施例6〜8 実施例1の例示化合物No.1の代わりに、例示化合物
No.10、化合物No.12、化合物No.22を用
いること以外は実施例5と同様の方法で感光体No.
6、感光体No.7、感光体No.8を作成した。
【0024】比較例1 実施例1の例示化合物(化合物NO.1)の代わりに
2,6−ジ−t−ブチルアントラキノンを用いること以
外は実施例1と同様の方法で感光体No.9を作成し
た。以上のようにして得られた電子写真感光体につい
て、静電複写紙試験装置(川口電気製作所:SP−42
8)を用いて以下のように特性評価を行った。+6KV
のコロナ帯電を施して、正帯電した後、20秒間暗所に
放置し、その時の表面電位V0を測定し、次いでタング
ステンランプを用いて表面の照度が40ルックスになる
ように光照射し、その時V0が半分になるのに要した露
光量をE1/2(lux・sec)、及び露光後30秒後
の表面電位V30を測定した。その結果を表8に示す。
【0025】
【表8】
【0026】
【発明の効果】本発明に係る、電荷輸送物質として使用
するアントラキノン誘導体は、比較的簡単で高率の良い
方法により製造することができ、バインダー樹脂中で優
れた溶解性または分散性を有する。また、アントラキノ
ン誘導体は電荷発生物質より発生された電荷を、受入れ
そして輸送する優れた能力を有する。電荷輸送物質とし
て、このアントラキノン誘導体を含有する電子写真感光
体を作成した場合、高い暗減衰率および高い感度を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型電子写真感光体の構成を模式的
に示す図である。
【図2】図1の電子写真感光体において、表面に保護層
を設けたことを特徴とする感光体の構成を模式的に示す
図である。
【図3】本発明の単層型電子写真感光体の構成を模式的
に示す図である。
【図4】合成例1で得られたアントラキノン誘導体の赤
外線吸収スペクトル図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 電荷発生層 3 電荷輸送層 4 感光体層(積層構成) 5 保護層 6 感光体層(単層構成)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生物
    質及び電荷輸送物質を含有する感光体層を設けてなる電
    子写真感光体において、電荷輸送物質として、下記一般
    式(I)および(II)で表わされるアントラキノン誘導
    体よりなる群から選ばれた少なくとも1種のアントラキ
    ノン誘導体を使用することを特徴とする電子写真感光
    体。 【化1】 【化2】 〔 上式(I)および(II)において、R1、R2はアル
    キル基、芳香族基および複素環基よりなる群から選ばれ
    た少なくとも1種の基を表わす。また、前記R1、R2
    置換基を有していてもよく、さらに互いに結合して環を
    形成してもよい。X、Yは、=O、=N(CN)、下式
    (III)で表わされる基および下式(IV)で表わされる
    基よりなる群から選ばれた少なくとも1種類の基を表わ
    す。 【化3】 ( 前式(III)において、R3は、水素原子、ハロゲン
    原子、アルキル基、芳香族基、アシル基、アルコキシ
    基、エステル基、アミド基、シアノ基、ニトロ基、スル
    ホン基またはスルホンアミド基を表わす。nは1〜3の
    整数である。前式(IV)において、A、Bは水素原子、
    ハロゲン原子、シアノ基、R4置換フェニル基および−
    COOR5よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基
    を表わす。前記R4は、水素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、芳香族基、アシル基、アルコキシ基、エステル
    基、アミド基、シアノ基、ニトロ基、スルホン基、スル
    ホンアミド基を表わす。R5は、アルキル基、芳香族基
    を表わす。)〕
  2. 【請求項2】 感光体層が電荷発生層と電荷輸送層の積
    層構成で形成されてなり、かつ前記電荷輸送層が前記一
    般式(I)および(II)で表わされるアントラキノン誘
    導体よりなる群から選ばれた少なくとも1種のアントラ
    キノン誘導体を有する請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 感光体層が少なくとも電荷発生物質と電
    荷輸送物質を有する単層構成で形成されてなり、かつ電
    荷輸送物質として前記一般式(I)および(II)で表わ
    されるアントラキノン誘導体よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種のアントラキノン誘導体を有する請求項1
    記載の電子写真感光体。
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