JPH0729512A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH0729512A
JPH0729512A JP5285422A JP28542293A JPH0729512A JP H0729512 A JPH0729512 A JP H0729512A JP 5285422 A JP5285422 A JP 5285422A JP 28542293 A JP28542293 A JP 28542293A JP H0729512 A JPH0729512 A JP H0729512A
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JP
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electron
pair
grid
electrode
beam passage
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JP5285422A
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Shigeru Sugawara
繁 菅原
Junichi Kimiya
淳一 木宮
Eiji Kanbara
英治 蒲原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/50Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
    • H01J29/503Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/51Arrangements for controlling convergence of a plurality of beams by means of electric field only
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    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/58Arrangements for focusing or reflecting ray or beam
    • H01J29/62Electrostatic lenses
    • H01J29/626Electrostatic lenses producing fields exhibiting periodic axial symmetry, e.g. multipolar fields
    • H01J29/628Electrostatic lenses producing fields exhibiting periodic axial symmetry, e.g. multipolar fields co-operating with or closely associated to an electron gun

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一列配置の3電子ビームを蛍光体スクリーン
22上に集束かつ集中する主電子レンズ部を有する電子銃
26を備えるカラー受像管において、主電子レンズ部の実
質的に対向する相対的に低電位の第1電極G3と相対的に
高電位の第2電極G4との各対向面に3電子ビームの配列
方向に3個の電子ビーム通過孔が一列配置に形成され、
その第1電極の一対のサイドビーム通過孔に対して第2
電極の一対のサイドビーム通過孔が3電子ビームの配列
方向の外側に偏心し、かつ第1および第2電極のいずれ
か一方の一対のサイドビーム通過孔が3電子ビームの配
列方向を円弧とし、この円弧の長さが3電子ビームの配
列方向の内側と外側とで異なる実質的に横長の形状に形
成した。 【効果】 3電子ビームを良好に集束して画面全域の画
像特性を良好にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管に係
り、特に同一平面上を通る一列配置の3電子ビームを放
出する電子銃の集束特性を向上させたカラー受像管に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー受像管は、外囲器のネッ
ク内に配置された電子銃から放出される3電子ビームを
外囲器の外側に装着された偏向装置の発生する水平、垂
直偏向磁界により偏向し、蛍光体スクリーンを水平、垂
直走査することにより、カラー画像を表示する構造に形
成されている。このようなカラー受像管において、特に
電子銃を同一水平面上を通るセンタービームおよび一対
のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出
する電子銃としたインライン型カラー受像管装置があ
る。
【0003】通常このカラー受像管の電子銃は、カソー
ドからの電子放出を制御しかつ放出された電子を集束し
て3電子ビームを形成するカソードおよびこのカソード
上に順次隣接して配置された複数個の電極からなる電子
ビーム形成部と、この電子ビーム形成部から得られる3
電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束かつ集中する複
数個の電極からなる主電子レンズ部とを有する。
【0004】このようなカラー受像管において、上記蛍
光体スクリーン上に描かれる画像特性を良好にするため
には、電子銃から放出される3電子ビームを適切に集束
し、かつ蛍光体スクリーンの全域に集中するようにする
ことが必要である。
【0005】このうち、3電子ビームの集中について
は、たとえば米国特許第2,957,106号明細書に
示されているように、電子銃から放出される3電子ビー
ムをあらかじめ傾斜させて放出する方法がある。また米
国特許第3,772,554号明細書に示されているよ
うに、主電子レンズ部を形成する電極の3個の電子ビー
ム通過孔のうち、一対のサイドビーム通過孔を電子ビー
ム形成部側の隣接電極のサイドビーム通過孔よりもわず
かに外側に偏心させることにより集中する方法がある。
いずれも広く実用化されている。
【0006】しかしこのように電子銃を構成しても、実
際のカラー受像管では、電子ビームを偏向したときに、
3電子ビームの集中ずれが生ずる。そのため、同一水平
面上を通るセンタービームおよび一対のサイドビームか
らなる一列配置の3電子ビームに対して、偏向装置の発
生する水平偏向磁界をピンクッション形、垂直偏向磁界
をバレル形とし、この非斉一な偏向磁界により一列配置
の3電子ビームを蛍光体スクリーンの全域に集中するよ
うにしたものがある。このカラー受像管装置は、セルフ
コンバーゼンス・インライン型カラー受像管として知ら
れ、現在カラー受像管装置の主流となっている。
【0007】しかし上記のように偏向装置の発生する偏
向磁界により3電子ビームを集中すると、3電子ビーム
は、いちじるしく偏向収差を受け、画面周辺部でビーム
スポットの歪が大きくなり、解像度の劣化をまねく。こ
の偏向収差による解像度の劣化は、偏向角が90°から
110°と、広角偏向化するにしたがって顕著となる。
【0008】この画面周辺部での解像度の劣化は、図1
6に、一列配置の3電子ビーム1B,1G ,1R のう
ち、一方のサイドビーム1R について示すように、ピン
クッション形水平偏向磁界2H およびバレル形垂直偏向
磁界2V により、水平方向(X軸方向)には集束が弱め
られ、垂直方向(Y軸方向)には逆に集束が強められる
ためである。その結果、図17に示すように、画面中央
部のビームスポット3をほぼ円形としても、周辺部のビ
ームスポット3は、水平方向に長い楕円状の高輝度部4
の上下に低輝度のハロー部5をともなう形状となり、画
面周辺部の解像度をいちじるしく劣化させる。
【0009】このような偏向収差による画面周辺部のビ
ームスポット3の歪を軽減して解像度の劣化を防止する
技術が、特公昭60−7345号公報(米国特許4,8
87,001号明細書)、特開昭64−38947号公
報(米国特許4,897,575号明細書)、特開平1
−236554号公報(米国特許5,034,652号
明細書)などに示されている。特に特公昭60−734
5号公報、特開平1−236554号公報の電子銃で
は、画面中央部のビームスポットを小さくできる。さら
に特開昭64−38947号公報のカラー受像管では、
偏向量に応じて電子銃の電子レンズの強さを変化させる
いわゆるダイナミック・フォーカスにより、画面周辺部
のビームスポットの歪をきわめて小さくでき、画面全域
において、画像を高解像度にすることができる。
【0010】これは、上記公報に記載されているよう
に、通常の対称円筒電子レンズの領域内の前後に非対称
の電子レンズを形成することによる。しかしこのような
非対称の電子レンズを形成するために、従来は、バスタ
ブ電極の内側に庇状の電界補正電極を挿入したり、ある
いは電子ビーム通過孔を横長にしている。
【0011】図18にその一例として、電界補正電極の
配置された電子銃を示す。この電子銃は、一列配置の3
個のカソードKB ,KG ,KR 、これらカソードKB ,
KG,KR を各別に加熱する3個のヒータ(図示せ
ず)、上記カソードKB ,KG ,KR に隣接して順次蛍
光体スクリーン方向に配置された第1ないし第4グリッ
ドG1 〜G4 、その第4グリッドG4 に取付けられたコ
ンバーゼンス・カップCPを有し、そのカソードKB ,
KG ,KR および第1ないし第4グリッドG1 〜G4 が
一対の絶縁支持体(図示せず)により一体に固定された
構造に組立てられている。
【0012】この電子銃では、第1および第2グリッド
G1 ,G2 は、それぞれカソードKB ,KG ,KR に対
応して比較的小さな3個の電子ビーム通過孔が一列配置
に形成された板状電極からなる。第3および第4グリッ
ドG3 ,G4 は、それぞれ2個のバスタブ電極G31,G
32,G41,G42を突合わせた筒状電極からなり、その第
3グリッドG3 の第2グリッドG2 との対向面には、カ
ソードKB ,KG ,KR に対応して第2グリッドG2 の
電子ビーム通過孔よりも大きな3個の電子ビーム通過孔
が一列配置に形成されている。また第3グリッドG3 の
第4グリッドG4 との対向面には、カソードKB ,KG
,KR に対応して上記第2グリッドG2との対向面の電
子ビーム通過孔よりも大きな3個の電子ビーム通過孔8
B ,8G,8R が一列配置に形成されている。第4グリ
ッドG4 の第3グリッドG3 との対向面にも、カソード
KB ,KG ,KR に対応して上記第3グリッドG3 の電
子ビーム通過孔8B ,8G ,8R とほぼ同じ大きさの3
個の電子ビーム通過孔9B,9G ,9R が一列配置に形
成されている。また第4グリッドG4 およびコンバーゼ
ンス・カップCP の各対向面にも、カソードKB ,KG
,KR に対応して上記3個の電子ビーム通過孔9B ,
9G ,9R とほぼ同じ大きさの3個の電子ビーム通過孔
が一列配置に形成されている。しかも第4グリッドG4
の第3グリッドG3 との対向面の一対のサイドビーム通
過孔9B ,9R は、第3グリッドG3 の第4グリッドG
4 との対向面の一対のサイドビーム通過孔8B ,8R に
対して、これら電子ビーム通過孔の配列方向の外側にわ
ずかに偏心している。そしてこれら第3および第4グリ
ッドG3 ,G4 の相対向するバスタブ電極G32,G41の
内側に、各3個の電子ビーム通過孔8B ,8G ,8R ,
9B ,9G ,9R を垂直方向から挟むように、それぞれ
一対の電界補正電極10a ,10b が配置されている。
【0013】この電子銃では、たとえばカソードKB ,
KG ,KR に200Vのカッオフ電圧に映像信号電圧を
加え、第1グリッドG1 を接地電位とし、第2グリッド
G2に500〜1000V、第3グリッドG3 に5〜1
0 kV、第4グリッドG4 に25〜30 kVの陽極高電
圧が印加される。それにより、電極間に高性能の電子レ
ンズが形成される。
【0014】しかし上記のように電子銃を構成しても、
この電子銃から放出される一列配置の3電子ビームのう
ち、センタービームについては、良好に集束することは
できるが、一対のサイドビームについては、電子レンズ
のコマ収差を受けて歪む。そのため、画面中央部のビー
ムスポットが歪む。しかも画面周辺部に偏向した場合
は、さらに強い偏向収差を受け、画面周辺部のビームス
ポットはいちじるしく歪む。
【0015】すなわち、第3、第4グリッドG3 ,G4
間に形成される主電子レンズ部の一対のサイドビームに
作用するレンズ成分をベクトルで示すと、たとえばサイ
ドビーム1Rについては、第3グリッドG3 側に、図1
9(a)に矢印11H ,11V で示すように、水平方向
に発散、垂直方向に集束する4極子レンズ成分が作用
し、第3グリッドG3 から第4グリッドにかけて、同
(b)に矢印12H1,12H2,12V1,12V2で示すよ
うに、サイドビーム1Rをセンタービーム方向に偏向す
るプリズム成分が作用する。また第4グリッドG4 側
に、同(c)に矢印13H ,13V で示すように、水平
方向に集束、垂直方向には垂直軸(Y軸)に対して少し
傾いた方向に発散する非直交性の4極子レンズ成分をも
ったレンズ成分が作用する。そのため、サイドビーム1
Rは、同(d)に示すように、プリズム成分を除いた上
記各レンズ成分の合成したレンズ成分の作用を受ける。
すなわち、サイドビーム1Rに対する上記合成レンズ成
分の作用は、水平方向両側からはビ−ムの中心に向かっ
て同じ強さの集束作用14H が働き、垂直方向両側から
はセンタ−ビ−ムから離れる水平方向の成分を持った集
束作用14V が斜めに働く、そのため、図20(a)に
示すように歪みのない回転対称のサイドビーム1Rは、
同(b)に示すように、垂直方向のビーム成分が破線で
示すように円弧状となるように集束される。これが電子
ビームを歪ませる原因となる。
【0016】このような電子ビームの歪を補正する手段
として、特開平4−267037号公報には、主電子レ
ンズ部を形成する電極内に台形状の電子ビーム通過孔を
形成した補正板を配置した電子銃が示されている。しか
しこのように電極内に補正板を配置しても、補正作用は
弱く、対向電極との間に非直交性の非対称レンズ成分を
もつ電子レンズとする場合、十分な補正効果が得られな
いという限界がある。
【0017】また特公平5−3659号公報には、バス
タブ電極を対向させ、その各電極内に3個の電子ビーム
通過孔が形成された電極を配置して、電子レンズの多極
子レンズ成分を補正する電子銃が示されている。この電
子銃は、その相対向するバスタブ電極により、3電子ビ
ームに対して共通に作用する大口径電子レンズを形成
し、この大口径電子レンズが一対のサイドビームに対し
て、きわめて強い非直交性の非対称レンズ成分をもつ電
子レンズとなる。したがってこれを補正するため、各電
極内に配置する電極の3個の電子ビーム通過孔を多角形
状としている。しかしこの電子銃も、バスタブ電極内に
電極が配置されているため、補正作用が弱い。またその
補正作用を高めるために、バスタブ電極の各対向面に接
近して電極を配置すると、大口径電子レンズのレンズ実
効径が小さくなるという構造的なジレンマがあり、設計
的な限界がある。
【0018】さらに、受像管では、印加電圧や電子銃の
組立のばらつきなどにより、電子ビ−ムは、必ずしも蛍
光体スクリ−ン上に最適な状態にフォ−カスされるとは
限らないため、フォ−カス電圧を可変にして、最適なビ
−ムスポットになるように調整するのが一般的である。
しかし上記2つの例では、いずれも対向電極の内側に補
正電極を配置し、そこに浸透する電界を整形して電子ビ
−ムの歪を補正するため、最適なフォ−カス電圧と最適
な電子ビ−ム歪補正電圧との間に差が生じた場合に、浸
透電界の大きさにより、電子ビ−ムの歪補正効果に過不
足が生じ、最適なビ−ムスポットが得られないという問
題がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、同一水
平面上を通るセンタービームおよび一対のサイドビーム
からなる一列配置の3電子ビームを放出する電子銃を有
し、この電子銃から放出される3電子ビームを偏向装置
の発生する偏向磁界により蛍光体スクリーンの全域に集
中するようにしたセルフコンバーゼンス・インライン型
カラー受像管は、偏向収差のため、画面周辺部のビーム
スポットの歪が大きくなり、解像度の劣化をまねく。こ
の解像度の劣化は、広偏向化するにしたがって顕著にな
るという問題がある。この解像度の劣化を改善するため
には、電子銃の主電子レンズ部に形成される通常の対称
円筒電子レンズのレンズ領域の前または後に、非対称の
電子レンズ成分を形成することが有効であり、従来より
この方法により解像度の劣化を改善する電子銃が開発さ
れている。
【0020】しかし上記解像度の劣化を改善する従来の
電子銃は、一列配置の3電子ビームのうち、センタービ
ームに対しては、良好に集束することができるが、一対
のサイドビームに対しては、非直交性の非対称レンズ成
分が作用し、レンズ収差を受けて歪み、画面中央部で歪
むばかりでなく、画面周辺部に偏向した場合、さらに強
い偏向収差を受けて、いちじるしく歪み、解像度が劣化
する。
【0021】従来、この一対のサイドビームに対する非
直交性の非対称レンズ成分を補正する電子銃も開発され
ているが、この非直交性の非対称レンズ成分を補正する
従来の電子銃は、主電子レンズ部を形成する電極内に浸
透する電界の一部を局部的に整形するものであり、直交
非対称電子レンズ系の非直交性の非対称レンズ成分の補
正には、感度が低く、十分に補正することができないと
いう問題がある。
【0022】この発明は、上記従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、一対のサイドビームの受け
るレンズ収差を適正化し、同一平面上を通る一列配置の
3電子ビームを良好に集束して、画面全域にわたり良好
な画像特性が得られるカラー受像管を構成することを目
的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】同一平面上を通るセンタ
ービームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の
3電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束かつ集中する
複数の電極からなる主電子レンズ部を有する電子銃を備
え、この電子銃から放出される一列配置の3電子ビーム
を偏向装置の発生する磁界により偏向して蛍光体スクリ
ーンを水平、垂直走査するカラー受像管において、主電
子レンズ部は、実質的に対向する相対的に低電位の第1
電極と相対的に高電位の第2電極とを少なくとも有し、
これら第1および第2電極の対向面にそれぞれ3電子ビ
ームの配列方向にセンタービーム通過孔および一対のサ
イドビーム通過孔からなる3個の電子ビーム通過孔が一
列配置に形成され、これら3個の電子ビーム通過孔のう
ち、第1電極の一対のサイドビーム通過孔に対して第2
電極の一対のサイドビーム通過孔が3電子ビームの配列
方向の外側に偏心し、かつ第1および第2電極のいずれ
か一方の一対のサイドビーム通過孔が3電子ビームの配
列方向を円弧とし、この円弧の長さが3電子ビームの配
列方向の内側と外側とで異なる実質的に横長の形状に形
成した。
【0024】また、その第1電極の一対のサイドビーム
通過孔を実質的に横長の形状に形成し、この一対のサイ
ドビーム通過孔の3電子ビームの配列方向の内側の円弧
の長さを外側の円弧の長さよりも長くして、第1電極と
第2電極との間に一対のサイドビームを垂直方向に集束
する4極子レンズ成分をもつ電子レンズを形成するもの
とした。
【0025】また、第2電極の一対のサイドビーム通過
孔を実質的に横長の形状に形成し、この一対のサイドビ
ーム通過孔の3電子ビームの配列方向の内側の円弧の長
さを外側の円弧の長さよりも短くして、第1電極と第2
電極との間に一対のサイドビームを垂直方向に発散する
4極子レンズ成分をもつ電子レンズを形成するものとし
た。
【0026】
【作用】上記のように、主電子レンズ部の実質的に対向
する相対的に低電位の第1電極と相対的に高電位の第2
電極とのいずれか一方の一対のサイドビーム通過孔を、
3電子ビームの配列方向を円弧とし、この円弧の長さが
3電子ビームの配列方向の内側と外側とで異なる実質的
に横長の形状にすると、これら第1電極と第2電極との
間および電極内に浸透する電界そのものを整形すること
により、非直交性の非対称電子レンズ成分を打ち消す非
対称の非直交性の電子レンズを形成して、これらを合成
した電子レンズの直交性を高めることができる。また非
直交性電子レンズ成分の極めて少ない非対称の電子レン
ズ成分を形成することも可能となる。その結果、非直交
性の非対称レンズ成分の少ない直交性のすぐれた非対称
電子レンズを形成することができ、一列配置の3電子ビ
ームを蛍光体スクリーン上に良好に集束して、画面全域
の画像特性を良好にすることができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0028】実施例1.図1に第1の実施例であるカラ
ー受像管を示す。このカラー受像管は、パネル20およ
びこのパネル20に一体に接合されたファンネル21か
らなる外囲器を有し、そのパネル20の内面に、青、
緑、赤に発光するストライプ状の3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン22が形成され、この蛍光体スクリー
ン22に対向して、その内側に多数の電子ビーム通過孔
の形成されたシャドウマスク23が配置されている。一
方、ファンネル21のネック24内に、同一水平面上を
通るセンタービーム25G および一対のサイドビーム2
5B ,25R からなる一列配置の3電子ビーム25B ,
25G ,25R を放出する電子銃26が配設されてい
る。そして、この電子銃26から放出される3電子ビー
ム25B ,25G ,25R をファンネル21の外側に装
着された偏向装置27の発生する磁界により偏向して蛍
光体スクリーン22を水平、垂直走査することにより、
カラー画像を表示する構造に形成されている。
【0029】上記電子銃26は、図2に示すように、水
平方向(X軸方向)に一列配置された3個のカソードK
B ,KG ,KR 、これらカソードKB ,KG ,KR を各
別に加熱する3個のヒータ(図示せず)、上記カソード
KB ,KG ,KR に隣接して順次蛍光体スクリーン方向
に所定間隔離間して配置された第1ないし第4グリッド
G1 〜G4 、その第4グリッドG4 に取付けられたコン
バーゼンス・カップCp を有し、そのヒータ、カソード
KB ,KG ,KR および第1ないし第4グリッドG1 〜
G4 が一対の絶縁支持体(図示せず)により一体に固定
されている。
【0030】その第1および第2グリッドG1 ,G2
は、それぞれカソードKB ,KG ,KR に対応して比較
的小さな3個の円形電子ビーム通過孔が3電子ビームの
配列方向(水平方向)に一列配置に形成された板状電極
からなる。第3および第4グリッドG3 ,G4 は、それ
ぞれ2個のバスタブ電極G31,G32,G41,G42を突合
わせた筒状電極からなり、その第3グリッドG3 の第2
グリッドG2 との対向面には、第2グリッドG2 の電子
ビーム通過孔よりも大きな3個の円形電子ビーム通過孔
が3電子ビームの配列方向に一列配置に形成されてい
る。また第3グリッドG3 の第4グリッドG4 との対向
面には、後述する3個の電子ビーム通過孔29B ,29
G ,29R が3電子ビームの配列方向に一列配置に形成
されている。そしてこの電子ビーム通過孔29B ,29
G ,29R の形成されいるバスタブ電極G32の内側に、
その3個の電子ビーム通過孔29B ,29G ,29R を
垂直方向(Y軸方向)から挟むように一対の電界補正電
極10a が配置されている。また第4グリッドG4 の第
3グリッドG3 との対向面には、後述する3個の円形電
子ビーム通過孔30B ,30G ,30R が3電子ビーム
の配列方向に一列配置に形成さている。そしてこの電子
ビーム通過孔30B ,30G ,30R の形成されいるバ
スタブ電極G41の内側に、その3個の電子ビーム通過孔
30B ,30G ,30R を垂直方向から挟むように一対
の電界補正電極10b が配置されている。また第4グリ
ッドG4 およびコンバーゼンス・カップCp の各対向面
には、上記第4グリッドG4 の第3グリッドG3 の対向
面の電子ビーム通過孔30B ,30G ,30R とほぼ同
じ大きさの3個の円形電子ビーム通過孔が3電子ビーム
の配列方向に一列配置に形成されている。
【0031】上記第3グリッドG3 の第4グリッドG4
との対向面の電子ビーム通過孔29B ,29G ,29R
は、図3(a)に示すように、センタービーム通過孔2
9Gについては、第3グリッドG3 の第2グリッドG2
との対向面の円形電子ビーム通過孔よりも大きい円形に
形成されているが、一対のサイドビーム通過孔29B,
29R は、3電子ビームの配列方向の両側が半径R1 ,
R2 の円弧からなり、これら円弧を直線で結んだ横長形
状に形成されている。そのセンタービーム通過孔29G
側の円弧の長さは、外側の円弧の長さよりも長くなって
いる。なお、円弧の半径R1 ,R2 は、 R1 =R2 であってもよく、またセンタービーム通過孔29G 側の
円弧の半径R1 を外側の円弧の半径R2 よりも大きく、 R1 >R2 としてもよい。
【0032】この第3グリッドG3 の電子ビーム通過孔
29B ,29G ,29R に対して、第4グリッドG4 の
第3グリッドG3 との対向面の電子ビーム通過孔30B
,30G ,30R は、同(b)に示すように、それぞ
れ上記第3グリッドG3 のセンタービーム通過孔29G
とほぼ同じ大きさの円形に形成されている。しかもこの
第4グリッドG4 の電子ビーム通過孔30B ,30G ,
30R のうち、一対のサイドビーム通過孔30B ,30
R は、上記第3グリッドG3 の第4グリッドG4との対
向面の一対のサイドビーム通過孔29B ,29R に対し
て、3電子ビームの配列方向の外側にわずかにΔSg 偏
心している。
【0033】この電子銃26では、たとえばカソードK
B ,KG ,KR に200Vのカットオフ電圧に映像信号
電圧を加え、第1グリッドG1 を接地電位とし、第2グ
リッドG2 に500〜1000V、第3グリッドG3 に
5〜10 kV、第4グリッドG4 に25〜30 kVの陽
極高電圧が印加される。
【0034】それにより、カソードKB ,KG ,KR お
よびこのカソードKB ,KG ,KRに順次隣接する第
1、第2グリッドG1 ,G2 により、各カソードKB ,
KG ,KR からの電子放出を制御しかつ放出された電子
を集束して一列配置の3電子ビームを形成する電子ビー
ム形成部GEが形成される。また第3、第4グリッドG
3 ,G4 により、それら間に上記電子ビーム形成部GE
から得られる3電子ビームを蛍光体スクリーン上に集束
かつ集中する主電子レンズ部MLが形成される。
【0035】この電子銃の主電子レンズ部MLには、上
記のように第3グリッドG3 の第4グリッドG4 との対
向面に、3電子ビームの配列方向の両側が円弧からなる
横長形状の一対のサイドビーム通過孔29B ,29R が
形成され、かつこの一対のサイドビーム通過孔29B ,
29R に対して、第4グリッドG4 の第3グリッドG3
との対向面に3電子ビームの配列方向の外側にΔSg 偏
心した一対のサイドビーム通過孔30B ,30R が形成
されているため、図4(a)にサイドビーム25Rにつ
いて示すように、第3グリッド側では、水平方向に矢印
33H で示す発散作用をもち、垂直方向にセンタービー
ムに近づく方向の成分をもつ矢印33Vで示す集束作用
をもつ非直交性の4極子レンズ成分が作用し、同(b)
に矢印34H1,34H2,34V1,34V2で示すように、
サイドビーム25R をセンタービームに近づける方向に
偏向するプリズム作用を及ぼす。一方、第4グリッド側
では、同(c)に示すように、水平方向に矢印35H で
示す集束作用をもち、垂直方向にセンタービームから離
れる方向の成分をもつ矢印35V で示す発散作用をもつ
非直交性の4極子レンズ成分が作用する。
【0036】上記水平軸に非直交の矢印33V ,35V
で示したベクトルの水平方向成分は方向が異なるので、
打消し合う。その結果、サイドビーム25R には、同
(d)に示すように、上記プリズム成分を除くレンズ成
分を合成したレンズ作用は、サイドビーム25R の中心
部方向に働く直交する矢印36H ,36V で示す集束作
用を受け、図5に示すように歪のない回転対称のサイド
ビーム25R を、同(b)に示すように、歪のない回転
対称形状のまま蛍光体スクリーン上に集束、集中させる
ことができる。同様にサイドビーム25B についても歪
のない回転対称形状のまま蛍光体スクリーン上に集束、
集中させることができる。
【0037】したがって上記のように電子銃26を構成
すると、同一水平面上を通る一列配置の3電子ビーム2
5B ,25G ,25R を良好に集束し、画面全域にわた
り、良好な画像特性が得られるカラー受像管とすること
ができる。
【0038】実施例2.上記第1の実施例では、電子銃
の主電子レンズ部を形成する第3グリッドの第4グリッ
ドとの対向面に、3電子ビームの配列方向両側が円弧か
らなる横長形状の一対のサイドビーム通過孔の形成され
たカラー受像管について説明したが、電子銃を図2に示
した電子銃と同様に水平方向に一列配置された3個のカ
ソード、これらカソードを各別に加熱する3個のヒー
タ、カソードに隣接して順次蛍光体スクリーン方向に配
置された第1ないし第4グリッド、その第4グリッドに
取付けられたコンバーゼンス・カップを有する構造と
し、その各電極に上記実施例の電子銃と同様の電圧を印
加する。そしてその主電子レンズ部を形成する第3、第
4グリッドを図6(a)および(b)に示すように形成
しても、同様の効果を奏するカラー受像管とすることが
できる。
【0039】すなわち図6(a)に示すように、第3グ
リッドG3 の第4グリッドとの対向面の電子ビーム通過
孔29B ,29G ,29R については、第3グリッドG
3 の第2グリッドとの対向面の電子ビーム通過孔よりも
大きい円形に形成する。これに対し、同(b)に示すよ
うに、第4グリッドG4 の第3グリッドとの対向面の電
子ビーム通過孔30B ,30G ,30R は、センタービ
ーム通過孔30G については、上記第3グリッドG3 の
第4グリッドとの対向面のセンタービーム通過孔29B
と同じ大きさの円形に形成し、一対のサイドビーム通過
孔30B ,30R については、3電子ビームの配列方向
両側が半径R1 ,R2 の円弧からなり、これら円弧を直
線で結んだ横長形状に形成する。しかもそのセンタービ
ーム通過孔30G 側の円弧の長さを外側の円弧の長さよ
り短くする。なお、この一対のサイドビーム通過孔30
B ,30R の円弧の半径R1 ,R2 は、前記実施例と同
様に、 R1 =R2 であってもよく、またセンタービーム通過孔30G 側の
円弧の半径R1 を外側の円弧の半径R2 よりも小さく、 R1 <R2 としてもよい。しかもこの第4グリッドG4 の電子ビー
ム通過孔30B ,30G,30R のうち、一対のサイド
ビーム通過孔30B ,30R を第3グリッドG3の第4
グリッドG4 との対向面の一対のサイドビーム通過孔に
対し29B ,29R て、3電子ビームの配列方向の外側
にわずかにΔSg 偏心させる。
【0040】このように主電子レンズ部を形成する第
3、第4グリッドG3 ,G4 の電子ビーム通過孔29B
,29G ,29R ,30B ,30G ,30R を形成す
ると、この場合、図7(a)にサイドビーム25Rにつ
いて示すように、第3グリッド側では、水平方向に矢印
33H で示す発散作用、垂直方向に矢印33V で示す集
束作用をもつ直交性の4極子レンズ成分が作用し、同
(b)に矢印34H1,34H2,34V1,34V2で示すよ
うに、サイドビーム25R をセンタービームに近づける
方向に偏向するプリズム作用を及ぼす。一方、第4グリ
ッド側には、従来例では、集束作用と発散作用が直行し
ないレンズ成分であったが、本実施例では同(c)に示
すように、水平方向に矢印35H で示す集束作用をも
ち、垂直方向に矢印35V で示す発散作用をもつ直交性
の4極子レンズ成分として作用させることができる。
【0041】その結果、サイドビーム25R に上記のプ
リズム作用を除くレンズ成分を合成したレンズ作用が作
用し、同(d)に示すように、サイドビーム25R の垂
直方向に働くレンズ成分36V と水平方向に働くレンズ
成分36H とが互いに直行した集束作用を示す。したが
って、図8(a)に示すように歪のない回転対称のサイ
ドビーム25R を、同(b)に示すように、歪のない回
転対称形状のまま蛍光体スクリーン上に集束、集中させ
ることができる。同様にサイドビーム25B について
も、歪のない回転対称形状のまま蛍光体スクリーン上に
集束、集中させることができる。
【0042】したがって上記のように電子銃を構成して
も、同一水平面上を通る一列配置の3電子ビームを良好
に集束し、画面全域にわたり、良好な画像特性が得られ
るカラー受像管とすることができる。
【0043】実施例3.第3の実施例として、拡張電界
型の電子レンズを形成する電子銃を有するカラ−受像管
について説明する。
【0044】このカラ−受像管の電子銃は、図9に示す
ように、水平方向に一列配置された3個のカソードKB
,KG ,KR 、これらカソードKB ,KG ,KR を各
別に加熱するヒータ(図示せず)、上記KB ,KG ,K
R に隣接して順次蛍光体スクリーン方向に所定間隔離間
して配置された第1ないし第8グリッドG1 〜G8 およ
びその第8グリッドG8 に取付けられたコンバーゼンス
・カップCp を有し、そのヒータ、カソードKB ,KG
,KR および第1ないし第8グリッドG1 〜G8が一対
の絶縁支持体(図示せず)により一体に固定されてい
る。なお、この電子銃の一側には、図9(b)に示した
ように、陽極高電圧を所定の電圧に分割して所定の電極
に供給するための抵抗器38が配置されている。
【0045】その第1、第2グリッドG1 、G2 は、そ
れぞれ3個のカソ−ドKB 、KG 、KR に対応して比較
的小さな3個の円形電子ビ−ム通過孔が水平方向に一列
配置に形成された比較的板厚の薄い板状電極からなる。
【0046】第3、第4、第5グリッドG3 ,G4 ,G
5 は、それぞれ複数個のバスタブ電極を突き合わせた筒
状電極、すなわち、第3、第4グリッドG3 ,G4 は、
それぞれ2個のバスタブ電極G31,G32,G41,G42を
突き合わせた筒状電極からなり、第5グリッドG5 は、
4個のバスタブ電極G51,G52,G53,G54を突き合わ
せた筒状電極からなる。そしてその第3グリッドG3 の
第2グリッドG2 との対向面には、3個のカソードKB
,KG ,KR に対応して第2グリッドG2 の電子ビ−
ム通過孔よりも大きな3個の円形電子ビ−ム通過孔が3
電子ビ−ムの配列方向に一列配置に形成されている。ま
た第3グリッドG3 の第4グリッドG4 との対向面、第
4グリッドG4 の第3グリッドG3 との対向面、第4グ
リッドG4の第5グリッドG5 との対向面および第5グ
リッドG5 の第4グリッドG4 との対向面には、それぞ
れ3個のカソードKB ,KG ,KR に対応して、さらに
径の大きな3個の円形電子ビーム通過孔が3電子ビ−ム
の配列方向に一列配置に形成されている。第5グリッド
G5 の第6グリッドG6 との対向面には、図10(a)
に示すように、3個のカソードに対応して、水平方向を
長径とするほぼ矩形状の3個の電子ビーム通過孔40B
、40G 、40R が3電子ビ−ムの配列方向に一列配
置に形成されている。
【0047】第6および第7グリッドG6 ,G7 は、そ
れぞれ比較的板厚の厚い板状電極からなり、その第6グ
リッドG6 には、同(b)に示すように、3個のカソー
ドに対応して、上記第5グリッドの第6グリッドとの対
向面の電子ビーム通過孔の長径とほぼ同じ大きさの円形
の3個の電子ビーム通過孔41B 、41G 、41R が3
電子ビ−ムの配列方向に一列配置に形成され、第7グリ
ッドG7 には、同(c)に示すように、3個のカソード
に対応して、第6グリッドの電子ビーム通過孔とほぼ同
じ大きさの円形の3個の電子ビーム通過孔42B 、42
G 、42R が3電子ビ−ムの配列方向に一列配置に形成
されている。
【0048】第8グリッドG8 は、2個のバスタブ電極
G81,G82を突き合わせた筒状電極からなり、この第8
グリッドG8 の第7グリッドG7 との対向面には、3個
のカソードKB ,KG ,KR に対応して、3個の電子ビ
ーム通過孔が3電子ビ−ムの配列方向に一列配置に形成
されている。この3個の電子ビーム通過孔は、同(d)
に示すように、センタービーム通過孔43G について
は、水平方向を長径とするほぼ矩形状に形成されている
が、一対のサイドビ−ム通過孔43B 、43R について
は、水平方向の両側が半径R1 ,R2 の円弧からなり、
これら円弧を結んだ横長形状に形成されている。そのセ
ンタービーム通過孔43G 側の円弧の長さは、外側の円
弧の長さよりも短くなっている。この一対のサイドビ−
ム通過孔43B 、43R の円弧の半径R1 ,R2 は、 R1 =R2 であってもよく、またセンタービーム通過孔43G 側の
円弧の半径R1 が外側の円弧の半径R2 よりも小さく R1 <R2 としてもよいし、半径R1 とR2 の中心は必ずしも一致
しなくてもよい。しかもこの一対のサイドビ−ム通過孔
43B 、43R は、それぞれその水平方向の中心が第7
グリッドG7 の各サイドビ−ム通過孔42B 、42R の
中心に対して、水平方向の外側にわずかにΔSg 偏心し
ている。またこの第8グリッドG8 およびコンバーゼン
ス・カップCp の各対向面には、上記第7グリッドG7
の電子ビーム通過孔とほぼ同じ大きさの3個の電子ビー
ム通過孔が3電子ビ−ムの配列方向に一列配置に形成さ
れている。
【0049】しかもこの電子銃では、第5グリッドG5
の第6グリッドG6 側のバスタブ電極G54および第8グ
リッドG8 の第7グリッドG7 側のバスタブ形状の電極
G81は、それぞれ第5,第8グリッドG5 ,G8 の他の
バスタブ電極G51,G52,G53,G82にくらべて、3個
の電子ビーム通過孔の配列方向と直交する垂直方向の径
が小さい横長形状に形成され、それにより、前記実施例
1に示した電界補正電極の作用をもつものとなっている
(図2参照)。
【0050】この電子銃では、たとえばカソ−ドKB 、
KG 、KR に100〜200Vのカットオフ電圧に映像
信号電圧を加え、第1グリッドG1 を接地電位とし、第
2グリッドG2 と第4グリッドG4 とは管内で接続さ
れ、これら電極に500〜1000V、第3グリッドG
3 と第5グリッドG5 も、管内で接続され、これら電極
に5〜10 kVの電圧が印加される。また第8グリッド
G8 には、20〜35 kVの陽極高電圧が印加され、第
6、第7グリッドG6 ,G7 には、第8グリッドG8 印
加される陽極高電圧を抵抗器38により分割して、それ
ぞれ陽極高電圧の30〜50%、50〜80%の電圧が
印加される。
【0051】それにより、この電子銃では、カソ−ドK
B 、KG 、KR およびこのカソ−ドKB 、KG 、KR に
順次隣接する第1ないし第3グリッドG1 〜G3 によ
り、各カソ−ドKB 、KG 、KR からの電子放出を制御
しかつ放出された電子を集束して一列配置の3電子ビー
ムを形成する電子ビ−ム形成部GEが形成され、第3な
いし第8グリッドG3 〜G8 により、上記電子ビ−ム形
成部GEから得られる3電子ビームを蛍光体スクリーン
上に集束かつ集中する主電子レンズ部MLが形成され
る。この主電子レンズ部MLは、図11に示すように、
電子ビ−ム形成部GEからの電子ビームをわずかに集束
する第3ないし第5グリッド間に形成される予備集束レ
ンズSLと、第5、第6グリッド間に形成される電子ビ
−ムを垂直方向に集束、水平方向を発散する4極子レン
ズ成分QL1 、第6、第7グリッド間に形成される電子
ビ−ムを水平、垂直方向ともにに集束する集束レンズ成
分CLおよび第7、第8グリッド間に形成される電子ビ
−ムを垂直方向を発散、水平方向を集束する4極子レン
ズ成分QL2 からなるレンズ作用(極性)の異なる2つ
の4極子レンズ成分QL1 、QL2 を含む拡張電界型二
重4極子レンズDQLとからなる。
【0052】このように主電子レンズ部MLに拡張電界
型二重4極子レンズDQLを形成すると、その第5、第
6グリッド間に形成される4極子レンズ成分QL1 によ
り、図12(a)にサイドビーム25R について示すよ
うに、水平方向に矢印44Hで示す発散作用、垂直方向
に矢印44V で示す集束作用を受ける。また第6、第7
グリッド間に形成される集束レンズ成分CLにより、同
(b)に矢印45H 、45V で示すように、水平、垂直
方向にそれぞれ電子ビ−ムの中心へ向かう集束作用を受
ける。さらに第7、第8グリッド間に形成される4極子
レンズ成分QL2 により、同(c)に矢印46H1、46
H2、46V1、46V2で示すように、サイドビーム25R
をセンタ−ビ−ムに近づく方向に偏向されるプリズム作
用を及ぼす。しかもこの4極子レンズ成分QL2 を形成
する第8グリッドのサイドビーム通過孔は、図10
(d)に示したように形成されているため、サイドビー
ム25R に、図12(d)に示すように、水平方向に矢
印47H で示す集束作用、垂直方向に矢印47V で示す
発散作用を及ぼす。
【0053】その結果、プリズム作用を除くレンズ成分
を合成したレンズ作用により、サイドビーム25R は、
同(e)に示すように、水平、垂直方向にそれぞれ矢印
48H ,48V で示す集束作用を受け、図13(a)に
示すように歪のない回転対称のサイドビーム25R を、
同(b)に示すように、円弧状の歪のない形状のまま蛍
光体スクリーン上に集束、集中させることができる。同
様にサイドビーム25B についても、円弧状の歪のない
対称形状のまま蛍光体スクリーン上に集束、集中させる
ことができる。
【0054】したがって上記のように電子銃を構成する
と、同一水平面上を通る一列配置の3電子ビームを良好
に集束し、画面全域にわたり、良好な画像特性が得られ
るカラー受像管とすることができる。
【0055】なお、前記第1、第2の実施例では、主電
子レンズ部を形成する第3、第4グリッドの各対向面の
電子ビーム通過孔のうち、いずれか一方の電極の一対の
サイドビーム通過孔を、3電子ビームの配列方向の両側
が円弧からなる横長の形状に形成したが、これら第3、
第4グリッドの各対向面の一対のサイドビーム通過孔を
すべて図3(a)および図6(b)に示したように、3
電子ビームの配列方向両側が円弧からなる横長の形状に
形成しても、合成した非対称電子レンズ成分は、直交し
た4極子レンズ成分として作用する電子レンズとするこ
とができ、蛍光体スクリーン上に3電子ビームを良好に
集束して歪のないビームスポットを形成し、画面全域に
わたり、良好な画像特性が得られるカラー受像管とする
ことができる。
【0056】また上記第3の実施例においては、主電子
レンズ部を形成する第5グリッドの第6グリッドとの対
向面の3個の電子ビーム通過孔を3電子ビームの配列方
向を長径とするほぼ矩形状とし(図10(a)参照)、
第8グリッドの第7グリッドとの対向面の電子ビーム通
過孔を、センタービーム通過孔については、3電子ビー
ムの配列方向を長径とするほぼ矩形状に形成し、一対の
サイドビ−ム通過孔については、水平方向の両側が円弧
からなる横長形状に形成した(図10(d)参照)が、
これら電子ビーム通過孔は、第5グリッドの第6グリッ
ドとの対向面の電子ビーム通過孔については、図14
(a)に示すように、3電子ビームの配列方向を長径と
するほぼ矩形状のセンタービーム通過孔40G と、3電
子ビームの配列方向の両側が半径R1 ,R2 の円弧(R
1 =R2 またはR1 >R2 )からなり、そのセンタービ
ーム通過孔40G 側の円弧の長さが外側の円弧の長さよ
りも長い横長形状のサイドビーム通過孔40B ,40R
とで構成し、第8グリッドの第7グリッドとの対向面の
電子ビーム通過孔については、同(b)に示すように、
3個の電子ビーム通過孔43B ,43G ,43R をそれ
ぞれ水平方向を長径とするほぼ矩形状とし、かつその一
対のサイドビーム通過孔43B ,43R の各中心を第7
グリッドの対向面の一対のサイドビーム通過孔の各中心
に対して、水平方向外側にΔSg偏心させたものとしても
よい。
【0057】また第3の実施例において、主電子レンズ
部を形成する第5グリッドの第6グリッドとの対向面の
3個の電子ビーム通過孔を、図15(a)に示すよう
に、水平方向を長径とするほぼ矩形状のセンタービーム
通過孔40G と、水平方向の両側が半径R1 ,R2 の円
弧(R1 =R2 またはR1 >R2 )からなり、そのセン
タービーム通過孔40G 側の円弧の長さが外側の長さよ
りも長い横長形状のサイドビーム通過孔40B ,40R
とで構成し、第8グリッドの第7グリッドとの対向面の
電子ビーム通過孔を、図15(b)に示すように、水平
方向を長径とするほぼ矩形状のセンタービーム通過孔4
3G と、水平方向の両側が半径R1 ,R2の円弧(R1
=R2 またはR1 <R2 )からなり、そのセンタービー
ム通過孔43G 側の円弧の長さが外側の長さよりも短い
横長形状のサイドビーム通過孔43B ,43R とで構成
し、かつその一対のサイドビーム通過孔43B ,43R
の各中心を第7グリッドの対向面の一対のサイドビーム
通過孔の各中心に対して、水平方向外側にΔSg偏心させ
たものとしてもよい。
【0058】なお、上記実施例では、バイポテンシャル
型電子銃および拡張電界型電子レンズを形成する電子銃
について説明したが、この発明は、ユニポテンシャル型
電子銃や、それらを組合わせた複合型の電子銃などにも
適用して、同様の効果を奏するカラー受像管を構成する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】電子銃の主電子レンズ部を形成する実質
的に対向する相対的に低電位の第1電極と相対的に高電
位の第2電極とのいずれか一方の一対のサイドビーム通
過孔を、3電子ビームの配列方向の両側を円弧とし、こ
の円弧の長さが3電子ビームの配列方向の内側と外側と
で異なる実質的に横長の形状、具体的には、第1電極の
一対のサイドビーム通過孔を実質的に横長の形状に形成
し、この一対のサイドビーム通過孔の3電子ビームの配
列方向の内側の円弧の長さを外側の円弧の長さよりも長
くするか、あるいは第2電極の一対のサイドビーム通過
孔を実質的に横長の形状にし、この一対のサイドビーム
通過孔の3電子ビームの配列方向の内側の円弧の長さを
外側の円弧の長さよりも短くすると、これら第1電極と
第2電極との間および電極内に浸透する電界そのものを
整合することにより、非直交性の非対称レンズ成分の少
ない直交性のすぐれた非対称電子レンズを形成すること
ができ、一列配置の3電子ビームを蛍光体スクリーン上
に良好に集束して、画面全域の画像特性を良好にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるカラー受像管の
構成を示す図である。
【図2】図2(a)は上記第1の実施例の電子銃の構成
を示す水平断面図、図2(b)は垂直断面図である。
【図3】図3(a)は上記第1の実施例の電子銃の第3
グリッドの電子ビーム通過孔の形状を示す図、図3
(b)は同じく第4グリッドの電子ビーム通過孔の形状
を示す図である。
【図4】図4(a)ないし(d)はそれぞれサイドビー
ムに対する上記第1の実施例の電子銃の第3、第4グリ
ッド間に形成される電子レンズのレンズ成分の作用を説
明するための図である。
【図5】図5(a)および(b)はそれぞれ上記第1の
実施例の電子銃の第3、第4グリッド間に形成される電
子レンズにより得られる蛍光体スクリーン上のビームス
ポットの形状を説明するための図である。
【図6】図6(a)は第2の実施例における電子銃の第
3グリッドの電子ビーム通過孔の形状を示す図、図6
(b)は同じく第4グリッドの電子ビーム通過孔の形状
を示す図である。
【図7】図7(a)ないし(d)はそれぞれサイドビー
ムに対する上記第2の実施例の電子銃の第3、第4グリ
ッド間に形成される電子レンズのレンズ成分の作用を説
明するための図である。
【図8】図8(a)および(b)はそれぞれ上記第2の
実施例の電子銃の第3、第4グリッド間に形成される電
子レンズにより得られる蛍光体スクリーン上のビームス
ポットの形状を説明するための図である。
【図9】図9(a)は第3の実施例における電子銃の構
成を示す水平断面図、図9(b)は垂直断面図である。
【図10】図10(a)は上記第3の実施例の電子銃の
第5グリッドの電子ビーム通過孔の形状を示す図、図1
0(b)は同じく第6グリッドの電子ビーム通過孔の形
状を示す図、図10(c)は同じく第7グリッドの電子
ビーム通過孔の形状を示す図、図10(d)は同じく第
8グリッドの電子ビーム通過孔の形状を示す図である。
【図11】上記第3の実施例の電子銃の主電子レンズ部
に形成される電子レンズを示す図である。
【図12】図12(a)ないし(e)はそれぞれサイド
ビームに対する上記第3の実施例における電子銃の第
5、第8グリッド間に形成される電子レンズのレンズ成
分の作用を説明するための図である。
【図13】図13(a)および(b)はそれぞれ上記第
3の実施例の電子銃の第5、第8グリッド間に形成され
る電子レンズにより得られる蛍光体スクリーン上のビー
ムスポットの形状を説明するための図である。
【図14】図14(a)および(b)はそれぞれ上記第
3の実施例の電子銃の第5および第8グリッドの電子ビ
ーム通過孔の異なる形状を示す図である。
【図15】図15(a)および(b)はそれぞれ上記第
3の実施例の電子銃の第5および第8グリッドの電子ビ
ーム通過孔のさらに異なる形状を示す図である。
【図16】図16(a)は電子ビームに対するピンクッ
ション形水平偏向磁界の作用を説明するための図、図1
6(b)はバレル形垂直偏向磁界の作用を説明するため
の図である。
【図17】上記ピンクッション形水平偏向磁界およびバ
レル形垂直偏向磁界により偏向された電子ビームの蛍光
体スクリーン上のビームスポットの形状を説明するため
の図である。
【図18】従来のカラー受像管の電子銃の構成を示す水
平断面図である。
【図19】図19(a)ないし(d)はそれぞれサイド
ビームに対する上記電子銃の第3、第4グリッド間に形
成される電子レンズのレンズ成分の作用を説明するため
の図である。
【図20】図20(a)および(b)はそれぞれ上記電
子銃の第3、第4グリッド間に形成される電子レンズに
より得られる蛍光体スクリーン上のビームスポットの形
状を説明するための図である。
【符号の説明】
10a ,10b …補助電極 20…パネル 22…蛍光体スクリーン 25B ,25R …一対のサイドビーム 25G …センタービーム 26…電子銃 27…偏向装置 29B ,29R …第3グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 29G …第3グリッドのセンタービーム通過孔 30B ,30R …第4グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 30G …第4グリッドのセンタービーム通過孔 40B ,40R …第5グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 40G …第5グリッドのセンタービーム通過孔 41B ,41R …第6グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 41G …第6グリッドのセンタービーム通過孔 42B ,42R …第7グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 42G …第7グリッドのセンタービーム通過孔 43B ,43R …第8グリッドの一対のサイドビーム通
過孔 43G …第8グリッドのセンタービーム通過孔 Cp …コンバゼンス・カップ CL…集束レンズ成分 DQL…拡張電界型4極子レンズ G1 …第1グリッド G2 …第2グリッド G3 …第3グリッド G4 …第4グリッド G5 …第5グリッド G6 …第6グリッド G7 …第7グリッド G8 …第8グリッド GE…電子ビーム形成部 KB ,KG ,KR …カソード ML…主電子レンズ部 QL1 …4極子レンズ成分 QL2 …4極子レンズ成分 SL…予備集束レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上を通るセンタービームおよび
    一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを
    蛍光体スクリーン上に集束かつ集中する複数の電極から
    なる主電子レンズ部を有する電子銃を備え、この電子銃
    から放出される一列配置の3電子ビームを偏向装置の発
    生する磁界により偏向して上記蛍光体スクリーンを水
    平、垂直走査するカラー受像管において、 上記主電子レンズ部は、実質的に対向する相対的に低電
    位の第1電極と相対的に高電位の第2電極とを少なくと
    も有し、これら第1および第2電極の対向面にそれぞれ
    上記3電子ビームの配列方向にセンタービーム通過孔お
    よび一対のサイドビーム通過孔からなる3個の電子ビー
    ム通過孔が一列配置に形成され、これら電子ビーム通過
    孔のうち、上記第1電極の一対のサイドビーム通過孔に
    対して上記第2電極の一対のサイドビーム通過孔が上記
    3電子ビームの配列方向の外側に偏心し、かつ上記第1
    および第2電極のいずれか一方の一対のサイドビーム通
    過孔が上記3電子ビームの配列方向をほぼ円弧状とし、
    この円弧状の円弧の長さが上記3電子ビームの配列方向
    の内側と外側とで異なる実質的に横長の形状に形成され
    ていることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】 第1電極の一対のサイドビーム通過孔が
    実質的に横長の形状に形成され、この一対のサイドビー
    ム通過孔の3電子ビームの配列方向の内側の円弧の長さ
    が外側の円弧の長さよりも長く、この第1電極と第2電
    極との間に一対のサイドビームを垂直方向に集束する4
    極子レンズ成分をもつ電子レンズが形成されることを特
    徴とする請求項1記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】 第2電極の一対のサイドビーム通過孔が
    実質的に横長の形状に形成され、この一対のサイドビー
    ム通過孔の3電子ビームの配列方向の内側の円弧の長さ
    が外側の円弧の長さよりも短く、この第1電極と第2電
    極との間に一対のサイドビームを垂直方向に発散する4
    極子レンズ成分をもつ電子レンズが形成されることを特
    徴とする請求項1記載のカラー受像管。
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