JPH07246820A - 車高調整制御装置 - Google Patents

車高調整制御装置

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Publication number
JPH07246820A
JPH07246820A JP6042198A JP4219894A JPH07246820A JP H07246820 A JPH07246820 A JP H07246820A JP 6042198 A JP6042198 A JP 6042198A JP 4219894 A JP4219894 A JP 4219894A JP H07246820 A JPH07246820 A JP H07246820A
Authority
JP
Japan
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vehicle height
jack
vehicle
height adjustment
adjustment control
Prior art date
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Application number
JP6042198A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawazoe
寛 川添
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/404,383 priority patent/US5652703A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/017Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their use when the vehicle is stationary, e.g. during loading, engine start-up or switch-off
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/25Stroke; Height; Displacement
    • B60G2400/252Stroke; Height; Displacement vertical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2500/00Indexing codes relating to the regulated action or device
    • B60G2500/30Height or ground clearance

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気圧や油圧等の流体圧を用いて車高調整制
御が行なわれる車高調整制御装置において、ジャッキア
ップによる車高変化量の大きさにかかわらず、確実にジ
ャッキダウン時の車高異常低下を防止すること。 【構成】 停車時で、且つ、車高ダウン制御中に、車高
検出手段eからの車高検出値が上昇し、しかもこの状態
が所定時間継続した時をジャッキアップ時であると判断
するジャッキアップ判断手段gと、ジャッキアップ時で
あると判断された場合、車高検出値を基準車高に一致さ
せる車高ダウン制御を禁止するジャッキアップ対応車高
調整制御禁止手段hとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気圧や油圧等の流体
圧を用いて車高調整制御が行なわれる車高調整制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気圧を用いた車高調整制御装置
としては、例えば、特開平3−120015号公報に記
載されているものが知られている。
【0003】この従来出典には、停車時で、且つ、車高
ダウン制御中に、前後輪の車高検出値の変化状況の組み
合わせ特性によりジャッキアップ時であるかどうかを判
断するジャッキアップ判断部と、該ジャッキアップ判断
部でジャッキアップ時であると判断された場合、車高ダ
ウン制御を禁止するジャッキアップ対応制御部を有する
装置が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車高調整制御装置にあっては、基準車高からの車高
変化量をみてジャッキアップ判断を行なう装置となって
いるため、車高が十分に上昇変化しないわずかなジャッ
キアップ位置でジャッキを止めたような場合、ダウン制
御が継続され、空気室の加圧空気が抜けきってしまうの
で、この状態でさらにジャッキアップし、急激にジャッ
キダウンした際には、車高が異常に低くなり、車体底部
メンバと路面とが干渉を生じる恐れがある。
【0005】すなわち、前輪車高検出値の基準車高に対
する車高変化量Δhとして、例えば、60mmが設定さ
れている場合、ジャッキアップによる車高変化量がこの
60mmに達さないうちにジャッキを止めた場合、車高
としては基準車高より高いことで車両ダウン制御が継続
され、空気室の加圧空気が抜けきってしまう。尚、油圧
を用いる車高調整制御装置でも同様に、車両ダウン制御
を継続すると、最小油圧となるまで抜けきってしまうこ
とになる。
【0006】本発明は、上記問題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、空気圧や油圧等の流
体圧を用いて車高調整制御が行なわれる車高調整制御装
置において、ジャッキアップによる車高変化量の大きさ
にかかわらず、確実にジャッキダウン時の車高異常低下
を防止することにある。
【0007】第2の目的とするところは、第1の目的に
加え、ジャッキアップ終了後、早期に車高の回復を図る
ことにある。
【0008】第3の目的とするところは、第1の目的に
加え、車高ダウン制御中の判断を容易に行なうことにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため第1の発明の車高調整制御装置では、図1のクレ
ーム対応図に示すように、流体圧源aに連通する流体室
bを有し車輪と車体間のそれぞれに設けられる車高調整
手段cと、外部からの制御指令に基づく流体室圧制御に
より車高を調整する車高調整アクチュエータdと、車高
調整制御しようとする車輪位置での車高を検出する車高
検出手段eと、停車時を検出する停車時検出手段fと、
停車時で、且つ、車高ダウン制御中に、車高検出手段e
からの車高検出値が上昇し、しかもこの状態が所定時間
継続した時をジャッキアップ時であると判断するジャッ
キアップ判断手段gと、ジャッキアップ時であると判断
された場合、車高検出値を基準車高に一致させる車高ダ
ウン制御を禁止するジャッキアップ対応車高調整制御禁
止手段hと、を備えていることを特徴とする。
【0010】上記第2の目的を達成するため第2の発明
の車高調整制御装置では、図1のクレーム対応図に示す
ように、請求項1記載の車高調整制御装置において、ジ
ャッキアップ判断に基づく車高ダウン制御禁止中、車高
が基準車高を下回った場合あるいは走行状態であると判
断するジャッキアップ解除判断手段iと、ジャッキアッ
プ解除時であると判断された場合、車高ダウン制御禁止
を解除して通常の車高調整制御に復帰させる車高調整制
御復帰手段jと、を備えていることを特徴とする。
【0011】上記第3の目的を達成するため第3の発明
の車高調整制御装置では、図1のクレーム対応図に示す
ように、請求項1記載の車高調整制御装置において、前
記ジャッキアップ判断手段gでの車高ダウン制御中かど
うかの判断を、車高調整アクチュエータdに入力される
制御指令値の符号により行なうことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0013】停車してのジャッキアップ時には、ジャッ
キアップされる車輪側の車高検出手段eによる車高検出
値が次第に大きくなることから、車高検出値を基準車高
に一致させるべく車高調整アクチュエータdへの制御指
令により車高調整手段cの流体室bの加圧流体が抜き出
される車高ダウン制御が行なわれる。
【0014】したがって、停車時で、且つ、車高ダウン
制御中に、車高が上昇し、しかもこの状態が所定時間継
続した時には、ジャッキアップ判断手段gにおいて、ジ
ャッキアップ時であると判断され、このジャッキアップ
判断がなされた場合、ジャッキアップ対応車高調整制御
禁止手段hにおいて、直ちに車高ダウン制御が禁止され
る。
【0015】このように、車高ダウン制御中であるにも
かかわらず車高が上昇するという矛盾する状況が所定時
間継続することでジャッキアップ判断を行なっているた
め、わずかに車高を上昇させた状態のまま維持するよう
なジャッキアップ作業を行なっても、ジャッキアップ時
であるとの判断が確実になされ、車高ダウン制御が禁止
されることで、車高ダウン制御の継続によるジャッキダ
ウン時の車高の異常低下が防止される。
【0016】また、所定時間継続という条件により、人
の力等で瞬間的あるいは一時的に車体を持ちあげるよう
な場合にジャッキアップ時であるとの誤判断が防止され
る。
【0017】第2の発明の作用を説明する。
【0018】ジャッキアップ判断に基づく車高ダウン制
御禁止解除は、ジャッキアップ解除判断手段iにおい
て、車高ダウン制御禁止中、車高が基準車高を下回った
場合あるいは走行状態であると判断され、ジャッキアッ
プ解除時であると判断された場合、車高調整制御復帰手
段jにおいて、車高ダウン制御禁止が解除され通常の車
高調整制御状態への復帰がなされる。
【0019】したがって、ジャッキアップ終了後、ジャ
ッキダウンにより車高が基準車高を下回った場合、ある
いは、停車から走行へと移行した場合のいずれかの条件
を満足する車両状態となったら車高ダウン制御禁止が解
除されることで、早期に車高の回復が図られる。
【0020】第3の発明の作用を説明する。
【0021】ジャッキアップ判断手段gでのジャッキア
ップ判断の1つの条件である車高ダウン制御中かどうか
を判断する場合、車高調整アクチュエータdに入力され
る制御指令値の符号が加圧流体を流体室bから抜く指令
値符号である時に車高ダウン制御中であるとの判断が行
なわれる。
【0022】したがって、制御指令値の正負の符号判断
という簡単な判断により、容易に車高ダウン制御中の判
断が行なわれる。
【0023】
【実施例】まず、構成を説明する。
【0024】図2は本発明実施例の車高調整制御装置を
適用したFR車を示す全体図、図3は実施例の車高調整
制御装置を示す制御システム図である。
【0025】各輪独立で車高調整制御される実施例の車
高調整制御装置が適用されたFR車は、図2に示すよう
に、エンジン2及び排気系4を備え、左前輪5,右前輪
6,左後輪7,右後輪8のサスペンション部には、それ
ぞれ圧縮空気を封入した空気室9a,10a,11a,
12a(流体室bに相当)とショックアブソーバ9b,
10b,11b,12bとから構成されている左前輪ス
トラット9、右前輪ストラット10,左後輪ショックア
ブソーバ11,右後輪ショックアブソーバ12(これら
はぞれぞれ車高調整手段cに相当する)が設けられてい
る。
【0026】そして、左右前輪位置での車高及び後輪位
置での車高を検出する車高センサを含む入力センサ類1
3からの検出信号を入力し、左右前輪の車高及び後輪の
車高を独立して制御するエアサスペンションコントロー
ルユニット14が設けられている。
【0027】前記空気室9a,10a,11a,12a
の圧縮空気の量及び圧力を変化させて車高を可変にする
エア制御回路は、図3に示すように、空気圧源34(流
体圧源aに相当)として、車高を上昇させるのに必要な
圧縮空気を供給するコンプレッサ15と、コンプレッサ
15を駆動させるモータ35と、エア回路内の圧縮空気
の水分を除去するドライヤ16と、車高を降下させる時
に開く排出バルブ17を有する。前記ドライヤ16と左
前輪エア回路18,右前輪エア回路19,後輪エア回路
20とは、それぞれエアパイプ21,22,23を介し
て連結されている。左前輪エア回路18には、車高を調
整する時に開閉する左前輪サスペンションバルブ24と
左前輪サブタンク25を有し、右前輪エア回路19に
は、車高を調整する時に開閉する右前輪サスペンション
バルブ26と右前輪サブタンク27を有し、後輪エア回
路20には、車高を調整する時に開閉する左後輪サスペ
ンションバルブ28と左後輪サブタンク29と右後輪サ
スペンションバルブ30と右後輪サブタンク31を有す
る。各サスペンションバルブ24,26,28,30は
車高調整アクチュエータdに相当する。
【0028】前記エアサスペンションコントロールユニ
ット14には、図3に示すように、入力センサ類とし
て、フロントサスペンションメンバの位置に設けられる
左前輪車高センサ13a(車高検出手段eに相当)及び
右前輪車高センサ13b(車高検出手段eに相当)と、
リヤスタビライザー32の位置に設けられる後輪車高セ
ンサ13c(車高検出手段eに相当)と、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数センサ13dと、車速を検
出する車速センサ13eと、操舵角センサやモード設定
スイッチやブレーキスイッチ等の他のセンサ・スイッチ
類13fが接続されている。
【0029】そして、エアサスペンションコントロール
ユニット14からは、各バルブ17,24,26,2
8,30にバルブ駆動指令を出力することで、モードス
イッチによる選択等により設定された車高に一致させる
通常の車高調整制御が行なわれると共に、停車時に前輪
5,6もしくは後輪7,8側をジャッキアップした時、
車高のダウン指令と実際の車高変化を比較し、このダウ
ン指令にもかかわらず車高が上昇し、この状態が所定時
間継続することによりジャッキアップを判断し、ジャッ
キアップが判断された時に車高ダウン制御を禁止し、ジ
ャッキダウンの際に大幅な車高低下を防止するジャッキ
アップ対応制御が行なわれる。
【0030】次に、作用を説明する。
【0031】[車高調整制御処理作動]図4はエアサス
ペンションコントロールユニット14で行なわれる車高
調整制御処理作動の流れを示すフローチャートであり、
以下、各ステップについて説明する。
【0032】ステップ40では、車速やブレーキ作動の
監視により停車中であるかどうかが判断される(停車時
検出手段fに相当)。
【0033】ステップ41では、エアサスペンションコ
ントロールユニット14からの排出バルブ17とサスペ
ンションバルブ24,26あるいは排出バルブ17とサ
スペンションバルブ28,30への制御指令値が負(バ
ルブ開指令)かどうかが判断される。
【0034】ステップ42では、各車高センサ13a〜
13cにより負の制御指令値が出力されている前輪5,
6あるいは後輪7,8の車高が上昇(+変化)している
かどうかが車高信号の微分値により判断される。
【0035】ステップ43では、ステップ41及びステ
ップ42を共に満足する時間が所定時間tS (例えば2
秒間)を経過したかどうかが判断される。
【0036】ここで、ステップ40〜ステップ43は、
ジャッキアップ判断手段gに相当する。
【0037】ステップ44では、ステップ43の条件を
満足する時、前輪5,6あるいは後輪7,8のジャッキ
アップ判断に基づき、開いているバルブを閉じて空気室
の圧力を保つ車高ダウン制御の禁止指令が出力される
(ジャッキアップ対応車高調整制御禁止手段hに相
当)。
【0038】ステップ45では、ステップ40〜ステッ
プ42の条件を満足しない時、通常の車高調整制御が実
行される。
【0039】ステップ46では、走行状態であるかどう
かが判断される。
【0040】ステップ47では、前輪5,6の車高検出
値Hf あるいは後輪7,8の車高検出値Hr が基準車高
DB以下かどうかが判断される。
【0041】ここで、ステップ46とステップ47は、
ジャッキアップ解除判断手段iに相当する。
【0042】ステップ48では、車高ダウン制御の禁止
が解除される。この場合、次の制御処理にてステップ4
0〜ステップ42のいずれかからステップ45へ進み、
通常の車高調整制御に復帰することになる(車高調整制
御復帰手段jに相当)。
【0043】[非ジャッキアップ時]走行時等でジャッ
キアップを行なっていない時には、走行時にはステップ
40の条件を満足しないし、縁石乗り上げ停車等での車
高変化に基づき正常な車高調整が行なわれる時には、指
令値正で車高上昇あるいは指令値負で車高低下という組
み合わせとなり、ステップ41,42の条件のいずれか
を満足しないことになることで、ステップ40(ステッ
プ41あるいはステップ42)からステップ45へ進む
流れとなり、ステップ45では通常の車高調整制御が実
行される。
【0044】したがって、通常の車高調整制御では、モ
ードスイッチ等により設定された基準車高DBに対する
各輪での車高検出値の比較が行なわれ、車高検出値を基
準車高DBに一致させる車高調整制御が実行される。
【0045】[停車での前輪ジャッキアップ時]停車時
に例えば前輪側をジャッキアップすると、図6に示すよ
うに、前輪5,6の接地荷重が無くなり、フロントサス
ペンションの上下方向支持バネが伸び前輪車高が次第に
大きくなる。したがって、左右の前輪車高センサ13
a,13bによる前輪車高検出値Hf が次第に大きくな
り、基準車高DBを超えてしまうことから、エアサスペ
ンションコントロールユニット14からの排出バルブ1
7及び左右の前輪サスペンションバルブ24,26へバ
ルブ開指令が出力され、空気室9a,10aの加圧空気
が抜き出される車高ダウン制御が行なわれる。このよう
に、ジャッキアップ時には、車高ダウン制御中であるに
もかかわらず左右の前輪車高センサ13a,13bによ
る車高が上昇するという矛盾する条件を満足する。
【0046】したがって、この矛盾する条件を満足する
状態が所定時間tS 経過した時には、図4のフローチャ
ートで、ステップ40→ステップ41→ステップ42→
ステップ43→ステップ44へと進む流れとなり、ステ
ップ44において、直ちに車高ダウン制御が禁止され
る。
【0047】この結果、ジャッキダウンした際には、車
高ダウン制御を継続する場合のように空気室9a,10
aの加圧空気が抜けきってしまうことがなく、車高の低
下が小さく抑えられ、車体と路面との干渉の発生が防止
される。尚、停車時に後輪側をジャッキアップした時の
作用も同様である。
【0048】また、車高ダウン制御中に車高が上昇する
状態が所定時間tS だけ継続という条件により、人の力
等で瞬間的あるいは一時的に車体を持ちあげるような場
合にジャッキアップ時であるとの誤判断が防止される。
【0049】[ジャッキアップ解除]ジャッキアップ判
断に基づく車高ダウン制御禁止の解除は、ステップ44
において、車高ダウン制御禁止中、ステップ46にて走
行状態であると判断されるかあるいはステップ47にて
車高Hf が基準車高DB以下であると判断された場合、
ステップ48へ進み、車高ダウン制御禁止が解除され
る。
【0050】したがって、ジャッキアップ終了後、ジャ
ッキダウンにより車高Hf が基準車高DB以下となった
場合、あるいは、停車から走行へと移行した場合のいず
れかの条件を満足する車両状態となったら車高ダウン制
御禁止が解除されることで、早期に車高の回復が図られ
る。
【0051】次に、効果を説明する。
【0052】(1)空気圧を用いて車高調整制御が行な
われる車高調整制御装置において、車高のダウン指令と
実際の車高変化を比較し、ダウン指令中にもかかわらず
車高が上昇し、しかもこの状態が所定時間tS 継続する
という条件によりジャッキアップ判断を行い、ジャッキ
アップ判断時には車高ダウン制御を禁止する装置とした
ため、前輪側または後輪側でジャッキアップによる車高
変化量の大きさにかかわらず、確実にジャッキダウン時
の車高異常低下を防止することができる。
【0053】(2)ダウン制御禁止中、走行状態となっ
た場合あるいは車高Hf またはHr が基準車高DB以下
に車高変化した場合車高ダウン制御の禁止を解除し、通
常の車高制御に復帰する装置としたため、ジャッキアッ
プ終了後、早期に車高の回復を図ることができる。
【0054】(3)ジャッキアップ判断の1つの条件で
ある車高ダウン制御中かどうかを判断する場合、バルブ
に対する制御指令値の符号が負であることで車高ダウン
制御中であるとの判断を行なう装置としたため、制御指
令値の正負の符号判断という簡単な判断により、容易に
車高ダウン制御中の判断を行なうことができる。
【0055】以上、実施例を説明してきたが、具体的な
構成や制御内容については、実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追
加があっても本発明に含まれる。
【0056】例えば、実施例では、前輪のみを左右独立
に制御する車高調整制御装置への適用例を示したが、前
輪及び後輪の車高を左右独立(4輪独立)に検出して車
高調整制御を行なう装置にも適用できる。
【0057】実施例では、空気圧を用いた車高調整制御
装置の例を示したが、油圧を用いた車高調整制御装置に
も適用することができる。
【0058】実施例では、車高ダウン制御中の判断を制
御指令値の正負の符号判断により行なう例を示したが、
エアサスペンションコントロールユニット14内での処
理により得られた車高ダウン判断信号を用いるようにし
てもよいし、流体室の圧力変化により検出するようにし
てもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の第1の発明にあっては、
空気圧や油圧等の流体圧を用いて車高調整制御が行なわ
れる車高調整制御装置において、停車時で、且つ、車高
ダウン制御中に、車高検出手段からの車高検出値が上昇
し、しかもこの状態が所定時間継続した時をジャッキア
ップ時であると判断するジャッキアップ判断手段と、ジ
ャッキアップ時であると判断された場合、車高検出値を
基準車高に一致させる車高ダウン制御を禁止するジャッ
キアップ対応車高調整制御禁止手段とを備えている装置
としたため、ジャッキアップによる車高変化量の大きさ
にかかわらず、確実にジャッキダウン時の車高異常低下
を防止することができるという効果が得られる。
【0060】請求項2記載の第2の発明にあっては、請
求項1記載の車高調整制御装置において、ジャッキアッ
プ判断に基づく車高ダウン制御禁止中、車高が基準車高
を下回った場合あるいは走行状態であると判断するジャ
ッキアップ解除判断手段と、ジャッキアップ解除時であ
ると判断された場合、車高ダウン制御禁止を解除して通
常の車高調整制御に復帰させる車高調整制御復帰手段と
を備えている装置としたため、上記効果に加え、ジャッ
キアップ終了後、早期に車高の回復を図ることができる
という効果が得られる。
【0061】請求項3記載の第3の発明にあっては、請
求項1記載の車高調整制御装置において、ジャッキアッ
プ判断手段での車高ダウン制御中かどうかの判断を、車
高調整アクチュエータに入力される制御指令値の符号に
より行なう装置としたため、上記効果に加え、車高ダウ
ン制御中の判断を容易に行なうことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車高調整制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】実施例の車高調整制御装置が適用されたFR車
を示す全体図である。
【図3】実施例の車高調整制御装置を示す制御システム
図である。
【図4】実施例の車高調整制御装置のエアサスペンショ
ンコントロールユニットで行なわれる車高調整制御処理
作動の流れを示すフローチャートである。
【図5】前輪側をジャッキアップした場合の前輪側での
車高変化量を示す図である。
【符号の説明】
a 流体圧源 b 流体室 c 車高調整手段 d 車高調整アクチュエータ e 車高検出手段 f 停車時検出手段 g ジャッキアップ判断手段 h ジャッキアップ対応車高制御禁止手段 i ジャッキアップ解除判断手段 j 車高調整制御復帰手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧源に連通する流体室を有し車輪と
    車体間のそれぞれに設けられる車高調整手段と、 外部からの制御指令に基づく流体室圧制御により車高を
    調整する車高調整アクチュエータと、 車高調整制御しようとする車輪位置での車高を検出する
    車高検出手段と、 停車時を検出する停車時検出手段と、 停車時で、且つ、車高ダウン制御中に、車高検出手段か
    らの車高検出値が上昇し、しかもこの状態が所定時間継
    続した時をジャッキアップ時であると判断するジャッキ
    アップ判断手段と、 ジャッキアップ時であると判断された場合、車高検出値
    を基準車高に一致させる車高ダウン制御を禁止するジャ
    ッキアップ対応車高調整制御禁止手段と、 を備えていることを特徴とする車高調整制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車高調整制御装置におい
    て、 ジャッキアップ判断に基づく車高ダウン制御禁止中、車
    高が基準車高を下回った場合あるいは走行状態であると
    判断するジャッキアップ解除判断手段と、 ジャッキアップ解除時であると判断された場合、車高ダ
    ウン制御禁止を解除して通常の車高調整制御に復帰させ
    る車高調整制御復帰手段と、 を備えていることを特徴とする車高調整制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車高調整制御装置におい
    て、 前記ジャッキアップ判断手段での車高ダウン制御中かど
    うかの判断を、車高調整アクチュエータに入力される制
    御指令値の符号により行なうことを特徴とする車高調整
    制御装置。
JP6042198A 1994-03-14 1994-03-14 車高調整制御装置 Pending JPH07246820A (ja)

Priority Applications (2)

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