JPH04349011A - 車高調整制御装置 - Google Patents

車高調整制御装置

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JPH04349011A
JPH04349011A JP1338191A JP1338191A JPH04349011A JP H04349011 A JPH04349011 A JP H04349011A JP 1338191 A JP1338191 A JP 1338191A JP 1338191 A JP1338191 A JP 1338191A JP H04349011 A JPH04349011 A JP H04349011A
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JP
Japan
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vehicle height
vehicle
air
height adjustment
adjustment control
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JP1338191A
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English (en)
Inventor
Masahiko Tanabe
昌彦 田部
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気圧や油圧等の流体
圧を用いて車高調整制御が行なわれる車高調整制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気圧を用いた車高調整制御装置
としては、例えば、実開昭58−95307号公報に記
載のものが知られている。上記従来出典には、四輪の各
輪位置に設けられ、圧縮空気を封入にた空気室とショッ
クアブソーバとから構成されている電子制御エアーサス
ペンションを車高調整手段とする車高調整制御装置にお
いて、各空気室の近傍に設けられている車高調整バルブ
より空気圧源側の配管内に圧力センサが設けられ、この
圧力センサにより検出される検出空気圧が所定圧以下と
なった時にエア漏れを判定する内容が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車高調整制御装置にあっては、下記に列挙するよう
な問題がある。
【0004】(1)空気圧源のコンプレッサの作動・停
止にかかわらず検出空気圧の監視によりエア漏れ判定を
行なう構成である為、実際にはエア漏れが発生している
時にでもコンプレッサの作動時には所定圧以上の空気圧
が検出されることで、エア漏れ判定精度が低くなる。 尚、コンプレッサの作動・停止のいずれの場合にもエア
漏れの発生を判定しようとするには、複雑なエア漏れ判
定制御が必要となる。
【0005】(2)圧力センサは、車高調整バルブより
空気圧源側の配管内に設けられている為、車高調整バル
ブが閉じている時には、車高調整バルブからエアーサス
ペンションの空気室に至るエア系のエア漏れが判定がで
きない。
【0006】(3)各輪の車高調整制御を行なう入力情
報として車高センサからの車高情報を用いる場合、車高
センサとは別途にエア漏れ判定用の圧力センサを設置す
る必要があり、コスト的に不利となる。
【0007】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、空気圧や油圧等の流体圧を用いて車高調
整制御が行なわれる車高調整制御装置において、新たに
検出手段を追加することのないコスト的に有利な装置で
ありながら、流体漏れの判定範囲の拡大と共に流体漏れ
の判定精度の向上を図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の車高調整制御装置では、流体圧源の駆動手段が
停止状態の時、左右輪もしくは前後輪の流体室を連通す
るようにサスペンションバルブに開指令を出力し、バル
ブ開指令の出力開始後、車高検出手段により検出される
車高を監視することで流体の漏れを判定する手段とした
【0009】即ち、図1のクレーム対応図に示すように
、所定の流体圧を駆動手段aを作動させて作り出す流体
圧源bと、該流体圧源bに連通する流体室cを有し車輪
と車体間のそれぞれに設けられる車高調整手段dと、車
高調整制御しようとする車輪位置での車高を検出する車
高検出手段eと、少なくとも車高検出値を入力し、サス
ペンションバルブfの開閉制御により車高調整制御を行
なう車高調整制御手段gとを備えた車高調整制御装置に
おいて、前記車高調整制御手段gには、前記流体圧源b
の駆動手段aが停止状態の時、左右輪もしくは前後輪の
流体室c,cを連通するようにサスペンションバルブf
,fに開指令を出力し、バルブ開指令の出力開始後、車
高検出手段e,eにより検出される車高を監視し、流体
の漏れに伴なう車高変化がみられた時に流体漏れと判定
する流体漏れ判定部hを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】イグニッションスイッチのオフ操作等を行なう
ことで流体圧源bの駆動手段aが停止状態となった時に
は、車高調整制御手段gの流体漏れ判定部hにおいて、
左右輪もしくは前後輪の流体室c,cを連通するように
サスペンションバルブf,fに開指令が出力され、バル
ブ開指令の出力開始後、車高検出手段e,eにより検出
される車高が監視され、例えば、左右輪もしくは前後輪
の車高差が無くなるような車高変化がみられる時には流
体の漏れが無いと判定され、例えば、左右輪もしくは前
後輪の車高が共に低下する場合や、車高差補正が行なわ
れているにもかかわらず左右輪もしくは前後輪の車高差
が所定差を超えるような場合等のように、流体の漏れに
伴なう車高変化がみられた時に流体漏れと判定される。
【0011】
【実施例】まず、構成を説明する。
【0012】図2は本発明第1実施例の車高調整制御装
置を適用したFR車を示す全体図、図3は第1実施例の
車高調整制御装置を示す制御システム図である。
【0013】前輪のみを左右独立に制御する第1実施例
の車高調整制御装置が適用されたFR車は、図2に示す
ように、ターボチャージャ1を有する縦置きエンジン2
と、プリマフラ3を有する排気系4を備え、左前輪5,
右前輪6,左後輪7,右後輪8のサスペンション部には
、それぞれ圧縮空気を封入にた空気室9a,10a,1
1a,12a(流体室に相当)とショックアブソーバ9
b,10b,11b,12bとから構成されている左前
輪ストラット9、右前輪ストラット10,左後輪ショッ
クアブソーバ11,右後輪ショックアブソーバ12(こ
れらはぞれぞれ車高調整手段に相当する)が設けられて
いる。そして、左右前輪位置での車高及び後輪位置での
車高を検出する車高センサを含む入力センサ類13から
の検出信号を入力し、左右前輪の車高及び後輪の車高を
独立して制御するエアサスペンションコントロールユニ
ット14(車高調整制御手段に相当する)が設けられて
いる。
【0014】前記空気室9a,10a,11a,12a
の圧縮空気の量及び圧力を変化させて車高を可変にする
エア制御回路は、図3に示すように、空気圧源34(流
体圧源に相当)として、車高を上昇させるのに必要な圧
縮空気を供給するコンプレッサ15と、コンプレッサ1
5を駆動させるモータ35(駆動手段に相当)と、エア
回路内の圧縮空気の水分を除去するドライヤ16と、車
高を降下させる時に開く排出バルブ17を有する。前記
ドライヤ16と左前輪エア回路18,右前輪エア回路1
9,後輪エア回路20とは、それぞれエアパイプ21,
22,23を介して連結されている。左前輪エア回路1
8には、車高を調整する時に開閉する左前輪サスペンシ
ョンバルブ24と左前輪サブタンク25を有し、右前輪
エア回路19には、車高を調整する時に開閉する右前輪
サスペンションバルブ26と右前輪サブタンク27を有
し、後輪エア回路20には、車高を調整する時に開閉す
る左後輪サスペンションバルブ28と左後輪サブタンク
29と右後輪サスペンションバルブ30と右後輪サブタ
ンク31を有する。
【0015】前記エアサスペンションコントロールユニ
ット14には、図3に示すように、入力センサ類として
、フロントサスペンションメンバの位置に設けられる左
前輪車高センサ13a(車高検出手段に相当)及び右前
輪車高センサ13b(車高検出手段に相当)と、リヤス
タビライザー32の位置に設けられる後輪車高センサ1
3cと、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セン
サ13dと、車速を検出する車速センサ13eと、操舵
角センサやモード設定スイッチやブレーキスイッチ等の
他のセンサ・スイッチ類13fが接続されている。
【0016】そして、エアサスペンションコントロール
ユニット14からは、各バルブ17,24,26,28
,30にバルブ駆動指令を出力することで、モードスイ
ッチによる選択等により設定された車高に一致させる通
常の車高調整制御が行なわれると共に、コンプレッサ1
5のOFF時で、左右前輪の車高差Δhfが制御開始車
高差しきい値ΔHfo 以上の状態が所定時間tfo 
以上連続した場合、サスペンションバルブ24,26を
開く左右等圧制御を開始し、左右等圧制御の開始後、車
高センサ13a,13bにより検出される車高hfl 
,hfr と、t秒前に車高センサ13a,13bによ
り検出され車高hflo,hfroとを比較し、左右前
輪共に車高が低下しているかどうかによりエア漏れ判定
が行なわれる。
【0017】次に、作用を説明する。
【0018】図4はエアサスペンションコントロールユ
ニット14で行なわれるエア漏れ判定制御処理作動の流
れを示すフローチャートであり(流体漏れ判定部に相当
)、以下、各ステップについて説明する。
【0019】ステップ40では、コンプレッサ15がO
FFかどうかが判断され、OFFの時にはステップ41
に進み、ステップ41では、左右前輪5,6の車高差Δ
hfが制御開始車高差しきい値ΔHfo 以上の状態が
所定時間tfo 以上連続しているかどうかが判断され
る。そして、ステップ40,41の条件を共に満足する
時にはステップ42へ進み、ステップ42では、サスペ
ンションバルブ24,26を開く指令が出力され、左右
前輪ストラット9,10の空気室9a,10aの室圧を
等圧にする制御が開始される。ステップ43では、左右
等圧制御の開始後、車高センサ13a,13bにより検
出される車高hfl ,hfr と、t秒前に車高セン
サ13a,13bにより検出され車高hflo,hfr
oとにより、hfl <hfloかつhfr <hfr
oを満足するかどうか、即ち、左右前輪5,6が共に車
高が低下しているかどうかが判断される。また、ステッ
プ44では、左右前輪5,6の車高差Δhfが制御終了
車高差しきい値ΔHfs 以下の状態が所定時間tfs
 以上連続しているかどうかが判断される。そして、エ
ア漏れが無くてステップ44の条件を満足する時には、
ステップ45へ進み、サスペンションバルブ24,26
を共に閉じる指令が出力される。また、エア漏れがあり
ステップ43の条件を満足する時には、ステップ46へ
進み、サスペンションバルブ24,26を共に閉じる指
令が出力され、さらに、ステップ47へ進み、ランプ点
灯等によるエア漏れ警報指令及び制御中止指令が出力さ
れる。
【0020】従って、後輪エア回路20を除く空気圧源
34や前輪エア回路18,19のいずれかの部分でエア
漏れが発生した時には、ステップ40→ステップ41→
ステップ42→ステップ43→ステップ46→ステップ
47へと進む流れとなり、サスペンションバルブ24,
26が共に閉じられるし、ランプ点灯等によるエア漏れ
警報指令及び制御中止指令が出力される。
【0021】以上説明してきたように、第1実施例の車
高調整制御装置にあっては、下記に列挙する効果が得ら
れる。
【0022】(1)空気圧を用いて車高調整制御が行な
われる車高調整制御装置において、空気圧源34のコン
プレッサ15がOFF状態の時、左右前輪ストラット9
,10の空気室9a,10aを連通するようにサスペン
ションバルブ24,26に開指令を出力し、バルブ開指
令の出力開始後、車高センサ13a,13bにより検出
される車高を監視することでエア漏れを判定する装置と
した為、圧力センサ等の新たな検出手段を追加すること
のないコスト的に有利な装置でありながら、サスペンシ
ョンバルブ24,26を開いてのエア漏れを判定である
ことで、エア漏れの判定範囲が空気圧源34から空気室
9a,10aに至るまでに拡大されるし、コンプレッサ
15がOFF状態の時にエア漏れの判定がされることで
、エア漏れの判定精度の向上を図ることができる。
【0023】(2)エア漏れが判定されたらフェイルセ
ーフ作動の1つとしてサスペンションバルブ24,26
を閉じるようにしている為、排出バルブ17のオープン
モードでの故障時やサスペンションバルブ24,26の
上流側での配管エア漏れやドライヤ16からのエア漏れ
等、サスペンションバルブ24,26の上流側でのエア
漏れ時には、左右前輪5,6が共に車高が下がり切って
しまうことがなく、路面突起と車体との干渉を防止する
ことができるし、車両姿勢の悪化による見栄え悪化を防
止することができる。
【0024】(3)エア漏れ判定を行なうにあたって、
左右前輪5,6の車高差が所定以上である時に行なうよ
うにしている為、サスペンションバルブ24,26を開
くことにより左右等圧制御が行なわれることになり、エ
ア漏れが無ければ、停車時に車両左右姿勢を保つことで
見栄えの向上を図ることができる。例えば、左右前輪5
,6のうち片輪が縁石等に乗り上げた後、平坦路面上で
停車する場合等において車両の左右車高を等しくするこ
とができる。
【0025】次に、第2実施例について説明する。
【0026】まず、構成を説明する。
【0027】この第2実施例装置の構成は、図3に示す
第1実施例装置と同様である。
【0028】次に、作用を説明する。
【0029】図5及び図6は第2実施例装置のエアサス
ペンションコントロールユニット14で行なわれる停車
時車高制御作動の流れとエア漏れ判定制御処理作動の流
れを示すフローチャートであり(流体漏れ判定部に相当
)、以下、各ステップについて説明する。
【0030】ステップ50〜ステップ59は停車時車高
制御作動の流れであり、ステップ50では、停車中かつ
路面レベルが水平かどうかが判断され、ステップ51で
は、エンジン回転中かどうかが判断され、エンジン回転
中である場合には、ステップ52で左右前輪車高Hn(
FL),Hn(FR)が共に制御不感帯上限値DB以下
かどうかが判断され、NOの場合にはステップ53へ進
み、通常の制御を行なってから左右車高差が補正される
。ステップ52でYESの場合には、ステップ54へ進
み、ドア開であるかどうかが判断され、YESの場合に
はステップ55で現在の左右前輪差Δhが6mm以上で
ある状態が2sec 連続しているかどうかが判断され
る。また、ステップ54でNOの場合にはステップ56
でドア開→閉が1.2sec以内かどうかが判断され、
YESの場合にはステップ57で現在の左右前輪差Δh
が6mm以上である状態が1sec 連続しているかど
うかが判断される。そして、前記ステップ55とステッ
プ57でYESと判断された時、つまり、制御不感帯上
限値DB内であるが所定の左右車高差を持つ時には、ス
テップ58へ進み、左右前輪車高Hn(FL),Hn(
FR)のうち高い方の車高を制御車高SBまで低下させ
る制御を行ない、ステップ59では、左右前輪車高Hn
(FL),Hn(FR)のうち低い方の車高を制御車高
SBまで上昇させる制御が行なわれる。
【0031】ステップ60〜ステップ77はエア漏れ判
定制御処理作動の流れであり、ステップ61ではイグニ
ッションキーOFF後3分以内かどうかが判断され、ス
テップ62ではイグニッションキーOFF後制御条件成
立かどうかが判断され、両ステップ60,61でYES
の場合には、ステップ62でイグニッションキーOFF
後制御が行なわれる。また、ステップ61でNOの場合
には、ステップ63で現在の左右前輪差Δhが6mm以
上である状態が10sec 連続しているかどうかが判
断され、YESの場合はステップ64へ進み、FCNT
=0(初期状態)かどうかが判断され、YESの場合は
ステップ65において、その時の左右前輪差Δhが制御
開始時左右前輪差Δhoとして設定され、タイマ値Tが
T=0にリセットされ、サスペンションバルブ24,2
6に開指令が出力され、FCNT=2に設定される。そ
して、ステップ66でFCNT=1かどうかが判断され
、NOの時、つまりFCNT=2の時には、ステップ6
7でタイマ値Tがカウントアップされ、ステップ68で
タイマ値Tが80sec 以上かどうかが判断され、ス
テップ69で現在の左右差Δhが2mm以下であるかど
うかが判断され、ステップ68とステップ69のいずれ
かの条件を満足する時にはステップ70へ進み、サスペ
ンションバルブ24,26を閉じると共にFCNT=0
に設定される。
【0032】また、ステップ69でNOと判断された時
やステップ66でYESと判断された時には、ステップ
71へ進み、現在の左右前輪車高Hn(FL),Hn(
FR)の一方がステップ65で左右等圧制御が開始され
た時の左右前輪車高Ho(FL),Ho(FR)のレベ
ルから10mm以上低下しているかどうかが判断され、
YESの場合にはステップ72でサスペンションバルブ
24,26を閉じると共にFCNT=1に設定される。 このように左右どちらかが一度低下しFCNT=1に設
定されると、その後はステップ66→ステップ71へと
流れ、ステップ71での判断がNOに変わるとステップ
73でFCNT=1かどうかが判断され、YESの時に
はステップ74で再びサスペンションバルブ24,26
に開指令が出力され、FCNT=2に設定され、タイマ
値TがT=0にリセットされる。即ち、通常は左右片輪
側で車高が10mm以上に低下するような状況は発生す
ることが無く、ステップ71でYESと判断されたらエ
ア漏れであると判定しとも良いが、制御開始後に人が乗
降したり荷物の積み降ろし等でステップ71でYESと
判断されることがまれに生じるので、このような原因で
ステップ71においてYESと判断された場合は、サス
ペンションバルブ24,26を閉じて左右前輪の車高が
元に戻るのを待つようにしている。
【0033】一方、ステップ72に続いてステップ75
では2度目のFCNT=1かどうかが判断され、ステッ
プ76ではFCNT=1が所定時間継続しているかどう
かが判断され、ステップ75,76のいずれか一方の条
件を満足する時には、ステップ77へ進み、ランプ点灯
等によるエア漏れ警報指令及び制御中止指令が出力され
る。
【0034】以上説明したように、第2実施例の車高調
整制御装置にあっては、第1実施例装置の効果に加え、
左右前輪5,6のうち片輪においてエア漏れ判定しきい
値を超える車高低下があった場合という簡単で実用的な
判定条件によりエア漏れを判定することができる。
【0035】また、停車時車高制御作動においては、エ
ンジン回転中の停車時に左右輪で車高差が生じた場合、
エンジンを切った後に左右の車高差の発生を小さく抑え
ることができ、停車状態において外観上の見栄えが向上
する。
【0036】以上、実施例を説明してきたが、具体的な
構成や制御内容については、実施例に限られるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追
加があっても本発明に含まれる。
【0037】例えば、実施例では、前輪のみを左右独立
に制御する車高調整制御装置の例を示したが、図7に示
すように、前輪及び後輪の車高を左右独立(4輪独立)
に車高調整制御を行なう装置としても良い。尚、図7に
おいて図3に示す実施例装置と異なる点は、後輪エア回
路20を左後輪エア回路20aと右後輪エア回路20b
とに分け、車高センサも左右の後輪7,8のそれぞれに
左後輪車高センサ13g(車高検出手段に相当)と右後
輪車高センサ13h(車高検出手段に相当)を設けてい
る。
【0038】また、第2実施例装置において、左右輪の
うち片輪の車高がエア漏れ判定しきい値を超える車高低
下があった場合(ステップ71でYESと判断された場
合)には、直ちに、エア漏れと判定する例としても良い
【0039】また、油圧を用いた車高調整制御装置にも
適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、空気圧や油圧等の流体圧を用いて車高調整制御が行
なわれる車高調整制御装置において、流体圧源の駆動手
段が停止状態の時、左右輪もしくは前後輪の流体室を連
通するようにサスペンションバルブに開指令を出力し、
バルブ開指令の出力開始後、車高検出手段により検出さ
れる車高を監視することで流体の漏れを判定する手段と
した為、新たに検出手段を追加することのないコスト的
に有利な装置でありながら、流体漏れの判定範囲の拡大
と共に流体漏れの判定精度の向上を図ることが出来ると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車高調整制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】第1実施例の車高調整制御装置が適用されたF
R車を示す全体図である。
【図3】第1実施例の車高調整制御装置を示す制御シス
テム図である。
【図4】第1実施例の車高調整制御装置のエアサスペン
ションコントロールユニットで行なわれるエア漏れ判定
作動の流れを示すフローチャートである。
【図5】第2実施例の車高調整制御装置のエアサスペン
ションコントロールユニットで行なわれる停車時車高制
御作動の流れ及びエア漏れ判定作動の流れ前半部を示す
フローチャートである。
【図6】第2実施例の車高調整制御装置のエアサスペン
ションコントロールユニットで行なわれる停車時車高制
御作動の流れ及びエア漏れ判定作動の流れ後半部を示す
フローチャートである。
【図7】4輪独立制御による車高調整制御装置を示す制
御システム図である。
【符号の説明】
a  駆動手段 b  流体圧源 c  流体室 d  車高調整手段 e  車高検出手段 f  サスペンションバルブ g  車高調整制御手段 h  流体漏れ判定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の流体圧を駆動手段を作動させて
    作り出す流体圧源と、該流体圧源に連通する流体室を有
    し車輪と車体間のそれぞれに設けられる車高調整手段と
    、車高調整制御しようとする車輪位置での車高を検出す
    る車高検出手段と、少なくとも車高検出値を入力し、サ
    スペンションバルブの開閉制御により車高調整制御を行
    なう車高調整制御手段とを備えた車高調整制御装置にお
    いて、前記車高調整制御手段には、前記流体圧源の駆動
    手段が停止状態の時、左右輪もしくは前後輪の流体室を
    連通するようにサスペンションバルブに開指令を出力し
    、バルブ開指令の出力開始後、車高検出手段により検出
    される車高を監視し、流体の漏れに伴なう車高変化がみ
    られた時に流体漏れと判定する流体漏れ判定部を有する
    ことを特徴とする車高調整制御装置。
JP1338191A 1991-02-04 1991-02-04 車高調整制御装置 Pending JPH04349011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508742A (ja) * 2005-09-22 2009-03-05 コンチネンタル アクチェンゲゼルシャフト 自動車の空気ばね構成体における漏洩を検出するための方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508742A (ja) * 2005-09-22 2009-03-05 コンチネンタル アクチェンゲゼルシャフト 自動車の空気ばね構成体における漏洩を検出するための方法及び装置

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