JPH07152135A - ハロゲン化銀写真要素をリンスするための水溶液及びハロゲン化銀写真要素の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真要素をリンスするための水溶液及びハロゲン化銀写真要素の処理方法

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JPH07152135A
JPH07152135A JP6185677A JP18567794A JPH07152135A JP H07152135 A JPH07152135 A JP H07152135A JP 6185677 A JP6185677 A JP 6185677A JP 18567794 A JP18567794 A JP 18567794A JP H07152135 A JPH07152135 A JP H07152135A
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silver halide
surfactant
drying
halide photographic
rinsing
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JP6185677A
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Hugh Gerald Mcguckin
ジェラルド マクガッキン フー
John Stuart Badger
スチュアート バドガー ジョン
Ronald Anthony Gogle
アンソニー ゴグル ロナルド
Paul Joseph Riesenberger
ジョセフ リーゼンバーガー ポール
Michael William Orem
ウィリアム オレム マイケル
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Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3046Processing baths not provided for elsewhere, e.g. final or intermediate washings
    • GPHYSICS
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/38Dispersants; Agents facilitating spreading

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハロゲン化銀写真要素をリンスするための水
溶液を提供する。 【構成】 非イオン性界面活性剤及びアニオン性界面活
性剤を含んで成るハロゲン化銀写真要素をリンスするた
めの水溶液であって、表面張力が32ダイン/cm以下
である前記水溶液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真処理の
分野に関する。詳細には、本発明は、処理後のカラー写
真要素の外観を改善するリンス液の組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀カラーフィルムの処
理には発色、漂白、定着、安定化またはリンス及び乾燥
といった工程が含まれる。最後のリンス浴は、写真要素
から溶液を均一に流れ易くして水斑の形成を防止するた
めに一般に用いられている。リンス浴はまた、リンス液
自体と写真要素表面との両方で細菌やカビの成長を阻害
するために抗微生物剤を含有することもある。場合によ
っては、最終リンス液はカラーフィルム用の水洗液とし
ても有用である。
【0003】最終リンス液の排水特性を促進するため、
当該工業界では非イオン性界面活性剤が用いられてい
る。しかしながら、このような溶液は乾燥に差ができる
という問題を引き起こす恐れがある。例えば、フィルム
を最終リンス液から取り出した後に、最終リンス液が、
表面の薄い層としてのみならずフィルムのパーフォレー
ションによって薄い液滴として過剰に保持されることが
ある。この過剰な薄い液滴が乾燥中または乾燥後に破裂
すると、ゼラチン層/画像層の表面に過剰な溶液が小さ
な液溜まりを形成しかねない。こうした液溜まりの乾燥
速度は遅くなり、その結果、フィルムが完全に乾燥した
後にパーフォレーションの周辺部に目立った斑点が生じ
る。非イオン性界面活性剤を含有するリンス液の中に
は、写真要素表面に縞模様(乾燥線)やしたたり跡を残
すものもある。
【0004】米国特許第4,778,748号明細書
は、表面張力が20〜78ダイン/cmの第一の安定化
液と表面張力が8〜60ダイン/cmの第二の安定化液
を使用する処理方法について記載している。この方法
は、修復を促進するために水洗工程を実質的に含まずに
用いられる。ここでは、乾燥に関する問題については何
ら記載されていない。
【0005】米国特許第5,110,716号明細書
は、トリアジン系またはメチロール系化合物と溶液の表
面張力を低下させるポリオキシアルキレン系界面活性剤
とを含有する安定化溶液について記載している。この特
許明細書は、ポリオキシアルキレン系化合物が、トリア
ジン系またはメチロール系化合物が原因の汚染や流れ落
ちる不均一性を修正すると記述している。
【0006】欧州特許出願公開第465,228(A
3)号明細書は、特殊な界面活性剤を含有する表面張力
15〜60ダイン/cmの安定化剤を使用する、塩化物
含有量が80モル%よりも高いハロゲン化銀写真要素の
処理方法について記載している。
【0007】欧州特許出願公開第0 217 643号
明細書は、ハロゲン化銀写真要素を、ベンジルアルコー
ルを含まない現像液で処理し、定着し、その後、アルデ
ヒド化合物を含まない表面張力8〜50ダイン/cmの
安定化液で処理する処理方法について記載している。こ
の特許出願公報は、どんな界面活性剤でも使用できるこ
とを示唆している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法には、乾
燥や排水の均一性を改善して乾燥後の写真要素表面の水
斑や縞模様の問題を軽減するリンス液であって、特にリ
ンス液が乾燥前にパーフォレーションによって保持され
る場合にこうした問題を軽減するリンス液に対するニー
ズを満たす方法はない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、非イオン性界
面活性剤及びアニオン性界面活性剤を含んで成るハロゲ
ン化銀写真要素をリンスするための、表面張力が32ダ
イン/cm以下である水溶液を提供する。一つの実施態
様では、非イオン性界面活性剤が非イオン性ポリエトキ
シ化炭化水素系界面活性剤であり且つアニオン性界面活
性剤がスルフェートまたはスルホネート系のアニオン性
界面活性剤である。さらに本発明は、上記リンス液を使
用するハロゲン化銀写真要素の処理方法を提供する。
【0010】本発明のリンス液は、乾燥斑点、乾燥縞及
びしたたり跡を減少または除外する。この効果は、表面
張力の低下とアニオン性/非イオン性界面活性剤混合物
との意外な組合せによって達成される。さらに、本発明
のリンス液は画像安定性には何ら悪影響を及ぼさず、し
かもその成分は市販されており環境的にも安全である。
【0011】本発明のリンス液は、32ダイン(320
μN)/cm以下、好ましくは30ダイン/cm以下、
最も好ましくは28ダイン/cm以下の表面張力を示
す。表面張力は、当該技術分野で周知のいくつかの方法
で測定することができる。本願明細書に記載する測定値
は、液体を接触させるガラス板に取り付けたCenco
張力計(Cenco Instrument社の一部で
あるCentral Scientific社の製品)
を使用して得られたものである。リンス液は、色素安定
化化合物、すなわちホルムアルデヒドまたはヘキサメチ
レンテトラミンのような色素安定化に欠かせない成分と
してメチレン基を生成する化合物、を含有しない。
【0012】非イオン性界面活性剤は、写真処理液にお
いて適合性のあるいずれの界面活性剤であってもよい。
使用した非イオン性界面活性剤がリンス液の表面張力を
42ダイン/cm以下に低下させ、その結果、アニオン
性界面活性剤と組み合わせた場合に、リンス液の表面張
力が容易により低くなることが好ましい。有用な非イオ
ン性界面活性剤の例には、ポリアルキレンオキシド変性
ポリジメチルシロキサン(Union Carbide
社より商品名「Silwet L−7607」で市販さ
れているもの)、ペルフルオロアルキルポリ(エチレン
オキシド)アルコール(DuPont社より商品名「Z
onyl FSN」で市販されているもの)、ポリ(エ
チレンオキシド)−ポリ(プロピレンオキシド)及びポ
リ(エチレンオキシド)ジオール化合物(BASF社よ
り商品名「Pluronic L−44」で市販されて
いるもの)、並びにノニルフェノキシポリ(ヒドロキシ
プロピレンオキシド(8−10))アルコール(Oli
n社より商品名「Surfactant 10G」で市
販されているもの)が含まれる。
【0013】特に有用なものは、非イオン性ポリエトキ
シ化界面活性剤、とりわけポリエトキシ化炭化水素系界
面活性剤及びポリエトキシ化珪素系界面活性剤である。
好ましいものは、一般式〔R1 −(B)x −(E)m
D〕で示される非イオン性ポリエトキシ化炭化水素系界
面活性剤である。上式中、R1 は炭素原子数8〜20個
のアルキル基であり、Bはフェニル基であり、xは0ま
たは1であり、Eは−(OCH2 CH2 )−であり、m
は6〜20であり、そしてDは−OHまたは−CH3
ある。上記一般式で記載される有用な非イオン性界面活
性剤の例として、オクチルフェノキシポリ(エチレンオ
キシド)(9)エタノール(UnionCarbide
社より商品名「Triton X−100」で市販され
ているもの)、オクチルフェノキシポリエチレンオキシ
ド(12)エタノール(Union Carbide社
より商品名「Triton X−102」で市販されて
いるもの)、オクチルフェノキシポリエチレンオキシド
(30〜40)エタノール(Union Carbid
e社より商品名「Triton X−405」で市販さ
れているもの)、アルキル(C12〜C15混合)ポリエチ
レンオキシド(7)アルコール(Shell Chem
ical社より商品名「Neodol 25−7」で市
販されているもの)及びトリデシルポリエチレンオキシ
ド(12)アルコール(ICIより商品名「Renex
30」で市販されているもの)が挙げられる。
【0014】最も好ましい非イオン性界面活性剤はオク
チルフェノキシポリエチレンオキシド(12)エタノー
ルである。他の最も好ましい非イオン性界面活性剤は、
ポリアルキレンオキシド変性ポリ(ジメチルシロキサ
ン)及びトリデシルポリエチレンオキシド(12)アル
コールである。
【0015】好ましい実施態様では、非イオン性界面活
性剤が存在する常用濃度は約0.05〜0.6g/Lで
あり、より好ましくは約0.1〜0.5g/Lである。
実施態様によっては、非イオン性界面活性剤が使用濃度
0.2g/Lで存在する。
【0016】アニオン性界面活性剤もまた、写真処理液
において適合性のあるいずれのアニオン性界面活性剤で
あってもよい。使用したアニオン性界面活性剤が最終リ
ンス液の表面張力を33ダイン/cm以下にまで低下さ
せ、その結果、非イオン性界面活性剤と組み合わせた場
合に、リンス液の表面張力が容易により低くなることが
好ましい。アニオン性界面活性剤はスルフェート系また
はスルホネート系界面活性剤であることが好ましい。
【0017】一つの好ましい実施態様では、アニオン性
スルフェート系またはスルホネート系界面活性剤は一般
式〔R2 −(A)−C〕で示される。上式中、R2 は、
炭素原子数8〜20個の、より好ましくは10〜16個
のアルキル基であり、Aはアリールまたはヒドロキシエ
チレン基であり、そしてCはSO3 - + またはSO 4
- + (M+ はK+ 、Na+ 、Li+ などのアルカリ金
属またはアンモニウムである)である。最も好ましく
は、アニオン性界面活性剤はドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム(Rhone−Poulenc社より商品
名「Siponate DS−10」で市販されている
もの)である。
【0018】別の好ましい実施態様では、アニオン性ス
ルフェート系またはスルホネート系界面活性剤は一般式
〔(R3 n −(B)x −(E)y −C〕で示される。
上式中、R3 は、炭素原子数4〜20個の、より好まし
くは4〜16個のアルキル基であり、nは、xが0の場
合には1、xが1の場合には1、2または3であり、B
はフェニル基であり、xは0または1であり、Eは−
(OCH2 CH2 )−であり、yは1〜8の整数であ
り、そしてCはSO3 - + またはSO4 - + (M+
はK+ 、Na+ 、Li+ などのアルカリ金属またはアン
モニウムである)である。最も好ましいアニオン性スル
フェート系またはスルホネート系界面活性剤は、トリブ
チルフェノキシポリエトキシ硫酸ナトリウム(Hoec
hst Celaneseより商品名「Hostapa
l BV」で市販されているもの)またはアルキル(C
12〜C15)ポリエトキシ(5)硫酸ナトリウム(Wit
coより商品名「Witcolate SE−5」で市
販されているもの)である。
【0019】好ましい実施態様では、アニオン性スルフ
ェート系またはスルホネート系界面活性剤が存在する常
用濃度は約0.05〜1.0g/Lである。より好まし
くは、アニオン性界面活性剤が存在する常用濃度は約
0.1〜0.5g/Lである。最も好ましくは、アニオ
ン性界面活性剤は0.2g/Lの常用濃度で存在する。
【0020】上記の界面活性剤の組合せの他に、リンス
液は、イソチアゾロン類、ハロゲン化フェノール系化合
物、ジスルフィド化合物及びスルファミン剤などの抗微
生物剤をも含有することができる。リンス液はまた、加
水分解ポリ無水マレイン酸ポリマー、無機リン酸、アミ
ノポリカルボン酸及び有機リン酸などのキレート化剤を
含有することもできる。pHは一般に5.0〜9.0で
ある。
【0021】写真要素は、それを十分に濡らすのに十分
な時間最終リンス液に接触させる。一般には、最終リン
ス液を含有するタンクに写真要素を浸漬させる方法でこ
れを実施する。要素は、使用する処理機の種類によって
様々な手段で搬送される。
【0022】リンス液は、現像、漂白及び定着といった
他の処理工程が完了した後の最終リンスとして使用す
る。もちろん、停止浴や水洗など他の任意的且つ補助的
な処理工程を本発明で使用してもよい。本発明は、当該
技術分野で周知の各種湿式処理法で使用することができ
る。これらの処理法は、例えば、Research D
isclosure〔1989年12月、Item 3
08119;Kenneth Mason Publi
cations社(Dudley Annex,12a
North Street, Emsworth,
Hampshire P010 7DQ 英国)の刊行
物〕に記載されており、本明細書ではこれを参照するこ
とによってその開示事項を取り入れる。本明細書ではこ
の刊行物を以降「Research Disclosu
re」と称する。
【0023】ハロゲン化銀カラー写真要素での使用に適
しているいずれの現像液でも本発明で使用することがで
きる。このような発色現像液は、典型的に芳香族第一ア
ミン系発色現像剤を含有する。これらの発色現像剤は周
知であり、各種の発色写真処理に幅広く用いられてい
る。これらにはアミノフェノール及びp−フェニレンジ
アミンが含まれる。発色現像剤の含有量は、発色現像液
1リットル当たり一般に1〜30グラム、好ましくは2
〜20グラム、そして最も好ましくは3〜10グラムで
ある。
【0024】アミノフェノール系現像剤の例として、o
−アミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミ
ノ−2−ヒドロキシトルエン、2−アミノ−3−ヒドロ
キシトルエン、2−ヒドロキシ−3−アミノ−1,4−
ジメチルベンゼンなどが含まれる。特に有用な芳香族第
一アミン系発色現像剤として、p−フェニレンジアミン
類、特に、アルキル基または芳香族核は置換されていて
もいなくてもよいN,N−ジアルキル−p−フェニレン
ジアミン、が挙げられる。有用なp−フェニレンジアミ
ン系発色現像剤には、N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン一塩酸塩、4−N,N−ジエチル−2−メチ
ルフェニレンジアミン一塩酸塩、4−(N−エチル−N
−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2−メチルフ
ェニレンジアミンセスキスルフェート一水和物、4−
(N−エチル−N−2−ヒドロキシエチル)−2−メチ
ルフェニレンジアミンスルフェート及び4−N,N−ジ
エチル−2,2’−メタンスルホニルアミノエチルフェ
ニレンジアミン塩酸塩が挙げられる。
【0025】芳香族第一アミン系発色現像剤の他に、本
発明で使用する発色現像液は、pH調節用アルカリ物
質、臭化物、ヨウ化物、ベンジルアルコール、酸化防止
剤、カブリ防止剤、可溶化剤、蛍光増白剤などの別の様
々な剤を含有してもよい。
【0026】写真用発色現像組成物は、pHが7より高
い、好ましくは約9〜約13の範囲のアルカリ水溶液で
使用することができる。必要なpHを提供するため、組
成物には周知の広く用いられているpH緩衝剤、例えば
アルカリ金属炭酸塩またはリン酸塩、を1種以上含有さ
せることができる。炭酸カリウムが特に好ましい。
【0027】脱銀工程は、(1)漂白液浴と定着液浴を
使用する方法、(2)漂白液浴とブリックス液浴を使用
する方法、(3)ブリックス液浴と定着液浴を使用する
方法及び(4)ブリックス浴だけを使用する方法の中の
一つによって実施することができる。処理時間を短縮化
するため、ブリックスが好ましい場合がある。
【0028】本発明の漂白液またはブリックス液に使用
できる漂白剤の例として、鉄塩、過硫酸塩、二クロム酸
塩、臭素酸塩、フェリシアン化物及びアミノポリカルボ
ン酸鉄錯塩が挙げられるが、中でもアミノポリカルボン
酸鉄錯塩が好ましい。
【0029】好ましいアミノポリカルボン酸鉄錯塩を以
下に列記する。 (1)エチレンジアミン4酢酸鉄錯塩 (2)ジエチレントリアミン5酢酸鉄錯塩 (3)シクロヘキサンジアミン4酢酸鉄錯塩 (4)イミノ2酢酸鉄錯塩 (5)メチルイミノ2酢酸鉄錯塩 (6)1,3−ジアミノプロパン4酢酸鉄錯塩 (7)グリコールエーテルジアミン4酢酸鉄錯塩 (8)β−アラニン2酢酸鉄錯塩
【0030】これらのアミノポリカルボン酸鉄錯塩はナ
トリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形態で
用いられる。スピードの観点からはアンモニウム塩が好
ましい場合があるが、環境の点からはアルカリ塩が好ま
しい。
【0031】本発明の漂白液及びブリックス液中のアミ
ノポリカルボン酸鉄錯塩含有量は約0.05〜1モル/
リットルである。漂白液のpH範囲は2.5〜7、好ま
しくは4.0〜7である。
【0032】漂白液またはブリックス液は、臭化物
(例、臭化カリウム、臭化ナトリウム及び臭化アンモニ
ウム)、塩化物(例、塩化カリウム、塩化ナトリウム及
び塩化アンモニウム)並びにヨウ化物(例、ヨウ化アン
モニウム)などの再ハロゲン化剤を含有することができ
る。
【0033】それらはまた、1種以上の無機酸及び有機
酸またはそれらのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム
塩を含有すること、さらにはpH緩衝剤、例えばホウ
酸、ボラックス、メタホウ酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜リン酸、
リン酸、リン酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリ
ウム及び酒石酸、並びに腐食防止剤、例えば硝酸アンモ
ニウム及びグアニジン、を含有することもできる。
【0034】本発明に使用できる定着剤の例として、ハ
ロゲン化銀の水溶性溶剤、例えばチオ硫酸塩(例、チオ
硫酸ナトリウム及びチオ硫酸アンモニウム)、チオシア
ン酸塩(チオシアン酸ナトリウム及びチオシアン酸アン
モニウム)、チオエーテル化合物(例、エチレンビスチ
オグリコール酸及び3,6−ジチア−1,8−オクタン
ジオール)並びにチオ尿素が挙げられる。これらの定着
剤は、単独で使用しても、また2種以上の定着剤混合物
として使用してもよい。本発明ではチオ硫酸塩を使用す
ることが好ましい。
【0035】1リットル当たりの定着剤含有量は約0.
2〜2モルであることが好ましい。ブリックス液または
定着液のpH範囲は、好ましくは3〜10、より好まし
くは5〜9である。定着液のpHを調整するために、例
として、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、重炭酸塩、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸
ナトリウムまたは炭酸カリウムを添加することができ
る。
【0036】ブリックス液や定着液はまた、亜硫酸塩
(亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム及び亜硫酸アンモ
ニウム)、重亜硫酸塩(重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸
カリウム及び重亜硫酸アンモニウム)並びにメタ重亜硫
酸塩(メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム
及びメタ重亜硫酸アンモニウム)などの保恒剤をも含有
することができる。これらの化合物の含有量は、亜硫酸
イオン量として、約0〜0.50モル/リットル、好ま
しくは0.02〜0.40モル/リットルである。保恒
剤として、アスコルビン酸、重亜硫酸カルボニル、酸付
加物またはカルボニル化合物を使用してもよい。
【0037】本発明の写真要素は単色写真要素であって
も多色写真要素であってもよい。多色要素は、可視スペ
クトルの主要三領域の各々に感光する色素画像形成単位
を含有することが典型的である。各単位は、スペクトル
の特定領域に感光する単一または多重の乳剤層を含むこ
とができる。画像形成単位の層をはじめとする写真要素
の層は、当該技術分野で周知の様々な順序で配置するこ
とができる。別のフォーマットでは、スペクトルの主要
三領域の各々に感光する乳剤をセグメント化した単一の
層として配置することができ、例として、1982年1
2月7日発行のWhitmoreの米国特許第4,36
2,806号明細書に記載されているマイクロベッセル
を使用したものが挙げられる。写真要素は、フィルター
層、中間層、オーバーコート層、下塗層、等のさらに別
の層を含有することができる。
【0038】本発明の写真要素に用いられるハロゲン化
銀乳剤は、ネガ型であってもポジ型であってもよい。適
当な乳剤とその調製法の例がResearch Dis
closureのセクションI及びII並びにその中に
引用されている刊行物に記載されている。本発明の写真
要素の乳剤層及びその他の層に適したベヒクルの一部が
Research Disclosureのセクション
IXとその中に引用されている刊行物に記載されてい
る。
【0039】ハロゲン化銀乳剤は、各種の方法で化学増
感や分光増感を施すことができるが、その例がRese
arch DisclosureのセクションIII及
びIVに記載されている。本発明の要素は、Resea
rch DisclosureのセクションVII、パ
ラグラフD、E、F及びGとその中に引用されている刊
行物に記載されているものをはじめとする各種カプラー
を含有することができるが、これらに限定はされない。
これらのカプラーは、Research Disclo
sureのセクションVII、パラグラフCとその中に
引用されている刊行物に記載されているように要素や乳
剤の中に導入することができる。
【0040】本発明の写真要素またはそれらの個々の層
は、とりわけ蛍光増白剤(Research Disc
losureのセクションVに例示されるもの)、カブ
リ防止剤及び安定剤(Research Disclo
sureのセクションVIに例示されるもの)、ステイ
ン防止剤及び画像色素安定剤(Research Di
sclosureのセクションVII、パラグラフI及
びJに例示されるもの)、光吸収物質及び光散乱物質
(Research Disclosureのセクショ
ンVIIIに例示されるもの)、硬膜剤(Resear
ch DisclosureのセクションXに例示され
るもの)、可塑剤及び潤滑剤(Research Di
sclosureのセクションXIIに例示されるも
の)、帯電防止剤(Research Disclos
ureのセクションXIIIに例示されるもの)、マッ
ト剤(Research Disclosureのセク
ションXVIに例示されるもの)並びに現像調節剤(R
esearch DisclosureのセクションX
XIに例示されるもの)を含有することができる。
【0041】写真要素は、Research Disc
losureのセクションXVIIとその中に引用され
ている文献に記載されているものをはじめとする各種支
持体表面に塗布することができるが、これらに限定はさ
れない。
【0042】写真要素は、Research Disc
losureのセクションXVIIIに記載されている
ように典型的にはスペクトルの可視領域にある化学線で
露光して潜像を形成させ、次いで処理して可視色素画像
を形成させる。可視色素画像を形成させる処理は、露光
済要素を発色現像剤と接触させて現像可能な銀を還元し
且つ発色現像剤を酸化する工程を含む。酸化された発色
現像剤が、順にカプラーと反応して色素を生成させる。
【0043】ネガ型ハロゲン化銀を用いると、上記の処
理工程によってネガ像が得られる。ポジ(またはリバー
サル)像を得るために、この工程の前に、非発色現像剤
で現像して色素は形成させないで露光済ハロゲン化銀を
現像し、次いで要素を均一にカブらせて未露光ハロゲン
化銀を現像可能にさせる工程を実施することができる。
別法として、直接ポジ乳剤を使用してポジ像を得ること
もできる。
【0044】
【実施例】以下の実施例は、本発明を例示するためのも
のであって、これを限定するものではない。
【0045】実施例1 British Journal of Photog
raphy Annal(1988年、第191頁)に
一般的に記載されているように、KodakE−6処理
を利用してREFREMA Rack−and−Tan
kフィルム処理機(REFREMA JUNIOR型)
において、安定化剤の代わりに下記の最終リンスを使用
してエクタクロームフィルム(35mmフォーマット)
を処理した。この試験に用いた種類の処理機は、「ディ
ップ−アンド−ダンク」型または「ハンガー」型処理機
としても知られている。公称長さ5フィートのフィルム
を、処理機を通して自動的に搬送されるラック上で輪状
にした。重り付きのダブルクリップで二つのフィルム端
を保持した。最終リンス温度を21.1℃(70°F)
と26.7℃(80°F)の間に維持した。フィルム
を、46.1℃(115°F)〜51.7(125°
F)に維持した乾燥室の中を機械的に移動させた。各種
の最終リンス配合物を用いて試験を繰り返した。各条件
において全部で12枚のフィルムを処理した。
【0046】処理済フィルムを、乳剤表面の乾燥ムラと
ベース表面の塩析出物との両方について評価した。乾燥
ムラは、フィルムのパーフォレーション付近に発生する
乳剤表面の円形、長方形または不規則な湾曲形状をした
歪によって特徴付けられる。乾燥ムラは反射光によって
簡単に見える。乾燥ムラはまた、それが画像領域の低濃
度領域に位置している場合には投影時や透過光によって
見ることもできる。フィルムベース上の塩析出物は、フ
ィルムの長さ方向に沿った透明または白色の1本以上の
ラインによって一般に特徴付けられる。この析出物は一
般に「ライン」と呼ばれている。この析出物は、炭酸カ
ルシウムや塩化ナトリウムをはじめとする水の硬度に通
常寄与する鉱物を含有することがわかった。ラインは反
射光によって評価され、そして通常は透過光や投影で見
ることはできない。
【0047】各々の長さのフィルムを評価して、乾燥ム
ラと析出物との両方について等級付けをした。等級付け
の基準を以下に記載する。 乾燥ムラの差異に対する等級スケール: 0:乾燥ムラはまったく無い。 1:乾燥ムラは、ほとんど無い及び/又は容易には見え
ない(許容できなくはないレベル)。 2:検査時に容易に見えるはっきりした乾燥ムラが多数
あるが、画像領域には無い。 3:画像領域まで多数の又ははっきりとした乾燥ムラが
ある。
【0048】フィルム上の塩析出物に対する等級スケー
ル: (注釈:実際の実験では、塩析出物は処理済フィルムの
画像領域に発生することが示されたので、等級2を採用
することはほとんどない。) 0:析出物はまったく無い。 1:析出物は少量しか無い。 2:許容できない程度の析出物が存在するが、画像領域
には無い。 3:許容できない程度の析出物が画像領域に存在する。
【0049】以下の最終リンス配合物を上記のように評
価した。配合物A〜Gでは、蒸留していない水道水を用
いてリンス液を混合した。 配合物A:Proxel(抗微生物剤)(60ppm) Renex 30(非イオン性界面活性剤)(0.14
g/L) 配合物B:Silwet L7607(非イオン性界面
活性剤) (0.2g/L) 配合物C:Silwet L7607(非イオン性界面
活性剤) (0.2g/L) Siponate DS−10(アニオン性界面活性
剤) (0.2g/L) 配合物D:Siponate DS−10(アニオン性
界面活性剤) (0.2g/L) 配合物E:Triton X−102(非イオン性界面
活性剤) (0.2g/L) Siponate DS−10(アニオン性界面活性
剤) (0.2g/L) 配合物F:Triton X−102(非イオン性界面
活性剤) (0.2g/L) 配合物G:Silwet L7607(非イオン性界面
活性剤) (0.2g/L)を配合物Aに添加
【0050】表1に結果を示す。処理済フィルムの乾燥ムラと析出物についての評価以下のデータは各カテゴリー内でのフィルムの%を示
している
【表1】
【0051】実施例2 乾燥ムラのないフィルムを得るためにCOLENTAロ
ーラー搬送機で35mmエクタクロームフィルムを処理
した。COLENTA機において採用した処理は実施例
1に記載したものと同じとした。フィルムを公称長16
インチに切断した。次いで、個々のフィルム片を10分
間37.8℃(100°F)の水に再度濡らしてから各
種の最終リンス配合物を評価するために使用した。
【0052】フィルム片をクリップで吊り下げて、その
反対端に重りを取り付けた。各フィルム片を、試験すべ
き各種最終リンス配合物の1種の中に2分間浸漬した。
最終リンス配合物は室温で維持した。最終リンス液の薄
い液滴がパーフォレーション内に保持されるよう慎重に
フィルムを最終リンス液から取り出した。その後、フィ
ルムをそのまま室温で乾燥させて観測した。
【0053】パーフォレーション内の液滴が破裂するま
でにかかる時間を測定することによって、各種最終リン
ス配合物が乾燥ムラを形成しうる可能性を評価した。そ
の時間が短いほど、乾燥ムラが生じる機会は減少する。
各変種につき2回記録した。1回目は、フィルムを最終
リンスから取り出してから最初の液滴の破裂が認められ
るまでの経過時間とした。2回目は、パーフォレーショ
ン内の液滴の大部分が破裂する時点までの経過時間とし
た。
【0054】各々の乾燥フィルム片の乾燥ムラについて
評価した。
【0055】26種類の最終リンス配合物について検討
した。各場合において、非イオン性界面活性剤(活性成
分は0.2g/L)を、個別試験及び1種以上のアニオ
ン性界面活性剤(同様に活性成分は0.2g/L)との
併用試験の両方で試験した。表2は、試験した溶液と実
験結果を示すものである。表中の「開始」欄は、フィル
ムを最終リンス液から取り出してからパーフォレーショ
ン内の最初の液滴の破裂が認められるまでの経過時間で
ある。表中の「終了」欄は、ほとんど或いはすべての液
滴が破裂するまでの経過時間である。ほとんどの場合、
この時間はほぼ30秒単位にしてある。表中の「乾燥ム
ラ」欄は、乾燥フィルムが乾燥ムラを示したか否かを表
している。各溶液の表面張力についても測定し記載し
た。
【0056】
【表2】
【0057】実施例3 エクタクロームフィルム(35mmフォーマット)を、
最終水洗によるシンク−ラインプロセス(Sink-Line pro
cess) において手動処理した。この処理に用いたシンク
−ラインは、一定温度浴に5ガロンタンクを含むものか
らなるものとした。電気式ヒーターと循環ポンプで浴の
温度を37.8℃(100°F)に制御した。水洗工程
は、29.4℃(85°F)〜37.8℃(100°
F)に維持した新鮮な連続水流を用いて別々のタンク内
で実施した。その手順と処理化学組成については実施例
1に記載したとおりである。
【0058】フィルムを処理用NIKORリールに装填
し、そしてシンク−ライン内のタンクを通して手動式で
移動させた。最終リンスを除くすべての処理工程を通し
てシンク−ライン内で処理した。最終水洗工程後にNI
KORリールをシンク−ラインから取り出した。フィル
ムをNIKORリールから取り外してクリップで吊り下
げた。フィルムの他端に重りを取り付けた。試験すべき
各種最終リンス配合物の1種に各フィルムを浸漬させ
た。室温で維持されている標準実験室用メスシリンダー
に入れた最終リンス配合物の中にフィルムを45〜75
秒間浸漬させた。フィルムをシリンダーから慎重に取り
出して、室温で吊り下げて乾燥させた。
【0059】実施例2に記載したようにフィルムの評価
を行った。この実験では、アニオン性界面活性剤の個別
試験及びSILWET L−7607(非イオン性界面
活性剤)との併用試験を行った。SILWET L−7
607の単独試験についても行った。どの場合も、界面
活性剤は水道水中、濃度0.2g/Lで混合した。
【0060】実施例2に記載したように試験を評価し
た。その結果を表3に記載する。
【0061】
【表3】
【0062】実施例4 実施例2に記載したように各種の最終リンス配合物を評
価した。この実験では、アニオン性界面活性剤と非イオ
ン性界面活性剤をそれぞれ個別に試験した。各場合と
も、界面活性剤は水道水中、濃度0.2g/Lで混合し
た。
【0063】表4に記載したように試験を評価した。表
中の最初の6種の界面活性剤は乾燥ムラを減少または除
外させた。残りの10種類の界面活性剤は乾燥ムラを減
少させなかった。
【0064】
【表4】
【0065】実施例5 非イオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤を含有
する2種の最終リンス配合物を、4種類のハンガー型処
理機で評価した。各場合とも、最終リンスとして配合物
Aを使用し、実施例1に記載の処理を採用しながら最少
でも20本の35mmエクタクロームフィルムのロール
を2週間にわたり処理することによってベースラインを
確立させた。次いで、4種類すべての処理機における最
終リンス液を排水し、そして蒸留していない水道水を用
いて以下の配合物を混合したもので交換した。
【0066】 配合物1 TRITON X−102(非イオン性界面活性剤) 0.2g/L SIPONATE DS−10(アニオン性界面活性剤) 0.2g/L KATHON LX抗微生物剤 0.01g/L
【0067】E−6−150処理機において、配合物1
を評価した後、配合物1を排水し、そして未蒸留の水道
水を混合した配合物2で交換した。
【0068】 配合物1 RENEX 30(非イオン性界面活性剤) 0.14g/L SIPONATE DS−10(アニオン性界面活性剤) 0.20g/L KATHON LX抗微生物剤 0.01g/L
【0069】処理機は下記のものとした: 機械 製造業者 型式 DDP40 HOSTERT DDP40/120 E6−150 REFREMA E6−150−GL/VESS E6−80 REFREMA E6−80−GL/VESS E6−100 REFREMA E6−100−GL/VESS
【0070】各処理機を、最少でも30本の35mmフ
ィルムのロールを2週間処理することによって再度評価
した。処理済フィルムを、実施例1と同様に、乾燥ムラ
及び塩析出物の両方について評価した。
【0071】表5は、目立つほどの乾燥ムラまたは目立
つほどの析出物がまったくないフィルムのパーセントを
記載するものである。チャート上で認められた一つの例
外を除き、乾燥ムラ及び析出物はすべて等級1以下の判
定を受けた。表中の「最終リンス」欄における「比較」
は、配合物Aを使用した実施例1の処理を採用したこと
を示している。同様に「本発明」は、上記の配合物を使
用したことを示している。
【0072】 表5:処理済フィルムの乾燥ムラ及び析出物の評価データは乾燥ムラまたは析出物をまったく含まないフィルムの%を示す処理機 最終リンス 乾燥ムラ 析出物 E6−150 比較 25% 20% E6−150 本発明(配合物1) 66% 59% 本発明(配合物2) 95% 58% DDP40 比較 75% 65% DDP40 本発明(配合物1) 74% 74% E6−80 比較 95% 0% * E6−80 本発明(配合物1) 90% 10% * E6−100 比較 15% 20% E6−100 本発明(配合物1) 47% 30%
【0073】*E6−80処理機では少量の鉱物析出物
が等級3を示した。比較用最終リンスでは20%が等級
3を示した。本発明で等級3を示したものは3%であっ
た。
【0074】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
照しながら詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲に
おいて変型や改質が可能であることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド アンソニー ゴグル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,エスラ ドライブ 93 (72)発明者 ポール ジョセフ リーゼンバーガー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14450, フェアポート,シャノン グレン 47 (72)発明者 マイケル ウィリアム オレム アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,ブルックビュー ドライブ 406

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非イオン性界面活性剤及びアニオン性界
    面活性剤を含んで成るハロゲン化銀写真要素をリンスす
    るための水溶液であって、表面張力が32ダイン/cm
    以下である前記水溶液。
  2. 【請求項2】 非イオン性界面活性剤及びアニオン性界
    面活性剤を含んで成る表面張力が32ダイン/cm以下
    であるリンス液でハロゲン化銀写真要素をリンスする工
    程を含む、ハロゲン化銀写真要素の処理方法。
JP6185677A 1993-08-11 1994-08-08 ハロゲン化銀写真要素をリンスするための水溶液及びハロゲン化銀写真要素の処理方法 Pending JPH07152135A (ja)

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