JPS6051515B2 - 静電気防止液 - Google Patents

静電気防止液

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JPS6051515B2
JPS6051515B2 JP10442079A JP10442079A JPS6051515B2 JP S6051515 B2 JPS6051515 B2 JP S6051515B2 JP 10442079 A JP10442079 A JP 10442079A JP 10442079 A JP10442079 A JP 10442079A JP S6051515 B2 JPS6051515 B2 JP S6051515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電気防止液、特に放射線感紙に使用アするの
に適した静電気防止液に関する。
X線、γ線等の放射線を使用する医療診断等を目的とす
る放射線写真撮影においては、少ない放射線線量で充分
な濃度の写真を得るために、写真フィルムに放射線増感
紙(以下1増感紙ョと略称する)を組合わせて撮影する
ことが一般に行なわれている。
例えばX線写真撮影の場合には、樹脂支持体とこの支持
体の両面に設けられた乳剤層からなるX線写真フィルム
を、支持体とこの支持体の片面に設けられた螢光体層か
らなる増感紙一対によつて、該X線写真フィルムの各乳
剤層と該一対の増感紙の各螢光体層とが密着するように
挟持した状態で撮影を行ない、これによつて被写体を透
過したX線をフィルム表面で光に変換させてX線写真フ
ィルムの黒化を増感紙を使用しない場合の20〜30@
に高め、少ないX線曝射量で濃度の高い写真を得ている
。上述のように増惑紙はポリエステル樹脂等の樹脂シー
ト、樹脂加工紙等の支持体と、この支持体上に設けられ
た螢光体層からなるものであるが、一般に螢光体層表面
には該螢光体層を保護しその耐久性を高めるための酢酸
セルロース、ポリメチルメタクリレート等からなる絶縁
性の透明保護膜が設けられている。
放射線写真撮影に際しては、写真フィルムを上記のよう
な増感紙一対によつて挾持した状態で保持する枠、すな
わちカセツテが−使用される。このカセツテには圧着手
段が設けられており、この圧着手段によつてカセツテ内
における増感紙と写真フィルムとの密着が達成される。
このように増感紙と写真フィルムとはカセツテ内におい
て密着した状態にあるので、撮影後力jセツテから写真
フィルムを取出す際に増感紙の透明保護膜表面および写
真フィルム表面に摩擦による静電気が発生し、放電が起
こることがしばしばある。この放電は写真フィルムを黒
化させ、このために得られる放射線写真はそれに収録さ
れていこる画像情報の読取りが困難なものとなる。上述
のような写真フィルムをカセツテから取出す際に起こる
静電気による写真フィルムの黒化を防止するために、あ
らかじめ増感紙の透明保護膜表面に静電気防止液を塗布
して放射線撮影を行な4う場合がある。
この用途に用いられる静電気防止剤には静電気防止能が
高いことが要求されるのは勿論であるが、それだけでは
不充分であり、その他に、一度増感紙表面に塗布してお
けば使用時毎に塗布しなくてもよいように静電気防止能
の持続性が良いこと、撮影後写真フィルムが増感紙表面
から容易に剥がれるよう粘着性が低く、増感紙の静電気
防止液塗布面と写真フィルムとのスベリを良くするもの
であること、得られる放射線写真にカブリを生じさせな
いものであること、静電気防止効果が増感紙全面に亘つ
て均一に得られるよう塗布むらを生じないもであること
、ある程度の洗浄力を有し、増感紙表面に付着した汚れ
を落としフ得るものであること等が要求される。従来種
々の静電気防止液が知られており、種々の用途に用いら
れているが、増感紙に使用するのに必要とされる上記の
ような特性をすべて備えた静電気防止液は知られていな
い。静電気防止液は静電気防止剤を適当な溶媒に溶解し
たものである。
従来、代表的な静電気防止剤として界面活性剤が知られ
ている。界面活性剤にはカチオン系界面活性剤、アニオ
ン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤および両性系界
面活性・剤があり、このうち一般にカチオン系界面活性
剤が最も高い静電気防止能を有しており、従来から知ら
れている静電気防止液の多くはこのカチオン系界面活性
剤を用いたものである。しかしながら、カチオン系界面
活性剤はそれ自身粘着性が高く、これを適当な溶媒に溶
解することによつて調製した静電気防止液を増感紙に用
いた場合、増感紙と写真フィルムとが粘着し、撮影後の
カセツテからの写真フィルムの取出しが困難となる。カ
セツテからの写真フィルムの取出しは作業性の悪い暗室
で行なわれるので、静電気防止液が粘着性を有している
ということはその静電気防止液を増感紙に使用する場合
に大きな欠点となるものであり、この点でカチオン系界
面活性剤を用いた静電気防止液は増感紙用静電気防止液
として好ましくない。非イオン系界面活性剤は一般にカ
チオン系界面活性剤よりも粘着性が低い。従つて非イオ
ン系界面活性剤を用いた静電気防止液は粘着性が低いも
のであり、この点では増感紙用静電気防止液として好ま
しいものである。しかしながら、非イオン系界面活性剤
を用いた静電気防止液はカチオン系界面活性剤を用いた
静電気防止液に比較して静電気防止能が低く、この静電
気防止能の点で増惑紙用静電気防止液として好ましくな
い。非イオン系界面活性剤を用いた静電気防止液として
は、例えばポリオキシエチレングリコールアルキルエス
テル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル
およびポリオキシエチレングリコールアルキルフェノー
ルエーテルのうちの少なくとも1種である非イオン系界
面活性剤を添加剤と共に適当な溶媒に溶解したレコード
盤用静電気防止液が知られている(特公昭35−164
25号)。本発明は上述のような状況に鑑みてなされた
ものであり、静電気防止能が高く、静電気防止能の持続
性が良好であり、粘着性がなく、得られる放射線写真に
カブリを生じさせることがなく、塗布むらを生じること
がなく、かつ適度の洗浄力を有する増感紙用静電気防止
液を提供することを目的とするものである。本発明者等
は非イオン系界面活性剤が粘着性の低い静電気防止液を
与えることに着目して、非イオン系界面活性剤を増感紙
用静電気防止液の静電気防止剤として使用することを考
え、非イオン系界面活性剤の選択および組合わせについ
て種々の検討を行なつた。その結果、それら単独を静電
気一防止剤として使用して静電気防止液を調製した場合
には増感紙用静電気防止液に望まれる静電気防止能より
も低い静電気防止能を有する静電気防止液しか得ること
ができない特定の3種類の非イオン系界面活性剤のうち
少なくとも2種を静電気防,止剤として使用して静電気
防止液を調製した場合には、相乗効果によつて増感紙に
使用する合のに適した静電気防止能を有する静電気防止
液を得ることができ、またそのようにして得られた静電
気防止液は粘着性が低いことは勿論のこと、静電気防止
能の持続性が良好であること、得られる放射線写真にカ
ブリを生じさせないこと、塗布むらを生じないこと、あ
る程度の洗浄力を有していること等増感紙用静電気防止
液に望まれるその他の特性のすべてを満たすのであるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至つた。上記3種類
の非イオン系界面活性剤とは、化学式がで表わされる分
子量が1800乃至3500のポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレン縮合物、化学式が基、R2は炭素数
が1乃至4のアルキル基、nは8乃至10の整数である
)で表わされる第1級アルコールアルコキシレートおよ
び化学式が(但しR3およびR4はそれぞれ炭素数が1
0乃至18および1乃至6の直鎖アルキル基、R5は炭
素数が1乃至6のアルキル基、nは3乃至8の整数であ
る)で表わされる第2級アルコールアルコキシレートで
ある。
本発明の静電気防止液は化学式が で表わされる分子量が1800乃至3500のポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物、化学式が(
但し、R1、R2およびnは上記と同じ定義を有する)
で表わされる第1級アルコールアルコキシレートおよび
化学式が(但しR3、R4、R5およびnは上記と同じ
定義を有する)で表わされる第2級アルコールアルコキ
シレートのうちの少なくとも2種からなる非イオン系界
面活性剤と、この非イオン系界面活性剤が溶解した溶媒
とからなることを特徴とする。
本発明の静電気防止液は上記ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレン縮合物、第1級アルコールアルコキシ
レートおよび第2級アルコールアルコキシレートのうち
の少なくとも2種を適当な゛溶媒に溶解することによつ
て調製することができる。
得られる静電気防止液の静電気防止能の点から、上記3
種類の非イオン系界面活性剤のすべてを使用して静電気
防止液を調製するのが好ましい。上記3種類の非イオン
系界面活性剤はいずれも市販されており、本発明の静電
気防止液を調製するに際しては、それら市販品を使用す
ると便利である。上記ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレン縮合物の市販品としては、プルロニツクL−
61(旭電化工業製)、工パン72ヘエパン420(い
ずれも第一工業製薬製)等が挙げられる。得られる静電
気防止液の静電気防止能の点から、このポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレン縮合物はエチレンオキサイ
ドを10乃至5唾量%含むものが好ましく、より好まし
くはエチレンオキサイドを10乃至加重量%含むもので
ある。また上記第1級アルコールアルコキシレートの市
販品としては、アデカトールLO−5(旭電化工業製)
、エマルゲン705xエマルゲン709(いずれも花王
アトラス製)等が挙げられる。さらに上記第2級アルコ
ールアルコキシレートの市販品としては、アデカトール
SO−105(旭電化工業製)等が挙げられる。本発明
の静電気防止液に用いられる溶媒は、上記非イオン系界
面活性剤を溶解しうると共に、粘着性がなく、増感紙お
よび写真フィルムに対して化学的に安定であればいかな
るものであつてもよい。
一般に非揮発性溶媒を用いた静電気防止液は安全性の点
では優れているが、静電気防止液を増感紙表面に塗布し
た後の溶媒の乾燥が非常に遅−く、従つて静電気防止液
を布等によつて拭きとる必要が生じる等使用時の作業性
に難点がある。一方、揮発性溶媒を用いた静電気防止液
は増感紙表面に塗布した後の溶媒の乾燥が非常に速いた
めに静電気防止液を布等によつて拭きとることは必ず一
しも必要ではなく、従つて使用時の作業性の点では優れ
ているが、その反面揮発した溶媒による周囲環境の汚染
あるいは引火の危険性がある等安全性に難点がある。本
発明の静電気防止液に用いるのに特に適した溶媒として
は、水(非揮発性)、jメチルアルコール、エチルアル
コール等のアルコール(揮発性)および水とアルコール
の混合物が挙げられる。水とアルコールの混合物を溶媒
として使用する場合には、水とアルコールの混合重量比
が3:2乃至9:1のものを使用するのが望まくしい。
本発明の静電気防止液に用いられる非イオン系界面活性
剤の量は非イオン系界面活性剤の種類、使用する溶媒の
種類等によつて異なるが、一般に溶媒10呼量部に対し
て0.005乃至1鍾量部の非イオン系界面活性剤が用
いられる。
非イオン系界面活性剤の量が溶媒100重量部に対して
0.05重量部よりも少ない場合には充分な静電気防止
能は得られず、一方1唾量部よりも多い場合には静電気
防止能は充分であるが静電気防止液がやや粘着性を示す
ようになると共に増感紙表面に塗布した時に塗布むらが
生じるようになる。一般に揮発性溶媒を使用する楊合に
は非揮発性溶媒を使用する楊合ノよりも少量の非イオン
系界面活性剤で充分な静電気防止能を得ることができる
。これは非揮発性溶媒を用いた静電気防止液の場合、増
感紙表面に静電気防止液を塗布した後の溶媒の乾燥が非
常に遅いので、一般に塗布液の乾燥を待たずに塗布液を
・布等で拭きとつて増感紙を使用するのに対して、揮発
性溶媒を用いた静電気防止液の場合、増惑紙表面に静電
気防止液を塗布した後の溶媒の乾燥が非常に速いので、
一般に増感紙を使用する前に塗布液を拭きとる必要がな
いからである。例えば、水を溶媒として使用する場合、
好ましい非イオン系界面活性剤量は一般に水10唾量部
に対して0.5乃至1鍾量部、より好ましくは1乃至3
重量部である。これに対してアルコールを溶媒として使
用する場合、好ましい非イオン系界面活性剤量は一般に
水を溶媒する場合の約1110、すなわちアルコール1
00重量部に対して0.05乃至1重量部であり、より
好ましくは0.1乃至0.鍾量部である。以下の実施例
から明らかなように、本発明の静電気防止液は静電気防
止能が高いこと、静電気防止能の持続性が良好であるこ
と、粘着性がないこと、得られる放射線写真にカブリを
生じさせることがないこと、塗布むらを生じないこと、
増感紙表面に付着した汚れを落とし得る程度の洗浄力を
有するものであること等増感紙用静電気防止液に望まれ
る諸特性を有するものてあり、増感紙用静電気防止液と
して適したものである。なお、これまでの説明から明ら
かなように、本発明の静電気防止液は主として増感紙に
使用されるものであるが、本発明の静電気防止液の用途
はこれに限定されるものではなく、静電気防止を目的と
するその他の用途にも使用することができることは言う
までもない。次に実施例によつて本発明を説明する。
実施例1 分子量が1800でありエチレンオキサイド含有量が約
1呼量であるポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン縮合物(プルロニツクL−61、旭電化工業製、以下
これを1S.A.Iョと称する)、上記第1級アルコー
ルアルコキシレートの化学式に5おいてR1がそれぞれ
CH3(CH2)9−,CH3(CH2)10−,CH
3(CH2)11−,CH3(CH2)1。
一,CH3(Cll2)13−,およびCH3(CH2
)14−であり、R2がいずれもC2FI5−であり、
またnがいずれも8である6種類の第1級アルコールア
ルコキシレ1Cートの混合物(アデカトールLO−5、
旭電化工業製、以下これをRS.AlJと称する)およ
び上記第2級アルコールアルコキシレートの化学式にお
いてR3がそれぞれCH3(CH2)9−,CH3(C
H2)10−,CH3(CH2)11−,CH3(CF
I2)12−,RCH3(CH2)13−およびCH3
(CH2)14−であり、R4がいずれもCH3−であ
り、R5がいずれもC2H5一であり、またnがいずれ
も5である6種類の第2級アルコールアルコキシレート
の混合物(アデカトールSO−10\旭電化工業製、以
下これを2C1S.A.■ョと称する)のうち少なくと
も2種を夫々等重量含む4種類の非イオン系界面活性剤
1重量部を水10呼量部にそれぞれ溶解させて本発明の
4種類の静電気防止液(静電気防止液A〜D)を調製し
た。 2!これとは別に、
比較のために、S.A.I..S.A.■およびS.A
.■1重量部を水1叩重量部にそれぞれ溶解して3種類
の静電気防止液(静電気防止液E−G)を調製した。上
記静電気防止液A−Dおよび静電気防止液E3(〜Gそ
れぞれを酢酸セルロース透明保護膜を有する2枚の増感
紙(25cm×4cm)のそれぞれの透明保護膜表面に
綿ネルを用いてたつぷりと塗布した。
その後乾いた綿ネルで塗布した静電気防止液を拭きとり
、各静電気防止液の特性を調べるため3.下記の試験を
行なつた。l 静電気防止能 静電気防止液を塗布した2枚の増感紙の間にX線写真フ
ィルム(25cm×2cm)を挾み、温度25℃、湿度
40%の暗室の机上に置き、その上に4・2k9の荷重
をかけた状態でX線写真フィルムの*一端に10k9の
おもりを下げて急激に2枚の増感紙の間からX線写真フ
ィルムを引抜いて現像し、静電気の放電によつて生じる
写真フィルムの黒化の有無を調べた。
黒化が全く観測されなかつた場合を静電気防止能が良好
であるとした。1静電気防止能の持続性 X線写真フィルムを毎回取換えて上記1の試験を連続し
て5回行ない、5回目のX線写真フィルムの黒化の有無
を調べた。
黒化が全く観測されなかつた場合を静電気防止能の持続
性が良好であるとした。n粘着性 静電気防止液を塗布し拭きとつた後の増感紙とX線写真
フィルムを密着させた時の両者のはがれ易さを調べた。
増感紙とX線写真フィルムとが容易にはがれた場合を粘
着性がなく良好であるとした。vカブリ 静電気防止液を塗布した2枚の増感紙の間にX線写真フ
ィルムを挟んで暗室で一昼夜放置した場合のX線写真フ
ィルムの黒化度と、静電気防止液を塗布していない2枚
の増感紙の間にX線写真フィルムを挟んて同一条件で放
置した場合のX線写真フィルムの黒化度とを比較した。
両者の黒化度が同程度である場合をカブリがなく良好で
あるとした。v塗布むら 上記綿ネルによつて増感紙表面に静電気防止液を塗布し
た時の塗布むらの有無を観察した。
塗布むらが観察されない場合を良好であるとした。A洗
浄力 上記綿ネルによつて増感紙表面に静電気防止液を塗布し
た時の増感紙表面に付着した汚れの落ち具合を観察した
汚れの落ち具合が良好な場合を洗浄力が良好であるとし
た。上記各静電気防止液について上記各試験を行なつた
結果を下記第1表に示す。
第1表においてO巾は良好、X印は不良を示す。上記第
1表から明らかなように、本発明の静電気防止液(静電
気防止液A−D)はすべての特性が良好であり、増感紙
用静電気防止液として適したものである。
これに対してS.A.I,S.A.■およびS.A訓単
独からなる静電気防止液(静電気防止液E−G)は、静
電気防止能の持続性、塗布むらおよび洗浄力、特に静電
気防止能と静電気防止能の持続性が不良であり、増感紙
に使用し得ないものである。実施例2 実施例1のS.A.I,S.A.■およびS.A.■の
うちの少なくとも2種を夫々等重量含む4種類の非*:
゛イオン系界面活性剤0.1重量部をエチルアルコール
10鍾量部にそれぞれ溶解させて本発明の4種類の静電
気防止液(静電気防止液H−K)を調製した。
これとは別に、比較のために、S.A.I,S.A.■
およびS.A.nIOJ重量部をエチルアルコール10
0重量部にそれぞれ溶解して3種類の静電気防止液(静
電気防止液L−N)を調製した。
次に上記静電気防止液H−Kおよび静電気防止液を用い
て実施例1と同様の特性試験を行なつた。
その結果を下記第2表に示す。上記第1表から明らかな
ように、本発明の静電気防止液(静電気防止液H−K)
はすべての特性が良好であり、増感紙用静電気防止液と
して適したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化学式が HO(C_2H_4O)_m−(C_3H_6O)_n
    −(C_2H_4O)_mHで表わされる分子量が18
    00乃至3500のポリオキシエチレン−ポリオキシプ
    ロピレン縮合物、化学式がR_1−O(R_2O)_n
    H (但しR_1は炭素数が10乃至18の直鎖アルキル基
    、R_2は炭素数が1乃至4のアルキル基、nは8乃至
    10の整数である)で表わされる第1級アルコールアル
    コキシレートおよび化学式が▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ (但しR_3およびR_4はそれぞれ炭素数が10乃至
    18および1乃至6の直鎖アルキル基、R_5は炭素数
    が1乃至6のアルキル基、nは3乃至8の整数である)
    で表わされる第2級アルコールアルコキシレートのうち
    の少なくとも2種からなる非イオン系界面活性剤と、こ
    の非イオン系界面活性剤が溶解した溶媒とからなる静電
    気防止液。 2 上記非イオン系界面活性剤の量が上記溶媒100重
    量部に対して0.05乃至10重量部であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の静電気防止液。 3 上記溶媒が水であり、上記非イオン系界面活性剤の
    量がこの水100重量部に対して0.5乃至10重量部
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の静
    電気防止液。 4 上記非イオン系界面活性剤の量が上記水100重量
    部に対して1乃至3重量部であることを特徴とする特許
    請求の範囲第3記載の静電気防止液。 5 上記溶媒がアルコールであり、上記非イオン系界面
    活性剤の量がこのアルコール100重量部に対して0.
    05乃至1重量部であることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の静電気防止液。 6 上記非イオン系界面活性剤の量が上記アルコール1
    00重量部に対して0.1乃至0.3重量部であること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の静電気防止液
    。 7 上記溶媒が水とアルコールの混合物であることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の静電気防止液。
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