JPH07120093B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH07120093B2
JPH07120093B2 JP62154639A JP15463987A JPH07120093B2 JP H07120093 B2 JPH07120093 B2 JP H07120093B2 JP 62154639 A JP62154639 A JP 62154639A JP 15463987 A JP15463987 A JP 15463987A JP H07120093 B2 JPH07120093 B2 JP H07120093B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals
    • G03G15/602Apparatus which relate to the handling of originals for transporting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6207Holders for the original in copying cameras
    • G03B27/625Apparatus which relate to the handling of originals, e.g. presence detectors, inverters
    • G03B27/6264Arrangements for moving several originals one after the other to or through an exposure station

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は原稿スタッカー上に積層した原稿を一枚づつ
プラテンガラスへ給紙し,露光処理後に再度原稿スタッ
カーに戻して繰返し給紙できるようにした原稿搬送装置
に関するものである. 〔発明の背景〕 一般に,原稿搬送装置には原稿スタッカー上に積層した
原稿を一枚づつ分離して複写機のプラテンガラス上に給
紙し,該プラテンガラス上において露光処理後の原稿を
機外の排出皿に排出するもの(ADF)と,原稿スタッカ
ー上に積層した原稿を一枚づつ分離して複写機のプラテ
ンガラス上に給紙し,該プラテンガラス上において露光
処理後の原稿を再度原稿スタッカーに戻して繰り返し給
紙できるようにしたもの(RDF)とがある.このような
原稿搬送装置では給紙部での分離性能が極めて重要とな
る.この分離性能に優れた方式として従来から採用され
ているものに「底送り」方式がある.これにはサクショ
ンを利用して原稿を一枚づつ吸着分離するものと,原稿
を1枚づつ摩擦分離するものがあったが,前者に比し後
者の方が低コストにしてコンパクトであり,調整やメン
テナンスが簡単となるメリットがある. 第17図は上記摩擦分離方式の給紙装置を備えた従来の原
稿搬送装置を示したもので,図において,170は原稿スタ
ッカーで,該原稿スタッカー170の前方にはこれに載置
されている原稿を1枚づつ摩擦分離する第一給紙部171
と,該第一給紙部171から処理部162へ連通する経路内17
3に第二給紙部174を備えている. 前記第一給紙部171は電磁クラッチMC1を介して駆動源
(図示せず)に連繋した給紙ベルト171aと,その上面に
非回転状態で摺接した分離ローラ171bとからなり,これ
らの捌き口に食込んでいる原稿先端を分離ローラ171bで
堰き止めた状態にて給紙ベルト171aを給紙方向に回転さ
せることにより,これに直接接触している最下層の1枚
の原稿を摩擦により分離して送り出せるようになってい
る. ところで,前記給紙ベルト171aは送り出した原稿の先端
が第二給紙部174を出てセンサー175を蹴った時点,即
ち,原稿後端が未だ分離ローラ171bとの圧接点aより抜
ける前に停止する.これは給紙ベルト171aと,分離ロー
ラ171bとの圧接点aより原稿の後端が抜けると次の原稿
がスライングして仕舞うためである.従って,その後,
原稿は第二給紙部174により継続して行われ,処理部172
に給紙されることとなる.この処理部172では原稿先端
が第二給紙部174の前方に設けた同期センサー175を蹴っ
てから一定のタイミングで露光を開始するようになって
いる. しかしながら、従来のように、第二給紙部に原稿先端を
ローラで堰き止めて給紙を行う方式(レジスト方式)で
あると、その搬送力には不安があり、しかも原稿の腰の
強さや弱さ等により原稿先端が前記センサー175に達す
るまでの時間が遅れたり、逆にフライングしたりする可
能性があった。従って、原稿と原稿との間隔が不揃いと
なり、露光開始までのタイミングがバラツク等の虞れが
あった。
〔発明の目的〕
この発明は上記の点に鑑み,原稿の腰や原稿のスタック
量の多少等にかかわらず,原稿先端が同期センサーを蹴
ってから露光開始までのタイミングのバラツキを無くす
ようにした原稿搬送装置を提供することを目的としてい
る。
〔発明の構成〕
上記目的は、駆動源を有する給紙手段と、該給紙手段に
非回転状態で摺接した分離ローラとを有し、原稿スタッ
カー上の原稿を一枚ずつ送りだす第一給紙部と、駆動ロ
ーラと、これに圧接した従動ローラとを有し、該第一給
紙部からプラテンガラスへ連通する経路内に設けた第二
給紙部とを備えた原稿搬送装置において、該第二給紙部
の原稿搬送方向下流側に同期センサーを備え、該原稿の
先端が前記第二給紙部を出て該同期センサーに達する前
に一時的に原稿を停止せしめる制御手段を設けたことを
特徴とする原稿搬送装置によって達成される。尚、前記
給紙手段とは駆動源を有する給紙ベルト、給紙ローラ等
の給紙手段を含むものである。
〔実施例〕
次に,この発明を添付図面に実施例に基づいて説明す
る. 第1図において,1は複写機本体,2は原稿搬送装置であ
る.原稿搬送装置2は前部が前上がり状の原稿スタッカ
ー3を備え,該原稿スタッカー3上には原稿4をセット
するときにその後端を突き当てるための後端規制板5
と,原稿4の幅方向を規制するための横幅規制板6,6′
が設けられている.この後端規制板5は原稿スタッカー
3上にセットした原稿4の先端を給紙口近傍で検出する
手段(スタックセンサー)27の検知位置(定位置)まで
押出す機能を備えている.この後端規制板5の移動量は
原稿の長さによって異なるからその移動量を第14図示の
如く移動量検出センサー501にて検出することにより原
稿の長さが判るようになっている. また,横幅規制板6,6′は原稿スタッカー3の下面にお
いて,ピニオンギア6aを挟んで互い違いに横摺動できる
ラック6b,6b′にそれぞれ連繋し,原稿の横幅に合わせ
てセンター中心に対称的に可動可能となっている.この
横幅規制板6,6′は手動にて原稿の横幅に合わせること
からその位置を第14図示の如く位置検出センサー601に
て検出さすることにより原稿の横サイズが判るようにな
っている. 7はゲート部材で,該ゲート部材7は後端規制板5の押
出作用で原稿4が前進してきたときには上昇位置にあ
り,原稿先端が前記スタックセンサー27の検知位置に至
ると,該スタックセンサー27からの信号により駆動する
ゲート駆動源17の作動で下降し,自重又はバネにより原
稿4上に載置されるようになっている.このゲート部材
7は給紙しようとする原稿4を押え込む機能と,後記す
るように処理部8を一循して原稿スタッカー3上に戻っ
てきた原稿の先端を突き当て,次の給紙のために先端揃
えを行うとともに,その再スタック原稿と給紙中の未処
理原稿と確実に区別する機能を備える.しかして,これ
らの機能を有効に発揮させるため,本実施例では原稿ス
タッカー3の上面に第2図示の如く給紙方向に沿った適
当な間隔でリブ3aを突設するとともに,ゲート部材7の
下端縁に前記リブ3a間に対応して複数の突片7aを設けて
いわゆる櫛歯状に形成している.即ち,原稿スタッカー
3上の原稿を前記リブ3aと櫛歯状に配した突片7aとで第
3図示の如く波形に変形させることにより給紙中の未処
理原稿4に腰を持たせる一方,戻り原稿(処理済み原
稿)の先端がゲート下に潜り込むことを有効に防止でき
るようにしている. 前記ゲート部材7は平面コ字状に形成されているもの
で,その両側面部7b,7cは第2図示の如く原稿搬送装置
2の前骨格9にネジ等により止着されたブラケット10,1
0′の上側に回転可能に軸架されたシャフト11に基端部
を遊嵌状に取付けた左右のゲートレバー12,12′の先端
部と,該ブラケット10,10′の下側に基端部を枢支した
補助レバー13,13′の先端部とで枢支されている.該ゲ
ートレバー12,12′はその内縁側の上部に張出し部12a,1
2a′を設け,その下面にはこれに対応して前記シャフト
11に植設した押上げピン14,14′が当たるようになって
いる.このシャフト11はその端部に固定したセクター歯
車15を介してゲートカム歯車16と同軸の小歯車16′に噛
合し,該ゲートカム歯車16は正逆可能な駆動源17の出力
歯車17′に連繋している.従って,シャフト11がゲート
駆動源17からの駆動を受けて時計廻り方向に廻ると,前
記押上げピン14,14′がゲートレバー12,12′をその張出
し部12a,12a′を介して上向きに回動させ,ゲート部材
7を第4図Aに示す如く上昇させる.また,ゲート部材
7の上昇位置において前記シャフト11がゲート駆動源17
からの駆動を受けて反時計廻り方向に廻ると,押上げピ
ン14,14′と共にこれに載っているゲートレバー12,12′
を下向きに回動させ,ゲート部材7を同図Bの如く下降
させる.このとき押上げピン14,14′はゲート部材7が
原稿スタッカー3上の原稿に当たった角度以上に逃げる
ようになっている.従って,ゲート部材7は原稿スタッ
カー上の原稿を自重又はバネで押え込むような恰好とな
る.このゲート部材7はその上下動に際して前記補助レ
バー13,13′を追従させるため,ゲート正面は原稿スタ
ッカー3の上面に対してほぼ垂直な状態を維持する.即
ち,ゲート部材7は原稿枚数(原稿束の厚み)に無関係
にゲート正面の角度を原稿に対してほぼ直角に載置でき
るようにしている. 前記ゲートカム歯車16にはその初期位置の検出センサー
18を遮断する舌片19が設けられている.該センサー18は
前記舌片19により遮断されたときをゲートカム歯車16の
ホームポジションとして,前記駆動源17を必要な角度だ
け正逆転させるようになっている.この場合の駆動源17
としてはパルス制御できるステッピングモータを用いる
ことが好ましい. 20は前記した如く定位置にある原稿を給紙位置まで押出
す押出ベルト,21は給紙位置にある原稿を最下層から送
出す第一給紙部,38は第一給紙部21から処理部8へ連通
する経路35内に設けた第二給紙部である.この第一給紙
部21と第二給紙部38との間には第14図示の如く原稿先端
が通過するとONになり,原稿後端が通過するとOFFにな
る原稿検知センサーSW1が設けられているとともに,第
二給紙部38の前方には同期センサーSW2が備えられてい
る. 前記第一給紙部21は,電磁クラッチMC1を介してメイン
モータ100に連繋している駆動軸23と,これに対向する
従動軸23′との間に張設さた給紙手段である給紙ベルト
21′と,その上面に非回転状態で摺接した分離ローラ22
とからなる.この給紙ベルト21′の上側ベルト面は原稿
スタッカー3のリブ3aより若干突出している.分離ロー
ラ22は固定軸22aにバネクラッチ24を介して取付けられ
ている. また,第二給紙部38は電磁クラッチMC2を介して前記第
一給紙部21と共通のメインモータ100に連繋している駆
動ローラ38aと圧接ローラ38bとからなる. しかして,前記電磁クラッチMC1及びMC2は複写機本体1
内に設けた制御手段201の指令により制御される.この
制御手段201は給紙ベルト21′と分離ローラ22の圧接点
aに押出ベルト20の作動により原稿先端を食込ませた後
或いは処理部8を通して原稿が原稿スタッカー3に戻っ
た信号を受領した後に電磁クラッチMC1及びMC2を共にON
する.これにより第一給紙部21で最下層の1枚の原稿が
送り出され,該原稿の先端がセンサーSW1を蹴り,そのO
N信号を受領すると,一定カウント後(原稿先端が第二
給紙部38を出て同期センサーに達する前)に電磁クラッ
チMC1,MC2を共にOFFにする.これにより第一給紙部21及
び第二給紙部38を停止させ,その停止から一定秒後に再
度電磁クラッチMC2のみONして第二給紙部38の作動を再
開させる.即ち,第一給紙部21にて送り出された原稿は
その先端が第二給紙部38を出て同期センサーに達する前
に一時停止した後,第二給紙部38にて送りだされる.そ
して,原稿後端がセンサーSW1を蹴り,そのOFF信号を受
領すると電磁クラッチMC1をONして第一給紙部21の作動
を再開させるようになっている. 前記分離ローラ22のバネクラッチ24は第5図,第6図示
の如く,外筒体24aの突起24bをクラッチレバー25で下向
きに押圧することにより,バネ24cをバネボス24d,24d′
より緩めて分離ローラ21bをフリー回転(従動回転)可
能状態にし,外筒体24aの突起24bにクラッチレバー25が
不作用のときには分離ローラ21bの回転を規制できるよ
うになっている.このクラッチレバー25は前記シャフト
11に前記ゲートレバーの押上げピン14と反対向きに固定
したアーム26の先端に垂下状に枢支されている.従っ
て,ゲート部材7が第4図Aの如くシャフト11の回動で
ピン14を介して上昇すると,前記クラッチレバー25が下
がり,バネクラッチ24の突起24bを時計廻り方向に押す
一方,第4図Bの如くシャフト11の逆方向の回動にてゲ
ート部材7が原稿4上に載置すると,クラッチレバー25
はバネクラッチ24の突起24bから上向きに離反し,バネ
クラッチ24は内蔵したバネの作用で旧位に復し,分離ロ
ーラ22の回転を規制するようになる. 前記押出ベルト20は外周を一部切欠してなるいわゆる半
月ローラ28,29との間に張設された穴あきベルトで形成
されている.この一方の半月ローラ28は第7図示の如く
一回転バネクラッチ30を介して前記給紙ベルト21と同様
にメインモータ100から駆動力が得られるようになって
いる. 前記一回転バネクラッチ30は外筒体30aに設けた突起30b
が第8図Aの如く軸支点31′を中心にシーソー状に回動
可能に設けたクラッチレバー31の先端に当って外筒体30
aの回転が規制されているときは,これに内蔵したクラ
ッチバネ30cがバネボス39d,30d′(第7図参照)から緩
んでメインモータ100からの駆動力が切り離された状態
となる一方,クラッチレバー31の先端が第8図Bの如く
バネクラッチ30の外筒体30aの突起30bから外れると,ク
ラッチバネ30cがバネボス30d,30d′を締めることとな
り,メインモータ100からの駆動が半月ローラ28に伝わ
るようになっている. 前記クラッチレバー31の後端側は前記ゲートカム歯車16
の円筒部分16aに引張バネ31aのバネ力にて圧接してい
る.この円筒部分16aの円周の一部にはカム形状部16bが
設けられている.従って,ゲートカム歯車16がゲート部
材7の駆動源17の作動で回転し,前記カム形状部16bが
クラッチレバー31の後端側を押下げると,その先端がバ
ネクラッチ30の外筒体30aの突起30bから外れるようにな
っている.このクラッチレバー31の揺動はゲート部材7
の下降時において該ゲート部材7の上下駆動とは無関係
なゲートカム歯車16の回転領域で行われる.即ち,ゲー
トカム歯車16は前述した如く初期位置検出センサー18と
舌片19で定まるホームポジション(第8図の符号Pで示
す)を持ち,その点Pから反時計廻り方向の回転領域S1
がゲート部材7の上下動に使用され,時計廻り方向の回
転領域S2がクラッチレバー31の揺動のために使用され
る.ちなみに,この揺動に使用されるゲートカム歯車16
の回転領域S2では押上げピン14がゲートレバー12より逃
げている. 前記した如くクラッチレバー31の先端が外筒体30aの突
起30bから外れてメインモータにより半月ローラ28の回
転が開始すると,前記ゲートカム歯車16がゲート駆動源
17の逆転で反時計廻り方向に回転し,クラッチレバー31
の後端側が前記カム形状部16bから外れ,先端を突起30b
が通り過ぎて行ったバネクラッチ30の外筒体30aに近接
する位置にバネ31aで戻されるから半月ローラ28に連れ
廻りして一回転したバネクラッチの外筒体30aの突起30b
は再びクラッチレバー31の先端に突当たり,メインモー
タ100からの駆動力を切り離す.従って,半月ローラ28
は常に確実に一回転して停止することとなる. また,前記押出ベルト20は第2図で示されている如く原
稿スタッカー3上の複数個所(図において3個所)に横
並び状に配置された透孔32内に設けられている.この透
孔32の周縁は前記原稿スタッカー3上のリブ3aと同高に
盛上がり,かつ,その給紙方向手前側は原稿先端が引っ
掛からないように傾斜面32aとなっている.そして上側
ベルト面は第9図示の如く半月ローラ28,29の切欠部が
上になっているときは透孔32より没し,同図Bの如く半
月ローラ28,29の円周領域が上になったときは突出す
る.各循環の最初の送り出しでは,原稿スタッカー3上
の定位置にある原稿4は半月ローラ28,29の一回転で透
孔32より突出する押出ベルト20の摩擦により押出され
る.この場合,前記給紙ベルト21aは電磁クラッチMC1が
OFFになってメインモータ100からの動力が断たれて静止
しているため,押出された原稿の先端は給紙ベルト21′
と分離ローラ22の圧接点aに楔状に食込むこととなる. 33は前記押出ベルト20を原稿スタッカー3の下面側から
囲むように設けたサクションボックスで,該サクション
ボックス33はその吸引ファン34の吸引作用で原稿の最下
層の1枚を前記透孔32と押出ベルト20との間の隙間やベ
ルト穴で吸着し,押出ベルト20の押出力が有効に発揮で
きるように構成している. 36は前記処理部8となる複写機本体1のプラテンガラス
36上に案内する順行経路,37は該プラテンガラス36上に
一旦給紙した原稿を,露光前又は露光後に反転させるた
めの反転経路である.反転経路37は両面原稿の裏面(原
稿スタッカー上の下面)がプラテンガラス36面に向かう
ように反転修正したり,斯く修正して露光処理した原稿
を原稿スタッカー3に戻すときに,そのページ順を再反
転修正できるようにするためのもので,前記プラテンガ
ラス36と同一面から上向きループを描いて前記順行経路
35の上部側に合流するようになっている.39,40は前記反
転経路37の途中に設けた搬送ローラであり,一方向クラ
ッチを介して常に同一の送り方向に回転できるようにメ
インモータに連繋している. 41はプラテンガラス36の上面において原稿を順行方向及
び逆方向に搬送するための搬送ベルトである.この搬送
ベルト41は正逆切り換え手段101を介してメインモータ1
00に連繋した給紙側の第一ローラ42と,排紙側の第二ロ
ーラ43との間に張設されている.しかして第一ローラ42
寄りの上側ベルト面にはテンションローラ44が圧接し,
下側ベルト面は複数の押えローラ45によりプラテンガラ
ス36に摺接するようになっている. 前記第一ローラ42と第二ローラ43は第10図示の如くタイ
ミングベルト46により互いに連繋している.この場合,
第一ローラ42側のタイミングプーリ47は第一ローラ軸42
aに固着され,第二ローラ43側のタイミングプーリ48は
第二ローラ軸43aに一方向クラッチ49を介して取付けら
れている.また,第一ローラ42の周速は一方向クラッチ
49を介して駆動される第二ローラ43の周速より若干速い
速度となるよう構成されている.従って,搬送ベルト41
は順行方向(第10図の矢印)に回転するときは第一ロー
ラ42からの駆動力で走行し,下側ベルト面が弛み側とな
るようになっている.この場合,第二ローラ43は一方向
クラッチ49との間で滑るようになっているが,搬送ベル
ト41が何らかの理由例えば第一ローラ42との間で滑りが
生じ,その駆動力が充分に伝えられないためにベルトの
走行スピードが低下した場合にロックする一方向クラッ
チ49の作用により第二ローラ43が駆動側となって搬送ベ
ルト41を駆動できるようになっている.また,前記搬送
ベルト41を前記とは逆方向(反時計廻り方向)に廻す場
合には一方向クラッチ49がロックされ,第二ローラ43が
搬送ベルト41の駆動側となる.即ち,搬送ベルト41は第
一ローラ42が駆動側となって走行する場合と,第二ロー
ラ43が駆動側となって走行する場合とがある.これは原
稿をプラテンガラス上で送りながら同期露光を行わせる
場合に特に有効となる. 50は前記プラテンガラス36の排紙側端部に設けた原稿ス
トッパーで,該ストッパー50は第11図示の如くその中央
部がシーソー状に回動できる作動レバー51の一端に結合
軸52により枢支され,該作動レバー51の他端側に連繋し
たソレノイド53と,これに対向するバネ51′との作用で
プラテンガラス36に対して出没できるようになってい
る.この原稿ストッパー50はRDFモードのように原稿を
搬送ベルト41でプラテンガラス36上を同期露光速度で搬
送しながら,プラテンガラス36の直下に設けた定位置固
定と移動がモード選択できる光学系54を固定した状態で
露光してドラム上に像を作成する場合にはプラテンガラ
スより没し,ADFやSDFモードのときのように原稿をプラ
テンガラス36上の露光位置で停止させ,前記光学系54を
移動させながら露光してドラム上に像を作成する場合に
はプラテンガラスより上に突出するように作動する. 55は前記プラテンガラス36の出口側に連続した排紙ガイ
ド板,56は排紙ベルトである.排紙ベルト56は,原稿ス
タッカー3の直後に軸支され,メインモータ100に連繋
した駆動ローラ57と,原稿スタッカー3の上下面に沿っ
て水平方向に移動できるように軸支された上側及び下側
の端部ローラ58,59及び前記排紙ガイド板55の近接位置
に軸支された補助ローラ60,61とからなるローラ群によ
り原稿スタッカー3の後部側をC型状に巻き込むように
張設され,前記駆動ローラ57の回転により搬送ベルト41
から送り出された原稿を排紙方向に搬送できるようにな
っている. 前記排紙ベルト56の上側及び下側の端部ローラ58,59は
第12図示の如く原稿搬送装置2の両側骨格62,62に設け
た平行な2段の水平溝63及び64にローラ部材を介して滑
動可能に保持された上段移動体65,65間及び下段移動体6
6,66間に軸架されているとともに,それぞれの移動体6
5,66は前記両側骨格62の前後に2個づつ軸支されたスプ
ロケット(ワイヤープーリに代えることも可能)67,6
7′,68及び68′に張設したチェーン(ワイヤー)69の上
側及び下側にアタッチメント70,71を介して結合してい
る.そして,一つのスプロケット67は,第13図の如く正
逆可能なチェーン駆動源72に中間歯車72′を介して連繋
している.従って,チェーン駆動源72の正逆回転でチェ
ーン69が走行すれば,上側端部ローラ58と下側端部ロー
ラ59は互いに対向的に移動することとなり,排紙ベルト
56のベルトテンションは常に一定に維持されることとな
る. 前記排紙ベルト56の移動機構は原稿スタッカー3上に原
稿をセットするときにその後端を突当てる前記後端規制
板5の移動制御機構として構成したものであり,該後端
規制板5は前記上段移動体65に上側端部ローラ58の前方
を覆うように取付けられている.そしてその下端縁には
原稿スタッカー3の後部上面に設けた給紙方向に平行な
浅い凹凸部の凹部3bに嵌合できる凸部5aを設け,これに
て押出す原稿が後端規制板5の下に潜り込まないように
構成している.しかして,後端規制板5はチェーン69の
上側に結合した前記アタッチメント70に設けられている
遮断部材74によりホームポジションセンサー73を遮断し
た位置をホームポジション(初期位置)とする.このホ
ームポジションは最大サイズ(例えばA3サイズ)の原稿
の後端を突当てできる位置となっている. 前記後端規制板5は第14図示の如く,ホームポジション
5pを出発点として前進し,これに押出される原稿4の先
端が,スタックセンサー27により検出され,その検出信
号を制御部721が受領すると,一定パルス後,該制御部7
21はチェーン駆動源72を停止させ,その位置を前進点5p
1,5p2……5pn(原稿サイズにより前進点が移動する)
として後退させるように制御できる.この場合,一気に
ホームポジションまで後退させてもよいが,本実施例で
はゲート部材7の正面から後端規制板5の移動量検出セ
ンサー501により検出された検出値により定まる原稿サ
イズ(原稿の搬送方向の長さ)分だけ後退させる.つま
り原稿先端がゲート部材7をくぐった量にほぼ相当する
量だけ後退させ,一循した後の原稿を再給紙するときに
後端規制板5の前進量が最小限になるようにしている. 75,76は前記補助ローラ60,61に対応する位置において排
紙ガイド板55の外側から透孔を通して排紙ベルト56に当
接している押えローラ,77は原稿搬送装置2の両側骨格6
2の後端上部に基端側をヒンジ結合した天井ガイド板,78
は前記上側端部ローラ58を軸架した上段移動体65に排紙
ベルト56の上側ベルト部の上面に若干の隙間を開けて対
峙した排紙口ガイド板,79は該排紙口ガイド板78の上面
から透孔を通して排紙ベルト56に当接している押えロー
ラである.前記天井ガイド板77はガイド面となる下面に
は排紙方向に向いた複数条のリブ80が設けられ,原稿に
方向性を付与できるようになっているとともに,該リブ
80には排紙口ガイド板78の上向き傾斜した後板上縁に設
けた凹溝81が入子状に嵌合し,天井ガイド板77のガイド
面を前進した原稿を,排紙口ガイド板78と排紙ベルト56
との間に確実に案内できるように構成している. 82は前記排紙ガイド板55の途中に設けた処理後の原稿を
原稿スタッカー3に向かう循環排紙経路Aと機外の排紙
皿83に向かう機外排紙経路Bとを切り換える切換爪で,
該切換爪82は前記後端規制板5がホームポジションに復
帰したときには機外排紙経路Bを開けるように可動し,
後端規制板5がホームポジションにないときは循環排紙
経路Aを開けるように可動するようになっている.この
切り換え作動はソレノイドを利用しても他の適当な機械
的機構に行ってもよい. 84は前記天井ガイド板77の先端上面に基端側をヒンジ結
合した手差し板で,該手差し板84は通常では第1図の如
く天井ガイド板77の上面に重なるように畳まれており,S
DFモードで一枚づつ原稿を給紙するときにヒンジ結合部
を支点として原稿スタッカー3を覆うように展開できる
ようになっている.この展開時,手差し板84の先端は給
紙ベルト21′の近傍まで至る.また,手差し板84には展
開時に上面となる面に給紙しようとする原稿サイズを示
すマークが付され,原稿挿入位置が判るようになってい
る.更に,手差し板84を展開したときは図示しないSDF
用アクチュエータがONになるように構成しておくと便利
である. 前記複写機本体1は第15図示の如く,原稿搬送装置2の
原稿スタッカー3から給紙され,順行経路35を経てプラ
テンガラス36上に送られてきた原稿に露光光学系54の光
源541からの光を照射し,その反射光をミラーを介して
感光体ドラム211に照射する.該感光体ドラム211の周辺
には,荷電器212,現像器213,転写器214及びクリーニン
グボックス215が備えられ,かつ,感光体ドラム211と転
写器214との間にシート収納容器から転写シートを給紙
する給紙手段216a〜216c,転写後に現像剤をシートに定
着させる定着器217が備えられている.該転写器214で原
稿情報が転写されることにより得られた複写シートは片
面複写のみでよいときは最終処理部300に向けて送り出
され,裏面にもコピーを必要とするとき(両面複写)は
前記最終処理部300へ向かう通路218の途中に設けた分岐
点219から感光体ドラム211の下方に設けたシートスタッ
カー220へコピー面が上向きになるように収容される.
このシートスタッカー220へ収容された片面複写シート
はその給紙手段221により底から送出され,裏の白紙面
を感光体ドラム211側に向けて転写器214に供給され,両
面コピー後,定着器217を経て最終処理部300へ送り出さ
れる. この最終処理部300は複写シートに綴じ穴をあけるパン
チ手段及び綴じ具(ステープル)を用いた綴じ込み手段
を有する下段トレー301と,このような手段を有しない
上段トレー(オフセットトレー)302とを備えている.
そして,最終処理モードが選択された場合には複写シー
トは下段トレー301へ収容され,選択されないときは分
岐点303を介して上段トレー302へ収容されるようになっ
ている.この上段トレー302は複写シートを頁毎に一定
量づつ交互にズラして積層収容できる手段を設け,その
後の仕分け作業が容易になるようにしている. 上記実施例において,上からページ順に揃えて原稿を積
層し,被コピー面を上にしてホームポジションにある後
端規制板5に後端を突当てるように原稿スタッカー3上
にセットするとともに,その原稿を合わせて横幅規制板
6,6′を移動した後,作成部数を入力し,コピーボタン
をONすると,横幅規制板6,6′の移動位置が位置センサ
ー601で検出され,その検出信号が原稿搬送装置の制御
部721に出力される. また,前述の如くコピーボタンがONされた時点でゲート
駆動源17が作動し,ゲート部材7をその下に積層原稿が
十分進入できる位置まで上昇させる. 次に,チェーン駆動源72が始動し,中間歯車72′,スプ
ロケット67を介してチェーン69を正転させ,該チェーン
69の上側及び下側にアタッチメント70,71を介して結合
している上段移動体65に軸架された上側端部ローラ58を
前方へ,下段移動体66に軸架された下側端部ローラ59を
後方へ向けて移動させる.この上段移動体に取付けられ
た後端規制板5は原稿の後端を押しつつ前進し,原稿の
先端側をゲート部材7の下をくぐらせるが,該原稿の先
端がスタックセンサー27で検知されると,原稿搬送装置
2の制御部721の作用で前記チェーン駆動源72が停止す
る.このとき,後端規制板5の移動量検出センサー501
により原稿の長さが検出され,その検出信号が原稿搬送
装置2の制御部721に出力されるとともに,複写機本体
1の制御手段201に出力される. しかして,原稿搬送装置2の制御部721はゲート駆動源1
7を逆転させてゲート部材7を下降させるが,このとき
シャフト11に植設したピン14はゲートレバー12より十分
離れる位置まで回転して逃げるから,ゲート部材7は原
稿上面を下向きに自重又はバネで押圧することとなる.
また,ゲート部材7はその下縁が櫛歯状になっており,
原稿スタッカー3の上面リブ3aと相まって原稿を波形に
変形しつつ給紙ベルト21′に押しつける. 前述の如く,ゲートレバー12に対し押上げピン24が十分
離れた位置において,ゲートカム歯車16がゲート駆動源
17により回動し,そのカム形成部16bで一回転バネクラ
ッチ30の外筒体30aの突起30bに係止したクラッチレバー
31を上下させることで半月ローラ28,29をメインモータ1
00に繋ぎ,押出ベルト20を走行させると,原稿は給紙ベ
ルト21′と分離ローラ22との圧接点aへ向けて押出され
る.このときには電磁クラッチMC1がOFFであり,給紙ベ
ルト21′が静止しているため,押出された原稿は給紙ベ
ルト21′と分離ローラ22の圧接点aに楔形に進入する.
しかる後,制御手段201により第16図示の如く制御され
る.即ち,制御手段201は電磁クラッチMC1,MC2を共にON
し(ステップI),第一給紙部21の給紙ベルト21′及び
第二給紙部38の駆動ローラ38を作動する.従って,給紙
ベルト21′の作動とこれに非回転状態で摺接している分
離ローラ22の作用により原稿は最下層から1枚づつ送り
出される.この給紙ベルト21′の作動時には同時に押出
ベルト20も作動する. かくして,第一給紙部21により送り出された原稿の先端
が順行経路35の途中に設けた原稿検知センサーSW1を蹴
る(ステップII)と,制御手段201はそれより一定カウ
ント後,電磁クラッチMC1,MC2を共にOFFにする(ステッ
プIII).しかして,原稿は第二給紙部38を出て同期セ
ンサーSW2に達する前に停止する.この停止時は原稿の
後端が,未だ給紙ベルト21′と分離ローラ22の圧接点a
を抜ける前である.その停止から一定秒後に制御手段20
1は電磁クラッチMC2のみをONする(ステップIV).これ
により第二給紙部38が作動し,原稿を給紙ベルトと分離
ローラ間を滑らせながらプラテンガラス36へと同期露光
速度で送り出し,プラテンガラス上において走行してい
る搬送ベルト41に受け渡すこととなる. そして制御手段201は原稿先端が同期センサーSW2を蹴っ
てから,一定のタイミングで光学系54を駆動して露光を
開始させ,これにより得た原稿情報を感光体ドラム上に
像を作成させるとともにその作像に合わせたタイミング
でコピー紙を給紙器216から転写器214へ給紙する. また,上述の如くプラレンガラス36上へ給紙された原稿
の後端が前記原稿検知センサーSW1を蹴り(ステップ
V),そのOFF信号を受領した制御手段201は前記電磁ク
ラッチMC1をON(ステップVI)して第一給紙部21の作動
を再開させ,次の一枚の原稿を送り出す. 以後,原稿の先端が原稿検知センサーSW1を蹴ると,ス
テップIIに戻り,制御手段201はそれより一定カウント
後,電磁クラッチMC1,MC2を共にOFFにし,該原稿先端が
第二給紙部38を出て同期センサーSW2に達する前に一時
停止させてプラテンガラス36へと給紙することを繰り返
す。
かくして,露光処理された後の原稿は排紙ガイド板55に
沿って上動しつつ,排紙ローラ56により原稿スタッカー
3へ向けて排出される. また,原稿スタッカー3上に排紙された原稿はゲート部
材7と後端規制板5とにより前後端が揃えられ,横幅規
制板6,6′で横幅が揃えられた状態で再スタックされ
る.従って,次の給紙時の給紙性能が向上することとな
る. 前記送り出し動作をコピーサイズ,コピー倍率毎に定ま
る送り出しタイミングや同期搬送速度に変えてゲート部
材の下の原稿がなくなるまで繰り返す.そしてゲート下
の原稿がなくなったことをスタックセンサー27で検出
し,最後の原稿が排紙センサー86で排出されたことを検
出すると,再びゲート部材7を上昇させて後端規制板5
でスタック原稿を送り出して設定部数が完了するまで上
記の動作を繰り返す.しかして設定部数が完了し,それ
が前記排紙センサー86で検出されると後端規制板5はそ
のホームポジションに戻り,次の作動に備える. 上記作動はRDFモードで片面原稿を片面コピーする場合
である.従って,複写機本体1のプラテンガラス36の排
紙側端部に設けた原稿ストッパー50はプラテンガラス36
より下に没入状態になっているとともに,露光光学系54
は定位置固定モードになっているが,これをADFモード
に設定した場合には露光光学系54は移動モードとなると
ともに,プラテンガラス36の排紙側端部に設けた原稿ス
トッパー50はその面上に突出し,原稿を突当ててその位
置(即ち,露光位置)に停止させ,露光光学系54が移動
して設定コピー枚数のコピー作業が行われた後,原稿は
原稿ストッパー50の退避と,搬送ベルト41の再作動によ
り排出方向に送られ、排紙ガイド板55の途中に設けた切
換爪82を経て機外排紙口から排紙皿83へと排出される. また,片面原稿を両面コピーする場合には,まず,原稿
スタッカー上にセットした原稿は未露光で一循させて原
稿枚数をカウントし,偶数枚か奇数枚かを判断する.こ
の場合の枚数カウントは,順行経路35の途中の同期セン
サーSW2を介して計数カウンタ(図示せず)を作動する
ことにより行われる.その結果,原稿枚数が例えば4枚
であれば複写機本体1側では原稿搬送装置2からプラテ
ンガラス36へ送られてきた最終の4ページ目を転写紙の
片面にコピーする.そして原稿は原稿スタッカー3へ戻
し,片面コピー済み転写紙は感光体ドラムの下側に設け
た転写紙スタッカーへコピー面が上になるようにスタッ
クする.この片面コピー済み転写紙は原稿搬送装置2か
ら3ページ目の原稿がプラテンガラス上に送られてくる
と,これに同期して該転写紙スタッカーから非コピー面
が上になるように感光体ドラムに給紙されて3ページ目
をコピーして排紙される.同様に2ページ,1ページと繰
り返すが,原稿枚数が3ページの場合には最終の3ペー
ジ目をコピーして即排紙し,2ページ目をコピーした転写
紙を転写紙スタッカーへ,該転写紙スタッカーから給紙
して1ページ目をコピーして排紙することとなる. また,両面原稿を片面コピーする場合には原稿スタッカ
ー3から送り出された原稿が順行経路35を経てプラテン
ガラス36へ給紙されると,プラテンガラス36上では最終
ページが上になるから一度プラテンガラス36面上へ給
紙した原稿の後端がガラス上に載るタイミングで停止
後,搬送ベルト41を逆転させ,その原稿を反転経路37
へ送り込み,原稿を宙返り状に反転させ,最終ページが
下になるようにしてプラテンガラス36上で固定光学系54
により露光し,これと同期して複写機本体1の給紙器21
4から給紙されたコピー紙にコピーする.このコピーさ
れた転写紙は,そのまま排紙される.露光終了後の原
稿は,再度搬送ベルト41の逆転により,再び,反転経路
37を通してページ順が修正され,もう一方のページ面を
下にしてプラテンガラス36上で露光され複写機本体1の
給紙器より給紙された次のコピー紙にコピーされる.し
かる後,原稿スタッカー3へ戻される.この〜の作
動の繰り返しで両面原稿の片面コピーが完了する. さらに,両面原稿を両面コピーする場合は,まず,偶数
ページだけのコピーを行う.つまり,原稿をプラテンガ
ラスに給紙後,反転経路37を通して反転して偶数ページ
を下向きにして露光し,転写紙の片面コピーをする.し
かる後,原稿は再度反転経路37を通してから未露光で原
稿スタッカー3へ戻すとともに,片面コピー済み転写紙
は複写機本体1内のコピー紙スタッカーへスタックす
る.このようにして,全ての偶数ページのコピーが終了
した後,奇数ページのコピーが開始される.この奇数ペ
ージのコピー時には,原稿の反転操作は不要となるとと
もに,転写紙は転写紙スタッカーから送り出され,片面
コピー済み転写紙の反対側にコピーされる.即ち,4ペー
ジ目がコピーされている転写紙の反対側には3ページ
目,2ページ目の反対側には1ページ目というようにコピ
ーされることとなる. 〔発明の効果〕 以上説明した如く,この発明は、駆動源を有する給紙手
段と、該給紙手段に非回転状態で摺接した分離ローラと
を有し、原稿スタッカー上の原稿を一枚ずつ送りだす第
一給紙部と、駆動ローラと、これに圧接した従動ローラ
とを有し、該第一給紙部からプラテンガラスへ連通する
経路内に設けた第二給紙部とを備えた原稿搬送装置にお
いて、該第二給紙部の原稿搬送方向下流側に同期センサ
ーを備え、該原稿の先端が前記第二給紙部を出て該同期
センサーに達する前に一時的に原稿を停止せしめる制御
手段を設けたことを特徴としているから,原稿先端が同
期センサーを蹴る前までの第一給紙部の原稿搬送力に不
安要素があっても,同期センサーを蹴る前に停止してい
る原稿は第二給紙部に完全に挟持された状態になってい
るので、安定した搬送力の得られる第二給紙部により搬
送され、従って、露光開始までのタイミングのバラツキ
を完全に無くすことができるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図はこの発明の実施例を示し,第1図は原
稿搬送装置の正面断面図,第2図は原稿スタッカー及び
給紙機構を示す斜視図,第3図はゲート部材で原稿スタ
ッカー上に押え込まれた原稿の変形状態を示す説明図,
第4図A,Bはゲート部材の作動状態を示す説明図,第5
図はストップローラ軸に設けたバネクラッチの一部切欠
正面図,第6図は同側面断面図,第7図は半月ローラの
一回転制御機構の斜視図,第8図A,Bは同一回転制御機
構の作動状態を示す説明図,第9図A,Bは押出ベルト
(半月ローラ)の作用状態を示す説明図,第10図は搬送
ベルトの駆動系の斜視図,第11図は原稿ストッパーの作
動機構を示す斜視図,第12図は原稿スタッカーの後部側
を示す斜視図,第13図は排紙ベルト及び後端規制板の駆
動機構を示す略示的斜視図,第14図は原稿搬送装置の制
御系の説明図,第15図は複写機本体の構成及びその制御
系の説明図,第16図は給紙制御のフローチャート,第17
図は従来の給紙機構の略示的説明図である. 1……複写機本体 2……原稿搬送装置 3……原稿スタッカー 4……原稿 20……押出ベルト 21……第一給紙部 21a……給紙ベルト 21b……分離ローラ 22……第二給紙部 85……同期センサー 85′……原稿通過センサー 201……制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源を有する給紙手段と、該給紙手段に
    非回転状態で摺接した分離ローラとを有し、原稿スタッ
    カー上の原稿を一枚づつ送りだす第一給紙部と、 駆動ローラと、これに圧接した従動ローラとを有し、該
    第一給紙部からプラテンガラスへ連通する経路内に設け
    た第二給紙部とを備えた原稿搬送装置において、 該第二給紙部の原稿搬送方向下流側に同期センサーを備
    え、 該原稿の先端が前記第二給紙部を出て該同期センサーに
    達する前に一時的に原稿を停止せしめる制御手段を設け
    たことを特徴とする原稿搬送装置。
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