JPH07103163B2 - 熱硬化性樹脂組成物とその金属張積層板 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物とその金属張積層板

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JPH07103163B2
JPH07103163B2 JP63040499A JP4049988A JPH07103163B2 JP H07103163 B2 JPH07103163 B2 JP H07103163B2 JP 63040499 A JP63040499 A JP 63040499A JP 4049988 A JP4049988 A JP 4049988A JP H07103163 B2 JPH07103163 B2 JP H07103163B2
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    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、熱硬化性樹脂組成物とその金属張積層板に
関するものである。さらに詳しくは、この発明は、耐薬
品性、加工性等に優れ、プリント配線板用の積層板とし
て有用な新規熱硬化性樹脂組成物とその樹脂を用いての
金属張積層板に関するものである。
(従来の技術) 従来より、熱可塑性樹脂に硬化剤とともにトリアリルイ
ソシアヌレート(TAIC)またはトリアリルシアヌレート
(TAC)を配合した樹脂組成物より、耐熱性に優れた樹
脂成形品が得られることが知られている。
このトリアリルイソシアヌレートまたはトリアリルシア
ヌレートは架橋性モノマーとして樹脂の特性改善に用い
られているものであり、常温では液体であるため、これ
に相溶性の熱可塑性樹脂への配合が比較的容易で、その
成形物は耐熱性に優れているという特徴を有している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来のトリアリルイソシアヌレート
またはトリアリルシアヌレートのモノマーを配合した樹
脂組成物の場合には、これらの配合物の成形等におい
て、トリアリルイソシアヌレートまたはトリアリルシア
ヌレートのモノマーがブリードを引き起こし、粘着して
しまい、加工性が非常に悪くなるという欠点を有してい
た。
また、この従来のトリアリルイソシアヌレートまたはト
リアリルシアヌレートのモノマーを配合した樹脂組成物
においては、耐薬品性が劣るという欠点もあった。
この発明は、以上の通りの従来の熱可塑性樹脂とトリア
リルイソシアヌレートまたはトリアリルシアヌレート、
および硬化剤とを有する樹脂組成物の問題点を改善し、
耐薬品性および加工性に優れた樹脂組成物と、この組成
物を用いた樹脂積層板を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の目的を実現するために、トリアリル
イソシアヌレートまたはトリアリルシアヌレートと、こ
れに相溶性のあるポリフェニレンオキシド、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリブタジエン、およびスチレ
ンブタジエンコポリマーの群から選択される1種以上の
熱可塑性樹脂および硬化剤とを含有する組成物におい
て、トリアリルイソシアヌレートまたはトリアリルシア
ヌレートの一部としてそのプレポリマーを配合してなる
ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物を提供する。
また、この発明は、この熱硬化性樹脂組成物を用いてシ
ートおよび/またはプリプレグを形成し、所要枚数のシ
ートおよび/またはプリプレグを金属箔と積層一体化し
てなる金属張積層板を提供するものである。
以下、詳しくこの発明について説明する。
この発明の樹脂組成物は、上記の通りトリアリルイソシ
アヌレートまたはトリアリルシアヌレートのプレポリマ
ーを配合することを特徴としているが、このプリポリマ
ーについては、溶液重合または塊状重合の方法によって
合成したものを用いることができる。
溶液重合の方法は、塊状重合法に比べて反応が穏やかで
あり、分子量の調節が容易なものであり、トリアリルイ
ソシアヌレートモノマーまたはトリアリルシアヌレート
モノマーを溶媒に溶解し、ラジカル開示剤を混入して適
当な分子量になるまで攪拌しながら反応させ、必要に応
じて加熱する方法である。その際に、還流器を用いて、
また酸素が存在しない雰囲気下で反応させるのが好まし
い。
反応雰囲気としては、たとえば窒素流通の雰囲気とする
ことができ、また、溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メタノール、エタノール、アセトン、メ
チルエチルケトン、ヘプタン、四塩化炭素、ジクロロメ
タン、トリクロロエチレンなどを用いることができる。
ラジカル開始剤としては、従来公知のものをはじめとし
て適宜なものを用いることができ、たとえば、ベンゾイ
ルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイル
パーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート、ジクミルパーオキシドなどを例示することができ
る。
たとえばトリアリルイソシアヌレートプレポリマーの合
成は、次の例に示すことができる。すなわち; (例1) トリアリルイソシアヌレートモノマー280gに
ベンゾイルパーオキシド11g、ベンゼン1087gを加え、攪
拌機、還流冷却器付反応器を用いて、窒素雰囲気下で沸
騰させながら6時間反応させる。ベンゼンを減圧回収し
た後にメタノールを加え、重合物を回収し、減圧乾燥す
る。139gの重合物を得る。数平均分子量は約10,000であ
る。
(例2) トリアリルイソシアヌレート225gにジクミル
パーオキシド10g、トルエン527gを加え、例1と同様に
してプレポリマーを得る。数平均分子量は約4,000であ
る。
たとえば以上のようにして合成することのできるトリア
リルイソシアヌレートまたはトリアリルシアヌレートの
プレポリマーの数平均分子量は1,000〜10,000とするの
が好ましく、この発明の組成物への配合量は、プレポリ
マー5〜90重量部程度とするのが好ましい。
なお、トリアリルシアヌレートは、トリアリルイソシア
ヌレートの異性体であって、その反応性、物性はほとん
ど同一である。このため、トリアリルシアヌレートのプ
レポリマーもトリアリルイソシアヌレートとその特性に
大きな差異はない。
プレポリマーの配合量が少なすぎる場合には、得られた
樹脂組成物の成形等における加工性は改善されず、耐薬
品性も向上しない。また多すぎる場合には、逆に組成物
の配合が難しくなり、好ましくない。
この発明に用いる熱可塑性樹脂としては、トリアリルイ
ソシアヌレートまたはトリアリルシアヌレートと相溶性
のあるものの適宜なものを使用することができるが、好
ましいものとしては、たとえば、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリブタジエ
ン、スチレンブタジエンコポリマーなどがある。
この熱可塑性樹脂の配合量としては、5〜90重量部程度
とするのが好ましい。
また、この発明の樹脂組成物に用いる開始剤としては、
従来公知のものをはじめとする適宜なものを使用するこ
とができる。ラジカル開始剤または光開始剤の任意のも
のとすることができる。
たとえば、ラジカル開始剤としては、ジクミルパーオキ
シド、2,6−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ
−m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパー
オキシド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキシ
ド、ジ−t−ブチルパーオキシド、p−メンタンハイド
ロパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3−などがある。光開始剤とし
ては、ベンゾイン、ベンジル、アリルジアゾニウムフロ
ロほう酸塩、ベンジルメチルケタール、2,2−ジエトキ
シアセトフェノン、ベンゾイルイソブチルエーテル、p
−t−ブチルトリクロロアセトフェノン、ベンジル(o
−エトキシカルボニル)−α−モノオキシム、ビアセチ
ル、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ミヒラーケト
ン、テトラメチルチウラムスルフィド、アゾビスイソブ
チロニトリルなどがある。
これらの硬化剤は、0.1〜5重量部程度の配合割合とす
るのが好ましい。
以上の通りのこの発明の樹脂組成物に用いる配合成分
は、通常は、溶剤に溶かして混合し、次いで溶剤を除去
することにより得ることができる。この場合の溶剤とし
ては、トリクロロエチレン、トリクロロエタン、クロロ
ホルム、塩化メチレン、クロロベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素、アセトン、四塩化炭素などがあり、特にト
リクロロエチレンが好ましく、これらをそれぞれ単独で
または2つ以上混合して用いることができるが、これら
に限定されない。なお、混合は他の方法によってもよ
い。
得らえれこの発明の樹脂組成物は、金属張積層板の製造
に用いることや、その他の様々な成形品に成形すること
ができる。
積層板の製造においては、以上の組成物をシートまたは
プリプレグに成形して用いることができる。シートの製
造は、たとえばキャスティング法により、次のようにし
て行うことができる。
キャスティング法は、溶剤に混合している樹脂を流延ま
たは塗布等により薄層にした後その溶剤を除去すること
により硬化物とする方法である。キャスティング法によ
れば、コストがかかるカレンダー法によらず、しかも低
温で硬化物を得ることができる。このキャスティング法
により具体的に説明すると、溶剤に混合した状態の難燃
化ポリフェニレンオキシド系樹脂組成物を鏡面処理した
鉄板またはキャスティング用キャリアーフィルムなどの
上に、たとえば、5〜700(好ましくは、5〜500)μm
の厚みに流延(または、塗布)し、十分に乾燥させて溶
剤を除去することによりシートを得るというものであ
る。
キャスティング用キャリアーフィルムとしては、特に限
定するわけではないが、ポリエチレンテレフタレート
(以下、「PET」と略す)フィルム、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリイミドフィルムなど上記溶剤に不溶のものが好
ましく、かつ、離型処理したものが好ましい。
乾燥は、風乾または熱風乾燥等により行う。その際の温
度範囲は、上限を溶剤の沸点よりも低いか、または、キ
ャスティング用キャリアーフィルムの耐熱温度よりも低
くすること(キャスティング用キャリアーフィルム上で
乾燥を行う場合)が好ましい。
また下限は乾燥時間や処理性などによって決めるものと
し、たとえば、トリクロロエチレンを溶剤とし、PETフ
ィルムをキャスティング用キャリアーフィルムとして用
いる場合には、室温から80℃までの範囲にするのが好ま
しい。なお、この範囲内で温度を高くすれば乾燥時間の
短縮が可能となる。
また、プリプレグの製造は次のようにして行うことがで
きる。
すなわち、この発明の熱硬化性樹脂組成物またはその原
料配合成分を、上記の溶剤に、たとえば、5〜50重量%
の割合で完全溶解させ、この溶液中に基材を浸漬(ディ
ッピング)するなどして、基材にこれらの熱硬化性樹脂
組成物を含浸させて付着させる。この場合、乾燥などに
より溶剤を除去するだけでもよいし、半硬化させてBス
テージにしてもよい。こうしてつくるプリプレグの樹脂
含有量は、特に限定しないが、30〜60重量%とするのが
好ましい。基材は、ガラスクロス、アラミッドクロス、
ポリエステルクロス、ナイロンクロスなど樹脂含浸可能
なクロス状物、それらの材質からなるマット状物および
/または不織布などの繊維状物、クラフト紙、リンター
紙などの紙などが用いられるが、これらに限定されな
い。このようにしてプリプレグを作製すれば、樹脂を溶
融させなくてもよいので、比較的低温でより容易に行え
る。
このようなプリプレグ、またはシートの所要枚数を金属
箔と積層一体化して金属張積層板とするが、この場合の
金属箔としては、通常のプリント配線板製造に用いられ
ている銅箔、アルミニウム箔等の適宜なものが用いられ
る。
所要枚数のプリプレグおよび/またはシートの外側にこ
れらの金属箔を配設し、所要の温度および圧力で加熱下
に積層圧縮する。
ここで、金属箔とプリプレグおよびプリプレグ間の接着
は、樹脂の熱融着を利用する。そのため、積層圧締温度
は、配合熱可塑性樹脂のガラス転移点以上で行う。ま
た、金属箔とプリプレグおよびプリプレグ間の接着に接
着剤を用いるようにしてもよい。
この融着により強固な接着が得られるが、このときに加
熱によってラジカル開始剤による架橋反応が行われるな
らば、いっそう強固な接着が得られる。
架橋反応としては、熱架橋、紫外線照射などによる光架
橋を行うことができ、熱架橋、光架橋が行えないときに
は、放射線照射による架橋を行ってもよい。また、熱架
橋、光架橋の後に放射線照射による架橋を行ってもよ
い。
(作 用) この発明のトリアリルイソシアヌレートまたはトリアリ
ルシアヌレートのプレポリマーを熱可塑性樹脂に配合し
た熱硬化性樹脂組成物は、成形時等における加工性に優
れ、しかも耐薬品性も向上したものとなる。
この特性の改善は、プリント配線板製造における金属張
積層板の加工性等を著しく高める。
(実施例) 次にこの発明の樹脂組成物とその金属張積層板について
の実施例を説明する。もちろん、この発明は、以下の実
施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1〜8、比較例1〜9 ポリスチレン(三井東圧化学(株)製GPポリスチレン57
5−57)40重量部、トリアリルイソシアヌレート(TAI
C)プレポリマー(数平均分子量5000)20重量部および
トリアリルイソシアヌレート(TAIC)モノマー(日本化
成(株)製)40重量部に、硬化剤としてジクミルパーオ
キシド(日本油脂(株)製)の3重量部を加え、この混
合物をトリクロロエチレン(東亜合成化学工業(株)の
トリクレン)に溶解させて、25重量%濃度の溶液とし、
脱泡装置付反応器で均質になるまで十分に攪拌する。次
いで、脱泡を行い、溶液混合物となった樹脂組成物溶液
を得た。この樹脂組成物溶液を、塗工機を用いて、PET
フィルム上に厚み400μmとなるように塗布した。その
まま風乾させ、さらに50℃、6分間乾燥した後、生成し
た樹脂組成物のシート(フィルム)をPETフィルムから
離型し、さらに、120℃で4分間乾燥させた。このシー
トを190℃、30分間の条件で硬化させた。同様にして、
表1に示した配合の原材料を用い、実施例1と同様にし
て樹脂シートを作成した。
実施例1〜8および比較例1〜9により得た樹脂シート
の特性を評価した。その結果を表1に示した。
ブリード性については、シート上に紙を置き、面圧100g
/cm2にかけた時に、紙上に樹脂が付着したかどうかで判
断した。このフリード性は、120℃、30分後に測定し
た。
耐薬品性については、200℃、30分間の条件で硬化させ
たシートを煮沸トリクレン中に5分間入れた後の残留率
で示した。
表1にみることができるように、プレポリマーを用いな
い比較例に比べ、これを用いた実施例1〜8の樹脂組成
物により、加工性に大きく影響するブリード性、および
耐溶剤性の良好な樹脂シートが得られる。
実施例9〜14、比較例10〜15 2の減圧装置付反応器に、トリアリルイソシアヌレー
ト(TAIC)(日本化成(株)製)80g、トリアリルイソ
シアヌレート(TAIC)プレポリマー40g、ポリフェニレ
ンオキシド40g、スチレンブタジエンコポリマー(旭化
成工業(株)製タフブレンA)20gおよびジクミルパー
オキシド6gを加え、さらにトリクロロエチレン(東亜合
成化学工業(株)のトリクレン)540gを加えて、均一溶
液になるまで十分攪拌した。この溶液を用いて0.1mm厚
の平織Eガラスに含浸させ、加熱乾燥してプリプレグを
作製した。このプリプレグを6枚重ね、両面に18mm厚の
電解銅箔を重ね、温度200℃、圧力50kg/cm2で1時間積
層圧締し、金属張積層板を作製した。
同様にして表2に示したように、種々の配合からなる組
成物を用い、上記と同様にして金属張積層板を作製し
た。
得られた金属張積層板の特性を評価し、その結果を表2
に示した。
半田耐熱性、耐トリクレン性および常温引きはがし強度
の各特性について、良好であった。
一方、比較のためにプレポリマーを用いない組成物を表
2に示したように配合し、実施例と同様に攪拌後、ガラ
スを用いて含浸し乾燥したが、ガラスクロス表面にブリ
ードがあり、積層するのが困難であった。
なお、表2中における樹脂表記の略号は次のものを示し
ている。
PPO ポリフェニレンオキシド SBS スチレンブタジエンコポリマー PS ポリスチレン PC ポリカーボネート (発明の効果) 以上詳しく説明したように、この発明により、耐熱性は
もちろんのこと、耐薬品性、および加工性に優れた樹脂
組成物が得られる。
この組成物により、加工性の良好な金属張積層板が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/12 (72)発明者 伊藤 宗彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 前田 修二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 塀内 隆博 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 高木 光司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−155209(JP,A) 特開 昭62−148569(JP,A) 特開 昭60−11537(JP,A) 特開 昭62−53355(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリアリルイソシアヌレートまたはトリア
    リルシアヌレートと、これに相溶性のあるポリフェニレ
    ンオキシド、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリブ
    タジエン、およびスチレンブタジエンコポリマーの群か
    ら選択される一種以上の熱可塑性樹脂および硬化剤とを
    含有する組成物において、トリアリルイソシアヌレート
    またはトリアリルシアヌレートの一部としてそのプレポ
    リマーを配合してなることを特徴とする熱硬化性樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】トリアリルイソシアヌレートまたはトリア
    リルシアヌレート、およびそのプレポリマーが5〜90重
    量部、熱可塑性樹脂が5〜90重量部である請求項(1)
    記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】トリアリルイソシアヌレートまたはトリア
    リルシアヌレートのプレポリマーの数平均分子量が1000
    〜10000である請求項(1)記載の熱硬化性樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】硬化剤がラジカル開始剤または光開始剤で
    ある請求項(1)記載の熱硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項(1)記載の熱硬化性樹脂組成物に
    よりシートおよび/またはプリプレグを形成し、このシ
    ートおよび/またはプリプレグを金属箔と積層一体化し
    てなることを特徴とする熱硬化性樹脂の金属張積層板。
JP63040499A 1988-02-23 1988-02-23 熱硬化性樹脂組成物とその金属張積層板 Expired - Fee Related JPH07103163B2 (ja)

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