JPH0680223B2 - 織機における緯糸供給準備方法 - Google Patents

織機における緯糸供給準備方法

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JPH0680223B2
JPH0680223B2 JP60097862A JP9786285A JPH0680223B2 JP H0680223 B2 JPH0680223 B2 JP H0680223B2 JP 60097862 A JP60097862 A JP 60097862A JP 9786285 A JP9786285 A JP 9786285A JP H0680223 B2 JPH0680223 B2 JP H0680223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、空気或は水のような流体を使用して緯糸を緯
入れするジェットルームに関し、特にその緯糸処理装置
における緯糸供給準備方法に関するものである。
[従来の技術] かかるジェットルームにおいては、メインノズルから噴
射される高速流体により緯入れを行い、筬打ち後、次の
緯入れのためにメインノズル付近で緯糸を切断装置によ
り切断する。このようなジエツトルームにおいて緯入れ
ミスが生じると、機台端にある検出器がこの緯入れミス
を検出して機台を停止させる。しかし、高速で作動して
いた機台を急激に停止させると織機各部に破損を生じさ
せる可能性があるので、通常、織機のクランク角度で約
360°程度機台を惰性運転し、その後停止させている。
従って、緯入れミス後にも緯糸が噴射され、この緯糸が
上下経糸間にしっかり保持される。そのため、緯入れミ
スした緯糸を除去するには、機台を逆転して上下経糸を
開口し、緯入れミスの緯糸だけでなく緯入れミス後の緯
糸も除去する面倒な作業が必要である。
このような面倒な作業を回避するすると共に、緯入れミ
ス後の緯糸供給準備を自動的に行うべく、本出願人によ
る特開昭61-167047号公報に開示された緯糸供給準備方
法においては、メインノズルと反対側の耳糸近傍には検
出器が設置されていて、経糸のほぼ閉口時にこの検出器
により緯入れ状態をチェックし、何らかの原因により杼
口に緯入れされた緯糸がメインノズルの反対側の耳糸ま
で到達しない緯入れミスが生じると、検出器がこれを検
出し緯入れミス信号を発する。緯入れミス信号が発信さ
れると、往復動部材のピストンが前進してサクションノ
ズルの先端に止着したシャッターを緯糸の経路に交差さ
せる。このようにして、緯入れミス後にメインノズルか
ら射出された緯糸はシャッターに案内され、サクシヨン
ノズルに吸引されるため、緯入れミス信号発信後の緯入
れは阻止される。この後、機台を逆転して、ミス緯糸を
除去し、次の緯入れを行うべくメインノズル及びサクシ
ョンノズル間の緯糸をカッタで切断している。
ところが、作業者がミス緯糸を点検して、織物欠点とな
らない程度のミス、即ち検出器の誤動作、捨耳つかま
ず、非常に僅かな短尺等の場合にも、従来の方法では機
台の逆転やミス緯糸の除去を行わねばならない。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、従来の技術には、織物欠点ではない場合でも機
台逆転、ミス緯糸除去等という操作が必要であり生産性
の点で問題があった。本発明はかかる問題点を速やかに
解決する緯糸供給準備方法を提供することを目的とする
ものである。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上述の目的を達成するため、本発明は、緯糸の経路に設
置した検出器によって緯入れされた緯糸を検出し、緯入
れミスを検出した場合に緯入れミス信号を発信し、機台
の停止を行う織機において、前記緯入れミス信号が発信
されると機台停止までの慣性運転中の経糸開口内への緯
入れを阻止して機台を停止し、機台停止後、逆転ボタン
のオンにより機台を逆転し、機台の逆転停止後、ミス緯
糸を除去し、スタートボタンのオンにより機台を再起動
する各ステップを備えた緯糸供給準備方法に対し、前記
緯入れミス信号による機台停止後、緯入れミスが織物欠
点に至らないと判断したとき、前記機台停止後の逆転ス
テップ及びミス緯糸の除去ステップをスキップさせてス
タートボタンのオンによる機台を再起動するステップを
加えたことを特徴とするものである。従って、織物欠点
ではない場合には、また、機台調整等のような織物に欠
点が残ってもよいような場合には、機台逆転、ミス緯糸
除去というような煩わしいステップを飛ばして次のステ
ツプに進むことができる。
[実施例] 次に、本発明による緯糸供給準備方法の好適な実施例に
ついて添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同
一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
第1図は本発明の緯糸供給準備方法を実施するジェット
ルームの緯糸処理装置を示すもので、織機の図示しない
クランク軸は駆動軸19に連結されており、周知の態様で
主モータからベルトによって駆動される。また、駆動軸
19はクラツチ部材14に連結されており、該クラッチ部材
14に係合する別のクラッチ部材15及び駆動ベルト27を介
して緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28aに連
結している。緯糸測長ドラム28自体は周知のものでよ
く、ピン29及び30はクランク軸の回転に同期して緯糸測
長ドラム28の周面から周知の態様で出没して、緯糸チー
ズ32からテンサーを経て解舒された緯糸の測長ドラム28
上への巻き付け及びメインノズル49への引き出しを制御
する。
クラッチ部材15は被動軸20に対しスプライン結合してい
る。また、この被動軸20に対してスリーブ16は相対回転
及び軸方向移動可能に設置されている。従って、クラッ
チ部材15はスリーブ16に対し軸方向には一体的に移動す
るが相対回転可能である。尚、クラッチ部材14、15には
図示したように駆動軸19及び被動軸20の軸心から偏心し
た位置まで延びる係合突起及び凹部を形成しているの
で、突起及び凹部の位相が合致すると始めてクラッチ部
材14、15は係合する。
被動軸20に固着したボス17とスリーブ16の左端部との間
に圧縮スプリング18を装着し、クラッチ部材15を常時右
方向、即ちクラッチ部材14側に付勢している。被動軸20
の端部に一体的に取着された歯車34は歯車35に係合して
おり、該歯車35は電磁クラッチ33を介して補助モータ36
の出力軸に連結している。レバー21を機台に設けたピン
22に揺動可能に支持し、その先端を前記スリーブ16に係
合させている。レバー21の他端はピン24によりエアシリ
ンダ23のピストンロッドに連結されている。
而して、図示しない切換弁を操作して、エアシリンダ23
のピストンロッドを伸張するとレバー21が反時計方向に
回動して圧縮スプリング18のばね力に抗してクラッチ部
材14、15を離脱させる。この状態で電磁クラッチ33を連
結すれば、補助モータ36の回転が歯車34、35及び駆動ベ
ルト27を介して緯糸測長ドラム28のワインディングアー
ム28aに伝達される。一方、エアシンダ23のピストンロ
ッドを後退すると圧縮スプリング18のばね力によってク
ラッチ部材14、15は係合し、主モータの回転が駆動ベル
ト27を介して緯糸測長ドラムのワインディングアーム28
aに伝達される。リミットスイッチ26はレバー21により
作動されクラッチ部材14、15の係合を検出する。
符号71はヤーンガイドであり、72はグリッパであって、
このグリッパ72はクランク軸に調時して回転するカム11
と、支点13の回りに揺動するレバー12と、該レバー12に
支承されたカムフォロアー10とにより開閉される。検出
器73は緯糸がメインノズル49に供給されていることを検
出する。
メインノズル49は、クランク軸の運動に同期して圧縮空
気を噴射し緯糸を経糸間に形成された杼口に緯入れす
る。検出器51、52は緯糸の緯入れを検出し、筬25は緯入
れされた緯糸を筬打ちする。
また、メインノズル49と耳糸との間に、吸引部材として
エゼクタタイプのサクションノズル61を設けている。シ
ャッター63が回動可能に支承されており、エアシリンダ
又は電磁ソレノイド等の適宜な往復動部材62をシャッタ
ー63の回動軸に連結している。往復動部材62の作動によ
りシャッター63が、メインノズル49から射出される緯糸
の通路外の位置及び緯糸通路上の位置間を移動可能であ
る。
エアブローノズル66は緯入れ通路を挟んでサクションノ
ズル61に対向しており、サクションノズル61へ向けて空
気流を噴射し、シャッター63により遮断された緯糸をサ
クションノズル61へ吹き込み、吸引させる。
以下、第1図〜第5図を参照して定常運転時及び異常停
止時の作用を説明する。
《定常運転時》 主モータからクランク軸を駆動して綜絖枠を開口運動さ
せて、上下経糸間に形成された杼口に緯糸を緯入れす
る。
即ち、第1図において、緯糸チーズ32からテンサーを経
て解舒された緯糸は、クランク軸の回転に応じて回転す
る緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aにより
緯糸測長ドラム28に巻き付けられ測長された後、グリッ
パ72を経てメインノズル49に至る。グリッパ72及びメイ
ンノズル49をクランク軸の回転に同期して作動制御し、
メインノズル49から噴射される圧縮空気により、前記緯
糸測長ドラム28上に貯留された緯糸を、上下経糸間に形
成された杼口に緯入れする。
次に種々の異常運転時の作用について説明する。尚、第
2図中、二重線で囲ったブロックは作業者により行なわ
れる作業を示している。
《緯入れミス時》 第1図、第2図の右から2列目及び第3図を参照し、メ
インノズル49と反対側の耳糸近傍に設置された検出器5
1、52は、経糸のほぼ閉口時(クランク角度α=250〜30
0°)緯入れ状態をチェックし、何らかの原因により杼
口に緯入れされた緯糸がメインノズル49の反対側の耳糸
まで到達しない、緯入れミスが生じると、検出器51、52
が緯入れミス信号を発する(第3図のクランク角度
α0)。
この緯入れミス信号に基づく主モータ停止信号により機
台を駆動する主モータの運転が停止されて、慣性運転に
入る(第3図のクランク角度α1)。また、緯入れミス
信号が発信されると、往復動部材62のピストンが前進し
てシャッター63を緯糸の経路に交差させ、エアブローノ
ズル66から圧縮空気を噴射する。このようにして、緯入
れミス後にメインノズル49から射出される緯糸はシャッ
ター63に遮断されエアブローノズル66からの噴射空気に
案内されてサクションノズル61に至り、該サクションノ
ズル61に吸引される。
惰性運転していた機台は、約1サイクル動いた後、経糸
がほぼ閉口した状態(クランク角度α2=約300°)で停
止する。機台が停止すると作業者がミス糸を確認し、織
物欠点となるような緯入れミスであると判断したら逆転
ボタンをオンにする。これにより、エアシリンダ23が作
動して、クラッチ部材14、15の係合が外されてクランク
軸の回転が測長ドラムのワインディングアーム28aに伝
わらない状態とし、一方電磁クラッチ33が連結される。
この状態で機台が逆転される(第3図クランク角度
α3)。機台が逆転を開始すると、エアシリンダ23がオ
フにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に向けて
クラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材14、15は
位相がずれているので係合せず、クランク軸の回転は測
長ドラム28のワインディングアーム28aには伝わらな
い。
杼口に緯入れされたミス緯糸を除去するために機台は1
回転以上(クランク角度で約480°)逆転され、経糸が
開口され緯糸の除去に最適で且つスレー上に設けられた
メインノズル49がサクションノズル61に最も近付いたク
ランク角度(クランク角度α4=約180°)まで機台が逆
転(300°→180°)した後、機台は停止される。
次いで、作業者は機台の点検を行い、先ず、緯糸チーズ
32からサクションノズル61まで緯糸が繋がっているかを
点検する(繋がっていないときは次ぎの供給ミスとして
の処理を行う)。作業者は緯入れミスした緯糸を除去
し、フールプルーフのために設置したミス緯糸除去確認
ボタンをオンにし、更に、スタートボタンをオンにする
(第3図クランク角度α5)。
一方、機台がクランク角度α2で停止し、作業者がミス
糸の確認を行った結果、織物欠点にはならないと判断し
た場合には、第2図の右から2列目に示す機台逆転、ミ
ス緯糸除去等のステップを飛ぶことができるので、作業
者はスキップボタンを押す。その結果、図示しない制御
装置からはスタートボタンオンの指示が出て、機台逆転
及びミス緯糸除去のステップを飛んで次のステップに進
むことができる。尚、前述したミス緯糸除去確認ボタン
がスキップボタンを兼用してもよい。
そして、スタートボタンのオンにより、一次位相合わせ
を行うべく補助モータ36により被動軸20と緯糸測長ドラ
ム28のワインディングアーム28aとが正方向に駆動され
る。その結果、クラッチ部材14、15の位相が一致すると
圧縮スプリング18により押圧されて両クラッチ部材14、
15が互いに係合し、補助モータ36の回転が停止する(第
3図クランク角度α6)。従って、この間に、緯糸測長
ドラムのワインディングアーム28a(停止時のクランク
角度=約300°)は、逆転した機台のクランク角度(約1
80°)に対応する角度まで正転され(正転角度は240
°)、ワインディングアーム28aの回転と共に、緯糸測
長ドラム28のピン30が引っ込み該測長ドラム28上の1ピ
ック分の緯糸が除去され、サクションノズル61により吸
引除去される。
次いで、サクションノズル61の近傍に設けたカツタによ
りメインノズル49の前方の緯糸を切断し、その後、エア
シリンダ23が作動して、クラッチ部材14、15の係合が外
されてクランク軸の回転が測長ドラムのワインディング
アーム28aに伝わらない状態とする。一方、電磁クラッ
チ33が連結され、この状態で自動口合わせのために機台
が逆転される(第3図クランク角度α7)。
機台が口合わせのため逆転を開始すると、エアシリンダ
23がオフにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に
向けてクラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材1
4、15の位相がずれているので係合せず、クランク軸1
の回転は緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28a
には伝わらない。機台は再起動位置(クランク角度α8
=約300°)まで逆転して停止する。
次いで、緯糸測長ドラム28の二次位相合わせのため、補
助モータ36により被動軸20及び緯糸測長ドラム28のワイ
ンディングアーム28aを正方向に駆動する(クランク角
度180°→300°の120°)。クラツチ部材14、15の位相
が一致すると両クラッチ部材14、15が係合し補助モータ
36の回転が停止する。この間に、緯糸測長ドラム28のワ
インディングアーム28aは機台の逆転量に対応する角度
だけ正転され(第3図のα9)、緯糸測長ドラム28のピ
ン30が突出し、ピン29が引っ込むため、該測長ドラム28
上に1ピック分の緯糸が貯留される。この状態で機台の
運転が再開される。
《緯糸供給ミス時》 第2図の右端及び第4図を参照して、上述のような緯入
れミスの原因の1つとして緯糸チーズ32からメインノズ
ル49までの間において緯糸が切断し、メインノズル49に
緯糸が供給されない、いわゆる供給ミスがある。
この場合には、機台停止時に緯糸チーズ32からサクショ
ンノズル61まで緯糸が正常に繋がっていない。そのよう
な場合には、上述の機台の逆転を停止後、緯入れミスし
た緯糸を除去するステップと確認ボタンをオンするステ
ップとの間(第4図のクランク角度α4〜α5)で、緯糸
測長ドラム28に糸通しし、緯糸チーズ32からサクション
ノズル61まで緯糸が正常に繋がった状態とする。即ち、
緯糸チーズ32から緯糸を引き出し、緯糸測長ドラム28の
周面からメインノズル49に通し、緯糸の先端をサクショ
ンノズル61内に入れる。
このように緯糸チーズ32からサクションノズル61まで緯
糸を導き、スタートボタンを押すと、後は前述した手順
に従い緯糸測長ドラム一次位相合わせを行うべく、補助
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aが正方向に駆動され、逆転した機台のクラ
ンク角度180°に対応する角度まで正転され(正転角度
は240°)、該測長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除
去され、サクションノズル61により吸引除去され、クラ
ッチ部材14、15は位相が一致すると互いに係合し補助モ
ータ36の回転が停止する。補助モータ36の回転中、測長
ドラム28からの1ピック分の緯糸の除去が行なわれる。
次いで、カッタによりメインノズル49の前方の緯糸を切
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
300°)まで逆転して停止する。
更に、緯糸測長ドラム二次位相合わせを行うため、補助
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aを再び正方向に駆動し、測長ドラム28のピ
ン30及び29が出没して(第1図参照)、該測長ドラム28
上に1ピック分の緯糸(約3巻き半の緯糸)を貯留す
る。この状態で機台の運転を再開する。
《経糸切れ時、耳糸切れ時》 第2図の左から2列目及び第5図を参照して、経糸切れ
又は耳糸切れした場合には、機台が停止した後に、切断
した経糸又は耳糸を結束し、確認ボタンをオンし、更に
スタートボタンをオンする。経糸切れ時、耳糸切れ時に
は緯入れミスした緯糸はないので、緯糸を除去する必要
はなく、メインノズル49の先端からの緯糸長さを所定長
さにするために、停止時のクランク角度(α2=約300
°)から、緯糸の切断に最適な所定のクランク角度(α
4=約180°)まで、機台を逆転させる(300°→180°の
120°)。
以下前述した緯入れミス時のスタートボタンをオンした
ときと同様な手順に従い、補助モータ36により被動軸20
及び緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aが正
方向に駆動され(測長ドラム一次位相合わせ)、逆転し
た機台のクランク角度(約180°)に対応する角度まで
正転され(正転されるクランク角度は約240°)、該測
長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除去され、サクショ
ンノズル61により吸引除去され、クラッチ部材14、15は
位相が一致すると互いに係合し、補助モータ36の回転が
停止する。
次いで、カッタによりメインノズル49の前方の緯糸を切
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
約300°)まで逆転して停止する。
次いで、補助モータ36により被動軸20及び緯糸測長ドラ
ム28のワインディングアーム28aを再び正方向に駆動し
て、測長ドラム28のピン29及び30が出没して、該緯糸測
長ドラム28上に1ピック分の緯糸(約3巻き半)を貯留
する。この状態で機台の運転を再開する。
《停止ボタン操作時》 この場合には、経糸又は耳糸結束ステップが不要である
点を除いて、上述した経糸切れ時又は耳糸切れ時の処理
と同じである。
以上の実施例においては、機台停止から再起動までの間
に、緯糸測長ドラムに貯留されている少なくとも1ピッ
ク分の緯糸をメインノズルの出口側に設けた吸引部材サ
クションノズル61により吸引除去していたが、本発明の
実施に際しては吸引部材による吸引に限られず、巻取具
等の他の適宜の引き取り手段により緯糸を除去してもよ
い。従つて、この明細書において“吸引”とは、このよ
うな手段による“引き取り”をも含むものである。
また、ミス糸を検出した際にミス糸の次の緯糸をメイン
ノズルの上流側においてグリッパ等で把持し、メインノ
ズルから噴射されないようにして緯入れを阻止した後に
も、本発明の方法は適用可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば織物欠点ではない場合に
は、また、機台調整等のような織物に欠点が残ってもよ
いような場合には機台逆転、ミス緯糸除去というような
煩わしいステップをスキップして次のステップに進むこ
とができるので、生産性の向上、緯糸ロスの減少、煩わ
しい操作から解放されることによる織物品質の向上等の
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の緯糸供給準備方法を実施する緯糸処理
装置を備えたジエットルームの概略平面図、第2図は作
業員の操作を二重線で囲って示す本発明の一実施例のフ
ローチャート図、第3図は本発明による緯入れミス時の
処理操作を示すチャート図、第4図は供給ミス時の処理
操作を示すチヤート図、第5図は経糸又は耳糸切れ時の
処理操作を示すチャート図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸の経路に設置した検出器によって緯入
    れされた緯糸を検出し、緯入れミスを検出した場合に緯
    入れミス信号を発信し、機台の停止を行う織機におい
    て、前記緯入れミス信号が発信されると機台停止までの
    慣性運転中の経糸開口内への緯入れを阻止して機台を停
    止し、機台停止後、逆転ボタンのオンにより機台を逆転
    し、機台の逆転停止後、ミス緯糸を除去し、スタートボ
    タンのオンにより機台を再起動する各ステップを備えた
    緯糸供給準備方法に対し、前記緯入れミス信号による機
    台停止後、緯入れミスが織物欠点に至らないと判断した
    とき、前記機台停止後の逆転ステップ及びミス緯糸の除
    去ステップをスキップさせてスタートボタンのオンによ
    る機台を再起動するステップを加えたことを特徴とする
    織機における緯糸供給準備方法。
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