JPH0627400B2 - 織機における緯糸供給準備装置 - Google Patents
織機における緯糸供給準備装置Info
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- JPH0627400B2 JPH0627400B2 JP10034785A JP10034785A JPH0627400B2 JP H0627400 B2 JPH0627400 B2 JP H0627400B2 JP 10034785 A JP10034785 A JP 10034785A JP 10034785 A JP10034785 A JP 10034785A JP H0627400 B2 JPH0627400 B2 JP H0627400B2
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- measuring drum
- clutch
- crankshaft
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、緯糸測長ドラムにより測長された緯糸を空気
或は水のような流体を使用して緯入れするジェットルー
ムに関し、特にその緯糸供給準備装置に関するものであ
る。
或は水のような流体を使用して緯入れするジェットルー
ムに関し、特にその緯糸供給準備装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 緯糸測長ドラムのようなドラムプール式緯糸貯留装置は
織機本体のクランク軸と完全に同期して回転する必要が
あり、しかも逆回転を行うことはできない。何故なら、
クランク軸との同期がとれないと所定長さの緯糸を所定
のタイミングで緯入れすることができず、また、測長ド
ラム等を逆転すると、巻き付けた緯糸が乱れて緯入れが
できなくなるからである。
織機本体のクランク軸と完全に同期して回転する必要が
あり、しかも逆回転を行うことはできない。何故なら、
クランク軸との同期がとれないと所定長さの緯糸を所定
のタイミングで緯入れすることができず、また、測長ド
ラム等を逆転すると、巻き付けた緯糸が乱れて緯入れが
できなくなるからである。
織機は運転中に糸切れやその他の原因により運転を停止
することがあり、このような場合、停止原因を除去した
後に機台の運転を再開する。その場合にも、緯糸測長ド
ラムは上述の理由により、織機本体のクランク軸と完全
に同期して回転する必要があり、しかも逆回転を行うこ
とはできない。
することがあり、このような場合、停止原因を除去した
後に機台の運転を再開する。その場合にも、緯糸測長ド
ラムは上述の理由により、織機本体のクランク軸と完全
に同期して回転する必要があり、しかも逆回転を行うこ
とはできない。
このような緯糸測長ドラムを有する織機において、運転
中に糸切れやその他の原因により運転を停止した場合
に、作業者の熟練に負うところが大きい測長ドラム周面
への緯糸の巻き掛けを全て人手により行っていたので
は、巻き付け準備に手間取り長時間機台を停止したり、
巻き付けた緯糸の長さが不足し再起動が円滑に行えない
こともあるため、特開昭59-125943号公報に開示されて
いるように、織機における緯糸測長ドラムに緯糸を巻き
付け、1ピック緯入れに必要な緯糸をほぼ自動的に貯留
することができる緯糸供給準備方法が提案されてきた。
中に糸切れやその他の原因により運転を停止した場合
に、作業者の熟練に負うところが大きい測長ドラム周面
への緯糸の巻き掛けを全て人手により行っていたので
は、巻き付け準備に手間取り長時間機台を停止したり、
巻き付けた緯糸の長さが不足し再起動が円滑に行えない
こともあるため、特開昭59-125943号公報に開示されて
いるように、織機における緯糸測長ドラムに緯糸を巻き
付け、1ピック緯入れに必要な緯糸をほぼ自動的に貯留
することができる緯糸供給準備方法が提案されてきた。
この従来の緯糸供給準備方法においては、上述した自動
的貯留を実現するべく、緯糸測長ドラムの駆動系と織機
のクランク軸との連結を断つため両者間にクラッチ部材
を配設し、連結を断たれた該緯糸測長ドラムの駆動系を
補助モータにより駆動可能とし、該補助モータにより緯
糸測長ドラムを糸掛け適位置とし、該適位置にある緯糸
測長ドラムに緯糸端を糸掛けし、次いで前記補助モータ
により緯糸測長ドラムを所定量回転させて、測長ドラム
周面から出没するドラムピンの協働作用下に所定量の緯
糸を緯糸測長ドラム上に貯留するものである。
的貯留を実現するべく、緯糸測長ドラムの駆動系と織機
のクランク軸との連結を断つため両者間にクラッチ部材
を配設し、連結を断たれた該緯糸測長ドラムの駆動系を
補助モータにより駆動可能とし、該補助モータにより緯
糸測長ドラムを糸掛け適位置とし、該適位置にある緯糸
測長ドラムに緯糸端を糸掛けし、次いで前記補助モータ
により緯糸測長ドラムを所定量回転させて、測長ドラム
周面から出没するドラムピンの協働作用下に所定量の緯
糸を緯糸測長ドラム上に貯留するものである。
ところが、特開昭59-125943号公報にはその発明の要旨
ではないため記載はないが、上述したドラムピンの出没
タイミング調整時等には織機の電源を切って主モータの
ブレーキを解舒すると共に、織機の停止と同時に外され
たクラッチ部材を係合させてから、クランク軸に関連し
た機台本体のハンドホイールを回し、クランク軸の回転
角度に関するドラムピンのタイミング調整を行わねばな
らない。
ではないため記載はないが、上述したドラムピンの出没
タイミング調整時等には織機の電源を切って主モータの
ブレーキを解舒すると共に、織機の停止と同時に外され
たクラッチ部材を係合させてから、クランク軸に関連し
た機台本体のハンドホイールを回し、クランク軸の回転
角度に関するドラムピンのタイミング調整を行わねばな
らない。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、従来の技術には、ドラムピンの僅かなタイミン
グ調整の際にも、電源を切って、ブレーキ解舒、クラッ
チ係合という別個の操作を行わねばならず、調整が煩雑
且つ調整に長時間を要するという問題点があった。本発
明はかかる問題点を速やかに解決することを目的とする
ものである。
グ調整の際にも、電源を切って、ブレーキ解舒、クラッ
チ係合という別個の操作を行わねばならず、調整が煩雑
且つ調整に長時間を要するという問題点があった。本発
明はかかる問題点を速やかに解決することを目的とする
ものである。
[問題点を解決するための手段] この目的から本発明は、補助モータを有する緯糸測長ド
ラムの駆動系と電磁ブレーキを有する主モータにより駆
動されるクランク軸との間に配設された1対のクラッチ
部材と、該クラッチ部材を作動して前記駆動系及びクラ
ンク軸を選択的に連結するクラッチ作動手段とを備え、
前記クラッチ部材が離脱した時、前記緯糸測長ドラムの
駆動系を補助モータにより駆動可能とした織機における
緯糸供給準備装置において、前記クラッチ作動手段及び
電磁ブレーキがブレーキ解舒ボタンに電気的に接続され
ており、該ブレーキ解舒ボタンの作動によりクラッチ部
材の係合と電磁ブレーキの解舒とを行うことを特徴とす
るものである。
ラムの駆動系と電磁ブレーキを有する主モータにより駆
動されるクランク軸との間に配設された1対のクラッチ
部材と、該クラッチ部材を作動して前記駆動系及びクラ
ンク軸を選択的に連結するクラッチ作動手段とを備え、
前記クラッチ部材が離脱した時、前記緯糸測長ドラムの
駆動系を補助モータにより駆動可能とした織機における
緯糸供給準備装置において、前記クラッチ作動手段及び
電磁ブレーキがブレーキ解舒ボタンに電気的に接続され
ており、該ブレーキ解舒ボタンの作動によりクラッチ部
材の係合と電磁ブレーキの解舒とを行うことを特徴とす
るものである。
[作用] 本発明の緯糸供給準備装置によれば、ブレーキ解舒ボタ
ンを作動するだけでクラッチ部材の係合及び電磁ブレー
キの解舒の双方が同時に行なわれ、クランク軸に取着さ
れたハンドホイールによるタイミング調整が可能な状態
となる。
ンを作動するだけでクラッチ部材の係合及び電磁ブレー
キの解舒の双方が同時に行なわれ、クランク軸に取着さ
れたハンドホイールによるタイミング調整が可能な状態
となる。
[実施例] 次に、本発明による緯糸供給準備装置の好適な実施例に
ついて添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同
一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
ついて添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同
一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
第1図は本発明の緯糸供給準備装置を備えたジエットル
ームを部分的に示すもので、織機のクランク軸1は駆動
軸19に連結されており、該クランク軸1は主モータ6に
よりモータプーリ3a、ベルト4、ドライビングプーリ3b
を介して駆動される。主モータ6にはコントロールボッ
クス8により作動を制御される電磁ブレーキ7が協働し
ており、また、クランク軸1にはハンドホイール2が設
けられていて、電磁ブレーキ7の不作動の際に手動によ
りクランク軸1を回転可能になっている。更に、該コン
トロールボックス8にはブレーキ解舒押ボタン9と、後
述するクラッチ部材14、15をコントロールボックス8の
制御下に係脱させうる電磁弁5(クラッチ作動手段)と
が電気的に接続されている。
ームを部分的に示すもので、織機のクランク軸1は駆動
軸19に連結されており、該クランク軸1は主モータ6に
よりモータプーリ3a、ベルト4、ドライビングプーリ3b
を介して駆動される。主モータ6にはコントロールボッ
クス8により作動を制御される電磁ブレーキ7が協働し
ており、また、クランク軸1にはハンドホイール2が設
けられていて、電磁ブレーキ7の不作動の際に手動によ
りクランク軸1を回転可能になっている。更に、該コン
トロールボックス8にはブレーキ解舒押ボタン9と、後
述するクラッチ部材14、15をコントロールボックス8の
制御下に係脱させうる電磁弁5(クラッチ作動手段)と
が電気的に接続されている。
駆動軸19は、クラッチ部材14に連結されており、該クラ
ッチ部材14に係合する別のクラッチ部材15及び駆動ベル
ト27を介して緯糸測長ドラム28のワインディングアーム
28aに連結している。緯糸測長ドラム28自体は周知のも
のでよく、Bピン29及びAピン30はクランク軸の回転に
同期して緯糸測長ドラム28の周面から周知の態様で出没
して、緯糸チーズ32からテンサーを経て解舒された緯糸
の測長ドラム28上への巻き付け及びメインノズル49への
引き出しを制御する。
ッチ部材14に係合する別のクラッチ部材15及び駆動ベル
ト27を介して緯糸測長ドラム28のワインディングアーム
28aに連結している。緯糸測長ドラム28自体は周知のも
のでよく、Bピン29及びAピン30はクランク軸の回転に
同期して緯糸測長ドラム28の周面から周知の態様で出没
して、緯糸チーズ32からテンサーを経て解舒された緯糸
の測長ドラム28上への巻き付け及びメインノズル49への
引き出しを制御する。
クラッチ部材15は被動軸20に対してスプライン結合して
いる。また、この被動軸20に対してスリーブ16は相対回
転及び軸方向移動可能に設置されている。従って、クラ
ッチ部材15はスリーブ16に対し軸方向には一体的に移動
するが相対回転可能である。尚、クラッチ部材14、15に
は図示したように駆動軸19及び被動軸20の軸心から偏心
した位置まで延びる係合突起及び凹部を形成しているの
で、突起及び凹部の位相が合致すると始めてクラッチ部
材14、15は係合する。
いる。また、この被動軸20に対してスリーブ16は相対回
転及び軸方向移動可能に設置されている。従って、クラ
ッチ部材15はスリーブ16に対し軸方向には一体的に移動
するが相対回転可能である。尚、クラッチ部材14、15に
は図示したように駆動軸19及び被動軸20の軸心から偏心
した位置まで延びる係合突起及び凹部を形成しているの
で、突起及び凹部の位相が合致すると始めてクラッチ部
材14、15は係合する。
被動軸20に固着したボス17とスリーブ16の左端部との間
に圧縮スプリング18を装着し、クラッチ部材15を常時左
右方向、即ちクラッチ部材14側に付勢している。被動軸
20の端部に一体的に取着された歯車34は歯車35に係合し
ており、該歯車35は電磁クラッチ33を介して補助モータ
36の出力軸に連結している。レバー21を機台に設けたピ
ン22に揺動可能に支持し、その先端を前記スリーブ16に
係合させている。レバー21の他端はピン24によりエアシ
リンダ23のピストンロッドに連結されている。
に圧縮スプリング18を装着し、クラッチ部材15を常時左
右方向、即ちクラッチ部材14側に付勢している。被動軸
20の端部に一体的に取着された歯車34は歯車35に係合し
ており、該歯車35は電磁クラッチ33を介して補助モータ
36の出力軸に連結している。レバー21を機台に設けたピ
ン22に揺動可能に支持し、その先端を前記スリーブ16に
係合させている。レバー21の他端はピン24によりエアシ
リンダ23のピストンロッドに連結されている。
而して、電磁弁5を操作して、エアシリンダ23のピスト
ンロッドを伸張するとレバー21が反時計方向に回動して
圧縮スプリング18のばね力に抗してクラッチ部材14、15
を離脱させる。この状態で電磁クラッチ33を連結すれ
ば、補助モータ36の回転が歯車34、35及び駆動ベルト27
を介して緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28a
に伝達される。一方、エアシリンダ23のピストンロッド
を後退すると圧縮スプリング18のばね力によってクラッ
チ部材14、15は係合し、主モータ6の回転が駆動ベルト2
7を介して緯糸測長ドラムのワインデイングアーム28aに
伝達される。リミットスイッチ26はレバー21により作動
されクラッチ部材14、15の係合を検出する。
ンロッドを伸張するとレバー21が反時計方向に回動して
圧縮スプリング18のばね力に抗してクラッチ部材14、15
を離脱させる。この状態で電磁クラッチ33を連結すれ
ば、補助モータ36の回転が歯車34、35及び駆動ベルト27
を介して緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28a
に伝達される。一方、エアシリンダ23のピストンロッド
を後退すると圧縮スプリング18のばね力によってクラッ
チ部材14、15は係合し、主モータ6の回転が駆動ベルト2
7を介して緯糸測長ドラムのワインデイングアーム28aに
伝達される。リミットスイッチ26はレバー21により作動
されクラッチ部材14、15の係合を検出する。
符号71はヤーンガイドであり、72はグリッパであって、
このグリッパ72はクランク軸に調時して回転するカム11
と、支点13の回りに揺動するレバー12と、該レバー12に
支承されたカムフォロアー10とにより開閉される。検出
器73は緯糸がメインノズル49に供給されていることを検
出する。
このグリッパ72はクランク軸に調時して回転するカム11
と、支点13の回りに揺動するレバー12と、該レバー12に
支承されたカムフォロアー10とにより開閉される。検出
器73は緯糸がメインノズル49に供給されていることを検
出する。
メインノズル49は、周知のようにクランク軸1の運動に
同期して圧縮空気を噴射し緯糸を経糸間に形成された杼
口に緯入れする。検出器51、52は緯糸の緯入れを検出
し、筬25は緯入れされた緯糸を筬打ちする。
同期して圧縮空気を噴射し緯糸を経糸間に形成された杼
口に緯入れする。検出器51、52は緯糸の緯入れを検出
し、筬25は緯入れされた緯糸を筬打ちする。
また、メインノズル49と耳糸との間に、吸引部材として
エゼクタタイプのサクションノズル61を設けている。シ
ャッター63が回動可能に支承されており、エアシリンダ
又は電磁ソレノイド等の適宜な往復動部材62をシャッタ
ー63の回動軸に連結している。往復動部材62の作動によ
りシャッター63が、メインノズル49から射出される緯糸
の通路外の位置及び緯糸通路上の位置間を移動可能であ
る。
エゼクタタイプのサクションノズル61を設けている。シ
ャッター63が回動可能に支承されており、エアシリンダ
又は電磁ソレノイド等の適宜な往復動部材62をシャッタ
ー63の回動軸に連結している。往復動部材62の作動によ
りシャッター63が、メインノズル49から射出される緯糸
の通路外の位置及び緯糸通路上の位置間を移動可能であ
る。
エアブローノズル64は緯入れ通路を挟んでサクションノ
ズル61に対向しており、サクションノズル61へ向けて空
気流を噴射し、シャッター63により遮断された緯糸をサ
クションノズル61へ吹き込み、吸引させる。
ズル61に対向しており、サクションノズル61へ向けて空
気流を噴射し、シャッター63により遮断された緯糸をサ
クションノズル61へ吹き込み、吸引させる。
尚、図示しないが上述したリミットスイッチ26、電磁ク
ラッチ33、補助モータ36、検出器51、52、73、サクション
ノズル61、エアシリンダ62、エアブローノズル64、グリ
ッパ72等もコントロールボックス8に接続されており、
信号の授受を行っている。
ラッチ33、補助モータ36、検出器51、52、73、サクション
ノズル61、エアシリンダ62、エアブローノズル64、グリ
ッパ72等もコントロールボックス8に接続されており、
信号の授受を行っている。
以下、第1図〜第7図を参照して定常運転時、異常停止
時及びタイミング調整時の作用を説明する。
時及びタイミング調整時の作用を説明する。
《定常運転時》 主モータ6からクランク軸1を駆動して綜絖枠を開口運
動させて、上下経糸間に形成された杼口に緯糸を緯入れ
する。
動させて、上下経糸間に形成された杼口に緯糸を緯入れ
する。
即ち、第1図において、緯糸チーズ32からテンサーを経
て解舒された緯糸は、クランク軸1の回転に応じて回転
する緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aによ
り緯糸測長ドラム28に巻き付けられ測長された後、グリ
ッパ72を経てメインノズル49に至る。グリッパ72及びメ
インノズル49をクランク軸1の回転に同期してコントロ
ールボックス8により作動制御し、メインノズル49から
噴射される圧縮空気により、前記緯糸測長ドラム28上に
貯留された緯糸を、上下経糸間に形成された杼口に緯入
れする。
て解舒された緯糸は、クランク軸1の回転に応じて回転
する緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aによ
り緯糸測長ドラム28に巻き付けられ測長された後、グリ
ッパ72を経てメインノズル49に至る。グリッパ72及びメ
インノズル49をクランク軸1の回転に同期してコントロ
ールボックス8により作動制御し、メインノズル49から
噴射される圧縮空気により、前記緯糸測長ドラム28上に
貯留された緯糸を、上下経糸間に形成された杼口に緯入
れする。
次に種々の異常運転時の作用について説明する。尚、第
2図中、二重線で囲ったブロックは作業者により行なわ
れる作業を示している。
2図中、二重線で囲ったブロックは作業者により行なわ
れる作業を示している。
《緯入れミス時》 第1図、第2図の右から2列目及び第3図を参照し、メ
インノズル49と反対側の耳糸近傍に設置された検出器5
1、52は、経糸のほぼ閉口時(クランク角度α=250〜300
°)緯入れ状態をチェックし、何らかの原因により杼口
に緯入れされた緯糸がメインノズル49の反対側の耳糸ま
で到達しない、緯入れミスが生じると、検出器51、52が
緯入れミス信号を発する(第3図のクランク角度
α0)。
インノズル49と反対側の耳糸近傍に設置された検出器5
1、52は、経糸のほぼ閉口時(クランク角度α=250〜300
°)緯入れ状態をチェックし、何らかの原因により杼口
に緯入れされた緯糸がメインノズル49の反対側の耳糸ま
で到達しない、緯入れミスが生じると、検出器51、52が
緯入れミス信号を発する(第3図のクランク角度
α0)。
この緯入れミス信号に基づく主モータ停止信号により機
台を駆動する主モータの運転が停止されて、慣性運転に
入る(第3図のクランク角度α1)。また、緯入れミス
信号が発信されると、往復動部材62のピストンが前進し
てシャッター63を緯糸の経路に交差させ、エアブローノ
ズル64から圧縮空気を噴射する。このようにして、緯入
れミス後にメインノズル49から射出される緯糸はシャッ
ター63に遮断されエアブローノズル64からの噴射空気に
案内されてサクションノズル61に至り、該サクションノ
ズル61に吸引される。
台を駆動する主モータの運転が停止されて、慣性運転に
入る(第3図のクランク角度α1)。また、緯入れミス
信号が発信されると、往復動部材62のピストンが前進し
てシャッター63を緯糸の経路に交差させ、エアブローノ
ズル64から圧縮空気を噴射する。このようにして、緯入
れミス後にメインノズル49から射出される緯糸はシャッ
ター63に遮断されエアブローノズル64からの噴射空気に
案内されてサクションノズル61に至り、該サクションノ
ズル61に吸引される。
惰性運転していた機台は、約1サイクル動いた後、経糸
がほぼ閉口した状態(クランク角度α2=約300°)で
停止する。機台が停止すると作業者がミス糸を確認し、
織物欠点となるような緯入れミスであると判断したら逆
転ボタンをオンにする。これにより、エアシリンダ23が
作動して、クラッチ部材14、15の係合が外されてクラン
ク軸の回転が測長ドラムのワインディングアーム28aに
伝わらない状態とし、一方電磁クラッチ33が連結され
る。この状態で機台が逆転される(第3図クランク角度
α3)。機台が逆転を開始すると、エアシリンダ23がオ
フにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に向けて
クラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材14、15は
位相がずれているので係合せず、クランク軸1の回転は
測長ドラム28のワインディングアーム28aには伝わらな
い。
がほぼ閉口した状態(クランク角度α2=約300°)で
停止する。機台が停止すると作業者がミス糸を確認し、
織物欠点となるような緯入れミスであると判断したら逆
転ボタンをオンにする。これにより、エアシリンダ23が
作動して、クラッチ部材14、15の係合が外されてクラン
ク軸の回転が測長ドラムのワインディングアーム28aに
伝わらない状態とし、一方電磁クラッチ33が連結され
る。この状態で機台が逆転される(第3図クランク角度
α3)。機台が逆転を開始すると、エアシリンダ23がオ
フにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に向けて
クラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材14、15は
位相がずれているので係合せず、クランク軸1の回転は
測長ドラム28のワインディングアーム28aには伝わらな
い。
杼口に緯入れされたミス緯糸を除去するために機台は1
回転以上(クランク角度で約480°)逆転され、経糸が
開口され緯糸の除去に最適で且つスレート上に設けられ
たメインノズル49がサクションノズル61に最も近付いた
クランク角度(クランク角度α4=約180°)まで機台
が逆転(300°→180°)した後、機台は停止される。
回転以上(クランク角度で約480°)逆転され、経糸が
開口され緯糸の除去に最適で且つスレート上に設けられ
たメインノズル49がサクションノズル61に最も近付いた
クランク角度(クランク角度α4=約180°)まで機台
が逆転(300°→180°)した後、機台は停止される。
次いで、作業者は機台の点検を行い、先ず、緯糸チーズ
32からサクションノズル61まで緯糸が繋がっているかを
点検する(繋がっていないときは次ぎの供給ミスとして
の処理を行う)。作業者は緯入れミスした緯糸を除去
し、フールプルーフのために設置したミス緯糸除去確認
ボタンをオンにし、更に、スタートボタンをオンにする
(第3図クランク角度α5)。
32からサクションノズル61まで緯糸が繋がっているかを
点検する(繋がっていないときは次ぎの供給ミスとして
の処理を行う)。作業者は緯入れミスした緯糸を除去
し、フールプルーフのために設置したミス緯糸除去確認
ボタンをオンにし、更に、スタートボタンをオンにする
(第3図クランク角度α5)。
スタートボタンのオンにより、一次位相合わせを行うべ
く補助モータ36により被動軸20と緯糸測長ドラム28のワ
インディングアーム28aとが正方向に駆動される。その
結果、クラッチ部材14、15の位相が一致すると圧縮スプ
リング18により押圧されて両クラッチ部材14、15が互い
に係合し、補助モータ36の回転が停止する(第3図クラ
ンク角度α6)。従って、この間に、緯糸測長ドラムの
ワインディングアーム28a(停止時のクランク角度=約3
00°)は、逆転した機台のクランク角度(約180°)に
対応する角度まで正転され(正転角度は240°)、ワイ
ンディングアーム28aの回転と共に、第4図に示すよう
に緯糸測長ドラム28のAピン30が引っ込み該測長ドラム
28上の1ピック分の緯糸が除去され、サクションノズル
61により吸引除去される。
く補助モータ36により被動軸20と緯糸測長ドラム28のワ
インディングアーム28aとが正方向に駆動される。その
結果、クラッチ部材14、15の位相が一致すると圧縮スプ
リング18により押圧されて両クラッチ部材14、15が互い
に係合し、補助モータ36の回転が停止する(第3図クラ
ンク角度α6)。従って、この間に、緯糸測長ドラムの
ワインディングアーム28a(停止時のクランク角度=約3
00°)は、逆転した機台のクランク角度(約180°)に
対応する角度まで正転され(正転角度は240°)、ワイ
ンディングアーム28aの回転と共に、第4図に示すよう
に緯糸測長ドラム28のAピン30が引っ込み該測長ドラム
28上の1ピック分の緯糸が除去され、サクションノズル
61により吸引除去される。
次いで、サクションノズル61の近傍に設けたカツタによ
りメインノズル49の前方の緯糸を切断し、その後、エア
シリンダ23が作動して、クラッチ部材14、15の係合が外
されてクランク軸の回転が測長ドラムのワインディング
アーム28aに伝わらない状態とする。一方、電磁クラッ
チ33が連結され、この状態で自動口合わせのために機台
が逆転される(第3図クランク角度α7)。
りメインノズル49の前方の緯糸を切断し、その後、エア
シリンダ23が作動して、クラッチ部材14、15の係合が外
されてクランク軸の回転が測長ドラムのワインディング
アーム28aに伝わらない状態とする。一方、電磁クラッ
チ33が連結され、この状態で自動口合わせのために機台
が逆転される(第3図クランク角度α7)。
機台が口合わせのため逆転を開始すると、エアシリンダ
23がオフにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に
向けてクラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材1
4、15の位相がずれているので係合せず、クランク軸1の
回転は緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28aに
は伝わらない。機台は再起動位置(クランク角度α8=
約300°)まで逆転して停止する。
23がオフにされ、スプリング18によりクラッチ部材14に
向けてクラッチ部材15は押圧されるが両クラッチ部材1
4、15の位相がずれているので係合せず、クランク軸1の
回転は緯糸測長ドラム28のワインディングアーム28aに
は伝わらない。機台は再起動位置(クランク角度α8=
約300°)まで逆転して停止する。
次いで、緯糸測長ドラム28の二次位相合わせのため、補
助モータ36により被動軸20及び緯糸測長ドラム28のワイ
ンディングアーム28aを正方向に駆動する(クランク角
度180°→300°の120°)。クラッチ部材14、15の位相が
一致すると両クラッチ部材14、15が係合し補助モータ36
の回転が停止する。この間に、緯糸測長ドラム28のワイ
ンディングアーム28aは機台の逆転量に対応する角度だ
け正転され(第3図のα9)、第4図に示すように緯糸
測長ドラム28のAピン30が突出し、Bピン29が引っ込む
ため、該測長ドラム28上に1ピック分の緯糸が貯留され
る。この状態で機台の運転が再開される。
助モータ36により被動軸20及び緯糸測長ドラム28のワイ
ンディングアーム28aを正方向に駆動する(クランク角
度180°→300°の120°)。クラッチ部材14、15の位相が
一致すると両クラッチ部材14、15が係合し補助モータ36
の回転が停止する。この間に、緯糸測長ドラム28のワイ
ンディングアーム28aは機台の逆転量に対応する角度だ
け正転され(第3図のα9)、第4図に示すように緯糸
測長ドラム28のAピン30が突出し、Bピン29が引っ込む
ため、該測長ドラム28上に1ピック分の緯糸が貯留され
る。この状態で機台の運転が再開される。
《緯糸供給ミス時》 第2図の右端及び第5図を参照して、上述のような緯入
れミスの原因の1つとして緯糸チーズ32からメインノズ
ル49までの間において緯糸が切断し、メインノズル49に
緯糸が供給されない、いわゆる供給ミスがある。
れミスの原因の1つとして緯糸チーズ32からメインノズ
ル49までの間において緯糸が切断し、メインノズル49に
緯糸が供給されない、いわゆる供給ミスがある。
この場合には、機台停止時に緯糸チーズ32からサクショ
ンノズル61まで緯糸が正常に繋がっていない。そのよう
な場合には、上述の機台の逆転を停止後、緯入れミスし
た緯糸を除去するステップと確認ボタンをオンするステ
ップとの間(第5図のクランク角度α4〜α5)で、緯
糸測長ドラム28に糸通しし、緯糸チーズ32からサクショ
ンノズル61まで緯糸が正常に繋がった状態とする。即
ち、緯糸チーズ32から緯糸を引き出し、緯糸測長ドラム
28の周面からメインノズル49に通し、緯糸の先端をサク
ションノズル61内に入れる。尚、サクシヨンノズル61に
吸引させる代わりに、例えば織機のテンプルに引っ掛け
てもよい。
ンノズル61まで緯糸が正常に繋がっていない。そのよう
な場合には、上述の機台の逆転を停止後、緯入れミスし
た緯糸を除去するステップと確認ボタンをオンするステ
ップとの間(第5図のクランク角度α4〜α5)で、緯
糸測長ドラム28に糸通しし、緯糸チーズ32からサクショ
ンノズル61まで緯糸が正常に繋がった状態とする。即
ち、緯糸チーズ32から緯糸を引き出し、緯糸測長ドラム
28の周面からメインノズル49に通し、緯糸の先端をサク
ションノズル61内に入れる。尚、サクシヨンノズル61に
吸引させる代わりに、例えば織機のテンプルに引っ掛け
てもよい。
このように緯糸チーズ32からサクションノズル61まで緯
糸を導き、スタートボタンを押すと、後は前述した手順
に従い緯糸測長ドラム一次位相合わせを行うべく、補助
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aが正方向に駆動され、逆転した機台のクラ
ンク角度180°に対応する角度まで正転され(正転角度
は240°)、該測長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除
去され、サクションノズル61により吸引除去され、クラ
ッチ部材14、15は位相が一致すると互いに係合し補助モ
ータ36の回転が停止する。補助モータ36の回転中、測長
ドラム28からの1ピック分の緯糸の除去が行なわれる。
糸を導き、スタートボタンを押すと、後は前述した手順
に従い緯糸測長ドラム一次位相合わせを行うべく、補助
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aが正方向に駆動され、逆転した機台のクラ
ンク角度180°に対応する角度まで正転され(正転角度
は240°)、該測長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除
去され、サクションノズル61により吸引除去され、クラ
ッチ部材14、15は位相が一致すると互いに係合し補助モ
ータ36の回転が停止する。補助モータ36の回転中、測長
ドラム28からの1ピック分の緯糸の除去が行なわれる。
次いで、カッタによりメインノズル49の前方の緯糸を切
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
300°)まで逆転して停止する。
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
300°)まで逆転して停止する。
更に、緯糸測長ドラム二次位相合わせを行うため、補助
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aを再び正方向に駆動し、測長ドラム28のA
ピン30及びBピン29が出没して(第6図参照)、該測長
ドラム28上に1ピック分の緯糸(約3巻き半の緯糸)を
貯留する。この状態で機台の運転を再開する。
モータ36により被動軸20及び測長ドラムのワインディン
グアーム28aを再び正方向に駆動し、測長ドラム28のA
ピン30及びBピン29が出没して(第6図参照)、該測長
ドラム28上に1ピック分の緯糸(約3巻き半の緯糸)を
貯留する。この状態で機台の運転を再開する。
《経糸切れ時、耳糸切れ時》 第2図の左から2列目及び第7図を参照して、経糸切れ
又は耳糸切れした場合には、機台が停止した後に、切断
した経糸又は耳糸を結束し、確認ボタンをオンし、更に
スタートボタンをオンする。経糸切れ時、耳糸切れ時に
は緯入れミスした緯糸はないので、緯糸を除去する必要
はなく、メインノズル49の先端からの緯糸長さを所定長
さにするために、停止時のクランク角度(α2=約300
°)から、緯糸の切断に最適な所定のクランク角度(α
4=約180°)まで、機台を逆転させる(300°→180°
の120°)。
又は耳糸切れした場合には、機台が停止した後に、切断
した経糸又は耳糸を結束し、確認ボタンをオンし、更に
スタートボタンをオンする。経糸切れ時、耳糸切れ時に
は緯入れミスした緯糸はないので、緯糸を除去する必要
はなく、メインノズル49の先端からの緯糸長さを所定長
さにするために、停止時のクランク角度(α2=約300
°)から、緯糸の切断に最適な所定のクランク角度(α
4=約180°)まで、機台を逆転させる(300°→180°
の120°)。
以下前述した緯入れミス時のスタートボタンをオンした
ときと同様な手順に従い、補助モータ36により被動軸20
及び緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aが正
方向に駆動され(測長ドラム一次位相合わせ)、逆転し
た機台のクランク角度(約180°)に対応する角度まで
正転され(正転されるクランク角度は約240°)、該測
長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除去され、サクショ
ンノズル61により吸引除去され、クラッチ部材14、15は
位相が一致すると互いに係合し、補助モータ36の回転が
停止する。
ときと同様な手順に従い、補助モータ36により被動軸20
及び緯糸測長ドラム28のワインデイングアーム28aが正
方向に駆動され(測長ドラム一次位相合わせ)、逆転し
た機台のクランク角度(約180°)に対応する角度まで
正転され(正転されるクランク角度は約240°)、該測
長ドラム28上の1ピック分の緯糸が除去され、サクショ
ンノズル61により吸引除去され、クラッチ部材14、15は
位相が一致すると互いに係合し、補助モータ36の回転が
停止する。
次いで、カッタによりメインノズル49の前方の緯糸を切
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
約300°)まで逆転して停止する。
断し、その後、クラッチ部材14、15の係合が外された状
態で口合わせのために機台が再起動位置(クランク角度
約300°)まで逆転して停止する。
次いで、補助モータ36により被動軸20及び緯糸測長ドラ
ム28のワインディングアーム28aを再び正方向に駆動し
て、測長ドラム28のBピン29及びAピン30が出没して、
該緯糸測長ドラム28上に1ピック分の緯糸(約3巻き
半)を貯留する。この状態で機台の運転を再開する。
ム28のワインディングアーム28aを再び正方向に駆動し
て、測長ドラム28のBピン29及びAピン30が出没して、
該緯糸測長ドラム28上に1ピック分の緯糸(約3巻き
半)を貯留する。この状態で機台の運転を再開する。
《停止ボタン操作時》 この場合には、経糸又は耳糸結束ステップが不要である
点を除いて、上述した経糸切れ時又は耳糸切れ時の処理
と同じである。
点を除いて、上述した経糸切れ時又は耳糸切れ時の処理
と同じである。
《タイミング調整時》 タイミング調整時には、クランク軸1に接続されたハン
ドホイール2を操作してクランク軸1を手回しにより回
転させるインチング動作が行なわれるが、安全のため機
台停止中には作動状態になつている主モータ6の電磁ブ
レーキ7を解舒して手回しによるクランク軸1の回転が
可能な状態にする必要がある。そのため、機台を手回し
する場合には、ブレーキ解舒ボタン9を押してコントロ
ールボックス8の制御下に電磁ブレーキ7を解舒して不
作動にする。
ドホイール2を操作してクランク軸1を手回しにより回
転させるインチング動作が行なわれるが、安全のため機
台停止中には作動状態になつている主モータ6の電磁ブ
レーキ7を解舒して手回しによるクランク軸1の回転が
可能な状態にする必要がある。そのため、機台を手回し
する場合には、ブレーキ解舒ボタン9を押してコントロ
ールボックス8の制御下に電磁ブレーキ7を解舒して不
作動にする。
また、特にインチング動作時のクラッチの応答遅れに対
応するため、機台停止と同時にクラッチ部材14、15は離
脱されているので、手回しにより機台を回転させてタイ
ミング調整を行うには、クラッチ部材14、15を係合させ
なければならない。本発明によれば、上述したようにブ
レーキ解舒ボタン9を押すことによって、電磁ブレーキ
7が解舒されると同時に、コントールボックス8からの
信号で電磁弁5が閉弁してエアシリンダ23への圧縮空気
供給を断ち、圧縮スプリング18によりクラッチ部材15が
クラッチ部材14側に付勢され係合する。
応するため、機台停止と同時にクラッチ部材14、15は離
脱されているので、手回しにより機台を回転させてタイ
ミング調整を行うには、クラッチ部材14、15を係合させ
なければならない。本発明によれば、上述したようにブ
レーキ解舒ボタン9を押すことによって、電磁ブレーキ
7が解舒されると同時に、コントールボックス8からの
信号で電磁弁5が閉弁してエアシリンダ23への圧縮空気
供給を断ち、圧縮スプリング18によりクラッチ部材15が
クラッチ部材14側に付勢され係合する。
この状態でハンドホイール2を回し所望のタイミング調
整を行う。
整を行う。
以上の実施例においては、機台停止から再起動までの間
に、緯糸測長ドラムに貯留されている少なくとも1ピッ
ク分の緯糸をメインノズルの出口側に設けた吸引部材サ
クションノズル61により吸引除去していたが、本発明の
実施に際しては吸引部材による吸引に限られず、巻取具
等の他の適宜の引き取り手段により緯糸を除去してもよ
い。従つて、この明細書において“吸引”とは、このよ
うな手段による“引き取り”をも含むものである。
に、緯糸測長ドラムに貯留されている少なくとも1ピッ
ク分の緯糸をメインノズルの出口側に設けた吸引部材サ
クションノズル61により吸引除去していたが、本発明の
実施に際しては吸引部材による吸引に限られず、巻取具
等の他の適宜の引き取り手段により緯糸を除去してもよ
い。従つて、この明細書において“吸引”とは、このよ
うな手段による“引き取り”をも含むものである。
また、ミス糸を検出した際にミス糸の次の緯糸をメイン
ノズルの上流側においてグリッパ等で把持し、メインノ
ズルから噴射されないようにして緯入れを阻止した後に
も、本発明の方法は適用可能である。
ノズルの上流側においてグリッパ等で把持し、メインノ
ズルから噴射されないようにして緯入れを阻止した後に
も、本発明の方法は適用可能である。
更に、以上の実施例においては、測長ドラムは停止して
その回りをワインディングアームが回転して緯糸を巻き
付け貯留するタイプ緯糸貯留装置を用いているが、測長
ドラムが回転してその周面に緯糸を巻き付け貯留するタ
イプのものでもよい。
その回りをワインディングアームが回転して緯糸を巻き
付け貯留するタイプ緯糸貯留装置を用いているが、測長
ドラムが回転してその周面に緯糸を巻き付け貯留するタ
イプのものでもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば機台のスイッチボックス
に本来付いているブレーキ解舒ボタンを作動するという
単一の操作だけで、ブレーキ解舒、クラッチ係合という
動作を行わせることができるので、タイミング調整の容
易化及び調整時間の短縮化を実現することができる。
に本来付いているブレーキ解舒ボタンを作動するという
単一の操作だけで、ブレーキ解舒、クラッチ係合という
動作を行わせることができるので、タイミング調整の容
易化及び調整時間の短縮化を実現することができる。
第1図は本発明の緯糸供給準備装置を備えたジエットル
ームの概略平面図、第2図は作業員の操作を二重線で囲
って示す本発明の一実施例のフローチャート図、第3図
は本発明による緯入れミス時の処理操作を示すチャート
図、第4図は第3図の緯糸測長ドラム上への緯糸貯留手
順を示す平面図、第5図は供給ミス時の処理操作を示す
チャート図、第6図は第5図の緯糸測長ドラム上への緯
糸貯留手順を示す平面図、第7図は経糸又は耳糸切れ時
の処理操作を示すチャート図である。 1……クランク軸、6……主モータ 7……電磁ブレーキ、9……ブレーキ解舒ボタン 5……クラッチ作動手段(電磁弁) 14……クラッチ部材、15……クラッチ部材 28……緯糸測長ドラム、36……補助モータ
ームの概略平面図、第2図は作業員の操作を二重線で囲
って示す本発明の一実施例のフローチャート図、第3図
は本発明による緯入れミス時の処理操作を示すチャート
図、第4図は第3図の緯糸測長ドラム上への緯糸貯留手
順を示す平面図、第5図は供給ミス時の処理操作を示す
チャート図、第6図は第5図の緯糸測長ドラム上への緯
糸貯留手順を示す平面図、第7図は経糸又は耳糸切れ時
の処理操作を示すチャート図である。 1……クランク軸、6……主モータ 7……電磁ブレーキ、9……ブレーキ解舒ボタン 5……クラッチ作動手段(電磁弁) 14……クラッチ部材、15……クラッチ部材 28……緯糸測長ドラム、36……補助モータ
Claims (1)
- 【請求項1】補助モータを有する緯糸測長ドラムの駆動
系と電磁ブレーキを有する主モータにより駆動されるク
ランク軸との間に配設された1対のクラッチ部材と、該
クラッチ部材を作動して前記駆動系及びクランク軸を選
択的に連結するクラッチ作動手段とを備え、前記クラッ
チ部材が離脱した時、前記緯糸測長ドラムの駆動系を補
助モータにより駆動可能とした織機における緯糸供給準
備装置において、前記クラッチ作動手段及び電磁ブレー
キがブレーキ解舒ボタンに電気的に接続されており、該
ブレーキ解舒ボタンの作動によりクラッチ部材の係合と
電磁ブレーキの解舒とを行うことを特徴とする織機にお
ける緯糸供給準備装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034785A JPH0627400B2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 織機における緯糸供給準備装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034785A JPH0627400B2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 織機における緯糸供給準備装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61258049A JPS61258049A (ja) | 1986-11-15 |
JPH0627400B2 true JPH0627400B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=14271572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10034785A Expired - Lifetime JPH0627400B2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 | 織機における緯糸供給準備装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627400B2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-11 JP JP10034785A patent/JPH0627400B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61258049A (ja) | 1986-11-15 |
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