JPS6237139B2 - - Google Patents

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JPS6237139B2
JPS6237139B2 JP57125844A JP12584482A JPS6237139B2 JP S6237139 B2 JPS6237139 B2 JP S6237139B2 JP 57125844 A JP57125844 A JP 57125844A JP 12584482 A JP12584482 A JP 12584482A JP S6237139 B2 JPS6237139 B2 JP S6237139B2
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JP
Japan
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weft
woven fabric
loom
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jet loom
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JP57125844A
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JPS5921753A (ja
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Hajime Suzuki
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Priority to US06/512,913 priority patent/US4502512A/en
Priority to DE8383107125T priority patent/DE3366088D1/de
Priority to EP83107125A priority patent/EP0100939B1/en
Priority to KR1019830003351A priority patent/KR860001418B1/ko
Publication of JPS5921753A publication Critical patent/JPS5921753A/ja
Publication of JPS6237139B2 publication Critical patent/JPS6237139B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無杼織機、より詳しくは、エアジエ
ツトルームまたはウオータージエツトルーム、の
停止時の緯糸処理方法に関する。
製織作業の高速化をはかるために、測長した緯
糸をジエツトノズルにより、上下経糸間に形成さ
れた杼口に緯入れするエアジエツトルームまたは
ウオータージエツトルームが使用されている。こ
のような高速織機では、製織速度が大きいので織
機の停止による生産性低下への影響が従来の織機
より著しい。従つて、ジエツトルームにおいては
停台時間はできるだけ短いことが望ましい。一
方、ジエツトルームにおいては、従来の有杼織機
と異なり、杼を用いることなく緯糸を空気または
水のような流体によつて杼口を飛走させているの
で有杼織機に比べ緯入れミスが生じ易い。すなわ
ち、ジエツトノズルから緯糸が供給されない、所
謂、緯糸供給ミスを生じたり、ジエツトノズルか
ら供給はされたがジエツトノズルの反対側の耳糸
まで緯糸が到達しない、所謂、搬送ミスを生じる
ことがある。
また、高速度で作動しているジエツトルームに
おいては、緯入れミスを発見した直後に織機の駆
動を停止したとしても、織機の各部が過大な減速
度により破壊することを防止するために、緯入れ
ミス検出後、約1サイクル程度慣性作動した後に
機台が停止するようにタイミング選定されてい
る。そのため、従来緯入れミス信号によりジエツ
トルームが停止した場合には、停台する前にその
次の緯入れサイクルが遂行されてしまう。従つ
て、機台を逆転してその緯入れミスの発生した緯
糸のみならず、その緯入れミス後のサイクルにお
いて緯入れされた緯糸をも除去する必要がある。
ところで緯入れミス直後に緯入れされた緯糸は通
常の緯糸と同様に筬打ちされ織布にしつかりと保
持されているので、容易に除去できず、その除去
作業が極めて煩瑣である。
また、織成作業中に経糸(耳糸を含む)が切断
したり、人為操作によつて織機のスイツチが切ら
れたりすると、前述した理由と同様な理由により
織機は慣性で1サイクル程度作動した後に停止す
る。織布に織段等の欠点が生じることを防止する
ために、この慣性運動中に緯入れされた緯糸を除
去しようとすると、前述したと同様な理由によ
り、その除去が容易でない。
本出願人は上述のようなジエツトルームが異常
停止した際等の緯糸の除去方法を自動的に行なえ
る方法として、停止信号によりジエツトルームを
開口状態で停止して停台直前に緯入れされた緯糸
を自由な状態にし、押出し開始信号によりジエツ
トルームに設けた押出し部材を前記緯糸と織布と
の間に自動的に挿入して該緯糸を織布から引離
し、引離した緯糸を除去するジエツトルームの停
止時の緯糸処理方法を提案した。
この提案方法により、例えば、緯入れミス後の
サイクル、すなわち、停台直前のサイクル、にお
いて緯入れされた緯糸を先ず除去する。次いで、
そのサイクルの前に緯入れされて緯入れミスを発
生した緯糸を、同じくこの提案方法により除去す
る。これにより、ジエツトルームの停止時の緯糸
処理を完全にまたはほぼ自動的に行なうことがで
きる。
更に、本出願人は先に緯入れミス時、経糸切れ
時、人為操作による停台時等のジエツトルームの
修復を容易に、且つ、熟練を要することなく行え
るジエツトルームのミス糸(すなわち、緯入れミ
スされた緯糸、糸切れした経糸等)の処理方法と
して、測長した緯糸をジエツトノズルにより、上
下経糸間に形成された杼口に緯入れするジエツト
ルームにおいて、織機の異常停止信号を検出する
と、機台が停止するまでの間緯入れを阻止しつつ
機台を制動し、次いで杼口への緯糸の供給を行う
ことなく、前記停止信号を発信させたミス糸の処
理が可能な状態まで、機台を逆転するジエツトル
ームにおけるミス糸処理方法を提案した。この方
法とともに最初に述べた方法を実施する場合に
は、緯入れミスの緯入れが阻止されているので、
緯入れミスした緯糸のみを自動的に織布から引離
し、引離したミス緯糸を容易に除去し機台を再起
動することが可能になる。
更に、本出願人は、緯糸検出装置が緯入れミス
を検出した際に、ジエツトノズル側に配設された
緯糸切断用カツタの緯糸切断機能を一時的に不作
動として、緯糸がジエツトノズルから緯入れミス
した緯糸に繋つた状態で機台の運転を停止し、未
切断の緯糸とともに緯入れミスした緯糸を引抜く
ことによりミス糸の除去が容易に行えるジエツト
ルームにおけるミス糸処理方法を提案した。
このミス糸処理方法を最初に述べた方法ととも
に実施する場合には、ミス糸の除去を完全にまた
はほぼ自動的に行なうことが可能になる。なお、
前述した3つのミス糸処理方法を同時に実施する
ことも可能である。
このように最初に述べた方法は非常に優れた効
果を奏するミス糸処理方法であり、上述のように
種々の応用が可能であり、極めて実用価値の大き
いものである。ところが、コール天のように織物
組織が密な織布では、押出し部材を1回だけ作動
させたのでは緯糸を除去できないことが時たまあ
る。
本発明はこのような点に鑑みて、発明されたも
のであり、常に緯糸の除去を確実に行なえるジエ
ツトルームの停止時の緯糸処理方法を提供するこ
とを目的としている。本発明では、停止信号によ
りジエツトルームを開口状態で停止して停台直前
に緯入れされた緯糸を自由な状態にする工程、ジ
エツトルームに設けた押出し部材を前記緯糸と織
布との間に侵入させる工程、該押出し部材を織布
から遠ざけるよう移動して該緯糸を織布から引離
す工程、および引離した緯糸を除去する工程から
なるジエツトルームの停止時の緯糸処理方法にお
いて、前記押出し部材を運動させる工程の少なく
とも一部を複数回繰返し行なうジエツトルームの
停止時の緯糸処理方法によりこの目的を達成して
いる。
織物組織が密であり、経糸を開口して最後に緯
入れした緯糸を自由な状態にしただけでは、該緯
糸と織布との間への押出し部材の挿入に困難があ
るときには、前記押出し部材を織布側から織前に
向け織布に沿つて摺動させ且つ侵入させる工程を
複数回繰返し行なう。この工程の繰返しにより、
上記緯糸は機械的に押され押出し部材の侵入が可
能になる。また、この工程の繰返しにより、経糸
による緯糸把持力が弱まり、次の引離し工程も円
滑に行えることになる。
一方、緯糸が経糸にしつかりと把持されてお
り、引離しに困難が伴うときには、前記該押出し
部材を織布から遠ざけるよう移動して該緯糸を織
布から引離す工程を複数回繰返し行なう。この工
程の繰返しは、経糸と緯糸との把持部にバイブレ
ーシヨンを与え、その結果、把持が緩和され、緯
糸の引離しが容易に行える。
以下、添付図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。本発明では、最初に述べた方法と同様
に、たとえ筬打ち後でも、織機の経糸を開口状態
とて最後に緯入れされた緯糸を自由な状態とする
と、該緯糸が織布から僅かに離れ、該緯糸と織布
との間に小間隙が形成されることに着目してい
る。すなわち、本発明では、織機の経糸を開口状
態とし、この開口状態において、第3図aに示す
ように、押出し部材53の先端53aを織布に軽
く接触させ織布に沿い緯糸1〜2本分の距離乃至
数cmの距離織前方向に移動させる。上下の経糸2
1a,21bが開口しているため、上述の如く最
後に緯入れされた緯糸44bは織布中の緯糸44
aとの間に小間隙を形成している。このため、織
布上を接触移動した押出し部材53の先端53a
をその押し下げにより織布と緯糸44b間の小間
隙に侵入させることができる(第3図b参照)。
押出し部材53を更に織布から離れる方向に移動
させることにより、該緯糸44bを織布から引離
し、この結果、適宜な引取り手段または人手によ
りこの緯糸を容易に除去することができる。
なお、押出し部材53の先端は織布に沿つて緯
糸1〜2本から数cmの範囲の距離に亙り摺動させ
るのは、織組織により織前位置が若干前後に変動
したり、また同一の織布の織幅方向に織前位置が
若干変化していても、織布と最終緯入れされた緯
糸間の小間隙に押出し部材53の先端を確実に挿
入して、最終緯入れされた緯糸を確実に押出し可
能とするためである。従つて、上述のような変動
が少ない場合には、摺動距離は極く小さくするこ
とができる。
上述の方法を実施する装置を第1図、第2図お
よび第4図を参照して説明する。第1図は本発明
に係るエアジエツトルームの駆動系の概要を示す
側面図であり、従来の装置と同様に駆動モータ1
1からVベルト13のような伝動部材を介してク
ランクシヤフト15に動力が伝達される。クラン
クシヤフト15は変速機17を介してヤーンビー
ム19を駆動して経糸21を繰り出し、またサー
フエスローラ31により巻取ローラ32を摩擦駆
動して織布33を巻取つている。上記変速機17
はテンシヨンローラ23の変位に応じて変速比が
調整され、バツクローラ22を経て繰り出される
経糸張力を所定値にする。クランクシヤフト15
は綜絖枠24を上下動させて、経糸21に所要の
開口運動を行わせる。また、ロツキングシヤフト
29はスレーソード28を介してスレー27を支
承し、スレー27は筬25および緯入れガイド2
6を取着されている。クランクシヤフト15はロ
ツキングシヤフト29を介して筬25と緯入れガ
イド26を実線位置および破線位置間で移動さ
せ、それによつて筬25が緯入れされた緯糸を筬
打ちする。以上の構成は従来のエアジエツトルー
ムと同じである。
次に第2図を参照して緯入れ機構を説明する。
チーズ41からテンサー42を経てフイードロー
ラ43により緯糸44は解舒され、エアノズル4
5によりプールパイプ46内に貯留される。測長
ドラム50はクランクシヤフト15(第1図)に
連動されているとともに、フイードローラ43を
摩擦駆動しており、クランクシヤフト15(第1
図)の回転に応じて所定長の緯糸44がフイード
ローラ43により測長され、エアノズル45に供
給される。プールパイプ46はその一側に軸方向
のスリツト47を有しており、プールパイプ46
内に貯留した緯糸44をそのスリツト47から取
出し可能である。なお、上述のフイードローラと
プールパイプとを組合せた測長貯留機構の代り
に、例えば特開昭57−16946号公報や特開昭56−
58028号公報に開示された測長ドラムの周面に緯
糸を巻付け、該測長ドラムからの解舒を制御する
ようにした測長貯留機構を用いてもよい。
プールパイプ46およびメインエアジエツトノ
ズル49間にグリツパ48が設けられ、プールパ
イプ46からメインエアジエツトノズル49への
緯糸44の供給を制御している。メインエアジエ
ツトノズル49は、クランクシヤフト15(第1
図)の回転に同期して圧縮空気を噴射し、上下経
糸21間に形成された杼口へ緯糸44を緯入れ
し、そして筬25により筬打ちする。
メインエアジエツトノズル49の反対側の耳糸
の近傍に、緯糸44が確実に緯入れされたか否か
を検出する光電式、機械式または流体式等の適宜
な形式の検出器51,52が設けられ、例えば特
公昭54−21475号公報記載の方法に従いメインエ
アジエツトノズル49から緯糸44が確実に供給
されていることを検出する。
メインエアジエツトノズル49と耳糸との間
に、圧縮空気の作用により吸引力を生じる公知の
エゼクタタイプのサクシヨンノズル61が設けら
れている。該サクシヨンノズル61には、エアシ
リンダまたは電磁ソレノイド等の適宜な往復動部
材62が連結されていて、往復動部材62の作動
によりサクシヨンノズル61の先端が、メインエ
アジエツトノズル49から射出される緯糸の経路
から離れた位置および緯糸経路近傍の位置間を移
動可能である。
サクシヨンノズル61の先端に誘導板63が止
着されており、サクシヨンノズル61が後退した
ときには、該誘導板63が緯糸の経路から外れて
おり、また、サクシヨンノズル61が前進すると
誘導板63が緯糸経路に交差するようになつてい
る。サクシヨンノズル61の後端には、蛇腹形式
の伸縮継手66が連結され、該サクシヨンノズル
61の移動が円滑に行えるようにしている。な
お、前記サクシヨンノズル61およびそれに一体
的に形成された誘導板63は織機の前後方向に運
動するものに限られず、例えば上下方向に回動す
る形式であつてもよい。
65はサクシヨンノズル61内へ空気流の噴出
を制御するバルブである。メインエアジエツトノ
ズル49とグリツパ48の間に電磁ソレノイド7
1またはエアシリンダ(図示せず)等によつて開
閉作動される補助グリツパ72が設けられてい
る。73は光電式、機械式または流体式のフイー
ラである。
前述したフイードローラ43は、ピン81の回
りに回動可能に支承されたアーム83の先端に回
転可能に支承されている。アーム83のフイード
ローラ43支承端と反対側の端部にはスプリンゲ
グ85を張架して、常時エアシリンダ86のピス
トンまたは電磁ソレノイドのアーマチユアの先端
にアーム83が当接するように付勢する。従つ
て、スプリング85およびエアシリンダ86の作
用により、フイードローラ43は測長ドラム50
に押圧され、摩擦駆動される状態および測長ドラ
ム50から引離され測長ドラム50により駆動さ
れない状態をとることができる。87は、測長ド
ラム50から引離されたフイードローラ43に摩
擦接触して制動するためのブレーキシユーであ
る。
機台には緯糸切断用カツタが設けられている。
この緯糸切断用カツタにおいては、定常運転時に
は、固定刃とクランクシヤフトに連動する可動刃
とによりガイドの把持凹部に保持した緯糸を切断
する。一方、異常停止信号が発信されると緯糸は
ガイドの凹部に保持されず、可動刃と固定刃間で
切断されなくなる構造としている。
次に押出し部材の構成を第4図を参照して説明
する。織機の織幅より長い梁部材76は両端が一
対の縦杆74(第4図)により支持され、織機の
織布の上方または下方に設置されている。梁部材
76には、織幅、織組織、糸材質、更に腕部材の
前後方向の移動ストロークに応じて、織幅の中央
に1つ、または織幅方向に間隔をあけた複数の腕
部材54が固着され、該腕部材54の先端に押出
し部材53がピン55により回動可能に取付けら
れている。耳近傍の腕部材54から一体的に突出
したブラケツト77に螺合したボルト78の先端
が縦杆74に形成した突起74aに係合すること
により腕部材54は縦杆74と一体的に運動す
る。ばね79はボルト78の先端を突起74a方
向に付勢するばねであり、ボルト78が突起74
aから離れているとばね79により腕部材54に
適宜な押し下げ力が作用する。各腕部材54に一
体的に形成したブラケツト56にボルト57を螺
合し、その先端がへの字状をした押出し部材53
の背面を押圧するようにしている。ばね58は押
出し部材53をボルト57に押圧させるものであ
る。なお、耳近傍の腕部材54と縦杆74との間
が離れている場合には、腕部材54に類似した形
状の補助腕部材(図示せず)を縦杆74近傍の梁
部材76に固着し、該補助腕部材からブラケツト
77を突出させ、該補助部材と縦杆74との間に
ばね79を張架してもよい。
縦杆74を支軸75の回りに回動可能に支持し
ており、その下端にエアシリンダ等の流体圧シリ
ンダ67のピストンロツド68をピン69により
連結している。該流体圧シリンダ67はピン64
によりフレームに支持している。なお、流体圧シ
リンダは織機のフレームの両側に設けてもよく、
また第2図に示すように片側だけに設けてもよ
い。
流体シリンダ67のピストンロツド68の作動
方向を制御するために、フレームにリミツトスイ
ツチ88,89を取り付けている。流体圧シリン
ダ67のピストンロツド68の後退中に縦杆74
に止着したドツグ(図示せず)がリミツトスイツ
チ89を打つと、該ピストンロツド68は、前進
する。前記ドツグがリミツトスイツチ88を打つ
と、ピストンロツド88は再び後退する。必要に
応じ、この動作を複数回繰返してもよい。また、
上述のリミツトスイツチ88,89による制御に
代え、コンピユータにより制御してもよい。
次に本発明の異常停止時の緯糸処理方法の実施
例を説明する。綜絖枠24を開口運動させて、上
下経糸21間に形成された杼口に緯糸44を緯入
れする。すなわち、第2図において、チーズ41
からテンサー42を経て解舒された緯糸44はク
ランクシヤフト15(第1図)の回転に応じて回
転するフイードローラ43により測長された後、
エアノズル45(第2図)によりプールパイプ4
6内に貯留される。プールパイプ46とメインエ
アジエツトノズル49との間に設けたグリツパ4
8およびメインエアジエツトノズル49をクラン
クシヤフト15(第1図)の回転に同期して作動
制御して、メインエアジエツトノズル49から噴
射される圧縮空気により、前記プールパイプ46
内に貯留された緯糸44を、上下経糸21間に形
成された杼口に緯入れする。
メインエアジエツトノズル49と反対側の耳糸
近傍に設置された検出器51,52は、経糸21
のほぼ閉口時(クランク角度250〜300度)に緯入
れ状態をチエツクし、何らかの原因により杼口に
緯入れされた緯糸がメインエアジエツトノズル4
9の反対側の耳糸まで到達しない、緯入れミスが
生じると、検出器51,52が緯入れミス信号を
発する。この緯入れミス信号により機台を駆動す
るモータ11(第1図)の運転が停止されて、慣
性運転に入る。
また、緯入れミス信号が発信されると、往復動
部材62のピストンが前進してサクシヨンノズル
61先端に止着した誘導板63を緯糸の経路に交
差させる。このようにして、緯入れミス後にメイ
ンエアジエツトノズル49から射出される緯糸は
誘導板63に案内されてサクシヨンノズル61に
至り、該サクシヨンノズル61に吸引される。
また、緯糸切断用カツタの切断機能を一時的に
不作動として緯入れミスした緯糸がジエツトノズ
ルから繋つた状態とする。従つて、緯入れミス信
号発信後の緯入れは阻止されて、緯糸が杼口から
サクシヨンノズル61を経てメインエアジエツト
ノズル49に繋つた状態となる。
慣性運転していた機台は約1サイクル動いた
後、経糸21がほぼ閉口した状態(クランク角度
約300度)で停止する。
次いで、逆転準備に入る。すなわち、メインエ
アジエツトノズル49を不作動状態とする。グリ
ツパ48を閉じ、または電磁ソレノイド71によ
り補助グリツパ72を閉じる。更に、エアシリン
ダ86を作動してフイードローラ43を測長ドラ
ム50から引離して緯糸供給機構を不作動とす
る。一方、往復動部材62のピストンを後退し
て、サクシヨンノズル61の先端の誘導板63を
緯糸の経路から外す。この状態で駆動モータ11
(第1図)を直接逆転するか、または駆動モータ
11と別に設けた補助モータ(図示せず)を作動
して、機台を約480度逆転することにより経糸2
1を開口状態とする(クランク角度約180度)。
この開口状態において、押出し部材を緯糸と織
布との間の小間隙に挿入することによつて、緯入
れミスした緯糸を織布から引離す。なお、押出し
部材の押出し開始信号は前述の緯入れミス信号等
の停止信号発信後所定の時間が経過するとタイマ
で発信されるようにしてもよく、機台を逆転して
開口状態となるとリミツトスイツチ等からの信号
で発信されるようにしてもよく、また人手により
押ボタンを押して発信してもよい。
定常運転時には、第4図aに示すように、流体
圧シリンダ67のピストンロツド68を突出させ
ており、縦杆74は支軸75の回りに時計方向に
回動している。ボルト78の先端は突起74aに
係合し、ボルト57の先端は押出し部材53の背
面に係合し、押出し部材53の先端は織布から離
れ、押出し部材53は定常運転中のジエツトルー
ムの製織作業を何ら妨げない。
前述の停止信号により、織機が停止し、上下の
経糸21a,21bが開口状態で停止し、押出し
開始信号が発信されると、流体圧シリンダ67の
ピストンロツド68が後退する。これにより、縦
杆74は支軸75の回りに反時計方向に回動す
る。この際に、押出し部材53の先端が織布に接
触するまでは(第4図b参照)、押出し部材5
3、腕部材54および縦杆74が一体となつて回
動する。そして、押出し部材53が織布に接触す
ると、押出し部材53の下降運動が妨げられ、押
出し部材53はピン55の回りに回動し、押出し
部材53がボルト57から離れる。この結果、ば
ね58により、押出し部材53の先端は所定の押
圧力で織布に接触する。
流体圧シリンダ67のピストンロツド68が更
に後退し、縦杆74が更に反時計方向に回動され
るとともに、押出し部材53の先端は適度の押圧
力で織布上を摺動する。
押出し部材53の先端が織布と最終緯入れされ
た緯糸44b(第3図a,b参照)間の小間隙に
達すると、ばね58、更に場合によつてはばね7
9、のばね力により、小間隙に押出し部材53の
先端を侵入させる(第4図c参照)。
コール天の如く、織布の織物組織が密である
と、経糸を開口することによつて緯糸と織布との
間に形成される小間隙が極めて小さく、このた
め、押出し部材が小間隙に確実に侵入できないこ
とがある。そこで、流体圧シリンダ67のピスト
ンロツド68が後退しリミツトスイツチ89を打
つと、ピストンロツドを再度前進させる。これに
より、押出し部材53の先端は織布に沿い前述の
方向と逆方向に摺動する。リミツトスイツチ88
を打つと、再度、押出し部材53の先端は織布に
沿つて織前に向け最初の方向に摺動していく。
押出し部材が一度び小間隙に侵入した場合に
は、押出し部材により間隙が拡げられているの
で、一度押出し部材が間隙から抜かれても、次回
の摺動動作により押出し部材の先端は小間隙に確
実に侵入する。
一方、前述の如く、織物組織が密であり、間隙
が小さく、この間隙に押出し部材が侵入できなか
つた場合でも、最初の摺動動作時に押出し部材5
3の先端により緯糸44bは織前から離れ間隙が
増す方向に押される。このため、次に押出し部材
53が到達したときには間隙が拡がつており、押
出し部材53は今回は容易に間隙に侵入可能であ
る。また、押出し部材が摺動時に緯糸に与える摺
動抵抗は充分に小さいので、押出し部材の後退に
より開いた間隙が狭まることはない。
この押出し部材が小間隙に挿入された状態で流
体圧シリンダ67のピストンロツド68を更に後
退することにより、押出し部材53は緯糸44b
を織布から引離す。
なお、緯糸44bが織布にしつかりと保持され
ているような場合には、この緯糸44bを織布か
ら引離す動作を前述と同様に繰返す。この繰返し
動作は、緯糸とそれをしつかりと保持している経
糸21a,21bとの間にいわばバイブレーシヨ
ン作用を与え、経糸の緯糸44b保持力が幾分弱
まり、その結果、緯糸は織布から容易に引離され
る。
このようにして引離された緯糸はもはや経糸に
しつかり保持されていないので、例えばサクシヨ
ンノズル61のような適宜な引取り手段により、
または人手により、容易に除去することが可能で
ある。
緯糸をこのようにして除去後、自動的にまたは
人手により、スイツチオンすることにより、経糸
21が閉口した状態(クランク角度約270度)ま
で機台を約270度逆転してエアジエツトルームの
起動に適当なようにする。
次いで、メインエアジエツトノズル49を作動
状態とする。電磁ソレノイド71を非励磁状態と
して補助グリツパ72を開とし、一方グリツパ4
8も定常の作動状態とする。更に、エアシリンダ
86のピストンを後退して、フイードローラ43
を測長ドラム50の周面に押圧して緯糸供給機構
を作動状態とする。この状態でエアジエツトルー
ムの運転を再開する。
本発明方法を実施する他の装置を第5図を参照
して説明する。第4図に示した装置では、流体圧
シリンダの往復動を制御して押出し部材53の運
動を繰返すようにしていた。一方、第5図に示す
装置では、押出し部材53にピン92により子押
出し部材91を回動可能に支承し、該子押出し部
材91を押出し部材53に対し回動させ、押出し
部材53および子押出し部材91により全体とし
て押出し部材の運動を繰返させている。すなわ
ち、ピン95により縦杆74にレバー94を回動
可能に支承している。該レバー94の下端に電磁
ソレノイド96のアーマチユアまたは流体圧シリ
ンダのピストンロツドのような往復動部材を連結
している。またレバー94の上端には、ピン98
により連結杆93を連結している。該連結杆93
はピン97により子押出し部材91に連結してい
る。従つて、往復動部材を往復させることによ
り、子押出し部材91はレバー94および連結杆
93によりピン97の回りに回動する。なお、子
押出し部材91の作動タイミングは前述した実施
例と同様に選定し、コンピユータまたはリミツト
スイツチ等により制御すればよい。
以上の説明においては、緯入れミスした緯糸の
修復の例につき説明したが、本発明は経糸切れ、
耳糸切れまたは人為操作によるエアジエツトルー
ムの停台時にも適用可能である。
本発明により、ジエツトルームの停止時の緯糸
除去が確実に行なえ、緯糸除去を完全にまたはほ
ぼ完全に自動化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するエアジエツトル
ームの駆動系の概要を示す側面図、第2図は本発
明を実施する装置の概略平面図、第3図a,bは
本発明の原理を説明する側面図、第4図a,b,
cは本発明を実施する装置の側面図、第5図は本
発明を実施する他の装置の側面図である。 11…駆動モータ、15…クランクシヤフト、
24…綜絖枠、25…筬、26…緯入れガイド、
43…フイードローラ、44…緯糸、46…プー
ルパイプ、48…グリツパ、50…測長ドラム、
49…メインエアジエツトノズル、51,52…
検出器、53…押出し部材、54…腕部材、61
…サクシヨンノズル、62…往復動部材、63…
誘導板、64…緯糸切断用カツタ、67…流体圧
シリンダ、74…縦杆、91…子押出し部材、8
8,89…リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 停止信号によりジエツトルームを開口状態で
    停止して停台直前に緯入れされた緯糸を自由な状
    態にする工程、ジエツトルームに設けた押出し部
    材を前記緯糸と織布との間に侵入させる工程、該
    押出し部材を織布から遠ざけるよう移動して該緯
    糸を織布から引離す工程、および引離した緯糸を
    除去する工程からなるジエツトルームの停止時の
    緯糸処理方法において、前記押出し部材を運動さ
    せる工程の少なくとも一部を複数回繰返し行なう
    ことを特徴とするジエツトルームの停止時の緯糸
    処理方法。 2 前記押出し部材を織布側から織前に向け織布
    に沿つて摺動させ、前記緯糸と織布との間にに該
    押出し部材を侵入させる工程を複数回繰返し行な
    う特許請求の範囲第1項記載のジエツトルームの
    停止時の緯糸処理方法。 3 前記該押出し部材を織布から遠ざけるよう移
    動して該緯糸を織布から引離す工程を複数回繰返
    し行なう特許請求の範囲第1項または第2項記載
    のジエツトルームの停止時の緯糸処理方法。
JP57125844A 1982-07-21 1982-07-21 ジエツトル−ムの停止時の緯糸処理方法 Granted JPS5921753A (ja)

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US06/512,913 US4502512A (en) 1982-07-21 1983-07-12 Method for treating a weft yarn upon stoppage of a shuttleless loom and device for effecting the same
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01166937U (ja) * 1988-05-16 1989-11-22
JPH0531198U (ja) * 1991-09-26 1993-04-23 富士通テン株式会社 導電板の電子機器への取付構造

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KR840007259A (ko) 1984-12-06

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