JPH0645629Y2 - ディーゼルエンジンの運転装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの運転装置

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JPH0645629Y2
JPH0645629Y2 JP2249489U JP2249489U JPH0645629Y2 JP H0645629 Y2 JPH0645629 Y2 JP H0645629Y2 JP 2249489 U JP2249489 U JP 2249489U JP 2249489 U JP2249489 U JP 2249489U JP H0645629 Y2 JPH0645629 Y2 JP H0645629Y2
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裕二 蔵原
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば発動発電機のようなエンジン駆動型作
業機を備えたディーゼルエンジンの運転装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、この種のエンジンの運転装置としては、例えば実
公昭60−29644号公報に記載されるように、エンジンの
冷却水温の異常上昇、冷却水量の減少、更には潤滑油の
圧力の低下(潤滑油が十分に送られていない)等の異常
を検出した場合、ランプ、ブザー等の表示手段により警
報を発したり、あるいはエンジンを強制的に停止させる
ことが行なわれている。
この場合、前記表示手段についてはその正常な作動が常
に確保される必要があるので、エンジンの始動前には該
表示手段の正常作動確認のために一定時間チェックを行
なうべく通電手段を設けているのが一般的である。
他方、ディーゼルエンジンの運転装置においては従来よ
り始動性をよくするために、燃焼室内を予熱するグロー
プラグに一定時間の通電を行なう通電手段が設けられて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の構成によると、エンジン
の始動時における一定時間の通電というタイマ機能を有
する回路を各別に設ける必要があるので、回路構成が複
雑になるという問題があった。
本考案は、予熱用のグロープラグへの一定時間の通電及
び運転状態の表示用の各種表示装置の作動確認のための
タイマ回路の共用化を図るようにしたディーゼルエンジ
ンの運転装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案は、エンジンのコンビネ
ーションスイッチの第1の切換え位置にした時から所定
の設定時間の間作動するタイマ回路と、該タイマ回路の
作動期間中グロープラグに通電を行なう通電回路と、前
記エンジンの運転状態の異常が検出されたときに表示装
置へ通電して表示動作させる表示回路と、前記タイマ回
路の作動期間中前記表示回路へ強制的に通電して表示動
作させる表示チェック回路と、前記コンビネーションス
イッチを前記第1の切換え位置に続く第2の切換え位置
にしたとき、前記タイマ回路の作動を強制的に終了させ
ると共に、前記通電回路を作動させかつスタータモータ
の始動を図る始動回路とを備えたことを特徴とする。
(作用) コンビネーションスイッチを第1の切換え位置にした時
にはタイマ回路が作動する開始すると共に通電回路を介
してグロープラグに通電が行なわれる。このタイマ回路
の作動期間中、表示チェック回路が作動して表示回路の
正常作動の確認が行なえる。続いて、コンビネーション
スイッチを第2の切換え位置にすると、第2の切換え位
置にされている間、タイマ回路の作動が強制的に終了せ
しめられると共に、グロープラグへの通電がなされ且つ
スタータモータが始動する。
(実施例) 図は本考案の一実施例である発動発電機のエンジン駆動
回路を示すものであり、負極を接地したバッテリBの正
極はエンジン(本実施例では商用周波数出力を得るため
の同期発電機を駆動させるディーゼルエンジン)のコン
ビネーションスイッチCSの可動接点aに接続されてい
る。この可動接点aはOFF(電源オフ位置)、LD(負荷
位置)、及びST(スタータモータ駆動位置)の3つの切
換え位置に対応する固定接点b、c、dに段階的に接続
される。そして、固定接点SCからはダイオードD1を介し
て電源Vccとして取り出され、この電源Vcは抵抗R1とコ
ンデンサC1の接続点からさらに電源Vccとして取り出さ
れる。
この電源Vccは抵抗R2を介してトランジスタT1のベース
に接続されており、該トランジスタT1のコレクタは負荷
回路(例えばエンジンの燃料供給バルブの開閉弁用ソレ
ノイドSLおよび同期発電機励磁巻線等)作動用の第1リ
レーRY1の駆動コイルに接続されている。ここで、第1
リレーRY1の駆動コイルは前記バッテリBに接続されて
いる。また、この電源Vccは抵抗R3、R4に接続されてお
り、抵抗R3とコンデンサC2とから成る積分回路の積分出
力はコンパレータCP1の反転入力端に接続され、直列に
接続された抵抗R4と抵抗R5との分圧点はコンパレータCP
1の非反転入力端に接続され、コンパレータCP1の非力端
は抵抗R6を介して前記抵抗R2に接続されている。なお、
抵抗R3、コンデンサC2、コンパレータCP1等はタイマ回
路を構成する。
一方、前記固定接点dはダイオードD2及び抵抗R7を介し
てリセット回路を構成するトランジスタT2のベースに接
続されており、このトランジスタT2のコレクタはダイオ
ードD3を介して前記コンデンサC2に接続されていると共
に、スタータモータSM作動用の第2リレーRY2の駆動コ
イルに接続されている。
他方、前記発電機の出力端子のカバーの開放時に閉成し
てエンジンを停止状態となるように操作するためのカバ
ースイッチSW1はダイオードD4のカソードに接続され、
該ダイオードD4のアノードは前記電源Vccに接続された
抵抗R8に接続され、該抵抗R8とコンデンサC3との接続点
にはトランジスタT3のコレクタが接続されている。ま
た、このトランジスタT3のコレクタにはインバータIVの
入力端が接続され、該インバータIVの出力端は抵抗R9
接続され、この抵抗R9とコンデンサC4との接続点にトラ
ンジスタT3のベースが接続されている。さらに、前記イ
ンバータIVの出力端と抵抗R9との接続点にはダイオード
D5のアノードが接続されていると共に、抵抗R10を介し
てトランジスタT4のベースに接続され、該トランジスタ
T4のコレクタには警報ランプL4を介して前記バッテリB
が接続されている。また、前記ダイオードD5のカソード
は抵抗R11を介してトランジスタT12のベースに接続され
ており、該トランジスタT12のコレクタは前記トランジ
スタT1のベースに接続されている。
作業機である同期発電機とは別に設けられたバッテリ充
電等に用いられる磁石発電機の発電コイルGCはダイオー
ドD6、ツェナーダイオードZDを介してトランジスタT5
ベースに接続され、該トランジスタT5のコレクタは抵抗
R12を介して前記バッテリBに接続されていると共にト
ランジスタT6のベースに接続されている。そして、該ト
ランジスタT6のコレクタは抵抗R13、R14を介して前記電
源Vcに接続され、該抵抗R13と抵抗R14との接続点はノア
ゲートNOR1の第1の入力端に接続されており、該ノアゲ
ートNOR1の第2の入力端には前記コンパレータCP1の出
力端がダイオードD7を介して接続され、該第2の入力端
は抵抗R15を介して接地されている。そして、該ノアゲ
ートNOR1の出力端は抵抗R16を介してインバータIv1、抵
抗R17、インバータIv2、及びダイオードD8が環状に接続
された自己保持回路SHC1に接続され、該自己保持回路SH
C1は抵抗R18を介してトランジスタT7のベースの接続さ
れ、該トランジスタT7のコレクタは発電機が発電してい
る状態か否か、換言すればバッテリBの充電を行なって
いる状態か否かを表示するための警報ランプL1を介して
前記バッテリBに接続されている。
エンジンの潤滑油の油圧が所定値を超えていないときオ
ンする油圧スイッチ(油圧検出手段)SW2はダイオードD
9のカソードに接続され、ダイオードD9のアノードは抵
抗R19を介して前記電源Vccに接続され、ダイオードD9
抵抗R19との接続点はノアゲートNOR2の第1の入力端に
接続されており、該ノアゲートNOR2の第2の入力端には
ダイオードD10のカソードが接続され、該ダイオードD10
のアノードは前記コンパレータCP1の出力端に接続さ
れ、該ノアゲートNOR2の第2の入力端はバイパスコンデ
ンデンサC5を有する抵抗R20を介して接地されている。
そして、該ノアゲートNOR2の出力端は、抵抗R21を介し
てインバータIv3、抵抗R22、インバータIv4、及びダイ
オードD11が環状に接続された自己保持回路SHC2に接続
され、該自己保持回路SHC2は抵抗R23を介してトランジ
スタT8のベースに接続されていると共に、抵抗R24を介
してノアゲートNOR2の出力端に接続されている。また、
該トランジスタT8のコレクタは警報ランプL2を介して前
記バッテリBに接続されている。なお、自己保持回路SH
C2の抵抗R22とインバータIv4との接続点はコンザンサC6
を介して接地されている。
エンジンの冷却水の温度が所定値を超えたときオンする
水温スイッチSW3はダイオードD12のカソードに接続さ
れ、該ダイオードD12のアノードは抵抗R25を介して前記
電源Vccに接続され、ダイオードD12と抵抗R25との接続
点はノアゲートNOR3の第1の入力端に接続されており、
該ノアゲートNOR3の第2の入力端は抵抗R26を介して接
地されている。そして、該ノアゲートNOR3の出力端は、
抵抗R27を介してインバータIv5、抵抗R28、インバータI
v6、及びダイオードD13が環状に接続された自己保持回
路SHC3に接続され、該自己保持回路SHC3は抵抗R29を介
してトランジスタT9のベースに接続されている。該トラ
ンジスタT9のコレクタは警報ランプL3を介して前記バッ
テリBに接続されている。
なお、自己保持回路SHC1、SHC2、及びSHC3は夫々ダイオ
ードD14、D15、D16を介して前記抵抗R11に接続され、ダ
イオードD14と抵抗R11との接続点はダイオードD17を介
してノアゲートNOR1の第2の入力端に接続され、そし
て、ダイオードD15と抵抗R11との接続点はダイオードD
18を介してノアゲートNOR2の第2の入力端に接続され、
ダイオードD16と抵抗R11との接続点はノアゲートNOR3
第2の入力端に接続されている。
前記ノアゲートNOR1の第1の入力端はダイオードD19
抵抗R30、及びダイオードD20を介して前記トランジスタ
T13のベースに接続され、該トランジスタT13のベースに
は前記抵抗R11に接続された抵抗R31が接続されている。
なお、抵抗R30とダイオードD20との接続点はダイオード
D21を介して前記トランジスタT2のコレクタとダイオー
ドD3との接続点を介して第2リレーRY2の駆動コイルに
接続されている。なお、トランジスタT13のコレクタは
前記トランジスタT2のベースに接続されている。
さらに、前記固定接点dには前記ダイオードD2、そして
抵抗R32、ダイオードD22を介してコンパレータCP2の非
反転入力端に接続されており、該非反転入力端には抵抗
R33とコンデンサC7との接続点が接続され、該抵抗R33
前記電源Vccに接続されている。また、前記コンパレー
タCP2の反転入力端には抵抗R34と抵抗R35の接続点が接
続され、該抵抗R34は前記電源Vccに接続されている。さ
らに、コンパレータCP2の出力端は抵抗R36、R37を介し
てトランジスタT10のベースに接続され、該トランジス
タT10のエミッタは前記電源Vccに接続されている。ま
た、該トランジスタT10のエミッタと前記抵抗R36、R37
の接続点との間にはコンデンサC8が接続されている。ま
た、トランジスタT10のコレクタは抵抗R38及びダイオー
ドD23を介してトランジスタT11のベースに接続され、該
トランジスタT11のコレクタはエンジンの燃焼室の予熱
のためのグロープラグの通電を行なう第3リレーRY3
駆動コイルに接続されている。前記トランジスタT11
ベースと前記ダイオードD2との間には抵抗R39が接続さ
れている。さらに、前記トランジスタT10のコレクタに
は抵抗R40、R41、R42、R43が接続されており、これら抵
抗R40、R41、R42、R43は夫々トランジスタT7、T8、T9
T4のベースに接続されている。
なお、トランジスタT1〜T9、及びT11〜T13はNPNタイプ
のもの、トランジスタT10はPNPタイプのものであり、ト
ランジスタT1〜T9、及びT11〜T13のエミッタはいずれも
接地されている。さらに、コンデンサC1〜C7の一端は接
地されている。
また、コンビネーションスイッチCSの可動接点aが固定
接点cに接続された位置(第1の切換え位置)では、固
定接点cにバッテリBの電圧が印加され、可動接点aが
固定接点dに接続された位置(第2の切換え位置)で
は、固定接点c及びdの双方にバッテリBの電圧が印加
される一方、可動接点aが固定接点bに接続された位置
ではバッテリBの電圧は両固定接点c、dのいずれにも
印加されない。
次に、上記のように構成された実施例の作動につき説明
する。
まず、コビネーションスイッチCSを第1の切換え位置に
操作すると、抵抗R4、R5の分圧点の電圧がコンパレータ
CP1の非反転入力端に印加される一方、抵抗R3を介して
のコンデンサC2の充電電圧がコンパレータCP1の反転入
力端に印加される。このときトランジスタT1のベースに
は電源Vccが印加されるので、トランジスタT1がオンと
なって第1リレーRY1の駆動コイルが励磁されてソレノ
イドSLへの通電が行なわれ、燃料供給バルブの開弁が行
なわれる。前記第1の切換え位置への操作の当初にはコ
ンパレータCP1の出力端はハイレベル(以下Hという)
であり、このHの出力はノアゲートNOR1及びNOR2の各一
つの入力端に供給されるので、両ノアゲートNOR1及びNO
R2の出力端はいずれもローレベル(以下Lという)とな
る。このため、自己保持回路SHC1、SHC2を介してトラン
ジスタT12のベースに印加される電圧もLであるからト
ランジスタT12はオフとなっており、トランジスタT1
オンを維持し、ソレノイドSLへの通電が前記燃料供給バ
ルブの開弁等も継続する。
この場合、第2の切換え位置への操作前、即ちエンジン
の運転開始前においては潤滑油の油圧は上昇していない
から油圧スイッチSW2は閉成されノアゲートNOR2の一方
の入力端はLとなっている。
コンビネーションスイッチCSを前記第1の切換え位置に
操作したときからコンデンサC2への充電が開始されてこ
の端子電圧が徐々に上昇するが、そのまま所定の設定時
間(例えば15秒)放置すると、コンパレータCP1の出力
がHからLに変化する。コンパレータCP1の出力がLに
なると、ノアゲートNOR2の二つの入力端がいずれもLと
なるので、該ノアゲートNOR2の出力端はHとなり、該H
の出力は自己保持回路SHC2を介してトランジスタT8のベ
ースに印加され、該トランジスタT8をオンにして警報ラ
ンプL2を点灯させることにより潤滑油が十分に送られて
いないことを表示する。また、自己保持回路SHC2を介し
ての前記Hの出力はトランジスタT12のベースに供給さ
れるので、該トランジスタT12をオンにすると共に、ノ
アゲートNOR1及びNOR3の各一つの入力端をHにするので
両ノアゲートNOR1及びNOR3の出力端はいずれもLに保持
される。即ち発電コイルGC、スイッチSW3の状態如何に
拘わらず警報ランプL1、L3のいずれも点灯することはな
い。なお、自己保持回路SHC2には油圧変動による回路の
安定動作を確保すべくコンデンサC6が設けられている。
また、前記設定時間が経過するまでに、何等かの原因で
発電機の出力端子のカバーが開放されているとスイッチ
SW1が閉成し、インバータIVの入力がLとなりその出力
がHとなるので、抵抗R10を介してトランジスタT4にベ
ース電圧を印加し、該トランジスタT4をオンにして警報
ランプL4を点灯させると共に、ダイオードD5、抵抗R11
を介してトランジスタT12にベース電圧を印加し、該ト
ランジスタT12をオンにしトランジスタT1をオフにして
負荷へのバッテリ電力の供給を遮断する。また、前記イ
ンバータIVの出力がHになると、ダイオードD5を介して
ノアゲートNOR1、NOR2及びNOR3の各第2の入力端をHに
するのでノアゲートNOR1、NOR2及びNOR3の出力端はいず
れもLに保持される。即ち発電コイルGC、油圧スイッチ
SW2、水温スイッチSW3の状態如何に拘わらず警報ランプ
L1、L2、L3のいずれも点灯することはない。
さらに、前記コンビネーションスイッチCSを第1の切換
え位置に操作することにより、電源Vccが供給される
と、このときコンパレータCP2の出力端はLであるから
トランジスタT10がオンとなり、トランジスタT11をオン
にして、第3リレーRY3の駆動コイルへの励磁を行なっ
てグロープラグGPが通電される。また、トランジジスタ
T11のオンにより、抵抗R40、抵抗R41、抵抗R42、抵抗R
43を介してトランジスタT7、T8、T9、T4を夫々オンにす
るので、警報ランプL1、L2、L3、L4が全て点灯する。一
方、コンビネーションスイッチCSを第1の切換え位置に
操作したときからコンパレータCP2の非反転入力端のコ
ンデンサC7の充電が開始し、この充電開始から所定時間
(例えば4秒)経過するとコンパレータCP2の出力端が
LからHに変化する。このため、トランジスタT10がオ
フとなり、トランジスタT11もオフとなってグロープラ
グへの通電が遮断されると共に、トランジスタT7、T8
T9、T4がいずれもオフになり、警報ランプL1、L2、L3
L4は一斉に消灯する。つまり、グロープラグへの通電を
行なっている前記所定時間の間に警報ランプL1、L2
L3、L4のランプ切れのチェックが行なえる。
次に、コンビネーションスイッチCSを第1の切換え位置
の状態から、第2の切換え位置に操作すると、ダイオー
ドD2、抵抗R7を介してトランジスタT2にベース電圧が印
加され、該トランジスタT2がオンとなって第2リレーRY
2の駆動コイルを励磁し、スタータモータSMを始動させ
る。
この第2の切換え位置への操作時には、抵抗R32を介し
てコンパレータCP2の非反転入力端に電圧が印加される
ので、コンパレータCP2の出力端は強制的にLからHに
変化し、トランジスタT10をオフにするので、前述の如
く警報ランプL1、L2、L3、L4は消灯する。また、この第
2の切換え位置に操作されると、抵抗R39を介してトラ
ンジスタT11にベース電圧が印加されるので前述の通
り、グロープラグGPへの通電が行なわれる。
なお、前記第2の切換え位置への操作によるトランジス
タT2のオン時には、コンパレータCP1の反転入力端のコ
ンデンサC2が放電する。即ち、抵抗R3、コンデンサC2
ら成るタイマ回路がリセットされる。したがって、エン
ジンの自立運転ができなかった場合には、コンビネーシ
ョンスイッチCSを第1の切換え位置に戻したときタイマ
回路が常にリセットされているから上記のようなエンジ
ンの始動待機状態に直ちに復帰させることができ、した
がって同様の始動操作を何度でも繰り返すことができ
る。
前記第2の切換え位置への操作時にはコンパレータCP1
の出力端はHとなるから、ノアゲートNOR1、NOR2の出力
端はいずれもLであり、警報ランプL1、L2は点灯しない
と共に水温スイッチSW3もエンジン運転前は冷却水温が
低くなっているので通常開成されているからノアゲート
NOR3の一方の入力端がHであり警報L3も点灯しない。な
お、前述の通りカバースイッチSW1が開放されていなけ
れば警報ランプL4は点灯しない。つまり、エンジンの始
動操作時には、ノアゲートNOR1、NOR2の出力端は発電コ
イルGC、油圧スイッチSW2の状態如何に拘わらずLとな
る。
第1の切換え位置へ戻してエンジンが自立運転を開始す
ると(前記設定時間経過後)、コンパレータCP1の出力
端がLとなりノアゲートNOR2の他方の入力端がLとなる
が、それまでに潤滑油の油圧も上昇するので、油圧スイ
ッチSW2が開成されノアゲートNOR2の一方の入力端がH
となりその出力端はLとなるから警報ランプL2は点灯し
ない。ただし、エンジンの自立運転後に何らかの原因で
油圧が低下すると、油圧スイッチSW2が閉成され、ノア
ゲートNOR2の両入力端が夫々Lとなるので警報ランプL2
が点灯すると共に第1リレーRY1の駆動コイルへの通電
を遮断することによりソレノイドSLをオフして燃料供給
をカットすることによりエンジンを停止させる。この場
合、一旦警報ランプL2が点灯すると、自己保持回路SHC2
によりトランジスタT8のオンは継続して警報ランプL2
点灯させ続けるが、ノアゲートNOR1、NOR3の他方の入力
端はHに保持されるからノアゲートNOR1、NOR3の出力端
はLのままであり、エンジン回転数低下からエンジン停
止に伴って発電コイルGCの出力は低下し、あるいは冷却
ファン(図示せず)の停止で水温が上昇する場合もある
が警報ランプL1、L3は点灯せず、停止の主原因となった
油圧の低下のみを警報ランプL2の点灯で表示する。
同様に、エンジンが自立運転を開始しエンジンにより駆
動される発電機の発電コイルGCの端子電圧が所定値を越
えると、トランジスタT5がオンになり、トランジスタT6
がオフとなってノアゲートNOR1の一方の入力端がHとな
り、前記設定時間の経過により他方の入力端がLとなっ
てもその出力端はLを継続するため、警報ランプL1は点
灯しない。ただし、エンジンの自立運転後、何等かの原
因で発電コイルGCの端子電圧が低下すると、トランジス
タT5がオフになり、トランジスタT6がオンとなってノア
ゲートNOR1の一方の入力端がLとなり、警報ランプL1
点灯する。
そして、この場合も上述した油圧スイッチSW2の閉成と
同様にエンジンを停止させると共に警報ランプL1のみを
点灯させて停止の主原因を表示する。
この停止の主原因となった部分の警報ランプを表示する
動作は、カバースイッチSW1、水温スイッチSW3も同様で
ある。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、エンジンのコンビネーシ
ョンスイッチの第1の切換え位置にした時から所定の設
定時間の間作動するタイマ回路と、該タイマ回路の作動
期間中グロープラグに通電を行なう通電回路と、前記エ
ンジンの運転状態の異常が検出されたとき作動する表示
回路と、前記タイマ回路の作動期間中前記表示回路の作
動を無効にすると共に該表示回路への通電を行なう表示
チェック回路と、前記コンビネーションスイッチを前記
第1の切換え位置に続く第2の切換え位置にしたとき、
前記タイマ回路の作動を終了させると共に、前記通電回
路を作動させかつスタータモータの始動を図る始動回路
とを備える構成としたので、予熱用のグロープラグへの
一定時間の通電と、運転状態の表示用の各種表示装置の
作動確認を、一つのタイマ回路の共用化により同時に行
なうことができ、回路構成の簡略化が図れる。またこの
作動確認動作はエンジンのスタータモータの始動操作と
同時に強制的に終了させることができるので長すぎる表
示にもならず適当な表示時間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るディーゼルエンジンの運転装置の一実
施例を示す回路図である。 CS…コンビネーションスイッチ、C7…コンデンサ(タイ
マ回路)、T4、T7、T8、T9…トランジスタ(表示回
路)、T10…トランジスタ(表示チェック回路)、T11
トランジスタ(通電回路)、D2…ダイオード(始動回
路)、SM…スタータモータ、GP…グロープラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのコンビネーションスイッチの第
    1の切換え位置にした時から所定の設定時間の間作動す
    るタイマ回路と、該タイマ回路の作動期間中グロープラ
    グに通電を行なう通電回路と、前記エンジンの運転状態
    の異常が検出されたときに表示装置へ通電して表示動作
    させる表示回路と、前記タイマ回路の作動期間中前記表
    示回路へ強制的に通電して表示動作させる表示チェック
    回路と、前記コンビネーションスイッチを前記第1の切
    換え位置に続く第2の切換え位置にしたとき、前記タイ
    マ回路の作動を強制的に終了させると共に、前記通電回
    路を作動させかつスタータモータの始動を図る始動回路
    とを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの運転
    装置。
JP2249489U 1989-02-27 1989-02-27 ディーゼルエンジンの運転装置 Expired - Fee Related JPH0645629Y2 (ja)

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