JPH0370868A - スタータによるエンジン始動状態検出装置及びその装置を用いたスタータの自動始動装置 - Google Patents

スタータによるエンジン始動状態検出装置及びその装置を用いたスタータの自動始動装置

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JPH0370868A
JPH0370868A JP20522789A JP20522789A JPH0370868A JP H0370868 A JPH0370868 A JP H0370868A JP 20522789 A JP20522789 A JP 20522789A JP 20522789 A JP20522789 A JP 20522789A JP H0370868 A JPH0370868 A JP H0370868A
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正弘 瀬口
Tsuyoshi Araki
荒木 剛志
Taku Ito
卓 伊東
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、スタータによるエンジン始動状態検出装置及
びその装置を用いたスタータの自動始動装置に関するも
のである。
「従来の技術及びその問題点」 車S等のエンジンを始動させるスタータは、工ンジンが
着火され始動した後は、エンジンのリングギヤに噛み合
うピニオンギヤを後退させて、スタータのオーバーラン
を防止するようにしている。
このため、エンジンの始動状態を検出する必要がありそ
の手段として、例えば特公昭49−44682号公報に
示されるように、スタータ電圧を検出するもの、実公昭
52−6737号公報に示されるように、エンジンの着
火状態をオルタネータの発電電圧から検出するものがあ
る。
しかしながら、スタータ電圧からエンジンの始動状態を
検出するものは、エンジン駆動時の電圧脈動が大きく、
更にバッテリの容量及び充電状態、或いはスタータ以外
の電気的負荷状態によりスタータ電圧が大きく左右され
検出が不安定となる虞れがあった。
また、オルタネータの発電電圧に基づく場合は、オルタ
ネータを備えていないエンジンでは採用することができ
ない問題点がある。
一方、特公昭60−10187号公報には、スタータの
自動始動方法及び装置が開示され、エンジン回転センサ
の検出信号をマイクロコンピュータに入力して、予め定
めたプログラムに従いエンジンの始動状態を判定する手
段が示されている。
しかしながら、前記エンジンの始動状態を判定する手段
は、コンピュータによりエンジンの自動始動を制御する
一連のソフトウェア中に組み込まれたもので、エンジン
の始動状態の検出手段としての汎用性はなく、また電子
制御タイプでないエンジン自動始動装置には適用できな
いという問題点がある。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
、スタータのオーバーランを防止するスタータ保護装置
や、エンジンの自動始動装置等に用いて、エンジンの始
動状態を確実に検出できるスタータによるエンジン始動
状態検出装置を提供するとともに、該装置を用いること
により、簡易な構成でかつ作動の確実なスタータの自動
始動装置を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するための具体的手段として、スタート
スイッチの電源投入操作により始動されるスタータのモ
ータ端子rrR電圧と、電機子電圧とを検出する電圧検
出手段と、検出されたモータ端子間電圧と電機子電圧の
いずれか一方を基準値とし他方を比較値として比較し、
基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値とするとき
若しくはモータ端子間電圧を基準値とする比較の際にそ
れぞれ設定される所定の値をこえる場合、エンジン始動
状態検出信子を出力する比較手段とから構成したことを
特徴とするスタータによるエンジン始動状態検出装置が
提供される。
また、スタートスイッチの電源投入操作と同時にスター
トするタイマ手段と、該タイマ手段の所定のタイマ時間
スタータに通電するスタータ駆動手段と、始動されるス
タータのモータ端子間電圧と、電機子電圧とを検出する
電圧検出手段と、検出されたモータ端子間電圧と電機子
電圧のいずれか一方を基準値とし他方を比較値として比
較し、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値とす
るとき若しくはモータ端子間電圧を基準値とする比較の
際にそれぞれ設定される所定の値をこえる場合、エンジ
ン始動状態検出信号を出力する比較手段とからなり、比
較手段が出力するエンジン始動状態検出信号により前記
スタータ駆動手段への通電を遮断するようにしたことを
特徴とするスタータの自動始動装置が提供される。
「作用」 前記したスタータによるエンジンの始動状態検出装置に
よれば、電圧検出手段により、スタータのモータ端子間
電圧と電機子電圧とが検出され、この両電圧のいずれか
一方を基準値とし他方を比較値として比較手段に入力し
、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値とすると
き若しくはモータ端子同電圧を基準値とする比較の際に
それぞれ設定される所定の値をこえる場合、該比較手段
がエンジン始動状態検出信号を出力する。
また、前記したスタータの自動始動装置によれば、スタ
ートスイッチの電源投入操作と同時にスタートするタイ
マ手段により、所定のタイマ時間スタータ駆動手段に通
電されスタータが始動し、電圧検出手段により、スター
タのモータ端子間電圧と電機子電圧とが検出され、この
両型圧のいずれか一方を基準値とし他方を比較値として
比較手段に入力し、基準値/比較値の値が、電機子電圧
を基準値とするとき若しくはモータ端子間電圧を基準値
とする比較の際にそれぞれ設定される所定の値をこえる
場合、該比較手段がエンジン始動状態検出信号を出力し
、スタータ駆動手段への通電が遮断されスタータを非作
動とする。前記エンジン始動状態検出信号が出力されな
い場合は、前記タイマ時間の経過によりスタータ駆動手
段への通電が自動的に遮断されスタータを非作動とする
「実施例」 (第1実施例) 本発明のスタータによるエンジン始動状態検出装置の実
施例を、スタータのオーバーランを防止するスタータ保
護装置に適用した態様で第1実施例として説明する。
第1図において、1はバッテリ、2はキースイッチであ
り、イグニツシゴンスイッチ2aとスタータ3を始動す
るスタートスイッチ2bよりなる。
3は公知のスタータであって、31.32はエンジンの
リングギヤ(不図示〉に噛合うピニオンギヤ(不図示)
を進出させるとともに、常開接点33を閉じさせる吸引
及び保持用のコイルである。34は界磁巻線、35は電
機子であって、スタータのモータ部3aを構成する。
B点はスタータ3とバッテリ1とが接続されるB端子、
M点は前記常開接点33とモータ部3aをつなぐM端子
、A点は界磁巻線34と電機子35の巻線とを接続する
A端子を示す、4は前記コイル31.32の入力端子で
ある。5はリレーであり、常開のリレー接点51と吸引
コイル52とから構成される。リレー接点51の一端は
前記B接点と接続し、他端はコイル31.32の入力端
子4と接続する。
6は本発明のスタータによるエンジン始動状態検出装置
である。
61は前記M端子に接続した電圧検出回路であって、モ
ータ端子間電圧を検出する。62は前記A端子に接続し
てt機子電圧を検出する電圧検出回路である。いずれも
本発明の電圧検出手段に相当する。
第1図の場合、モータ端子間電圧はバッテリ端子又はス
タートスイッチ2の端子からも検出することができる。
前記電圧検出回路61は、抵抗R1とR2を直列に介装
するとともに、抵抗R1とR2との接続点から抵抗R3
を介して比較器63の反転入力端子に接続する。これに
より、モータ端子間電圧を抵抗R1とR2の比により分
圧して比較器63に比較値として入力する。また電圧検
出回路62は、抵抗R4と介して比較器63の非反転入
力端子に接続して、電機子電圧を比較器63に基準値と
して入力する。64は前記スタートスイッチ2bに接続
して、リレー5の吸引コイル52とリレー駆動用のトラ
ンジスタTriを直列に介装したリレー駆動回路である
。リレー駆動回路64には、吸引コイル52と並列にフ
ライホイールダイオードD1を結線して該吸引コイル5
2の誘起電圧を検出する。65はスイッチング回路であ
って、リレー駆動回路64から分岐し、抵抗R5を介装
して前記リレー駆動用のトランジスタTr1のベースに
結線するとともに、抵抗R6とスイッチング用のトラン
ジスタTr2とを並列に結線する。前記比較器63の出
力回路66は抵抗R7とR8を介装するとともに、前記
スイッチング用のトランジスタTr2のベースに接続す
る。67は帰還抵抗R9を介して比較器63の非反転入
力端子に接続した帰還回路である。
上記構成の作動について説明する。運転者がキースイッ
チ2をスタートスイッチ2b側に入れる電源投入操作を
行うと、スイッチング回路65により電源電圧が抵抗R
5を介してリレー駆動用のトランジスタTriのベース
に印加され、トランジスタTr1が導通し、リレー5の
吸引コイル52が作動して、常開のリレー接点51を閉
じる。
リレー接点51が閉じると、前記B端子と入力端子4が
通じてコイル31.32が作動するとともに、常開接点
33が閉じスタータ3が作動し、公知のようにスタータ
3のピニオンギヤが進出してエンジンのリングギヤと噛
合いエンジンを駆動し、エンジンは着火する。
第2図は、前記したスタートスイッチ2b投入後のスタ
ータ3のモータ端子間電圧v、lと電機子電圧vAの変
化を示したもので、モータ端子間電圧VMは実線により
、電機子電圧VAは点線により示す、ここで以下の事が
着目される。即ち、エンジン駆動時のモータ端子間電圧
V9と、電機子電圧VAとの比は通常vA/vN#1/
2〜9/10であり、エンジン着火後の上記電圧比は、
VA″/VM’>9/10となる。従って第1図におい
て、電圧検出回路61に直列に介装した抵抗R1とR2
との抵抗値の比を1=9に設定すれば、検出されるモー
タ端子間電圧Vイが9/10に分圧されて、比較器63
の反転入力端子に比較値として入力される。一方弁反転
入力端子には、電機子電圧■6が基準値として入力され
るから、比較器63により(9/i o)xv、とvA
とが比較される。前記したように、スタータ3によるエ
ンジン駆動中は、基準値/比較値=V A / V N
 = 1 / 2〜9/10であるので、VA≦(9/
10)V、となり比較器63は「0」状態を出力する。
このため、スイッチング用のトランジスタTr2は導通
しないから、リレー駆動用のトランジスタTriが導通
状態を続け、エンジンを駆動し続ける。
次にエンジンが着火し完爆に至ると、第2図に示すV、
’、V、’の如く上昇してVA’><9/10)×v、
′となって、■6°/V、′即ち基準値/比較値の値が
9/10をこえる。従って比較器63は「1」状態を出
力して、前記トランジスタTr2が導通し、これにより
トランジスタTriが遮断する。トランジスタTriの
遮断により、リレー5の吸引コイル52が非作動となっ
てリレー接点51が開き、端子4には電圧が印加されな
い、このため、コイル31.32が非作動となってスタ
ータ3は接点33を開くとともに、エンジンのリングギ
ヤに噛合うピニオンギヤを@退させる。
尚、エンジン完爆後のスタータ3の復帰状態は、帰還回
路67の帰還抵抗R9の作用により比較器63が出力「
1」状態を保つ事で維持される。
又、第1図破線に示すようにコンデンサCIO。
抵抗RIO,R11を設ければスタートスイッチ2b投
入時、比較器63の非反転入力端子側は確実に低電位に
保たれ、スタートスイッチ2bのチャタリングに対しよ
り安定した作動となるとともに、M端子及びA端子に重
畳されるノイズに対しても確実な作動を呈することがで
きる0図示しないが、反転入力端子側についても同様の
理由から抵抗R2と並列にコンデンサを追加できる。
第3図はスタータ保護装置の他の実施例を示したもので
、スタータ3のモータ部3aの電機子35と界磁巻線3
4との結線を変更したものであり、さらに吸引及び保持
用のコイル31.32の入力端子4への通電制御をトラ
ンジスタTr3を用いた半導体スイッチSにより行うよ
うにしたものである0本実施例に用いるエンジン始動状
態検出装置16と前記した第1実施例に用いたエンジン
始動状態検出装置6は、抵抗R12とツェナーダイオー
ドZDを用いて定電圧化を図るとともに、スタータ3の
モータ部3aを構成する電機子35と界磁巻線34との
位置関係を逆にして接続した点で相違する。このため、
M端子に接続した電圧検出回路161と、A″端子接続
した電圧検出回路162とにそれぞれ直列に介装する抵
抗R13、R14及びR15,R16の抵抗値により、
比較器63の動作点をV a”≦(1/10)V、とす
る、前記電圧検出回路161は比較器63の非反転入力
端子と接続して、V、Iを抵抗R13とR14とで分圧
するとともに、抵抗R4を介して基準値として入力する
。電圧検出回路162は反転入力端子と接続して、VA
’を抵抗R15とR16とで分圧するとともに、抵抗R
3を介して比較値として入力する。エンジン着火後、完
爆によりA′端子の電位が低くなりV、’<(1/1 
o)XV工、即ち基準値/比較値=V、/VA’>10
となった場合に、比較器63が「1」状態を出力してト
ランジスタTr2を導通し、トランジスタTr1を遮断
し、さらにトランジスタTr3を遮断するから、コイル
31.32への入力端子4に電源電圧が印加されない、
従って、コイル31.32が非作動となってスタータ3
は接点33を開くとともに、エンジンのリングギヤに噛
合うピニオンギヤを後退させる。その他、本実施例の作
動については、第1実施例の場合と同様であるので、詳
細な説明は省略する。
前記各実施例のスタータの保護装置は、本発明のスター
タによるエンジン始動状態検出装置を用いることにより
、運動者がスタートスイッチ2bを電源投入状態に維持
し続けても、或いはスタートスイッチ2bの引っ掛かり
等による不戻り故障を生じても、エンジンが着火し完爆
に至れば自動的にスタータがエンジン側から離脱する。
従ってエンジンによりスタータが駆動される、いわゆる
オーバーランを完全に防止してスタータを保護すること
ができる。
(第2実施例) 本発明のスタータによるエンジン始動状態検出装置を用
いたスタータの自動始動装置の実施例を第2実施例とし
て説明する。
第4図において、スタータ3.リレー5及びスタータに
よるエンジン始動状態検出装置6の各構成は、第1図に
示した第1実施例と同様であるので、第1図と同一符号
を付して詳細な説明を省略する。なお、リレー5は本発
明のスタータの自動始動装置の駆動手段に相当する。
7はスタータ3の自動始動のためのタイマ一部である。
タイマ一部7の比較器71の非反転入力端子には、コン
デンサC20と抵抗R21とを直列に介装した充電回路
72のP点の電位が抵抗R22を介して入力されるよう
に、また反転入力端子には、抵抗R23,R24を直列
に介装した分圧回路73のQ点の電位が抵抗R25を介
して入力されるようにスタートスイッチ2bと接続する
比較器71の出力回路74は、前記エンジン始動状態検
出装置6のスイッチング回路65に接続する。75は帰
還回路であって、帰還抵抗R26を介して比較器71の
非反転入力端子と接続される。
また、M点の電圧がダイオードD2を介して比較器71
に入力されるようにM端子と結線する。
前記タイマ一部7とエンジン始動状態検出装置6及びス
タータ3とから構成されるスタータ自動始動装置の作動
について説明する。
運転者がキースイッチ2をスタートスイッチ2bに入れ
る電源投入操作を行うと、タイマ一部7の充電回路72
には充電電流がコンデンサC20を介して抵抗R21に
流れる。また分圧回路73にも抵抗R23,R24に電
流が流れる。充電回路72のP点の電位は第5図(b)
に示すように減衰し、分圧回路73のQ点の電位は抵抗
R23゜R24で分圧された値となり、比較器71によ
り比較する。P点の電位≧Q点の電位となる所定時I′
0ffTの間、比較器71はrlJ状態を出力する(同
図(C))、従って、比較器71の出力回路74に接続
する前記スイッチング回路65の抵抗R5を介して、リ
レー駆動用のトランジスタTriのベースにt流が流れ
、トランジスタTriが導通してリレー5を駆動する。
リレー5が駆動されるとスタータ3が始動し、エンジン
が着火して完爆に至るまでの間、エンジン始動状態検出
装置11f6はスタータ3のモータ端子間電圧VNと電
機子電圧VAとを、前述の第1実施例の場合と同様の作
動により比較器63で比較し、エンジン完爆後はリレー
5を遮断してスタータ3をエンジンから離脱させる(同
図(d)〜(f ))、また、第5図(a)の破線で示
すように、エンジン着火以前に運転者がスタートスイッ
チを遮断した場合(いわゆるチョンがけをした場合〉で
も、ダイオードD2を介してM端子電圧が比較器71に
供給されるので、前記したように、スタータ3の接点3
3が開くまで所定時間Tの間スタータ3が始動される。
さらに、エンジンの着火が悪く完爆に至らない場合は、
運転者はスタートスイッチ2bを長時間操・作し続ける
が、第5図(C)に示すように所定時間T経過後は、比
較器71は「0」出力状態となって、リレー駆動用のト
ランジスタTriが遮断され、スタータ3のコイル31
.32の入力端子に電圧印加されず、スタータ3がエン
ジンから離脱して復帰する。従って、この時運転者はス
タートスイッチ2bを−旦遮断後再度始動させることに
なり、余分な電力を使う事なく又スタータの発熱ひいて
は焼損を防止することができる。
また、本実施例のスタータの自動始動装置は、エンジン
始動状態検出装置6によりエンジン始動状況を常に監視
しているため、エンジン完爆と共にスタータ3は復帰し
、オーバーランすることもない、さらにM端子電圧をダ
イオードD2を介して比較器71に電源供給しているの
で、いわゆるチョンがけをした場合でも確実にエンジン
を始動せしめることができる。このため、第4図の破線
に示す如くキースイッチ2でなくブツシュ式スイッチ2
b’を用いることもでき、この場合は操作性、簡便性を
一層増したスタータの自動始動装置とすることができる
。また、リレー5の電源をスタートスイッチ2bでなく
キースイッチ2のイグニッションキー2aの端子からと
ることもできる。
「発明の効果」 本発明のスタータによるエンジン始動状態検出装置は、
前記した構成になり、電圧検出手段により、スタータの
モータ端子間電圧と電機子電圧とが検出され、この両電
圧のいずれか一方を基準値とし他方を比較値として比較
手段に入力し、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基
準値とするとき若しくはモータ端子間電圧を基準値とす
る比較の際にそれぞれ設定される所定の値をこえる場合
、該比較手段がエンジン始動状態検出信号を出力するも
のであって、エンジン始動状態の検出をスタータのモー
タ部の内部電圧であるモータ端子間電圧と電機子電圧と
の比較により行うから、バッテリの容量及び状態とかス
タータ以外の電気負荷状態に左右されることなく、安定
かつ信頼性の高い検出が可能となる。また、全体構成が
スタータと1個の比較器を用いた回路構成によるもので
、簡易となってスタータ保護装置とかスタータの自動始
動装置に適用するのに最適となる等の優れた諸効果があ
る。
本発明のスタータの自動始動装置はスタートスイッチの
電源投入操作と同時にスタートするタイマ手段により、
所定のタイマ時間スタータ駆動手段に通電されスタータ
が始動し、電圧検出手段により、スタータのモータ端子
間電圧と電機子電圧とが検出され、この両電圧のいずれ
か一方を基準値とし他方を比較値として比較手段に入力
し、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値とする
とき若しくはモータ端子間電圧を基準値とする比較の際
にそれぞれ設定される所定の値をこえる場合、該比較手
段がエンジン始動状態検出信号を出力し、スタータ駆動
手段への通電が遮断されスタータを非作動とするもので
あって、前記したスタータによるエンジン始動状態検出
装置を用いているため、構成を簡易にできるとともに、
スタータの自動始動を確実に行うことができる等の優れ
た効果を有する。
す電気回路図、第5図は第2実施例の作動を示すタイミ
ングチャートである。
211.キースイッチ、  2 b 、、、スタートス
イッチ、 31.、スタータ、 481.入力端子、 
50.。
リレー〈スタータ駆動手段)、 6,16.、、スター
タによるエンジン始動状態検出装置、 71.。
タイマ一部(タイマー手段)、 33 、、、常開接点
、34 、、、界磁巻線、 35.、、電機子、 61
,161.62,162.、、電圧検出回路(電圧検出
手段)、 63.、、比較器(比較手段〉。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の構成を示す電気回路図、第2図は
第1実施例の作動を示すタイミングチャート、第3図は
第1実施例の他の実施例の構成を示す電気回路図、第4
図は第2実施例の構成を示第 1 図 第 図 第 図 第 図 短時間オン(チョンがけ時)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スタートスイッチの電源投入操作により始動され
    るスタータのモータ端子間電圧と、電機子電圧とを検出
    する電圧検出手段と、検出されたモータ端子間電圧と電
    機子電圧のいずれか一方を基準値とし他方を比較値とし
    て比較し、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値
    とするとき若しくはモータ端子間電圧を基準値とする比
    較の際にそれぞれ設定される所定の値をこえる場合、エ
    ンジン始動状態検出信号を出力する比較手段とから構成
    したことを特徴とするスタータによるエンジン始動状態
    検出装置。
  2. (2)スタートスイッチの電源投入操作と同時にスター
    トするタイマ手段と、該タイマ手段の所定のタイマ時間
    スタータに通電するスタータ駆動手段と、始動されるス
    タータのモータ端子間電圧と、電機子電圧とを検出する
    電圧検出手段と、検出されたモータ端子間電圧と電機子
    電圧のいずれか一方を基準値とし他方を比較値として比
    較し、基準値/比較値の値が、電機子電圧を基準値とす
    るとき若しくはモータ端子間電圧を基準値とする比較の
    際にそれぞれ設定される所定の値をこえる場合、エンジ
    ン始動状態検出信号を出力する比較手段とからなり、比
    較手段が出力するエンジン始動状態検出信号により前記
    スタータ駆動手段への通電を遮断するようにしたことを
    特徴とするスタータの自動始動装置。
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