JP2766593B2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents
内燃機関点火装置Info
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Description
ていない、例えばパーソナルウォータビークル等におけ
る内燃機関点火装置に関するものである。
関点火装置では、バッテリ電圧により、モータを駆動さ
せるためのスタータリレーを作動させると共に、点火装
置を駆動させるようにした内燃機関点火装置が知られて
いる。
置を示す回路図である。従来の内燃機関点火装置は、電
力を供給するためのバッテリ1と、このバッテリ1によ
ってスタート時に駆動されるモータ2と、このモータ2
をスタート時にバッテリ1に接続するためのリレースイ
ッチ3と、このリレースイッチ3の後述するスタータリ
レーとバッテリ1の間に接続され、スタート時にオンさ
れてスタータリレーをバッテリ1に接続するノーマルオ
フタイプのスタータスイッチ4と、スタート時にバッテ
リ1の電圧によって内燃機関(図示しない)に点火を行
う点火装置5と、この点火装置5とバッテリ1の間に接
続され、スタート時に点火装置5をバッテリ1に接続す
るための電源スイッチ6とを備えている。
に接続され、スタータスイッチ4のオン時にバッテリ1
に接続されるスタータリレー3aと、バッテリ1とモー
タ2の間に接続され、スタータリレー3aによって開閉
されてモータ2をオン/オフする接点3bとを備えてい
る。
点火装置5による点火を停止させて内燃機関を停止させ
るストップスイッチ7が接続され、点火装置5の出力側
には点火コイル8が接続されている。
オフ位置、オン位置、及びスタート位置の3つのポジシ
ョンを有する1つのキースイッチ25によって構成され
ている。
いて説明する。内燃機関を始動するに際しては、電源ス
イッチ6をオンさせると共に、スタータスイッチ4をオ
ンさせる。即ち、キースイッチ25をまずスタート位置
に回して内燃機関の始動を行う。スタータスイッチ4が
オンされるとバッテリ1より電流がスタータスイッチ4
を介してスタータリレー3aに流れ、スタータリレー3
aは接点3bを作動させてこの接点3bをオンする。接
点3bがオンされると、バッテリ1よりモータ2に電流
が流れ、モータ2が駆動される。モータ2が駆動される
とこれによって内燃機関が駆動され、同時に電源スイッ
チ6を介してバッテリ電圧が印加された点火装置5が駆
動されて内燃機関に点火が行なわれ、内燃機関の始動が
行なわれる。
電源スイッチ6をオフすれば点火装置5による点火が停
止され、内燃機関はその駆動が停止される。また、非常
の場合はストップスイッチ7をオンすることによっても
停止される。
うな従来の内燃機関点火装置では、内燃機関の始動の為
にスタータスイッチ4と電源スイッチ6の2つの機械的
なスイッチを設けなければならず、部品点数が増加する
と共に、これらをキースイッチ25で構成する場合はそ
の防水対策がなされなければならず、コスト高となると
いう問題点があった。また、キースイッチ25をオンし
ているときに、ストップスイッチ7をオンして内燃機関
を停止させると、このストップスイッチ7を介してリー
ク電流が流れ、バッテリ1が消耗するという問題点もあ
った。
めになされたもので、低コストで、且つリーク電流によ
りバッテリが消耗することもない内燃機関点火装置を提
供することを目的としている。
る内燃機関点火装置は、バッテリとスタータリレーの間
に設けられ、スタート時にオンされることによって上記
スタータリレーを動作させるスタータスイッチと、点火
装置と上記バッテリの間に設けられ、上記スタータスイ
ッチがオンされたことを検出することによって、上記バ
ッテリと点火装置とを接続すると共に、この点火装置へ
の上記バッテリからの流入電流によって上記バッテリと
上記点火装置の接続を維持するスイッチ手段とを備えた
ものである。
火装置は、バッテリとスタータリレーの間に設けられ、
スタート時にオンされることによって上記スタータリレ
ーを動作させるスタータスイッチと、上記点火装置と上
記バッテリの間に設けられ、上記スタータスイッチがオ
ンされたことを検出することによって、上記バッテリと
点火装置とを接続すると共に、この点火装置への上記バ
ッテリからの流入電流によって上記バッテリと上記点火
装置の接続を維持するスイッチ手段と、上記点火装置に
接続され、上記点火装置がエンストした場合を検出し
て、上記スイッチ手段による上記バッテリと上記点火装
置との接続をオフするエンスト検出手段とを備えたもの
である。
においては、スタータスイッチとスイッチ手段の組み合
わせにより、キースイッチの構造を有する必要がない。
またスイッチ手段は機械的なスイッチではなく回路によ
って構成することができる。更に、スイッチ手段は一度
電流がなくなるとその後オフするため、バッテリから点
火装置を介してリーク電流が流れることもない。
点火装置においては、スタータスイッチとスイッチ手段
の組み合わせにより、キースイッチの構造を有する必要
がない。またスイッチ手段は機械的なスイッチではなく
回路によって構成することができる。更に、スイッチ手
段は一度電流がなくなるとその後オフするため、バッテ
リから点火装置を介してリーク電流が流れることもな
い。また、エンスト検出手段によって、内燃機関がエン
ストした場合にもリーク電流が流れるのを防止すること
ができる。
する。図1はこの発明の実施例1を示す構成図であり、
1〜3、5、8は図3に示したものと同様のものであ
る。実施例1は、従来の内燃機関点火装置として図3に
示した電源スイッチ6に代わり、この発明におけるスイ
ッチ手段9を備えたものである。
ッタ10aが接続され、点火装置5にコレクタ10bが
接続されたPNPトランジスタ10と、このPNPトラ
ンジスタ10のエミッタ10aとベース10cとの間に
接続された抵抗11と、PNPトランジスタ10のベー
ス10cに抵抗12を介してコレクタ13aが接続さ
れ、アースにベース13bが接続されたNPNトランジ
スタ13と、スタータスイッチ4Aとスタータリレー3
aとの間にアノードが接続されたダイオード14と、こ
のダイオード14のカソードに一端が接続され、他端が
NPNトランジスタ13のベース13cに接続された抵
抗15と、NPNトランジスタ13のベース13cとP
NPトランジスタ10のコレクタ10bとの間に接続さ
れた抵抗16とを備えて構成され、NPNトランジスタ
13のベース13cとアースとの間には、ノーマルオフ
タイプのストップスイッチ7Aが接続されている。
内燃機関を始動するに際しては、スタータスイッチ4A
をオンさせる。スタータスイッチ4Aがオンされると、
バッテリ1よりスタータリレー3aに電流が流れ、スタ
ータリレー3aは接点3bを作動させてこの接点3bを
オンさせる。接点3bがオンされると、バッテリ1より
モータ2に電流が流れ、モータ2が駆動されて内燃機関
が駆動される。
と、NPNトランジスタ13のベース13cにダイオー
ド14、及び抵抗15を介してバッテリ電圧が印加さ
れ、NPNトランジスタ13がオンして、PNPトラン
ジスタ10のベース10cの電位を低下させる。これに
よりPNPトランジスタ10がオンされ、バッテリ電圧
が点火装置5に印加されて内燃機関の点火が行われると
共に、抵抗16を介してNPNトランジスタ13のベー
ス13cにバッテリ電圧が印加される。従ってPNPト
ランジスタ10はスタータスイッチ4Aによって一度オ
ンされると、抵抗16を介してバッテリ電圧がNPNト
ランジスタ13のベース13cに印加されるため、その
後スタータスイッチ4Aをオフしてもオン状態を維持す
る。こうしてスイッチ手段9は、自己保持回路を構成し
ている。
ストップスイッチ7Aをオンすれば、NPNトランジス
タ13のベース13cが強制的にアース電位に落とされ
る結果、NPNトランジスタ13がオフされ、これによ
って、PNPトランジスタ10のベース10cの電位が
上昇してPNPトランジスタ10がオフし、従ってスイ
ッチ手段9がオフされる。スイッチ手段9がオフされれ
ば、点火装置5による点火が停止され、内燃機関はその
駆動が停止される。
イプのスタータスイッチ4Aをオンすることによっての
み内燃機関の始動が行われることとなり、従来のように
電源スイッチ6を設ける必要がない。従ってキースイッ
チの構成も不要となり、その防水対策も不要となる。ま
た、ストップスイッチ7Aによって、内燃機関の駆動を
停止した場合でも、スイッチ手段9がオフされる結果、
バッテリ1からの電流がアースにリークすることもな
い。
について説明する。図2はこの発明の実施例2を示す回
路図であり、1〜5、7A〜16は実施例1と同様のも
のである。実施例2は、実施例1の構成に対して、内燃
機関のエンストを検出するエンスト検出手段17を設け
たものである。
に接続され、点火装置5の点火時期信号の有無を検出す
ることで、内燃機関のエンストを検出するエンスト検出
装置18と、このエンスト検出装置18の出力側にベー
ス19aが接続され、NPNトランジスタ13のベース
13cにコレクタ19bが接続され、アースにエミッタ
19cが接続されたスイッチトランジスタ19とから構
成される。
を設けたのに加え、ストップスイッチ7AによってPN
Pトランジスタ10がオンからオフに変更される過度期
に、PNPトランジスタ10と点火装置5を介して電力
供給を受けているエンスト検出装置18が不安定な動作
を起こして再びPNPトランジスタ10をオンさせるの
を防止するため、PNPトランジスタ10が完全にオフ
するまでは点火装置5及びエンスト検出装置18に電力
供給を行って動作の安定化を図るために、電源保持回路
としてのコンデンサ20が点火装置5の入力側とアース
間に接続され、また、電流規制用のダイオード21がP
NPトランジスタ10のコレクタ10bとコンデンサ2
0との間に接続されている。
内燃機関の始動と停止については、実施例1と同様なの
でここでの説明は省略する。点火装置5がエンストする
と、これをエンスト検出装置18が検出して、ハイレベ
ルの信号をスイッチトランジスタ19のベース19aに
出力する。これによって、スイッチトランジスタ19が
オンするとNPNトランジスタ13のベース13cが強
制的にアース電位に落とされる結果、NPNトランジス
タ13がオフされ、これによって、PNPトランジスタ
10のベース10cの電位が上昇してPNPトランジス
タ10がオフし、従ってスイッチ手段9がオフされる。
果に加えて、内燃機関のエンスト時にもスイッチ手段9
をオフすることができ、エンスト時の電流リークを防止
することができる。尚、コンデンサ20とダイオード2
1によりエンスト検出装置18等による誤動作も防止で
きる。
内燃機関点火装置は、バッテリとスタータリレーの間に
設けられ、スタート時にオンされることによって上記ス
タータリレーを動作させるスタータスイッチと、点火装
置と上記バッテリの間に設けられ、上記スタータスイッ
チがオンされたことを検出することによって、上記バッ
テリと点火装置とを接続すると共に、この点火装置への
上記バッテリからの流入電流によって上記バッテリと上
記点火装置の接続を維持するスイッチ手段とを備えたた
め、従来のようなキースイッチを設ける必要がなく、そ
の防水性対策が不要となると共に、機械的な部品点数の
削減が図れ、低コストで、且つリーク電流によりバッテ
リが消耗することもないという効果を奏する。
火装置は、バッテリとスタータリレーの間に設けられ、
スタート時にオンされることによって上記スタータリレ
ーを動作させるスタータスイッチと、上記点火装置と上
記バッテリの間に設けられ、上記スタータスイッチがオ
ンされたことを検出することによって、上記バッテリと
点火装置とを接続すると共に、この点火装置への上記バ
ッテリからの流入電流によって上記バッテリと上記点火
装置の接続を維持するスイッチ手段と、上記点火装置に
接続され、上記点火装置がエンストした場合を検出し、
上記点火装置がエンストした場合に、上記スイッチ手段
による上記バッテリと上記点火装置との接続をオフする
エンスト検出手段とを備えたため、従来のようなキース
イッチを設ける必要がなく、その防水性対策が不要とな
ると共に、機械的な部品点数の削減が図れ、低コスト
で、且つリーク電流によりバッテリが消耗することもな
いという請求項1の効果に加え、更に内燃機関がエンス
トした場合にも、バッテリ電流のリークを有効に防止す
ることができるという効果を奏する。
Claims (2)
- 【請求項1】 バッテリ電圧により、モータを駆動させ
るためのスタータリレーを作動させると共に、点火装置
を駆動させるようにした内燃機関点火装置において、 上記バッテリと上記スタータリレーの間に設けられ、ス
タート時にオンされることによって上記スタータリレー
を動作させるスタータスイッチと、 上記点火装置と上記バッテリの間に設けられ、上記スタ
ータスイッチがオンされたことを検出することによっ
て、上記バッテリと点火装置とを接続すると共に、この
点火装置への上記バッテリからの流入電流によって上記
バッテリと上記点火装置の接続を維持するスイッチ手段
と、 を備えたことを特徴とする内燃機関点火装置。 - 【請求項2】 バッテリ電圧により、モータを駆動させ
るためのスタータリレーを作動させると共に、点火装置
を駆動させるようにした内燃機関点火装置において、 上記バッテリと上記スタータリレーの間に設けられ、ス
タート時にオンされることによって上記スタータリレー
を動作させるスタータスイッチと、 上記点火装置と上記バッテリの間に設けられ、上記スタ
ータスイッチがオンされたことを検出することによっ
て、上記バッテリと点火装置とを接続すると共に、この
点火装置への上記バッテリからの流入電流によって上記
バッテリと上記点火装置の接続を維持するスイッチ手段
と、 上記点火装置に接続され、上記点火装置がエンストした
場合を検出して、上記スイッチ手段による上記バッテリ
と上記点火装置との接続をオフするエンスト検出手段
と、 を備えたことを特徴とする内燃機関点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32690692A JP2766593B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 内燃機関点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32690692A JP2766593B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 内燃機関点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173833A JPH06173833A (ja) | 1994-06-21 |
JP2766593B2 true JP2766593B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=18193077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32690692A Expired - Lifetime JP2766593B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 内燃機関点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766593B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3916299B2 (ja) * | 1997-07-23 | 2007-05-16 | ヤマハマリン株式会社 | 船外機付き船舶用の電装品用電源回路 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP32690692A patent/JP2766593B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173833A (ja) | 1994-06-21 |
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