JPS5943514Y2 - 車両空調用圧縮機の緩起動回路 - Google Patents

車両空調用圧縮機の緩起動回路

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Publication number
JPS5943514Y2
JPS5943514Y2 JP1977163725U JP16372577U JPS5943514Y2 JP S5943514 Y2 JPS5943514 Y2 JP S5943514Y2 JP 1977163725 U JP1977163725 U JP 1977163725U JP 16372577 U JP16372577 U JP 16372577U JP S5943514 Y2 JPS5943514 Y2 JP S5943514Y2
Authority
JP
Japan
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air conditioning
engine
compressor
circuit
energized
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Expired
Application number
JP1977163725U
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English (en)
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JPS5489505U (ja
Inventor
正夫 岡嶋
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両駆動用エンジンを動力源としてマグネッ
トクラッチを介して圧縮機を駆動する車両用空調システ
ムにおける圧縮機の緩起動回路に関する。
従来、このような車両用空調システムにおいては、一般
に車両駆動用エンジンの始動時には、空調用圧縮機は起
動させず、エンジンがアイドリンク板上の回転数に達し
た後、空調ポジションスイッチ及び風量コントロールス
イッチをオンにした時初めて圧縮機が起動するような電
気回路としていた。
したがって、例えば長期間空調システムを使用しないで
放置していた場合には、圧縮機内潤滑油がオイル下りを
起すこともあり、そのような時に圧縮機をいきなり高速
運転すると、油切れのために摺動部でカジリを起こす可
能性があった。
また、車室内温度とエンジンの温度差が大きく(例えば
直射日光で車体が照らされて室内の温度が高まり、風に
よりエンジンが冷却されて温度が下っている時)且つエ
ンジンの回転数が高い条件が重なった時、空調サイクル
を運転後、圧縮機内に液状冷媒が貯ることかあり、次の
起動時に圧縮機をいきなり高速回転させると、液圧縮に
よる圧の上昇が急激なため液体により可動部分が急激に
動かされて異音を発するいわゆるウォータハンマと言わ
れる現象を発生する可能性があった。
そこで、上記のような問題を解決するために、エンジン
始動時にスタータと同時に圧縮機を駆動することが提案
されている(特開昭49−34604号公報参照)が、
温度規制回路や回転数制限回路、判別回路等を必要とす
るため回路構成が複雑で高価になる。
’E タ、オートエアコンのような車両空調システムは
圧縮機のみによって構成されているものではなく、ファ
ン及びその駆動用モータ、各種電磁弁及び圧縮機とこれ
らの各部を制御するため回路をも備えているため、この
空調システムのオン・オフスイッチがオン□なっている
と、エンジン始動時に圧縮機だけでなく空調システム全
体が作動してしまい、バッテリ負荷が過大になって始動
性を損ったり、バッテリの消耗を早めたりする恐れがあ
った。
この考案は、これらの問題をも解消して、安価に実施で
きてしかもエンジンの始動性を損ねたりバッテリの消耗
を早めたりする恐れがなく、圧縮機をエンジン始動と共
に低速回転から緩起動させて各部を潤滑する車両空調用
圧縮機の緩起動回路を提供することを目的とする。
そのため、この考案による圧縮機の緩起動回路は、イグ
ニッションスイッチをスタート位置に回動じた時にのみ
通電されて常開接点を閉じ常閉接点を開くリレー回路を
設け、エンジン始動時には前記リレー回路の常開接点を
介して前記マグネットクラッチ駆動用コイルに通電して
圧縮機を起動させ、エンジン始動後は空調システムのオ
ン・オフスイッチ、ファンモータ等ヲ含むエアコン°コ
ントロール回路と前記リレー回路の常閉接点とを介して
前記マグネットクラッチ駆動用コイルに通電するように
して上記の目的を達成するものである。
以下、添付図面を参照してこの考案の実施例を説明する
図において、EBは電源用のバッテリ、Fはヒユーズ、
■Sはイグニッションスイッチ、10は車両駆動用エン
ジンのスタータ回路であり、Mはスタータモータのフィ
ールド巻線、Aはソノアーマチュア、S は電磁接点、
Pは電磁接点S、をオンすると共にスタータモータの駆
動力をエンジンに伝達するための機構馨作動させるプラ
ンジャコイルである。
11はこの考案における圧縮機緩起動用のリレー回路で
あり、リレーLに通電されない時はリレー接点SLは図
示のように常閉接点b−c間が接続されており、リレー
Lに通電されるとその間だげ常開接点a−b間が接続さ
れる。
MCはエンジンの駆動力を圧縮機に伝達するためのマグ
ネットクラッチ駆動用コイルであり、12は空調システ
ムのオン オフスイッチ、ファンモータ等を含むエアコ
ン・コントロール回路(以下「A/C回路」と略称する
)である。
このように構成した本実施fl/Cよれば、車両駆動用
エンジンを起動さぐるためイグニッションスイッチIS
’rON位置に回動すると、図示の端子0−2間が接続
されて図示しない点火系に通電さr〜 さらにスタート
位置に回動すると端子0−3間も接続される。
それによってスタータ回路10に通電され、スタータモ
ータが始動してエンジンを始動すると同時に、リレー回
路11のリレーLに通電されてその常開接点a −b間
が接続され、バッテリーEBからヒユーズF、常開接点
a −1)間を介してマグネットクラッチ駆動用コイル
MCに通電される。
したがって、エンジンの駆動力が圧縮機に伝達され、エ
ンジンの始動と共に圧縮機か起動し、徐徐にその回転数
が上がる。
この時にはリレー回路11の常閉接点b−c間は開いて
いるので、空調システムの圧縮機以外のA/C回路12
には通電されない。
エンジン始動後、イグニッションスイッチIsをON位
置に戻すと、端子0−3間が開放され、スタータ回路1
0がオフになると同時に、すV −りへの通電が断たれ
てその常開接点a −b間が開いて常閉接点b −c間
が接続されるため、バッテリEBによりイグニッション
スイッチISの端子0−2間と、A/C回路12と、リ
レー回路11の常閉接点b −c間とを介してマグネッ
トクラッチ駆動用コイルMCに通電される。
したがって、圧縮機及び空調システムの圧縮機以外の部
分が全てA、/C回路12によって制御されて作動する
通常の回路状態となる。
なお、Dはリレー接点すがaからCに切換わる際のマグ
ネットクラッチ駆動用コイルMCに生ずる逆起電力によ
る逆流を防止するためのダイオードである。
以上実施例について説明したように、この考案によれば
、車両空調用の圧縮機はエンジンの始動と同時に緩起動
され、徐々にその回転数が上昇するため、非常に軽負荷
の時に各摺動部に油膜を形成することができ、その後高
負荷、高速回転になっても油切れによるカジリ等の不具
合が発生する恐れはない。
また、緩起動により圧縮機内に貯った液状冷媒を徐々に
排出することができるため、異音の発生馨も防止できる
しかも、従来の回路に常開接点と常閉接点を有するリレ
ー回路を追加することによって安価に実施できる。
また、スタータモータによるエンジン始動時には、たと
え空調システムのオン・オフスイッチがオンになってい
ても、圧縮機にエンジンの回転を伝達するためのマグネ
ットクラッチ駆動用コイルに通電するだけで、エアコン
・コントロール回路(A、/C回路)には通電しないの
で、空調システムにおけるファンモータ等の圧縮機外の
部分が作動することはなく、バッテリ負荷を過大にして
エンジンの始動性を損なったり、バッテリの消耗を早め
たりする恐れはない。
【図面の簡単な説明】 図はこの考案の実施例を示す電気回路図である。 10・・・スタータ回路、11・・・リレー回路、12
・・・エアコン・コントロール回路(A、’C回路)、
EB・・・バッテリ、L・・・リレー、SL・・・リレ
ー接点、a・・・常開接点、C・・・常閉接点、MC・
・・マグネットクラッチ駆動用コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両駆動用エンジンを動力源としてマグネットクラッチ
    を介して圧縮機を駆動する車両空調システムにおいて、
    イグニッションスイッチをスタート位置に回動した時に
    のみ通電されて常閉接点を閉じ常閉接点を開くリレー回
    路を設け、エンジン始動時には前記リレー回路の常開接
    点を介して前記マグネットクラッチ駆動用コイルに通電
    して圧縮機を起動させ、エンジン始動後は空調システム
    のオン・オフスイッチ、ファンモータ等を含むエアコン
    ・コントロール回路と前記リレー回路の常閉接点とを介
    して前記マグネットクラッチ駆動用コイルに通電するよ
    うにしたことを特徴とする車両空調用圧縮機の緩起動回
    路。
JP1977163725U 1977-12-06 1977-12-06 車両空調用圧縮機の緩起動回路 Expired JPS5943514Y2 (ja)

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JP1977163725U JPS5943514Y2 (ja) 1977-12-06 1977-12-06 車両空調用圧縮機の緩起動回路

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JP1977163725U JPS5943514Y2 (ja) 1977-12-06 1977-12-06 車両空調用圧縮機の緩起動回路

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Publication Number Publication Date
JPS5489505U JPS5489505U (ja) 1979-06-25
JPS5943514Y2 true JPS5943514Y2 (ja) 1984-12-24

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ID=29160623

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JP1977163725U Expired JPS5943514Y2 (ja) 1977-12-06 1977-12-06 車両空調用圧縮機の緩起動回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870074A (ja) * 1981-10-21 1983-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd エンジン駆動圧縮機の制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934604A (ja) * 1972-08-07 1974-03-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934604A (ja) * 1972-08-07 1974-03-30

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JPS5489505U (ja) 1979-06-25

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