JPH0648136Y2 - エンジンの運転装置 - Google Patents

エンジンの運転装置

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JPH0648136Y2
JPH0648136Y2 JP2249589U JP2249589U JPH0648136Y2 JP H0648136 Y2 JPH0648136 Y2 JP H0648136Y2 JP 2249589 U JP2249589 U JP 2249589U JP 2249589 U JP2249589 U JP 2249589U JP H0648136 Y2 JPH0648136 Y2 JP H0648136Y2
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勉 平野
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば発動発電機のようなエンジン駆動型作
業機を備えたエンジンの運転装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のエンジンの運転装置としては、例えば実
公昭60-29644号公報に記載されるように、エンジンの冷
却水温の異常上昇、冷却水量の減少、更には潤滑油の圧
力の低下(潤滑油が十分に送られていない)等の異常を
検出した場合、ランプ、ブザー等の報知手段により警報
を発したり、あるいはエンジンを停止させることが行な
われている。
一方、この種のエンジンは多段に切換え可能なコンビネ
ーションスイッチを設け、このスイッチの切換え操作に
よってエンジン停止、通常の運転、およびエンジンの始
動を行なうようにしている場合が多い。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の構成によると、コンビネ
ーションスイッチをON位置にしたままエンジンを始動せ
ずに長時間放置すると、バッテリから各種負荷、例えば
各種表示装置や予熱装置等のエンジン運転負荷や、エン
ジンで駆動される作業機への二次的負荷へ電流が継続し
て流れバッテリの放電量が大きくなって好ましくない。
また、この種のエンジンにおいては、エンジンの潤滑油
圧力が低下したときには警報ができ、さらには、エンジ
ンの潤滑油圧力が低いエンジン始動時には所定の回転数
以上になって潤滑油圧力が本来の検出対象となる圧力に
上昇するまで該警報作動を無効にできるようにする機能
が要求される。
本考案はこのような事情に対して一つのタイマー機能を
活用した簡単な回路構成で以上の問題に対処することを
目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案は、エンジンのコンビネ
ーションスイッチの第1の切換え位置では負荷へバッテ
リ電力を供給すると共に、前記第1の切換え位置に続く
第2の切換え位置では前記負荷にバッテリ電力を供給し
つつスタータモータを始動させるように構成したエンジ
ンの運転装置において、エンジンの潤滑油圧力を検出す
る油圧検出手段と、前記コンビネーションスイッチを前
記第1の切換え位置にした時から所定の設定時間の間作
動するタイマ回路と、このタイマ回路の出力信号と前記
油圧検出手段の出力信号とに基づき前記設定時間が経過
するまで前記油圧検出手段の出力信号にかかわらず前記
負荷にバッテリ電力を供給すべく第1の出力をする一
方、前記設定時間が経過しかつ前記潤滑油圧力の低下が
検出されたとき前記負荷へのバッテリ電力の供給を遮断
すべく第2の出力をする論理回路と、前記コンビネーシ
ョンスイッチを前記第2の切換え位置にした時に前記タ
イマ回路をリセットさせるリセット回路とを設けたこと
を特徴とする。
(作用) コンビネーションスイッチを第1の切換え位置にした時
には負荷へのバッテリ電力供給が行なわれると同時にタ
イマ回路が作動を開始し、このタイマ作動中の油圧検出
手段からの出力信号は無効となる。そして、コンビネー
ションスイッチを第1の切換え位置にしたまま放置する
とタイマ回路の設定時間後に負荷へのバッテリ電力供給
が遮断される。タイマ回路の設定時間内にコンビネーシ
ョンスイッチを第2の切換え位置にすると、負荷へのバ
ッテリ電力供給は継続すると共にタイマ回路はリセット
される。コンビネーションスイッチを第1の切換位置へ
戻した状態で再びタイマ回路は作動を開始すると共に、
このタイマ時間経過後に油圧検出手段が圧力の低下を検
出すると負荷へのバッテリ電力供給が遮断される。
(実施例) 図は本考案の一実施例である発動発電機のエンジン駆動
回路を示すものであり、負極を接地したバッテリBの正
極はエンジン(本実施例では商用周波数出力を得るため
の同期発電機を駆動させるディーゼルエンジン)のコン
ビネーションスイッチCSの可動接点aに接続されてい
る。この可動接点aはOFF(電源オフ位置)、LD(負荷
位置)、及びST(スタータモータ駆動位置)の3つの切
換え位置に対応する固定接点b、c、dに段階的に接続
される。そして、固定接点cからはダイオードD1を介し
て電源Vccとして取り出され、この電源Vcは抵抗R1とコ
ンデンサC1の接続点からさらに電源Vccとして取り出さ
れる。
この電源Vccは抵抗R2を介してトランジスタT1のベース
に接続されており、該トランジスタT1のコレクタは負荷
回路(例えばエンジンの燃料供給バルブの開閉弁用ソレ
ノイドSLおよび同期発電機励磁巻線等)作動用の第1リ
レーRY1の駆動コイルに接続されている。ここで、第1
リレーRY1の駆動コイルは前記バッテリBに接続されて
いる。また、この電源Vccは抵抗R3、R4に接続されてお
り、抵抗R3とコンデンサC2とから成る積分回路の積分出
力はコンパレータCP1の反転入力端に接続され、直列に
接続された抵抗R4と抵抗R5との分圧点はコンパレータCP
1の非反転入力端に接続され、コンパレータCP1の出力端
は抵抗R6を介して前記抵抗R2に接続されている。なお、
抵抗R3、コンデンサC2、コンパレータCP1等はタイマ回
路を構成する。
一方、前記固定接点dはダイオードD2及び抵抗R7を介し
てリセット回路を構成するトランジスタT2のベースに接
続されており、このトランジスタT2のコレクタはダイオ
ードD3を介して前記コンデンサC2に接続されていると共
に、スタータモータSM作動用の第2リレーRY2の駆動コ
イルに接続されている。
他方、前記発電機の出力端子のカバーの開放時に閉成し
てエンジンを停止状態となるように操作するためのカバ
ースイッチSW1はダイオードD4のカソードに接続され、
該ダイオードD4のアノードは前記電源Vccに接続された
抵抗R8に接続され、該抵抗R8とコンデンサC3との接続点
にはトランジスタT3のコレクタが接続されている。ま
た、このトランジスタT3のコレクタにはインバータIVの
入力端が接続され、該インバータIVの出力端は抵抗R9
接続され、この抵抗R9とコンデンサC4との接続点にトラ
ンジスタT3のベースが接続されている。さらに、前記イ
ンバータIVの出力端と抵抗R9との接続点にはダイオード
D5のアノードが接続されていると共に、抵抗R10を介し
てトランジスタT4のベースに接続され、該トランジスタ
T4のコレクタには警報ランプL4を介して前記バッテリB
が接続されている。また、前記ダイオードD5のカソード
は抵抗R11を介してトランジスタT12のベースに接続され
ており、該トランジスタT12のコレクタは前記トランジ
スタT1のベースに接続されている。
作業機である同期発電機とは別に設けられたバッテリ充
電等に用いられる磁石発電機の発電コイルGCはダイオー
ドD6、ツェナーダイオードZDを介してトランジスタT5
ベースに接続され、該トランジスタT5のコレクタは抵抗
R12を介して前記バッテリBに接続されていると共にト
ランジスタT6のベースに接続されている。そして、該ト
ランジスタT6のコレクタは抵抗R13、R14を介して前記電
源Vcに接続され、該抵抗R13と抵抗R14との接続点はノア
ゲートNOR1の第1の入力端に接続されており、該ノアゲ
ートNOR1の第2の入力端には前記コンパレータCP1の出
力端がダイオードD7を介して接続され、該第2の入力端
は抵抗R15を介して接地されている。そして、該ノアゲ
ートNOR1の出力端は抵抗R16を介してインバータIV1、抵
抗R17、インバータIV2、及びダイオードD8が環状に接続
された自己保持回路SHC1に接続され、該自己保持回路SH
C1は抵抗R18を介してトランジスタT7のベースに接続さ
れ、該トランジスタT7のコレクタは発電機が発電してい
る状態か否か、換言すればバッテリBの充電を行なって
いる状態か否かを表示するための警報ランプL1を介して
前記バッテリBに接続されている。
エンジンの潤滑油の油圧が所定値を超えていないときオ
ンする油圧スイッチ(油圧検出手段)SW2はダイオードD
9のカソードに接続され、ダイオードD9のアノードは抵
抗R19を介して前記電源Vccに接続され、ダイオードD9
抵抗R19との接続点はノアゲートNOR2の第1の入力端に
接続されており、該ノアゲートNOR2の第2の入力端には
ダイオードD10のカソードが接続され、該ダイオードD10
のアノードは前記コンパレータCP1の出力端に接続さ
れ、該ノアゲートNOR2の第2の入力端はバイパスコンデ
ンデンサC5を有する抵抗R20を介して接地されている。
そして、該ノアゲートNOR2の出力端は、抵抗R21を介し
てインバータIV3、抵抗R22、インバータIV4、及びダイ
オードD11が環状に接続された自己保持回路SHC2に接続
され、該自己保持回路SHC2は抵抗R23を介してトランジ
スタT8のベースに接続されていると共に、抵抗R24を介
してノアゲートNOR2の出力端に接続されている。また、
該トランジスタT8のコレクタは警報ランプL2を介して前
記バッテリBに接続されている。なお、自己保持回路SH
C2の抵抗R22とインバータIV4との接続点はコンデンサC6
を介して接地されている。
エンジンの冷却水の温度が所定値を超えたときオンする
水温スイッチSW3はダイオードD12のカソードに接続さ
れ、該ダイオードD12のアノードは抵抗R25を介して前記
電源Vccに接続され、ダイオードD12と抵抗R25との接続
点はノアゲートNOR3の第1の入力端に接続されており、
該ノアゲートNOR3の第2の入力端は抵抗R26を介して接
地されている。そして、該ノアゲートNOR3の出力端は、
抵抗R27を介してインバータIV5、抵抗R28、インバータI
V6、及びダイオードD13が環状に接続された自己保持回
路SHC3に接続され、該自己保持回路SHC3は抵抗R29を介
してトランジスタT9のベースに接続されている。該トラ
ンジスタT9のコレクタは警報ランプL3を介して前記バッ
テリBに接続されている。
なお、自己保持回路SHC1、SHC2、及びSHC3は夫々ダイオ
ードD14、D15、D16を介して前記抵抗R11に接続され、ダイ
オードD14と抵抗R11との接続点はダイオードD17を介し
てノアゲートNOR1の第2の入力端に接続され、そして、
ダイオードD15と抵抗R11との接続点はダイオードD18
介してノアゲートNOR2の第2の入力端に接続され、ダイ
オードD16と抵抗R11との接続点はノアゲートNOR3の第2
の入力端に接続されている。
前記ノアゲートNOR1の第1の入力端はダイオードD19
抵抗R30、及びダイオードD20を介して前記トランジスタ
T13のベースに接続され、該トランジスタT13のベースに
は前記抵抗R11に接続された抵抗R31が接続されている。
なお、抵抗R30とダイオードD20との接続点はダイオード
D21を介して前記トランジスタT2のコレクタとダイオー
ドD3との接続点を介して第2リレーRY2の駆動コイルに
接続されている。なお、トランジスタT13のコレクタは
前記トランジスタT2のベースに接続されている。
さらに、前記固定接点dには前記ダイオードD2、そして
抵抗R32、ダイオードD22を介してコンパレータCP2の非
反転入力端に接続されており、該非反転入力端には抵抗
R33とコンデンサC7との接続点が接続され、該抵抗R33
前記電源Vccに接続されている。また、前記コンパレー
タCP2の反転入力端には抵抗R34と抵抗R35の接続点が接
続され、該抵抗R34は前記電源Vccに接続されている。さ
らに、コンパレータCP2の出力端は抵抗R36、R37を介して
トランジスタT10のベースに接続され、該トランジスタT
10のエミッタは前記電源Vccに接続されている。また、
該トランジスタT10のエミッタと前記抵抗R36、R37の接続
点との間にはコンデンサC8が接続されている。また、ト
ランジスタT10のコレクタは抵抗R38及びダイオードD23
を介してトランジスタT11のベースに接続され、該トラ
ンジスタT11のコレクタはエンジンの燃焼室の予熱のた
めのグロープラグの通電を行なう第3リレーRY3の駆動
コイルに接続されている。前記トランジスタT11のベー
スと前記ダイオードD2との間には抵抗R39が接続されて
いる。さらに、前記トランジスタT10のコレクタには抵
抗R40、R41、R42、R43が接続されており、これら抵抗R40、R
41、R42、R43は夫々トランジスタT7、T8、T9、T4のベースに
接続されている。
なお、トランジスタT1〜T9、及びT11〜T13はNPNタイプ
のもの、トランジスタT10はPNPタイプのものであり、ト
ランジスタT1〜T9、及びT11〜T13のエミッタはいずれも
接地されている。さらに、コンデンサC1〜C7の一端は接
地されている。
また、コンビネーションスイッチCSの可動接点aが固定
接点cに接続された位置(第1の切換え位置)では、固
定接点cにバッテリBの電圧が印加され、可動接点aが
固定接点dに接続された位置(第2の切換え位置)で
は、固定接点c及びdの双方にバッテリBの電圧が印加
される一方、可動接点aが固定接点bに接続された位置
ではバッテリBの電圧は両固定接点c、dのいずれにも
印加されない。
次に、上記のように構成された実施例の作動につき説明
する。
まず、コンビネーションスイッチCSを第1の切換え位置
に操作すると、抵抗R4、R5の分圧点の電圧がコンパレー
タCP1の非反転入力端に印加される一方、抵抗R3を介し
てのコンデンサC2の充電電圧がコンパレータCP1の反転
入力端に印加される。このときトランジスタT1のベース
には電源Vccが印加されるので、トランジスタT1がオン
となって第1リレーRY1の駆動コイルが励磁されてソレ
ノイドSLへの通電が行なわれ、燃料供給バルブの開弁が
行なわれる。前記第1の切換え位置への操作の当初には
コンパレータCP1の出力端はハイレベル(以下Hとい
う)であり、このHの出力はノアゲートNOR1及びNOR2
各一つの入力端に供給されるので、両ノアゲートNOR1
びNOR2の出力端はいずれもローレベル(以下Lという)
となる。このため、自己保持回路SHC1、SHC2を介してト
ランジスタT12のベースに印加される電圧もLであるか
らトランジスタT12はオフとなっており、トランジスタT
1はオンを維持し、ソレノイドSLへの通電が前記燃料供
給バルブの開弁等も継続する。
この場合、第2の切換え位置への操作前、即ちエンジン
の運転開始前においては潤滑油の油圧は上昇していない
から油圧スイッチSW2は閉成されノアゲートNOR2の一方
の入力端はLとなっている。
コンビネーションスイッチCSを前記第1の切換え位置に
操作したときからコンデンサC2への充電が開始されてこ
の端子電圧が徐々に上昇するが、そのまま所定の設定時
間(例えば15秒)放置すると、コンパレータCP1の出力
がHからLに変化する。コンパレータCP1の出力がLに
なると、ノアゲートNOR2の二つの入力端がいずれもLと
なるので、該ノアゲートNOR2の出力端はHとなり、該H
の出力は自己保持回路SHC2を介してトランジスタT8のベ
ースに印加され、該トランジスタT8をオンにして警報ラ
ンプL2を点灯させることにより潤滑油が十分に送られて
いないことを表示する。また、自己保持回路SHC2を介し
ての前記Hの出力はトランジスタT12のベースに供給さ
れるので、該トランジスタT12をオンにすると共に、ノ
アゲートNOR1及びNOR3の各一つの入力端をHにするので
両ノアゲートNOR1及びNOR3の出力端はいずれもLに保持
される。即ち発電コイルGC、スイッチSW3の状態如何に
拘わらず警報ランプL1、L3のいずれも点灯することはな
い。なお、自己保持回路SHC2には油圧変動による回路の
安定動作を確保すべくコンデンサC6が設けられている。
また、前記設定時間が経過するまでに、何等かの原因で
発電機の出力端子のカバーが開放されているとスイッチ
SW1が閉成し、インバータIVの入力がLとなりその出力
がHとなるので、抵抗R10を介してトランジスタT4にベ
ース電圧を印加し、該トランジスタT4をオンにして警報
ランプL4を点灯させると共に、ダイオードD5、抵抗R11
を介してトランジスタT12にベース電圧を印加し、該ト
ランジスタT12をオンにしトランジスタT1をオフにして
負荷へのバッテリ電力の供給を遮断する。また、前記イ
ンバータIVの出力がHになると、ダイオードD5を介して
ノアゲートNOR1、NOR2及びNOR3の各第2の入力端をHに
するのでノアゲートNOR1、NOR2及びNOR3の出力端はいず
れもLに保持される。即ち発電コイルGC、油圧スイッチ
SW2、水温スイッチSW3の状態如何に拘わらず警報ランプ
L1、L2、L3のいずれも点灯することはない。
さらに、前記コンビネーションスイッチCSを第1の切換
え位置に操作することにより、電源Vccが供給される
と、このときコンパレータCP2の出力端はLであるから
トランジスタT10がオンとなり、トランジスタT11をオン
にして、第3リレーRY3の駆動コイルへの励磁を行なっ
てグロープラグGPが通電される。また、トランジジスタ
T11のオンにより、抵抗R40、抵抗R41、抵抗R42、抵抗R
43を介してトランジスタT7、T8、T9、T4を夫々オンにする
ので、警報ランプL1、L2、L3、L4が全て点灯する。一方、
コンビネーションスイッチCSを第1の切換え位置に操作
したときからコンパレータCP2の非反転入力端のコンデ
ンサC7の充電が開始し、この充電開始から所定時間(例
えば4秒)経過するとコンパレータCP2の出力端がLか
らHに変化する。このため、トランジスタT10がオフと
なり、トランジスタT11もオフとなってグロープラグへ
の通電が遮断されると共に、トランジスタT7、T8、T9、T4
がいずれもオフになり、警報ランプL1、L2、L3、L4は一斉
に消灯する。つまり、グロープラグへの通電を行なって
いる前記所定時間の間に警報ランプL1、L2、L3、L4のラン
プ切れのチェックが行なえる。
次に、コンビネーションスイッチCSを第1の切換え位置
の状態から、第2の切換え位置に操作すると、ダイオー
ドD2、抵抗R7を介してトランジスタT2にベース電圧が印
加され、該トランジスタT2がオンとなって第2リレーRY
2の駆動コイルを励磁し、スタータモータSMを始動させ
る。
この第2の切換え位置への操作時には、抵抗R32を介し
てコンパレータCP2の非反転入力端に電圧が印加される
ので、コンパレータCP2の出力端は強制的にLからHに
変化し、トランジスタT10をオフにするので、前述の如
く警報ランプL1、L2、L3、L4は消灯する。また、この第2
の切換え位置に操作されると、抵抗R39を介してトラン
ジスタT11にベース電圧が印加されるので前述の通り、
グロープラグGPへの通電が行なわれる。
なお、前記第2の切換え位置への操作によるトランジス
タT2のオン時には、コンパレータCP1の反転入力端のコ
ンデンサC2が放電する。即ち、抵抗R3、コンデンサC2
ら成るタイマ回路がリセットされる。したがって、エン
ジンの自立運転ができなかった場合には、コンビネーシ
ョンスイッチCSを第1の切換え位置に戻したときタイマ
回路が常にリセットされているから上記のようなエンジ
ンの始動待機状態に直ちに復帰させることができ、した
がって同様の始動操作を何度でも繰り返すことができ
る。
前記第2の切換え位置への操作時にはコンパレータCP1
の出力端はHとなるから、ノアゲートNOR1、NOR2の出力
端はいずれもLであり、警報ランプL1、L2は点灯しない
と共に水温スイッチSW3もエンジン運転前は冷却水温が
低くなっているので通常開成されているからノアゲート
NOR3の一方の入力端がHであり警報L3も点灯しない。な
お、前述の通りカバースイッチSW1が開放されていなけ
れば警報ランプL4は点灯しない。つまり、エンジンの始
動操作時には、ノアゲートNOR1、NOR2の出力端は発電コ
イルGC、油圧スイッチSW2の状態如何に拘わらずLとな
る。
第1の切換え位置へ戻してエンジンが自立運転を開始す
ると(前記設定時間経過後)、コンパレータCP1の出力
端がLとなりノアゲートNOR2の他方の入力端がLとなる
が、それまでに潤滑油の油圧も上昇するので、油圧スイ
ッチSW2が開成されノアゲートNOR2の一方の入力端がH
となりその出力端はLとなるから警報ランプL2は点灯し
ない。ただし、エンジンの自立運転後に何らかの原因で
油圧が低下すると、油圧スイッチSW2が閉成され、ノア
ゲートNOR2の両入力端が夫々Lとなるので警報ランプL2
が点灯すると共に第1リレーRY1の駆動コイルへの通電
を遮断することによりソレノイドSLをオフして燃料供給
をカットすることによりエンジンを停止させる。この場
合、一旦警報ランプL2が点灯すると、自己保持回路SHC2
によりトランジスタT8のオンは継続して警報ランプL2
点灯させ続けるが、ノアゲートNOR1、NOR3の他方の入力
端はHに保持されるからノアゲートNOR1、NOR3の出力端
はLのままであり、エンジン回転数低下からエンジン停
止に伴って発電コイルGCの出力は低下し、あるいは冷却
ファン(図示せず)の停止で水温が上昇する場合もある
が警報ランプL1、L3は点灯せず、停止の主原因となった
油圧の低下のみを警報ランプL2の点灯で表示する。
同様に、エンジンが自立運転を開始しエンジンにより駆
動される発電機の発電コイルGCの端子電圧が所定値を越
えると、トランジスタT5がオンになり、トランジスタT6
がオフとなってノアゲートNOR1の一方の入力端がHとな
り、前記設定時間の経過により他方の入力端がLとなっ
てもその出力端はLを継続するため、警報ランプL1は点
灯しない。ただし、エンジンの自立運転後、何等かの原
因で発電コイルGCの端子電圧が低下すると、トランジス
タT5がオフになり、トランジスタT6がオンとなってノア
ゲートNOR1の一方の入力端がLとなり、警報ランプL1
点灯する。
そして、この場合も上述した油圧スイッチSW2の閉成と
同様にエンジンを停止させると共に警報ランプL1のみを
点灯させて停止の主原因を表示する。
この停止の主原因となった部分の警報ランプを表示する
動作は、カバースイッチSW1、水温スイッチSW3も同様で
ある。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、エンジンのコンビネーシ
ョンスイッチの第1の切換え位置では負荷へバッテリ電
力を供給すると共に、前記第1の切換え位置に続く第2
の切換え位置では前記負荷にバッテリ電力を供給しつつ
スタータモータを始動させるように構成したエンジンの
運転装置において、エンジンの潤滑油圧力を検出する油
圧検出手段と、前記コンビネーションスイッチを前記第
1の切換え位置にした時から所定の設定時間の間作動す
るタイマ回路と、このタイマ回路の出力信号と前記油圧
検出手段の出力信号とに基づき前記設定時間が経過する
まで前記油圧検出手段の出力信号にかかわらず前記負荷
にバッテリ電力を供給すべく第1の出力をする一方、前
記設定時間が経過しかつ前記潤滑油圧力の低下が検出さ
れたとき前記負荷へのバッテリ電力の供給を遮断すべく
第2の出力をする論理回路と、前記コンビネーションス
イッチを前記第2の切換え位置にした時に前記タイマ回
路をリセットさせるリセット回路とを設ける構成とした
ので、タイマ回路の作動によりコンビネーションスイッ
チを第1の切換え位置にしたまま所定の設定時間経過す
ると、負荷へのバッテリの電力供給が自動的に遮断され
るから、エンジン停止時のバッテリの過放電を防止でき
る。そしてさらに、エンジンの自立運転中ににおけるエ
ンジンの潤滑油圧力が低下したときの警報動作及びエン
ジンの潤滑油圧力が低いエンジン始動時における該警報
作動を無効にする動作を一つのタイマ回路を利用して簡
単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るエンジンの運転装置の一実施例を示す
回路図である。 1……バッテリ、2……コンビネーションスイッチ、C2
……コンデンサ(タイマ回路)、SW2……油圧スイッチ
(油圧検出手段)、NOR2……ノアゲート(論理回路)、
T2……トランジスタ(リセット回路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのコンビネーションスイッチの第
    1の切換え位置では負荷へバッテリ電力を供給すると共
    に、前記第1の切換え位置に続く第2の切換え位置では
    前記負荷にバッテリ電力を供給しつつスタータモータを
    始動させるように構成したエンジンの運転装置におい
    て、エンジンの潤滑油圧力を検出する油圧検出手段と、
    前記コンビネーションスイッチを前記第1の切換え位置
    にした時から所定の設定時間の間作動するタイマ回路
    と、このタイマ回路の出力信号と前記油圧検出手段の出
    力信号とに基づき前記設定時間が経過するまで前記油圧
    検出手段の出力信号にかかわらず前記負荷にバッテリ電
    力を供給すべく第1の出力をする一方、前記設定時間が
    経過しかつ前記潤滑油圧力の低下が検出されたとき前記
    負荷へのバッテリ電力の供給を遮断すべく第2の出力を
    する論理回路と、前記コンビネーションスイッチを前記
    第2の切換え位置にした時に前記タイマ回路をリセット
    させるリセット回路とを設けたことを特徴とするエンジ
    ンの運転装置。
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