JPH0643734B2 - 断熱パネルの接合構造 - Google Patents

断熱パネルの接合構造

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JPH0643734B2
JPH0643734B2 JP31575988A JP31575988A JPH0643734B2 JP H0643734 B2 JPH0643734 B2 JP H0643734B2 JP 31575988 A JP31575988 A JP 31575988A JP 31575988 A JP31575988 A JP 31575988A JP H0643734 B2 JPH0643734 B2 JP H0643734B2
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Daido Steel Sheet Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は屋根材などとして採用される断熱パネルの接合
構造に関する。
【従来の技術】
従来にあっては、第6図に示すように一方の断熱パネル
A1′の山部4′に他方の断熱パネルA2′の被覆片8′が
被覆され、被覆片8′から固定金具21を介してセルフ
ドリリングスクリューである固定具11が山部4′を貫
通させて下地材12に打入され、化粧キャップ13′の
両側縁に固定金具21の両側縁に係止されて取付けられ
ている。
【発明が解決しようとする課題】
従来にあっては、化粧キャップ13′は固定金具21を
介して取付けられているので、取付け強度が弱いもので
あり、又、化粧キャップ13と断熱パネルA′の山部
4′、被覆片8′との隙間が多く形成され、気密性及び
水密性が低いものであり、更に、外形が複雑な形状にな
るため役物が納まりにくく、施工性に劣ったものであ
る。 本発明は上記問題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは化粧キャップの取付け強度
が大きく、気密性及び水密性が良く、しかも接合部の外
形が単純な形状となり、役物との納まりが良好となる断
熱パネルの接合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の断熱パネルの接合構造は、上下の金属板1、2
間に断熱材3を充填させて一側に山部4を有するパネル
本体5を形成し、パネル本体5の一側の山部4の内側面
に係止凹部6を形成すると共に山部4の頂部に凹所7を
形成し、パネル本体5の他側の上端から被覆片8を延出
させて被覆片8の先端部に重ね片9を設けると共に延出
基部に係止凹溝10を設けて断熱パネルAを形成し、断
熱パネルA同士を突き合わせて一方の断熱パネルA1の山
部4に他方の断熱パネルA2の被覆片8を被覆して山部4
の凹所7に被覆片8の重ね片9を重ねて固定具11を重
ね片9から山部4を貫通させて下地材12に打入し、係
止凹部6と係止凹溝10に化粧キャップ13の両側の係
止凸部14を係止させて成るものであり、この構成によ
り上記課題が解決されたものである。 [作用] 断熱パネルAの係止凹部6と係止凹溝10に化粧キャッ
プ13の両側の係止凸部14を係止させているので、係
止キャップ13の取付け強度が大きくなり、しかも、化
粧キャップ13の断熱パネルAに直接取付けているの
で、気密性及び水密性が良くなるだけでなく、接合部の
外形が単純な形状となり、役物との納まりが良好とな
る。 以下本発明を添付の図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 金属板1、2としては着色亜鉛鉄板、カラーアルミニウ
ム板、着色アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレ
ス鋼板、チタン鋼板などが採用される。この上下の金属
板1、2間にポリオール、イソシアネート、触媒、発泡
剤などが配合されたポリウレタンやポリイソイアヌレー
トのような発泡性合成樹脂材料が注入され、発泡されて
断熱材3が充填されパネル本体5が形成されている。 第1図に示す実施例にあっては、第2図に示すように金
属板1、2が折曲加工されてパネル本体5の一側部に山
部4が設けられており、この山部4の内側面の上部には
係止凹部6が設けられ、頂部には固定具11の頭部11a
が配置される凹所7が形成され、下部には嵌合凹部15
が斜め下方に向けて凹成されている。嵌合凹部15の下
部は斜め上方に延出されて嵌合凹部15の底部が溝状の
水受け部16となっている。凹所7は略U字状であり、
両側の突出部17は外方に向けて傾斜している。パネル
本体5の他側部には上側の金属板1の端部が延出されて
略山形の被覆片8が形成されており、被覆片8の先端部
は略U字状の重ね片9となっており、延出基部には一側
の係止凹部6と対向する位置に係止凹溝10が設けら
れ、係止凹溝10の上部に断面逆U字状の被嵌部18が
形成されており、下部には嵌合凸部19が斜め下方に向
けて突設されている。 而して、第3図に示すように一方の断熱パネルA1の側部
に他方の断熱パネルA2の側部が斜め上方から押し込まれ
て突き合わされ、一方の断熱パネルA1の山部4の外側に
傾斜した突出部17に他方の断熱パネルA2の被覆片8の
被嵌部18がガイドされて被嵌され山部4の凹所7に被
覆片8の重ね片9が重ねられ、嵌合凸部19が嵌合凹部
15にガイドされながら嵌合され、セルフドリリングス
クリューである固定具11が重ね片9から山部4を貫通
させて下地材12に打入されて、断熱パネルA1A2がパッ
キン20を介して接合され、係止凹部6と係止凹溝10
に化粧キャップ13の両側の係止凸部14が係止されて
いる。この場合、第3図中矢印で示すような負圧Fが加
わった際には、山部4の突出部17の下面17a及び嵌合
凹部15の上面15aが斜め上方に傾斜しているので、負
圧受け面として機能し、又、突出部17と被嵌部18と
の嵌合及び嵌合凸部19と嵌合凹部15の嵌合により目
地出しが容易になり、施工性に優れるものである。 第4図に示す実施例にあっては、化粧キャップ13の形
状が円弧状となっている。 第5図に示す実施例にあってはは、化粧キャップ13は
円弧状であり、接合部の全体形状も円筒状にしており、
断熱パネルA1A2同士の突き合わせ部の小さく接合部を簡
単に納めることができるようにしている。
【発明の効果】
本発明にあっては、断熱パネルの係止凹部と係止凹溝に
化粧キャップの両側の係止凸部を係止させているので、
化粧キャップが断熱パネルに直接取付けられることにな
り、化粧キャップの取付け強度が大きくなるものであ
り、しかも、化粧キャップを断熱パッキンに直接取付け
ているので、気密性及び水密性を良くなるだけでなく、
接合部の外形が単純な形状となり、役物との納まりが良
好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、、第2図は
同上における断熱パネルを示す断面図、第3図(a)(b)は
同上における接合を説明する説明図、第4図は第2実施
例を示す断面図、第5図は第3実施例を示す断面図、第
6図は従来例を示す断面図であって、Aは断熱パネル、
1、2は金属板、3は断熱材、4は山部、5はパネル本
体、6は係止凹部、7は凹所、8は被覆片、9は重ね
片、10は係止凹溝、11は固定具、12は下地材、1
3は化粧キャップ、14は係止凸部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の金属板間に断熱材を充填させて一側
    に山部を有するパネル本体を形成し、パネル本体の一側
    の山部の内側面に係止凹部を形成すると共に山部の頂部
    に凹所を形成し、パネル本体の他側の上端から被覆片を
    延出させて被覆片の先端部に重ね片を設けると共に延出
    基部に係止凹溝を設けて断熱パネルを形成し、断熱パネ
    ル同士を突き合わせて一方の断熱パネルの山部に他方の
    断熱パネルの被覆片を被覆して山部の凹所に被覆片の重
    ね片を重ねて固定具を重ね片から山部を貫通させて下地
    材に打入し、係止凹部と係止凹溝に化粧キャップの両側
    の係止凸部を係止させて成ることを特徴とする断熱パネ
    ルの接合構造。
  2. 【請求項2】パネル本体の一側の山部の外側面に嵌合凹
    部を斜め下方に向けて凹成すると共に他側に嵌合凸部を
    斜め下方に向けて突設し、嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合さ
    せて成ることを特徴とする請求項1記載の断熱パネルの
    接合構造。
JP31575988A 1988-12-14 1988-12-14 断熱パネルの接合構造 Expired - Fee Related JPH0643734B2 (ja)

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JP4585295B2 (ja) * 2004-12-01 2010-11-24 日鉄住金鋼板株式会社 断熱屋根パネルの接続構造
JP5044235B2 (ja) * 2007-02-20 2012-10-10 日鉄住金鋼板株式会社 屋根構造
JP5393958B2 (ja) * 2007-06-08 2014-01-22 アイジー工業株式会社 外壁材の接続構造
JP5405008B2 (ja) * 2007-07-30 2014-02-05 アイジー工業株式会社 外壁材
JP2009235768A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ig Kogyo Kk 外装材

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