JP2941258B1 - コーナー部笠木 - Google Patents
コーナー部笠木Info
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Abstract
【要約】
【課題】突き合わせ部を溶接にて接合させることなく2
つの笠木部材を接合させることができ、これにより始め
から表面処理がなされた笠木部材を用いることができ、
組み立て作業性の向上を図る。 【解決手段】ビルの屋上のパラペットのコーナー部に上
から被さるコーナー部笠木であって、端部が45度の角
度でカットされ表面処理がなされたアルミニウム製の断
面形状が門型の2つの笠木部材3,3を前記45度の端
部同志で互いに突き合わせ、この突き合わせ部に2つの
笠木部材3,3の端部にまたがって笠木部材3,3の内
側から防水処理が施され、笠木部材3,3の天板部9お
よび側板部10の各内面にリブ9a,10a,10bが
長手方向に連続して一体に設けられ、リブ9a,9a
間、リブ10a,10b間に形成される溝内に圧入する
ように、連結金具4〜7を天板部9および側板部10と
平行に打ち込み2つの笠木部材3,3を連結した。
つの笠木部材を接合させることができ、これにより始め
から表面処理がなされた笠木部材を用いることができ、
組み立て作業性の向上を図る。 【解決手段】ビルの屋上のパラペットのコーナー部に上
から被さるコーナー部笠木であって、端部が45度の角
度でカットされ表面処理がなされたアルミニウム製の断
面形状が門型の2つの笠木部材3,3を前記45度の端
部同志で互いに突き合わせ、この突き合わせ部に2つの
笠木部材3,3の端部にまたがって笠木部材3,3の内
側から防水処理が施され、笠木部材3,3の天板部9お
よび側板部10の各内面にリブ9a,10a,10bが
長手方向に連続して一体に設けられ、リブ9a,9a
間、リブ10a,10b間に形成される溝内に圧入する
ように、連結金具4〜7を天板部9および側板部10と
平行に打ち込み2つの笠木部材3,3を連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルの屋上などに
おけるパラペットのコーナー部に上から被さるコーナー
部笠木に関するものである。
おけるパラペットのコーナー部に上から被さるコーナー
部笠木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているビルの屋上などに
おけるパラペットのコーナー部に上から被さるコーナー
部笠木としては例えば端部が45度の角度でカットされ
た表面処理がなされていないアルミニウム製の2つの笠
木部材を前記45度の端部同志で突き合わせ、この突き
合わせ部を溶接にて接合させ、その後表面処理してなる
ものがある。
おけるパラペットのコーナー部に上から被さるコーナー
部笠木としては例えば端部が45度の角度でカットされ
た表面処理がなされていないアルミニウム製の2つの笠
木部材を前記45度の端部同志で突き合わせ、この突き
合わせ部を溶接にて接合させ、その後表面処理してなる
ものがある。
【0003】上記コーナー部笠木となる2つの笠木部材
はコーナー部以外を形成する笠木と断面形状が同じであ
るので、前記コーナー部以外を形成する笠木と同じ型材
を用いるのが好ましい。しかしながら、前記コーナー部
以外を形成する笠木は始めから表面処理がなされてお
り、この表面処理がなされたものを用いてコーナー部笠
木を作っても、前述のように突き合わせ部を溶接にて接
合させるので、最終的には再度表面処理を行なう必要が
ある。
はコーナー部以外を形成する笠木と断面形状が同じであ
るので、前記コーナー部以外を形成する笠木と同じ型材
を用いるのが好ましい。しかしながら、前記コーナー部
以外を形成する笠木は始めから表面処理がなされてお
り、この表面処理がなされたものを用いてコーナー部笠
木を作っても、前述のように突き合わせ部を溶接にて接
合させるので、最終的には再度表面処理を行なう必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、コーナー部以外を形成する笠木と
同じ型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて接合させる
ことなく2つの笠木部材を接合させることができ、これ
により前記従来のような再度表面処理を行なう必要をな
くし、組み立て作業性の向上を図ることを目的とするも
のである。
題を解決するもので、コーナー部以外を形成する笠木と
同じ型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて接合させる
ことなく2つの笠木部材を接合させることができ、これ
により前記従来のような再度表面処理を行なう必要をな
くし、組み立て作業性の向上を図ることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ビルの屋上などにおけるパラペットのコー
ナー部に上から被さるコーナー部笠木であって、端部が
傾斜状でカットされ表面処理がなされたアルミニウム製
の断面形状が門型の2つの笠木部材を前記傾斜状の端部
同志で互いに突き合わせ、この突き合わせ部に2つの笠
木部材の端部にまたがって笠木部材の内側から防水処理
が施され、笠木部材の天板部および側板部の各内面に2
つの笠木部材を前記突き合わせ部で連結する連結金具を
挟着するためのリブが長手方向に連続して一体に設けら
れ、連結金具には溝を形成する2本のリブの内、少なく
とも1方のリブとの当接部にかしめ用の小さな凹部が形
成され、リブとリブとの間に形成される溝内に連結金具
を圧入するように打ち込んだ状態で、前記リブを前記凹
部に食い込むようにかしめて前記2つの笠木部材を連結
してなることを要旨とするものである。
に本発明は、ビルの屋上などにおけるパラペットのコー
ナー部に上から被さるコーナー部笠木であって、端部が
傾斜状でカットされ表面処理がなされたアルミニウム製
の断面形状が門型の2つの笠木部材を前記傾斜状の端部
同志で互いに突き合わせ、この突き合わせ部に2つの笠
木部材の端部にまたがって笠木部材の内側から防水処理
が施され、笠木部材の天板部および側板部の各内面に2
つの笠木部材を前記突き合わせ部で連結する連結金具を
挟着するためのリブが長手方向に連続して一体に設けら
れ、連結金具には溝を形成する2本のリブの内、少なく
とも1方のリブとの当接部にかしめ用の小さな凹部が形
成され、リブとリブとの間に形成される溝内に連結金具
を圧入するように打ち込んだ状態で、前記リブを前記凹
部に食い込むようにかしめて前記2つの笠木部材を連結
してなることを要旨とするものである。
【0006】この構成により、コーナー部以外を形成す
る笠木と同じ型材、つまり始めから表面処理がなされた
型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて接合させること
なく2つの笠木部材を接合させることができ、これによ
り前記従来のような再度表面処理を行なう必要をなく
し、組み立て作業性の向上を図ることができる。また、
2つの笠木部材の突き合わせ部において防水処理を行な
っているので、前記突き合わせ部からのコーナー部笠木
内部への水の浸入を確実に防止することができる。さら
に、リブとリブとの間に形成される溝内に連結金具を圧
入するように打ち込んだ状態で、前記リブを前記凹部に
食い込むようにかしめてなることにより、2つの笠木部
材の連結がより強固なものとなる。
る笠木と同じ型材、つまり始めから表面処理がなされた
型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて接合させること
なく2つの笠木部材を接合させることができ、これによ
り前記従来のような再度表面処理を行なう必要をなく
し、組み立て作業性の向上を図ることができる。また、
2つの笠木部材の突き合わせ部において防水処理を行な
っているので、前記突き合わせ部からのコーナー部笠木
内部への水の浸入を確実に防止することができる。さら
に、リブとリブとの間に形成される溝内に連結金具を圧
入するように打ち込んだ状態で、前記リブを前記凹部に
食い込むようにかしめてなることにより、2つの笠木部
材の連結がより強固なものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図9において、
1はビルの屋上などにおけるパラペット2のコーナー部
に上から被さるコーナー部笠木であって、このコーナー
部笠木1は端部が45度の角度でカットされたアルミニ
ウム製の2つの笠木部材3,3を前記45度の端部同志
で互いに突き合わせ、この突き合わせ部をアルミニウム
あるいは鉄などの金属製の複数ので連結させている。前
記笠木部材3,3はコーナー部以外を形成する笠木8と
同じ型材を用いており、始めから表面処理がなされてい
る。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図9において、
1はビルの屋上などにおけるパラペット2のコーナー部
に上から被さるコーナー部笠木であって、このコーナー
部笠木1は端部が45度の角度でカットされたアルミニ
ウム製の2つの笠木部材3,3を前記45度の端部同志
で互いに突き合わせ、この突き合わせ部をアルミニウム
あるいは鉄などの金属製の複数ので連結させている。前
記笠木部材3,3はコーナー部以外を形成する笠木8と
同じ型材を用いており、始めから表面処理がなされてい
る。
【0008】前記各笠木部材3は断面形状が門型を呈
し、その天板部9および側板部10の各内面に前記連結
金具4〜7を挟着するためのリブ9aおよび10aが長
手方向に連続して一体に設けられている。また、前記各
笠木部材3の側板部10の下端には水平に内側に折れ曲
がるリブ10bが一体に設けられている。さらに詳しく
は、前記リブ9aおよび10aは図4および図5にも拡
大して示すように、前記連結金具4〜7との当接面でリ
ブ9aおよび10aの高さ方向中間部において小さな山
型の突条部11が長手方向に連続して一体に設けられ、
またリブ9aおよび10aの先端には前記突条部11が
形成されている面とは反対側の面における先端部に前記
突条部11よりも大きく膨らんだ突条部12が長手方向
に連続して一体に設けられている。また、前記リブ10
bは図5にも拡大して示すように、前記連結金具6,7
との当接面でリブ10bの高さ方向中間部において小さ
な山型の突条部13が長手方向に連続して一体に設けら
れている。そして、前記連結金具4〜7の内、2つの笠
木部材3,3を天板部9同志で繋ぐ連結金具4,5は平
板状の板体を平面形状L型にカットすることにより形成
されて同じ大きさ、形状のものが使用され、また2つの
笠木部材3,3を側板部10同志で繋ぐ連結金具6,7
は平板状の板体を平面形状L型、即ち45度に折り曲げ
ることにより形成されて同じ大きさ、形状のものが使用
される。
し、その天板部9および側板部10の各内面に前記連結
金具4〜7を挟着するためのリブ9aおよび10aが長
手方向に連続して一体に設けられている。また、前記各
笠木部材3の側板部10の下端には水平に内側に折れ曲
がるリブ10bが一体に設けられている。さらに詳しく
は、前記リブ9aおよび10aは図4および図5にも拡
大して示すように、前記連結金具4〜7との当接面でリ
ブ9aおよび10aの高さ方向中間部において小さな山
型の突条部11が長手方向に連続して一体に設けられ、
またリブ9aおよび10aの先端には前記突条部11が
形成されている面とは反対側の面における先端部に前記
突条部11よりも大きく膨らんだ突条部12が長手方向
に連続して一体に設けられている。また、前記リブ10
bは図5にも拡大して示すように、前記連結金具6,7
との当接面でリブ10bの高さ方向中間部において小さ
な山型の突条部13が長手方向に連続して一体に設けら
れている。そして、前記連結金具4〜7の内、2つの笠
木部材3,3を天板部9同志で繋ぐ連結金具4,5は平
板状の板体を平面形状L型にカットすることにより形成
されて同じ大きさ、形状のものが使用され、また2つの
笠木部材3,3を側板部10同志で繋ぐ連結金具6,7
は平板状の板体を平面形状L型、即ち45度に折り曲げ
ることにより形成されて同じ大きさ、形状のものが使用
される。
【0009】前記2つの笠木部材3,3が前記45度の
端部同志で互いに突き合わせられたとき、前記2つの笠
木部材3,3のリブ9aと9a、リブ10aと10aお
よびリブ10bと10bも互いに突き合わせられ、2つ
の笠木部材3,3を突き合わせて裏向けた状態で、天板
部9にあっては突き合わせ部においてリブ9aと9aと
の間に形成される2本の溝内に圧入するように、詳しく
は両側部が前記突条部11に食い込むようにそれぞれ連
結金具4,5を天板部9と平行に打ち込み、また各側板
部10にあっては突き合わせ部においてリブ10aとリ
ブ10bとの間に形成される溝内に圧入するように、詳
しくは両側部が前記突条部11および突条部13に食い
込むようにそれぞれ連結金具6,7を側板部10と平行
に打ち込み、さらに連結金具4〜7の適所において前記
リブ9aおよび10aをかしめることにより2つの笠木
部材3,3が連結される。なお、連結金具4,5にはそ
れぞれL型の曲がり部を中心としてこの曲がり部の両側
における両側面に前記リブ9aのかしめ位置において予
め小さな凹部4a,5aが形成され、また連結金具6,
7にはそれぞれL型の曲がり部を中心としてこの曲がり
部の両側における上端面に前記リブ10aのかしめ位置
において予め小さな凹部6a,7aが形成され、前記リ
ブ9aおよび10aはこの凹部4a〜7aに食い込むよ
うにかしめられる。このとき、リブ9aおよび10aに
は前述のように突条部12が設けられているので、その
部分を工具などで凹部4a〜7a側に押し付けてかしめ
作業が容易且つ強固に行なうことができる。ところで、
以上のように2つの笠木部材3,3を前記45度の端部
同志で互いに突き合わせ状態で連結金具4〜7により接
続する前に、前記45度の端部同志を互いに突き合わせ
た状態で突き合わせ部を内側から目隠しするようにアル
ミニウム箔などからなる防水テープ14が2つの笠木部
材3,3の端部にまたがって貼着されている。即ち、こ
の防水テープ14は前記突き合わせ部において前記連結
金具4〜7が圧入される箇所は勿論のこと、前記連結金
具4〜7の存在しない箇所にも貼着され、前記突き合わ
せ部からのコーナー部笠木1内部への水の浸入を防止し
ている。突き合わせ部からのコーナー部笠木1内部への
水の浸入を防止する方法としては前記突き合わせ部に防
水テープ14を貼着する方法以外に、コーキング材を塗
布する方法、あるいは突き合わせ部において前記連結金
具4〜7が圧入される箇所は防水テープ14を貼着し、
前記連結金具4〜7の存在しない箇所はコーキング材を
塗布する方法を採用することも可能である。
端部同志で互いに突き合わせられたとき、前記2つの笠
木部材3,3のリブ9aと9a、リブ10aと10aお
よびリブ10bと10bも互いに突き合わせられ、2つ
の笠木部材3,3を突き合わせて裏向けた状態で、天板
部9にあっては突き合わせ部においてリブ9aと9aと
の間に形成される2本の溝内に圧入するように、詳しく
は両側部が前記突条部11に食い込むようにそれぞれ連
結金具4,5を天板部9と平行に打ち込み、また各側板
部10にあっては突き合わせ部においてリブ10aとリ
ブ10bとの間に形成される溝内に圧入するように、詳
しくは両側部が前記突条部11および突条部13に食い
込むようにそれぞれ連結金具6,7を側板部10と平行
に打ち込み、さらに連結金具4〜7の適所において前記
リブ9aおよび10aをかしめることにより2つの笠木
部材3,3が連結される。なお、連結金具4,5にはそ
れぞれL型の曲がり部を中心としてこの曲がり部の両側
における両側面に前記リブ9aのかしめ位置において予
め小さな凹部4a,5aが形成され、また連結金具6,
7にはそれぞれL型の曲がり部を中心としてこの曲がり
部の両側における上端面に前記リブ10aのかしめ位置
において予め小さな凹部6a,7aが形成され、前記リ
ブ9aおよび10aはこの凹部4a〜7aに食い込むよ
うにかしめられる。このとき、リブ9aおよび10aに
は前述のように突条部12が設けられているので、その
部分を工具などで凹部4a〜7a側に押し付けてかしめ
作業が容易且つ強固に行なうことができる。ところで、
以上のように2つの笠木部材3,3を前記45度の端部
同志で互いに突き合わせ状態で連結金具4〜7により接
続する前に、前記45度の端部同志を互いに突き合わせ
た状態で突き合わせ部を内側から目隠しするようにアル
ミニウム箔などからなる防水テープ14が2つの笠木部
材3,3の端部にまたがって貼着されている。即ち、こ
の防水テープ14は前記突き合わせ部において前記連結
金具4〜7が圧入される箇所は勿論のこと、前記連結金
具4〜7の存在しない箇所にも貼着され、前記突き合わ
せ部からのコーナー部笠木1内部への水の浸入を防止し
ている。突き合わせ部からのコーナー部笠木1内部への
水の浸入を防止する方法としては前記突き合わせ部に防
水テープ14を貼着する方法以外に、コーキング材を塗
布する方法、あるいは突き合わせ部において前記連結金
具4〜7が圧入される箇所は防水テープ14を貼着し、
前記連結金具4〜7の存在しない箇所はコーキング材を
塗布する方法を採用することも可能である。
【0010】本実施の形態のコーナー部笠木の連結部構
造は以上のように、2つの笠木部材3,3を突き合わせ
状態で連結金具4〜7により接続する前に、突き合わせ
部の内側に防水テープ14が貼着されるなどして、前記
突き合わせ部からのコーナー部笠木1内部への水の浸入
を防止しており、かかる状態で2つの笠木部材3,3を
前記リブ9aと9aとの間に連結金具4,5を天板部9
と平行に打ち込み、またリブ10aとリブ10bとの間
に連結金具6,7を側板部10と平行に打ち込んで圧入
させることにより接続している点に特徴を有し、これは
連結金具4〜7を前記リブ9aと9aとの間およびリブ
10aとリブ10bとの間に側方より差し込む方法では
前記各連結金具4〜7をそれぞれL型の曲がり部を中心
として半分を接続される一方の笠木部材3に差し込み、
残りの半分を接続される他方の笠木部材3に差し込む方
法では前述の防水処理が行なえないからである。
造は以上のように、2つの笠木部材3,3を突き合わせ
状態で連結金具4〜7により接続する前に、突き合わせ
部の内側に防水テープ14が貼着されるなどして、前記
突き合わせ部からのコーナー部笠木1内部への水の浸入
を防止しており、かかる状態で2つの笠木部材3,3を
前記リブ9aと9aとの間に連結金具4,5を天板部9
と平行に打ち込み、またリブ10aとリブ10bとの間
に連結金具6,7を側板部10と平行に打ち込んで圧入
させることにより接続している点に特徴を有し、これは
連結金具4〜7を前記リブ9aと9aとの間およびリブ
10aとリブ10bとの間に側方より差し込む方法では
前記各連結金具4〜7をそれぞれL型の曲がり部を中心
として半分を接続される一方の笠木部材3に差し込み、
残りの半分を接続される他方の笠木部材3に差し込む方
法では前述の防水処理が行なえないからである。
【0011】ところで、図面に示す実施の形態では2つ
の笠木部材3,3の端部が45度の角度でカットされて
傾斜しているが、その傾斜角度は45度に限定されるも
のではなく、傾斜角度に応じて使用される連結金具4〜
7の形状および角度も適宜設定される。
の笠木部材3,3の端部が45度の角度でカットされて
傾斜しているが、その傾斜角度は45度に限定されるも
のではなく、傾斜角度に応じて使用される連結金具4〜
7の形状および角度も適宜設定される。
【0012】また、図面には示されていないが、コーナ
ー部笠木1および笠木8はパラペット2に支持部材によ
り適宜支持されるものである。
ー部笠木1および笠木8はパラペット2に支持部材によ
り適宜支持されるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コーナー
部以外を形成する笠木と同じ型材、つまり始めから表面
処理がなされた型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて
接合させることなく2つの笠木部材を接合させることが
でき、これにより前記従来のような再度表面処理を行な
う必要をなくし、組み立て作業性の向上を図ることがで
きる。また、2つの笠木部材の突き合わせ部において連
結金具と笠木部材との間に防水テープを貼着するなどし
て防水処理を行なっているので、前記突き合わせ部から
のコーナー部笠木内部への水の浸入を確実に防止するこ
とができる。さらに、リブとリブとの間に形成される溝
内に連結金具を圧入するように打ち込んだ状態で、前記
リブを前記凹部に食い込むようにかしめてなることによ
り、2つの笠木部材の連結がより強固なものとなる。
部以外を形成する笠木と同じ型材、つまり始めから表面
処理がなされた型材を用いて、突き合わせ部を溶接にて
接合させることなく2つの笠木部材を接合させることが
でき、これにより前記従来のような再度表面処理を行な
う必要をなくし、組み立て作業性の向上を図ることがで
きる。また、2つの笠木部材の突き合わせ部において連
結金具と笠木部材との間に防水テープを貼着するなどし
て防水処理を行なっているので、前記突き合わせ部から
のコーナー部笠木内部への水の浸入を確実に防止するこ
とができる。さらに、リブとリブとの間に形成される溝
内に連結金具を圧入するように打ち込んだ状態で、前記
リブを前記凹部に食い込むようにかしめてなることによ
り、2つの笠木部材の連結がより強固なものとなる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるコーナー部笠木
取付部の斜視図である。
取付部の斜視図である。
【図2】同コーナー部笠木の2つの笠木部材を裏返した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図3】同コーナー部笠木の断面図である。
【図4】図3のA部拡大断面図である。
【図5】図3のB部拡大断面図である。
【図6】同コーナー部笠木の2つの笠木部材の突き合わ
せ部に防水処理をした状態を示す斜視図である。
せ部に防水処理をした状態を示す斜視図である。
【図7】同コーナー部笠木の2つの笠木部材の突き合わ
せ部を連結金具で接続した状態を示す斜視図である。
せ部を連結金具で接続した状態を示す斜視図である。
【図8】図7のC部拡大断面図である。
【図9】図7のD部拡大断面図である。
1 コーナー部笠木 2 パラペット 3 笠木部材 4 連結金具 4a 凹部 5 連結金具 5a 凹部 6 連結金具 6a 凹部 7 連結金具 7a 凹部 8 笠木 9 天板部 9a リブ 10 側板部 10a リブ 10b リブ 11 突条部 12 突条部 13 突条部 14 防水テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−5535(JP,U) 実開 平3−11734(JP,U) 実開 昭61−32490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 13/15 301 F16B 7/04 301
Claims (1)
- 【請求項1】ビルの屋上などにおけるパラペットのコー
ナー部に上から被さるコーナー部笠木であって、端部が
傾斜状でカットされ表面処理がなされたアルミニウム製
の断面形状が門型の2つの笠木部材を前記傾斜状の端部
同志で互いに突き合わせ、この突き合わせ部に2つの笠
木部材の端部にまたがって笠木部材の内側から防水処理
が施され、笠木部材の天板部および側板部の各内面に2
つの笠木部材を前記突き合わせ部で連結する連結金具を
挟着するためのリブが長手方向に連続して一体に設けら
れ、連結金具には溝を形成する2本のリブの内、少なく
とも1方のリブとの当接部にかしめ用の小さな凹部が形
成され、リブとリブとの間に形成される溝内に連結金具
を圧入するように打ち込んだ状態で、前記リブを前記凹
部に食い込むようにかしめて前記2つの笠木部材を連結
してなることを特徴とするコーナー部笠木。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15182198A JP2941258B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | コーナー部笠木 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15182198A JP2941258B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | コーナー部笠木 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2941258B1 true JP2941258B1 (ja) | 1999-08-25 |
JPH11343710A JPH11343710A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15527061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15182198A Expired - Fee Related JP2941258B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | コーナー部笠木 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941258B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113653269A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-16 | 中欧国际建工集团有限公司 | 一种女儿墙防水结构及其施工方法 |
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1998
- 1998-06-02 JP JP15182198A patent/JP2941258B1/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113653269A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-16 | 中欧国际建工集团有限公司 | 一种女儿墙防水结构及其施工方法 |
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JPH11343710A (ja) | 1999-12-14 |
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