JP2577514Y2 - 雨樋アンコー - Google Patents
雨樋アンコーInfo
- Publication number
- JP2577514Y2 JP2577514Y2 JP1993032037U JP3203793U JP2577514Y2 JP 2577514 Y2 JP2577514 Y2 JP 2577514Y2 JP 1993032037 U JP1993032037 U JP 1993032037U JP 3203793 U JP3203793 U JP 3203793U JP 2577514 Y2 JP2577514 Y2 JP 2577514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- side plates
- reinforcing
- upper plate
- reinforcing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軒樋と竪樋との間の連結
用である雨樋アンコー、殊に金属製で断面角筒状に形成
されている雨樋アンコーに関するものである。
用である雨樋アンコー、殊に金属製で断面角筒状に形成
されている雨樋アンコーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属製の雨樋アンコー1は、通常、図3
に示すように、一対の側板2,2と上板3及び下板4を
はぜ止めすることで結合して、断面角筒状に形成する。
この時、下板4と一対の側板2,2とをはぜ組み連結し
て、このはぜ組み部分を内側から半田付け5することで
固定した後、両側板2,2と上板3とをはぜ組みしてい
る。
に示すように、一対の側板2,2と上板3及び下板4を
はぜ止めすることで結合して、断面角筒状に形成する。
この時、下板4と一対の側板2,2とをはぜ組み連結し
て、このはぜ組み部分を内側から半田付け5することで
固定した後、両側板2,2と上板3とをはぜ組みしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この時、本来ならば、
両側板2,2と上板3とのはぜ組み部分も半田付けして
おくことが好ましいわけであるが、アンコー1の両端開
口部付近については内面からの半田付けを行うことがで
きても、アンコー1の中央部については内面からの半田
付けができないために、そして外面からの半田付けはそ
の外観を悪化させてしまうために、そのまま放置されて
いるのが現状であり、このために、アンコー1の中央部
において側方から力が加わった時、側板2の倒れや撓み
によって側板2と上板3とが外れてしまうことがあっ
た。
両側板2,2と上板3とのはぜ組み部分も半田付けして
おくことが好ましいわけであるが、アンコー1の両端開
口部付近については内面からの半田付けを行うことがで
きても、アンコー1の中央部については内面からの半田
付けができないために、そして外面からの半田付けはそ
の外観を悪化させてしまうために、そのまま放置されて
いるのが現状であり、このために、アンコー1の中央部
において側方から力が加わった時、側板2の倒れや撓み
によって側板2と上板3とが外れてしまうことがあっ
た。
【0004】本考案はこのような点に鑑み為されたもの
であって、その目的とするところははぜ組み連結部が外
力で外れてしまうことがない雨樋アンコーを提供するに
ある。
であって、その目的とするところははぜ組み連結部が外
力で外れてしまうことがない雨樋アンコーを提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本考案は、一対
の側板と、両側板の上縁にはぜ組み連結される上板と、
両側板の下縁にはぜ組み連結される下板とで断面角筒状
に形成された雨樋アンコーであって、上板内面には両端
が両側板の内面上部に対向する補強板が接着固定され、
上記補強板は、両端間を結ぶ方向に走る凹リブを上板に
接着固定される上面に備えていることに特徴を有してい
る。
の側板と、両側板の上縁にはぜ組み連結される上板と、
両側板の下縁にはぜ組み連結される下板とで断面角筒状
に形成された雨樋アンコーであって、上板内面には両端
が両側板の内面上部に対向する補強板が接着固定され、
上記補強板は、両端間を結ぶ方向に走る凹リブを上板に
接着固定される上面に備えていることに特徴を有してい
る。
【0006】
【作用】本考案によれば、側方から外力が加わっても、
側板の倒れ及び撓みを側板の内面上部に対向する補強板
が防ぐために、側板と上板とのはぜ組み連結部が外れて
しまうことがないものである。
側板の倒れ及び撓みを側板の内面上部に対向する補強板
が防ぐために、側板と上板とのはぜ組み連結部が外れて
しまうことがないものである。
【0007】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、このアンコー1は、通常、軒樋の集水器における
落とし口が接続されることになる連結口11を一端側に
上向き開口として備え、通常、呼び樋を介して竪樋が接
続されることになる連結口12を他端に横向き開口とし
て備えている断面角筒状もので、一対の側板2,2の両
下縁に下板4の両側縁をはぜ組み連結するとともに、両
側板2,2の両上縁に上板3の両側縁をはぜ組み連結す
ることで形成されている。また、両側板2,2と下板4
とのはぜ組み連結部は、上板3を両側板2,2にはぜ組
み連結する前の時点で、内面から全長にわたって半田付
け5がなされるとともに補修液の塗布がなされている。
ると、このアンコー1は、通常、軒樋の集水器における
落とし口が接続されることになる連結口11を一端側に
上向き開口として備え、通常、呼び樋を介して竪樋が接
続されることになる連結口12を他端に横向き開口とし
て備えている断面角筒状もので、一対の側板2,2の両
下縁に下板4の両側縁をはぜ組み連結するとともに、両
側板2,2の両上縁に上板3の両側縁をはぜ組み連結す
ることで形成されている。また、両側板2,2と下板4
とのはぜ組み連結部は、上板3を両側板2,2にはぜ組
み連結する前の時点で、内面から全長にわたって半田付
け5がなされるとともに補修液の塗布がなされている。
【0008】そして上板3は、上記側板2と下板4との
はぜ組み連結及び半田付け5が完了した後に、両側板2
の上縁にはぜ組み連結されるものであり、この連結後、
両端開口付近の側板2と上板3とのはぜ組み連結部は内
方から半田付け5されるとともに補修液が塗布され、中
央部においては、一端開口から差し込まれた補強板6が
上板3内面に接着固着される。この補強板6は、図2に
示すように、はぜ組み部分を避けるための段部61,6
1を両端部に備えるとともに両端縁が下方に向けて折曲
されて対向片62,62が形成されているもので、上面
に両端間を結ぶ方向に走る断面半円状の凹リブ60を有
している。この凹リブ60は、補強板6の強度向上の他
に、接着剤溜まりとしても機能している。また側板2と
上板3とのはぜ組み連結部は、その外面側に透明な瞬間
接着剤の塗布とクリア塗料の塗布とがなされている。
はぜ組み連結及び半田付け5が完了した後に、両側板2
の上縁にはぜ組み連結されるものであり、この連結後、
両端開口付近の側板2と上板3とのはぜ組み連結部は内
方から半田付け5されるとともに補修液が塗布され、中
央部においては、一端開口から差し込まれた補強板6が
上板3内面に接着固着される。この補強板6は、図2に
示すように、はぜ組み部分を避けるための段部61,6
1を両端部に備えるとともに両端縁が下方に向けて折曲
されて対向片62,62が形成されているもので、上面
に両端間を結ぶ方向に走る断面半円状の凹リブ60を有
している。この凹リブ60は、補強板6の強度向上の他
に、接着剤溜まりとしても機能している。また側板2と
上板3とのはぜ組み連結部は、その外面側に透明な瞬間
接着剤の塗布とクリア塗料の塗布とがなされている。
【0009】しかして、このアンコー1においては、そ
のはぜ組みの構造上、側方から側板2に加わる外力は、
はぜ組みが外れてしまう方向に働くことになるが、側板
2と下板4とのはぜ組み連結部と、両端付近における側
板2と上板3とのはぜ組み連結部は、内方からの半田付
け5による固着がなされているために外れてしまうこと
がなく、また中間部における側板2と上板3とのはぜ組
み連結部は、半田付け5がなされていないものの、側板
2の上部内面に補強板6の対向片62が対向しており、
側板2の倒れや撓みが補強板6によって防がれているた
めに、やはり外れてしまうことがない。
のはぜ組みの構造上、側方から側板2に加わる外力は、
はぜ組みが外れてしまう方向に働くことになるが、側板
2と下板4とのはぜ組み連結部と、両端付近における側
板2と上板3とのはぜ組み連結部は、内方からの半田付
け5による固着がなされているために外れてしまうこと
がなく、また中間部における側板2と上板3とのはぜ組
み連結部は、半田付け5がなされていないものの、側板
2の上部内面に補強板6の対向片62が対向しており、
側板2の倒れや撓みが補強板6によって防がれているた
めに、やはり外れてしまうことがない。
【0010】しかも、上述のように、側板2と下板4と
のはぜ組み連結部における半田付け5は内面側で行われ
ており、また側板2と上板3とのはぜ組み連結部の補強
を行う補強板6はアンコー1の内部にあって外面には露
出していない上に、上板3の内面に接着固定されるため
に補強板6の固着部材が外面に露出することもないもの
であり、したがって、アンコー1の外観がはぜ組み連結
部の補強のための構成によって悪化することもない。な
お、上記実施例では、上板3と側板2とのはぜ組み連結
部における両端開口付近について、内方から半田付け5
を行っているが、この両端開口付近についても、半田付
け5ではなく、補強板6を接着固定するものとしてもよ
い。半田付け工法では、電食による腐食の発生のおそれ
があるが、補強板6を接着固定する場合、この腐食のお
それがないものとなる。
のはぜ組み連結部における半田付け5は内面側で行われ
ており、また側板2と上板3とのはぜ組み連結部の補強
を行う補強板6はアンコー1の内部にあって外面には露
出していない上に、上板3の内面に接着固定されるため
に補強板6の固着部材が外面に露出することもないもの
であり、したがって、アンコー1の外観がはぜ組み連結
部の補強のための構成によって悪化することもない。な
お、上記実施例では、上板3と側板2とのはぜ組み連結
部における両端開口付近について、内方から半田付け5
を行っているが、この両端開口付近についても、半田付
け5ではなく、補強板6を接着固定するものとしてもよ
い。半田付け工法では、電食による腐食の発生のおそれ
があるが、補強板6を接着固定する場合、この腐食のお
それがないものとなる。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案においては、側方か
ら外力が加わっても、側板の倒れ及び撓みを補強板が防
ぐために、側板と上板とのはぜ組み連結部が外れてしま
うことがないものであり、しかも補強板は内部に接着固
定されるものであるために、外観を悪化させることもな
く、加えるに補強板は凹リブの存在によって強度の向上
が図られており、このために補強板による補強効果を高
いレベルで得ることができるものであり、しかも凹リブ
は補強板における上板に接着固定される上面に存在して
おり、このために凹リブが接着剤溜まりとしても機能す
るものであって、上板と補強板との接着固定も確実にな
されるものである。
ら外力が加わっても、側板の倒れ及び撓みを補強板が防
ぐために、側板と上板とのはぜ組み連結部が外れてしま
うことがないものであり、しかも補強板は内部に接着固
定されるものであるために、外観を悪化させることもな
く、加えるに補強板は凹リブの存在によって強度の向上
が図られており、このために補強板による補強効果を高
いレベルで得ることができるものであり、しかも凹リブ
は補強板における上板に接着固定される上面に存在して
おり、このために凹リブが接着剤溜まりとしても機能す
るものであって、上板と補強板との接着固定も確実にな
されるものである。
【図1】一実施例を示すもので、(a) は破断斜視図、
(b) は断面図である。
(b) は断面図である。
【図2】同上の補強板の斜視図である。
【図3】従来例の断面図である。
1 アンコー 2 側板 3 上板 4 下板 6 補強板
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の側板と、両側板の上縁にはぜ組み
連結される上板と、両側板の下縁にはぜ組み連結される
下板とで断面角筒状に形成された雨樋アンコーであっ
て、上板内面には両端が両側板の内面上部に対向する補
強板が接着固定され、上記補強板は、両端間を結ぶ方向
に走る凹リブを上板に接着固定される上面に備えている
雨樋アンコー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032037U JP2577514Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 雨樋アンコー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032037U JP2577514Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 雨樋アンコー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074648U JPH074648U (ja) | 1995-01-24 |
JP2577514Y2 true JP2577514Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12347681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032037U Expired - Lifetime JP2577514Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 雨樋アンコー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577514Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60105751A (ja) * | 1983-11-15 | 1985-06-11 | 松下電工株式会社 | 横筒樋 |
JPH0120419Y2 (ja) * | 1985-07-25 | 1989-06-19 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP1993032037U patent/JP2577514Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074648U (ja) | 1995-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2577514Y2 (ja) | 雨樋アンコー | |
JPS6013947Y2 (ja) | 金属製樋アンコ− | |
JP3703896B2 (ja) | 接合部材 | |
JP2591149Y2 (ja) | 軒樋継手 | |
JP2941258B1 (ja) | コーナー部笠木 | |
JPH0536018Y2 (ja) | ||
JP2528798Y2 (ja) | 雨樋部品 | |
JP3943292B2 (ja) | 雨樋継手構造 | |
JP3567870B2 (ja) | 軒樋継手 | |
JPS6012025Y2 (ja) | 金属製曲り樋 | |
JP2533512Y2 (ja) | 半切妻屋根の妻側端部の雨仕舞い構造 | |
JP3107274B2 (ja) | 軒樋の接続構造 | |
JPH0120419Y2 (ja) | ||
JP2757144B2 (ja) | 屋根用水切りのコーナー部水密構造 | |
JP4517317B2 (ja) | 軒樋継手 | |
JPS6324179Y2 (ja) | ||
JPS5810812Y2 (ja) | 角形竪樋用集水器 | |
JP3014385U (ja) | 立平葺屋根の屋根板接続装置 | |
JPS60422Y2 (ja) | 金属屋根板 | |
JP3214246B2 (ja) | 軒樋曲がり、及びこれを用いた軒樋の接続方法 | |
JPH044423Y2 (ja) | ||
JPS6022172Y2 (ja) | 雨樋接続構造 | |
JP3256722B2 (ja) | 軒樋二重継手 | |
JPH0420903Y2 (ja) | ||
JP3136935B2 (ja) | 雨樋曲がり継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980203 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |