JPS6320761Y2 - - Google Patents

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JPS6320761Y2
JPS6320761Y2 JP1796482U JP1796482U JPS6320761Y2 JP S6320761 Y2 JPS6320761 Y2 JP S6320761Y2 JP 1796482 U JP1796482 U JP 1796482U JP 1796482 U JP1796482 U JP 1796482U JP S6320761 Y2 JPS6320761 Y2 JP S6320761Y2
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JP
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cap
recess
siding
metal fitting
locking metal
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JP1796482U
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JPS58120330U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、凹凸を有するサイデイング本体を、
その凹部において止め具を介して下地材に固定す
る縦貼サイデイングの取付け構造に関する。
従来の縦貼サイデイングにおいては、サイデイ
ング本体を下地材に固定する止め具が外部から丸
見えであり、かつ、それが雨水によつて早期に錆
付きやすくて、全体の美観を損いがちであつた。
更に、前記止め具を挿通させるための孔を現場
施工によつて前記凹部に穿つ場合、その穿孔によ
つて発生する鉄粉が孔の周囲のみならず凹部の長
手方向に連鎖状に付着し、それの錆付きによつて
も美観が一層損なわれ、かつ、その錆鉄粉が雨水
によつて流されたときの錆鉄粉の痕跡が極めて見
苦しいものとるものであつた。
この問題を解消するために、第1図及び第2図
にみられるように、サイデイング本体14に蟻溝
状の凹部11を形成すると共に、自然状態におい
て前記凹部11よりも巾広のキヤツプ12を弾性
変形させて凹部11に係合させて、サイデイング
本体固定用の止め具13をキヤツプ12で覆い隠
し、止め具13を雨水に晒さないようにする構造
のものが、実公昭51−33067号公報で提案される
に至つた。
しかしこの構造によれば、キヤツプ12を蟻溝
状の凹部11に弾性的に係合させるのに、キヤツ
プ12を巾方向で押圧させながら凹部11に嵌め
込む二挙動の操作が必要であり、しかも、キヤツ
プ12と凹部11による係合部がそれらの全長に
わたつて連続しているものであるから、キヤツプ
12を長手方向一端側から順次的に弾性係合させ
なければならず、施工手順に制約を受けるもので
あつた。
しかも、その弾性係合に際して、蟻溝状凹部1
1の外方角部11aがキヤツプ12の側縁12a
によつて傷付きやすく、サイデイング本体14の
塗装が剥げて錆付きやすくなるだけでなく、施工
時に既に商品価値を損ねる重大な欠点を伴うもの
である。
更に、サイデイングを製作する側において、前
記凹部11の巾や形状が異なるものに対応させて
多種のキヤツプ12を用意する必要があり、これ
ではキヤツプの種類が多種にわたるために生産管
理や部品管理が悪くなるだけでなく、多種少量生
産となつて生産効率が悪くなり、かつ、コストア
ツプを招く欠点があつた。
本考案は、このような実情に鑑みて成されたも
のであつて、上記欠点の悉くを解消することを目
的とする。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
図面において、1はロールホーミング等によつ
て作製された薄肉のカラー鋼板製のサイデイング
本体で、複数個(例示図では5個)の外拡がり状
の凹部2…とその凹部2…によつて形成された凸
部3…を有し、かつ巾方向両側の凹部2,2にお
いて、その一方の凹部2の外側の立上り傾斜部分
4aは中央の凹部2の立上り傾斜部分4bの半分
程度であり、他方の凹部2については立上り傾斜
部分が無くて、代りに外方に突曲する状態の水切
り用隆条部4cが形成されている。
このサイデイング本体1は、凹部2…の室内側
の面を上下方向に適宜間隔をへだてて設けられた
下地材5に当接した状態で、かつ、隣接するもの
において前記一方の凹部2に前記他方の水切り用
隆条部4cを備えた凹部2を重ね合わせる状態で
複数枚配置され、1枚のサイデイング本体1につ
いて、それの巾方向両側の重ね合わせ凹部2,2
と中央部の凹部2において止め具6により前記下
地材5に固定される。
このサイデイング本体1の固定状態において、
前記水切り用隆条部4cの縁部が、それを重ね合
わせた凹部2の外面に当接し、その凹部2の外面
と隆条部4cの突曲内面の間に空隙が形成され、
隣接するサイデイング本体1,1の合わせ面に対
する雨水の侵入を抑制できるようになつている。
前記止め具6は、第5図に示すように、先端に
ドリル部分6aを形成したボルトからなり、電動
ドリル等の工具によつて前記サイデイング本体1
と下地材5に対する孔あけと同時に下地材5に螺
合させることにより、サイデイング本体1を下地
材5に固定させるようにしてある。
7は取付け状態における平面視形状がCの字状
の係止金具で、第5図及び第6図に示すように、
その巾寸法が凹部2の底面巾とほぼ同巾あるいは
やや巾狭まであり、かつ、その中央部には孔7b
が形成してあり、出荷前や現場において前記孔7
bに止め具6を挿通すると共にその止め具6に止
水パツキン8を外嵌着させて、前記止め具6と係
止金具7及びパツキン8の3者をセツトにし、前
記止め具6の下地材5に対する螺合により、止め
具6によるサイデイング本体1の固定操作そのも
のによつて、係止金具7を下地材5に対応する箇
所の凹部2に配置できるようにしてある。
このようにして係止金具7を凹部2に取付ける
事により、前記係止金具7に座金の機能を持たす
ことができるが、係止金具7とパツキン8の間、
あるいは、係止金具7とボルト頭6bの間に、必
要に応じて平座金や皿座金などを介在させるも良
い。
9は前記係止金具7に対する外方からの押圧に
よる一挙動操作によつて該係止金具7に弾性嵌着
させる断面Cの字状のキヤツプで、その開口巾W
が前記係止金具7の巾W1よりもやや狭く、かつ、
係止金具7に対する嵌着状態において前記水切り
用隆条部4cを覆う状態で、つまり前記水切り用
隆条部4cに対して雨水が直接的にふりかからな
いようにして実質的に二段にわたる水切り効果を
期する状態で、前記凹部2の全長あるいはほぼ全
長にわたつて設けられ、前記止め具6と係止金具
7及び前記止め具6によるサイデイング本体1の
孔あけに際して発生した凹部底面に付着の鉄粉を
覆い隠すと同時に、それらを雨水に晒させないよ
うにするものである。
このキヤツプ9を前記係止金具7に弾性嵌着さ
せるに、そのキヤツプ9の上下一端をサイデイン
グ本体1の上下一端に位置合わせした状態で係止
金具7に重ね合わせ、その係止金具近くのキヤツ
プ部分を手で押圧するだけで、サイデイング本体
1を何ら傷付けるようなことなく簡単に取付ける
ことができる。
しかも、キヤツプ9を係止金具7に嵌着させた
状態においてそのキヤツプ9を長手方向に移動さ
せる事が可能であるから、嵌着させたキヤツプ9
の端部とサイデイング本体1の端部とが揃わない
ような事態を生じても、キヤツプ9を長手方向に
移動させることによつて、簡単に端部揃えの修正
を行なうことができる。
そして、前記係止金具7の巾を凹部2の底部巾
とほぼ同巾にしてあるので、その係止金具7の巾
中心と凹部2の巾中心を一致させやすいものであ
るが、万が一、中心がわずかにずれるような事態
を生じても、係止金具7を上下方向に間隔をへだ
てて配置してあることと、キヤツプ9が細長の構
造で撓み変形が可能であることの相乗によつて、
難無く係止金具7に弾性嵌着させることができ、
しかも、キヤツプ9を長手方向の一端側からだけ
でなく、それの中央部からであつても順次嵌着さ
せることができ、あるいは、複数人で両端側と中
央部から、更には全長にわたつて同時的にも嵌着
させることができ、即ち、キヤツプ嵌着の施工手
順に制約を受けないものである。
更には、前記係止金具7にキヤツプ9を嵌着固
定することは、サイデイング本体1の凹部2の形
状が例示図の外広がりの凹部2に限らず、立上り
部分の対向面がほぼ平行になる溝状凹部2であつ
ても蟻溝状の凹部2であつても、その凹部2の底
面巾がキヤツプ9の巾よりも広いものであれば、
巾寸法の異なる各種形状の凹部2を有するサイデ
イング本体1に対して1種類のキヤツプ9と係止
金具7をそれぞれ用意するだけで事足りるもので
あり、勿論、巾の異なるキヤツプ9であつてもそ
れの係止部の巾、形状を同じくすれば1個の係止
金具7で事足りるものであり、さらにはこれらを
少数種を用意すれば、より多くの凹部巾の異なる
サイデイング本体1をキヤツプ9の装備対象とす
る事ができるものであり、このことは、キヤツプ
9が少種大量生産向きで生産効率が良くなり、延
いてはコストダウンを図れるのみならず、生産管
理や部品管理の面で有利となる。
尚、前記係止金具7の曲がり部分に切除部a,
aを設けて、電動ドリル等の工具によるボルト頭
6bを挾持を容易にし、かつ、残部b…を撓みや
すくさせてキヤツプ9の弾性嵌着を容易ならしめ
てあるが、前記切除部a,aを設けない形状にす
るも良い。
また、サイデイング本体1が長い場合には、或
る定尺のキヤツプ9を複数本用意して、それらを
長手方向で突合せる状態で係止金具7に嵌着させ
れば良く、あるいは、上方のキヤツプ9の下端側
に、下方のキヤツプ9の上端側に嵌合する部分を
形成しておいて、上下のキヤツプ9,9を嵌合連
結させる状態で係止金具7に嵌着させるも良い。
第7図は係止金具7の別実施例を示し、その形
状を円形にしたもので、前記凹部2に対する取付
けの方向性が制約されない点に特徴がある。尚、
同図に仮想線で示すようにスリツトcを形成し
て、そのスリツト間の部分d…を撓み変形させや
すくし、キヤツプ9の弾性嵌着を容易ならしめる
も良い。
第8図はサイデイング本体1の別実施例を示
し、キヤツプ9を装着すべき凹部2において、そ
れの巾方向中央部でかつ止め具6の取付け位相に
合わせて、小凹部eを設けたものであつて、止め
具6の取付け位置を確定させやすくし、かつ、延
いては凹部2に対する係止金具7の取付け位置を
確定させやすくした点に特徴がある。尚、前記小
凹部eを条の状態にして凹部2の全長にわたつて
設けるも良く、この場合、条の小凹部eをロール
ホーミングによつて形成することができる。また
前記小凹部eに合致する凸部を係止金具7に備え
させるも良い。
第9図は、係止金具7及びキヤツプ9の別実施
例を示し、断面Cの字状の係止金具7の縁部にか
えり部分7a,7aを連設すると共に、キヤツプ
9の巾方向両側に凹部9a,9aを設けて、前記
係止金具7の開口縁と前記キヤツプ凹部9a,9
aの係合によつて、キヤツプ9を係止金具7に対
してそれの内方から弾性嵌着させるようにした点
に特徴がある。
尚、上記何れの構造においても、前記キヤツプ
9を薄肉のカラー鋼板製としてあるが、合成樹脂
製とするも良い。
また、前記係止金具7を、止め具6によつて凹
部2に取付けてあるが、溶接や接着等によつて取
付けるも良く、かつ、その取付け位置は止め具6
の取付け部に限定されるものでなく、その止め具
6の近くや上下の下地材5,5の中間部などに変
更できる。
以上説明したように本考案は、止め具が位置す
る凹部に該凹部の長手方向に沿つて適宜間隔をへ
だてて係止金具を配置すると共に、前記凹部の全
長あるいはほぼ全長にわたつて、前記係止金具に
対して外方からの押圧によりキヤツプを弾性嵌着
させることにより前記止め具を隠蔽することを特
徴とし、而して、上記構成により実施例で詳述し
たように次なる効果を奏する。
即ち、係止金具に対して外方からの押圧によつ
てキヤツプを弾性嵌着させるという一挙動操作で
あるから、キヤツプの装着を極めて容易に行なう
ことができる。しかも従来技術のように、キヤツ
プをサイデイング本体の凹部に直接嵌着させるの
ではなく、係止金具に対してキヤツプを嵌着する
ようにしているので、サイデイング本体を全く傷
つけずに装着でき、従つて施工時に商品価値を損
なうようなことは全く生じないのである。
そして、キヤツプをそれの一端側からだけでな
く中間部からであつても装着でき、あるいは、両
端側及び中間部から同時的にも装着でき、キヤツ
プ装着の施工手順に制約を受けないと共に複数人
での作業が可能で、キヤツプ装着の作業性を向上
できる。
更に、凹部の形状に左右されることなくキヤツ
プを装着することができ、しかも、凹部巾の異な
る多種の凹部をキヤツプの装備対象とすることが
でき、あるいは、キヤツプとそれを装着させるた
めの係止金具を少数種用意すれば、キヤツプの装
備対象凹部が一層広くなり、このことによつてキ
ヤツプ及び係合金具が大量生産向きとなり、生産
効率の向上並びにコストダウンを達成できると共
に、生産管理や部品管理の面で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の縦貼サイデイングの斜視図であ
り、第2図は同横断平面図である。第3図は本考
案の一実施例を示す縦貼サイデイングの部分斜視
図、第4図は同横断平面図、第5図は、隣接サイ
デイング本体の重ね合わせ部における凹部に対し
て、係止金具をセツトした止め具を取付けると共
にキヤツプを装着する状態を示す説明図、第6図
は係止金具の斜視図、第7図は係止金具の別実施
例の破断斜視図、第8図は別実施例のサイデイン
グ本体の凹部を示す断面図、第9図は係止金具と
キヤツプの別実施例を示す断面図である。 1……サイデイング本体、2……凹部、5……
下地材、6……止め具、7……係止金具、9……
キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凹凸を有するサイデイング本体を、その凹部に
    おいて止め具を介して下地材に固定する縦貼サイ
    デイングの取付け構造であつて、前記止め具が位
    置する凹部に該凹部の長手方向に沿つて適宜間隔
    をへだてて係止金具を配置すると共に、前記凹部
    の全長あるいはほぼ全長にわたつて、前記係止金
    具に対して外方からの押圧によりキヤツプを弾性
    嵌着させることにより前記止め具を隠蔽すること
    を特徴とする縦貼サイデイングの取付け構造。
JP1796482U 1982-02-09 1982-02-09 縦貼サイデイングの取付け構造 Granted JPS58120330U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1796482U JPS58120330U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 縦貼サイデイングの取付け構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1796482U JPS58120330U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 縦貼サイデイングの取付け構造

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JPS58120330U JPS58120330U (ja) 1983-08-16
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ID=30030239

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JP1796482U Granted JPS58120330U (ja) 1982-02-09 1982-02-09 縦貼サイデイングの取付け構造

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JPS58120330U (ja) 1983-08-16

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