JPH0715200B2 - 断熱パネルの接合構造 - Google Patents

断熱パネルの接合構造

Info

Publication number
JPH0715200B2
JPH0715200B2 JP30252288A JP30252288A JPH0715200B2 JP H0715200 B2 JPH0715200 B2 JP H0715200B2 JP 30252288 A JP30252288 A JP 30252288A JP 30252288 A JP30252288 A JP 30252288A JP H0715200 B2 JPH0715200 B2 JP H0715200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
panel
fitting
panel body
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30252288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02147742A (ja
Inventor
稔 村山
Original Assignee
大同鋼板株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大同鋼板株式会社 filed Critical 大同鋼板株式会社
Priority to JP30252288A priority Critical patent/JPH0715200B2/ja
Publication of JPH02147742A publication Critical patent/JPH02147742A/ja
Publication of JPH0715200B2 publication Critical patent/JPH0715200B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は屋根材などとして採用される断熱パネルの接合
構造に関する。
【従来の技術】
従来にあっては、第8図に示すように上下の金属板1、
2間に断熱材3を充填させてパネル本体6が形成され、
パネル本体6の両側端面に嵌合凸部8′と嵌合凹部9′
が形成され、上下の金属板1、2の側部がパネル本体6
の側端面の形状に沿って屈曲され上下の金属板1、2の
側縁がそれぞれ嵌合凸部8′の上面乃至下面に所定の間
隔を置いて位置されて屋根材である断熱パネル10′が形
成されており、この断熱パネル10′は下方に位置する嵌
合凸部8′の基部から固定具21が母屋である支持部材11
に打入され、嵌合凸部8′と嵌合凹部9′が嵌合され下
位の嵌合凸部8′の先端部と嵌合凹部9′の底部との間
にシーラント27が充填されて断熱パネル10′同士が接合
されている。
【発明が解決しようとする課題】
従来にあっては、パネル本体6の上下の金属板1、2の
側部がパネル本体6の側端面の形状に沿って屈曲され上
下の金属板1、2の側縁がそれぞれ嵌合凸部8′の上面
乃至下面に所定の間隔を置いて位置されて断熱パネル1
0′が形成されているので、隣接する断熱パネル10′に
異なった荷重が加わった場合に、特に支持部材11間で、
図中、左に位置する断熱パネル10′に荷重が加わった場
合には金属板1、2の側縁間の、いわゆる継ぎ目23で嵌
合凸部8′が破壊されてしまい、接合強度の弱いもので
あった。又、嵌合凸部8′に固定具21を打入している
が、嵌合凸部8′自体の強度が小さいので断熱パネル1
0′自体の固定強度も小さくなってしまい、このため支
持金具28により補強しているが、この場合には支持金具
28がヒートブリッジを形成してしまっていた。 又、断熱パネル10′は継ぎ目23で断熱材3が露出してい
るので、断熱材3が外気にさらされるため透湿し、熱伝
導率の低下、断熱材3のやせ、割れなどの経時変化が生
じてしまい接合強度の保持が困難になってしまってい
た。 本発明は上記問題を解決するために為されたものであ
り、その目的とするところは接合強度が大きく、しかも
接合部に経時変化が生じない断熱材の接合構造を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の断熱材の接合構造の請求項1は、上下の金属板
1、2間に断熱材3を充填させて両側に山部4、5を有
するパネル本体6を形成し、パネル本体6の一側の山部
4の側端面に固定部7を突設すると共に固定部7の先端
に嵌合凸部8を延設し、パネル本体6の他側の山部5の
側端面に嵌合凹部9を形成し、パネル本体6の嵌合凸部
8の先端部及び嵌合凹部9の底部に金属板1、2の両側
縁を埋設して断熱パネル10を形成し、断熱パネル10を固
定部7においてこれを貫通するボルトのような固定具21
にて支持部材11に固定して断熱パネル10同士を嵌合凸部
8と嵌合凹部9とで凹凸嵌合させると共に嵌合凸部8の
先端部と嵌合凹部9の底部との間にパッキン12を介装さ
せて断熱パネル10同士を接合させ、接合される断熱パネ
ル10の隣接する山部4、5間を跨いで化粧カバー19を被
着させて成ることを特徴とするものであり、又、請求項
2は上下の金属板1、2間に断熱材3を充填させて両側
に山部4、5を有するパネル本体6を形成し、パネル本
体6の一側の山部4の側端面に凹部13を形成すると共に
固定部7を突設して固定部7の先端に凸部14を延設し、
パネル本体6の他側の山部5の側端面に凹部15と凸部16
を形成し、パネル本体6の両側の凸部14、16の先端部に
金属板1、2の両側縁を埋設して断熱パネル10を形成
し、断熱パネル10を固定部7においてこれを貫通するボ
ルトのような固定具21にて支持部材11に固定して断熱パ
ネル10同士を凸部14、16と凹部13、15とで凹凸嵌合させ
ると共に凸部14、16の先端部と凹部13、15の底部との間
にパッキン12を介装させて断熱パネル10同士を接合さ
せ、接合される断熱パネル10の隣接する山部4、5間を
跨いで化粧カバー19を被着させて成ることを特徴とする
ものである。 [作用] 請求項1にあってはパネル本体6の嵌合凸部8の先端部
及び嵌合凹部9の底部に金属板1、2の両側縁を埋設し
ているので、又、請求項2にあってはパネル本体6の両
側の凸部14、16の先端部に金属板1、2の両側縁を埋設
しているので、パネル本体6の金属板1、2の側縁、い
わゆる継ぎ目23がそれぞれ嵌合凹部9及び凹部13、14内
に位置することになり、隣接する断熱パネル10に異なる
荷重が加わったとしても嵌合凸部8及び凸部14、16が破
損することがなく、接合強度が大きくなるものであり、
又、断熱材3が露出していなく、外気に触れることがな
いので、断熱パネル10の経時変化が小さく、長期間に亘
って大きな接合強度が保持されるものである。 以下本発明を添付の図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 金属板1、2としては着色亜鉛鉄板、カラーアルミニウ
ム板、着色アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレ
ス鋼板、チタン鋼板などが採用される。この上下の金属
板1、2間にポリオール、イソシアネート、触媒、発泡
剤などが配合されたポリウレタンやポリイソシアヌレー
トのような発泡性合成樹脂材料が注入され、発泡されて
断熱材3が充填されてパネル本体6が形成される。 第1図に示す実施例にあっては、第2図に示すように上
側に位置する金属板1、2の両側部が折曲加工されて山
部4、5が形成されており、又、一方の山部4の外側面
の上部には挿入用凹部18が形成されており、この挿入用
凹部18の下方から固定部7が突出しており、この固定部
7の先端から嵌合凸部8が延出している。他方の山部5
の外側面の上部には挿入用凸部17が形成されており、そ
の下方に嵌合凹部9が形成されている。又、山部4、5
の内側面の上部には化粧カバー19の係止用凹部20が形成
されている。上下の金属板1、2の側縁はパネル本体6
の嵌合凸部8の先端部及び嵌合凹部9の底部に埋設され
ている。この断熱パネル10にあっては、金属板1、2同
士の側縁間である、いわゆる継ぎ目23が垂直面に位置す
るので、製造時のサイドシールが簡単で発泡性合成樹脂
材料の流出を確実に防止できるものである。又、上下の
金属板1、2の側縁の間隔Lを変えることにより継ぎ目
23の幅を容易に変えることができ、従って、上下の金属
板1、2の形状を変えることなく、パネル厚を簡単に変
更できるものである。 この断熱パネル10の固定部7にテクスである固定具21が
貫通されて母屋である支持部材11に固定され、隣接する
断熱パネル10同士が嵌合凸部8と嵌合凹部9及び挿入用
凸部17と挿入用凹部18とで凹凸嵌合されている。嵌合凸
部8の先端部と嵌合凹部9の底部との間及び挿入用凸部
17と挿入用凹部18との間にはそれぞれパッキン12及びサ
ブパッキン22が介装されている。パッキン12により継ぎ
目23が完全に被覆されている。断熱パネル10の接合部A
には山部4、5の係止用凹部20に両側縁の係止用凸部29
が係止されて略逆U字状の化粧カバー19が被着されてい
る。 第3図に示す実施例にあっては、パネル本体の嵌合凸部
8の継ぎ目23の下方に挿入部24が突設され、嵌合凹部8
の底部に挿入部24を挿入するための被挿入部25が形成さ
れており、これにより接合強度がより向上する。又、挿
入部24の基部の下面と被挿入部25の下面との間にサブパ
ッキン22が介装され透湿を防止している。更に、被挿入
部25の下面には凹所26が形成されており、漏水の落下を
防止している。 第4図に示す実施例にあっては、挿入部24の上面に凹所
26が形成されている。 第5図に示す実施例にあっては、嵌合凸部8に被挿入部
25が形成され、嵌合凹部9に挿入部24が形成されて、嵌
合凸部8と嵌合凹部9とを二重の凹凸嵌合にして、嵌合
が容易になるようにしている。 第6図に示す実施例にあっては、化粧カバー19は断面略
半円弧状であり、接合部Aの外観になだらかな印象を与
えるようにしている。 第7図に示す実施例にあっては、パネル本体6の一側の
山部4の外側面の上部に凹部13が形成され、下部に固定
部7が突設され固定部7の先端に凸部14が延設されてお
り、パネル本体6の他側の山部5の外側面の上部に凸部
16が形成され、下部に凹部15が形成されている。又、パ
ネル本体6の両側の凸部14、16の先端部に金属板1、2
の両側縁が埋設されている。この断熱パネル10同士は凸
部14、16と凹部13、15とで凹凸嵌合され凸部14、16の先
端部と凹部13、15の底部との間に継ぎ目23を完全に覆う
ようにしてパッキン12が介装されている。
【発明の効果】
本発明の請求項1にあっては、パネル本体の嵌合凸部の
先端部及び嵌合凹部の底部に金属板の両側縁を埋設して
いるので、又、請求項2にあってはパネル本体の両側の
凸部の先端部に金属板の両側縁を埋設しているので、パ
ネル本体の金属板の側縁の、いわゆる継ぎ目がそれぞれ
嵌合凹部及び凹部内に位置することになり、隣接する断
熱パネルに異なる荷重が加わったとしても嵌合凸部及び
凸部が破損することがなく、接合強度が大きくなるもの
であり、又、継ぎ目がパッキンにより覆われて断熱材が
露出していなく、外気に触れることがないので、断熱パ
ネルの経時変化が小さく、長期間に亘って大きな接合強
度が保持されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は同
上における断熱パネルを示す断面図、第3図は第2実施
例を示す断面図、第4図は第3実施例を示す断面図、第
5図は第4実施例を示す断面図、第6図は第5実施例を
示す断面図、第7図は第6実施例を示す断面図、第8図
は従来例を示す断面図であって、1、2は金属板、3は
断熱材、4、5は山部、6はパネル本体、7は固定部、
8は嵌合凸部、9は嵌合凹部、10は断熱パネル、11は支
持部材、13はパッキン、13、15は凹部、14、16は凸部、
19は化粧カバー、24は挿入部、25は被挿入部、27は凹所
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の金属板間に断熱材を充填させて両側
    に山部を有するパネル本体を形成し、パネル本体の一側
    の山部の側端面に固定部を突設すると共に固定部の先端
    に嵌合凸部を延設し、パネル本体の他側の山部の側端面
    に嵌合凹部を形成し、パネル本体の嵌合凸部の先端部及
    び嵌合凹部の底部に金属板の両側縁を埋設して断熱パネ
    ルを形成し、断熱パネルを固定部においてこれを貫通す
    るボルトのような固定具にて支持部材に固定して断熱パ
    ネル同士を嵌合凸部と嵌合凹部とで凹凸嵌合させると共
    に嵌合凸部の先端部と嵌合凹部の底部との間にパッキン
    を介装させて断熱パネル同士を接合させ、接合される断
    熱パネルの隣接する山部間を跨いで化粧カバーを被着さ
    せて成る断熱パネルの接合構造。
  2. 【請求項2】パネル本体の嵌合凸部に挿入部を形成する
    と共に嵌合凹部に挿入部を挿入するための被挿入部を形
    成させて成ることを特徴とする請求項1記載の断熱パネ
    ルの接合構造。
  3. 【請求項3】挿入部の上面に凹所を形成させて成ること
    を特徴とする請求項2記載の断熱パネルの接合構造。
  4. 【請求項4】上下の金属板間に断熱材を充填させて両側
    に山部を有するパネル本体を形成し、パネル本体の一側
    の山部の側端面に凹部を形成すると共に固定部を突設し
    て固定部の先端に凸部を延設し、パネル本体の他側の山
    部の側端面に凸部と凹部を形成し、パネル本体の両側の
    凸部の先端部に金属板の両側縁を埋設して断熱パネルを
    形成し、断熱パネルを固定部においてこれを貫通するボ
    ルトのような固定具にて支持部材に固定して断熱パネル
    同士を凸部と凹部とで凹凸嵌合させると共に凸部の先端
    部と凹部の底部との間にパッキンを介装させて断熱パネ
    ル同士を接合させ、接合される断熱パネルの隣接する山
    部間を跨いで化粧カバーを被着させて成る断熱パネルの
    接合構造。
JP30252288A 1988-11-30 1988-11-30 断熱パネルの接合構造 Expired - Fee Related JPH0715200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30252288A JPH0715200B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 断熱パネルの接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30252288A JPH0715200B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 断熱パネルの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02147742A JPH02147742A (ja) 1990-06-06
JPH0715200B2 true JPH0715200B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=17909976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30252288A Expired - Fee Related JPH0715200B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 断熱パネルの接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715200B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2881112B2 (ja) * 1994-06-17 1999-04-12 大同鋼板株式会社 断熱屋根パネル及びその接続構造
JP4585295B2 (ja) * 2004-12-01 2010-11-24 日鉄住金鋼板株式会社 断熱屋根パネルの接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02147742A (ja) 1990-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1080934A (en) Fastening device for wall panel joints
US3906696A (en) Profiled panel for the cladding of walls, ceilings, roofs and the like
JPH0715200B2 (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH0715201B2 (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH07116820B2 (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH0643734B2 (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH02147744A (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH02161049A (ja) 断熱パネルの接合構造
JPH0352887Y2 (ja)
JP3392045B2 (ja) 断熱パネル及びその接続構造
GB2193982A (en) Gutter joint
JPH0718829Y2 (ja) 断熱壁パネルとその連結部構造
JPH11222965A (ja) カーテンウォールの水密構造
JPH077477Y2 (ja) 目地部材
GB2348469A (en) Sealing Gasket
KR930011343B1 (ko) 복합 단열판넬과, 그 제조방법
JPS639610Y2 (ja)
JPH0747509Y2 (ja) コンクリートセグメント
JPH0122536Y2 (ja)
JP2518001Y2 (ja) 壁パネルの連結部構造
JPS6226511Y2 (ja)
JP3038120B2 (ja) 断熱屋根パネル及びその接続構造
JPH026150Y2 (ja)
JPS6345471Y2 (ja)
JPH0643736B2 (ja) 断熱屋根パネルの接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees