JPH0747509Y2 - コンクリートセグメント - Google Patents
コンクリートセグメントInfo
- Publication number
- JPH0747509Y2 JPH0747509Y2 JP15159189U JP15159189U JPH0747509Y2 JP H0747509 Y2 JPH0747509 Y2 JP H0747509Y2 JP 15159189 U JP15159189 U JP 15159189U JP 15159189 U JP15159189 U JP 15159189U JP H0747509 Y2 JPH0747509 Y2 JP H0747509Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joining
- concrete segment
- concrete
- joint surface
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シールドトンネル等を構築する際にその構
成部材として使用されるコンクリートセグメントに関す
るものである。
成部材として使用されるコンクリートセグメントに関す
るものである。
〔従来技術〕 従来この種のコンクリートセグメントとしては、その周
囲接合面に止水用のシーリング材が設けられた嵌合用凹
凸部と、周囲接合面の近傍に埋設されている接合用金具
とを備えてなるものが一般に知られている。
囲接合面に止水用のシーリング材が設けられた嵌合用凹
凸部と、周囲接合面の近傍に埋設されている接合用金具
とを備えてなるものが一般に知られている。
しかしこの従来のコンクリートセグメントは、シーリン
グ材が設けられる部分だけの小面積である嵌合用凹凸部
では止水を十分に行うことができない。また各コンクリ
ートセグメントの接合も接合用金具のみでは十分強固に
行うことができない等の問題点がある。
グ材が設けられる部分だけの小面積である嵌合用凹凸部
では止水を十分に行うことができない。また各コンクリ
ートセグメントの接合も接合用金具のみでは十分強固に
行うことができない等の問題点がある。
この考案は前述した事情に鑑みて創案されたものでその
目的は、周囲接合面での止水を確実に行うことができ、
しかも周囲接合面での接合も強固に行うことのできるコ
ンクリートセグメントを提供することにある。
目的は、周囲接合面での止水を確実に行うことができ、
しかも周囲接合面での接合も強固に行うことのできるコ
ンクリートセグメントを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 この考案のコンクリートセグメントは、周囲接合面の厚
み方向中央部に全周にわたって形成されており、この接
合面厚み寸法の少なくとも半分の長さを有する切欠き拡
大溝部と、この切欠き拡大溝部に突出しており、主配筋
である上弦材および下弦材と同部材で前記上下弦材を連
結するようにして一体化した接合用板と、前記周囲接合
面の近傍に埋設されている接合用金具とが備えられてい
る。
み方向中央部に全周にわたって形成されており、この接
合面厚み寸法の少なくとも半分の長さを有する切欠き拡
大溝部と、この切欠き拡大溝部に突出しており、主配筋
である上弦材および下弦材と同部材で前記上下弦材を連
結するようにして一体化した接合用板と、前記周囲接合
面の近傍に埋設されている接合用金具とが備えられてい
る。
そして接合すべき両コンクリートセグメントの切欠き拡
大溝部間に、セグメントの組立てに際して止水材を介在
させるか、あるいは組立て後止水剤を注入することによ
って、止水部が大面積となって完璧なる止水工を施す。
大溝部間に、セグメントの組立てに際して止水材を介在
させるか、あるいは組立て後止水剤を注入することによ
って、止水部が大面積となって完璧なる止水工を施す。
また止水材としてモルタルを使用すれば、接合すべき両
コンクリートセグメントの大面積である切欠き拡大溝部
をモルタルで満たして、両コンクリートセグメントを一
体化できるようになる。このことで、接合用金具だけの
接合よりも強固に接合できるようにする。
コンクリートセグメントの大面積である切欠き拡大溝部
をモルタルで満たして、両コンクリートセグメントを一
体化できるようになる。このことで、接合用金具だけの
接合よりも強固に接合できるようにする。
さらに接合すべき両コンクリートセグメントの切欠き拡
大溝部に突出した、主配筋である上下弦材と一体の接合
用板を、互いに突き合わせてボルト締めすることによっ
て、接合用金具だけの接合よりも強固に接合できるよう
にする。
大溝部に突出した、主配筋である上下弦材と一体の接合
用板を、互いに突き合わせてボルト締めすることによっ
て、接合用金具だけの接合よりも強固に接合できるよう
にする。
以下この考案のコンクリートセグメントを図示する実施
例によって説明する。
例によって説明する。
コンクリートセグメント１（第１図〜第３図参照）は、
周囲接合面２の厚み方向中央部に全周にわたって形成さ
れており、この接合面２の厚み寸法の少なくとも半分の
長さを有する切欠き拡大溝部３と、この切欠き拡大溝部
３に突出しており、主配筋４である上弦材５および下弦
材６と同部材で上下弦材5,6を連結するようにして一体
化した接合用板７と、周囲接合面２の近傍に埋設されて
いる接合用金具８とを備えてなる。
周囲接合面２の厚み方向中央部に全周にわたって形成さ
れており、この接合面２の厚み寸法の少なくとも半分の
長さを有する切欠き拡大溝部３と、この切欠き拡大溝部
３に突出しており、主配筋４である上弦材５および下弦
材６と同部材で上下弦材5,6を連結するようにして一体
化した接合用板７と、周囲接合面２の近傍に埋設されて
いる接合用金具８とを備えてなる。
そしてこの実施例での接合用板７には、そのボルト貫通
孔7aがコンクリートセグメント１の厚み方向に所定間隔
をあけて二個穿設されている。
孔7aがコンクリートセグメント１の厚み方向に所定間隔
をあけて二個穿設されている。
また接合用金具８は、コンクリートセグメント１の内周
面側の縁部1aに設けられており、一方のコンクリートセ
グメント１に埋設されているインサート金具９と、他方
のコンクリートセグメント１にブロックアウト10ととも
に設けられている連結板11とからなっている。
面側の縁部1aに設けられており、一方のコンクリートセ
グメント１に埋設されているインサート金具９と、他方
のコンクリートセグメント１にブロックアウト10ととも
に設けられている連結板11とからなっている。
なお第４図〜第６図にこの接合用金具８の別態様を示
す。ただし第５図は連結板11に設けられているＵ字状溝
11aに接合用ボルト12を落とし込みにて挿入するもの
で、第６図はインサート金具９が切欠き拡大溝部３にお
けるコンクリートセグメント１の厚み方向中央部に設け
られているものである。
す。ただし第５図は連結板11に設けられているＵ字状溝
11aに接合用ボルト12を落とし込みにて挿入するもの
で、第６図はインサート金具９が切欠き拡大溝部３にお
けるコンクリートセグメント１の厚み方向中央部に設け
られているものである。
またこの接合用金具８は、第１図に示したようにコンク
リートセグメント１におけるリング方向の接合面２だけ
でなく、必要に応じてコンクリートセグメント１におけ
るトンネル方向の接合面２′にも設けられる。
リートセグメント１におけるリング方向の接合面２だけ
でなく、必要に応じてコンクリートセグメント１におけ
るトンネル方向の接合面２′にも設けられる。
このような構成からなるコンクリートセグメント１を接
合させる時は、まず接合すべき両コンクリートセグメン
ト1,1は各接合面２を当面させると共に、この時に当面
した各接合用板7,7を接合用ボルトで締め付ける。
合させる時は、まず接合すべき両コンクリートセグメン
ト1,1は各接合面２を当面させると共に、この時に当面
した各接合用板7,7を接合用ボルトで締め付ける。
ここでの各接合用板7,7の接合用ボルトによる締め付け
作業は、両コンクリートセグメント1,1の切欠き拡大溝
部3,3で形成された空間部13を利用して行われる。なお
この各接合用板7,7の接合は、両コンクリートセグメン
ト1,1におけるトンネル方向の一方側のみで行われる
が、これは他方側に既に接合して組み立てられたコンク
リートセグメントがあるためである。
作業は、両コンクリートセグメント1,1の切欠き拡大溝
部3,3で形成された空間部13を利用して行われる。なお
この各接合用板7,7の接合は、両コンクリートセグメン
ト1,1におけるトンネル方向の一方側のみで行われる
が、これは他方側に既に接合して組み立てられたコンク
リートセグメントがあるためである。
次に接合用金具８でのブロックアウト10を利用して接合
作業を行う。そしてその後、切欠き拡大溝部3,3で形成
された空間部13にモルタルを注入する。
作業を行う。そしてその後、切欠き拡大溝部3,3で形成
された空間部13にモルタルを注入する。
このことにより、両コンクリートセグメント1,1の切欠
き拡大溝部3,3間に注入したモルタルによって、止水効
果が確実になり、両コンクリートセグメント1,1を一体
化することができる。
き拡大溝部3,3間に注入したモルタルによって、止水効
果が確実になり、両コンクリートセグメント1,1を一体
化することができる。
また各接合用板7,7の接合と、両コンクリートセグメン
ト1,1の一体化により、強固となって、接合すべき両コ
ンクリートセグメント1,1の接合が行われる。
ト1,1の一体化により、強固となって、接合すべき両コ
ンクリートセグメント1,1の接合が行われる。
この考案のコンクリートセグメントは、周囲接合面の厚
み方向中央部に全周にわたって形成されており、この接
合面厚み寸法の少なくとも半分の長さを有する切欠き拡
大溝部と、この切欠き拡大溝部に突出しており、主配筋
である上弦材および下弦材と同部材で前記上下弦材を連
結するようにして一体化した接合用板と、前記周囲接合
面の近傍に埋設されている接合用金具とを備えてなるこ
とを特徴としている。
み方向中央部に全周にわたって形成されており、この接
合面厚み寸法の少なくとも半分の長さを有する切欠き拡
大溝部と、この切欠き拡大溝部に突出しており、主配筋
である上弦材および下弦材と同部材で前記上下弦材を連
結するようにして一体化した接合用板と、前記周囲接合
面の近傍に埋設されている接合用金具とを備えてなるこ
とを特徴としている。
そしてこの構成によれば接合すべき両コンクリートセグ
メントの切欠き拡大溝部間に、セグメントの組立てに際
して止水材を介在させるか、あるいは組立て後止水剤を
注入することによって、止水部が大面積となって完璧な
る止水工を施すことができる。
メントの切欠き拡大溝部間に、セグメントの組立てに際
して止水材を介在させるか、あるいは組立て後止水剤を
注入することによって、止水部が大面積となって完璧な
る止水工を施すことができる。
また止水材としてモルタルを使用すれば、接合すべき両
コンクリートセグメントの大面積である切欠き拡大溝部
をモルタルで満たして、両コンクリートセグメントを一
体化できるようになる。そのため、接合用金具だけの接
合よりも強固に接合できる。
コンクリートセグメントの大面積である切欠き拡大溝部
をモルタルで満たして、両コンクリートセグメントを一
体化できるようになる。そのため、接合用金具だけの接
合よりも強固に接合できる。
さらに接合すべき両コンクリートセグメントの切欠き拡
大溝部に突出した、主配筋である上下弦材と一体の接合
用板を、互いに突き合わせてボルト締めすることによっ
て、接合用金具だけの接合よりも強固に接合できるよう
になる。
大溝部に突出した、主配筋である上下弦材と一体の接合
用板を、互いに突き合わせてボルト締めすることによっ
て、接合用金具だけの接合よりも強固に接合できるよう
になる。
第１図はこの考案のコンクリートセグメントを示す概略
斜視図、第２図はこの考案のコンクリートセグメントの
接合状態を示す接合部の底面図、第３図は第２図におけ
るＡ−Ａ線断面図、第４図〜第６図はこの考案のコンク
リートセグメントにおける接合用金具の別態様を示す接
合部の断面図である。 １…コンクリートセグメント、1a…内周面側縁部、2,
2′…周囲接合面、３…切欠き拡大溝部、４…主配筋、
５…上弦材、６…下弦材、７…接合用板、7a…ボルト貫
通孔、８…接合用金具、９…インサート金具、10…ブロ
ックアウト、11…連結板、11a…Ｕ字状溝、12…接合用
ボルト、13…空間部。
斜視図、第２図はこの考案のコンクリートセグメントの
接合状態を示す接合部の底面図、第３図は第２図におけ
るＡ−Ａ線断面図、第４図〜第６図はこの考案のコンク
リートセグメントにおける接合用金具の別態様を示す接
合部の断面図である。 １…コンクリートセグメント、1a…内周面側縁部、2,
2′…周囲接合面、３…切欠き拡大溝部、４…主配筋、
５…上弦材、６…下弦材、７…接合用板、7a…ボルト貫
通孔、８…接合用金具、９…インサート金具、10…ブロ
ックアウト、11…連結板、11a…Ｕ字状溝、12…接合用
ボルト、13…空間部。
Claims (1)
- 【請求項１】周囲接合面の厚み方向中央部に全周にわた
って形成されており、この接合面厚み寸法の少なくとも
半分の長さを有する切欠き拡大溝部と、この切欠き拡大
溝部に突出しており、主配筋である上弦材および下弦材
と同部材で前記上下弦材を連結するようにして一体化し
た接合用板と、前記周囲接合面の近傍に埋設されている
接合用金具とを備えてなることを特徴とするコンクリー
トセグメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15159189U JPH0747509Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | コンクリートセグメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15159189U JPH0747509Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | コンクリートセグメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0389797U JPH0389797U (ja) | 1991-09-12 |
| JPH0747509Y2 true JPH0747509Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31697887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15159189U Expired - Fee Related JPH0747509Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | コンクリートセグメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747509Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP15159189U patent/JPH0747509Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0389797U (ja) | 1991-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |