JPH0636101Y2 - 縦目地構造 - Google Patents
縦目地構造Info
- Publication number
- JPH0636101Y2 JPH0636101Y2 JP1985140033U JP14003385U JPH0636101Y2 JP H0636101 Y2 JPH0636101 Y2 JP H0636101Y2 JP 1985140033 U JP1985140033 U JP 1985140033U JP 14003385 U JP14003385 U JP 14003385U JP H0636101 Y2 JPH0636101 Y2 JP H0636101Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical joint
- fixture
- packing material
- joint structure
- decorative member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は建築、構築物におけるパネルを横張りした際に
形成される縦目地構造に関する。その目的は縦目地部に
パネルの端部を固定した釘頭が露出するのを防止すると
共に、目地部の防水性、パネル端部の防錆、および外観
の美観を向上することにある。
形成される縦目地構造に関する。その目的は縦目地部に
パネルの端部を固定した釘頭が露出するのを防止すると
共に、目地部の防水性、パネル端部の防錆、および外観
の美観を向上することにある。
以下に図面を用いて本考案に係る縦目地構造の一実施例
について詳細に説明する。第１図は上記縦目地構造を説
明する斜視図であり、１は主柱、間柱、もしくは当て木
のいずれかであり、少なくともパネル２、３の端部2a、
3aが対面する部分の下地として役立つものである。ま
た、パネル２、３は雄、雌型連結構造、相決り構造、も
しくは相決り実はぎ構造等の連結部を有する単体、複合
体、サンドイッチ構造体からなる。なお、パネル２、３
は横張り施工で端部2a、3aがパッキング材４を介して対
面する縦目地を有する構造に施工するものである。パッ
キング材４は、例えば第２図（ａ）〜（ｅ）に示すよう
な断面で弾性、柔軟性、保形性を有する長尺体であり、
主に防水性、クッション材、緩衝材、スペーサ、断熱
材、および目地材として機能し、かつ、後述するカバー
材７を装着するための固定具14の打設部となり、固定具
14による釘穴等からの雨水の浸入も阻止し得るものであ
る。
について詳細に説明する。第１図は上記縦目地構造を説
明する斜視図であり、１は主柱、間柱、もしくは当て木
のいずれかであり、少なくともパネル２、３の端部2a、
3aが対面する部分の下地として役立つものである。ま
た、パネル２、３は雄、雌型連結構造、相決り構造、も
しくは相決り実はぎ構造等の連結部を有する単体、複合
体、サンドイッチ構造体からなる。なお、パネル２、３
は横張り施工で端部2a、3aがパッキング材４を介して対
面する縦目地を有する構造に施工するものである。パッ
キング材４は、例えば第２図（ａ）〜（ｅ）に示すよう
な断面で弾性、柔軟性、保形性を有する長尺体であり、
主に防水性、クッション材、緩衝材、スペーサ、断熱
材、および目地材として機能し、かつ、後述するカバー
材７を装着するための固定具14の打設部となり、固定具
14による釘穴等からの雨水の浸入も阻止し得るものであ
る。
その素材としては、例えばゴム、合成ゴム、プラスチッ
ク、プラスチックフォームのうちの１種からなる。さら
に説明すると、（ａ）図は２角形、（ｂ）図は変形楕円
形、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）図はＴ字状断面で、特に
（ｅ）図はその側面に複数段の突起６を設けたパッキン
グ材４であり、必要により釘穴5aを設ける。なお、パッ
キング材４の頭部はパネル２、３の縦目地の幅ｌより大
きい寸法にしたり、釘穴5aを後記する固定具14の直径よ
り細く穿孔しておくとよい。７はカバー材で第３図に示
すように長尺樋状体の化粧部材８と化粧部材８の内側に
頭部が収納されると共に、化粧部材８を主柱１等に固設
する軸部を直角に摺動可能な状態に複数個、適宜ピッチ
で配設した固定具14とからなる。さらに説明すると、化
粧部材８は幅L1の化粧面９と直角、もしくは傾斜した側
面10と受け面11とガイド部12と間隙13とからなり、化粧
面９は目地幅ｌより大きい寸法である。また、側面10は
化粧部材８に立体感を醸し出させるのと補強材、および
ガイド部12の形成用の空間を得るために高さｈに形成す
る。さらに受け面11はパネル２、３と化粧部材８が接触
した際の安定面、および防水面として役立ち、ガイド部
12は受け面11の末端を内方に屈曲してストッパ片12aを
角度θ（鋭角）に形成し、固定具14の頭部14aを嵌挿し
化粧面９の内側に収納する断面ロート状のものである。
また、間隙13は固定具14の軸部14bを摺動可能な状態に
嵌装するものであり、固定具14は第４図に示すように釘
状のもので化粧部材８を主柱１等に固定するものであ
る。なお、軸部14bの直径をd1とすると間隙13の幅L3はL
3≧d1位であり、受け面11の幅をL2とすると2L2＋L3＞
L1、もしくは2L2＋L3＝L1である。
ク、プラスチックフォームのうちの１種からなる。さら
に説明すると、（ａ）図は２角形、（ｂ）図は変形楕円
形、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）図はＴ字状断面で、特に
（ｅ）図はその側面に複数段の突起６を設けたパッキン
グ材４であり、必要により釘穴5aを設ける。なお、パッ
キング材４の頭部はパネル２、３の縦目地の幅ｌより大
きい寸法にしたり、釘穴5aを後記する固定具14の直径よ
り細く穿孔しておくとよい。７はカバー材で第３図に示
すように長尺樋状体の化粧部材８と化粧部材８の内側に
頭部が収納されると共に、化粧部材８を主柱１等に固設
する軸部を直角に摺動可能な状態に複数個、適宜ピッチ
で配設した固定具14とからなる。さらに説明すると、化
粧部材８は幅L1の化粧面９と直角、もしくは傾斜した側
面10と受け面11とガイド部12と間隙13とからなり、化粧
面９は目地幅ｌより大きい寸法である。また、側面10は
化粧部材８に立体感を醸し出させるのと補強材、および
ガイド部12の形成用の空間を得るために高さｈに形成す
る。さらに受け面11はパネル２、３と化粧部材８が接触
した際の安定面、および防水面として役立ち、ガイド部
12は受け面11の末端を内方に屈曲してストッパ片12aを
角度θ（鋭角）に形成し、固定具14の頭部14aを嵌挿し
化粧面９の内側に収納する断面ロート状のものである。
また、間隙13は固定具14の軸部14bを摺動可能な状態に
嵌装するものであり、固定具14は第４図に示すように釘
状のもので化粧部材８を主柱１等に固定するものであ
る。なお、軸部14bの直径をd1とすると間隙13の幅L3はL
3≧d1位であり、受け面11の幅をL2とすると2L2＋L3＞
L1、もしくは2L2＋L3＝L1である。
次に施工例につき説明する。
いま、第１図において、パネル２、３の端部が間柱１上
にスポンジ製パッキング材４（幅10mm、高さはパネルと
同じ）を介して対面されて幅ｌの縦目地を形成した状態
で施工され、かつ、パネル２、３の端部は釘15によって
固定されていると仮定する。そこで、化粧部材８に固定
具14を第３図に示すように垂直に嵌挿し、そのピッチを
300mmとしたカバー材７を準備した。そこでカバー材７
の固定具14をパッキング材４上にさし込み、軽く木工ハ
ンマで打設し、位置決めを行ない、その後で固定具14の
頭が存在する部分の化粧面９に保護材を当ててハンマで
打設して固定具14を間柱１に打ち込み、カバー材７を縦
目地上に固定する。
にスポンジ製パッキング材４（幅10mm、高さはパネルと
同じ）を介して対面されて幅ｌの縦目地を形成した状態
で施工され、かつ、パネル２、３の端部は釘15によって
固定されていると仮定する。そこで、化粧部材８に固定
具14を第３図に示すように垂直に嵌挿し、そのピッチを
300mmとしたカバー材７を準備した。そこでカバー材７
の固定具14をパッキング材４上にさし込み、軽く木工ハ
ンマで打設し、位置決めを行ない、その後で固定具14の
頭が存在する部分の化粧面９に保護材を当ててハンマで
打設して固定具14を間柱１に打ち込み、カバー材７を縦
目地上に固定する。
以上説明したのは本考案に係る縦目地構造の一実施例に
すぎず、第５図〜第７図に示すようなカバー材７を用い
ることも可能である。すなわち、第５図は受け面11も末
端を内方に屈曲して凹部11aを形成した化粧部材８であ
り、第６図は受け面11にリブ11bを形成し、ここにシー
ル材16を植設した化粧部材８、第７図は固定具14の頭部
14aを広く、大きく形成した固定具14である。
すぎず、第５図〜第７図に示すようなカバー材７を用い
ることも可能である。すなわち、第５図は受け面11も末
端を内方に屈曲して凹部11aを形成した化粧部材８であ
り、第６図は受け面11にリブ11bを形成し、ここにシー
ル材16を植設した化粧部材８、第７図は固定具14の頭部
14aを広く、大きく形成した固定具14である。
上述したように本考案に係る縦目地構造によれば、横張
りの際に形成される縦目地部にパッキング材を介在させ
て、目地部の防水性と耐食性、および寸法誤差、施工誤
差を吸収し、その上目地部分を化粧部材で固定具の頭部
を露出させずに外観を綺麗にした特徴がある。しかもカ
バー材の固定はパッキング材の部分で行うため、カバー
材を固定する固定具とパッキング材が密着し、防止性を
より強化することができる。
りの際に形成される縦目地部にパッキング材を介在させ
て、目地部の防水性と耐食性、および寸法誤差、施工誤
差を吸収し、その上目地部分を化粧部材で固定具の頭部
を露出させずに外観を綺麗にした特徴がある。しかもカ
バー材の固定はパッキング材の部分で行うため、カバー
材を固定する固定具とパッキング材が密着し、防止性を
より強化することができる。
第１図は本考案に係る縦目地構造の一実施例を示す斜視
図、第２図（ａ）〜（ｅ）、第３図および第４図はパッ
キング材、化粧部材と固定具の一例を示す説明図、第５
図〜第７図はカバー材のその他の実施例を示す説明図で
ある。 １……主柱、間柱、当て木、４……パッキング材、７…
…カバー材、８……化粧部材、14……固定具。
図、第２図（ａ）〜（ｅ）、第３図および第４図はパッ
キング材、化粧部材と固定具の一例を示す説明図、第５
図〜第７図はカバー材のその他の実施例を示す説明図で
ある。 １……主柱、間柱、当て木、４……パッキング材、７…
…カバー材、８……化粧部材、14……固定具。
Claims (1)
- 【請求項１】横張りした相隣る長尺パネルの端面を主
柱、間柱、もしくは当て木上に長尺状のパッキング材を
介在させて縦目地を形成するように固定し、かつ、断面
がＣチャンネル状で内側中央部分に固定具の頭部を嵌挿
し、軸部を摺動可能な状態に装着した断面ロート状のガ
イド部を有する長尺の化粧部材のガイド部に固定具を複
数本、直角に適宜間隔で植設したカバー材を前記パッキ
ング材に固定具を打設して縦目地部分を化粧部材で被覆
したことを特徴とする縦目地構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985140033U JPH0636101Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 縦目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985140033U JPH0636101Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 縦目地構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6247608U JPS6247608U (ja) | 1987-03-24 |
| JPH0636101Y2 true JPH0636101Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31046496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985140033U Expired - Lifetime JPH0636101Y2 (ja) | 1985-09-11 | 1985-09-11 | 縦目地構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636101Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006257851A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-09-28 | Eco Void:Kk | 埋込材ユニット、それを用いた中空スラブ及びその施工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51105223U (ja) * | 1975-02-20 | 1976-08-23 | ||
| JPS5963149U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-25 | 大倉工業株式会社 | 取り付け化粧部材 |
-
1985
- 1985-09-11 JP JP1985140033U patent/JPH0636101Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006257851A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-09-28 | Eco Void:Kk | 埋込材ユニット、それを用いた中空スラブ及びその施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6247608U (ja) | 1987-03-24 |
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