JPH09144230A - 建築用縦葺き外装構造 - Google Patents

建築用縦葺き外装構造

Info

Publication number
JPH09144230A
JPH09144230A JP30239595A JP30239595A JPH09144230A JP H09144230 A JPH09144230 A JP H09144230A JP 30239595 A JP30239595 A JP 30239595A JP 30239595 A JP30239595 A JP 30239595A JP H09144230 A JPH09144230 A JP H09144230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
vertical
exterior
holding member
elastic contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30239595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3040704B2 (ja
Inventor
Gantan Funaki
元旦 舩木
Noboru Yamasaka
昇 山坂
Kazuyuki Nishizawa
和幸 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gantan Beauty Industry Co Ltd filed Critical Gantan Beauty Industry Co Ltd
Priority to JP7302395A priority Critical patent/JP3040704B2/ja
Publication of JPH09144230A publication Critical patent/JPH09144230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040704B2 publication Critical patent/JP3040704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の屋根や壁に施工される縦葺き(縦張
り)外装構造にあって、前記従来技術の強度及び雨仕舞
性能に関する問題を解消して、外装材本体が単純な形状
であっても、漏水事故を招くことなく、且つ吹上風圧力
に優れた建築用縦葺き外装構造を提供すること。 【解決手段】 両側縁に立上り部を有する縦葺外装材
と、左右に隣接する縦葺外装材の前記立上り部をそれぞ
れ包持する包持部を有し、且つ少なくとも包持部内側は
弾性を有するシール材と、前記シール材を上方から押圧
保持する下方が開口した略コ字形状で、中央に固定部を
有する保持部材と、隣接する縦葺外装材間及び保持部材
を覆うカバー材とからなり、前記保持部材の固定部を固
着具によって外装下地に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の屋根や壁に
施工される縦葺き(縦張り)外装構造にあって、外装材
本体が単純な形状であっても、漏水事故を招くことなく
且つ吹上風圧力に優れた構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断面形状が、両側縁に立上り部
(フランジ部)だけを有する極めて単純な構成の縦葺き
屋根材本体に関する屋根の組立構造として、実公平6−
43320号公報に記載の考案があり、市場化されてい
る。該考案は、略L字型のアンカークリップと内部に複
数のフラップを有するシール材を収容した被覆材との組
合せにより、屋根材本体が前記単純な形状であっても優
れた防湿性を奏するというものである。しかしながら該
考案の構成は、以下のような問題を有するものである。 アンカークリップ(通称:吊子)は、略L字型の構成
よりなり、また該構成における吹上風圧力(負荷重)の
作用は、垂直板に沿って働くので、平面座板には片持ち
荷重として作用し、薄厚材の場合、初期変位が大きく、
塑性変形し易いという問題がある。 素材の厚みを上げると前記問題は、改善方向に進む
が、構成に起因する基本特性なので、前記した傾向は変
わらない問題がある。 クリップの垂直板上端の固定蓋の内側に屋根材のフラ
ンジ部を差し込んで結合する構成よりなるので、クリッ
プが介在する位置でのシール材の効果が、他の介在しな
い部位に比べて著しく低下するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、建築物の屋根や壁に施工される縦葺き(縦張り)外
装構造にあって、前記従来技術の強度及び雨仕舞性能に
関する問題を解消して、外装材本体が単純な形状であっ
ても、漏水事故を招くことなく、且つ吹上風圧力に優れ
た構造を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を達
成するために、両側縁に立上り部を有する縦葺外装材
と、左右に隣接する縦葺外装材の前記立上り部をそれぞ
れ包持する包持部を有し、且つ少なくとも包持部内側は
弾性を有するシール材と、前記シール材を上方から押圧
保持する下方が開口した略コ字形状で、中央に固定部を
有する保持部材と、隣接する縦葺外装材間及び保持部材
を覆うカバー材とからなり、前記保持部材の固定部を固
着具によって外装下地に固定することを特徴とする。ま
た本発明では、シール部材は、包持部の内側にそれぞれ
外装材の立上り部内外両面に弾接(弾性的当接)する弾
接片が複数形成されていることを特徴とする。また本発
明では、シール部材は、包持部を構成する外方部の下端
に、弾性を有して外方に延出する弾接脚片を有し、カバ
ー材で隣接する縦葺外装材間及び保持部材を覆った状態
において、弾接脚片がカバー材の側縁の内面と弾接する
ことを特徴とする。また本発明では、シール部材と保持
部材は、予め一体に形成されていることを特徴とする。
また本発明では、カバー材は、両側端に内方に突出状の
膨出部を有し、この膨出部が保持部材下端またはシール
部材下端または双方に弾性係合することを特徴とする。
また本発明では、カバー材の内面には、縦葺外装材間及
び保持部材を覆った状態において、保持部材および/又
はシール部材との間隙を閉塞する閉塞条部を有すること
を特徴とする。また本発明では、外装材の有効幅ピッチ
に対応して起立片を複数形成した略帯状の位置出し部材
を、外装下地の少なくとも軒先側と棟側の複数箇所に、
軒棟とは直交方向に平行に敷設し、この軒先側と棟側の
位置出し部材に亘り縦葺外装材を敷設することを特徴と
する。
【0005】本発明における外装下地は、木造、鉄骨
造、コンクリート造等で、釘、ビス、アンカー等の公知
の固着具が取付可能な全ての建築躯体を含み、前記躯体
上に断熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメント板
等のボード類をも含む。そのため、外装材と躯体との間
に介装されるボード類が、固着具の取付強度を有する場
合を例外として、原則的には、外装材および保持部材を
固定するための固定具は、前記ボード類を貫通して、躯
体を構成する母屋や垂木等の補助部材に固定される。こ
の固着具の取付に際しては、防水座金を併用すると、雨
仕舞について、より安全な構造となる。縦葺外装材は、
表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレ
ス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板、真鍮版、
鉛板等公知の金属素材、及び炭素繊維積層板、硬質樹脂
板等より成形される。尚、素材が金属板の場合には、ロ
ール成形またはプレス成型、あるいは両者の組合せによ
り成形される。素材が非金属素材の場合には、主に型成
型により成型される。素材厚は、特に限定するものでは
ないが、概ね0.4〜1.6mm程度である。カバー材
は、基本的には、建築用板材と同一素材により成形され
るが、アルミニウムや硬質樹脂による押出成形品であっ
てもよい。素材厚は、ロール成形による場合、外装材と
ほぼ同厚となるが、押出成形品の場合、概ね1.2 〜2.5m
m 程度である。このカバー材内面の閉塞条部は、公知の
発泡樹脂やゴム系のシール、水と反応した場合に膨張し
て止水効果を発揮する公知の水膨張性シールのいずれか
を一体化させて形成する。外装材とカバー材の裏面に
は、必要に応じてポリエチレンフォーム等の裏貼り材を
添装することが、結露防止、防音対策上好ましい。保持
部材は、主に1乃至3mm程度のステンレス鋼板やメッ
キ鋼板等のプレス加工品となるが、アルミや硬質樹脂に
よる押出成形品、セラミック成型品としてもよい。この
保持部材は、ピース材であっても、長尺材であってもよ
い。尚、長尺材である場合には、固定間隔に合わせて予
め固着具用の下孔を設けておくと、現場での施工性が向
上する。シール部材は、少なくとも包持部内側に弾性を
有して、外装材の立上り部に弾接して止水性を発揮する
ものであれば何でもよいが、公知のブチル系ゴムや塩化
ビニール樹脂材料が代表的である。このシール部材にお
ける弾接片については、代表例として柔軟性部材の例え
ば軟質ポリ塩化ビニルコンパウンドを素材として形成す
ると、柔軟性(密着性に優れる)に富んだ弾接片を形成
することができる。このシール部材は、単一材または複
合材のいずれでも良く、後者の場合、芯部材としての硬
質樹脂と外被部材としての軟質樹脂との組合せにより構
成してもよい(押出成型)。また、シール部材の包持部
における弾接片は、左右対称状、非対称状のいずれでも
良い。包持部下端の弾接脚片は1以上の複数であっても
良い。別体の保持部材とシール部材を順次組み付ける態
様の他に、両部材を予め一体に形成する場合には、代表
的には接着により形成するが、保持部材が芯材としてシ
ール部材に内蔵されている構成であってもよい。位置出
し部材としては、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板等の
素材が挙げられ、板厚は、0.27乃至0.4mm 程度あればよ
い。起立片は、プレス加工により成型される。尚、位置
出し部材の固定にあっては、保持部材同様、固着具によ
るが、固着具の頭部が邪魔にならぬよう皿頭状のものが
好ましい。
【0006】そして、本発明の外装構造は、基本的に片
追い法により施工される。具体的には、施工対象下地面
に対し、左側または右側から、または中央から左右に順
次施工する。この場合、葺初めの軒棟方向の墨出しが正
しく行われていれば、隣接する外装材の墨出しは、必ず
しも行わなくてよい。但し、大型物件や取り合い箇所が
多い物件では、誤差が累積するので好ましくないという
問題があり、前記位置出し部材は、この誤差の累積を解
消するものとして有用である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2には本発明の実施
の一形態として縦葺屋根構造を例示しており、外装下地
1表面の防水シート2上に縦葺屋根板3を軒棟方向に敷
設して、この左右の縦葺屋根板3側縁における隣り合う
左立上り部3aと右立上り部3bをシール部材4によりそれ
ぞれ包持し、同包持状態を保持部材5で保持すると共に
同包持・保持状態に固定ビス等の固定具6で固定し、且
つ、縦葺屋根板3間及び保持部材5をカバー材7で覆設
してある。
【0008】軟質樹脂製シール部材4は硬質樹脂製保持
部材5と一体に押出成形した長尺状のもので、シール部
材4の中央部4aは隣接する左立上り部3aと右立上り部3b
間に嵌合した状態で、下面部分4bが防水シート2に当接
して且つ中央部4a左右の後で説明する左包持部4fおよび
右包持部4kがそれぞれ左立上り部3aと右立上り部3bを包
持する態様に形成してある。そして、シール部材4の上
面部4cにおける中央部4a中央と下面部4bには固定具の通
し孔4dをそれぞれ開孔すると共にこの上下の通し孔4d間
の内部空間4eを肉抜き形成してある。中央部4aの左右に
はそれぞれ断面大略U形状の左包持部4fと右包持部4kを
左右対称状に形成してある。この左包持部4fは下向きに
開口状の内側における左右内面に弾性を有する複数の弾
接片4gをそれぞれ非対称位置から突出形成してあり、左
右の各弾接片4gは斜め上向きにアール状に突出して且つ
その断面尖鋭状の先端4hは対面の弾接片4g間の空間部S
に入り込んでいて、左右の各弾接片4g間に挿入する右立
上り部3b上端に押されて上方に弾性的に揺動することに
より発生する復元力によって右立上り部3b内外両面に個
々に弾接するようにしてある。また、左包持部4fにおけ
る外方部4iの下端には、同端を外側に水平状に延出して
弾性を有する左弾接脚片4jを形成してある。同様に、右
包持部4kは、内側に複数の弾接片4mを形成すると共にそ
の先端4nを対面の弾接片4m間に入り込んでいる態様に形
成してあり、且つ、外方部4p下端には右弾接脚片4rを形
成してある。保持部材5はシート部材4の上面部4cおよ
び左右外方部4i,4r に一体に覆着していて、この保持部
材5の上面部5a中央には通し孔5bをシール部材4の通し
孔4dと一致させて開孔し、左側面部5c下端の左係合部5d
にはシール部材4の左弾接脚片4jが、右側面部5e下端の
右係合部5fにはシール部材4の右弾接脚片4rが、それぞ
れ沿着している。
【0009】そして、この一体のシート部材4と保持部
材5は、シート部材4における中央部4aが隣接する縦葺
屋根板3の左立上り部3aと右立上り部3b間に介在すると
共に、左包持部4fにおける左右の各弾接片4gが右立上り
部3b内外両面に、右包持部4kにおける左右の各弾接片4m
が左立上り部3a内外両面に、それぞれ弾接して包持し、
且つ、この包持状態に、保持部材5の通し孔5bからシー
ル部材4の通し孔4dに固定具6を貫通させて外装下地1
に固定することにより、左右の立上り部3a,3bから外装
下地1側への侵入水を阻止して雨仕舞してある。固定具
6頭部と保持部材5の上面部5aとの間にはパッキング等
の防水座金8を配設して防水処理してある。
【0010】カバー部材7は頭部が三角形状で下方が開
口している長尺状のもので、隣接する縦葺屋根板3間及
び保持部材5を覆い可能な態様に形成してあり、その左
側面部7aの下端には同端を内側に丸く折り返して左膨出
部7bを、右側面部7cの下端には同端を内側に丸く折り返
して右膨出部7dを、それぞれ形成している。そして、カ
バー部材7は、同部材の側縁内面に位置するところの左
膨出部7b上面がシール部材4の左弾接脚片4jに、右膨出
部7d上面がシール部材4の右弾接脚片4rに、それぞれ下
側から弾接していると共にこの左弾接脚片4j、右弾接脚
片4rを経て左係合部5d、右係合部5fにそれぞれ係合して
おり、隣接する縦葺屋根板3間及び保持部材5そして固
定具6頭部回りをカバーし且つカバー部材7内側への侵
入水を阻止して雨仕舞してある。
【0011】これにより、左立上り部3aはその内外両面
を、右包持部4kにおける各弾接片4mすなわち立上り部外
面に弾接した下位から上位の第1および第2の各弾接片
4m…そして立上り部内面に弾接した上位から下位の第3
乃至第5の各弾接片4m…および各弾接片4m…の間の空間
部Sによって、右立上り部3bはその内外両面を、左包持
部4fにおける各弾接片4gすなわち立上り部外面に弾接し
た下位から上位の第1および第2の各弾接片4g…そして
立上り部内面に弾接した上位から下位の第3乃至第5の
各弾接片4g…および各弾接片4g…の間の空間Sによっ
て、それぞれ五重に遮蔽して雨仕舞できると共に、この
外方から立上り部上端を経て内方に至る逆U状の滲入水
系路を五重に遮蔽してある雨仕舞を、単純な形状である
縦葺屋根板3の立上り部内外両面を活かして得ることが
できる。また、施工に際しては、第1工程:外装下地1
に防水シート2を敷設する。第2工程:防水シート2に
縦葺屋根板3の有効幅に合わせて墨出しを行う。第3工
程:墨出しされたラインを参考にして左右の縦葺屋根板
3を敷設する。第4工程:隣接する左立上り部3aと右立
上り部3bに対して一体のシール部材4と保持部材5をそ
の中央部4aを上方から左右の立上り部間に嵌合して、左
包持部4fで右立上り部3bを、右包持部4kで左立上り部3a
を、それぞれ包持する。第5工程:保持部材5の通し孔
5bからシール部材4の通し孔4dに固定具6を貫通させて
外装下地1に固定する。第6工程:カバー部材7を上方
から、その左膨出部7b上面がシール部材4の左弾接脚片
4jに、右膨出部7d上面がシール部材4の右弾接脚片4r
に、それぞれ下側から弾接して係合するまで押し下げ
て、隣接する縦葺屋根板3間及び保持部材5そして固定
具6頭部回りをカバーする。以上の6工程で効率良く縦
葺屋根を施工できる。
【0012】図3乃至図5には本発明の実施の一形態と
して他の縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した
図1の形態と基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
シール部材4と保持部材5は別体に成形してあり、押出
成形した軟質樹脂製のシール部材4における各弾接片4
g,4m は斜め上向きに直線状に突出形成し、且つその先
端4h,4n は断面先丸状に形成してある。そして、左弾接
脚片4jおよび右弾接脚片4rは外側斜め下向きに延出して
形成してあり、この左弾接脚片4j下端はカバー部材7の
左膨出部7b上面に、右弾接脚片4r下端は右膨出部7d上面
に、それぞれ弾接して雨仕舞してある。保持部材5はプ
レス成形したピース状の金属製のもので、シール部材4
をその上面部4cおよび左右外方部4i,4p に接して覆って
おり、左側面部5c下端における外側斜め下向き状の左係
合部5dにはカバー部材7の左膨出部7b上面が、右側面部
5e下端における外側斜め下向き状の右係合部5fにはカバ
ー部材7の右膨出部7d上面が、それぞれ弾接して係合し
ている。これにより、前記図1の形態のものと、シール
部材4と保持部材5が別体であることを除いて同様の効
果がある。
【0013】図6には本発明の実施の一形態として他の
縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図3の形
態と基本的に同一であるため、共通している構成の説明
を省略して、相違する構成について説明する。シール部
材4は軟質性のゴム製のもので、左包持部4fの各弾接片
4gそして右包持部4kの各弾接片4mはそれぞれ山形状に形
成してあり、左立上り部3aそして右立上り部3bの内外両
面に対して比較的強く弾接している。また、左包持部4f
における外方部4i下端を左弾接脚片4jとして左膨出部7b
上面に、右包持部4kにおける外方部4p下端を右弾接脚片
4rとして右膨出部7d上面に、それぞれ弾接させて雨仕舞
してある。カバー部材7の頭部は丸く湾曲状に形成して
ある。これにより、前記図3の形態のものと同様の効果
がある。
【0014】図7には本発明の実施の一形態として他の
縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図6の形
態と基本的に同一であるため、共通している構成の説明
を省略して、相違する構成について説明する。シール部
材4は軟質性のゴム製のもので、左包持部4fおよび右包
持部4kは、それぞれ奥が拡大しているスリット4s,4t を
形成してあり、スリット4sに挿入状の右立上り部3bそし
てスリット4tに挿入状の左立上り部3aを、それぞれの内
外両面に弾接して密着状のスリットの形成面で包持して
雨仕舞してある。保持部材5はシール部材4における上
面部4cおよび左右外方部4i,4p に覆接していて、左包持
部4fおよび右包持部4kによる左立上り部3aそして右立上
り部3bの前記包持状態が保たれるようにしてある。これ
により、前記図6の形態のものと同様の効果がある。
【0015】図8および図9には本発明の実施の一形態
として他の縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記し
た図3の形態と基本的に同一であるため、共通している
構成の説明を省略して、相違する構成について説明す
る。シール部材4の左包持部4fと右包持部4kにおける各
弾接片4g,4m は、それぞれ斜め上向きにアール状に突出
していて且つその先端4h,4n は断面尖鋭状に形成してお
り、左立上り部3aそして右立上り部3bにそれぞれ弾接し
て雨仕舞している。保持部材5は左側面部5c上端および
右側面部5e上端の一部をそれぞれ切り起こして斜め下向
き状の左係合部5dと右係合部5fを左右対称状に形成して
あり、この左右の係合部5d,5f にはカバー部材7の左右
側面部7a,7c における内側に突出状に屈曲形成してある
左膨出部7bと右膨出部7dがそれぞれ弾性的に係合してい
る。そして、カバー部材7の左右側面部7a,7c 下端にお
ける内側に凸曲状の湾曲部7e,7f にはシール部材4の左
弾接脚片4j、右弾接脚片4rが、それぞれ弾接して雨仕舞
している。
【0016】図10には前記した各縦葺屋根構造における
カバー部材7の他の形態を例示しており、このカバー部
材7は頭部が三角形状で下方が開口している長尺状のも
ので、隣接する縦葺屋根板3間及び保持部材5を覆い可
能な態様に形成してあり、その左側面部7aの下端には同
端を内側に丸く折り返して左膨出部7bを、右側面部7cの
下端には同端を内側に丸く折り返して右膨出部7dを、そ
れぞれ形成している。そして、左側面部7aおよび右側面
部7c内面には、同カバー部材7を保持部材5の左右係合
部5d,5f に係合させた状態で、保持部材5における左右
の肩部5gと相対する箇所にゴム製の閉塞条部7gをそれぞ
れ一体に沿着してある。これにより、このカバー部材7
を前記した各屋根構造の全てに採用することによって、
左右の閉塞条部7gが保持部材5の左右肩部5gにそれぞれ
弾接して、雨仕舞を一層向上することができる。
【0017】図11には前記した各縦葺屋根構造における
カバー部材7の他の形態を例示しており、構成は前記し
た図10の形態のものと基本的に同一であるため、共通し
ている構成の説明を省略して、相違する構成について説
明する。カバー部材7は頭部を尖鋭状に形成してあると
共に、閉塞条部7gを水膨脹性シールで形成してある。こ
れにより、このカバー部材7を前記した各屋根構造の全
てに採用することによって、左右の閉塞条部7gが水と反
応して膨張して保持部材5の左右肩部5gにそれぞれ密接
して止水効果を発揮するので、前記した図10の形態のも
のと同様の効果がある。また、図示していないが、図10
の形態における閉塞条部7gまたは図11の形態における閉
塞条部7gを、例えば図1の形態で、左右の弾接脚部4j,4
r に弾接または密接する位置関係に形成しても良いし、
また、左右の弾接脚部4j,4r および保持部材5の左右側
面部5c,5e 下端双方に密接・弾接する位置関係にしても
良い。
【0018】図12には前記した各縦葺屋根構造における
シール部材4の他の形態を例示しており、重複する説明
は省略する。このシール部材4では、弾接片4g,4m およ
び左右の弾接脚片4j,4r を除いて、中央部4aと左包持部
4fと右包持部4kを硬質樹脂で形成し、弾接片4g,4m およ
び左右の弾接脚片4j,4r は軟質樹脂で形成してある。こ
れにより、前記した各屋根構造におけるシール部材4と
同様の効果がある。
【0019】図13には前記した各縦葺屋根構造における
シール部材4の他の形態を例示しており、重複する説明
は省略する。このシール部材4は軟質樹脂製で、保持部
材5を芯材として内蔵しており、且つ、左弾接脚片4jと
右弾接脚片4rは外方部4i,4pにおける中間部と下端にそ
れぞれ外側斜め下向きに突出形成してある。これによ
り、前記した各屋根構造におけるシール部材4と同様の
効果がある。
【0020】図14および図15には前記した各縦葺屋根構
造における縦葺屋根板3の敷設態様の他の形態を例示し
ており、重複する説明は省略する。位置出し部材9は金
属製の帯板状のもので、その板面の一部を切り起こして
起立片9aを複数形成しており、この起立片9aは、縦葺屋
根板3の有効幅ピッチに対応していて且つその一側縁を
位置出し可能に形成してある。また、起立片9a脇の板面
には固定具6の通孔9bを設けると共に取付孔9cを設けて
いる。この位置出し部材9は外装下地1の軒先側と棟側
に、軒棟とは直交方向に平行に敷き、各取付孔9cに固定
具10を通して外装下地1にそれぞれ固定してある。11は
外装下地1への保持部材5の固定点を示しており、この
固定点11は、軒先側と棟側の両位置出し部材9における
軒棟方向に一致した通孔9b,9b を結ぶライン上に位置し
ている。そして、軒先側と棟側の両位置出し部材9に亘
り縦葺屋根板3を、その右立上り部3bを起立片9aに当接
させて位置出ししながら敷設してあり、隣接状の左立上
り部3aと右立上り部3bは前記した各屋根構造で説明した
シール部材4等により包持されて雨仕舞される。
【0021】図16には前記した各縦葺屋根構造における
縦葺屋根板3の敷設態様の他の形態を例示しており、構
成は前記図14の形態と基本的に同一であるため、重複す
る説明は省略する。位置出し部材9における起立片9aは
縦葺屋根板3の両側縁を位置出し可能に形成していて、
縦葺屋根板3が軒棟方向と直交する方向に動くのを規制
して仮固定状に敷設し得るようにしてある。
【0022】
【発明の効果】
A.請求項1により、外装材に吹上風圧力(負荷重)が
作用しても、保持部材は中央の固定部で外装下地に固定
されるので、保持部材の変形が生じにくく、強度性能が
高い。シール部材による外装材の包持は、保持部材の有
無による影響を一切受けることがなく、雨仕舞上の欠損
箇所が生じないので、雨仕舞性能が高い。外装材は、極
めて単純な形状であるから、加工性に優れ、R加工を美
麗に行うことができると共に、この単純形状である立上
り部の内外両面を有効に活かして優れた雨仕舞を得るこ
とができる。 B.請求項2により、シール部材は、包持部の内側にそ
れぞれ外装材の立上り部内外両面に弾接する弾接片を複
数形成しているため、この包持部内の弾接片により、弾
接箇所の密接性が高まる。さらに、立上り部上端を経て
外方から内方に至る滲入水系路を多重に遮蔽できて且つ
各弾接片の間に空間が形成されているので、毛細管現象
による滲入水も防止できる。保持部材による欠損箇所が
生じないので、前記弾接片の弾接シール効果を100%
活用した雨仕舞をすることができる。 C.請求項3により、シール部材は、包持部を構成する
外方部の下端に、弾性を有して外方に延出する弾接脚片
を有し、カバー材で隣接する縦葺外装材間及び保持部材
を覆った状態において、弾接脚片がカバー材の側縁の内
面と弾接しているので、カバー材内面への浸水を防止す
ることができ、且つ嵌合するだけで施工性が良い。 D.請求項4により、シール部材と保持部材を予め一体
に形成してあることにより、現場での施工性が向上す
る。 E.請求項5により、カバー材は、両側端に内方に突出
状の膨出部を有し、この膨出部が保持部材下端またはシ
ール部材下端または双方に弾性係合しているため、カバ
ー部材を弾性嵌合により、取り付けられるので、施工性
が高い。また膨出部の構成により、弾接片との密着性を
高めることができる。 F.請求項6により、カバー材の内面には、縦葺外装材
間及び保持部材を覆った状態において、保持部材および
/又はシール部材との間隙を閉塞する閉塞条部を有して
いるため、カバー部材の座りが安定して意匠性が良くな
る。そして、保持部材が長尺材である場合、この閉塞条
部の働きによって、雨仕舞性をより一層向上させること
ができる。また、施工後の飛来物や施工後の人の歩行等
によりカバー材に局部的な変形が生じても、漏水事故を
生じにくい。 G.請求項7により、外装材の有効幅ピッチに対応して
起立片を複数形成した略帯状の位置出し部材を、外装下
地の少なくとも軒先側と棟側の複数箇所に、軒棟とは直
交方向に平行に敷設し、この軒先側と棟側の位置出し部
材に亘り縦葺外装材を敷設するため、少なくとも軒側と
棟側2点で、外装材の有効幅が位置規制されるので、外
装材の敷設及び保持部材による取付作業を、効率よく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建築用縦葺き外装構造の実施の一形
態として縦葺き屋根構造を例示している縦断面図。
【図2】 同縮小分解斜視図。
【図3】 本発明の実施の一形態として他の縦葺屋根構
造を例示している縦断面図。
【図4】 同シール部材の拡大縦断面図。
【図5】 一部の縮小分解斜視図。
【図6】 本発明の実施の一形態として他の縦葺屋根構
造を例示している縦断面図。
【図7】 本発明の実施の一形態として他の縦葺屋根構
造を例示している縦断面図。
【図8】 本発明の実施の一形態として他の縦葺屋根構
造を例示している縦断面図。
【図9】 一部の縮小分解斜視図。
【図10】 カバー部材の他の形態を例示している縦断面
図。
【図11】 カバー部材の他の形態を例示している縦断面
図。
【図12】 シール部材の他の形態を例示している縦断面
図。
【図13】 シール部材の他の形態を例示している縦断面
図。
【図14】 本発明の各縦葺屋根構造における縦葺屋根板
の敷設態様の他の形態を例示している斜視図。
【図15】 図14の(15)-(15) 拡大縦断面図。
【図16】 本発明の各縦葺屋根構造における縦葺屋根板
の敷設態様の他の形態を例示している縦断面図。
【符号の説明】
1 外装下地 2 防水シート 3 縦葺屋根板 3a 縦葺屋根板の
左立上り部 3b 縦葺屋根板の右立上り部 4 シール部材 4a シール部材の中央部 4b 中央部の下面
部 4c シール部材の上面部 4d シール部材の
通し孔 4e 中央部の内部空間 4f シール部材の
左包持部 4g 左包持部の弾接片 4h 弾接片の先端 4i 左包持部の外方部 4j シール部材の
左弾接脚片 4k シール部材の右包持部 4m 右包持部の弾
接片 4n 弾接片の先端 4p 右包持部の外
方部 4r シール部材の右弾接脚片 4s 左包持部のス
リット 4t 右包持部のスリット 5 保持部材 5a 保持部材の上面部 5b 上面部の通し
孔 5c 保持部材の左側面部 5d 左側面部の左
係合部 5e 保持部材の右側面部 5f 右側面部の右
係合部 5g 保持部材の肩部 6 固定具 7 カバー部材 7a カバー部材の
左側面部 7b 左側面部の左膨出部 7c カバー部材の
右側面部 7d 右側面部の右膨出部 7e,7f 左側面部
と右側面部の湾曲部 7g カバー部材の閉塞条部 8 防水座金 9 位置出し部材 9a 位置出し部材
の起立片 9b 位置出し部材の通孔 9c 位置出し部材
の取付孔 10 固定具 11 保持部材の固
定点 S 空間部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁に立上り部を有する縦葺外装材
    と、左右に隣接する縦葺外装材の前記立上り部をそれぞ
    れ包持する包持部を有し、且つ少なくとも包持部内側は
    弾性を有するシール材と、前記シール材を上方から押圧
    保持する下方が開口した略コ字形状で、中央に固定部を
    有する保持部材と、隣接する縦葺外装材間及び保持部材
    を覆うカバー材とからなり、前記保持部材の固定部を固
    着具によって外装下地に固定することを特徴とする建築
    用縦葺き外装構造。
  2. 【請求項2】 シール部材は、包持部の内側にそれぞれ
    外装材の立上り部内外両面に弾接する弾接片が複数形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の建築用縦葺
    き外装構造。
  3. 【請求項3】 シール部材は、包持部を構成する外方部
    の下端に、弾性を有して外方に延出する弾接脚片を有
    し、カバー材で隣接する縦葺外装材間及び保持部材を覆
    った状態において、弾接脚片がカバー材の側縁の内面と
    弾接することを特徴とする請求項1、2のいずれか1項
    記載の建築用縦葺き外装構造。
  4. 【請求項4】 シール部材と保持部材は、予め一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1、2、3のいず
    れか1項記載の建築用縦葺き外装構造。
  5. 【請求項5】 カバー材は、両側端に内方に突出状の膨
    出部を有し、この膨出部が保持部材下端またはシール部
    材下端または双方に弾性係合することを特徴とする請求
    項1、2、3、4のいずれか1項記載の建築用縦葺き外
    装構造。
  6. 【請求項6】 カバー材の内面には、縦葺外装材間及び
    保持部材を覆った状態において、保持部材および/又は
    シール部材との間隙を閉塞する閉塞条部を有することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5のいずれか1項記
    載の建築用縦葺き外装構造。
  7. 【請求項7】 外装材の有効幅ピッチに対応して起立片
    を複数形成した略帯状の位置出し部材を、外装下地の少
    なくとも軒先側と棟側の複数箇所に、軒棟とは直交方向
    に平行に敷設し、この軒先側と棟側の位置出し部材に亘
    り縦葺外装材を敷設することを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6のいずれか1項記載の建築用縦葺き
    外装構造。
JP7302395A 1995-11-21 1995-11-21 建築用縦葺き外装構造 Expired - Fee Related JP3040704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7302395A JP3040704B2 (ja) 1995-11-21 1995-11-21 建築用縦葺き外装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7302395A JP3040704B2 (ja) 1995-11-21 1995-11-21 建築用縦葺き外装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09144230A true JPH09144230A (ja) 1997-06-03
JP3040704B2 JP3040704B2 (ja) 2000-05-15

Family

ID=17908402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7302395A Expired - Fee Related JP3040704B2 (ja) 1995-11-21 1995-11-21 建築用縦葺き外装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040704B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107882277A (zh) * 2017-12-15 2018-04-06 浙江钢泰钢结构工程有限公司 屋面面板的防风夹具
JP2018188819A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 エバー株式会社 屋根材締結具
JP2018188815A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 エバー株式会社 屋根材締結具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018188819A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 エバー株式会社 屋根材締結具
JP2018188815A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 エバー株式会社 屋根材締結具
CN107882277A (zh) * 2017-12-15 2018-04-06 浙江钢泰钢结构工程有限公司 屋面面板的防风夹具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3040704B2 (ja) 2000-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4462190A (en) Flashing product
JPH09144230A (ja) 建築用縦葺き外装構造
JPH05133090A (ja) コーナカバー材
JP7173791B2 (ja) 屋根
JP3052904B2 (ja) 断熱金属パネル
EP0658664A1 (en) Flat roof and eave profile therefor
JP2622343B2 (ja) 屋根パネル
JPH0636101Y2 (ja) 縦目地構造
US4759166A (en) Roof panel
JP4694028B2 (ja) 立体型防水シート
JPH0433301Y2 (ja)
JP4577805B2 (ja) 屋根
JP2001020468A (ja) 瓦棒葺き屋根の改修構造
JP2565484Y2 (ja) 断熱金属パネル
JP3171668B2 (ja) 成形金属屋根材
JP3300257B2 (ja) 換気用部材及びそれを使用した換気構造
JPS6040740Y2 (ja) 断熱外囲体
JPS61183548A (ja) 嵌合外囲体における継手構造
JP3373744B2 (ja) 屋根用断熱パネルの取付け構造
JP2730973B2 (ja) 下屋の壁ぎわ構造
JPH0522572Y2 (ja)
JP3568492B2 (ja) 横葺型の屋根構造
JPS5918018Y2 (ja) ひさしの雨おさえ板
JP4020825B2 (ja) 外壁
JP2730967B2 (ja) 螻羽部構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees