JPH06339790A - フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法 - Google Patents

フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法

Info

Publication number
JPH06339790A
JPH06339790A JP12899193A JP12899193A JPH06339790A JP H06339790 A JPH06339790 A JP H06339790A JP 12899193 A JP12899193 A JP 12899193A JP 12899193 A JP12899193 A JP 12899193A JP H06339790 A JPH06339790 A JP H06339790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
brazing
sheet
alloy
slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12899193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yoshida
正宏 吉田
Koichiro Fukui
紘一郎 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP12899193A priority Critical patent/JPH06339790A/ja
Publication of JPH06339790A publication Critical patent/JPH06339790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅広でごく薄いフラックス含有Al合金ろう
材およびフラックス含有Alブレージングシートを連続
的に製造できる、これらの製造方法の提供を目的とす
る。 【構成】 本発明のフラックス含有Al合金ろう材の製
造方法は、一定速度で移動するAlまたはAl合金から
なるキャリアシート13a上に、ろう材成分粉末、フラ
ックス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合したスリッ
プ14aを流し出し、前記キャリアシート13aと所定
のクリアランス16をもって配設されたドクターブレー
ド17により、流し出されたスリップ14aを一定の厚
さに塗布してろう材層19aを形成し、次いでこのろう
材層19aを乾燥させることを特徴とするものである。
また、フラックス含有Alブレージングシートは、前記
キャリアシート13aを芯材に置き換えることによって
製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムまたはそ
の合金材のろう付接合に使用するフラックス含有Al合
金ろう材の製造方法および、ろう付品の製造に使用され
るフラックス含有Alブレージングシートの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、アルミニウムまたはその合金材の
ろう付接合においては、接合部の酸化皮膜を除去してろ
う付性を向上させるためにフラックスが使用される。従
来のフラックスろう付においては、フラックスを懸濁液
にして接合部に塗布する等ろう材とは別途にフラックス
を供給する必要があり、ろう付作業が非常に面倒であっ
た。しかも、供給するフラックス量にバラツキを生じる
うえ、供給量が少ない場合にはろう付不良を起こし、ま
た供給量が多い場合にはろう付品にフラックスが残留し
て製品の外観品質や表面処理性の低下させたり、ろう付
中にフラックスの垂れを生じてろう付炉を汚染する等の
問題があった。
【0003】そこで、これらの問題点を解決すべく、本
出願人はAl、Siを主体とするろう材成分およびフラ
ックス成分を含有し、かつ高密度のフラックス含有Al
合金ろう材を開発した(特願平3−346994号
等)。このフラックス含有Al合金ろう材は、Al粉
末、Si粉末等のろう材成分粉末およびフラックス成分
粉末を所定割合で混合し、この混合粉末をAlまたはろ
う材成分と同等のAl合金からなる容器に充填して脱ガ
スしながら熱間プレス等により圧粉固化することによっ
てブロック状に製造され、さらにこの容器部分を切削除
去または除去しないでそのまま板等の所要形状に押出成
形等してろう付に用いられる。
【0004】また、前記このフラックス含有Al合金ろ
う材をライナー材として芯材の片面または両面にクラッ
ドしたAlブレージングシートを開発した(特願平3−
347010号等)。このAlブレージングシートは、
板状に押出した前記フラックス含有Al合金ろう材を芯
材に熱圧着させることによって製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のフラックス含有
Al合金ろう材およびブレージングシートは、ろう付作
業の簡略化、フラックスの適量供給という点では所期の
目的を達成し十分に満足できるものであった。しかし、
前記フラックス含有Al合金ろう材は、ブロック状のろ
う材を押出によって最終形状に成形されるために、幅広
でしかも厚さの薄いものを得ることは困難であり、幅広
で薄いろう材を必要とするろう付には適さなかった。ま
た、押出後にさらに圧延すればある程度薄いフラックス
含有Al合金ろう材が得られるが、ブロック状のろう材
からの二次加工とする限り、薄いフラックス含有Al合
金ろう材を連続的に製造することは不可能であった。
【0006】また、ブレージングシートの製造において
も、押出成形によって得たライナー材を使用するため幅
広で薄いブレージングシートを連続的に製造することは
不可能であり、同様の問題点があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決することを目
的として、優れたろう付性およびろう付工程の簡略化は
もとより、幅広でごく薄いフラックス含有Al合金ろう
材およびフラックス含有Alブレージングシートを連続
的に製造できる、これらの製造方法を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のフラック
ス含有Al合金ろう材の製造方法は、前記目的を達成す
るために、基本的に、一定速度で移動するAlまたはA
l合金からなるキャリアシート(13a)上に、ろう材
成分粉末、フラックス成分粉末、バインダおよび溶媒を
混合したスリップ(14a)を流し出し、前記キャリア
シート(13a)と所定のクリアランス(16)をもっ
て配設されたドクターブレード(17)により、流し出
されたスリップ(14a)を一定の厚さに塗布してろう
材層(19a)を形成し、次いでこのろう材層(19
a)を乾燥させることを特徴とするものである。さら
に、前記キャリアシート(13a)上に形成されたろう
材層(19a)を乾燥させた後、該キャリアシート(1
3a)を圧延することが好ましい。
【0009】また、第2のフラックス含有Al合金ろう
材の製造方法は、基本的に、一定速度で移動するAl合
金ろう材からなるろう材シート(13b)上に、フラッ
クス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合したスリップ
(14b)を流し出し、前記ろう材シート(13b)と
所定のクリアランス(16)をもって配設されたドクタ
ーブレード(17)により、流し出されたスリップ(1
4b)を一定の厚さに塗布してフラックス層(19b)
を形成し、次いでこのフラックス層(19b)を乾燥さ
せることを特徴とするものである。さらに、前記ろう材
シート(13b)上に形成されたフラックス層(19
b)を乾燥させた後、該ろう材シート(13b)を圧延
することが好ましい。
【0010】また、本発明のフラックス含有Alブレー
ジングシートの製造方法は、第1のフラックス含有Al
合金ろう材の製造方法におけるキャリアシート(13
a)をシート状の芯材に置き換えたものであり、一定速
度で移動するAlまたはAl合金からなるシート状の芯
材(13c)上に、ろう材成分粉末、フラックス成分粉
末、バインダおよび溶媒を混合したスリップ(14c)
を流し出し、前記芯材(13c)と所定のクリアランス
(16)をもって配設されたドクターブレード(17)
により、流し出されたスリップ(14c)を一定の厚さ
に塗布してライナー層(19c)を形成し、次いでこの
ライナー層(19c)を乾燥させることを特徴とするも
のである。さらに、前記芯材(13c)上に形成された
ライナー層(19c)を乾燥させた後、該芯材(13
c)を圧延することが好ましい。
【0011】第1のフラックス含有Al合金ろう材の製
造方法において、後に詳述するスリップ(14a)はろ
う材成分粉末、フラックス成分粉末、バインダおよび溶
媒の混合物であってフラックス含有Al合金ろう材の主
たる組成をなす。一方、キャリアシート(13a)は、
このスリップ(14a)を塗布してろう材層(19a)
を形成するための担持体として使用されるものである。
【0012】したがって、前記キャリアシート(13
a)の組成は、ろう付性を阻害しないためにAlまたは
Al合金であることを要し、Al合金を使用する場合は
スリップ(14a)中のろう材成分粉末組成に相似する
ものが好ましい。また、該キャリアシート(13a)は
板状のものだけでなく箔であっても良いが、厚さが薄す
ぎると強度が不足してスリップ(14a)を塗布してろ
う材層(19c)を形成する際に破損するおそれがある
ため8μm程度以上の厚さのものが好ましく、また厚す
ぎても意味がなく200μm程度あれば十分である。
【0013】前記スリップ(13a)を構成する各成分
のうち、ろう材成分粉末は接合用ろう材として機能する
ものであり、Al−Si系合金、Al−Zn系合金、A
l−Zn−Si系合金、Al−Zn−Si−Cu系合金
等のようにアルミニウム材の接合用ろう材として使用さ
れるものであればその種類や成分組成を問わない。ま
た、前記各合金において、主成分の他にろう材の機能向
上のために任意に添加される金属および不可避不純物が
含まれていても良い。しかし、ろう材として適正な液相
線温度でなければ良好な接合が困難となるから、Al−
Si系合金であればSi含有量が3〜15wt%程度、A
l−Zn系合金であればZn含有量が5〜40wt%程
度、Al−Zn−Si系合金であればZnおよびSi含
有量がそれぞれ5〜40、3〜10wt%程度、Al−Z
n−Si−Cu系合金であればZn、SiおよびCu含
有量がそれぞれ3〜15、3〜15、3〜10wt%程度
が好ましい。なお、スリップ(14a)を調製する場
合、ろう材成分粉末は所定組成の合金粉末を用いる他、
Al粉末、Si粉末、Zn粉末、Cu粉末等の単体を所
定割合で混合して用いても良いし、これらを併用しても
良い。
【0014】前記スリップ(14a)を構成するフラッ
クス成分粉末も、その種類は特に限定されるものではな
く、弗化物系または塩化物系のフラックスを使用でき
る。弗化物系フラックスとしては、例えば45.8%K
F−54.2%AlFの共晶組成乃至はこれに近い組
成範囲を含んで実質的に錯体化された錯体混合物、KA
lF,KAlF,KAlF等の錯体物を用い
れば良い。また、塩化物系フラックスとしては、例えば
BaCl、NaCl、KCl、ZnClを主成分と
するものが良く、BaCl−NaCl−KClの三元
共晶組成のものはその代表例である。
【0015】また、前記ろう材成分粉末とフラックス成
分粉末との配合比率も特に限定されないが、重量比で9
9.9:0.1〜70:30程度が好ましい。これは、
フラックス量が99.9:0.1よりも少なくなると十
分なフラックス作用を発揮できず良好な接合が困難とな
り、一方70:30を超えてフラックス量が多くなる
と、フラックス効果が飽和して多量に配合する意味がな
く、また相対的にろう材成分が減少することになってろ
う材としての機能が低下するおそれがあるからである。
ろう材成分粉末とフラックス成分粉末との特に好ましい
比率は、重量比で99.9:0.1〜85:15であ
り、さらには98:2〜90:10の範囲が好ましい。
なお、均質なスリップ(14a)を得るために、ろう材
成分粉末およびフラックス成分粉末は粒度調整したもの
を用いることが好ましい。
【0016】前記バインダおよび溶媒は、ろう材成分粉
末およびフラックス成分粉末を分散させて適度な粘性と
流動性をもったペースト状のスリップ(14a)を形成
するとともに、乾燥によりろう材層(19a)をキャリ
アシート(13a)に接着させるために用いられる。バ
インダーはろう付けを阻害しないものが好ましく、ポリ
メタクリル酸−ジブチルフタレート系、ポリビニルブチ
ラール−ポリエチレングリコール系、エチルセルロース
−メチルアジテート系、ポリエチレン−ジメチルフタレ
ート系を例示できる。また、溶媒は使用するバインダと
の組み合わせで決定されるが、ろう材層(19a)の乾
燥の段階で速やかに除去できるように揮発し易いものが
好ましく、メタノール等のアルコール類、アセトン等の
ケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレン等のベンゼン
類を例示できる。これらの組合わせとしては、ポリメタ
クリル酸−ジブチルフタレート系バインダーとメタノー
ル等のアルコール類の組合わせが好ましい。
【0017】また、前記スリップ(14a)の組成にお
けるバインダの含有量も特に限定されないが、十分な粘
性を付与し、かつろう付性を阻害しないために、ろう材
成分粉末およびフラックス成分粉末の合計重量100部
に対して、8〜20部程度が好ましく、特に10〜15
部程度が好ましい。また、溶媒の含有量もスリップ(1
4a)に適度な粘性あるいは流動性を付与できる限り特
に限定されないが、ろう材成分粉末およびフラックス成
分粉末の合計重量100に対して、40〜60部程度が
好ましい。なお、均質なスリップ(14a)を得るため
に、前述の材料の他にろう付性を阻害しない範囲で解膠
剤や可塑剤を適宜加えても良い。
【0018】以上のような材料および組成で調製された
スリップ(14a)は、キャリアシート(13a)上に
流し出され、該キャリアシート(13a)の移動と該キ
ャリアシート(13a)と所定のクリアランス(16)
をもって配設されたドクターブレード(17)によって
クリアランス(16)から一定の厚さで漏れ出るように
して塗布され、ろう材層(19a)が形成される。この
ろう材層(19a)の厚みは、主としてキャリアシート
(13a)とドクターブレード(17)とのクリアラン
ス(16)の寸法によって決まるが、スリップ(14
a)の粘性、キャリアシート(13a)の移動速度等に
よっても若干異なり、これらの設定により薄くは0.0
3mm程度から厚くは1.6mm程度まで調節できる。
【0019】次いで、このようにして塗布されたろう材
層(19a)を温風の吹付や赤外線の照射等によりスリ
ップ(14a)に含まれる溶媒を蒸発させて乾燥させる
と、ろう材層(19a)はキャリアシート(13a)に
密着して目的のフラックス含有Al合金ろう材が得られ
る。
【0020】前述のろう材層(19a)の乾燥によっ
て、ろう材層(19a)とキャリアシート(13a)と
は密着して一体化するが、必要に応じてさらにこれを冷
間または熱間で圧延しても良い。乾燥後に圧延すること
は、フラックス含有Al合金ろう材の厚さを自在に調節
する目的の他、ろう材層(19a)とキャリアシート
(13a)とのより高い密着性が得られるため、フラッ
クス含有Al合金ろう材をろう付品の形状に合わせて塑
性加工する際に、ろう材層(19a)の剥離やクラック
発生を防止する効果がある。
【0021】第2のフラックス含有Al合金ろう材の製
造方法においては、ろう材シート(13b)とスリップ
(14b)の塗布によって形成されるフラックス層(1
9b)との両方によってフラックス含有Al合金ろう材
の組成が決定されるものであり、スリップ(14a)の
みの組成によりフラックス含有Al合金ろう材の主たる
組成が決定される第1の方法とはこの点で異なる。
【0022】すなわち、前記ろう材シート(13b)は
前記第1の方法におけるキャリアシート(13a)に代
わる担持体としての機能を有するとともに、接合用ろう
材として機能するものである。したがって、本方法にお
けるろう材シート(13b)を構成するAl合金とは、
前記第1の方法におけるスリップ(14a)の構成成分
の一つであるろう材成分粉末と同等の組成を有するもの
である。また、本方法におけるスリップ(14b)は前
記ろう材シート(13b)上に塗布されてフラックス層
(19b)を形成するものであり、該スリップ(14
b)は、フラックス成分粉末、バインダおよび溶媒の混
合物である。これらの各スリップ材料は、第1の方法に
おけるものと同じである。
【0023】本方法によって製造されるフラックス含有
Al合金ろう材の組成において、ろう材成分は前記ろう
材シート(13b)を形成するAl合金組成によって決
まり、ろう材成分とフラックス成分との比率は前記ろう
材シート(13b)の厚さと、スリップ(14b)中の
フラックス成分粉末含有量およびスリップ(14b)の
塗布厚さによって決まるフラックス層(19b)の実質
的な厚さとの比率によって決定される。ろう材成分とフ
ラックス成分との好ましい比率は、前記第1の方法にお
けるろう材成分粉末とフラックス成分粉末との好ましい
配合比率99.1:0.1〜70:30と同じであり、
この範囲に入るようにろう材シート(13b)の厚さ、
スリップ(14b)中のフラックス成分粉末含有量、お
よびスリップ(14b)の塗布厚さを設定する必要があ
る。また、スリップ(14b)塗布後の乾燥、およびそ
の後に任意に行われる圧延も第1の方法と同じである。
【0024】本発明のフラックス含有Alブレージング
シートの製造方法において、スリップ(14c)は前記
第1のフラックス含有Al合金ろう材の製造方法と同じ
くろう材成分粉末、フラックス成分粉末、バインダおよ
び溶媒の混合物であってフラックス含有Al合金ろう材
組成をなし、このスリップ(14c)をシート状の芯材
(13c)に塗布して接合用ろう材層としてのライナー
層(19c)を形成する。
【0025】本方法における芯材(13c)は従来の方
法で製造されるAlブレージングシートの芯材として使
用されるものあれば何でも使用でき、例えば、JISA
3003、A3005等の3000系Al合金や、A6
951等の6000系Al合金を例示できる。前記芯材
(13c)の厚さは、ブレージングシートの芯材として
使用できる範囲であれば特に限定されない。また、前記
スリップ(14c)の各材料および配合量は前記第1の
フラックス含有Al合金ろう材におけるスリップ(14
a)と同じであり、形成されるライナー層(19c)の
厚さも良好なろう付に必要なフィレットが形成されるに
十分な厚さとすれば良い。
【0026】前記スリップ(14a)塗布後の乾燥、お
よびその後に任意に行われる圧延も前述の2つのフラッ
クス含有Al合金ろう材の製造方法の場合と同じであ
る。ただし、ブレージングシートの場合は単なるろう材
よりも絞り加工等の強加工を行うことが多く、製造した
フラックス含有Alブレージングシートをこのような目
的に使用する場合は、圧延により芯材(13c)とライ
ナー層(19c)との密着性を高めてライナー層(19
c)の剥離やクラック発生を防止することが特に好まし
い。
【0027】
【作用】第1のフラックス含有Al合金ろう材の製造方
法においては、主たるフラックス含有Al合金ろう材組
成を形成するろう材成分粉末およびフラックス成分粉末
にバインダおよび溶媒を混合してペースト状のスリップ
(14a)とし、このスリップ(14a)を一定速度で
移動するAlまたはAl合金からなるキャリアシート
(13a)上に流し出すと、該スリップ(14a)はド
クターブレード(17)とキャリアシート(13a)と
のクリアランス(16)から漏れ出て連続的に塗布され
る。この塗布層、すなわちろう材層(19a)は、前記
クリアランス(16)の寸法によって厚さを薄くかつ一
定とすることができる。次いで、このろう材層(19
a)を乾燥させることにより、前記スリップ(14a)
に含有されるバインダの作用によりろう材層(19a)
がキャリアシート(13a)に密着してこれらが一体化
し、薄いフラックス含有Al合金ろう材が連続的に製造
される。このようにして連続的に製造されたフラックス
含有Al合金ろう材は、ろう材層(19a)を乾燥させ
た後に圧延することにより、前記ろう材層(19a)と
キャリアシート(13a)との密着性を高めることがで
きるとともに、さらに厚さを薄くすることができる。
【0028】第2のフラックス含有Al合金ろう材の製
造方法においては、フラックス含有Al合金ろう材組成
を形成するろう材成分およびフラックス成分のうち、ろ
う材成分はその組成に相当するAl合金からなるろう材
シート(13b)とし、フラックス成分はその粉末にバ
インダおよび溶媒を混合してペースト状のスリップ(1
4b)とする。そして、一定速度で移動する前記ろう材
シート(13b)上に前記スリップ(14b)を流し出
すと,該スリップ(14b)はドクターブレード(1
7)とろう材シート(13b)とのクリアランス(1
6)から漏れ出て連続的に塗布される。この塗布層、す
なわちフラックス層(19b)は、前記クリアランス
(16)の寸法によって厚さを薄くかつ一定とすること
ができる。次いで、このフラックス層(19b)を乾燥
させることにより、前記スリップ(14b)に含有され
るバインダの作用によりフラックス層(19b)がろう
材シート(13b)に密着してこれらが一体化し、薄い
フラックス含有Al合金ろう材が連続的に製造される。
なお、製造されるフラックス含有Al合金ろう材の組成
は、ろう材シート(13b)を形成するAl合金組成お
よび、ろう材シート(13b)の厚さとフラックス層
(19b)の実質的な厚さの比率によって決定される。
さらに、このようにして連続的に製造されたフラックス
含有Al合金ろう材は、フラックス層(19b)を乾燥
させた後に圧延することにより、前記フラックス層(1
9b)とろう材シート(13b)との密着性を高めるこ
とができるとともに、さらに厚さを薄くすることができ
る。
【0029】フラックス含有Alブレージングシートの
製造方法においては、接合用ろう材層としてのライナー
層(19c)組成を形成するろう材成分粉末およびフラ
ックス成分粉末にバインダおよび溶媒を混合してペース
ト状のスリップ(14c)とし、このスリップ(14
c)を一定速度で移動するAlまたはAl合金からなる
シート状の芯材(13c)上に流し出すと、該スリップ
(14c)はドクターブレード(17)と芯材(13
c)とのクリアランス(16)から漏れ出て連続的に塗
布される。この塗布層、すなわちライナー層(19c)
は、前記クリアランス(16)の寸法によって厚さを薄
くかつ一定とすることができる。次いで、このライナー
層(19c)を乾燥させることにより、前記スリップ
(14c)に含有されるバインダの作用によりライナー
層(19c)が芯材(13c)に密着してこれらが一体
化し、芯材(13c)の片面に接合用ろう材層としての
ライナー層(19c)が積層された薄いフラックス含有
Alブレージングシートが連続的に製造される。このよ
うにして連続的に製造されたフラックス含有Alブレー
ジングシートは、ライナー層(19c)を乾燥させた後
に圧延することにより、前記ライナー層(19c)と芯
材(19c)の密着性を高めることができるとともに、
さらに厚さを薄くすることができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明のフラックス含有Al合金ろう
材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造
方法の具体的な実施例について、図面を参照しつつ説明
する。
【0031】図1(A)(B)に示されているドクター
ブレード法による塗布装置(1)において、シート供給
コイル(11)から連続的に繰り出されて一定速度で巻
き取りコイル(12)に巻き取られるシート(13)の
上方に、前記シート供給コイル(11)側からシート
(13)の移動方向へ順に、スリップ(14)をシート
(13)に供給するためのスリップ溜め(15)、前記
シート(13)の全幅に亘って該シート(13)とのク
リアランス(16)を調節可能なドクターブレード(1
7)および、前記シート(13)に温風を吹付ける乾燥
器(18)が配設されている。そして、前記スリップ溜
め(15)の底部孔(15’)からシート(13)上に
流し出されたスリップ(14)は、該シート(13)が
一定速度で移動することにより、前記クリアランス(1
6)から漏れ出てクリアランス(16)の寸法に応じた
一定の厚さに塗布されて塗布層(19)を形成し、乾燥
器(18)から吹付けられる温風によってスリップ(1
4)に含まれる液体成分を蒸発させる。このような塗布
装置(1)を用いて、次のような2種類のフラックス含
有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージン
グシートを連続的に製作した。なお、各実施例における
スリップ(14)は、ろう材成分粉末として平均粒径4
4μmのAl粉末および平均粒径5μmのSi粉末、フ
ラックス成分粉末として平均粒径15μmの45.8%
KF−54.2%AlFの共晶粉末、バインダとして
ポリメタクリル酸−ジブチルフタレート系バインダ、溶
媒としてメタノールを用いて適宜調製した。
【0032】[実施例1] フラックス含有Al合金ろ
う材 本実施例においては、前記シート(13)として厚さ1
0μm、幅600mmのAl箔を使用し、スリップ(1
4)として前記材料を後掲の表1に示す割合で混合した
ものを使用した。前述のスリップ塗布方法に基づいて、
前記シート(13)に厚さ0.1mmの塗布層(19)を
形成し、温風乾燥により溶媒を揮発させたところ、塗布
層(19)は乾燥してシート(13)に密着し,薄箔状
のフラックス含有Al合金ろう材を得た。なお、この実
施例におけるシート(13)、スリップ(14)および
塗布層(19)は、本発明におけるキャリアシート(1
3a)、スリップ(14a)およびろう材層(19c)
にそれぞれ対応する。
【0033】[実施例2] フラックス含有Al合金ろ
う材 本実施例においては、前記シート(13)として厚さ
1.2mm、幅1000mmのAl−10%Si合金板を使
用し、スリップ(14)として表1に示すようにフラッ
クス粉末、バインダおよび溶媒のみからなる混合物を使
用した。前述のスリップ塗布方法に基づいて、前記シー
ト(13)に厚さ0.3mmの塗布層(19)を形成し、
温風乾燥により溶媒を揮発させたところ、塗布層(1
9)は乾燥してシート(13)に密着し、表面にフラッ
クス層(19b)が形成された薄箔状のフラックス含有
Al合金ろう材を得た。このフラックス含有Al合金ろ
う材の組成において、ろう材成分(AlおよびSi)と
フラックス成分との比率は、重量比で80:20であ
る。なお、この実施例におけるシート(13)、スリッ
プ(14)および塗布層(19)は、本発明におけるろ
う材シート(13b)、スリップ(14b)およびフラ
ックス層(19b)にそれぞれ対応する。
【0034】[実施例3] フラックス含有Alブレー
ジングシート 本実施例においては、図2に示されるように図1と同じ
構成の塗布装置(1)に圧延ロール(20)を付加し、
塗布層(19)を乾燥させた後に引き続き熱圧延を行っ
た。前記シート(13)として厚さ1.8mm、幅100
0mmのA3003Al合金板を使用し、スリップ(1
4)として表1に示す混合物を使用した。前述のスリッ
プ塗布方法に基づいて、前記シート(13)に厚さ0.
2mmの塗布層(19)を形成し、温風乾燥により溶媒を
揮発させた。温風乾燥後、これを厚さ1mmに圧延して、
芯材の片面に接合用ろう材層としてのライナー層が積層
されたフラックス含有Alブレージングシートを得た。
なお、この実施例におけるシート(13)、スリップ
(14)および塗布層(19)は、本発明における芯材
(13c)、スリップ(14c)およびライナー層(1
9c)にそれぞれ対応する。
【0035】
【表1】 次に、各実施例で製作したフラックス含有Al合金ろう
材およびフラックス含有Alブレージングシートのろう
付性について、評価した。
【0036】実施例1、2で製作したフラックス含有A
l合金ろう材については、該ろう材を10mm角に切り出
し、この切出片をA3003Al合金からなる50mm角
の平板上に置き、それぞれ大気中およびN2 ガス中で6
00〜620℃×10分の雰囲気加熱を行った。その結
果、いずれもろう材が十分に濡れ拡がり、ろう付性は良
好であった。
【0037】また、実施例3で製作したフラックス含有
Alブレージングシートについては、これを長さ50mm
×幅30mmに切出し、ライナー層(19a)が形成され
た面上に、長さ50mm×幅30mm×厚さ1mmのA300
3Al合金板を垂直の配置して逆T継手を組み立て、大
気中およびN2 ガス中で600〜620℃×10分の雰
囲気加熱を行った。その結果、両者ともろう材が十分に
濡れてフィレットが形成され、良好にろう付けすること
ができた。
【0038】
【発明の効果】以上のように、第1のフラックス含有A
l合金ろう材の製造方法は、一定速度で移動するAlま
たはAl合金からなるキャリアシート上に、ろう材成分
粉末、フラックス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合
したスリップを流し出し、前記キャリアシートと所定の
クリアランスをもって配設されたドクターブレードによ
り、流し出されたスリップを一定の厚さに塗布してろう
材層を形成し、次いでこのろう材層を乾燥させるもので
あり、フラックス含有Al合金ろう材の組成物をペース
ト状のスリップとして用いるから、AlまたはAl合金
からなるキャリアシートを担持体としてドクターブレー
ド法を適用することができ、厚さの薄いフラックス含有
Al合金ろう材の製造が可能である。また、キャリアシ
ートとして幅広のものを使用すれば、上記方法により幅
広で厚さの薄いフラックス含有Al合金ろう材を連続的
に製造できる。
【0039】また、第2のフラックス含有Al合金ろう
材の製造方法は、一定速度で移動するAl合金ろう材か
らなるろう材シート上に、フラックス成分粉末、バイン
ダおよび溶媒を混合したスリップを流し出し、前記ろう
材シートと所定のクリアランスをもって配設されたドク
ターブレードにより、流し出されたスリップを一定の厚
さに塗布してフラックス層を形成し、次いでこのフラッ
クス層を乾燥させるものであり、フラックス成分をペー
スト状のスリップとして用いるから所定のろう材成分組
成のAl合金からなるろう材シートを担持体としてドク
ターブレード法を適用することができ、厚さの薄いフラ
ックス含有Al合金ろう材の製造が可能である。また、
ろう材シートとして幅広のものを使用すれば、上記方法
により幅広で厚さの薄いフラックス含有Al合金ろう材
を連続的に製造できる。
【0040】前記第1および第2のフラックス含有Al
合金ろう材の製造方法において、前述のようにして製造
したフラックス含有Al合金ろう材をさらに圧延するこ
とにより、なお一層薄いフラックス含有Al合金ろう材
が得られ、またろう材層とキャリアシートとの密着性、
あるいはフラックス層とろう材シートとの密着性を高め
て強度を向上させることができる。
【0041】また、フラックス含有Alブレージングシ
ートの製造方法は、一定速度で移動するAlまたはAl
合金からなるシート状の芯材上に、ろう材成分粉末、フ
ラックス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合したスリ
ップを流し出し、前記芯材と所定のクリアランスをもっ
て配設されたドクターブレードにより、流し出されたス
リップを一定の厚さに塗布してライナー層を形成し、次
いでこのライナー層を乾燥させるものであり、ライナー
層を形成する組成物をペースト状のスリップとして用い
るから芯材を担持体としてドクターブレード法を適用す
ることができ、芯材の片面にライナー層が形成された厚
さの薄いフラックス含有Alブレージングシートの製造
が可能である。また、芯材として幅広のものを使用すれ
ば、上記方法により幅広で厚さの薄いフラックス含有A
l合金ブレージングシートを連続的に製造できる。
【0042】さらに、このようにして製造したフラック
ス含有Al合金ブレージングシートを圧延することによ
り、なお一層薄いフラックス含有Alブレージングシー
トが得られ、またライナー層と芯材との密着性を高めて
ブレージングシートの強度を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための塗布装置の一例
であり、(A)は全体概略図、(B)は(A)の要部拡
大図である。
【図2】本発明の方法を実施するための塗布装置の他例
の全体概略図である。
【符号の説明】
13a…キャリアシート 13b…ろう材シート 13c…芯材 14a,14b,14c…スリップ 16…クリアランス 17…ドクターブレード 19a…ろう材層 19b…フラックス層 19c…ライナー層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で移動するAlまたはAl合金
    からなるキャリアシート(13a)上に、ろう材成分粉
    末、フラックス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合し
    たスリップ(14a)を流し出し、前記キャリアシート
    (13a)と所定のクリアランス(16)をもって配設
    されたドクターブレード(17)により、流し出された
    スリップ(14a)を一定の厚さに塗布してろう材層
    (19a)を形成し、次いでこのろう材層(19a)を
    乾燥させることを特徴とするフラックス含有Al合金ろ
    う材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記キャリアシート(13a)上に形成
    されたろう材層(19a)を乾燥させた後、該キャリア
    シート(13a)を圧延することを特徴とする請求項1
    に記載のフラックス含有Al合金ろう材の製造方法。
  3. 【請求項3】 一定速度で移動するAl合金ろう材から
    なるろう材シート(13b)上に、フラックス成分粉
    末、バインダおよび溶媒を混合したスリップ(14b)
    を流し出し、前記ろう材シート(13b)と所定のクリ
    アランス(16)をもって配設されたドクターブレード
    (17)により、流し出されたスリップ(14b)を一
    定の厚さに塗布してフラックス層(19b)を形成し、
    次いでこのフラックス層(19b)を乾燥させることを
    特徴とするフラックス含有Al合金ろう材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ろう材シート(13b)上に形成さ
    れたフラックス層(19b)を乾燥させた後、該ろう材
    シート(13b)を圧延することを特徴とする請求項3
    に記載のフラックス含有Al合金ろう材の製造方法。
  5. 【請求項5】 一定速度で移動するAlまたはAl合金
    からなるシート状の芯材(13c)上に、ろう材成分粉
    末、フラックス成分粉末、バインダおよび溶媒を混合し
    たスリップ(14c)を流し出し、前記芯材(13c)
    と所定のクリアランス(16)をもって配設されたドク
    ターブレード(17)により、流し出されたスリップ
    (14c)を一定の厚さに塗布してライナー層(19
    c)を形成し、次いでこのライナー層(19c)を乾燥
    させることを特徴とするフラックス含有Alブレージン
    グシートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記芯材(13c)上に形成されたライ
    ナー層(19c)を乾燥させた後、該芯材(13c)を
    圧延することを特徴とする請求項5に記載のフラックス
    含有Alブレージングシートの製造方法。
JP12899193A 1993-05-31 1993-05-31 フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法 Pending JPH06339790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12899193A JPH06339790A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12899193A JPH06339790A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06339790A true JPH06339790A (ja) 1994-12-13

Family

ID=14998427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12899193A Pending JPH06339790A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06339790A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523163A (ja) * 2002-04-22 2005-08-04 アルコア インコーポレイテッド フラックスがコーティングされたブレージングシート
KR100518739B1 (ko) * 1998-05-02 2005-12-08 한라공조주식회사 알루미늄브레이징시트및알루미늄합금납땜재의제조방법
KR100518738B1 (ko) * 1998-05-02 2005-12-14 한라공조주식회사 알루미늄제품에브레이징을위한물질도포방법
JP2006297430A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ロウ材クラッドシートの製造設備及びその製造方法
JP2007313538A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Ihi Corp 金属材料製造方法及び装置
JP2009090344A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Ihi Corp ロウ材シート製造方法及びロウ材シート製造装置
JP2009090330A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Ihi Corp ブレイジングシート及びブレイジングシートの製造方法
JP2014213371A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 昭和電工株式会社 ろう材転写シート、ろう材付着方法およびろう付け方法
CN113242788A (zh) * 2018-12-21 2021-08-10 杜肯Ias有限责任公司 用于超声波焊接中的低初始焊接速度的系统和方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100518739B1 (ko) * 1998-05-02 2005-12-08 한라공조주식회사 알루미늄브레이징시트및알루미늄합금납땜재의제조방법
KR100518738B1 (ko) * 1998-05-02 2005-12-14 한라공조주식회사 알루미늄제품에브레이징을위한물질도포방법
JP2005523163A (ja) * 2002-04-22 2005-08-04 アルコア インコーポレイテッド フラックスがコーティングされたブレージングシート
JP2006297430A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ロウ材クラッドシートの製造設備及びその製造方法
JP4591175B2 (ja) * 2005-04-19 2010-12-01 株式会社Ihi ロウ材クラッドシートの製造設備及びその製造方法
JP2007313538A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Ihi Corp 金属材料製造方法及び装置
JP2009090330A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Ihi Corp ブレイジングシート及びブレイジングシートの製造方法
JP2009090344A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Ihi Corp ロウ材シート製造方法及びロウ材シート製造装置
JP2014213371A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 昭和電工株式会社 ろう材転写シート、ろう材付着方法およびろう付け方法
CN113242788A (zh) * 2018-12-21 2021-08-10 杜肯Ias有限责任公司 用于超声波焊接中的低初始焊接速度的系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5330090A (en) Brazing agent and a brazing sheet both comprising an aluminum alloy containing a flux
US5547517A (en) Brazing agent and a brazing sheet both comprising an aluminum alloy containing a flux
JP2714361B2 (ja) フラックス含有Al合金ろう材の製造方法
JPH06339790A (ja) フラックス含有Al合金ろう材およびフラックス含有Alブレージングシートの製造方法
CN111360447A (zh) 一种自助焊型硅铝合金复合钎焊粉末及应用
JPH06344179A (ja) フラックス含有Al合金ろう材
JPH05177379A (ja) フラックス含有Alブレージングシート
JPH05305492A (ja) 溶射法によるろう材被覆アルミニウム材の製造方法
JP3476538B2 (ja) 表面にフラックス層を有するAl合金ろう材およびAl合金ブレージングシートの各製造方法
JPH05177386A (ja) フラックス含有Al合金ろう材
RU2333082C2 (ru) Способ пайки алюминия и его сплавов и материал для пайки алюминия и его сплавов
JPH07185884A (ja) 表面にフラックス層を有するAl合金ろう材およびAl合金ブレージングシートの各製造方法
JPH09314380A (ja) アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法
JPH05185276A (ja) フラックス含有Alブレージングシート
JP2001191176A (ja) アルミニウムのろう付け方法およびフラックス組成物並びに該フラックス組成物被覆アルミニウム合金
JP3359402B2 (ja) Al合金ろう材
JPH05185287A (ja) フラックス含有Al合金ろう材
JPH0623536A (ja) アルミニウムまたはその合金材のろう付方法
JP3705939B2 (ja) アルミニウムろう付用ペースト状組成物、その塗膜、およびろう付方法
JPH071177A (ja) フラックス含有Al合金ろう材
JP3434997B2 (ja) ろう付性に優れるアルミニウム合金粉末ろう材
JP3098328B2 (ja) 蓋付アルミニウム中空材の製造方法
JP2714358B2 (ja) フラックス含有Al合金ろう材およびその製造方法
DE102016116886A1 (de) Verfahren zum Herstellen eines mit einer Schutzschicht versehenen metallischen Grundkörpers
JPH05208294A (ja) 外面にフラックス含有ろう材層を有するAl押出材