JP2014213371A - ろう材転写シート、ろう材付着方法およびろう付け方法 - Google Patents

ろう材転写シート、ろう材付着方法およびろう付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属部材、特に、アルミニウム部材にろう材及びフラックスを簡便に付着させることができるろう材転写シート、ろう材付着方法を提供する。
【解決手段】ろう材転写シート1は、シート状の基材フィルム層4と、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含み、前記基材フィルム層4上に積層された皮膜層2と、を備え、金属部材Wの表面に前記皮膜層2が転写されるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属、特に、アルミニウムにろう材を簡便に付着させるためのろう材転写シート、ろう材付着方法及びろう付け方法に関する。
従来、アルミニウムなどの金属部材をろう付けする際に、クラッド材などを含む金属部材の表面にろう材やフラックスを付着させるなどしてろう付けが行われている。
例えば、アルミニウム合金材などの金属部材にフラックスを塗布した後、これを加熱乾燥すること、フラックス又はフラックスとろう材との混合物をアルミニウム合金材などに塗布した後、これを加熱乾燥することが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開2005−153020 特許第3734635号
しかしながら、例えば、特許文献1,2に示すように、フラックス又はフラックスとろう材との混合物をアルミニウム合金材に塗布した場合、アルミニウム合金材表面に付着させたろう材やフラックスが部分的に溜まるなどして、アルミニウム合金材表面にろう材やフラックスを均一に付着させることは困難であった。
また、ろう材やフラックスの付着したアルミニウム合金材を乾燥させるため、アルミニウム合金材を収められる大きさの乾燥装置などが必要となり、金属部材を製造する製造装置全体の規模が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上述した技術背景に鑑み、金属部材、特に、アルミニウム部材にろう材及びフラックスを簡便に付着させることができるろう材転写シート、ろう材付着方法の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[7]に記載の構成を有する。
[1] シート状の基材フィルム層と、
粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含み、前記基材フィルム層上に積層された皮膜層と、
を備え、
金属部材の表面に前記皮膜層が転写されるように構成されたことを特徴とするろう材転写シート。
[2] 前記基材フィルム層を挟んで前記皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられることを特徴とする前項1に記載のろう材転写シート。
[3] 前記基材フィルム層と前記皮膜層との間には、第2離型フィルム層が設けられることを特徴とする前項1に記載のろう材転写シート。
[4] 前記基材フィルム層を挟んで前記皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられ、
前記基材フィルム層と前記皮膜層との間には、前記第1離型フィルム層よりも離型性の低い第2離型フィルム層が設けられることを特徴とする前項1に記載のろう材転写シート。
[5] 前記金属部材が、アルミニウム部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のろう材転写シート。
[6] 粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、
金属部材の表面に前記転写シートの前記皮膜層を転写することを特徴とするろう材付着方法。
[7] 粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、
金属部材の表面に前記転写シートを密着させて前記皮膜層の転写がなされ、
前記皮膜層が転写された前記金属部材を組み立ててろう付けがなされることを特徴とするろう付け方法。
上記[1]に記載の発明によれば、シート状の基材フィルム層と、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含み、基材フィルム層上に積層された皮膜層と、を備え、金属部材の表面に皮膜層が転写されるように構成されるので、ろう材転写シートを金属部材表面に密着させて転写させるだけで、ブレージングシートを用いることなく容易にろう材を付着させると共にフラックスを付着させることができ、自動化に最適な構成であるため、ろう材及びフラックスの付着作業を簡便なものとすることができる。
また、塗料などの溶液を金属部材に直接塗布する場合とは異なり、金属部材の表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるため金属部材の製造時間を短縮させることができる。
ろう材及びフラックスを塗料化して基材フィルム層に皮膜層を積層したろう材転写シートを事前に生成することによって、金属部材に塗布されたろう材及びフラックスを高温で乾燥させるための乾燥装置などが不要となり、金属部材を製造する装置全体の規模を縮小させることができる上、高温乾燥により金属部材が変形するなどの虞がなくなる。
更に、必要な箇所にのみろう材及びフラックスをろう材転写シートに付着させると、ろう材及びフラックスの付着が不要な箇所のマスキング作業が不要となるため作業負担が軽減される。
上記[2]に記載の発明によれば、基材フィルム層を挟んで皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられるので、ろう材転写シートがロール状に巻かれた状態で使用される場合に、最も外側に位置する皮膜層が第1離型フィルム層と接触することになるため、ろう材転写シートが巻き解かれる際などであっても、皮膜層の表面が接触する第1離型フィルム層に貼り付いたりすることなく剥離させることができる。
上記[3]に記載の発明によれば、基材フィルム層と皮膜層との間には、第2離型フィルム層が設けられるので、金属部材に皮膜層を転写させてろう材転写シートを剥がす際に、皮膜層がうまく剥がれずにろう材転写シートに残ることなく、皮膜層を金属部材の表面に転写させることができる。
上記[4]に記載の発明によれば、基材フィルム層を挟んで皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられ、基材フィルム層と皮膜層との間には、第1離型フィルム層よりも離型性の低い第2離型フィルム層が設けられるので、ろう材転写シートがロール状に巻かれた状態で使用される場合に、最も外側に位置する皮膜層が第1離型フィルム層と接触することになるため、ろう材転写シートが巻き解かれる際などであっても、皮膜層の表面が接触する第1離型フィルム層に貼り付いたりすることなく基材フィルム層のみを剥離させることができる。
また、金属部材に皮膜層を転写させるためろう材転写シートを剥がす際には、皮膜層がうまく剥がれずにろう材転写シートに残ることなく、金属部材の表面に皮膜層を転写させることができる。
上記[5]に記載の発明によれば、金属部材が、アルミニウム部材であるので、アルミニウムに形成された酸化皮膜が密着性を大きく落とすのにも関わらず、アルミニウム部材の表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるためアルミニウム部材の製造時間を短縮させることができる。
上記[6]に記載の発明によれば、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、金属部材の表面に転写シート上の前記皮膜層を転写するので、ろう材転写シートを金属部材表面に密着させて転写させるだけで、ブレージングシートを用いることなく容易にろう材を付着させると共にフラックスを付着させることができ、自動化に最適な構成であるため、ろう材及びフラックスの付着作業を簡便なものとすることができる。
また、塗料などの溶液を金属部材に直接塗布する場合とは異なり、金属部材の表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるため金属部材の製造時間を短縮させることができる。
ろう材及びフラックスを塗料化して基材フィルム層に皮膜層を積層したろう材転写シートを事前に生成することによって、金属部材に塗布されたろう材及びフラックスを高温で乾燥させるための乾燥装置などが不要となり、金属部材を製造する装置全体の規模を縮小させることができる上、高温乾燥により金属部材が変形するなどの虞がなくなる。
更に、必要な箇所にのみろう材及びフラックスをろう材転写シートに付着させると、ろう材及びフラックスの付着が不要な箇所のマスキング作業が不要となるため作業負担が軽減される。
上記[7]に記載の発明によれば、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、金属部材の表面に前記転写シートを密着させて前記皮膜層の転写がなされ、皮膜層が転写された金属部材を組み立ててろう付けがなされるので、ろう材転写シートを金属部材表面に密着させて転写させるだけで、ブレージングシートを用いることなく容易にろう材を付着させると共にフラックスを付着させることができ、自動化に最適な構成であるため、ろう材及びフラックスの付着作業を簡便なものとすることができる。
また、塗料などの溶液を金属部材に直接塗布する場合とは異なり、金属部材の表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるため金属部材の製造時間を短縮させることができる。
ろう材及びフラックスを塗料化して基材フィルム層に皮膜層を積層したろう材転写シートを事前に生成することによって、金属部材に塗布されたろう材及びフラックスを高温で乾燥させるための乾燥装置などが不要となり、金属部材を製造する装置全体の規模を縮小させることができる上、高温乾燥により金属部材が変形するなどの虞がなくなる。
更に、必要な箇所にのみろう材及びフラックスをろう材転写シートに付着させると、ろう材及びフラックスの付着が不要な箇所のマスキング作業が不要となるため作業負担が軽減される。
本発明に係るろう材転写シートの概略構成図である。 本発明に係るろう材転写シートの使用方法説明図である。 本発明に係るろう材転写シートの使用方法説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、ろう材転写シート1の概略構成図、図2,3は、ろう材転写シート1の使用方法説明図である。
本発明のろう材転写シート1は、金属部材、特に、アルミニウム部材の表面にろう材及びフラックスを簡便に付着させるためのものである。
以下では、アルミニウム部材の表面に、アルミニウム部材よりも融点の低いろう材、フラックスなどを付着させてろう付けを行う場合を例に説明する。
図1に示すように、ろう材転写シート1は、シート状の基材フィルム層4と、基材フィルム層4上に積層された皮膜層2と、を備えている。
基材フィルム層4には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)、塩化ビニル(PVC)などの市販のフィルムを適用可能であり、製造時に使用する溶剤に対する耐性及び乾燥時における耐熱性を有するものが使用される。
皮膜層2は、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含む材料から形成される。
ろう材は、粉末状または粒子状にされて、ろう材及びフラックスが混合された混合粉100重量%に対し、20重量%〜95重量%の範囲内で混合される。
ろう材には、例えば、Al−Siが好適に用いられるが、アルミニウムよりも融点が低く、ろう付け時にアルミニウムと共晶合金を生成する金属、例えば、Si,Zn,Cu,Geなどが用いられるのであってもよく、これらのろう付け時にアルミニウムと共晶合金を生成する金属とアルミニウムとの合金が用いられるのであってもよく、ろう付け可能な金属であって、粉末状または粒子状にしてフラックスと混合可能な金属であれば、特に限定されるものではない。
フラックスは、粉末状または粒子状にされて、ろう材及びフラックスの混合粉100重量%に対し、5重量%〜80重量%の範囲内で混合される。
例えば、フラックスには、KF・AlFの共晶組成或いはこれに近い組成範囲の錯体混合物、KAlF,KAlF,KAlF,ZnKFなどの錯体化合物、CsF,RbF,LiF,NaF,CaFなどの非腐食性フッ化物系フラックスなどが用いられる。
樹脂バインダーには、アクリル酸またはメタクリル酸及びそれらのエステル類の重合体、またはこれらの2種類以上からなる共重合体などのアクリル系樹脂、ポリアルキレンオキサイト、アルキッド樹脂、アルキッド樹脂とブチル樹脂(又は石油樹脂)の混合物などが用いられる。
樹脂バインダーは、ろう材及びフラックスが混合された混合粉100重量%に対し、1重量%〜30重量%の範囲内、好適には10重量%で混合粉に追加される。
尚、混合粉及び樹脂バインダーの好適な混合比は樹脂バインダーによって異なるため、混合する材料に適した混合比で適宜混合すればよい。
ろう材転写シート1は、基材フィルム層4を挟んで皮膜層2及び第2離型フィルム層3と反対側(図1に示す基材フィルム層4の下層)に、離型処理された離型フィルムからなる第1離型フィルム層5が設けられている。
更に、皮膜層2と基材フィルム層4の間には、離型処理された離型フィルムからなる第2離型フィルム層3が設けられており、アルミニウム部材表面に皮膜層2を転写させる際に、基材フィルム層4から皮膜層2が容易に剥離されるように構成されている。
皮膜層2と基材フィルム層4との間に設けられた第2離型フィルム層3には、第1離型フィルム層5よりも離型性の低いフィルムが用いられている。
このため以降では、皮膜層2と基材フィルム層4の間の第2離型フィルム層3を「弱離型フィルム層3」、第1離型フィルム層5を「強離型フィルム層5」とも呼ぶ。
弱離型フィルム層3及び強離型フィルム層5で用いられる離型フィルムには、ポリエチレンテレフタレート系、ポリプロピレン系及びその他の剥離処理がされたフィルムなど公知のものを使用することができる。
基材フィルム層4を挟んで皮膜層2と反対側に第1離型フィルム層5(強離型フィルム層5)が設けられるので、ろう材転写シート1がロール状に巻かれた状態で使用される場合に、最も外側に位置する皮膜層2が第1離型フィルム層5(強離型フィルム層5)と接触することになるため、ろう材転写シート1が巻き解かれる際などであっても、皮膜層2の表面が接触する第1離型フィルム層5に貼り付いたりすることなく剥離させることができる。
更に、皮膜層2と基材フィルム層4の間に第2離型フィルム層3が設けられることにより、金属部材に皮膜層2を転写させてろう材転写シート1を剥がす際に、皮膜層2がうまく剥がれずにろう材転写シート1に残ることなく、皮膜層2を金属部材の表面に転写させることができる。
(ろう材転写シートの生成方法)
ろう材転写シート1は、以下の方法で生成される。
先ず、粉末状または粒子状のろう材と同じく粉末状または粒子状のフラックスが混合されて混合粉が生成され、更に、得られた混合粉と樹脂バインダーを混合することにより混合物、即ち、塗工液を得る。
混合粉及び樹脂バインダーを混合する際、溶剤を使用して塗工液の粘度を調整すると、塗布し易くなるため良好にろう材転写シート1を生産できるようになる。
その他の溶剤を用いることもでき、例えば、アクリル樹脂を溶解する有機溶剤が使用可能であり、樹脂バインダーの組成によっては水も使用される。
有機溶剤は、具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールなどのエーテル類またはアセテート類などを適用可能である。
更に、塗工液の性能を調整する或いは性能を向上させるため添加剤を混合するのであってもよく、一般的な脱泡材、レベリング剤、表面調整剤などの各種添加剤を混合することができる。
こうして得られた塗工液は、基材フィルム層4上に均一に付着するよう塗布され、一方の面に弱離型フィルム層3及び弱離型フィルム層3のない側の面に強離型フィルム層5を設けた基材フィルム層4の弱離型フィルム層3上に均一に塗工液が付着するよう塗布される。
尚、両面にそれぞれ異なる離型性で離型処理のなされた基材フィルム層4は、市販のフィルムを用いるなどすればよく、基材フィルム層4の両面に離型フィルム層を形成する場合には、適宜公知の技術を採用すればよい。
塗工された塗工液中のフラックスの塗工量は、例えば、1g/m〜30g/mとなるように調整され、好ましくは、フラックスの塗工量が3g/m〜10g/mとなるように調整される。
尚、フィルムに塗工液を塗布する方法としては、ロールコーター、グラビアコーター、ダイコーターなどの公知の塗工装置による塗工方法が挙げられる。
続いて、塗工液が塗布された基材フィルム層4を乾燥させることにより、基材フィルム層4上に皮膜層2が形成される。
使用される基材フィルム層の厚さは、例えば、9μm〜30μmの厚さのものが好適に用いられる。
尚、塗工液を付着させた基材フィルム層4を乾燥させる乾燥装置としては、基材フィルム層4を加熱炉などで加熱乾燥させるなど、適宜公知の乾燥装置を用いることができる。乾燥装置には、塗工装置と組み合わせて連続してろう材転写シート1を乾燥させることができるものを採用することが好ましい。
塗工液は、基材フィルム層4の全面に塗布されるのであってもよいし、材料に無駄が生じることがないため、アルミニウム部材のろう付けする部位の形状に合った皮膜層2が形成されるように基材フィルム層4上に塗布されるのであってもよい。
上述したようなろう材転写シート1であれば、ロールtoロール方式によって、アルミニウム部材にろう材及びフラックスの塗工を行うことができるので、フラックスの塗工を効率的に行うことができる。
(ろう材転写シートの使用方法)
アルミニウム部材は、例えば、窒素ガス雰囲気の条件下で非腐食性フッ化物系フラックスなどの非腐食性フラックスを用いたろう付け法によりろう付けされる。
非腐食性フラックスを用いたろう付け法では、フラックスが非常に少ない量(例えば、3g/m〜10g/m)で用いられるため、本来多量の樹脂バインダーと混合されるべきであるが、樹脂バインダーの量が多過ぎると、揮発しない樹脂バインダーの成分が炭化してろう付け不良の原因となる。
しかしながら、本発明のろう材転写シート1を用いたろう付けによれば、少量の樹脂バインダーであっても均一な皮膜を生成することができ、ろう付け不良を起こすことがない。
生成されたろう材転写シート1は、図2に示すようなアルミニウム部材の製造工程において使用される。
製造ライン100は、アルミニウム部材W(以下、「ワークW」或いは「金属部材W」とも記す。)を載置して下流側へ送るためのベルトコンベア6などが設けられている。
製造ライン100の最も上流側には、ロールR1に巻かれたろう材転写シート1が配置され、ロール状のろう材転写シート1が徐々に巻き解かれて下流側へ向かって送られ、巻き解かれたろう材転写シート1が下流側に設けられたロールR2に再度巻き取られるように構成されている。
ろう材転写シート1は、巻き解かれて下流側へ送られる際に、皮膜層2の面がベルトコンベア6の載置面と対面するように設定されている。
製造ライン100は、例えば、3つの工程からなり、巻き解かれたろう材転写シート1は、最初に圧着工程Aへと送られる。
圧着工程Aでは、例えば、ワークWの表面にろう材転写シート1を当て、ワークW表面のろう付け予定部位にろう材転写シート1の皮膜層2を密着させる。
ワークW表面にろう材転写シート1を密着させる方法としては、ワークW表面にろう材転写シート1を当てた状態で、プレス機などによって加圧して密着させる、或いは真空室などに入れたワークW表面にろう材転写シート1を当てた状態で、真空ポンプなどによって減圧させて密着させるなどの方法が用いられる。
ろう材転写シート1は、可撓性を有する素材からなるため、ワークWの表面に凸凹がある場合であっても、多少の凹凸であればワークW表面の形状に合わせて容易に密着させることができる。
ベルトコンベア6に載せられたワークWの上面は、下流側へ送られるろう材転写シート1を圧着させ易い高さに調整されている。
続いて、ろう材転写シート1を密着させた状態のワークWが、転写工程Bに送られる。
転写工程Bでは、ワークWの表面に密着している皮膜層2を加圧或いは加熱などすることによって、皮膜層2をワークW表面に転写させる。
具体的には、平板のワークWであれば、ロールラミネーターなどを用いてワークWの表面に密着している皮膜層2を転写させる。
尚、ロールラミネーターの他に、真空ラミネーター装置などを用いて、ワークW表面に皮膜層2を転写させるのであってもよい。
凹凸な表面を有しているなど、平板ではないワークWであれば、真空ラミネーター装置の他、金属、プラスチックなどの材料でワークWに対応する加圧用型を作成して押し付ける方法、ゴム等の熱可塑性樹脂からなる風船を押し付ける方法、風圧や水圧などの圧力を利用する方法などによってワークW表面に皮膜層2を転写させる。
ろう材転写シート1が密着したワークW表面を加熱する方法としては、熱ロールや予め加熱させた加圧用型などをワークWに接触させて加熱する接触型加熱、赤外ヒーターや熱風ヒーターなどワークWに接触させずに加熱する非接触型加熱などが用いられる。
尚、加圧時に同時にワークWが加熱されるのであってもよいし、加圧後にワークWが加熱されるのであってもよい。
続いて剥離工程Cでは、ワークW及びろう材転写シート1が下流側に送られて、ワークWに密着していたろう材転写シート1がワークW表面から剥がされる。
基材フィルム層4が剥がされることによって、ワークWの表面には、転写工程Bにおいて転写された皮膜層2のみが付着し、ワークWから剥がされたろう材転写シート1の皮膜層2以外のフィルム層(本実施例では、強離型フィルム層5、基材フィルム層4及び弱離型フィルム層3)が下流側に送られて再度ロール状に巻き取られる。
このようしてフラックスが付着されたアルミニウム部材Wは、ろう付け工程に供される。
ろう付け工程では、例えば、非腐食性フラックスを用いたろう付け法が用いられ、窒素ガス雰囲気の条件下において、少なくともろう材の付着箇所を約450℃〜600℃まで加熱することによってろう材を溶融させ、アルミニウム部材W同士の接合がなされる。
上述したような粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層2が、シート状の基材フィルム層4上に積層された転写シート(ろう材転写シート1)を用いて、金属部材Wの表面に転写シート(ろう材転写シート1)を密着させて皮膜層2の転写がなされ、皮膜層2が転写された金属部材Wを組み立ててろう付けがなされるので、ろう材転写シート1を金属表面に密着させて転写させるだけで、ブレージングシートを用いることなく容易にろう材及びフラックスを付着させることができ、自動化に最適な構成であるため、ろう材及びフラックスの付着作業を簡便なものとすることができる。
また、塗料などの溶液を金属部材Wに直接塗布する場合とは異なり、金属部材Wの表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるため金属部材Wの製造時間を短縮させることができる。
ろう材及びフラックスを塗料化して基材フィルム層4に皮膜層2を積層したろう材転写シート1を事前に生成することによって、金属部材Wに塗布されたろう材及びフラックスを高温で乾燥させるための乾燥装置などが不要となり、金属部材Wを製造する装置全体の規模を縮小させることができる上、高温乾燥により金属部材Wが変形するなどの虞がなくなる。
更に、必要な箇所にのみろう材及びフラックスをろう材転写シート1に付着させると、ろう材及びフラックスの付着が不要な箇所のマスキング作業が不要となるため作業負担が軽減される。
上述した金属部材Wがアルミニウム部材であれば、アルミニウムに形成された酸化皮膜が密着性を大きく落とすのにも関わらず、アルミニウム部材Wの表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるためアルミニウム部材Wの製造時間を短縮させることができる。
上述したように、皮膜層2と基材フィルム層4の間に弱離型フィルム層3が設けられ、基材フィルム層4を挟んで前記離型フィルム層と反対側の面に強離型フィルム層5が設けられることが好適であるが、両離型フィルム層3,5が設けられない構成であってもよく、また、何れか一方の離型フィルム層3,5のみが設けられる構成であってもよい。
上述では、ろう材にはAl−Siを用い、フラックスには非腐食性フッ化物系フラックスなどの非腐食性フラックスを用いた例として説明したが、ろう材転写シート1の皮膜層2を粉末状または粒子状にしたろう材及びフラックスを用いて形成することができるのであれば、ろう材及びフラックスの種類などについて特に限定されるものではなく、無論ろう付け法についても特に限定されるものではない。
また、金属部材Wに塗布される塗工液は、粉末状または粒子状のろう材及びフラックスが混合された混合粉と樹脂バインダーを混合することによって得られると説明したが、必ずしも混合粉と樹脂バインダーが混合される必要はなく、粉末状または粒子状のろう材が樹脂バインダーと混合された後に粉末状または粒子状のフラックスが混合されるのであってもよく、粉末状または粒子状のろう材及びフラックスを用いて塗工液が得られるのであればよい。
ろう材及びフラックスと混合される樹脂バインダーについても、特にその種類を限定して使用されるものではなく、適用可能な種類の樹脂バインダーを採用すればよい。
加えて、皮膜層2が積層される基材フィルム層4についても、コンパクトに持ち運び可能である点から、ロール状に巻かれる及び巻き解かれることが可能な可撓性を有する素材が用いられることが好適ではあるが、特にこれに限定されるものではない。
上述では、フラックスが転写される金属部材Wはアルミニウム部材として説明したが、粉末状または粒子状のろう材及びフラックスを付着させてろう付け可能な金属であれば、本発明のろう材転写シート1を適用可能である。
以上説明したように、本発明のろう材転写シート1は、シート状の基材フィルム層4と、粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含み、前記基材フィルム層4上に積層された皮膜層2と、を備え、金属部材Wの表面に皮膜層2が転写されるように構成されるので、ろう材転写シート1を金属部材W表面に密着させて転写させるだけで、ブレージングシートを用いることなく容易にろう材を付着させると共にフラックスを付着させることができるので、自動化に最適な構造であるため、ろう材及びフラックスの付着作業を簡便なものとすることができる。
また、塗料などの溶液を金属部材Wに塗布する場合とは異なり、金属部材Wの表面に少量のろう材及びフラックスを均一に付着させることが容易になり、乾燥工程の時間が不要となるため金属部材Wの製造時間を短縮させることができる。
ろう材及びフラックスを塗料化して基材フィルム層4に皮膜層2を積層したろう材転写シート1を事前に生成することによって、金属部材Wに塗布されたろう材及びフラックスを高温で乾燥させるための乾燥装置などが不要となり、金属部材Wを製造する装置全体の規模を縮小することができる上、高温乾燥により金属部材Wが変形するなどの虞がなくなる。
更に、必要な箇所にのみろう材及びフラックスをろう材転写シート1に付着させると、ろう材及びフラックスの付着が不要な箇所のマスキング作業が不要となるため作業負担が軽減される。
ろう材転写シート1の製造に樹脂バインダーが用いられる場合には、フラックスと樹脂バインダーを混合するにあたり有機溶剤が使用されるため、乾燥の際に発生するVOC(揮発性有機化合物)の処理などがなされるが、本発明によれば、アルミニウム部材Wの塗工処理及び乾燥処理がろう材転写シート1の製造工程でまとまっているので、有機溶剤の使用箇所を局所的なものとすることができる。
これにより、VOCの処理装置をろう材転写シート1の製造工程内で局所的に扱うことができるようになる上、ろう付けを行うアルミニウム部材Wの組み立てがなされる製造現場において有機溶剤を使用する必要がなくなり、VOC処理装置や有機溶剤の使用に伴う対策などが不要となるので、金属部材Wの製造現場における作業効率を向上させてコストを低減することができる上、より安全性を高めることができる。
尚、本発明のろう材付着方法及びろう付け方法によっても、上述した本発明のろう材転写シート1を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。
1…ろう材転写シート
2…皮膜層
3…第2離型フィルム層(弱離型フィルム層)
4…基材フィルム層
5…第1離型フィルム層(強離型フィルム層)
W…アルミニウム部材、(ワーク、金属部材)

Claims (7)

  1. シート状の基材フィルム層と、
    粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含み、前記基材フィルム層上に積層された皮膜層と、
    を備え、
    金属部材の表面に前記皮膜層が転写されるように構成されたことを特徴とするろう材転写シート。
  2. 前記基材フィルム層を挟んで前記皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられることを特徴とする請求項1に記載のろう材転写シート。
  3. 前記基材フィルム層と前記皮膜層との間には、第2離型フィルム層が設けられることを特徴とする請求項1に記載のろう材転写シート。
  4. 前記基材フィルム層を挟んで前記皮膜層と反対側には、第1離型フィルム層が設けられ、
    前記基材フィルム層と前記皮膜層との間には、前記第1離型フィルム層よりも離型性の低い第2離型フィルム層が設けられることを特徴とする請求項1に記載のろう材転写シート。
  5. 前記金属部材が、アルミニウム部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のろう材転写シート。
  6. 粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、
    金属部材の表面に前記転写シートの前記皮膜層を転写することを特徴とするろう材付着方法。
  7. 粉末状または粒子状のろう材、粉末状または粒子状のフラックス及び樹脂バインダーを含んでなる皮膜層が、シート状の基材フィルム層上に積層された転写シートを用いて、
    金属部材の表面に前記転写シートを密着させて前記皮膜層の転写がなされ、
    前記皮膜層が転写された前記金属部材を組み立ててろう付けがなされることを特徴とするろう付け方法。
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