JPH0632002Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
コンパクト容器Info
- Publication number
- JPH0632002Y2 JPH0632002Y2 JP1987021372U JP2137287U JPH0632002Y2 JP H0632002 Y2 JPH0632002 Y2 JP H0632002Y2 JP 1987021372 U JP1987021372 U JP 1987021372U JP 2137287 U JP2137287 U JP 2137287U JP H0632002 Y2 JPH0632002 Y2 JP H0632002Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- push
- lid
- push piece
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
- A45D40/22—Casings characterised by a hinged cover
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45C—PURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
- A45C13/00—Details; Accessories
- A45C13/10—Arrangement of fasteners
- A45C13/1076—Arrangement of fasteners with a snap action
- A45C13/1084—Arrangement of fasteners with a snap action of the latch-and-catch type
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は化粧料を収納する容器本体に対し蓋体を開閉自
在に枢着してなるコンパクト容器に関するもので、より
具体的には容器本体の前端部にプッシュピースを摺動自
在に配設してこのプッシュピースに第１の係合突起を設
け、一方、蓋体の前端縁には爪片を垂設してこの爪片に
第２の係合突起を設け、この第１の係合突起と第２の係
合突起の係止によって蓋体が止錠され、この止錠位置か
らプッシュピースを内方へ押し込むことによって上記止
錠が解除されるコンパクト容器に関するものである。
在に枢着してなるコンパクト容器に関するもので、より
具体的には容器本体の前端部にプッシュピースを摺動自
在に配設してこのプッシュピースに第１の係合突起を設
け、一方、蓋体の前端縁には爪片を垂設してこの爪片に
第２の係合突起を設け、この第１の係合突起と第２の係
合突起の係止によって蓋体が止錠され、この止錠位置か
らプッシュピースを内方へ押し込むことによって上記止
錠が解除されるコンパクト容器に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種のコンパクト容器としては実公昭５７−４
８８７に係るものが公知となっている。
８８７に係るものが公知となっている。
この公知のコンパクト容器では、プッシュピースの両側
に内方へ向けて延長する袖部を形成し、両袖部間に弾性
板を取付け、プッシュピースを容器本体に組込んだ時
に、この弾性板の中央部が容器本体の内部突壁に当接
し、これによってプッシュピースが常時前方へ付勢され
るように構成されている。
に内方へ向けて延長する袖部を形成し、両袖部間に弾性
板を取付け、プッシュピースを容器本体に組込んだ時
に、この弾性板の中央部が容器本体の内部突壁に当接
し、これによってプッシュピースが常時前方へ付勢され
るように構成されている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、この公知のコンパクト容器では弾性板の
撓み量を大きくしてプッシュピースを深く押し込むこと
が出来るようにするためには、プッシュピースの両側の
袖部を内方へ大きく突入させる必要があり、これにより
化粧料収納凹所或いは化粧料を収納する中皿の形状、寸
法等が小さなものに制限されてしまうことになる。従っ
て、一般的には弾性板の撓み量を大きくすることが出来
ず、また比較的高弾性の弾性板を使用する必要があり、
プッシュピースの操作性が悪いものとなっていた。ま
た、プッシュピースの押し込みストロークが小さいこと
により、蓋体の開放角度を大きくすることが出来なかっ
た。
撓み量を大きくしてプッシュピースを深く押し込むこと
が出来るようにするためには、プッシュピースの両側の
袖部を内方へ大きく突入させる必要があり、これにより
化粧料収納凹所或いは化粧料を収納する中皿の形状、寸
法等が小さなものに制限されてしまうことになる。従っ
て、一般的には弾性板の撓み量を大きくすることが出来
ず、また比較的高弾性の弾性板を使用する必要があり、
プッシュピースの操作性が悪いものとなっていた。ま
た、プッシュピースの押し込みストロークが小さいこと
により、蓋体の開放角度を大きくすることが出来なかっ
た。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的はプッシュピースの弾性ストロークを大きくす
ることにより操作性に優れしかも蓋体の開放角度を大き
くすることのできるコンパクト容器を提供するにある。
その目的はプッシュピースの弾性ストロークを大きくす
ることにより操作性に優れしかも蓋体の開放角度を大き
くすることのできるコンパクト容器を提供するにある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、本考案によれば化粧料を収
納する容器本体に対し蓋体を開閉自在に枢着し、該容器
本体の前端縁部にプッシュピースを前後方向に摺動自在
に配設するとともに該プッシュピースに第１の係合突起
を設け、該蓋体の前端縁には爪片を垂設するとともに該
爪片に第２の係合突起を設け、該第１の係合突起と該第
２の係合突起が前後方向から係止することによって蓋体
が止錠されるコンパクト容器において、該容器本体の前
端縁部に、これに一体的に形成した前後方向に延びる一
対の側壁で画成させて、該プッシュピースを配設するた
めの凹状切欠部を形成し、該プッシュピースは、その内
方に該爪片が進入可能な溝を区画形成する断面Ｕ字形状
に形成すると共に、その該側壁後方部両側には弾性翼片
を一体的に設け、該弾性翼片を、その両端部を該容器本
体の底面から一体的に立設した突片に摺動自在に当接さ
せ且つその基部を該容器本体の該側壁内端に当接させて
位置決め配置し、該弾性翼片で該プッシュピースを常時
前方に付勢させると共に、該蓋体の開作動時該爪片を上
方へ押し上げるべく、該蓋体の止錠位置において断面Ｕ
字形状の該プッシュピースの内側とその内部に位置され
る該爪片との互いに相対向する面の何れか一方に、内方
に向けて下降する傾斜面を形成してなることを特徴とす
る。
納する容器本体に対し蓋体を開閉自在に枢着し、該容器
本体の前端縁部にプッシュピースを前後方向に摺動自在
に配設するとともに該プッシュピースに第１の係合突起
を設け、該蓋体の前端縁には爪片を垂設するとともに該
爪片に第２の係合突起を設け、該第１の係合突起と該第
２の係合突起が前後方向から係止することによって蓋体
が止錠されるコンパクト容器において、該容器本体の前
端縁部に、これに一体的に形成した前後方向に延びる一
対の側壁で画成させて、該プッシュピースを配設するた
めの凹状切欠部を形成し、該プッシュピースは、その内
方に該爪片が進入可能な溝を区画形成する断面Ｕ字形状
に形成すると共に、その該側壁後方部両側には弾性翼片
を一体的に設け、該弾性翼片を、その両端部を該容器本
体の底面から一体的に立設した突片に摺動自在に当接さ
せ且つその基部を該容器本体の該側壁内端に当接させて
位置決め配置し、該弾性翼片で該プッシュピースを常時
前方に付勢させると共に、該蓋体の開作動時該爪片を上
方へ押し上げるべく、該蓋体の止錠位置において断面Ｕ
字形状の該プッシュピースの内側とその内部に位置され
る該爪片との互いに相対向する面の何れか一方に、内方
に向けて下降する傾斜面を形成してなることを特徴とす
る。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
して説明する。
第１図は本考案に係るコンパクト容器を分解して示す斜
視図で、本実施例は基本的には、化粧料を収納する容器
本体１に対し蓋体１４を開閉自在に枢着し、容器本体１
の前端縁部にプッシュピース６を前後方向に摺動自在に
配設するとともにプッシュピース６に第１の係合突起９
を設け、蓋体１４の前端縁には爪片１８を垂設するとと
もに爪片１８に第２の係合突起１９を設け、第１の係合
突起９と第２の係合突起１９が前後方向から係止するこ
とによって蓋体１４が止錠されるコンパクト容器におい
て、容器本体１の前端縁部に、これに一体的に形成した
前後方向に延びる一対の側壁で画成させて、プッシュピ
ース６を配設するための凹状切欠部４を形成し、プッシ
ュピース６は、その内方に爪片１８が進入可能な溝を区
画形成する断面Ｕ字形状に形成すると共に、その側壁後
方部両側には弾性翼片８を一体的に設け、弾性翼片８
を、その両側部を容器本体１の底面から一体的に立設し
た突片としてのストッパー壁５に摺動自在に当接させ且
つその基部を容器本体１の側壁内端１０に当接させて位
置決め配置し、弾性翼片８でプッシュピース６を常時前
方に付勢させると共に、蓋体１４の開作動時爪片１８を
上方へ押し上げるべく、蓋体１４の止錠位置において断
面Ｕ字形状のプッシュピース６の内側とその内部に位置
される爪片１８との互いに相対向する面の何れか一方
に、内方に向けて下降する傾斜面２０を形成して構成さ
れる。
視図で、本実施例は基本的には、化粧料を収納する容器
本体１に対し蓋体１４を開閉自在に枢着し、容器本体１
の前端縁部にプッシュピース６を前後方向に摺動自在に
配設するとともにプッシュピース６に第１の係合突起９
を設け、蓋体１４の前端縁には爪片１８を垂設するとと
もに爪片１８に第２の係合突起１９を設け、第１の係合
突起９と第２の係合突起１９が前後方向から係止するこ
とによって蓋体１４が止錠されるコンパクト容器におい
て、容器本体１の前端縁部に、これに一体的に形成した
前後方向に延びる一対の側壁で画成させて、プッシュピ
ース６を配設するための凹状切欠部４を形成し、プッシ
ュピース６は、その内方に爪片１８が進入可能な溝を区
画形成する断面Ｕ字形状に形成すると共に、その側壁後
方部両側には弾性翼片８を一体的に設け、弾性翼片８
を、その両側部を容器本体１の底面から一体的に立設し
た突片としてのストッパー壁５に摺動自在に当接させ且
つその基部を容器本体１の側壁内端１０に当接させて位
置決め配置し、弾性翼片８でプッシュピース６を常時前
方に付勢させると共に、蓋体１４の開作動時爪片１８を
上方へ押し上げるべく、蓋体１４の止錠位置において断
面Ｕ字形状のプッシュピース６の内側とその内部に位置
される爪片１８との互いに相対向する面の何れか一方
に、内方に向けて下降する傾斜面２０を形成して構成さ
れる。
図中、１は容器本体を示し、この容器本体１の凹所２内
には化粧料を収納する中皿３が設置される。この容器本
体１の前端縁中央部はゲート状に切欠された凹状切欠部
４とされ、また凹所２の前方両側にはその底部から一対
のストッパー壁５−５が一体的に立設され、この凹状切
欠部４内にはプッシュピース６が配設されている。
には化粧料を収納する中皿３が設置される。この容器本
体１の前端縁中央部はゲート状に切欠された凹状切欠部
４とされ、また凹所２の前方両側にはその底部から一対
のストッパー壁５−５が一体的に立設され、この凹状切
欠部４内にはプッシュピース６が配設されている。
プッシュピース６は、爪片１８の進入を可能とする溝を
区画形成する断面略Ｕ字型の押釦部７と、押釦部７の奥
壁両端から左右方向に延長するとともに内方へ若干弯曲
する弾性翼片８−８とを一体的に形成してなり、押釦部
７の奥壁の前面には第１の係合突起９が突設されてい
る。このプッシュピース６が凹状切欠部４内に配設され
た状態では、その弾性翼片８−８の自由端がストッパー
壁５−５の前面に左右方向へ摺動自在に当接し、また弾
性翼片８−８の基部、即ち押釦部７との接続部が凹状切
欠部４を画成する、容器本体１に一体的に形成された前
後方向に延びる一対の側壁の内端１０−１０に当接し、
これによって弾性翼片８−８に付与すべき必要な弾発力
の設定が一義的に確保され、プッシュピース６は弾性翼
片８−８によって常時前方へ付勢される一方、凹状切欠
部４から抜け落ちず、また押釦部７を内方へ押圧した時
に弾性翼片８−８が撓んで内方へ移動し得るようになっ
ている。
区画形成する断面略Ｕ字型の押釦部７と、押釦部７の奥
壁両端から左右方向に延長するとともに内方へ若干弯曲
する弾性翼片８−８とを一体的に形成してなり、押釦部
７の奥壁の前面には第１の係合突起９が突設されてい
る。このプッシュピース６が凹状切欠部４内に配設され
た状態では、その弾性翼片８−８の自由端がストッパー
壁５−５の前面に左右方向へ摺動自在に当接し、また弾
性翼片８−８の基部、即ち押釦部７との接続部が凹状切
欠部４を画成する、容器本体１に一体的に形成された前
後方向に延びる一対の側壁の内端１０−１０に当接し、
これによって弾性翼片８−８に付与すべき必要な弾発力
の設定が一義的に確保され、プッシュピース６は弾性翼
片８−８によって常時前方へ付勢される一方、凹状切欠
部４から抜け落ちず、また押釦部７を内方へ押圧した時
に弾性翼片８−８が撓んで内方へ移動し得るようになっ
ている。
容器本体１の凹所２にはこれを覆うように中皿３が嵌着
され、この中皿３には化粧料を収納する凹部１１が設け
られている。そしてこの嵌着状態では、中皿３の凹部１
１を画成する前壁１２は前記ストッパー壁５−５より後
方に位置している。また、中皿３の前端中央部１３は容
器本体１の凹状切欠部４に対応してコ字状に切欠されて
いる。
され、この中皿３には化粧料を収納する凹部１１が設け
られている。そしてこの嵌着状態では、中皿３の凹部１
１を画成する前壁１２は前記ストッパー壁５−５より後
方に位置している。また、中皿３の前端中央部１３は容
器本体１の凹状切欠部４に対応してコ字状に切欠されて
いる。
容器本体１及び中皿３の後端部はそれぞれ凹状に切欠さ
れ、ここに蓋体１４の蝶番片１５が挿入され、この蝶番
片１５と容器本体１の後端部とはピン１６によって枢着
され、これによって蓋体１４は容器本体１並びに中皿３
に対して開閉自在となっている。
れ、ここに蓋体１４の蝶番片１５が挿入され、この蝶番
片１５と容器本体１の後端部とはピン１６によって枢着
され、これによって蓋体１４は容器本体１並びに中皿３
に対して開閉自在となっている。
蓋体１４はその内面に鏡１７を接着してなり、またその
前端縁からは爪片１８が垂下され、この爪片１８の下端
には第２の係合突起１９が設けられている。そして、こ
の爪片１８の前面は内方に向けて下降した傾斜面２０と
なっている。この蓋体１４を閉じると、その爪片１８が
中皿３のコ状に切欠された前端中央部１３を通ってプッ
シュピース６の押釦部７のＵ字溝内に入り、ここにおい
て押釦部７の奥壁に形成された第１の係合突起９と爪片
１８に形成された第２の係合突起１９が前後方向から係
止して蓋体１４は止錠される。そして、この止錠状態で
は、第２図及び第３図に示されているように、蓋体１４
の開作動時爪片１８を上方へ押し上げるべく、押釦部７
の前壁上端の内側角部２１が爪片１８の傾斜面２０と対
向している。
前端縁からは爪片１８が垂下され、この爪片１８の下端
には第２の係合突起１９が設けられている。そして、こ
の爪片１８の前面は内方に向けて下降した傾斜面２０と
なっている。この蓋体１４を閉じると、その爪片１８が
中皿３のコ状に切欠された前端中央部１３を通ってプッ
シュピース６の押釦部７のＵ字溝内に入り、ここにおい
て押釦部７の奥壁に形成された第１の係合突起９と爪片
１８に形成された第２の係合突起１９が前後方向から係
止して蓋体１４は止錠される。そして、この止錠状態で
は、第２図及び第３図に示されているように、蓋体１４
の開作動時爪片１８を上方へ押し上げるべく、押釦部７
の前壁上端の内側角部２１が爪片１８の傾斜面２０と対
向している。
上記のように蓋体１４の止錠位置にてプッシュピース６
の押釦部７を内方へ押圧すると、前述した弾性翼片８−
８の撓みにより押釦部７は内方へ摺動し、これに伴い第
１の係合突起９と第２の係合突起１９の係止が解かれ
る。これと同時に押釦部７の前記内側角部２１が爪片１
８の傾斜面２０に当接しこれを押し上げるため蓋体１４
は開放し、押釦部７に加えていた押圧力を除去しても、
第１の係合突起９と第２の係合突起１９が再び係合する
ことはない。このようにして蓋体１４が開放した後は、
蓋体を自由に所望の角度まで開けて使用することができ
る。
の押釦部７を内方へ押圧すると、前述した弾性翼片８−
８の撓みにより押釦部７は内方へ摺動し、これに伴い第
１の係合突起９と第２の係合突起１９の係止が解かれ
る。これと同時に押釦部７の前記内側角部２１が爪片１
８の傾斜面２０に当接しこれを押し上げるため蓋体１４
は開放し、押釦部７に加えていた押圧力を除去しても、
第１の係合突起９と第２の係合突起１９が再び係合する
ことはない。このようにして蓋体１４が開放した後は、
蓋体を自由に所望の角度まで開けて使用することができ
る。
また、弾性翼片８を、その両端部を容器本体１の底面か
ら一体的に立設したストッパー壁５に摺動自在に当接さ
せ且つその基部を容器本体１に一体的に形成した側壁内
端１０に当接させて位置決め配置し、弾性翼片８でプッ
シュピース６を常時前方に付勢させるように構成したの
で、弾性翼片８の弾発力の設定は、いずれも高い寸法精
度を確保できる一体成型という手法で容器本体１に成形
されるストッパー壁５と内端１０とで、容易且つ的確に
達成できる。
ら一体的に立設したストッパー壁５に摺動自在に当接さ
せ且つその基部を容器本体１に一体的に形成した側壁内
端１０に当接させて位置決め配置し、弾性翼片８でプッ
シュピース６を常時前方に付勢させるように構成したの
で、弾性翼片８の弾発力の設定は、いずれも高い寸法精
度を確保できる一体成型という手法で容器本体１に成形
されるストッパー壁５と内端１０とで、容易且つ的確に
達成できる。
さらに、プッシュピース６を、溝を区画形成する断面Ｕ
字形状に形成して、その内方に爪片１８を進入させるこ
とができるように構成しているので、爪片１８を長く形
成してこれをプッシュピース６内方に配置でき、従って
蓋体１４を開放する際には、爪片１８に形成した傾斜面
２０をプッシュピース６の内側角部２１と長い距離に亘
って当接させることができて爪片１８の押し上げ量を大
きく確保でき、蓋体１４を良好な操作性で開放すること
ができる。
字形状に形成して、その内方に爪片１８を進入させるこ
とができるように構成しているので、爪片１８を長く形
成してこれをプッシュピース６内方に配置でき、従って
蓋体１４を開放する際には、爪片１８に形成した傾斜面
２０をプッシュピース６の内側角部２１と長い距離に亘
って当接させることができて爪片１８の押し上げ量を大
きく確保でき、蓋体１４を良好な操作性で開放すること
ができる。
また、蓋体１４の爪片１８の前面を垂直面となし、これ
に対向するプッシュピース６の押釦部の前壁内側に内方
へ向けて下降傾斜する傾斜面を形成するようにしてもよ
い。
に対向するプッシュピース６の押釦部の前壁内側に内方
へ向けて下降傾斜する傾斜面を形成するようにしてもよ
い。
《効果》 以上のように本考案に係るコンパクト容器では、容器本
体の前端縁部に、これに一体的に形成した前後方向に延
びる一対の側壁で画成させて、プッシュピースを配設す
るための凹状切欠部を形成し、プッシュピースは、その
内方に爪片が進入可能な溝を区画形成する断面Ｕ字形状
に形成すると共に、その側壁後方部両側には弾性翼片を
一体的に設け、弾性翼片を、その両端部を容器本体の底
面から一体的に立設した突片に摺動自在に当接させ且つ
その基部を容器本体の側壁内端に当接させて位置決め配
置し、弾性翼片でプッシュピースを常時前方に付勢させ
ると共に、蓋体の開作動時爪片を上方へ押し上げるべ
く、蓋体の止錠位置において断面Ｕ字形状のプッシュピ
ースの内側とその内部に位置される爪片との互いに相対
向する面の何れか一方に、内方に向けて下降する傾斜面
を形成して構成したので、プッシュピースの前後方向の
弾性ストロークを大きくして、操作性に優れしかも蓋体
の開放角度が大きなコンパクト容器を提供することがで
きると共に、弾性翼片の弾発力の設定も、いずれも高い
寸法精度を確保できる一体成型という手法で容器本体に
成形される突片と内端とで、容易且つ的確に達成でき
る。
体の前端縁部に、これに一体的に形成した前後方向に延
びる一対の側壁で画成させて、プッシュピースを配設す
るための凹状切欠部を形成し、プッシュピースは、その
内方に爪片が進入可能な溝を区画形成する断面Ｕ字形状
に形成すると共に、その側壁後方部両側には弾性翼片を
一体的に設け、弾性翼片を、その両端部を容器本体の底
面から一体的に立設した突片に摺動自在に当接させ且つ
その基部を容器本体の側壁内端に当接させて位置決め配
置し、弾性翼片でプッシュピースを常時前方に付勢させ
ると共に、蓋体の開作動時爪片を上方へ押し上げるべ
く、蓋体の止錠位置において断面Ｕ字形状のプッシュピ
ースの内側とその内部に位置される爪片との互いに相対
向する面の何れか一方に、内方に向けて下降する傾斜面
を形成して構成したので、プッシュピースの前後方向の
弾性ストロークを大きくして、操作性に優れしかも蓋体
の開放角度が大きなコンパクト容器を提供することがで
きると共に、弾性翼片の弾発力の設定も、いずれも高い
寸法精度を確保できる一体成型という手法で容器本体に
成形される突片と内端とで、容易且つ的確に達成でき
る。
さらに、プッシュピースを、溝を区画形成する断面Ｕ字
形状に形成して、その内方に爪片を進入させることがで
きるように構成しているので、爪片を長く形成してこれ
をプッシュピース内方に配置でき、従って蓋体を開放す
る際には、断面Ｕ字形状のプッシュピースの内側とその
内部に位置される爪片との互いに相対向する面の何れか
一方に形成した、内方に向けて下降する傾斜面を介して
爪片とプッシュピースの内側とを長い距離に亘って当接
させることができて爪片の押し上げ量を大きく確保で
き、蓋体を良好な操作性で開放することができる。
形状に形成して、その内方に爪片を進入させることがで
きるように構成しているので、爪片を長く形成してこれ
をプッシュピース内方に配置でき、従って蓋体を開放す
る際には、断面Ｕ字形状のプッシュピースの内側とその
内部に位置される爪片との互いに相対向する面の何れか
一方に形成した、内方に向けて下降する傾斜面を介して
爪片とプッシュピースの内側とを長い距離に亘って当接
させることができて爪片の押し上げ量を大きく確保で
き、蓋体を良好な操作性で開放することができる。
【図面の簡単な説明】 図は本考案の好適な実施例に係るコンパクト容器を示
し、第１図は一部破断した分解斜視図、第２図は蓋体の
止錠状態における半断面図、第３図は蓋体の止錠状態に
おける要部断面図、第４図は第３図の状態からプッシュ
ピースを押し込んだ状態における要部断面図である。 １……容器本体、３……中皿 ４……凹状切欠部、５……ストッパー壁 ６……プッシュピース、７……押釦部 ８……弾性翼片、９……第１の係合突起 １０……側壁内端、１４……蓋体 １８……爪片、１９……第２の係合突起 ２０……傾斜面
し、第１図は一部破断した分解斜視図、第２図は蓋体の
止錠状態における半断面図、第３図は蓋体の止錠状態に
おける要部断面図、第４図は第３図の状態からプッシュ
ピースを押し込んだ状態における要部断面図である。 １……容器本体、３……中皿 ４……凹状切欠部、５……ストッパー壁 ６……プッシュピース、７……押釦部 ８……弾性翼片、９……第１の係合突起 １０……側壁内端、１４……蓋体 １８……爪片、１９……第２の係合突起 ２０……傾斜面
Claims (1)
- 【請求項１】化粧料を収納する容器本体に対し蓋体を開
閉自在に枢着し、該容器本体の前端縁部にプッシュピー
スを前後方向に摺動自在に配設するとともに該プッシュ
ピースに第１の係合突起を設け、該蓋体の前端縁には爪
片を垂設するとともに該爪片に第２の係合突起を設け、
該第１の係合突起と該第２の係合突起が前後方向から係
止することによって蓋体が止錠されるコンパクト容器に
おいて、 該容器本体の前端縁部に、これに一体的に形成した前後
方向に延びる一対の側壁で画成させて、該プッシュピー
スを配設するための凹状切欠部を形成し、 該プッシュピースは、その内方に該爪片が進入可能な溝
を区画形成する断面Ｕ字形状に形成すると共に、その該
側壁後方部両側には弾性翼片を一体的に設け、 該弾性翼片を、その両端部を該容器本体の底面から一体
的に立設した突片に摺動自在に当接させ且つその基部を
該容器本体の該側壁内端に当接させて位置決め配置し、
該弾性翼片で該プッシュピースを常時前方に付勢させる
と共に、 該蓋体の開作動時該爪片を上方へ押し上げるべく、該蓋
体の止錠位置において断面Ｕ字形状の該プッシュピース
の内側とその内部に位置される該爪片との互いに相対向
する面の何れか一方に、内方に向けて下降する傾斜面を
形成してなる ことを特徴とするコンパクト容器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987021372U JPH0632002Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | コンパクト容器 |
| GB8709641A GB2202513B (en) | 1987-02-18 | 1987-04-23 | Vanity case |
| FR8706072A FR2610802B1 (fr) | 1987-02-18 | 1987-04-29 | Boite a fard |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987021372U JPH0632002Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63129508U JPS63129508U (ja) | 1988-08-24 |
| JPH0632002Y2 true JPH0632002Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=12053263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987021372U Expired - Lifetime JPH0632002Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 | コンパクト容器 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632002Y2 (ja) |
| FR (1) | FR2610802B1 (ja) |
| GB (1) | GB2202513B (ja) |
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| DE3910109C1 (en) * | 1989-03-29 | 1990-10-18 | Rotring-Werke Riepe Kg, 2000 Hamburg, De | Closure device for a box-shaped container |
| FR2655248B1 (fr) * | 1989-12-01 | 1993-06-04 | Oreal | Boitier notamment pour produits de maquillage, comportant un dispositif de fermeture manóoeuvrable de l'exterieure a l'aide d'un poussoir. |
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| FR2755353B1 (fr) * | 1996-11-05 | 1998-12-11 | Lir France Sa | Boitier a poussoir de deverouillage et preouverture |
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Family Cites Families (9)
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|---|---|---|---|---|
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| DE8605194U1 (de) * | 1986-02-26 | 1986-04-10 | Gafona Package Design Gmbh, 8000 Muenchen | Kosmetikdosenverschluß mit elastischem Spreizarm zur Riegelrückstellung |
| DE8605195U1 (de) * | 1986-02-26 | 1986-04-10 | Gafona Package Design Gmbh, 8000 Muenchen | Kosmetikdosenverschluß mit Schwcnkarmhalterung des Riegels |
| JPS62182244U (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-19 |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP1987021372U patent/JPH0632002Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1987-04-23 GB GB8709641A patent/GB2202513B/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-04-29 FR FR8706072A patent/FR2610802B1/fr not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB8709641D0 (en) | 1987-05-28 |
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| JPS63129508U (ja) | 1988-08-24 |
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| GB2202513A (en) | 1988-09-28 |
| FR2610802B1 (fr) | 1994-11-04 |
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