JP5496611B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ウイング部を有するフックピースを容器本体の周壁に組み込む構造を前提として、化粧料収納皿などの隠蔽部材を必要とすることなく、従って部品点数・組立工数の増加やコストアップを招くことなく、容器の美観を保つことが可能なコンパクト容器に関する。
容器本体を開閉する蓋体に係脱自在に係合するフックピースにウイング部を形成したコンパクト容器として、特許文献1が知られている。
特許文献1では、容器本体を外蓋で開閉し、容器本体内に化粧料収納皿を設け、化粧料収納皿を気密保持機構を介して中蓋で密閉する。外蓋を容器本体側に係脱する外蓋フックと、中蓋を化粧料収納皿側に係脱する中蓋フックとを設ける。容器本体に移動自在にスライド式のプッシュピースを取り付け、プッシュピースに、外蓋フックの閉止を解除する閉止解除部と、操作力の付加によりプッシュピースを押し込む操作部と、プッシュピースの押し込みにより、外蓋フックの閉止解除とともに気密保持機構の気密状態を解除する解除部と、プッシュピースを復帰方向に付勢するばね部材とを設けるようにしている。
特開2000−217630号公報
特許文献1では、プッシュピースのばね部材を、容器本体の周壁に形成した縦溝部に収納するようにしている。縦溝部は、当該周壁を上面から凹ませて形成されていて、縦溝部やその内部に収納したばね部材が露出することとなり、化粧料容器としての美観が損なわれてしまう。縦溝部等を隠蔽して美観を確保するためには、化粧料収納皿を別途用意して、容器本体に組み込む必要があった。しかし、化粧料収納皿を用意し、組み付けることは、組立作業や部品点数が増加する不具合があった。また、金型の製作コストや化粧料収納皿の製造コストも嵩むという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、ウイング部を有するフックピースを容器本体の周壁に組み込む構造を前提として、化粧料収納皿などの隠蔽部材を必要とすることなく、従って部品点数・組立工数の増加やコストアップを招くことなく、容器の美観を保つことが可能なコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明にかかるコンパクト容器は、収納空間を取り囲む周壁を有する容器本体と、上記周壁の前壁部を表面側から裏面側へ向かって貫通して、上記収納空間と上記容器本体外方とを連通させる連通部と、上記周壁の後壁部に回動自在に連結され、上記容器本体を開閉するための蓋体と、上記連通部にその貫通方向へ移動自在に設けられ、上記蓋体に係脱自在に係合して該蓋体の閉止状態を維持するとともに、上記容器本体外方から押圧操作されて該蓋体から離脱されるフックピースと、上記フックピースの左右両側に突出形成され、押圧操作される該フックピースの位置を復原するために弾性変形されるウイング部と、上記連通部の左右両側位置に、上記周壁の上記前壁部裏面を窪ませることにより、当該前壁部上部に庇部を形成しつつ当該庇部下に隠蔽して形成され、上記ウイング部を収納するための凹み部と、上記周壁の上記前壁部裏面に当該裏面に沿って上記凹み部へ迫り出して形成され、上記容器本体後方から上記連通部へ上記フックピースを挿入する際に該凹み部へ向かって差し入れられ、かつ弾性変形される上記ウイング部を該前壁部に保持する迫り出し突起とを備え、前記容器本体は底壁を有し、該底壁には、前記迫り出し突起位置に対応させて嵌合孔部が形成され、前記ウイング部には、上記嵌合孔部に嵌合する嵌合突起が形成されたことを特徴とする。
本発明にかかるコンパクト容器にあっては、ウイング部を有するフックピースを容器本体の周壁に組み込む構造を前提として、化粧料収納皿などの隠蔽部材を必要とすることなく、従って部品点数・組立工数の増加やコストアップを招くことなく、容器の美観を保つことができる。
本発明に係るコンパクト容器の第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1のコンパクト容器の蓋体を開いた状態を示す平面図である。 図1のコンパクト容器の蓋体を閉じた状態を示す側断面図である。 図1のコンパクト容器に適用されるウイング部を有するフックピースの組付過程を説明する説明図である。 図1のコンパクト容器で、フックピースの押圧操作による蓋体の開放を示す要部拡大側断面図である。 図5中、A−A線矢視断面図である。 本発明に係るコンパクト容器の第1実施形態の変形例を示す分解斜視図である。 本発明に係るコンパクト容器の第1実施形態の他の変形例を示す分解斜視図である。 本発明に係るコンパクト容器の第2実施形態を示す分解斜視図である。 図9のコンパクト容器の前壁部を収納空間側から見た正面断面図である。 図9のコンパクト容器に適用されるウイング部を有するフックピースの背面図である。 図11に示したウイング部を有するフックピースの容器本体への組付過程を説明する説明図である。
以下に、本発明に係るコンパクト容器の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜図6には、本発明に係るコンパクト容器の第1実施形態が示されている。本実施形態に係るコンパクト容器1は主に、容器本体2と、容器本体2を開閉する蓋体3と、蓋体3を開閉操作するためのフックピース4とから構成される。
容器本体2は、合成樹脂製であって、底壁5と、底壁5の周縁に当該底壁5から立ち上げて、平面外形輪郭が四角形状に形成された周壁6とを備える。容器本体2の平面外形輪郭は、四角形状に限らず、多角形状であっても、円形であってもよい。容器本体2内方には、周壁6で取り囲んで、化粧料などの収納空間Sが形成される。
容器本体2の周壁6のうち、前方に面する前壁部6aには、容器本体2の前後方向に沿うその表面F側から裏面R側へ向かって貫通して、収納空間Sと容器本体2外方とを連通する連通部7が形成される。連通部7は図示例にあっては、底壁5上面と面一であって、上方が開放された溝状に形成されている。連通部7は、溝状に限らず、貫通穴であってもよい。これにより、前壁部6aには、連通部7に左右から面する一対の端面Eが形成される。
蓋体3は、合成樹脂製であって、裏面には、鏡8が取り付けられている。蓋体3の後端3aが、容器本体2の周壁6のうち、後方に面する後壁部6bに、ヒンジ9を介して連結され、これにより、蓋体3は容器本体2に回動自在に取り付けられる。蓋体3は、前方へ向かって回動されることで、収納空間Sを覆いつつ容器本体2を閉じ、後方へ向かって回動されることで、容器本体2を開いて収納空間Sを露出させる。
容器本体2の連通部7には、合成樹脂製のフックピース4が設けられる。フックピース4は、容器本体2の左右方向に沿って、連通部7の幅寸法に納まるブロック状もしくは中空箱体状に形成される。
フックピース4は、連通部7にその貫通方向、すなわち前壁部6aの表面F側から裏面R側へ往復スライド移動自在に設けられる。フックピース4は容器本体2外方から押圧操作されると、容器本体2後方へ向かって移動し、押圧操作力Pが解除されると、後述するウイング部10により元に位置に復原するように、容器本体2前方へ向かって移動される。
フックピース4の上面には、蓋体3の前端3bに垂下形成したフック片11と係脱自在に係合する係止突起12が突設される。係止突起12は、ウイング部10によってフックピース4が元の位置に復原しているとき、フック片11が係合することで、蓋体3の閉止状態を維持する。フックピース4が押圧操作されて移動すると、これに伴って係止突起12も移動し、フック片11から離脱される。係止突起12がフック片11から離脱すると、蓋体3の開放操作が可能となる。
フックピース4には、容器本体2の左右方向に沿って、これより左右両側へ突出させて、弾性変形可能な一対のウイング部10が一体形成される。これらウイング部10は、連通部7にフックピース4を配置したときに、前壁部6aの裏面R側に位置するように、フックピース4の前後方向後端部に形成される。
ウイング部10は後述するように、押圧操作により容器本体2後方へ向かって移動するフックピース4を、容器本体2前方へ向かって付勢して、当該フックピース4を元の位置に復原する。
容器本体2の周壁6の前壁部裏面Rには、前壁部6a上部を残して、ウイング部10を収納するための一対の凹み部13が形成される。これら凹み部13はそれぞれ、連通部7を中央として、連通部7の左右両側に位置する各端面Eから、容器本体2の右方及び左方へ溝状に窪ませて形成される。
凹み部13は、前壁部6a上部を残して当該前壁部裏面Rを窪ませることで形成されていて、これにより前壁部6a上部には庇部18が形成される。庇部18は、その直下の凹み部13及びこれに収納されるウイング部10が容器本体2上方から見えないように隠蔽する。
周壁6の前壁部裏面Rには、凹み部13を一部分覆うように、当該凹み部13へ迫り出して、迫り出し突起14が形成される。迫り出し突起14は、連通部7を中央として、右側及び左側の各凹み部13それぞれの右側端部及び左側端部を塞ぎ、連通部7側を開放するように、容器本体2の左右方向に形成される。
迫り出し突起14は、周壁6の厚さ寸法に納まるように、換言すれば、当該周壁6から容器本体2内方の収納空間Sへ突出することがないように、当該迫り出し突起14の収納空間側表面(前壁部裏面Rに相当)が、前壁部裏面Rに沿って、すなわち前壁部裏面Rと面一(庇部18と面一)で形成される。
迫り出し突起14は、容器本体2の後方、すなわち収納空間S側から連通部7へフックピース4を挿入する際に、凹み部13へ向かって差し入れられ収納されたウイング部10を前壁部6aに保持する。具体的には図4に示すように、左右いずれか一方のウイング部10が先行して、一方の迫り出し突起14を避けつつ一方の凹み部13に差し入れられ、その後、他方のウイング部10が、他方の迫り出し突起14に対し弾性変形しつつこれを乗り越えて、他方の凹み部13に差し入れられる。
左右の凹み部13間に亘る寸法L1と、迫り出し突起14間の寸法L2と、左右のウイング部10間に亘る寸法L3とはおおよそ、L1>L3>L2の関係を満たすように設定される。
また迫り出し突起14は、ウイング部10を前壁部6aに保持し、フックピース4の押圧操作でウイング部10に弾性変形を生じさせ、ウイング部10の反発作用でフックピース4の位置を復原する。フックピース4の復原位置は好ましくは、フックピース4と前壁部表面Fとが面一となるように設定される。もちろん、フックピース4が前壁部表面Fから若干突出したり、後退していてもよい。
次に、本実施形態に係るコンパクト容器1の作用について説明する。容器本体2の前壁部6aに形成される庇部18や凹み部13、迫り出し突起14周辺は、射出成形金型において、連通部7を中心として、容器本体2の左右方向に抜き取られる抜き型によって、容器本体2に一体形成される。
フックピース4を容器本体2に組み付けるに際しては、まず図4(A)に示すように、容器本体2後方から、フックピース4を連通部7に臨ませつつ、当該フックピース4を容器本体2の左右方向に対して傾け、いずれか一方のウイング部10の先端側を、一方の迫り出し突起14を避けて、庇部18下の一方の凹み部13内へ深く差し入れる。
次に、図4(B)に示すように、他方のウイング部10の先端側を、他方の迫り出し突起14に押し付け、この押し付け力でウイング部10を弾性変形させつつ迫り出し突起14を乗り越えさせる。
ウイング部10の先端側が迫り出し突起14を乗り越えることで、図4(c)に示すように、左右一対のウイング部10がともに前壁部6aに保持されると共に、フックピース4が連通部7に納まる。
コンパクト容器1を使用する際には、図5及び図6に示すように、フックピース4を容器本体2後方へ押圧操作すると、ウイング部10の弾性変形を伴って、係止突起12がフック片11から離脱し、その後、ヒンジ9周りに蓋体3を後方へ回動させると、収納空間Sが露出される。押圧操作力Pを解除すると、ウイング部10の反発作用により、フックピース4は元の位置に復原する。
容器本体2を閉じるときには、蓋体3を前方へ回動すると、フック片11は、係止突起12に当接し、ウイング部10を弾性変形させつつフックピース4を容器本体2後方へ僅かに移動させることとなり、これによりフック片11が係止突起12を乗り越えて両者が係合すると共に蓋体3が閉じられ、その閉止状態が維持される。
以上説明した本実施形態に係るコンパクト容器1にあっては、連通部7の左右両側位置に、周壁6の前壁部裏面Rを窪ませることにより、当該前壁部6a上部に庇部18を形成しつつ当該庇部18下に隠蔽して形成され、ウイング部10を収納するための凹み部13と、周壁6の前壁部裏面Rに当該裏面Rに沿って凹み部13へ迫り出して形成され、容器本体2後方から連通部7へフックピース4を挿入する際に凹み部13へ向かって差し入れられ、かつ弾性変形されるウイング部10を前壁部6aに保持する迫り出し突起14とを備えるようにしたので、背景技術のように化粧料収納皿などの隠蔽部材を必要とすることなく、従って部品点数・組立工数の増加やコストアップを招くことなく、コンパクト容器1の美観を保つことができる。
そして、容器本体2や蓋体3、フックピース4など数少ない部品点数で構成されるコンパクト容器1において、大型な化粧料収納皿や、少なくとも隠蔽用部品を不要として、部品点数が増加しないようにできることは、生産性の向上に大きく寄与できるものであり、また省資源・エコロジーにも資することができる。
また、容器本体2の周壁6の前壁部6aの裏面Rに、フックピース4に形成したウイング部10を収納しかつ保持する凹み部13及び迫り出し突起14を形成していて、フックピース4と共にウイング部10を、容器本体2後方から差し入れる形態で組み付けることができると共に、前壁部6aに納めて取り付けることができ、さらにウイング部10の弾性変形作用を確保しつつ当該ウイング部10が脱落しないように適切に前壁部6aに保持することができて、容器本体2内に生じるデッドスペースを狭めて、収納空間Sを広く確保することができる。
図7及び図8には、コンパクト容器1の形態を変更した上記実施形態の変形例が示されている。図7は、容器本体2の前後方向に2つの収納空間S1,S2を並べて形成し、前方の収納空間S1に上記実施形態の構造を適用したものである。
図8は、容器本体2の左右方向に、前後方向仕切り壁15を介して、2つの収納空間S1,S2を並べて形成し、これら2つの収納空間S1,S2を跨ぐ位置に、上記実施形態の構造を適用したものである。仕切り壁15には、フックピース4の差し入れによる組立操作を確保する切欠部15aが形成されている。これら変形例にあっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
図9〜図12には、本発明に係るコンパクト容器の第2実施形態が示されている。上記第1実施形態と同一の構成については、その説明を省略する。第2実施形態では、庇部18下の凹み部13を一部分覆う迫り出し突起14は、右側及び左側の各凹み部13それぞれの右側端部及び左側端部位置において、容器本体2の底壁5に向かって下方に、凹み部13へ迫り出して形成される。迫り出し突起14と底壁5との間には、差し込み隙間Cが形成される。
第2実施形態にあっても、迫り出し突起14は、周壁6の厚さ寸法に納まるように、換言すれば、当該周壁6から容器本体2内方の収納空間Sへ突出することがないように、当該迫り出し突起14の収納空間側表面(前壁部裏面Rに相当)が、前壁部裏面Rに沿って、すなわち前壁部裏面Rと面一(庇部18と面一)で形成される。迫り出し突起14の収納空間側表面の下端縁には、凹み部13へ向かって傾斜する第1傾斜面14aが形成される。
また、底壁5には、迫り出し突起14の位置に合わせて、底壁5を貫通する嵌合孔部16が形成される。嵌合孔部16も、射出成形金型における抜き型によって形成される。
他方、フックピース4に一体形成される一対のウイング部10の先端にはそれぞれ、下方へ突出させて、嵌合孔部16に嵌合する嵌合突起17が形成される。また、ウイング部10には、組立時に第1傾斜面14aと向かい合う上端縁に、当該第1傾斜面14aと摺接する第2傾斜面10aが形成される。
第2実施形態の迫り出し突起14も、容器本体2の後方、すなわち収納空間S側から連通部7へフックピース4を挿入する際に、庇部18下の凹み部13へ向かって差し入れられ収納されたウイング部10を前壁部6aに保持する。また迫り出し突起14は、第1実施形態と同様に、ウイング部10を前壁部6aに保持し、フックピース4の押圧操作でウイング部10に弾性変形を生じさせ、ウイング部10の反発作用でフックピース4の位置を復原する。
第2実施形態に係るコンパクト容器1の作用について説明すると、フックピース4を容器本体2に組み付けるに際しては、まず図12(A)に示すように、容器本体2後方から、フックピース4を連通部7に臨ませつつ、当該フックピース4を容器本体2の上下方向に対して傾け、迫り出し突起14を避けながら、差し込み隙間Cを介して、ウイング部10の嵌合突起17を嵌合孔部16に差し入れる。
次に、各ウイング部10を各迫り出し突起14に押し付け、その弾性変形作用を利用しつつ、第1傾斜面14aに対し第2傾斜面10aを摺動させて、ウイング部10を迫り出し突起14下に潜らせる。
迫り出し突起14を潜ったウイング部10は図12(B)に示すように、庇部18下の凹み部13に収納されることとなる。これにより、各ウイング部10はともに、嵌合突起17が嵌合孔部16に嵌合した状態で、迫り出し突起14により前壁部6aに保持され、またフックピース4が連通部7に納まる。
コンパクト容器1の開閉操作におけるフックピース4及びウイング部10の作用は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態にあっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。さらに第2実施形態では、フックピース4を容器本体2の上下方向に対して傾けるようにして差し入れることから、ウイング部10を容器本体2の左右方向に対して傾ける第1実施形態の場合よりも、狭い組み付けスペースで、フックピース4を容器本体2に組み付けることができ、デッドスペースをより狭めることができる。
また、第2実施形態の迫り出し突起14及び嵌合孔部16による構成は、第1実施形態の構造に比べて、成型金型の構造を単純化でき、製作コスト、ひいてはコンパクト容器1の生産コストを低減することができる。
また、ウイング部10は、迫り出し突起14だけでなく、嵌合孔部16と嵌合突起17による嵌合作用で容器本体2に保持されるので、ウイング部10をさらに適切に前壁部6aに保持することができる。
上記実施形態にあっては、平面外形輪郭が四角形状の容器本体2を例示して説明したが、容器本体2は円形であってもよく、この場合には、ウイング部10は弧状に形成すればよい。
1 コンパクト容器
2 容器本体
3 蓋体
4 フックピース
5 底壁
6 周壁
6a 前壁部
6b 後壁部
7 連通部
10 ウイング部
13 凹み部
14 迫り出し突起
16 嵌合孔部
17 嵌合突起
18 庇部
F 前壁部表面
R 前壁部裏面
S 収納空間

Claims (1)

  1. 収納空間を取り囲む周壁を有する容器本体と、
    上記周壁の前壁部を表面側から裏面側へ向かって貫通して、上記収納空間と上記容器本体外方とを連通させる連通部と、
    上記周壁の後壁部に回動自在に連結され、上記容器本体を開閉するための蓋体と、
    上記連通部にその貫通方向へ移動自在に設けられ、上記蓋体に係脱自在に係合して該蓋体の閉止状態を維持するとともに、上記容器本体外方から押圧操作されて該蓋体から離脱されるフックピースと、
    上記フックピースの左右両側に突出形成され、押圧操作される該フックピースの位置を復原するために弾性変形されるウイング部と、
    上記連通部の左右両側位置に、上記周壁の上記前壁部裏面を窪ませることにより、当該前壁部上部に庇部を形成しつつ当該庇部下に隠蔽して形成され、上記ウイング部を収納するための凹み部と、
    上記周壁の上記前壁部裏面に当該裏面に沿って上記凹み部へ迫り出して形成され、上記容器本体後方から上記連通部へ上記フックピースを挿入する際に該凹み部へ向かって差し入れられ、かつ弾性変形される上記ウイング部を該前壁部に保持する迫り出し突起とを備え、
    前記容器本体は底壁を有し、該底壁には、前記迫り出し突起位置に対応させて嵌合孔部が形成され、前記ウイング部には、上記嵌合孔部に嵌合する嵌合突起が形成されたことを特徴とするコンパクト容器。
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