JP5179800B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクト等の化粧料容器に関するものである。
従来から、コンパクト等の化粧料容器には、容器本体と、それ自体の後端部が上記容器本体の後端部に回動自在に連結される蓋体と、上記容器本体の前端部に進退自在に固定されるフックピースとを備え、開蓋時にフックピースを前側に押圧し、この押圧により、容器本体の前端部と蓋体の前端部との係合を解除して開蓋するようにしたものが多く出回っている。
このような化粧料容器として、例えば、図13に示すようなコンパクト容器が提案されている。このコンパクト容器は、先端部に凹所31aが形成された本体31と、この本体31に装着される中枠32と、上記本体31の後端部に回動自在に蝶着される蓋体33と、上記凹所31aに前後移動可能に装着される押し釦34とを備えている。この押し釦34は、図14に示すように、面板35と、この面板35の前方に垂下する前壁36と、上記面板35の両側方に垂下する両側壁37とを有し、上記面板35の裏面に、係合穴39を構成する枠部38が形成されている。また、上記枠部38の両側壁38aの外側下部から幅広のバネ板部40が突設されている。そして、閉蓋時には、押し釦34の両バネ板部40の先端部が本体31に弾接した状態で、蓋体33の係合片33aと、上記係合穴39に形成された外向きフック39aとが着脱自在に係合している(図13参照)。一方、開蓋時に押し釦34の前壁36を両バネ板部40のバネ圧に抗して押圧すると、両バネ板部40が撓んで上記係合が外れるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−248014号公報
しかしながら、上記の化粧料容器では、押し釦34の両バネ板部40が幅広に形成されているため、押し釦34の前壁36の中央部を押圧しても、この押圧力が両バネ板部40に均等に伝わりにくく、安定して押圧することができない。しかも、押し釦34の両バネ板部40が枠部38の両側壁38aの外側下部から突設されているため、押し釦34の前壁36の中央部を押圧しても、この押圧力の半分程度は、押し釦34の前壁36の(両バネ板部40で支受されていない)上部に作用することから、押し釦34の前壁36の全体をスムーズに押圧することができない。しかも、押し釦34を2本のバネ板部40で支受しているため、上記押圧力を2本のバネ板部40に受け止めなければならず、両バネ板部40に大きな押圧力が作用して早期に破損等しやすい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、操作片を安定してスムーズに押圧することができ、しかも、長期にわたって破損等することのない化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、容器本体と、この容器本体の前端部に手前側に弾圧付勢された状態で進退自在に設けられる操作片と、それ自体の前端部が上記操作片に係合され上記容器本体の後端部にヒンジ連結される蓋体とを備えた化粧料容器であって、上記操作片の左右両側面の上下両端部からそれらの間にスペースを設けた状態で突設される幅狭の4個の線状弾性体が設けられており、上記4個の線状弾性体は、それぞれ、左右方向に真っ直ぐに延びる根元部と、これら各根元部の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部と、これら各傾斜部の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部とからなり、これら各後端部の後面が上記容器本体の前端部に当接された状態で進退自在に固定され上記操作片の奥側への移動時に奥側に撓んで上記係合を解除し開蓋可能にするよう設定されている化粧料容器を第1の要旨とし、容器本体と、それ自体の前端部が上記容器本体の前端部に係合され上記容器本体の後端部にヒンジ連結される蓋体と、上記容器本体の前端部に手前側に弾圧付勢された状態で進退自在に設けられ奥側への移動時に上記蓋体を押し上げて上記係合を解除し開蓋する操作片とを備えた化粧料容器であって、上記操作片、その左右両側面の上下両端部からそれらの間にスペースを設けた状態で突設される幅狭の4個の線状弾性体が設けられており、上記4個の線状弾性体は、それぞれ、左右方向に真っ直ぐに延びる根元部と、これら各根元部の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部と、これら各傾斜部の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部とからなり、これら各後端部の後面を容器本体の前面に当接させ、操作片自体を容器本体の手前側に弾圧付勢するよう設定されている化粧料容器を第2の要旨とする。
すなわち、本発明の第1の化粧料容器では、操作片の左右両側面の上下両端部からそれぞれ幅狭の4個の線状弾性体が突設されているため、操作片の中央部を押圧すると、この押圧力が幅狭の4個の線状弾性体に均等に伝わり、安定して操作片を押圧することができる。しかも、操作片の左右両側面の上下両端部にはそれらの間にスペースを設けた状態で突設される幅狭の4個の線状弾性体が設けられており、上記4個の線状弾性体は、それぞれ、左右方向に真っ直ぐに延びる根元部と、これら各根元部の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部と、これら各傾斜部の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部とからなっているため、操作片の中央部を押圧すると、この押圧力が操作片の下部の左右両側および上部の左右両側に作用し、上記押圧力が各線状弾性体に安定して伝わりやすく、スムーズに操作片を押圧することができる。しかも、操作片の左右両側面の上下両端部をそれぞれ4個の線状弾性体で支受しているため、操作片を押圧した際に、各線状弾性体に作用する押圧力が小さくなり、長期にわたって操作片が破損等しにくくなり、耐久性が向上する。一方、本発明の第2の化粧料容器においても、本発明の第1の化粧料容器と同様の作用・効果を奏する。
また、本発明の第1および第2の化粧料容器において、上記操作片の左右両側面から突設される上下一対の線状弾性体の先端同士が線状連結体で連結され、この線状連結体が上記両先端とともに上記容器本体の前端部に当接している場合には、操作片を押圧した際に、この押圧力を左右の線状連結体でも支受することができ、操作片の耐久性がさらに向上する。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は本発明の第1の化粧料容器の一実施の形態の要部を示している。図において、1は内部に中枠2が装着されこの中枠2内に化粧皿3が収容された容器本体で、4はそれ自体の後端部が上記容器本体部1の後端部に連結ピン(図示せず)を介して回動自在に連結された蓋体で、5は上記容器本体1の前端部に形成された凹部1aに進退自在に固定されたフックピース(操作片)で、6は上記蓋体2の裏面に接着,固定された鏡である。図において、3aは上記化粧皿3に充填された化粧料である。
上記フックピース5は、図2〜図6に示すように、後面が開口する略長方形状箱形の本体部11(前板部12と、この前板部12の上下両端部から後方に延びる上板部13,下板部14と、上記前板部12の左右両端部から後方に延びる左板部15,右板部16とからなっている)を備えており、その左右両板部15,16の後端縁の上下両端部からそれぞれ、幅狭に(左右方向の長さが5〜7mm程度に)形成された4本のばね材(線状弾性体)17a,17bが突設されている。
これら各ばね材17a,17bはそれぞれ、上記左右両板部15,16の後端縁の上下両端部から左右方向に真っ直ぐに延びる根元部18と、これら各根元部18の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部19と、これら各傾斜部19の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部20とからなっており、これら各後端部20の後面が、上記容器本体1の支受板24の前面に当接している(図1および図7参照)。また、上記左板部15から突設された上下一対のばね材17a,17bの後端部20同士、および上記右板部16から突設された上下一対のばね材17a,17bの後端部20同士がそれぞれ連結材(線状連結体)21で連結されており、これら両連結材21の後面も、上記支受板24の前面に当接している(図1参照)。このようなばね材17a,17bは、上側のばね材17aの厚みが下側のばね材17bよりやや厚く形成されている。また、各ばね材17a,17bの上下方向の厚みは1〜2mm程度に設定され、前後方向の厚みは0.8〜1.5mm程度に設定されている。
また、上記上板部13の上面から係合片22が、上記容器本体1の上面から突出する状態で、突設されており、この係合片22の前面上部に、上記蓋体4の前端部から垂下する係合爪4a(図1参照)に着脱自在に係合する係合凸部22aが突設されている。この係合は、閉蓋状態にある蓋体4が上方に回動するのを阻止するものであるが、上記係合状態において、上記係合片22,係合凸部22aは前後方向に移動自在であり、上記フックピース5を前進させると、これに伴い係合片22,係合凸部22aが前進して上記係合が外れ、上記蓋体4が開蓋可能な状態になる。
また、上記左右両板部15,16の外面には、その後端から前方に延びるようにして、左右一対の溝15a,16aが形成されており、上記容器本体1の凹部1aの左右両側面に相対向状に突設された係合凸部1bに前後方向にスライド自在に係合している(図7および図8参照)。
上記容器本体1には、図9に示すように、その上面に凹部23が形成されており、その前側壁に、上記フックピース5を進退自在を固定する凹部1aが切欠き形成されているとともに、上記凹部23の底壁から、上記凹部1aに相対向するようにして、上記凹部1aの横幅より長い支受板24が立設されている。なお、図9では、上記凹部1aの左右一対の係合凸部1bは、図示せず。
また、上記容器本体1は、その後側壁の中央部〔この中央部は、上記容器本体1と蓋体4との回動連結部(すなわち、連結ピン)より前側に形成されている〕が切欠き形成されており、この切欠き部に、ゴム等からなる弾性部材25が固定されている。この弾性部材25は、閉蓋状態では、その上面が上記蓋体4の後端部中央の凸部(図示せず)に、上記弾性部材25の弾圧力に抗して押圧状に当接しており、これにより、上記蓋体4の係合爪4aとフックピース5の係合凸部22aとの係合が外れて上記蓋体4が開蓋可能な状態になると、上記弾性部材25の弾圧付勢力で上記蓋体4の凸部が押し上げられて蓋体4が後方に回動する。
上記構成において、開蓋する場合には、フックピース5の前板部12を、そのばね材17a,17bの弾圧付勢力に抗して前側に押すことを行う(図10および図11参照)。これにより、係合片22が前進して上記係合が外れ、蓋体4が開蓋可能な状態になり、これに伴い弾性部材25の弾圧付勢力で蓋体4が後方に回動して少し開蓋する。そののち、手指で蓋体4を後方に大きく回動させると、大きく開蓋する。
上記のように、この実施の形態では、フックピース5の左右両板部15,16の後端縁の上下両端部からそれぞれ、幅狭に形成された4本のばね材17a,17bが突設されているため、フックピース5の前板部12を押圧すると、この押圧力が上記各ばね材17a,17bに均等に伝わりやすく、フックピース5を安定してスムーズに押圧することができる。しかも、フックピース5の左右両側面の上下両端部をそれぞれ4本のばね材17a,17bで支受しているため、フックピース5を押圧した際に、各ばね材17a,17bに作用する押圧力が小さくなり、長期にわたって操作片が破損等しにくくなり、耐久性が向上する。さらに、上記各ばね材17a,17bの後端部20の後面だけでなく、両連結材21の後面をも上記支受板24の前面に当接させているため、フックピース5を押圧した際に、この押圧力を上記後端部20,両連結材21で支受することができ、さらに耐久性が向上する。
図12は本発明の第2の化粧料容器の一実施の形態の要部を示している。この実施の形態では、上記容器本体1の前壁26に形成した凹部26aの奥面に係合凸部27が突設されており、この係合凸部27に、上記蓋体4の前端部から突設された係合爪4bが着脱自在に係合している。また、上記容器本体1に中枠2を装着していない。一方、上記フックピース5の上板部13に、上記係合爪4bが昇降可能な窓13aが穿設されており、この窓13aの上面開口部の前側面13bが、上記係合爪4bの(傾斜状の)下面に当接している。そして、上記フックピース5を前進させることで、上記窓13aの上面開口部の前側面13bで係合爪4bの下面を押し上げ、上記係合を外すようにしている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
なお、図12に示す実施の形態では、上記蓋体4の係合爪4bの下面を傾斜面に形成しているが、これに限定するものではなく、上記フックピース5に、上記蓋体4の係合爪4bの下面に当接する傾斜面を形成し、上記フックピース5を前進させることで、このフックピース5に設けた傾斜面で係合爪4bを押し上げ、上記係合凸部27と係合爪4bとの係合を外すようにしてもよい。
なお、図1〜図11に示す実施の形態では、上記フックピース5を容器本体1に設けた支受板24で支受しているが、容器本体1に取り付けた中枠2で支受してもよい。
本発明の第1の化粧料容器の一実施の形態の要部を示す断面図である。 フックピースの断面図である。 上記フックピースの平面図である。 上記フックピースの正面図である。 上記フックピースの背面図である。 上記フックピースの底面図である。 上記フックピースの取付状態を示す平面図である。 上記フックピースの取付状態を示す正面図である。 容器本体の平面図である。 上記フックピースの作用を示す断面図である。 上記フックピースの作用を示す平面図である。 本発明の第2の化粧料容器の一実施の形態の要部を示す断面図である。 従来例を示す要部の断面図である。 フックピースの斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
4 蓋体
5 フックピース
17a,17b はね材

Claims (3)

  1. 容器本体と、この容器本体の前端部に手前側に弾圧付勢された状態で進退自在に設けられる操作片と、それ自体の前端部が上記操作片に係合され上記容器本体の後端部にヒンジ連結される蓋体とを備えた化粧料容器であって、上記操作片の左右両側面の上下両端部からそれらの間にスペースを設けた状態で突設される幅狭の4個の線状弾性体が設けられており、上記4個の線状弾性体は、それぞれ、左右方向に真っ直ぐに延びる根元部と、これら各根元部の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部と、これら各傾斜部の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部とからなり、これら各後端部の後面が上記容器本体の前端部に当接された状態で進退自在に固定され上記操作片の奥側への移動時に奥側に撓んで上記係合を解除し開蓋可能にするよう設定されていることを特徴とする化粧料容器。
  2. 容器本体と、それ自体の前端部が上記容器本体の前端部に係合され上記容器本体の後端部にヒンジ連結される蓋体と、上記容器本体の前端部に手前側に弾圧付勢された状態で進退自在に設けられ奥側への移動時に上記蓋体を押し上げて上記係合を解除し開蓋する操作片とを備えた化粧料容器であって、上記操作片、その左右両側面の上下両端部からそれらの間にスペースを設けた状態で突設される幅狭の4個の線状弾性体が設けられており、上記4個の線状弾性体は、それぞれ、左右方向に真っ直ぐに延びる根元部と、これら各根元部の先端部から後方・外側に向かって傾斜状に延びる傾斜部と、これら各傾斜部の後端部から左右方向に真っ直ぐに延びる後端部とからなり、これら各後端部の後面を容器本体の前面に当接させ、操作片自体を容器本体の手前側に弾圧付勢するよう設定されていることを特徴とする化粧料容器。
  3. 上記操作片の左右両側面から突設される上下一対の線状弾性体の先端同士が線状連結体で連結され、この線状連結体が上記両先端とともに上記容器本体の前端部に当接している請求項1または2記載の化粧料容器。
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