JP4954597B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、押圧操作部分を構造上美麗に維持することが可能であるとともに、押圧操作性を改善することが可能なコンパクト容器に関する。
容器本体とこれを閉じる蓋体との係合状態を、容器本体の側部に設けたプッシュピースで解除するようにしたコンパクト容器として、特許文献1が知られている。この特許文献1では、蓋体が後部に回動自在に連結された容器本体の側部に設けたプッシュピースを押圧操作することで、容器本体内に設けた弾性部材を弾性変形させ、これにより容器本体の前部で蓋体の係合突起に係脱自在に係合している弾性部材の係合凸部を移動させて、当該係合凸部を係合突起から離脱させるようにした化粧料容器において、弾性部材に容器本体後方へ向かって弾性変形する習性を与えるために、弾性部材をプッシュピースに対して後方へ向けて連結し、弾性部材の係合凸部を容器本体前方へ向かって突出形成するとともに、蓋体の係合突起を、係合凸部に係合させるために、容器本体後方へ向かって突出形成している。
特開2005−130889号公報
ところで、背景技術にあっては、押圧操作するプッシュピースが容器本体の側部から露出されるため、コンパクト容器のデザインが制約されるとともに、プッシュピースとこれを露出させる容器本体側部との間の隙間に汚れが付着しやすく、この汚れがコンパクト容器の外観に現れて、美麗さが損なわれやすいという課題があった。また、容器本体側部は相当の長さ寸法を有するが、押圧操作部分は、この容器本体側部のうち、プッシュピース部分にのみ限定される。プッシュピースは容器本体に別部品として組み込まれるため、このプッシュピースを過度に大型化すると、操作安定性が懸念される。そのため、プッシュピースの大きさは比較的小さく設定されることとなって、このような小さなプッシュピースでは操作しづらく、コンパクト容器を持ち直すなどしなければならない場合があるという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、押圧操作部分を構造上美麗に維持することが可能であるとともに、押圧操作性を改善することが可能なコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明にかかるコンパクト容器は、底壁部の側縁に一連な側面外観を表す側壁部を有し、回動自在に連結された蓋体で開閉される容器本体と、上記底壁部に上記側壁部の長さ方向に沿って形成され、当該側壁部を上記容器本体内方へ押圧操作可能に弾性変形自在とするスリットと、上記容器本体に設けられ、上記側壁部に隠蔽されかつ当該側壁部が弾性変形されることで弾性復帰可能にスライド移動されるスライドピースと、上記スライドピースと上記蓋体との間に設けられ、該スライドピースのスライド移動に応じて当該スライドピースと該蓋体とを係脱自在に係合するフックとを備え、上記スライドピースには、上記容器本体内方に対して上記スリットを封止するための封止部が設けられることを特徴とする。
前記容器本体は一対の前記側壁部を有し、前記スリットが上記側壁部それぞれに対応させて一対形成されることを特徴とする。
前記容器本体には、前記スライドピースが貫通される孔部が形成された前壁部が設けられるとともに、前記蓋体には、上記前壁部を覆って、一連な前面外観を表す表面を有する垂下前壁部が設けられ、前記フックが、上記孔部から露出される上記スライドピースの露出部と上記垂下前壁部の裏面に形成された係止部とから構成されることを特徴とする。
前記容器本体と前記蓋体との間には、該蓋体を開放方向へ付勢する付勢部材が設けられることを特徴とする。
前記側壁部には、押圧操作位置を示すマークが設けられることを特徴とする。
本発明にかかるコンパクト容器にあっては、押圧操作部分を構造上美麗に維持することができるとともに、押圧操作性を改善することができる。
以下に、本発明にかかるコンパクト容器の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるコンパクト容器1は基本的には、図1〜図6に示すように、底壁部2aの側縁に一連な側面外観を表す側壁部2bを有し、回動自在に連結された蓋体3で開閉される容器本体2と、底壁部2aに側壁部2bの長さ方向に沿って形成され、当該側壁部2bを容器本体2内方へ押圧操作可能に弾性変形自在とするスリット4と、容器本体2に設けられ、側壁部2bに隠蔽されかつ当該側壁部2bが弾性変形されることで弾性復帰可能にスライド移動されるスライドピース5と、スライドピース5と蓋体3との間に設けられ、スライドピース5のスライド移動に応じて当該スライドピース5と蓋体3とを係脱自在に係合するフック6とを備えて構成される。容器本体2は、一対の側壁部2bを有し、スリット4が側壁部2bそれぞれに対応させて一対形成される。
容器本体2は、底壁部2aの前縁、左右側縁および後縁にそれぞれ、前壁部2c、左右側壁部2bおよび後壁部2dが形成されて、平面外形輪郭が矩形状に形成される。左右一対の側壁部2bは、その壁面に沿って一連に、コンパクト容器1の側面外観を表すとともに、前壁部2cも、その壁面に沿って一連に、コンパクト容器1の前面の外観を表す。容器本体2の内部には、これら左右側壁部2b等で取り囲んで、化粧料が充填されまた化粧具を収容する前後方向に2つの収納部7を有する中皿8を収納する凹所9が形成される。凹所9に面する前壁部2cおよび後壁部2dそれぞれには、中皿8に前後一組で形成された係合突起10が係脱自在に係合されて、当該中皿8を凹所9内に保持する係合凹部11が形成される。
蓋体3は、容器本体2の平面外形輪郭に一致する平面外形輪郭で形成され、鏡板12が取り付けられている。蓋体3の後端にはこれより垂下させてヒンジブロック13が形成されるとともに、容器本体2には、その後壁部2dの左右両端から後方へ突出させて一対のヒンジ片14が形成され、これらヒンジ片14間にヒンジブロック13を挿入し、ヒンジ片14に形成したピン穴15に、これらヒンジ片14からヒンジブロック13へわたって一対のヒンジピン16を挿通することで、容器本体2にこれを開閉する蓋体3が回動自在に連結される。蓋体3の前端中央には、これより垂下させて、フック片17が形成される。
容器本体2の底壁部2aには、左右一対の側壁部2bそれぞれに隣接させて、当該側壁部2bの長さ方向に沿って前後方向にスリット4が形成され、これら左右一対のスリット4により、各側壁部2bは、押圧操作によって容器本体2内方へ弾性変形可能に形成される。図示例にあっては、これらスリット4は、後壁部2dから側壁部2bの長さ寸法の半分程度の長さ寸法で形成されているが、その長さ寸法は適宜に設定することができ、側壁部2b全長にわたって形成してもよい。また、スリット4の配設位置も、後壁部2dに隣接させた図示例に限らず、前壁部2cに隣接配置したり、側壁部2b中央に配設しても良い。
中皿8は、上記係合突起10が設けられた皿本体8aと庇部8bとから構成される。皿本体8aは、側壁部2bの弾性変形を許容する空間Zを確保するために、左右方向寸法が凹所9の左右方向寸法よりも短く形成されるとともに、前後方向寸法が、凹所9の前後方向寸法にほぼ一致する矩形状の平面外形輪郭で形成される。皿本体8aの前端部中央には、後方へ向かって窪ませて窪み部8cが形成され、これにより中皿8と前壁部2cとの間に隙間Sが形成される。庇部8bは、皿本体8aの外周縁部上端から外方へ向かって張り出して形成され、容器本体2の前壁部2cや側壁部2b等へ達してそれらの上に重ね合わされて、隙間Sや空間Zを塞ぐように構成される。庇部8bの前端には、蓋体3のフック部17を隙間S内へ挿通させるための切り欠き部18が形成される。
凹所9内に収納される中皿8で覆われる容器本体2の底壁部2aにはこれを窪ませて、容器本体2の左右方向中央に前壁部2cから後方へ向かって形成された縦溝19aと、縦溝19aの後端から左右一対のスリット4にわたって形成された横溝19bとからなる、ほぼT字状の溝部19が形成される。この溝部19内には、薄板状のスライドピース5が設けられる。
スライドピース5は、縦溝19a内に配置され、当該縦溝19aに案内されて前後方向へスライド移動自在なスライド片5aと、スライド片5aの後端から左右方向に弾性変形自在に延出形成され、横溝19b内で弾性変形される弾性片5bと、弾性片5bの両端にそれぞれ形成され、横溝19b内に配置されて、当該横溝19bに案内されて左右方向へスライド移動自在なコ字状の一対のガイド片5cと、これらガイド片5cそれぞれに、側壁部2bの裏面に面して突出形成された押圧突起5dとが一体成形されて構成され、溝部19に装着されることで中皿8および側壁部2bに隠蔽されて配置される。
スライドピース5の弾性片5bは、後方へ向かって凸の弧状に形成され、ガイド片5cの移動方向を左右方向に規制する横溝19b内を当該ガイド片5cが容器本体2内方へスライド移動すると、スライド片5aの移動方向を前後方向に規制する縦溝19aによって、後方へ弾性変形し、これによりスライド片5aは、容器本体2後方へスライド移動され、また、弾性片5bが弾性復帰する際には、ガイド片5cが側壁部2b側へスライド移動されると同時に、スライド片5aは容器本体2前方へスライド移動される。
従って、側壁部2bを容器本体2内方へ押圧操作して弾性変形させると、押圧突起5dを介してガイド片5cが容器本体2内方へスライド移動してスライド片5aが容器本体2後方へスライド移動され、他方、側壁部2bの押圧操作を解除すると、弾性片5bが弾性復帰してスライド片5aが容器本体2前方へ、またガイド片5cが側壁部2b側へスライド移動し、押圧突起5dが側壁部2bの裏面に面して停止される。
スライドピース5のスライド片5a前端側には、前壁部2cと中皿8との間の隙間Sに位置させて、上方へ立ち上げて脚部20が形成され、この脚部20の上端には、容器本体2前方へ突出させて係合部20aが形成される。係合部20aは、隙間Sを利用して、スライド片5aのスライド移動に応じて前後方向に移動される。また、蓋体3のフック片17の下端には、容器本体2後方へ突出させて、スライドピース5の係合部20aに係脱自在に係合する突起17aが形成される。これら突起17aと係合部20aとにより、蓋体3の閉止状態を維持するフック6が構成される。
さらに、容器本体2の後壁部2dと蓋体3のヒンジブロック13との間には、付勢部材として、ねじりバネ21が設けられる。後壁部2dには凹部22が形成されるとともに、ヒンジブロック13の一端には穴部23が形成され、ねじりバネ21はこの穴部23に装着されてその一端が当該穴部23に係止されるとともに、他端が凹部22を介して容器本体2内方へ挿入されて当該容器本体2の後壁部2dに係止される。このねじりバネ21は、蓋体3を閉じるときにねじり変形されて弾性反発力を蓄え、この弾性反発力で容器本体2に対し蓋体3を開放方向へ付勢する。
本実施形態にかかるコンパクト容器1の作用について説明する。組み立てに際しては、容器本体2の溝部19にスライドピース5を配置する。溝部19に配置されたスライドピース5は、側壁部2bによって隠蔽され、また押圧突起5dが側壁部2bの裏面に当接される。次いで、ヒンジブロック13と容器本体2の後壁部2dとの間にねじりバネ21を配設しつつ、ヒンジピン16によりヒンジ片14間にヒンジブロック13を連結して、蓋体3を容器本体2に回動自在に取り付ける。その後、凹所9内に中皿8を装着する。中皿8を装着すると、スライドピース5の係合部20aが隙間Sに位置されるとともに、当該隙間Sや、側壁部2bと中皿8との間の空間Z、スリット4が中皿8によって隠蔽される。
コンパクト容器1の使用にあたっては、開いている蓋体3を閉じていくと、蓋体3のフック片17が、中皿8の庇部8bに形成した切り欠き部18を介して隙間S内に進入する。隙間S内に進入したフック片17の突起17aは、係合部20aに当接してこれを容器本体2後方へ押圧する。係合部20aが押圧されると、スライドピース5のスライド片5aが弾性片5bの弾発力に抗して容器本体2後方へスライド移動し、これにより突起17aが係合部20a下に入り込んで係合し、蓋体3による容器本体2の閉止状態が保持される。
他方、蓋体3を開放する際には、容器本体2の側壁部2bを手指などで押圧操作することになる。側壁部2bを容器本体2内方へ押圧操作すると、これにより押圧突起5dを介してガイド片5cが左右方向両側から容器本体2内方へスライド移動し、弾性片5bを容器本体2後方へ弾性変形させ、これによりスライド片5aが容器本体2後方へスライド移動する。このスライド片5aのスライド移動により、スライドピース5の係合部20aがフック片17の突起17aから離脱する。突起17aから係合部20aが離脱すると、ねじりバネ21によって蓋体3が容器本体2から離れるように上方へ持ち上げられる。
一旦、ねじりバネ21の作用で蓋体3が持ち上がると、スライドピース5が弾性復帰しても、係合部20aがフック片17に再度係合することはなく、蓋体3を円滑に開放操作することができる。蓋体3がねじりバネ21で持ち上げられた後は、側壁部2bから手指を離せば、弾性片5bの弾性復帰作用でスライド片5aおよびガイド片5cはそれぞれ容器本体2前方および側壁部2b側へスライド移動し、ガイド片5cの押圧突起5dが側壁部2bの裏面に面して停止して、再度の蓋体3の開放操作に対し、待機することになる。
ところで、本実施形態にかかるコンパクト容器1にあっては、押圧操作されるスライドピース5を、コンパクト容器1の側面外観を表す側壁部2bで隠蔽するようにしたので、背景技術のように、容器本体側部に露出されるプッシュピースによってデザインが制約されることがなく、外観設計の自由度を向上できるとともに、また押圧操作部分が外観に露出することによる汚損も防ぐことができて、押圧操作部分の美麗さを構造上、適切に維持することができる。また、押圧操作部分を側壁部2bに広範に確保することが可能で、幅広い範囲で押圧操作して蓋体3を開放することができ、その操作性を改善することができる。また、容器本体2の左右一対の側壁部2bに対応させて一対のスリット4を形成したので、一方の側壁部2bのみにスリット4を設ける場合よりも、軽い操作力でスライドピース5をスライド移動させることができる。
また、容器本体2と蓋体3との間に、蓋体3を開放方向へ付勢するねじりバネ21を設けたので、側壁部2bを押圧操作して一旦係合部20aとフック片17との係合を解除すれば、側壁部2bから手指を離しても、これらが再度係合することはなく、円滑に蓋体3を開放操作することができる。
上記実施形態にあっては、一対の側壁部2bそれぞれにスリット4を形成する場合を例示して説明したが、いずれか一方の側壁部2bにのみスリット4を形成するようにしてもよいことはもちろんである。
図7〜図13には、本発明にかかるコンパクト容器1の他の実施形態が示されている。本実施形態にあっては、上記実施形態とは異なり、容器本体2の前壁部2cに、スライドピース5のスライド片5a前端部を貫通させる孔部24が形成されるとともに、蓋体3の前端には、前壁部2c全体をその前方から覆って、前壁部2cに代わってコンパクト容器1の一連な前面外観を表す表面を有する垂下前壁部3aが形成される。そして、垂下前壁部3aには、容器本体2の前壁部2cに面する裏面に、当該前壁部2cの孔部24から露出されたスライド片5aの露出部25が係脱自在に係合する凹溝状の係止部26が形成され、これら係止部26と露出部25とによってフック6が構成される。
また、本実施形態にあっては、コ字状のガイド片5cの容器本体2前後方向に延びる基部27から容器本体2内方へ折り返された前方折り返し部28および後方折り返し部29それぞれのスライド移動を個別に案内する前方溝19cおよび後方溝19dが形成され、これら前方溝19cおよび後方溝19dは、基部27の容器本体2内方へのスライド移動を許容する連結溝19eを介して横溝19bに接続される。また、押圧突起5dは設けられていない。また、フック6が、スライド片5aの露出部25と係止部26とから構成されているので、脚部20および係合部20aとフック片17および突起17a、そしてまた庇部8bの切り欠き部18も設けられていない。
そして特に、スリット4がほぼ側壁部2b全長にわたる長さで形成されるとともに、側壁部2bの凹所9に面する内壁面には、スリット4の長さ方向に沿って凹み部30が形成され、スライドピース5のガイド片5cの基部27が、スリット4を跨いで凹み部30内に達する幅寸法で形成される。このガイド片5cの基部27は、容器本体2内方に対してスリット4を封止する封止部として機能する。その他、本実施形態では、中皿8の収納部7は1つとされ、中皿8と前壁部2cとの間の隙間Sも不要とされる。
本実施形態にあっても、容器本体2内にスライドピース5を組み込み、蓋体3を容器本体2に連結し、中皿8を凹所9に装着することで、コンパクト容器1を組み立てることができる。蓋体3の閉止操作および開放操作も、上記実施形態と同様に行うことができ、蓋体3を開放する際に、容器本体2の側壁部2bを手指などで押圧操作すると、凹み部30に挿入されているガイド片5cの基部27を介して、ガイド片5cはスリット4を封止した状態を維持したまま、左右方向両側から容器本体2内方へスライド移動し、これによりスライド片5aが容器本体2後方へスライド移動して、スライドピース5の露出部25が孔部24を介して容器本体2内に没入し、露出部25が係止部26から離脱して蓋体3が開放可能となる。
特に本実施形態にあっては、上記実施形態の庇部8bの切り欠き部18に代わる孔部24を容器本体2の前壁部2cに形成していて、この孔部24を介してスライド片5aの露出部25と蓋体3の係止部26とを係脱自在に係合させるようにしているので、隙間Sを設定する必要がなく、中皿8の容量を増やすことができて収納部7に充填される化粧料の充填量を増大させることができるとともに、中皿8の収納部7と孔部24とを、前壁部2cの上端縁を介して相当の距離離隔させることができるので、化粧料などが孔部24を介して容器本体2内に入り込んでこびりつくことを防止できる。また、ガイド片5cの基部27で、容器本体2内に対しスリット4を封止するようにしたので、スリット4から塵埃等が容器本体2内に侵入することも阻止できる。また、上記実施形態に比べ、フック6の構成を簡素化することができる。
図14には、上記実施形態の変形例が示されている。この変形例にあっては、側壁部2bに、容器本体2側方へ僅かに隆起させて、凸部31が形成されている。この凸部31は、操作位置を示すマークとして機能する。このような凸部31は、銘板などで構成してもよい。本実施形態にかかるコンパクト容器1は、その外観が全体に亘って平坦であって、特異かつ意匠性に優れたデザインであり、そのために、蓋体3の開閉操作部分が分かりにくいことが懸念されるが、上記凸部31により、蓋体3の開閉操作部分が容器本体2の側壁部2bにあることを使用者に適切に認知させることができる。このような変形例にあっても、上記実施形態と同様な作用効果を発揮することはもちろんである。
本発明にかかるコンパクト容器の好適な一実施形態を示す分解斜視図である。 図1のコンパクト容器の側断面図である。 図1のコンパクト容器の前方上方からの斜視図である。 図1のコンパクト容器の前方下方からの斜視図である。 図1のコンパクト容器の中皿を取り外した状態の平面図である。 図1のコンパクト容器のねじりバネ取付部周辺を示す要部拡大断面図である。 本発明にかかるコンパクト容器の他の実施形態を示す斜視図である。 図7のコンパクト容器の側断面図である。 図7のコンパクト容器の前方上方からの斜視図である。 図7のコンパクト容器の前方下方からの斜視図である。 図7のコンパクト容器の中皿を取り外した状態の平面図である。 図7のコンパクト容器の側壁部周辺の要部拡大断面図である。 図7のコンパクト容器の側壁部の押圧操作状態を示す要部拡大断面図である。 本発明にかかるコンパクト容器の変形例を示す、前方上方からの斜視図である。
符号の説明
1 コンパクト容器
2 容器本体
2a 底壁部
2b 側壁部
2c 前壁部
3 蓋体
3a 垂下前壁部
4 スリット
5 スライドピース
6 フック
21 ねじりバネ
24 孔部
25 露出部
26 係止部
27 ガイド片の基部
31 凸部

Claims (5)

  1. 底壁部の側縁に一連な側面外観を表す側壁部を有し、回動自在に連結された蓋体で開閉される容器本体と、上記底壁部に上記側壁部の長さ方向に沿って形成され、当該側壁部を上記容器本体内方へ押圧操作可能に弾性変形自在とするスリットと、上記容器本体に設けられ、上記側壁部に隠蔽されかつ当該側壁部が弾性変形されることで弾性復帰可能にスライド移動されるスライドピースと、上記スライドピースと上記蓋体との間に設けられ、該スライドピースのスライド移動に応じて当該スライドピースと該蓋体とを係脱自在に係合するフックとを備え、上記スライドピースには、上記容器本体内方に対して上記スリットを封止するための封止部が設けられることを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記容器本体は一対の前記側壁部を有し、前記スリットが上記側壁部それぞれに対応させて一対形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記容器本体には、前記スライドピースが貫通される孔部が形成された前壁部が設けられるとともに、前記蓋体には、上記前壁部を覆って、一連な前面外観を表す表面を有する垂下前壁部が設けられ、前記フックが、上記孔部から露出される上記スライドピースの露出部と上記垂下前壁部の裏面に形成された係止部とから構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のコンパクト容器。
  4. 前記容器本体と前記蓋体との間には、該蓋体を開放方向へ付勢する付勢部材が設けられることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載のコンパクト容器。
  5. 前記側壁部には、押圧操作位置を示すマークが設けられることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載のコンパクト容器。
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