JP5707156B2 - コンパクト容器 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧品を収容するためのコンパクト容器に関する。
この種のコンパクト容器としては、例えば下記特許文献1に示されているような、化粧品を収容する容器本体と、その容器本体の後端部にヒンジを介して連結された開閉可能な蓋体と、を備える構成が知られている。このコンパクト容器の前端部分には、蓋体の容器本体に対する閉状態を保持する係合部が設けられている。また、容器本体の前端部分には、容器本体の前方側の周壁部に沿って延在するスリットが形成されており、前方側の周壁部には、スリット側に向かって弾性的に撓み変形可能な操作片が形成されている。このコンパクト容器によれば、操作片をスリット側に押圧することで係合部が外れるので、蓋体を容易に開けることができる。
実公昭61−7604号公報
しかしながら、上記した従来のコンパクト容器では、例えばバッグに入れて携帯している時などに操作片が誤って押圧されることで蓋体が不用意に開いてしまうという問題が存在する。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、蓋体が不用意に開くのを防止することができるコンパクト容器を提供することを目的としている。
本発明に係るコンパクト容器は、化粧品を収容する容器本体と、該容器本体にヒンジを介して連結された開閉可能な蓋体と、が備えられ、外周部分に、前記蓋体の前記容器本体に対する閉状態を保持する係合部が設けられたコンパクト容器において、前記容器本体又は前記蓋体に、前記係合部が設けられた係合位置の外周面に沿って延在するスリットが形成されることで、前記係合位置の周壁部に、スリット側に向かって弾性的に撓み変形可能であってスリット側に押圧されることで前記係合部を解除する操作片が形成されており、前記スリットに、前記操作片の撓み変形を規制するロック位置と、前記操作片の撓み変形を許容するアンロック位置と、の間で前記スリットに沿ってスライド可能なスライドロック部材が装着され、前記スライドロック部材は、前記スリット内に差し込まれ、かつ前記操作片における前記スリット側の内面に当接する差込部を備え、前記差込部には、前記スライドロック部材が前記ロック位置に位置したときに、前記容器本体内に配設された係止部に係止されて、該スライドロック部材の、前記差込部が前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する向きの移動を規制し、かつ前記スライドロック部材が前記アンロック位置に位置したときに、前記係止部から離間して該係止部による係止が解除され、該スライドロック部材の、前記差込部が前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する向きの移動が許容される被係止部が配設され、前記差込部は、前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する側に向けて折り返された縦断面視略U字状に形成され、その折り返し部分が弾性変形されつつ前記スリットに差し込まれ、かつ前記被係止部が前記スリットを通り抜けたときに復元変形され、前記被係止部が、前記容器本体の内面又は前記蓋体の内面における前記スリットの開口周縁部に係止されることにより、前記スライドロック部材が前記スリットから抜け止めされていることを特徴としている。
このような特徴により、蓋体が閉じられた状態でスライドロック部材がロック位置に配置されていると、このスライドロック部材によって操作片のスリット側への撓み変形が規制されるので、操作片が押圧されても係合部が外れることがなく、蓋体の閉状態が保持される。また、蓋体を開ける際には、まず、スライドロック部材をアンロック位置までスライドさせる。これにより、操作片のスリット側への撓み変形が許容され、操作片をスリット側に押圧することで係合部が外れて蓋体が開けられる。
また、本発明に係るコンパクト容器は、前記係合部が前記ヒンジの反対側の部分に設けられ、前記スリットが前記ヒンジの反対側の外周面に沿って延在していることが好ましい。
これにより、係合部やスライドロック部材を複数の位置に設けなくても、蓋体の閉状態が確実に保持される。
本発明に係るコンパクト容器によれば、スライドロック部材をアンロック位置にしなければ操作片が押圧されても係合部が外れないので、スライドロック部材をロック位置に配置しておくことで蓋体が不用意に開くのを防止することができる。
本発明の実施の形態を説明するためのコンパクト容器の上面図である。 本発明の実施の形態を説明するためのコンパクト容器の下面図である。 図1に示すA−A´間の断面図である。 図2に示すB−B´間の断面図であり、スライドロック部材がロック位置に配置された状態を表す図である。 図2に示すC−C´間の断面図であり、スライドロック部材がアンロック位置に配置された状態を表す図である。 本発明の変形例を説明するためのコンパクト容器の下面図である。 図6に示すD−D´間の断面図であり、スライドロック部材がロック位置に配置された状態を表す図である。 図6に示すE−E´間の断面図であり、スライドロック部材がアンロック位置に配置された状態を表す図である。
以下、本発明に係るコンパクト容器の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、化粧品を収容する携帯用の蓋付き容器であり、平面視矩形状の扁平容器である。このコンパクト容器1は、図示せぬ化粧料及び化粧塗布具をそれぞれ収容する容器本体2と、その容器本体2にヒンジ4を介して連結された開閉可能な蓋体3と、を備えており、ヒンジ4の反対側の縁部に、蓋体3の容器本体2に対する閉状態を保持する係合部5が設けられている。
なお、本実施形態では、容器本体2からみて蓋体3側を「上」とし、その反対側を「下」とする。また、容器本体2からみてヒンジ4側を「後」とし、その反対側(係合部5側)を「前」とする。また、前後方向(図1に示すY方向)に直交する水平方向(図1に示すX方向)を「横方向」とする。
容器本体2は、化粧料を収容する図示せぬ中皿を収容保持する第一凹部21と図示せぬ塗布具を収容する第二凹部22とが内部にそれぞれ形成された収容部であり、平面視矩形箱状の外装体6と、その外装体6の内側に嵌合されて第一、第二凹部21、22をそれぞれ形成する内装体7と、を備えている。
図2、図3に示すように、外装体6は、底壁部60の外縁に周壁部61が全周に亘って立設された構成からなる。底壁部60は、横方向に長い平面視略矩形状の平板部である。周壁部61は、平面視矩形環状に形成された壁部であり、底壁部60に対して垂直に立設されている。この周壁部61には、ヒンジ4を構成するヒンジ凹部40が設けられた後方側の後壁部62と、係合部5の爪部50が設けられた前方側の前壁部63と、横方向両側の側壁部64,64と、が備えられている。
図2、図4に示すように、前記した底壁部60の前方側の部分には、前壁部63の内周面に沿って延在するスリット65が形成されている。このスリット65は、一方の側壁部64の内面から他方の側壁部64の内面にかけて横方向に直線的に延在していると共に、平面視において前壁部63に隣接している。
上記したように底壁部60にスリット65が形成されることで、前壁部63全体が、スリット65側に向かって弾性的に撓み変形可能な操作片66となっている。この操作片66(前壁部63)は、スリット65側に押圧されることで係合部5を解除する係合解除部であり、この操作片66には、係合部5の爪部50が設けられている。
詳しく説明すると、操作片66は、底壁部60に対して垂直な向きに配置されていると共に横方向に延在する帯状の板部である。この操作片66の長さ方向(横方向)の両端部は側壁部64,64にそれぞれ連結されており、操作片66は両側の側壁部64,64の間に架設されている。また、操作片66の長さ方向の中央部には、操作片66の内面の上端部から上方に突出した係合部5の爪部50が突設されている。また、操作片66の長さ方向の中央部の外面には、外側に膨出した押圧面67が形成されている。
上記したスリット65には、当該スリット65に沿って横方向にスライド可能なスライドロック部材8が装着されている。このスライドロック部材8は、操作片66のスリット65側への撓み変形を規制するロック位置(図2に示す実線の位置)と、操作片66のスリット65側への撓み変形を許容するアンロック位置(図2に示す一点鎖線の位置はロック位置からアンロック位置への移動状態を示す)と、の間で切り替え可能である。このスライドロック部材8の概略構成としては、底壁部60の下面に摺動可能に配置された操作部80と、操作部80の裏面(上面)に突設されてスリット65内に差し込まれた差込部81と、を備えている。
操作部80は、横方向に長い平面視矩形状の板部であり、底壁部60の下面に沿って配置されている。この操作部80の表面(下面)は長手方向の中央部分が窪んだ凹曲面状に形成されており、これにより、操作部80を操作する際に指等が掛かりやすくなっている。なお、操作部80の表面に、短手方向に延在する凸リブなどの滑り止めを形成することも可能である。
差込部81は、スリット65に沿って横方向に延在すると共に先端部81aが後方側に折り返されて縦断面視略U字状に形成されたフック状の板部である。この差込部81は、基端部81bがスリット65内に挿通されて先端部81aが外装体6の内部に配置されている。また、前記した差込部81の基端部81bの板厚さ寸法dは、スリット65の幅寸法wよりも小さく、差込部81の基端部81bの後面(後方側を向いた表面)とその後面に対向するスリット65の内面との間には隙間が開けられている。また、差込部81の先端部81aの後方側の下端部には、外装体6の内側に設けられた係止部68に係止される被係止部82が設けられている。
前記した係止部68は、スリット65と平行に横方向に延在する凸リブであり、底壁部60の前端部分の横方向中央部の上面に突設されている。この係止部68は、上記した被係止部82を後方側から係止してスライドロック部材8の後方移動を規制するストッパー部であり、スリット65の後方側に配設されている。
また、上記した外装体6には、上記スライドロック部材8がロック位置までスライドしたところで係止するロックストッパー部69Aと、上記スライドロック部材8がアンロック位置までスライドしたところで係止するアンロックストッパー部69Bと、が設けられている。これらのロック/アンロックストッパー部69A,69Bは、スライドロック部材8の操作部80の側端面に係合可能な凸リブであり、底壁部60の下面に突設されてるい。また、ロック/アンロックストッパー部69A,69Bは、スライドロック部材8のスライド方向に直交する方向(前後方向)に沿って延設されていると共に、スライドロック部材8を挟んで横方向に間隔をあけて平行に並設されている。詳しく説明すると、ロック/アンロックストッパー部69A,69Bは、スリット65の後方側にそれぞれ配設されており、スリット65の後方側の縁部から後方側に向かってそれぞれ延設されている。
図1〜図3に示すように、内装体7は、第一、第二凹部21、22をそれぞれ形成する第一、第二枠部71、72が横方向に並設された枠体である。第一、第二枠部71、72の上端に設けられたフランジ部70の外縁が外装体6の周壁部61の上端面に係止されている。また、フランジ部70の前端部の横方向中央部分には、凹状の切欠き73が形成されており、この切欠き73の内側に係合部5が配置されている。
図1、図3に示すように、蓋体3は、天壁部30の外縁に周壁部31が全周に亘って垂下された構成からなる。天壁部30は、横方向に長い平面視略矩形状の平板部であり、容器本体2の上方に配置されている。周壁部31は、平面視矩形環状に形成された壁部であり、天壁部30に対して垂直に形成されている。この周壁部31の後方側の後壁部32にはヒンジ軸壁41が垂下されており、また、周壁部31の前方側の前壁部33の横方向中央部分には、上記した係合部5の爪部50にアンダーカット嵌合する係合凸部51が設けられている。この係合凸部51は、前壁部33の内面の下部に突設されている。前記したヒンジ軸壁41は、上記したヒンジ凹部40の内側に配置されており、このヒンジ軸壁41の両端部とヒンジ凹部40とが軸部42を介して連結されることでヒンジ4が形成されている。
また、上記した天壁部30の下面には、鏡体9が接合されている。
次に、上記した構成からなるコンパクト容器1の作用について説明する。
上記したコンパクト容器1では、蓋体3が閉じられていると、図4に示すように容器本体2側の爪部50が蓋体3側の係合凸部51にアンダーカット嵌合される。これにより、蓋体3の閉状態が保持される。このとき、図2に示すようにスライドロック部材8がロック位置に配置されていると、図4に示すようにスライドロック部材8の被係止部82が係止部68に係止され、スライドロック部材8の後方変位が規制される。これにより、スライドロック部材8によって操作片66の長さ方向中央部分が係止され、操作片66のスリット65側への撓み変形が規制される。したがって、操作片66が押圧されても操作片66がスリット65側に撓み変形することがないので、係合部5が外れず、蓋体3の閉状態が保持される。
一方、上記した蓋体3を開ける際には、まず、図2に示すように、ロック位置にあるスライドロック部材8をスリット65に沿ってアンロック位置までスライドさせる。具体的に説明すると、スライドロック部材8の操作部80を操作し、操作部80がアンロックストッパー部69Bを乗り越えて係止されるところまでスライドロック部材8を移動させる。これにより、図5に示すようにスライドロック部材8の被係止部82が係止部68から外れてスライドロック部材8の後方変位が許容され、操作片66のスリット65側への撓み変形が許容される。続いて、操作片66の押圧面67をスリット65側に押圧する。このとき、上述したようにスライドロック部材8による操作片66の係止が解除されているので、押圧面67が押圧されることにより操作片66がスリット65側に弾性的に撓み変形する。その結果、操作片66に付設された爪部50が後方側に移動して係合凸部51から外れ、係合部5の係合が解除される。これにより、蓋体3がヒンジ4回りに回動可能となり、蓋体3が開けられる。
また、コンパクト容器1の製造時において、上記したスライドロック部材8をスリット65に装着する際には、スライドロック部材8の差込部81を底壁部60の下面側からスリット65内に嵌め込む。このとき、差込部81の折り返し部分が弾性変形しながら差込部81がスリット65に挿入される。そして、スライドロック部材8の被係止部82がスリット65を通り抜けたところで差込部81が復元される。これにより、被係止部82が底壁部60の上面に係止されて差込部81が抜け止めされる。
上記したコンパクト容器1によれば、スライドロック部材8をアンロック位置にしなければ操作片66が押圧されても係合部5が外れないので、スライドロック部材8をロック位置にしておくことで蓋体3が不用意に開くことを防止することができる。
また、スライドロック部材8をスリット65に装着する際、差込部81をスリット65に嵌め込むだけなので、スライドロック部材8の取り付け作業を容易に行うことができる。
以上、本発明に係るコンパクト容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、容器本体2(外装体6)の底壁部60にスリット65が形成され、容器本体2(外装体6)の周壁部61に操作片66が形成されているが、本発明は、蓋体3の天壁部30にスリットが形成され、蓋体3の周壁部(前壁部33)に操作片が形成された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態におけるスライドロック部材8は、差込部81の基端部81bの後面(後方側を向いた表面)とその後面に対向するスリット65の内面との間に隙間が開けられており、差込部81の被係止部82が底壁部60上の係止部68に係止されることでスライドロック部材8の後方移動が規制されてロック状態となり、少なくとも差込部81の先端部が係止部68から外れる位置までスライドロック部材8がスライドすることで操作片66の後方移動が許容されてアンロック状態となるが、スライドロック部材8のスライド移動量は使用者によって適宜設定できる。例えば、スライドロック部材8のスライド移動を差込部81の被係止部82が係止部68から外れた直後までとした場合などには、スライド部材8を後方に移動させたり、差込部81のU字状の先端部81aを前後方向に弾性変形させたりしながら、操作片66を後方に移動させることができる。但し、スライド移動量を大きくするほど、操作片66の弾性変形に必要な力は小さくてすむため、スライドロック部材8をスリット65の端部付近まで移動させることで操作性を向上させることができる。
また、本発明は、他の構成のスライドロック部材であってもよく、例えば、図6、図7に示すような、スリット165の内面に係止されてロック状態となるスライドロック部材108であってもよい。このスライドロック部材108は、差込部181の後面がそれに対向するスリット165の内面に係止されることでスライドロック部材108の後方移動が規制されてロック状態となる。また、スリット165の後方側の縁部(内面)の一部に平面視凹状の切欠き165aが形成されており、この切欠き165aの位置に差込部181が配置されるところまでスライドロック部材108をスライドさせることで、スライドロック部材8の後方移動が許容されてアンロック状態となる。また、前記したスライドロック部材108には、操作部180の前方側の縁部に立上げ壁部183が立設されており、この立上げ壁部183と差込部181とによって操作片66の下端部を挟み込んでいる。
なお、前記切欠き165aは設けなくともよく、この場合にはスライドロック部材108を大きく移動(例えば、スリット165の末端部まで)させることで、操作片66を良好に弾性変形させることができる。
また、上記した実施の形態では、操作片66の長さ方向の両端がそれぞれ固定端となっているが、本発明は、スリットの長さ方向の一端が容器本体2の外周面または途中まで延びており、操作片66の長さ方向の一端が自由端となっていてもよい。
また、上記した実施の形態では、操作片66に係合部5の爪部50が設けられているが、本発明は、操作片66に係合部が設けられていない構成にすることも可能である。例えば、操作片66の後方に、容器本体2の底壁部60の上面に立設された壁部が配設され、この壁部の前面に係合部を形成する。また、蓋体3の前端部の下面に、下方に向かって後方側に傾斜した前端面を有するガイド部を突設させ、このガイド部の後面に前記係合部と係合する被係合部を設ける。そして、操作片66には、ガイド部の前端面に摺接する摺接部を形成する。これにより、操作片66をスリット65側に押圧することで、摺接部がガイド部の前端面を押圧しながら摺動してガイド部を上方に押し上げる。その結果、蓋体3の被係合部が容器本体2の係合部から外れて蓋体3が開けられる。
また、上記した実施の形態では、容器本体2が、第一、第二凹部21、22をそれぞれ形成する内装体7が外装体6の内側に嵌合された構成からなるが、本発明における容器本体は、外装体6と内装体7の2部品からなるものに限定されず、容器本体の内側に凹部が一体に形成された1部品からなる容器本体であってもよい。また、本発明は、容器本体2の内部に凹部が1つだけ形成されていてもよく、或いは、容器本体2の内部に3つ以上の凹部が形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、容器本体2の底面および蓋体3の上面がそれぞれ平らな平面視矩形状のコンパクト容器1について説明しているが、本発明に係るコンパクト容器の形状は適宜変更可能である。例えば、コンパクト容器の平面視形状が円形や三角形、六角形などであってもよい。また、容器本体の底面および蓋体の上面のうちの少なくとも一方がドーム状に膨出した形状であってもよい。
また、上記した実施の形態では、係合部5がヒンジ4の反対側の外周部分に設けられ、スリット65がヒンジ4の反対側の外周面に沿って延在しているが、本発明は、係合部5がヒンジ4の反対側以外の外周部分に設けられていてもよい。この場合、スリットは、係合部が設けられた係合位置の外周面に沿って形成され、その係合位置の周壁部に操作片が形成される。例えば、上記したコンパクト容器1における横方向の両側部分に係合部がそれぞれ設けられ、底壁部60の横方向両端部分に、側壁部64,64に沿って延在するスリットがそれぞれ形成され、両側の側壁部64,64に操作片がそれぞれ形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、スライドロック部材8の操作部80が底壁部60のフラットな下面の下方に配設されているが、本発明は、底壁部60の下面に、スライドロック部材8をスライド可能に収容する窪み部(例えば凹部或いは段差部)が形成された構成にすることも可能である。これにより、スライドロック部材8が底壁部60の下面よりも下方に突出しなくなり、或いは、突出寸法が低減されるので、底壁部60を下にしてコンパクト容器1を載置したときのガタツキを抑えることができる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 コンパクト容器
2 容器本体
3 蓋体
4 ヒンジ
5 係合部
8、108 スライドロック部材
63 前壁部(ヒンジの反対側の周壁部)
65、165 スリット
66 操作片

Claims (2)

  1. 化粧品を収容する容器本体と、該容器本体にヒンジを介して連結された開閉可能な蓋体と、が備えられ、
    外周部分に、前記蓋体の前記容器本体に対する閉状態を保持する係合部が設けられたコンパクト容器において、
    前記容器本体又は前記蓋体に、前記係合部が設けられた係合位置の外周面に沿って延在するスリットが形成されることで、前記係合位置の周壁部に、スリット側に向かって弾性的に撓み変形可能であってスリット側に押圧されることで前記係合部を解除する操作片が形成されており、
    前記スリットに、前記操作片の撓み変形を規制するロック位置と、前記操作片の撓み変形を許容するアンロック位置と、の間で前記スリットに沿ってスライド可能なスライドロック部材が装着され
    前記スライドロック部材は、前記スリット内に差し込まれ、かつ前記操作片における前記スリット側の内面に当接する差込部を備え、
    前記差込部には、前記スライドロック部材が前記ロック位置に位置したときに、前記容器本体内に配設された係止部に係止されて、該スライドロック部材の、前記差込部が前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する向きの移動を規制し、かつ前記スライドロック部材が前記アンロック位置に位置したときに、前記係止部から離間して該係止部による係止が解除され、該スライドロック部材の、前記差込部が前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する向きの移動が許容される被係止部が配設され、
    前記差込部は、前記操作片の内面から前記コンパクト容器の内側に離間する側に向けて折り返された縦断面視略U字状に形成され、その折り返し部分が弾性変形されつつ前記スリットに差し込まれ、かつ前記被係止部が前記スリットを通り抜けたときに復元変形され、
    前記被係止部が、前記容器本体の内面又は前記蓋体の内面における前記スリットの開口周縁部に係止されることにより、前記スライドロック部材が前記スリットから抜け止めされていることを特徴とするコンパクト容器。
  2. 請求項1に記載のコンパクト容器において、
    前記係合部が前記ヒンジの反対側の部分に設けられ、
    前記スリットが前記ヒンジの反対側の外周面に沿って延在していることを特徴とするコンパクト容器。
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