JPH06297989A - 運転室用椅子 - Google Patents
運転室用椅子Info
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- JPH06297989A JPH06297989A JP5110960A JP11096093A JPH06297989A JP H06297989 A JPH06297989 A JP H06297989A JP 5110960 A JP5110960 A JP 5110960A JP 11096093 A JP11096093 A JP 11096093A JP H06297989 A JPH06297989 A JP H06297989A
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- Japan
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- headrest
- cab
- driver
- chair
- backrest
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/838—Tiltable
- B60N2/856—Tiltable movable to an inoperative or stowed position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドレストの傾斜角度を調節でき、不使用
時にはヘッドレストを収納できるようにした運転室用椅
子を提供する。 【構成】 運転室の床板7上に設けられたシート部12
と、その後側に設けられ、裏面側に凹部16が形成され
た背当部14と、背当部14の上端側に回動可能に取付
けられたヘッドレスト15と、ヘッドレスト15を所望
の回動位置で固定するロック機構20とから運転室用椅
子11を構成し、ロック機構20はプッシュロッド23
Cを押し下げることにより解除されるようにする。
時にはヘッドレストを収納できるようにした運転室用椅
子を提供する。 【構成】 運転室の床板7上に設けられたシート部12
と、その後側に設けられ、裏面側に凹部16が形成され
た背当部14と、背当部14の上端側に回動可能に取付
けられたヘッドレスト15と、ヘッドレスト15を所望
の回動位置で固定するロック機構20とから運転室用椅
子11を構成し、ロック機構20はプッシュロッド23
Cを押し下げることにより解除されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル、
油圧クレーン、ホイールローダ等の作業車両に用いて好
適な運転室用椅子に関する。
油圧クレーン、ホイールローダ等の作業車両に用いて好
適な運転室用椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、作業車両等には、運転者や作業
者が着座するための運転室用椅子が設けられている。
者が着座するための運転室用椅子が設けられている。
【0003】そこで、このような従来技術として、図7
および図8に油圧ショベルの運転室用椅子を例に挙げて
示す。
および図8に油圧ショベルの運転室用椅子を例に挙げて
示す。
【0004】まず、図に示すように、油圧ショベルは、
下部走行体1と、該下部走行体1上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体2と、該上部旋回体2に俯仰動可能に設
けられた作業装置3とから大略構成されている。そし
て、前記上部旋回体2は作業機本体を構成するもので、
基台となっているフレーム4の中央から後部側にかけて
機械室5が設けられると共に、左前側に運転室6が設け
られている。
下部走行体1と、該下部走行体1上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体2と、該上部旋回体2に俯仰動可能に設
けられた作業装置3とから大略構成されている。そし
て、前記上部旋回体2は作業機本体を構成するもので、
基台となっているフレーム4の中央から後部側にかけて
機械室5が設けられると共に、左前側に運転室6が設け
られている。
【0005】ここで、運転室6は後部窓6Aが開閉可能
となり、該運転室6内には、図8に示すように、床板7
と、該床板7上に設けられ、運転者Mが着座する運転室
用椅子8が設けられている。また、該椅子8は床板7上
に設けられたシート部8Aと、該シート部8Aの後側に
設けられた背当部8Bと、該背当部8Bの上端に高さ調
整可能に取付けられたヘッドレスト8Cとから大略構成
され、該運転室6内には椅子8の後方に図示しない収納
箱が設けられている。
となり、該運転室6内には、図8に示すように、床板7
と、該床板7上に設けられ、運転者Mが着座する運転室
用椅子8が設けられている。また、該椅子8は床板7上
に設けられたシート部8Aと、該シート部8Aの後側に
設けられた背当部8Bと、該背当部8Bの上端に高さ調
整可能に取付けられたヘッドレスト8Cとから大略構成
され、該運転室6内には椅子8の後方に図示しない収納
箱が設けられている。
【0006】そして、該椅子8の周囲には、作業用、走
行用等の操作レバー9,9が設けられている。
行用等の操作レバー9,9が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による運転室用椅子8では、ヘッドレスト8Cが
背当部8Bの上端に高さ調整可能に設けられているに過
ぎないから、運転者が作業内容等に応じて頭の位置を変
えたいときに、ヘッドレスト8Cを好みの傾斜角度に調
節することができないという問題がある。
来技術による運転室用椅子8では、ヘッドレスト8Cが
背当部8Bの上端に高さ調整可能に設けられているに過
ぎないから、運転者が作業内容等に応じて頭の位置を変
えたいときに、ヘッドレスト8Cを好みの傾斜角度に調
節することができないという問題がある。
【0008】また、ヘッドレスト8Cは椅子8の背当部
8B上端から上向きに突出しているので、椅子8の後側
の収納箱から物を出し入れする場合や、運転室6内から
後方確認をする場合等に該ヘッドレスト8Cが妨げにな
って視界が遮られるという問題がある。
8B上端から上向きに突出しているので、椅子8の後側
の収納箱から物を出し入れする場合や、運転室6内から
後方確認をする場合等に該ヘッドレスト8Cが妨げにな
って視界が遮られるという問題がある。
【0009】一方、ヘッドレスト8Cを背当部8Bから
引抜いて取外すことも可能である。しかし、この場合に
は、運転室6内にヘッドレスト8Cの収納場所が設けら
れていないため、取外したヘッドレスト8Cが邪魔にな
るという問題がある。
引抜いて取外すことも可能である。しかし、この場合に
は、運転室6内にヘッドレスト8Cの収納場所が設けら
れていないため、取外したヘッドレスト8Cが邪魔にな
るという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はヘッドレストの傾斜角度を調節
することができ、該ヘッドレストの不使用時には該ヘッ
ドレストが邪魔にならないように収納できるようにした
運転室用椅子を提供することを目的としている。
されたもので、本発明はヘッドレストの傾斜角度を調節
することができ、該ヘッドレストの不使用時には該ヘッ
ドレストが邪魔にならないように収納できるようにした
運転室用椅子を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、運転室と、該運転室の床板上に設けら
れたシート部と、該シート部の後側に設けられた背当部
と、該背当部の上端側に回動可能に取付けられたヘッド
レストと、該ヘッドレストと背当部との間に設けられ、
該ヘッドレストを所望の回動位置で固定するロック機構
とからなる構成を採用している。
ために本発明は、運転室と、該運転室の床板上に設けら
れたシート部と、該シート部の後側に設けられた背当部
と、該背当部の上端側に回動可能に取付けられたヘッド
レストと、該ヘッドレストと背当部との間に設けられ、
該ヘッドレストを所望の回動位置で固定するロック機構
とからなる構成を採用している。
【0012】この場合、前記背当部の裏面側に凹部を形
成し、該凹部内にヘッドレストを収容する構成とするの
が好ましい。
成し、該凹部内にヘッドレストを収容する構成とするの
が好ましい。
【0013】
【作用】上記構成により、ヘッドレストを背当部の上端
側で所望の回動位置まで回動させ、該ヘッドレストをロ
ック機構で固定すれば、ヘッドレストを所望の傾斜角度
に調節することができる。
側で所望の回動位置まで回動させ、該ヘッドレストをロ
ック機構で固定すれば、ヘッドレストを所望の傾斜角度
に調節することができる。
【0014】また、ヘッドレストの不使用時や、運転室
内から後方確認を行うとき等には、ヘッドレストを背当
部の裏側まで大きく回動させ、該ヘッドレストを凹部内
に収容するようにすれば、該ヘッドレストが邪魔になら
ないように収納できる。
内から後方確認を行うとき等には、ヘッドレストを背当
部の裏側まで大きく回動させ、該ヘッドレストを凹部内
に収容するようにすれば、該ヘッドレストが邪魔になら
ないように収納できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づき詳述する。
づき詳述する。
【0016】なお、本実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0017】図中、11は本実施例による運転室用椅子
を示し、該椅子11は運転室の床板7上にスライド機構
(図示せず)を介して前後方向にスライド可能に設けら
れたシート部12と、該シート部12の後側にリクライ
ニング機構13を介して回動可能に設けられた背当部1
4と、該背当部14の上端側に矢示A,B方向に回動可
能に取付けられたヘッドレスト15と、該ヘッドレスト
15を所望の回動位置で固定する後述のロック機構20
とから構成されている。ここで、前記背当部14の裏面
側には図1、図2に示す如く、ヘッドレスト15を収納
可能な大きさをもって凹部16が形成され、該凹部16
内にはヘッドレスト15が後方に大きく回動した状態で
収容されるようになっている。
を示し、該椅子11は運転室の床板7上にスライド機構
(図示せず)を介して前後方向にスライド可能に設けら
れたシート部12と、該シート部12の後側にリクライ
ニング機構13を介して回動可能に設けられた背当部1
4と、該背当部14の上端側に矢示A,B方向に回動可
能に取付けられたヘッドレスト15と、該ヘッドレスト
15を所望の回動位置で固定する後述のロック機構20
とから構成されている。ここで、前記背当部14の裏面
側には図1、図2に示す如く、ヘッドレスト15を収納
可能な大きさをもって凹部16が形成され、該凹部16
内にはヘッドレスト15が後方に大きく回動した状態で
収容されるようになっている。
【0018】17は軸収容部を示し、該軸収容部17は
図4に示す如く、背当部14の上端側内部に左右方向に
伸長して形成された円形の横穴からなり、該軸収容部1
7の両端および中央は大径に形成され、それぞれ鍔収容
部17A、歯車収容部17B、復帰ばね収容部17Cと
なっている。また、鍔収容部17A、歯車収容部17B
と復帰ばね収容部17Cの間には、後述する回転軸18
の各支持部18Bがヘッドレスト15と共に後方に回動
するのを許すように溝部17D,17Dが形成されてい
る。
図4に示す如く、背当部14の上端側内部に左右方向に
伸長して形成された円形の横穴からなり、該軸収容部1
7の両端および中央は大径に形成され、それぞれ鍔収容
部17A、歯車収容部17B、復帰ばね収容部17Cと
なっている。また、鍔収容部17A、歯車収容部17B
と復帰ばね収容部17Cの間には、後述する回転軸18
の各支持部18Bがヘッドレスト15と共に後方に回動
するのを許すように溝部17D,17Dが形成されてい
る。
【0019】18は回転軸を示し、該回転軸18の一端
側には円板状の鍔18Aが設けられ、他端側には後述す
る歯車21が取付けられている。また、該回転軸18の
中間からは2本の支持部18B,18Bが平行に突出
し、該各支持部18Bの先端に前記ヘッドレスト15が
取付けられている。そして、各支持部18B間には前記
復帰ばね収容部17C内に位置して略長方形の板状をな
すばね掛け18Cが突出形成されている。
側には円板状の鍔18Aが設けられ、他端側には後述す
る歯車21が取付けられている。また、該回転軸18の
中間からは2本の支持部18B,18Bが平行に突出
し、該各支持部18Bの先端に前記ヘッドレスト15が
取付けられている。そして、各支持部18B間には前記
復帰ばね収容部17C内に位置して略長方形の板状をな
すばね掛け18Cが突出形成されている。
【0020】19,19は背当部14の軸収容部17内
に設けた軸受を示し、該各軸受19は前記軸収容部17
の各溝部17Dと鍔収容部17A,歯車収容部17Bの
間に配設され、前記回転軸18を回転可能に支持してい
る。
に設けた軸受を示し、該各軸受19は前記軸収容部17
の各溝部17Dと鍔収容部17A,歯車収容部17Bの
間に配設され、前記回転軸18を回転可能に支持してい
る。
【0021】20は前記回転軸18の他端側に設けられ
たロック機構を示し、該ロック機構20は後述する歯車
21と、該歯車21に対して係脱可能に係止するストッ
パ部材23およびストッパばね24とから大略構成され
ている。
たロック機構を示し、該ロック機構20は後述する歯車
21と、該歯車21に対して係脱可能に係止するストッ
パ部材23およびストッパばね24とから大略構成され
ている。
【0022】21は前記回転軸18の他端側に取付けら
れた歯車を示し、該歯車21は前記歯車収容部17B内
で回転軸18と一体回転し、該歯車21にストッパ部材
23が係合することによって回転軸18の回転を停止さ
せるようになっている。
れた歯車を示し、該歯車21は前記歯車収容部17B内
で回転軸18と一体回転し、該歯車21にストッパ部材
23が係合することによって回転軸18の回転を停止さ
せるようになっている。
【0023】22はストッパばね室を示し、該ストッパ
ばね室22は前記背当部14の上端側内部に回転軸18
の他端側で歯車21よりも下側に位置して形成された円
形の有底穴からなり、該ストッパばね室22内にはスト
ッパ部材23とストッパばね24が配設されている。
ばね室22は前記背当部14の上端側内部に回転軸18
の他端側で歯車21よりも下側に位置して形成された円
形の有底穴からなり、該ストッパばね室22内にはスト
ッパ部材23とストッパばね24が配設されている。
【0024】23はストッパ部材を示し、該ストッパ部
材23は図4に示す如く、前記ストッパばね室22内に
配設された円板状のばね受部23Aと、該ばね受部23
Aの外周側から上向きに突出した係止爪23Bと、該係
止爪23Bから前記ばね受部23Aの径方向に離間して
上向きに伸長したプッシュロッド23Cとから構成され
ている。そして、該プッシュロッド23Cの上端は背当
部14の上側から突出し、運転者によって押動操作され
るようになっている。
材23は図4に示す如く、前記ストッパばね室22内に
配設された円板状のばね受部23Aと、該ばね受部23
Aの外周側から上向きに突出した係止爪23Bと、該係
止爪23Bから前記ばね受部23Aの径方向に離間して
上向きに伸長したプッシュロッド23Cとから構成され
ている。そして、該プッシュロッド23Cの上端は背当
部14の上側から突出し、運転者によって押動操作され
るようになっている。
【0025】24は前記ストッパ部材23のばね受部2
3Aの下側に配設されたストッパばねを示し、該ストッ
パばね24は前記ストッパ部材23を常時上向きに付勢
して係止爪23Bを歯車21に係止させることにより、
回転軸18の回転を規制し、ヘッドレスト15の傾斜角
度を所望の角度に固定するようになっている。
3Aの下側に配設されたストッパばねを示し、該ストッ
パばね24は前記ストッパ部材23を常時上向きに付勢
して係止爪23Bを歯車21に係止させることにより、
回転軸18の回転を規制し、ヘッドレスト15の傾斜角
度を所望の角度に固定するようになっている。
【0026】25は前記復帰ばね収容部17C内に設け
られた復帰ばねを示し、該復帰ばね25は図6に示す如
く、一端が前記回転軸18のばね掛け18Cに掛止めさ
れ、他端が復帰ばね収容部17C内で背当部14に掛止
めされている。そして、該復帰ばね25は回転軸18に
常時回転力を与え、ヘッドレスト15が矢示B方向に起
き上がるように、回転軸18のばね掛け18Cを付勢し
ている。
られた復帰ばねを示し、該復帰ばね25は図6に示す如
く、一端が前記回転軸18のばね掛け18Cに掛止めさ
れ、他端が復帰ばね収容部17C内で背当部14に掛止
めされている。そして、該復帰ばね25は回転軸18に
常時回転力を与え、ヘッドレスト15が矢示B方向に起
き上がるように、回転軸18のばね掛け18Cを付勢し
ている。
【0027】26は背当部14の上端に設けられた規制
部材を示し、該規制部材26は図4に示す如く長尺の板
材から形成され、ヘッドレスト15が復帰ばね25に付
勢されて背当部14から矢示B方向に起き上がったとき
に各支持部18Bに当接し、該ヘッドレスト15が前側
に過剰に飛び出すのを防止するようになっている。
部材を示し、該規制部材26は図4に示す如く長尺の板
材から形成され、ヘッドレスト15が復帰ばね25に付
勢されて背当部14から矢示B方向に起き上がったとき
に各支持部18Bに当接し、該ヘッドレスト15が前側
に過剰に飛び出すのを防止するようになっている。
【0028】さらに、27,27はシート部12から上
方に離間して背当部14の左,右両側に設けられた左,
右のアームレストを示し、該各アームレスト27は背当
部14に回動可能に設けられ、図1に示す位置で運転者
の両腕が載置されるようになっている。
方に離間して背当部14の左,右両側に設けられた左,
右のアームレストを示し、該各アームレスト27は背当
部14に回動可能に設けられ、図1に示す位置で運転者
の両腕が載置されるようになっている。
【0029】本実施例による油圧ショベルの運転室用椅
子11は上述の如き構成を有するもので、次にその動作
について説明する。
子11は上述の如き構成を有するもので、次にその動作
について説明する。
【0030】まず、ヘッドレスト15の傾斜角度を変え
るときには、プッシュロッド23Cを押し下げ、ストッ
パ部材23をストッパばね24に抗して下側に変位させ
るようにする。
るときには、プッシュロッド23Cを押し下げ、ストッ
パ部材23をストッパばね24に抗して下側に変位させ
るようにする。
【0031】そして、係止爪23Bが歯車21から外れ
るとロック機構20が解除され、回転軸18は自由に回
転可能になるから、運転者はヘッドレスト15を復帰ば
ね25に抗して回動させ、ヘッドレスト15が所望の回
動位置となったところでプッシュロッド23Cを放す
と、ストッパ部材23はストッパばね24によって上向
きに変位し、係止爪23Bが歯車21に係合して回転軸
18の回転を規制し、ヘッドレスト15を固定するよう
になっている。
るとロック機構20が解除され、回転軸18は自由に回
転可能になるから、運転者はヘッドレスト15を復帰ば
ね25に抗して回動させ、ヘッドレスト15が所望の回
動位置となったところでプッシュロッド23Cを放す
と、ストッパ部材23はストッパばね24によって上向
きに変位し、係止爪23Bが歯車21に係合して回転軸
18の回転を規制し、ヘッドレスト15を固定するよう
になっている。
【0032】一方、ヘッドレスト15を使用しない場合
には、前述の如くプッシュロッド23Cを押し下げてロ
ック機構20を解除し、復帰ばね25に抗してヘッドレ
スト15を図1中の矢示A方向に回動させて凹部16内
に収容すれば、ヘッドレスト15の収納場所に困ること
なく、ヘッドレスト15を片づけることができる。
には、前述の如くプッシュロッド23Cを押し下げてロ
ック機構20を解除し、復帰ばね25に抗してヘッドレ
スト15を図1中の矢示A方向に回動させて凹部16内
に収容すれば、ヘッドレスト15の収納場所に困ること
なく、ヘッドレスト15を片づけることができる。
【0033】また、ヘッドレスト15を使用しようとす
る場合には、前述の如くロック機構20を解除すれば、
回転軸18が復帰ばね25に付勢され、ヘッドレスト1
5に手をかけなくても凹部16から図1中の矢示B方向
に起き上がってくるようになっている。
る場合には、前述の如くロック機構20を解除すれば、
回転軸18が復帰ばね25に付勢され、ヘッドレスト1
5に手をかけなくても凹部16から図1中の矢示B方向
に起き上がってくるようになっている。
【0034】かくして、本実施例によれば、ヘッドレス
ト15の傾斜角度を好みの角度に調節することができ、
運転者は作業内容等に応じてヘッドレスト15の角度調
節を行うことにより頭の位置を簡単に調節できる。
ト15の傾斜角度を好みの角度に調節することができ、
運転者は作業内容等に応じてヘッドレスト15の角度調
節を行うことにより頭の位置を簡単に調節できる。
【0035】そして、このときにはリクライニング機構
13を介して背当部14の傾斜角度調節を行うことによ
り、運転者の姿勢をより効果的に変えることができ、操
縦安定性や安全性を確実に向上させることができる。
13を介して背当部14の傾斜角度調節を行うことによ
り、運転者の姿勢をより効果的に変えることができ、操
縦安定性や安全性を確実に向上させることができる。
【0036】また、ヘッドレスト15を使用しない時
や、後方確認を行うとき等には、該ヘッドレスト15を
取り外すことなく凹部16内に収納できると共に、ヘッ
ドレスト15を使用するときには、プッシュロッド23
Cを押し下げるだけでヘッドレスト15が起き上がって
くるから、取り外しおよび取付けの手間を省略すること
ができる。
や、後方確認を行うとき等には、該ヘッドレスト15を
取り外すことなく凹部16内に収納できると共に、ヘッ
ドレスト15を使用するときには、プッシュロッド23
Cを押し下げるだけでヘッドレスト15が起き上がって
くるから、取り外しおよび取付けの手間を省略すること
ができる。
【0037】さらに、プッシュロッド23Cを押し下げ
るだけでヘッドレスト15を後方へ回動させることがで
きるから、例えば緊急の時にはヘッドレスト15に邪魔
されることなく、後部窓6A(図8参照)から運転室外
に素早く脱出することができ、緊急時の安全性を大幅に
向上できる等、種々の効果を奏する。
るだけでヘッドレスト15を後方へ回動させることがで
きるから、例えば緊急の時にはヘッドレスト15に邪魔
されることなく、後部窓6A(図8参照)から運転室外
に素早く脱出することができ、緊急時の安全性を大幅に
向上できる等、種々の効果を奏する。
【0038】なお、前記実施例では、運転室用椅子11
を油圧ショベルの運転室6に設けた場合について説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホ
イールローダ等の作業車両や乗用車、トラック等の運転
室等に用いてもよい。
を油圧ショベルの運転室6に設けた場合について説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホ
イールローダ等の作業車両や乗用車、トラック等の運転
室等に用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、運
転室と、該運転室の床板上に設けられたシート部と、該
シート部の後側に設けられた背当部と、該背当部の上端
側に回動可能に取付けられたヘッドレストと、該ヘッド
レストと背当部との間に設けられ、該ヘッドレストを所
望の回動位置で固定するロック機構とからなる構成を採
用したから、ヘッドレストを背当部の上端側で所望回動
位置まで回動させ、該ヘッドレストをロック機構で固定
させることにより、ヘッドレストの傾斜角度を調節する
ことができ、操縦安定性や安全性を大幅に向上すること
ができる。
転室と、該運転室の床板上に設けられたシート部と、該
シート部の後側に設けられた背当部と、該背当部の上端
側に回動可能に取付けられたヘッドレストと、該ヘッド
レストと背当部との間に設けられ、該ヘッドレストを所
望の回動位置で固定するロック機構とからなる構成を採
用したから、ヘッドレストを背当部の上端側で所望回動
位置まで回動させ、該ヘッドレストをロック機構で固定
させることにより、ヘッドレストの傾斜角度を調節する
ことができ、操縦安定性や安全性を大幅に向上すること
ができる。
【0040】また、ヘッドレストを使用しない時には、
該ヘッドレストを背当部の裏側まで回動させ、該ヘッド
レストを凹部内に収容するようにすれば、該ヘッドレス
トを紛失したり、該ヘッドレストが運転操作の障害とな
るのを防止でき、ヘッドレストの取り外し、取付け等の
手間を省くことができる等、種々の効果を奏する。
該ヘッドレストを背当部の裏側まで回動させ、該ヘッド
レストを凹部内に収容するようにすれば、該ヘッドレス
トを紛失したり、該ヘッドレストが運転操作の障害とな
るのを防止でき、ヘッドレストの取り外し、取付け等の
手間を省くことができる等、種々の効果を奏する。
【図1】本発明の実施例による運転室用椅子を示す全体
図である。
図である。
【図2】図1に示す運転室用椅子の背面図である。
【図3】図1に示す運転室用椅子の平面図である。
【図4】図1中の矢示IV−IV方向の拡大断面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向の断面図である。
【図6】図4中の矢示VI−VI方向の断面図である。
【図7】従来技術による油圧ショベルを示す全体図であ
る。
る。
【図8】図7中の運転室を拡大して示す縦断面図であ
る。
る。
6 運転室 7 床板 11 運転室用椅子 12 シート部 14 背当部 15 ヘッドレスト 16 凹部 18 回転軸 20 ロック機構 21 歯車 23 ストッパ部材 24 ストッパばね 25 復帰ばね 26 規制部材
Claims (2)
- 【請求項1】 運転室と、該運転室の床板上に設けられ
たシート部と、該シート部の後側に設けられた背当部
と、該背当部の上端側に回動可能に取付けられたヘッド
レストと、該ヘッドレストと背当部との間に設けられ、
該ヘッドレストを所望の回動位置で固定するロック機構
とから構成してなる運転室用椅子。 - 【請求項2】 前記背当部の裏面側には凹部を形成し、
該凹部内にヘッドレストを収容する構成としてなる請求
項1に記載の運転室用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5110960A JPH06297989A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 運転室用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5110960A JPH06297989A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 運転室用椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297989A true JPH06297989A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14548884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5110960A Pending JPH06297989A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 運転室用椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297989A (ja) |
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1993
- 1993-04-14 JP JP5110960A patent/JPH06297989A/ja active Pending
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