JPH09209405A - 建設機械の操縦装置 - Google Patents
建設機械の操縦装置Info
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- JPH09209405A JPH09209405A JP3870496A JP3870496A JPH09209405A JP H09209405 A JPH09209405 A JP H09209405A JP 3870496 A JP3870496 A JP 3870496A JP 3870496 A JP3870496 A JP 3870496A JP H09209405 A JPH09209405 A JP H09209405A
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- lever
- control box
- flip
- construction machine
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の一実施例操縦装置ではサイドレバ
ーをコントロールボックスの側部に設けているので、側
方の機器類と干渉をおこすことがある。また別の一実施
例操作パネル構造では、操作パネルを後方に円滑にはね
上げ回動させる構造が具備されていない。本発明は、は
ね上げレバーの基端部をコントロールボックスの前部側
の内部に取付け、そのコントロールボックスを円滑かつ
安定してはね上げ回動できる操縦装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明ではコントロールボックスの内側
の位置で、台枠に立設したサポート板に軸心が左右方向
のガイドピンを固設し、またガイドプレートに側面視屈
曲状のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイドプ
レートのガイド溝穴を係合せしめ、はね上げレバーのは
ね上げ回動に対応してガイドプレートを摺動回動せしめ
るようにした。また上記コントロールボックスの前部側
のはね上げレバーを前方へ延出して、乗降遮断レバーに
設定した。
ーをコントロールボックスの側部に設けているので、側
方の機器類と干渉をおこすことがある。また別の一実施
例操作パネル構造では、操作パネルを後方に円滑にはね
上げ回動させる構造が具備されていない。本発明は、は
ね上げレバーの基端部をコントロールボックスの前部側
の内部に取付け、そのコントロールボックスを円滑かつ
安定してはね上げ回動できる操縦装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明ではコントロールボックスの内側
の位置で、台枠に立設したサポート板に軸心が左右方向
のガイドピンを固設し、またガイドプレートに側面視屈
曲状のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイドプ
レートのガイド溝穴を係合せしめ、はね上げレバーのは
ね上げ回動に対応してガイドプレートを摺動回動せしめ
るようにした。また上記コントロールボックスの前部側
のはね上げレバーを前方へ延出して、乗降遮断レバーに
設定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械の運転席付近に装備されている作業用
の操縦装置に関する。
ベルなど建設機械の運転席付近に装備されている作業用
の操縦装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は、実開平７−１２５５６号公報に
記載されている操縦装置を示す一部切欠き側面図であ
る。図８に示す操縦装置では、サイドレバー１をコント
ロールボックス２の側部の設け、上記サイドレバー１を
イ位置に操作したときにはコントロールボックス２が作
業時係止位置固定されている。そして上記サイドレバー
１をロ位置へはね上げ回動させたときには、上記コント
ロールボックス２を降車時はね上げ後方位置へ回動させ
るようにしている。またサイドレバー１の前端部がコン
トロールボックス２より前方へ寸法Ｌだけ突出するよう
に長寸に形成し、そのサイドレバー１を、コントロール
ボックス２の作業時係止位置状態において運転者の降車
を安全上阻止せしめる乗降遮断レバーに設定している。
記載されている操縦装置を示す一部切欠き側面図であ
る。図８に示す操縦装置では、サイドレバー１をコント
ロールボックス２の側部の設け、上記サイドレバー１を
イ位置に操作したときにはコントロールボックス２が作
業時係止位置固定されている。そして上記サイドレバー
１をロ位置へはね上げ回動させたときには、上記コント
ロールボックス２を降車時はね上げ後方位置へ回動させ
るようにしている。またサイドレバー１の前端部がコン
トロールボックス２より前方へ寸法Ｌだけ突出するよう
に長寸に形成し、そのサイドレバー１を、コントロール
ボックス２の作業時係止位置状態において運転者の降車
を安全上阻止せしめる乗降遮断レバーに設定している。
【０００３】また図９は、実開平４−４９４５号公報に
記載されている操作パネル取付構造を示す側面図であ
る。図９に示す操作パネル取付構造では、ロックレバー
３を操作パネル４の前部より突出せしめ、ロックレバー
３の操作によって操作パネル４を上方に回動させるよう
にしている。また図１０は、図９における操作パネル４
のロックレバー部の側面図である。図９に示すようにロ
ックレバー３のフック５をロックピン６に係合している
ときには操作パネル４が作業時係止位置にあり、上記ロ
ックレバー３を操作して上記係合を解除すると、上記操
作パネル４は上方に回動する。
記載されている操作パネル取付構造を示す側面図であ
る。図９に示す操作パネル取付構造では、ロックレバー
３を操作パネル４の前部より突出せしめ、ロックレバー
３の操作によって操作パネル４を上方に回動させるよう
にしている。また図１０は、図９における操作パネル４
のロックレバー部の側面図である。図９に示すようにロ
ックレバー３のフック５をロックピン６に係合している
ときには操作パネル４が作業時係止位置にあり、上記ロ
ックレバー３を操作して上記係合を解除すると、上記操
作パネル４は上方に回動する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図８に示す従来技術の
操縦装置ではサイドレバー１をコントロールボックス２
の側部に設けているのでコントロールボックス２の幅方
向寸法が大きくなり、小型の油圧ショベルではスペース
占有が問題になる。また上記サイドレバー１が側方の構
造物や機器類と干渉をおこすことがあり、具合が悪い。
また図９及び図１０に示す操作パネル構造では、操作パ
ネル４を着脱自在に設けているが、操作パネル４を後方
に円滑にはね上げ回動させる構造が具備されていない。
本発明は、はね上げレバーの基端部をコントロールボッ
クスの前部側の内部に取付け、そのはね上げレバーのは
ね上げ操作時に、コントロールボックスを円滑かつ安定
してはね上げ回動でき、しかも構造が簡単で小形かつ安
価に製作できる操縦装置を提供することを目的とする。
操縦装置ではサイドレバー１をコントロールボックス２
の側部に設けているのでコントロールボックス２の幅方
向寸法が大きくなり、小型の油圧ショベルではスペース
占有が問題になる。また上記サイドレバー１が側方の構
造物や機器類と干渉をおこすことがあり、具合が悪い。
また図９及び図１０に示す操作パネル構造では、操作パ
ネル４を着脱自在に設けているが、操作パネル４を後方
に円滑にはね上げ回動させる構造が具備されていない。
本発明は、はね上げレバーの基端部をコントロールボッ
クスの前部側の内部に取付け、そのはね上げレバーのは
ね上げ操作時に、コントロールボックスを円滑かつ安定
してはね上げ回動でき、しかも構造が簡単で小形かつ安
価に製作できる操縦装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、作業用操作
レバーをそなえたコントロールボックスを運転席の側方
に配置し、上記コントロールボックスをその後部に設け
た回動支点を中心として作業時係止位置より降車時はね
上げ後方位置へはね上げ回動せしめるようにしている建
設機械の操縦装置において、コントロールボックスの前
部側位置にはね上げレバーの回動支点を設け、そのはね
上げレバーの回動に連動して別の回動支点を中心に回動
するガイド構造部材を形成し、また上記コントロールボ
ックスのボックス幅内に上記はね上げレバーを設けた。
そして上記の場合に、コントロールボックスの内側の位
置で、運転席下側の台枠に立設したサポート板に軸心が
左右方向のガイドピンを固設し、また上記ガイド構造部
材であるガイドプレートに側面視ヘ字形の屈曲状のガイ
ド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイド溝穴を係合せ
しめ、上記はね上げレバーのはね上げ回動に対応して上
記ガイドピンに沿ってガイドプレートを摺動回動せしめ
るようにした。またコントロールボックス前部側のはね
上げレバーの回動支点に嵌合したはね上げレバー用基端
ボスに対して作業時係止用フックとブラケットを固設
し、そのブラケットと、上記ガイドプレートの一端との
間にリンクを介設した。また本発明では、上記コントロ
ールボックスの前部側より突出するはね上げレバーを前
方へ長寸に延出し、コントロールボックスの作業時係止
位置状態において運転者の降車を阻止せしめる乗降遮断
レバーに設定した。
レバーをそなえたコントロールボックスを運転席の側方
に配置し、上記コントロールボックスをその後部に設け
た回動支点を中心として作業時係止位置より降車時はね
上げ後方位置へはね上げ回動せしめるようにしている建
設機械の操縦装置において、コントロールボックスの前
部側位置にはね上げレバーの回動支点を設け、そのはね
上げレバーの回動に連動して別の回動支点を中心に回動
するガイド構造部材を形成し、また上記コントロールボ
ックスのボックス幅内に上記はね上げレバーを設けた。
そして上記の場合に、コントロールボックスの内側の位
置で、運転席下側の台枠に立設したサポート板に軸心が
左右方向のガイドピンを固設し、また上記ガイド構造部
材であるガイドプレートに側面視ヘ字形の屈曲状のガイ
ド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイド溝穴を係合せ
しめ、上記はね上げレバーのはね上げ回動に対応して上
記ガイドピンに沿ってガイドプレートを摺動回動せしめ
るようにした。またコントロールボックス前部側のはね
上げレバーの回動支点に嵌合したはね上げレバー用基端
ボスに対して作業時係止用フックとブラケットを固設
し、そのブラケットと、上記ガイドプレートの一端との
間にリンクを介設した。また本発明では、上記コントロ
ールボックスの前部側より突出するはね上げレバーを前
方へ長寸に延出し、コントロールボックスの作業時係止
位置状態において運転者の降車を阻止せしめる乗降遮断
レバーに設定した。
【０００６】本発明では、コントロールボックスの内側
の位置で、台枠に立設したサポート板に軸心が左右方向
のガイドピンを固設し、またガイドプレートに側面視ヘ
字形のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイドプ
レートのガイド溝穴を係合せしめ、上記コントロールボ
ックスの前部側の内部に設けたはね上げレバー用基端ボ
スに作業時係止用フックとブラケットを固設し、そのブ
ラケットと、ガイドプレートの一端とをリンクを介して
連結したので、上記作業時係止用フックのロックピンに
対する係合を解除してはね上げレバーのはね上げ操作を
すると、コントロールボックスは水平軸に巻装したぜん
まいばねのばね力によって上方に回動を始める。その場
合に、はね上げレバーの基端ボスの回動に対して上記リ
ンク及びガイドプレートが前後方向に回動を行うが、そ
のときには上記ガイドピンに沿ってガイドプレートのガ
イド溝穴が摺動してガイドプレート及びリンクが回動す
るので、コントロールボックスを円滑かつ安定してはね
上げ回動させることができる。また本発明ではコントロ
ールボックスのボックス幅内にはね上げレバーを設け、
コントロールボックスの前部側より突出するはね上げレ
バーを前方へ長寸に延出したので、そのはね上げレバー
が安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行うし、そのは
ね上げレバーが側方の機器等に干渉するおそれはない。
の位置で、台枠に立設したサポート板に軸心が左右方向
のガイドピンを固設し、またガイドプレートに側面視ヘ
字形のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピンにガイドプ
レートのガイド溝穴を係合せしめ、上記コントロールボ
ックスの前部側の内部に設けたはね上げレバー用基端ボ
スに作業時係止用フックとブラケットを固設し、そのブ
ラケットと、ガイドプレートの一端とをリンクを介して
連結したので、上記作業時係止用フックのロックピンに
対する係合を解除してはね上げレバーのはね上げ操作を
すると、コントロールボックスは水平軸に巻装したぜん
まいばねのばね力によって上方に回動を始める。その場
合に、はね上げレバーの基端ボスの回動に対して上記リ
ンク及びガイドプレートが前後方向に回動を行うが、そ
のときには上記ガイドピンに沿ってガイドプレートのガ
イド溝穴が摺動してガイドプレート及びリンクが回動す
るので、コントロールボックスを円滑かつ安定してはね
上げ回動させることができる。また本発明ではコントロ
ールボックスのボックス幅内にはね上げレバーを設け、
コントロールボックスの前部側より突出するはね上げレ
バーを前方へ長寸に延出したので、そのはね上げレバー
が安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行うし、そのは
ね上げレバーが側方の機器等に干渉するおそれはない。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図１は、本発明の操縦装置を
示す側面図である。図において、７は油圧ショベル（図
示していない）の運転室の床板、８は床板７の上面に取
付けている台枠、９は台枠８に左右方向に設けられてい
るコントロールボックス１０支持用の水平軸、１１はコ
ントロールボックス１０の上部に設けられリモコン弁
（図示していない）を操作する作業用の操作レバー、１
２ははね上げレバーである。なお角度θは、はね上げレ
バーをハ位置よりニ位置にはね上げ操作したときコント
ロールボックス１０が作業時係止位置より降車時はね上
げ後方位置へ上昇回動するはね上げ回動角度である。図
２は、図１における操縦装置の切開要部側面図である。
図において、１３はコントロールボックス１０を上方へ
回動させるように付勢せしめている渦巻形のぜんまいば
ね、１４は台枠８（図１に示す）側に立設したサポート
板１５に対して固設した軸心が左右方向のガイドピン、
１６はガイド構造部材であるガイドプレート、１７はガ
イドプレート１６に形成した側面視ヘ字形のガイド溝
穴、１８はガイドプレート１６をコントロールボックス
１０に対して回動自在に枢支している回動支点であるガ
イドプレート用横軸、１９ははね上げレバー１２の基端
ボス、２０は基端ボス１９に溶着した作業時係止用フッ
ク（以下、フック２０という）、２１は基端ボス１９に
溶着したブラケット、２２はリンク、２３は上記ブラケ
ット２１とリンク２２前端部とを回動自在に連結してい
るピン、２４はガイドプレート１６の一端とリンク２２
後端部とを回動自在に連結しているピン、２５ははね上
げレバー１２の基端ボス１９が嵌合されている回動支点
でそのはね上げレバー１２をコントロールボックス１０
に支持している前部横軸、２６は台枠８側に固定されフ
ック２０と係合するロックピンである。
に基いて詳細に説明する。図１は、本発明の操縦装置を
示す側面図である。図において、７は油圧ショベル（図
示していない）の運転室の床板、８は床板７の上面に取
付けている台枠、９は台枠８に左右方向に設けられてい
るコントロールボックス１０支持用の水平軸、１１はコ
ントロールボックス１０の上部に設けられリモコン弁
（図示していない）を操作する作業用の操作レバー、１
２ははね上げレバーである。なお角度θは、はね上げレ
バーをハ位置よりニ位置にはね上げ操作したときコント
ロールボックス１０が作業時係止位置より降車時はね上
げ後方位置へ上昇回動するはね上げ回動角度である。図
２は、図１における操縦装置の切開要部側面図である。
図において、１３はコントロールボックス１０を上方へ
回動させるように付勢せしめている渦巻形のぜんまいば
ね、１４は台枠８（図１に示す）側に立設したサポート
板１５に対して固設した軸心が左右方向のガイドピン、
１６はガイド構造部材であるガイドプレート、１７はガ
イドプレート１６に形成した側面視ヘ字形のガイド溝
穴、１８はガイドプレート１６をコントロールボックス
１０に対して回動自在に枢支している回動支点であるガ
イドプレート用横軸、１９ははね上げレバー１２の基端
ボス、２０は基端ボス１９に溶着した作業時係止用フッ
ク（以下、フック２０という）、２１は基端ボス１９に
溶着したブラケット、２２はリンク、２３は上記ブラケ
ット２１とリンク２２前端部とを回動自在に連結してい
るピン、２４はガイドプレート１６の一端とリンク２２
後端部とを回動自在に連結しているピン、２５ははね上
げレバー１２の基端ボス１９が嵌合されている回動支点
でそのはね上げレバー１２をコントロールボックス１０
に支持している前部横軸、２６は台枠８側に固定されフ
ック２０と係合するロックピンである。
【０００８】図３は、図２におけるはね上げレバー１２
を示す拡大図である。図４は、図３のＡより見た図であ
る。図５は、図２のＢ−Ｂより見た図である。図におい
て、２７はコントロールボックス１０の作業時係止位置
状態を保持するストッパである。図６は、図２のＣ−Ｃ
断面図である。図７は図２のＤより見た要部背面図であ
るが、図２に示すリミットスイッチ２８（コントロール
ボックス１０の降車時はね上げ後方位置状態のときに作
業用の操作レバー１１の操作を自動的に操作不能にする
ためのリミットスイッチ）の取付構造部は図示していな
い。
を示す拡大図である。図４は、図３のＡより見た図であ
る。図５は、図２のＢ−Ｂより見た図である。図におい
て、２７はコントロールボックス１０の作業時係止位置
状態を保持するストッパである。図６は、図２のＣ−Ｃ
断面図である。図７は図２のＤより見た要部背面図であ
るが、図２に示すリミットスイッチ２８（コントロール
ボックス１０の降車時はね上げ後方位置状態のときに作
業用の操作レバー１１の操作を自動的に操作不能にする
ためのリミットスイッチ）の取付構造部は図示していな
い。
【０００９】次に、本発明の操縦装置の構成を図１〜図
７について述べる。本発明では、コントロールボックス
１０の内側の位置で、台枠８に立設したサポート板１５
に軸心が左右方向のガイドピン１４（図２及び図６に示
す）を固設し、またガイドプレート１６に側面視ヘ字形
のガイド溝穴１７を形成し、上記ガイドピン１４にガイ
ドプレート１６のガイド溝穴１７を係合せしめ、一方、
上記コントロールボックス１０の前部側の内部に設けた
はね上げレバー１２用基端ボス１９に作業時係止用のフ
ック２０とブラケット２１を固設し、そのブラケット２
１と、上記ガイドプレート１６の一端との間にリンク２
２を介設し、上記はね上げレバー１２のはね上げ回動に
対応して上記ガイドピン１４に沿ってガイドプレート１
６を摺動回動せしめるようにした。また本発明では、上
記コントロールボックス１０のボックス幅内にはね上げ
レバー１２を設け、コントロールボックス１０の前部側
より突出するはね上げレバー１２を前方へ長寸（図２に
示す寸法Ｌ’なる長寸）に延出し、コントロールボック
ス１０の作業時係止位置状態において運転者の降車を阻
止せしめる乗降遮断レバーに設定した。なお本実施例で
はガイドプレート１６のガイド溝穴１７の形状を側面視
へ字形に形成しているが、ヘ字形に限らず他の類似した
屈曲状に形成してもよい。
７について述べる。本発明では、コントロールボックス
１０の内側の位置で、台枠８に立設したサポート板１５
に軸心が左右方向のガイドピン１４（図２及び図６に示
す）を固設し、またガイドプレート１６に側面視ヘ字形
のガイド溝穴１７を形成し、上記ガイドピン１４にガイ
ドプレート１６のガイド溝穴１７を係合せしめ、一方、
上記コントロールボックス１０の前部側の内部に設けた
はね上げレバー１２用基端ボス１９に作業時係止用のフ
ック２０とブラケット２１を固設し、そのブラケット２
１と、上記ガイドプレート１６の一端との間にリンク２
２を介設し、上記はね上げレバー１２のはね上げ回動に
対応して上記ガイドピン１４に沿ってガイドプレート１
６を摺動回動せしめるようにした。また本発明では、上
記コントロールボックス１０のボックス幅内にはね上げ
レバー１２を設け、コントロールボックス１０の前部側
より突出するはね上げレバー１２を前方へ長寸（図２に
示す寸法Ｌ’なる長寸）に延出し、コントロールボック
ス１０の作業時係止位置状態において運転者の降車を阻
止せしめる乗降遮断レバーに設定した。なお本実施例で
はガイドプレート１６のガイド溝穴１７の形状を側面視
へ字形に形成しているが、ヘ字形に限らず他の類似した
屈曲状に形成してもよい。
【００１０】次に、本発明の操縦装置の作用について述
べる。本発明では、図２に示す作業時係止用のフック２
０のロックピン２６に対する係合を解除してはね上げレ
バー１２のはね上げ操作をすると、コントロールボック
ス１０は水平軸９に巻装したぜんまいばね１３のばね力
によって上方に回動を始める。その場合に、はね上げレ
バー１２の基端ボス１９の回動に対して上記リンク２２
及びガイドプレート１６が前後方向に回動を行うが、そ
のときには上記ガイドピン１４に沿ってガイドプレート
１６のガイド溝穴１７が摺動してガイドプレート１６及
びリンク２２が回動するので、コントロールボックス１
０を円滑かつ安定してはね上げ回動させることができ
る。また本発明では上記コントロールボックス１０のボ
ックス幅内にはね上げレバー１２を設け、コントロール
ボックス１０の前部側より突出するはね上げレバー１２
が安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行うし、そのは
ね上げレバー１２が側方の機器等に干渉するおそれはな
い。
べる。本発明では、図２に示す作業時係止用のフック２
０のロックピン２６に対する係合を解除してはね上げレ
バー１２のはね上げ操作をすると、コントロールボック
ス１０は水平軸９に巻装したぜんまいばね１３のばね力
によって上方に回動を始める。その場合に、はね上げレ
バー１２の基端ボス１９の回動に対して上記リンク２２
及びガイドプレート１６が前後方向に回動を行うが、そ
のときには上記ガイドピン１４に沿ってガイドプレート
１６のガイド溝穴１７が摺動してガイドプレート１６及
びリンク２２が回動するので、コントロールボックス１
０を円滑かつ安定してはね上げ回動させることができ
る。また本発明では上記コントロールボックス１０のボ
ックス幅内にはね上げレバー１２を設け、コントロール
ボックス１０の前部側より突出するはね上げレバー１２
が安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行うし、そのは
ね上げレバー１２が側方の機器等に干渉するおそれはな
い。
【００１１】
【発明の効果】本発明の操縦装置では、コントロールボ
ックスの内側の位置で、台枠に立設したサポート板に軸
心が左右方向のガイドピンを固設し、またガイドプレー
トに側面視ヘ字形のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピ
ンにガイドプレートのガイド溝穴を係合せしめ、上記コ
ントロールボックスの前部側の内部に設けたはね上げレ
バー用基端ボスに作業時係止用フックとブラケットを固
設し、そのブラケットと、ガイドプレートの一端とをリ
ンクを介して連結したので、上記作業時係止用フックの
ロックピンに対する係合を解除してはね上げレバーのは
ね上げ操作をすると、コントロールボックスは水平軸に
巻装したぜんまいばねのばね力によって上方に回動を始
める。その場合に、はね上げレバーの基端ボスの回動に
対して上記リンク及びガイドプレートが前後方向に回動
を行うが、そのときには上記ガイドピンに沿ってガイド
プレートのガイド溝穴が摺動してガイドプレート及びリ
ンクが回動するので、コントロールボックスを円滑かつ
安定してはね上げ回動させることができる。また本発明
ではコントロールボックスのボックス幅内にはね上げレ
バーを設け、コントロールボックスの前部側より突出す
るはね上げレバーを前方へ長寸に延出したので、そのは
ね上げレバーが安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行
うし、そのはね上げレバーが側方の機器等に干渉するお
それはない。したがって本発明の操縦装置を装備した建
設機械ではコントロールボックスの小型化をして周辺の
スペース活用がはかれるとともに、そのコントロールボ
ックスのはね上げ回動を円滑かつ安定して行うことがで
きる。
ックスの内側の位置で、台枠に立設したサポート板に軸
心が左右方向のガイドピンを固設し、またガイドプレー
トに側面視ヘ字形のガイド溝穴を形成し、上記ガイドピ
ンにガイドプレートのガイド溝穴を係合せしめ、上記コ
ントロールボックスの前部側の内部に設けたはね上げレ
バー用基端ボスに作業時係止用フックとブラケットを固
設し、そのブラケットと、ガイドプレートの一端とをリ
ンクを介して連結したので、上記作業時係止用フックの
ロックピンに対する係合を解除してはね上げレバーのは
ね上げ操作をすると、コントロールボックスは水平軸に
巻装したぜんまいばねのばね力によって上方に回動を始
める。その場合に、はね上げレバーの基端ボスの回動に
対して上記リンク及びガイドプレートが前後方向に回動
を行うが、そのときには上記ガイドピンに沿ってガイド
プレートのガイド溝穴が摺動してガイドプレート及びリ
ンクが回動するので、コントロールボックスを円滑かつ
安定してはね上げ回動させることができる。また本発明
ではコントロールボックスのボックス幅内にはね上げレ
バーを設け、コントロールボックスの前部側より突出す
るはね上げレバーを前方へ長寸に延出したので、そのは
ね上げレバーが安全用の乗降遮断レバーのはたらきを行
うし、そのはね上げレバーが側方の機器等に干渉するお
それはない。したがって本発明の操縦装置を装備した建
設機械ではコントロールボックスの小型化をして周辺の
スペース活用がはかれるとともに、そのコントロールボ
ックスのはね上げ回動を円滑かつ安定して行うことがで
きる。
【図１】本発明の操縦装置を示す側面図である。
【図２】図１における操縦装置の切開要部側面図であ
る。
る。
【図３】図２におけるはね上げレバーを示す拡大図であ
る。
る。
【図４】図３のＡより見た図である。
【図５】図２のＢ−Ｂより見た図である。
【図６】図２のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】図２のＤより見た要部背面図である。
【図８】従来技術の一実施例操縦装置を示す一部切欠き
側面図である。
側面図である。
【図９】従来技術の一実施例操作パネル取付構造を示す
側面図である。
側面図である。
【図１０】図９における操作パネルのロックレバー部の
側面図である。
側面図である。
２，１０ コントロールボックス ６，２６ ロックピン ８ 台枠 ９ 水平軸 １２ はね上げレバー １３ ぜんまいばね １４ ガイドピン １６ ガイドプレート １７ ガイド溝穴 １９ 基端ボス ２０ 作業時係止用フック ２１ ブラケット ２２ リンク
Claims (6)
- 【請求項１】 作業用操作レバーをそなえたコントロー
ルボックスを運転席の側方に配置し、上記コントロール
ボックスをその後部に設けた回動支点を中心として作業
時係止位置より降車時はね上げ後方位置へはね上げ回動
せしめるようにしている建設機械の操縦装置において、
コントロールボックスの前部側位置にはね上げレバーの
回動支点を設け、そのはね上げレバーの回動に連動して
別の回動支点を中心に回動するガイド構造部材を形成し
たことを特徴とする建設機械の操縦装置。 - 【請求項２】 特許請求の範囲請求項１記載の建設機械
の操縦装置において、前記コントロールボックスのボッ
クス幅内に前記はね上げレバーを設けたことを特徴とす
る建設機械の操縦装置。 - 【請求項３】 特許請求の範囲請求項１及び請求項２記
載の建設機械の操縦装置において、前記コントロールボ
ックスの内側の位置で、運転席下側の台枠に立設したサ
ポート板に軸心が左右方向のガイドピンを固設し、また
ガイドプレートに側面視屈曲状のガイド溝穴を形成し、
上記ガイドピンにガイドプレートのガイド溝穴を係合せ
しめ、上記はね上げレバーのはね上げ回動に対応して上
記ガイドピンに沿ってガイドプレートを摺動回動せしめ
るようにしたことを特徴とする建設機械の操縦装置。 - 【請求項４】 特許請求の範囲請求項１及び請求項２記
載の建設機械の操縦装置において、前記ガイド溝穴の側
面視形状をヘ字形に形成したことを特徴とする建設機械
の操縦装置。 - 【請求項５】 特許請求の範囲請求項１，請求項２，及
び請求項３記載の建設機械の操縦装置において、前記コ
ントロールボックスの前部側の内部の設けたはね上げレ
バー用基端ボスに作業時係止用フックとブラケットを固
設し、そのブラケットと、前記ガイドプレートの一端と
の間にリンクを介設したことを特徴とする建設機械の操
縦装置。 - 【請求項６】 特許請求の範囲請求項２記載の建設機械
の操縦装置において、前記コントロールボックスの前部
側より突出するはね上げレバーを前方へ長寸に延出し、
コントロールボックスの作業時係止位置状態において運
転者の降車を阻止せしめる乗降遮断レバーに設定したこ
とを特徴とする建設機械の操縦装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3870496A JPH09209405A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 建設機械の操縦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3870496A JPH09209405A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 建設機械の操縦装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209405A true JPH09209405A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12532711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3870496A Pending JPH09209405A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 建設機械の操縦装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209405A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000328604A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
| WO2023153348A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP3870496A patent/JPH09209405A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000328604A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
| WO2023153348A1 (ja) * | 2022-02-10 | 2023-08-17 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
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