JP3742276B2 - 建設機械の運転室 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
運転席のアームレストおよびコンソールが回動可能に設けられる油圧ショベル等の建設機械の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型の建設機械の運転室は、オペレータにとって乗降りの際に身動きが取りにくい程狭くなっている。このため、運転室には、特に乗降時にオペレータが不用意に操作レバーに接触してもアクチュエータが動作しないための手段が設けられるとともに、乗降りが比較的容易となるための工夫がなされている。
【0003】
例えば、特開平8−137567号公報に示される建設機械の運転室は、運転席と、建設機械を操作する操作レバーと、この操作レバーが設けられるコンソールとを備えている。
【0004】
上述のコンソールには、このコンソールへの圧油の供給を断つゲートロックバルブと、このバルブを操作するゲートロックレバーとを備えるゲートロック装置が設けられている。
【0005】
特に、この運転室には、上述のゲートロックレバーの操作に連動させて、コンソールを運転席の方へ跳ね上げる機構が設けられている。
【0006】
このように構成される運転室では、オペレータが建設機械から降りる前などに、予めゲートロックレバーを操作して、パイロットラインへの圧油の供給を断つとともに、コンソールを運転席側へ跳ね上げる。
【0007】
これにより、オペレータが例えば衣類のポケットを操作レバーに引っ掛け、操作レバーが動かされてもアクチュエータを作動させることがない。また、コンソールが操作レバーとともに運転席側へ跳ね上がることによって運転席前方のスペースが広がり、オペレータの乗降りが容易になっている。
【0008】
また、例えば、実開平5−40357号公報に示される建設機械の運転室は、前後方向に傾倒可能に設けられる背もたれ、この背もたれの側部に回動可能に設けられるアームレストと、運転席の側部の下方に設けられ、背もたれの傾倒のロックを解除するレバーを備えている。
【0009】
そして、この運転室には、背もたれの前方への傾倒にアームレストを連動させて、アームレストを上方へ回動させる機構が設けられている。
【0010】
このような運転室では、オペレータが背もたれの傾斜角度を調整するときなどにこの背もたれが前方へ傾倒されると、この背もたれの傾倒に連動して、アームレストが上方へ回動する。これにより、アームレストが操作レバーに接触することがなく、誤って操作レバーを操作することを防止できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、小型の建設機械の運転室は、コンソール上部に設けられる操作レバーとアームレストとが接近しているため、上述した特開平8−137567号公報のように跳ね上がるコンソールを設ける場合には、操作レバーがアームレストに接触しないように、アームレストの大きさを小さく設定しなくてはならない。場合によっては、アームレストを取り払う必要が生ずる。このため、運転席としては使い勝手が悪くなるという問題がある。
【0012】
また、コンソールの回動角度を小さく設定することも考えられるが、オペレータが乗降りするためのスペースが狭くなり得策ではない。
【0013】
また、実開平5−40357号公報のように、アームレストを回動できる運転席であれば、アームレストを上方に回動させてからコンソールを跳ね上げるようにすることが考えられる。しかし、オペレータがアームレストを回動し忘れたままでコンソールを跳ね上げてしまうことが考えられ、この策も得策ではない。
【0014】
本発明の目的は、上述の現状を考慮してなされたもので、コンソールの回動角度に関係なく、アームレストとして十分機能する大きさのものを設けることができるとともに、アームレストの大きさに関係なく、コンソールの回動角度を大きく設定することができる建設機械の運転室を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前後方向および上下方向へ移動可能に設けられる座部、前後方向へ傾倒可能に設けられる背もたれ、およびこの背もたれの側部に回動可能に設けられるアームレストを含む運転席と、この運転席の側方に回動可能に設けられ、上部に操作レバーが設けられるコンソールとを備える建設機械の運転室において、
前記アームレストと前記コンソールとを連結し、前記座部の前後方向および上下方向への移動、前記背もたれの前後方向への傾倒、および前記アームレストの回動に対し、それぞれ独立した動作を許容するとともに、前記コンソールを回動させたときに前記アームレストを連動させて、このアームレストを前記コンソールと同じ方向に回動させる連動手段を備える構成にしている。
【0016】
このように構成した請求項1に係る発明では、例えば、オペレータが座席の位置、背もたれの傾斜角度、またアームレストの角度を所望の位置に調節するときに、座部を前後方向および上下方向へ移動させたり、背もたれを前後方向へ傾倒させたり、またアームレストを回動させてもコンソールはそのままの状態を保持する。
【0017】
したがって、座席の位置や、背もたれの傾斜角度、またアームレストの角度を、オペレータが所望する位置に調節することができる。
【0018】
また、例えば、オペレータが運転室から降りるときにコンンソールを上方へ回動させた場合には、連動手段がコンソールの回動にアームレストを連動させて、このコンソールと同方向へ回動させる。これにより、コンソール上部に設けた操作レバーがアームレストに接触するのを防止することができる。
【0019】
したがって、コンソールが回動する角度に関係なく、アームレストとして十分機能する大きさのものを設けることができるとともに、アームレストの大きさに関係なく、コンソールの回動角度を大きく設定することができ、乗降時のスペースを確保することができる。
【0020】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記連動手段は、
所定の長さと撓みを有し、前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちのいずれか一方に一端部が固定され、前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちの他方に他端部側が取付部材を介し固定されるプッシュプルケーブルと、
前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちの前記他方の所定位置に設けられる突起部とを備え、
前記プッシュプルケーブルの前記他端部側に取り付けた取付部材と前記突起部とが所定範囲内において相対的に移動可能に取り付けられることを特徴としている。
【0021】
このように構成した請求項2に係る発明では、例えば、プッシュプルケーブルの一端部がコンソール上の所定位置に固定され、他端部がアームレスト上の所定位置に設けられる突起部に取付部材を介して取り付けられている場合には次のように動作する。
【0022】
例えば、オペレータが座席の位置、背もたれの角度、アームレストの角度を所望の位置に調節するときに、座部を前後方向および上下方向へ移動させたり、背もたれを前後方向へ傾倒させたり、またアームレストを回動させると、アームレストとコンソールとの位置関係が変化する。
【0023】
ここで、取付部材と突起部とは所定範囲内で相対的に移動可能に取り付けられているために、アームレストとコンソールの位置が変化しても、プッシュプルケーブルを引張力が作用することがない。
【0024】
すなわち、アームレスト上の所定位置に設けた突起部の移動量はプッシュプルケーブルを介してコンソール側に伝達されないので、コンソールは回転することなく、その状態を保持する。このように、連動手段は、座部の前後方向および上下方向への移動、背もたれの前後方向への傾倒、およびアームレストの回動に対しそれぞれ独立した動作を許容する。
【0025】
また、コンソールを上方へ回動させた際には、コンソール上の所定位置、すなわちプッシュプルケーブルの固定位置がコンソールの所定の回動中心を中心とする円周上を下方へ回転移動する。このためアームレストの突起部とコンソール上の所定位置とは大きく離れることになり、プッシュプルケーブルに引張力が作用する。
【0026】
一方、プッシュプルケーブルに取り付けた取付部材が突起部に係合しており、アームレスト上の所定位置を下方へ引張る。
【0027】
そして、このアームレスト上の所定位置は、アームレストの所定の回動中心を中心とする円周上を下方へ回転移動する。これに伴なって、アームレストが上方へ回動する。これにより、アームレストをコンソールの回動角度に応じた回動角度で回動させることができる。したがって、コンソール上部に設けられる操作レバーがアームレストに接触することを避けることができる。
【0028】
また、例えば、プッシュプルケーブルの一端部がアームレスト上の所定位置に固定され、他端部がコンソール上の所定位置に設けられる突起部に取付部材を介して取り付けられている場合であっても、ほぼ同様の動作となる。
【0029】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記アームレスト上の所定位置と前記コンソール上の所定位置とを、前記アームレストの回動角度が前記コンソールの回動角度よりも大きくなる位置関係に設定したことを特徴としている。
【0030】
このように構成した請求項3に係る発明では、コンソールを回動させた際に、コンソールよりもアームレストの方が大きな角度で回動する。これにより、運転席の位置を前方へ移動させてコンソール上部に設けられる操作レバーとアームレストとがより接近した場合であっても、操作レバーとアームレストとの接触を避けることができる。
【0031】
また、請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記アームレスト上の所定位置と前記コンソール上の所定位置とを、前記アームレストの回動角度が前記コンソールの回動角度の2倍以上となる位置関係に設定したことを特徴としている。
【0032】
また、請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに係る発明において、前記建設機械が、油圧ショベルであることを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の建設機械の運転室の一実施形態を図に基づいて説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態を示す側面図、図2は、図1に示す一実施形態に備えられる連動手段によってコンソールとアームレストを連動させた状態を示す説明図、図3は、図1に示す実施形態によってアームレストのみを回動させた状態を示す説明図、図4は、図3に示すアームレストの回動状態の要部拡大図、図5は、図1に示す実施形態が設けられる小型の建設機械を示す側面図である。
【0035】
本実施形態は、図5に示すように、建設機械、例えば小型の油圧ショベル30に設けられる運転室20である。この運転室20は、オペレータが座る運転席1と、建設機械を操作する操作レバー5aが上部に設けられるコンソール5とを備えている。
【0036】
運転席1は、前後方向および上下方向へ移動可能に設けられる座部4と、前後方向へ傾倒可能に設けられる背もたれ2と、この背もたれ2の側部に回動可能に設けられるアームレスト3とを備えている。
【0037】
また、この運転室20には、パイロットラインへの圧油の供給を断つ不図示のゲートロックバルブと、コンソール5の側部に設けられ、ゲートロックバルブを操作するゲートロックレバー21とを設けている。また、上述のコンソール5は、ゲートロックレバー21の操作に連動して、上下方向へ回動するように設けている。
【0038】
特に、本実施形態の運転室20には、図1〜4に示すように、上述の座部4の前後方向および上下方向への移動、背もたれ2の前後方向への傾倒、およびアームレスト3の回動に対し、それぞれ独立した動作を許容するとともに、コンソール5を回動させたときにアームレスト3を連動させて、このアームレスト3をコンソール5と同じ方向に回動させる連動手段10を設けている。
【0039】
この連動手段10は、図1に示すように、コンソール5の所定の回動中心6を中心とする回転半径Rの円周上の位置、すなわち所定位置11に一端部が固定され、アームレスト3の所定の回動中心7を中心とする回転半径rの円周上の位置、すなわち所定位置12に取付部材13を介し他端部が固定されるプッシュプルケーブル14を備えている。
【0040】
なお、このプッシュプルケーブル14は、所定の長さと撓みを有し、一端部と他端部の間で、ワイヤーの軸方向の移動量を伝達する機能を有する。また、上述のアームレスト3上の所定位置12には突起部12aを設けてあり、この突起部12aと取付部材13とは、所定範囲内における相対移動を許容するように取り付けている。
【0041】
すなわち、取付部材13は、例えばプレートから成り、上述の突起部12aが係合可能に配置される長穴13aを有する。つまり、この取付部材13には、突起部12aが長穴13a内でスライド可能に設けている。
【0042】
また、上述のアームレスト3上の所定位置12とコンソール5上の所定位置11は、図2に示すように、コンソール5の回動角度を角度α、アームレスト3の回動角度を角度βとすると、
r/R=√{(1−cosα)/(1−cosβ)}……(1)
を満たすように設けられている。
【0043】
特に、本実施形態では、アームレスト3がコンソール5の回動角度の2倍の回動角度になる位置関係に設定している。すなわち、回転半径rが回転半径Rに対して、上述の(1)式の回動角度βに2αを代入した(2)式
r/R=√{1/2(1+cosα)}……(2)
を満たすように設定している。
【0044】
このように構成した本実施形態では、ゲートロックレバー21が操作されていないとき、すなわちコンソール5が上方へ回動されていない状態で、座部4を前後方向および上下方向に動かしたり、背もたれ2の前後の傾斜角度、またはアームレスト3の角度をオペレータの所望する角度に調節する場合には、連動手段10は次のように動作する。
【0045】
例えば、オペレータがアームレスト3のみを回動させた場合には、図3に示すように、アームレスト3の回動に伴なって突起部12aは、アームレスト3の所定の回動中心7を中心に下方側、すなわちコンソール5側に回転移動する。
【0046】
この場合、突起部12aとコンソール5上の所定位置11とは近づく方向への移動となり、突起部12aは、取付部材13の長穴13内を相対的に移動することになる。
【0047】
このため、このアームレスト3を回動させてもプッシュプルケーブル14には押付力もしくは引張力が伝達されないので、コンソール5上の所定位置11にも回動するための力が伝達されることがない。これにより、コンソール5が跳ね上がっていない状態で静止しているときは、アームレスト3をプッシュプルケーブル14によって回動を規制されることなく、コンソール5に対して回動させることができる。すなわち、連動手段10は、コンソール5を静止させたままでアームレスト3を回動させることができる。
【0048】
同様に、運転席1全体を前後方向および上下方向へ移動させる場合、あるいは背もたれ2を前後方向へ傾倒させる場合も、アームレスト3は、取付部材13と突起部12aとの相対移動によって、プッシュプルケーブル14に移動を規制されることなく、コンソール5を静止させたままで移動させることができる。すなわち、連動手段10は、座部4の前後方向および上下方向への移動、背もたれ2の前後方向への傾倒に伴なうアームレスト3のコンソール5に対する移動を許容する。
【0049】
次に、運転室20からオペレータが降りるときなどにゲートロックレバー21が操作されて、コンソール5が跳ね上がった場合について、図2を用いて説明する。
【0050】
まず、コンソール5上の所定位置11は、コンソール5の回動に伴なってコンソール5の所定の回動中心6を中心とする半径Rの円周上を下方へ回動する。このとき、コンソール5上の所定位置11は、プッシュプルケーブル14の一端部を下方に引張る。
【0051】
そして、このプッシュプルケーブル14の他端部は、取付部材13を介してアームレスト3上の突起部12aを下方へ引張る。これにより、このアームレスト3上の突起部12aは、アームレスト3の所定の回動中心7を中心とする半径rの円周上を下方へ回転移動する。
【0052】
このとき、アームレスト3は、突起部12aの回転角度と同じ回動角度で、アームレスト3の所定の回動中心7を中心に上方へ回動する。すなわち、アームレスト3は、コンソール5が回動角度αまで回動したときには、回動角度β=2αまでコンソール5と同方向へ回動する。これにより、アームレスト3は、コンソール5上に設けられた操作レバー5aに接触することがない。
【0053】
このように、本実施形態では、連動手段10によってアームレスト3をコンソール5に連動させて、このコンソール5と同じ方向に回動させるので、アームレスト3とコンソール5上に設けた操作レバー5aとは接触することがない。これにより、コンソール5の回動角度に関係なく、十分な大きさのアームレスト3を設けることができとともに、アームレスト3の大きさに関係なく、コンソール5の回動角度を設定できる。したがって、使い勝手の良い運転席1を設けることができるとともに、オペレータが乗降りするのに十分なスペースを形成するようにコンソール5の回動角度を設定することができる。
【0054】
また、本実施形態では、連動手段10を、プレートから成る取付部材13と、この取付部材13の長穴13aにスライド可能に配置される突起部と、プッシュプルケーブル14とによって構成しているので、運転席1と、この運転席1の周囲に設けられる所定の部材とに挟まれた限られたスペースに設けることができる。
【0055】
なお、本実施形態では、プッシュプルケーブル14の一端部をコンソール5上の所定位置11に固定し、他端部を取付部材13を介してアームレスト3上の突起部12aに取り付ける例を挙げたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、アームレスト3上に突起部12aを設ける代わりに、コンソール5上の所定位置11に突起部12aを設け、プッシュプルケーブル14の一端部をアームレスト3側に固定し、他端部を取付部材13を介してコンソール5上側に設けた突起部12aに取り付けるようにしてもよい。
【0056】
また、本実施形態では、コンソール5の回動角度αに対し、このコンソール5に連動するアームレスト3の回動角度β=2αに設定したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、アームレスト3の回動角度を、回動角度2αよりも大きく設定してもよく、例えばコンソール5の回動に応じてアームレスト5を背もたれ2の側部にしまうようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上、本発明の各請求項に係る発明では、連動手段によってアームレストをコンソールの回動に連動させて、このコンソールと同じ方向に回動させるので、アームレストとコンソール上部に設けた操作レバーとが接触しない。これにより、コンソールの回動角度に関係なく、十分な大きさのアームレストを設けることができとともに、アームレストの大きさに関係なく、コンソールの回動角度を設定できる。したがって、従来に比べて使い勝手の良い運転席を設けることができるとともに、オペレータが乗降りするのに十分なスペースを形成するようにコンソールの回動角度を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の運転室の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施形態に備えられる連動手段よってコンソールとアームレストを連動させた状態を示す説明図である。
【図3】図1に示す実施形態によってアームレストのみを回動させた状態を示す説明図である。
【図4】図3に示すアームレストの回動状態の要部拡大図である。
【図5】図1に示す実施形態が設けられる小型の建設機械を示す側面図である。
【符号の説明】
1 運転席
2 背もたれ
3 アームレスト
4 座部
5 コンソール
5a 操作レバー
6 コンソールの所定の回動中心
7 アームレストの所定の回動中心
10 連動手段
11 コンソール上の所定位置
12 アームレスト上の所定位置
12a 突起部
13 取付部材
13a 長穴
14 プッシュプルケーブル
r アームレスト上の所定位置の回転半径
R コンソール上の所定位置の回転半径
α アームレストの回動角度
β コンソールの回動角度
Claims (5)
- 前後方向および上下方向へ移動可能に設けられる座部、前後方向へ傾倒可能に設けられる背もたれ、およびこの背もたれの側部に回動可能に設けられるアームレストを含む運転席と、この運転席の側方に回動可能に設けられ、上部に操作レバーが設けられるコンソールとを備える建設機械の運転室において、
前記アームレストと前記コンソールとを連結し、前記座部の前後方向および上下方向への移動、前記背もたれの前後方向への傾倒、および前記アームレストの回動に対し、それぞれ独立した動作を許容するとともに、前記コンソールを回動させたときに前記アームレストを連動させて、このアームレストを前記コンソールと同じ方向に回動させる連動手段を備えることを特徴とする建設機械の運転室。 - 前記連動手段は、
所定の長さと撓みを有し、前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちのいずれか一方に一端部が固定され、前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちの他方に他端部側が取付部材を介し固定されるプッシュプルケーブルと、
前記コンソール上の所定位置および前記アームレスト上の所定位置のうちの前記他方の所定位置に設けられる突起部とを備え、
前記プッシュプルケーブルの前記他端部側に取り付けた取付部材と前記突起部とが所定範囲内において相対的に移動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の建設機械の運転室。 - 前記アームレスト上の所定位置と前記コンソール上の所定位置とを、前記アームレストの回動角度が前記コンソールの回動角度よりも大きくなる位置関係に設定したことを特徴とする請求項2記載の建設機械の運転室。
- 前記アームレスト上の所定位置と前記コンソール上の所定位置とを、前記アームレストの回動角度が前記コンソールの回動角度の2倍以上となる位置関係に設定したことを特徴とする請求項3記載の建設機械の運転室。
- 前記建設機械が、油圧ショベルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械の運転室。
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