JP2020016101A - 建設機械のキャブ - Google Patents

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【課題】アームレスト本体がコントロールボックスの上面に設けられたスイッチに接触することを防止して当該スイッチが作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐことができる建設機械のキャブを提供する。【解決手段】建設機械のキャブ7において、コントロールボックス及びアームレスト本体51のうちの一方の部材には、前記コントロールボックス及び前記アームレスト本体51のうちの他方の部材に対して上下方向に対向する阻止部80が設けられ、前記阻止部80は、前記コントロールボックスの上面20Sと前記アームレスト本体51の下面51Sとの間に位置することで前記上面20Sと前記下面51Sとの間の間隔を保持して当該下面51Sがスイッチ70に接することを阻止する上下方向の長さを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、運転席、アームレスト及びコントロールボックスを備えた建設機械のキャブに関する。
従来、運転席、アームレスト及びコントロールボックスを備えた建設機械のキャブが知られている(例えば特許文献1)。前記コントロールボックスは、建設機械のアタッチメントなどを操作する操作レバー、当該操作レバーによる操作に応じて動作するバルブなどを有し、前記運転席の側方に設けられている。前記アームレストは、アームレスト本体と、当該アームレスト本体を支持する支持部材と、を有する。前記アームレスト本体は、運転席に座る作業者が前記操作レバーを操作するときに作業者の腕を支える部分である。このため、前記アームレスト本体は、コントロールボックスの真上に配置された状態で前記支持部材によって支持される。
特開2016−37704号公報
ところで、上記のような建設機械のキャブにおいて、コントロールボックスの上面には、種々のスイッチが設けられる場合がある。また、アームレスト本体は、作業者の腕を支えた状態において、腕の重みによって前記支持部材に支持される部位を支点として下方に撓むことがある。このようにアームレスト本体が撓むと、アームレスト本体がコントロールボックスの上面に設けられた前記スイッチに接触し、当該スイッチが作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることがある。また、アームレスト本体の配置を作業者の体型に合わせるために、建設機械は、アームレスト本体の高さを調節する機能や、水平面に対するアームレスト本体の角度を調節する機能などを有する場合がある。アームレストに設けられるこれらの調節機能は、コントロールボックスにおけるスイッチの配置などが考慮されずにアームレスト単体で設計されて付与される場合がある。かかる場合にも、アームレスト本体の高さや角度が調節されると、アームレスト本体が前記スイッチに接触することがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、アームレスト本体がコントロールボックスの上面に設けられたスイッチに接触することを防止して当該スイッチが作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐことができる建設機械のキャブを提供することを目的とする。
本発明により提供されるのは、建設機械のキャブであって、運転席と、スイッチが設けられた上面を有するとともに前記運転席の側方に設けられたコントロールボックスと、前記スイッチに対して上下方向に間隔をおいて対向するとともに前後方向に延びるアームレスト本体と前記アームレスト本体を支持する支持部材とを含むアームレストと、を備える。前記コントロールボックス及び前記アームレスト本体のうちの一方の部材には、前記コントロールボックス及び前記アームレスト本体のうちの他方の部材に対して前記上下方向に対向する阻止部が設けられている。前記阻止部は、前記コントロールボックスの前記上面と前記アームレスト本体の下面との間に位置することで前記上面と前記下面との間の間隔を保持して当該下面が前記スイッチに接することを阻止する上下方向の長さを有する。
このキャブでは、例えば、作業者の腕を支えるアームレスト本体が支持部材に支持される部位を支点として下方に撓んだり、アームレスト本体の高さが下方に調節されたり、アームレスト本体の角度が調節されたりした場合であっても、コントロールボックス及びアームレスト本体のうちの一方の部材に設けられた阻止部が、これらのうちの他方の部材に接することにより、アームレスト本体がスイッチに近づく方向に移動するのを規制し、これにより、アームレスト本体の下面がスイッチに対して上下方向に間隔をおいた状態を維持する。よって、本発明では、当該スイッチが作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐことができる。
前記建設機械のキャブにおいて、前記阻止部は、前記スイッチの後方に設けられており、前記支持部材は、前記アームレスト本体を前記阻止部よりも後方において支持しているのが好ましい。この態様では、アームレスト本体は、前記スイッチよりも後方において、前記阻止部と前記支持部材によって支持される。したがって、例えば、アームレスト本体の長さが変わったり、コントロールボックスに対するアームレスト本体の前後方向の位置が変わったりした場合であっても、阻止部は、アームレスト本体の下面がスイッチに対して上下方向に間隔をおいた状態を維持することができる。
前記建設機械のキャブにおいて、前記阻止部は、前記コントロールボックスに設けられているのが好ましい。この態様では、前記スイッチに対する前記阻止部の相対的な位置が不変である。したがって、例えば、コントロールボックスに対する前記アームレスト本体の前後方向の相対位置が変わったり、前記アームレスト本体の前後方向の長さが変わったりした場合であっても、前記阻止部が前記スイッチに接するようなことが生じない。
また、前記コントロールボックスは、樹脂材料により成形されるとともに前記阻止部を含むカバーを有しているのが好ましい。この態様では、前記阻止部は、樹脂材料により成形されたカバーの一部を構成している。このことは、カバーを樹脂成形する際に阻止部を一体的に成形することを可能にする。これにより、阻止部を設けるためにカバーとは別の部材を用意する必要がないので、部品点数の増加に起因するコストアップを抑制できる。
前記建設機械のキャブにおいて、前記支持部材は、前記アームレスト本体の後端部において当該アームレスト本体を支持しており、前記阻止部は、前後方向において、前記支持部材が前記アームレスト本体を支持する位置よりも前記アームレスト本体の前端に近い位置に配置されているのが好ましい。この態様では、支持部材がアームレスト本体を支持する位置と前記阻止部との前後方向の距離を、当該阻止部と前記アームレスト本体の前端との距離よりも大きくすることができる。これにより、アームレスト本体は、前後方向に比較的大きな距離を持って離れた前記支持部材と前記阻止部とによってより安定して支持され、また、作業者の腕を支えるアームレスト本体のうち前記阻止部よりも前方の部分が前記阻止部の位置を支点として下方に撓みにくくなる。
以上のように、本発明によれば、アームレスト本体がコントロールボックスの上面に設けられたスイッチに接触することを防止して当該スイッチが作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係るキャブが搭載される建設機械である油圧ショベルの全体側面図である。 実施形態に係るキャブの概略を示す斜視図である。 実施形態に係るキャブにおける運転席、左右のコントロールボックス、及び左右のアームレストを示す平面図である。 実施形態に係るキャブにおいて、運転席、左右のコントロールボックス、及び左右のアームレストを支持するための構造を示す正面図である。 実施形態に係るキャブにおける運転席、左のコントロールボックス、及び左のアームレストを示す左側面図であり、前記左のコントロールボックスの一部を破断して描いた図である。 図2の一部を拡大した斜視図である。 図3のVII−VII線における断面図である。 図3のVIII−VIII線における断面図である。 実施形態に係るキャブにおいて、前記アームレストのアームレスト本体、スイッチ及び阻止部の位置関係を説明するための側面図である。 実施形態に係るキャブにおいて、前記アームレストのアームレスト本体、スイッチ及び阻止部の位置関係を説明するための側面図である。 前記実施形態の変形例に係るキャブにおいて、前記アームレストのアームレスト本体、スイッチ及び阻止部の位置関係を説明するための側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るキャブが搭載される建設機械の一例である油圧ショベルを示す。当該油圧ショベルは、クローラ式の下部走行体1と、その上に旋回可能に搭載される上部旋回体2と、当該上部旋回体2に搭載される作業装置6と、を備える。前記上部旋回体2は、前記下部走行体1に連結される旋回フレーム2aと、当該旋回フレーム2a上に搭載されるキャブ7と、を有する。前記作業装置6は、前記旋回フレーム2aの前端部(図1に示される例では右側前端部)に起伏可能に連結されるブーム3と、当該ブーム3の先端部に回動可能に連結されるアーム4と、当該アーム4の先端部に回動可能に連結されるバケット5と、を含む。
前記キャブ7は、前記旋回フレーム2aの前部であって当該旋回フレーム2aの幅方向について前記ブーム3と隣接する部位(図1に示される例では左側前部)に搭載され、前記油圧ショベルの操縦を行うための運転室を構成する。すなわち、当該キャブ7内において、前記下部走行体1の走行、前記上部旋回体2の旋回、及び前記作業装置3の作業動作、を行わせるための操作が行われる。
図2、図3及び図4に示すように、前記キャブ7は、フロアプレート10と、キャブ外壁12と、シートスタンド14と、中間プレート16と、運転席18と、左右の走行ペダル8,8と、左右のコントロールボックス20A,20Bと、左右のアームレスト50A,50Bと、を有する。
前記フロアプレート10は、前記キャブ7の床部を構成する水平方向のプレートであり、前記キャブ外壁12は前記フロアプレート10の上方に運転室空間を画定する。前記シートスタンド14は前記フロアプレート10の上面上に固定される。前記中間プレート16は前記シートスタンド14に対して前後方向にスライド可能となるように当該シートスタンド14上に左右一対の第1スライドレール15を介して配置される。
前記運転席18は、その上に作業者が着座するための座席である。当該運転席18は平面視において前記キャブ7の略中央に配置される。前記キャブ外壁12の少なくとも前側には窓が設けられ、この窓を通じて、前記運転席18に着座する作業者の前方の視界が確保されている。なお、図4では、運転席18の座部のみを図示し、背もたれ部の図示を省略している。
前記左右の走行ペダル8,8は、下部走行体1を走行させるペダルである。走行ペダル8,8は、フロアプレート10上に設けられている。運転席18に着座する作業者は、当該運転席18の前方に位置する左右の走行ペダル8,8を踏み込むことで、下部走行体1を走行させることができる。
前記左右のコントロールボックス20A,20Bは、前記運転席18の左側方及び右側方にそれぞれ配置される。当該左右のコントロールボックス20A,20Bのそれぞれは、操作レバー22と、ボックス本体24と、を有する。
前記操作レバー22は、前記運転席18に着座する作業者による操作を受けて前後左右に回動する。当該操作は、前記上部旋回体2を旋回させるための操作や前記作業装置6を作動させるための操作である。
前記ボックス本体24は、前記運転席18の側方において前後方向に延びるように配置されている。前記ボックス本体24は、金属製のフレーム25と、樹脂材料により成形されたカバー26と、複数のスイッチ70と、を有する。前記フレーム25は、前記操作レバー22やこれに連動して開閉する図略のパイロット弁等を支持する。前記カバー26は、前記フレーム25、前記パイロット弁、図略の油圧配管及び電気配線その他を覆うように当該フレーム25に装着される。前記操作レバー22は、前記ボックス本体24の前部において前記カバー26を貫通して当該カバー26の上面(コントロールボックス20A,20Bのそれぞれの上面20S)から上方に突出するように前記フレーム25に支持されている。
前記複数のスイッチ70は、コントロールボックス20A,20Bのそれぞれの上面20Sに設けられている。具体的には、複数のスイッチ70は、カバー26の上面から上方に露出するように前記フレーム25に支持されている。複数のスイッチ70は、操作レバー22の後方に(具体的には操作レバー22の真後ろに)設けられている。
本実施形態では、複数のスイッチ70は、キャブ外壁12の前記窓を拭くための図略のワイパーを動作及び停止させるためのスイッチや、図略のライトを点灯及び消灯させるためのスイッチなどを含んでいる。ただし、複数のスイッチ70は、前記ワイパー及び前記ライト以外の部品を動作及び停止させるためのものを含んでいてもよい。
図4に示すように、前記左右のコントロールボックス20A,20Bは、前記中間プレート16と一体にスライドするように当該中間プレート16の左右側端部にそれぞれ固定され、前記運転席18は、前記中間プレート16に対して前後方向にスライド可能となるように当該中間プレート16上に左右一対の第2スライドレール17を介して配置されている。従って、前記第1及び第2スライドレール15,17のスライド動作により、前記フロアプレート10及び前記キャブ外壁12を含むキャブ本体と、前記運転席18と、前記左右のコントロールボックス20A,20Bの三者の相互の前後方向についての相対位置関係が調整されることが可能である。具体的には、前記前後方向について、前記シートスタンド14に対する前記中間プレート16のスライドにより前記キャブ本体に対する前記運転席18、前記左右コントロールボックス20A,20B及び左右アームレスト50A,50Bの相対位置を調整することが可能であり、さらに、前記中間プレート16に対する前記運転席18のスライドにより前記左右コントロールボックス20A,20B及び左右アームレスト50A,50Bに対する前記運転席18の相対位置を調整することが可能である。
前記左右のアームレスト50A,50Bは、前記運転席18の左側方及び右側方にそれぞれ配置される。当該左右のアームレスト50A,50Bは、作業者の左腕及び右腕を支えるためのものである。当該左右のアームレスト50A,50Bのそれぞれは、アームレスト本体51と、支持部材52と、高さ調節機構55と、回動機構56と、を有する。
前記アームレスト本体51は、運転席18に着座する作業者が前記操作レバー22を操作するときに作業者の前腕を支持するためのものであるため、左右のコントロールボックス20A,20Bのそれぞれの真上に配置され、作業者の前腕を支えることができるように前後方向に延びる形状を有する。
図5は、本実施形態に係るキャブ7における運転席18、左のコントロールボックス20A、及び左のアームレスト50Aを示す左側面図であり、前記左のコントロールボックス20Aの一部を破断して描いた図である。図6は、図2の一部を拡大した斜視図である。図4、図5及び図6に示すように、前記アームレスト本体51は、載置部53と、ベース部54と、を有する。
載置部53は、アームレスト本体51が作業者の前腕を支えるときに当該前腕が接する上面を有する。載置部53の上面は作業者の前腕を支持することが可能な程度の前後方向の長さを有する。載置部53は、作業者の快適性を考慮してクッション性を有していてもよい。ベース部54は、載置部53の下方において載置部53に固定されている。ベース部54は、載置部53を下から支持して載置部53の形状を保持できる程度の前後方向の長さを有する。載置部53は、載置部53を支持可能なように硬質の樹脂材料、金属材料などによって構成されている。
前記支持部材52は、アームレスト本体51を支持するための部材である。本実施形態では、支持部材52は、アームレスト本体51の後端部に連結されており、当該後端部を中心にアームレスト本体51を回動可能に支持している。
支持部材52の一端(下端)は前記フレーム25に取り付けられており、支持部材52の他端(上端)はアームレスト本体51に取り付けられている。これにより、アームレスト本体51は、支持部材52を介して前記フレーム25に支持されている。したがって、上述したように中間プレート16がシートスタンド14に対して前後方向にスライドすると、左右のアームレスト50A,50Bは、左右のコントロールボックス20A,20Bと一体的に前後方向に移動する。
本実施形態では、支持部材52は複数の部材により構成されている。具体的には、支持部材52は、アームレスト本体51に固定された第1支持部材52Aと、フレーム25に固定された第2支持部材52Bと、を含む。第1支持部材52Aと第2支持部材52Bとの間には、前記高さ調節機構55が介在している。
前記高さ調節機構55は、作業者の体型に応じて運転席18に対するアームレスト本体51の高さを調節する機能を有する。本実施形態では、高さ調節機構55は、被拘束部55Aと、拘束部55Bと、を含む。被拘束部55Aは、第1支持部材52A及び第2支持部材52Bの一方に固定されており、例えば上下方向に延びる柱状部を有する。拘束部55Bは、第1支持部材52A及び第2支持部材52Bの他方に固定されており、例えば前記柱状部が挿入される環状部を有する。拘束部55Bは、前記環状部のサイズを小さくして前記柱状部を締め付ける固定状態と、前記環状部のサイズを大きくして前記柱状部を解放する解放状態と、を切り換え可能に構成されている。作業者は、拘束部55Bを前記解放状態にセットしてアームレスト本体51を上下方向に移動させた後、拘束部55Bを前記固定状態にセットする。これにより、運転席18に対するアームレスト本体51の高さが調節される。
前記回動機構56は、作業者の体型に応じて水平方向に対するアームレスト本体51の角度を調節する機能を有する。当該回動機構56は、例えば、左右方向に延びる支柱56Aと、作業者により操作可能に構成された操作部56Bと、操作部56Bの操作量に応じて回転する連動部56Cと、を含む。回動機構56は、上限位置と下限位置との間でアームレスト本体51を回動中心である支柱56Aの中心回りに回動させることができる。
前記支柱56Aは、アームレスト本体51のベース部54の後端部に設けられた貫通孔に挿通されるとともに支持部材52の第1支持部材52Aに設けられた貫通孔に挿通されている。これにより、アームレスト本体51が支持部材52に対して回動可能に支持されている。
前記操作部56Bの少なくとも一部は、ベース部54に設けられた開口部を通じてアームレスト本体51の外部に露出している。本実施形態では、操作部56Bは、ダイヤル形状を有する部材であり、運転席18に着座する作業者による操作を受けて回動する。
前記連動部56Cは、操作部56Bが受ける前記操作に連動する1つ又は複数の部材により構成されている。連動部56Cは、例えば図略の複数の歯車を含む。前記連動部56Cは、操作部56Bが受ける前記操作の操作量に応じて、支持部材52(具体的には第1支持部材52A)に対するアームレスト本体51の角度を変える。
図7は、図3のVII−VII線における断面図であり、図8は、図3のVIII−VIII線における断面図である。図9及び図10は、本実施形態に係るキャブ7において、アームレスト本体51、スイッチ70及び阻止部80の位置関係を説明するための側面図である。
本実施形態に係るキャブ7においては、左右のコントロールボックス20A,20Bのそれぞれの上面20Sに阻止部80が設けられている。阻止部80は、アームレスト本体51の下面51Sがコントロールボックスの上面20Sに設けられたスイッチ70に接触することを防止して当該スイッチ70が作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐためのものである。
図10に示すように、阻止部80は、対応するコントロールボックスの上面20Sとアームレスト本体51の下面51Sとの間に位置することで前記上面20Sと前記下面51Sとの間の間隔を保持して当該下面51Sが前記スイッチ70に接することを阻止する上下方向の長さを有する。
阻止部80は、その上端部83がアームレスト本体51の下面51Sに接したときにアームレスト本体51がスイッチ70に対してさらに近づく方向に移動することを規制する。このことは、アームレスト本体51がスイッチ70に対して上下方向に間隔をおいた状態を維持することを可能にする。すなわち、阻止部80は、その上端部83がアームレスト本体51の下面51Sに接したときにアームレスト本体51をその位置で支持することが可能な剛性と、前記上端部83がアームレスト本体51の下面51Sに接したときにアームレスト本体51とスイッチ70との間に隙間が形成されるような上下方向の長さと、を有する。
阻止部80は、対応するコントロールボックスに設けられている。具体的に、阻止部80は、カバー26の一部を構成し、樹脂材料により成形されている。阻止部80は、スイッチ70の後方に(具体的にはスイッチ70の真後ろに)設けられている。阻止部80は、スイッチ70に近接する位置に設けられている。具体的には、阻止部80と最後部のスイッチ70との前後方向の距離は、1つのスイッチ70の前後方向の長さよりも小さい。
図9に示す側面視において、阻止部80は、コントロールボックスの上面20Sからアームレスト本体51の下面51Sに向かって延びる形状を有する。具体的には、側面視において、阻止部80は、その幅(前後方向の寸法)が上方に向かうにつれて小さくなるテーパー形状を有する。
阻止部80は、前方を向く前面81と、後方を向く後面82と、これらの前面81の上縁と後面82の上縁との境界部を構成する上端部83と、を有する。前面81は、その下縁が上縁よりも前方に位置するように鉛直方向に対して傾斜している。後面82は、その下縁が上縁よりも後方に位置するように鉛直方向に対して傾斜している。阻止部80の上端部83は、スイッチ70の最上部よりも上方に位置するとともにアームレスト本体51の下面51Sに対向している。阻止部80の前面の下端及び後面の下端は、スイッチ70の最上部よりも下方に位置している。
図7及び図8に示すように、正面視において、阻止部80の上端部83は、左右方向の中間部分において下方に凹む凹部83Cを有する。また、正面視において、アームレスト本体51の下面51Sは、下方に向かうにつれて幅が小さくなるような凸形状の部分51Cを有する。この凸形状の部分51Cが阻止部80の上端部83における凹部83Cに嵌り、これにより、アームレスト本体51が阻止部80に支持される。
図9に示すように、前後方向において、阻止部80は、支持部材52の第1支持部材52Aがアームレスト本体51を支持する位置である支持位置P1(支柱56Aの中心に対応する位置)よりもアームレスト本体51の前端51Fに対応する位置P2に近い位置に配置されている。言い換えると、前記支持位置P1とアームレスト本体51の前端51Fに対応する位置P2との間の前後方向の中央位置P3よりも、阻止部80は前方に配置されている。
以上説明したキャブ7によれば、作業者の腕を支えるアームレスト本体51が支持部材52に支持される部位を支点として下方に撓んだり、アームレスト本体51の高さが下方に調節されたり、アームレスト本体51の角度が調節されたりした場合であっても、コントロールボックス20A,20Bのそれぞれに設けられた阻止部80が、アームレスト本体51に接することにより、アームレスト本体51がスイッチ70に近づく方向に移動するのを規制し、これにより、アームレスト本体51の下面51Sがスイッチ70に対して上下方向に間隔をおいた状態を維持する。よって、本実施形態に係るキャブ7では、当該スイッチ70が作業者の意志に反してオン又はオフの状態となることを防ぐことができる。
また、本実施形態に係るキャブ7において、前記阻止部80は、複数のスイッチ70の後方に設けられており、前記支持部材52は、前記アームレスト本体51を前記阻止部80よりも後方において支持している。この態様では、アームレスト本体51は、前記複数のスイッチ70よりも後方において、前記阻止部80と前記支持部材52によって支持される。したがって、例えば、アームレスト本体51の長さが変わったり、コントロールボックスに対するアームレスト本体51の前後方向の位置が変わったりした場合であっても、阻止部80は、アームレスト本体51の下面51Sが複数のスイッチ70に対して上下方向に間隔をおいた状態を維持することができる。
また、本実施形態に係るキャブ7において、前記阻止部80が前記コントロールボックスに設けられているので、前記スイッチ70に対する阻止部80の相対的な位置が不変である。したがって、例えば、コントロールボックス20A,20Bに対する前記アームレスト本体51の前後方向の相対位置が変わったり、前記アームレスト本体51の前後方向の長さが変わったりした場合であっても、前記阻止部80が前記スイッチ70に接するようなことが生じない。
また、本実施形態に係るキャブ7において、コントロールボックス20A,20Bのそれぞれは、樹脂材料により成形されるとともに前記阻止部80を含むカバー26を有している。このことは、カバー26を樹脂成形する際に阻止部80を一体的に成形することを可能にする。これにより、阻止部80を設けるためにカバー26とは別の部材を用意する必要がないので、部品点数の増加に起因するコストアップを抑制できる。
また、本実施形態に係るキャブ7において、前記支持部材52は、アームレスト本体51の後端部において当該アームレスト本体51を支持しており、前記阻止部80は、前後方向において、支持部材52がアームレスト本体51を支持する位置よりもアームレスト本体51の前端51Fに近い位置に配置されている。したがって、支持部材52がアームレスト本体51を支持する位置P1と前記阻止部80との前後方向の距離L1を、当該阻止部80と前記アームレスト本体51の前端51Fとの距離L2よりも大きくすることができる。これにより、アームレスト本体51は、前後方向に比較的大きな距離を持って離れた前記支持部材52と前記阻止部80とによってより安定して支持される。また、作業者の腕を支えるアームレスト本体51のうち阻止部80よりも前方の部分が前記阻止部80の位置を支点として下方に撓みにくくなる。
[変形例]
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明は、例えば次のような態様を包含する。
A)阻止部について
前記実施形態では、阻止部80は、コントロールボックス20A,20Bのぞれぞれの上面20Sに設けられていたが、これに限られず、図11に示すように、アームレスト本体51の下面51Sに設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、阻止部80は、左右のコントロールボックス20A,20Bのそれぞれの上面20Sに設けられていたが、左右のコントロールボックス20A,20Bのうちの一方のコントロールボックスにスイッチ70が設けられていない場合には、当該一方のコントロールボックスの上面20Sには、阻止部80を設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、阻止部80は、カバー26の一部を構成し、樹脂材料により成形されていたが、これに限られない。阻止部80は、カバー26とは別体の部材として成形された後、コントロールボックスの上面20S又はアームレスト本体51の下面51Sに取り付けられてもよい。
また、阻止部80は、必ずしもコントロールボックスの上面20Sやアームレスト本体51の下面51Sに設けられていなくてもよい。例えば、阻止部80は、コントロールボックスの側面に設けられ、アームレスト本体51の下面51Sに対して上下方向に対向するように構成されていてもよい。また、阻止部80は、アームレスト本体51の側部に設けられ、コントロールボックスの上面20Sに対して上下方向に対向するように構成されていてもよい。
また、阻止部80は、前記スイッチ70の前方に設けられていてもよい。
B)スライド構造について
前記実施形態では、左右のアームレスト50A,50Bは、左右のコントロールボックス20A,20Bと一体的に前後方向に移動するように構成されていたが、これに限られない。左右のアームレスト50A,50Bは、左右のコントロールボックス20A,20Bに対して前後方向に相対的にスライド可能に構成されていてもよい。かかる場合、阻止部80は、コントロールボックス20A,20Bに対するアームレスト50A,50Bの位置が最も前方にある最前位置と、コントロールボックス20A,20Bに対するアームレスト50A,50Bの位置が最も後方にある最後位置との間の全範囲において、アームレスト本体51がスイッチ70に対して上下方向に間隔をおいた状態を維持するように構成される。
7 キャブ
18 運転席
20A 左コントロールボックス
20B 右コントロールボックス
20S コントロールボックスの上面
22 操作レバー
26 カバー
50A 左アームレスト
50B 右アームレスト
51 アームレスト本体
51S アームレスト本体の下面
52 支持部材
70 スイッチ
80 阻止部

Claims (5)

  1. 建設機械のキャブであって、
    運転席と、
    スイッチが設けられた上面を有するとともに前記運転席の側方に設けられたコントロールボックスと、
    前記スイッチに対して上下方向に間隔をおいて対向するとともに前後方向に延びるアームレスト本体と前記アームレスト本体を支持する支持部材とを含むアームレストと、を備え、
    前記コントロールボックス及び前記アームレスト本体のうちの一方の部材には、前記コントロールボックス及び前記アームレスト本体のうちの他方の部材に対して前記上下方向に対向する阻止部が設けられ、前記阻止部は、前記コントロールボックスの前記上面と前記アームレスト本体の下面との間に位置することで前記上面と前記下面との間の間隔を保持して当該下面が前記スイッチに接することを阻止する上下方向の長さを有する、建設機械のキャブ。
  2. 前記阻止部は、前記スイッチの後方に設けられており、
    前記支持部材は、前記アームレスト本体を前記阻止部よりも後方において支持している、請求項1に記載の建設機械のキャブ。
  3. 前記阻止部は、前記コントロールボックスに設けられている、請求項1又は2に記載の建設機械のキャブ。
  4. 前記コントロールボックスは、樹脂材料により成形されるとともに前記阻止部を含むカバーを有する、請求項3に記載の建設機械のキャブ。
  5. 前記支持部材は、前記アームレスト本体の後端部において当該アームレスト本体を支持しており、
    前記阻止部は、前後方向において、前記支持部材が前記アームレスト本体を支持する位置よりも前記アームレスト本体の前端に近い位置に配置されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の建設機械のキャブ。
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