JPH0633538U - リクライニングシート - Google Patents
リクライニングシートInfo
- Publication number
- JPH0633538U JPH0633538U JP7028792U JP7028792U JPH0633538U JP H0633538 U JPH0633538 U JP H0633538U JP 7028792 U JP7028792 U JP 7028792U JP 7028792 U JP7028792 U JP 7028792U JP H0633538 U JPH0633538 U JP H0633538U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat back
- reclining
- lock
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】リクライニングシートにおいて、シ−トバック
からリクライニング機構におけるロック部に作用する力
を低減する。 【構成】リクライニング機構10bを、シ−トバック1
2の側部に位置しその回動支点Aを中心とする円弧線上
に設けた複数の係合孔13aを有するロックプレート1
3と、シ−トバック12の一側部に左右方向へ進退可能
に設けられバネ付勢されてロックプレート13の各係合
孔13aの1つに弾撥的に係合してシ−トバック12を
コンソールボックス20にロックするロックピン14
と、シ−トクッション11の他側部に設けられてロック
ピン14と連結しこの各係合孔13aに対する係合を解
除させる解除操手段15にて構成し、ロック位置をシ−
トバック12の回動支点Aから大きく離間させた。
からリクライニング機構におけるロック部に作用する力
を低減する。 【構成】リクライニング機構10bを、シ−トバック1
2の側部に位置しその回動支点Aを中心とする円弧線上
に設けた複数の係合孔13aを有するロックプレート1
3と、シ−トバック12の一側部に左右方向へ進退可能
に設けられバネ付勢されてロックプレート13の各係合
孔13aの1つに弾撥的に係合してシ−トバック12を
コンソールボックス20にロックするロックピン14
と、シ−トクッション11の他側部に設けられてロック
ピン14と連結しこの各係合孔13aに対する係合を解
除させる解除操手段15にて構成し、ロック位置をシ−
トバック12の回動支点Aから大きく離間させた。
Description
【0001】
本考案はリクライニングシートに関する。
【0002】
リクライニングシートの一形式として例えば特開昭60−2214号公報に示 されているように、シ−トクッションと同シ−トクッションの後端部に下端部を 前後方向へ回動可能に組付けたシ−トバックとの間に、ラチェットおよび同ラチ ェットに離脱可能に噛合するポールを備えたリクライニング機構を介在してなる リクライニングシートがある。当該リクライニングシートにおいては、リクライ ニング機構を構成するラチェットおよびポールのいずれか一方がシ−トクッショ ンおよびシ−トバックのいずれか一方の側部に組付けられ、かつラチェットおよ びポールのいずれか他方がシ−トクッションおよびシ−トバックのいずれか他方 の側部に組付けられて、これらラチェットとポールとが離脱可能に噛合するよう になっている。
【0003】
ところで、この種形式のリクライニングシートにおいては、リクライニング機 構を構成するラチェットとポールとの噛合部がシ−トバックのシ−トクッション に対する回動を規制するロック部として機能するが、ラチェットとポールとが上 記のごとくシ−トクッションおよびシ−トバックの側部にそれぞれ組付けられて いるため、スペース上の制約によりロック部であるラチェットおよびポールの噛 合部とシ−トバックの回動支点とが近接している。このため、シ−トバックに異 常に大きな荷重が付加されると上記噛合部に過大な力が作用することになり、同 噛合部の強度を大きくしなければならない。従って、本考案の目的は、このよう な問題に対処することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、シ−トクッションと同シ−トクッションの後端部に下端部を前後方 向へ回動可能に組付けたシ−トバックとの間に配設されたリクライニング機構を 備え、シ−トバックの前後方向の傾斜角度を調整可能なリクライニングシートで あり、前記リクライニング機構を、前記シ−トクッション側または車体側に設け られて前記シ−トバックの側部に位置し同シ−トバックの回動支点を中心とする 円弧線上に設けた複数の係合孔を有するロックプレートと、前記シ−トバックの 一側部に左右方向へ進退可能に設けられバネ付勢されて前記ロックプレートの各 係合孔の1つに弾撥的に係合して前記シ−トバックを前記シ−トクッションまた は車体側にロックするロッド状の係合部材と、前記シ−トクッションまたはシ− トバックのいずれか一方の他側部に設けられて前記係合部材と連結し同係合部材 の前記各係合孔に対する係合を解除させる解除操作手段にて構成したことを特徴 とするものである。
【0005】
このように構成したリクライニングシートにおいては、係合部材がロックプレ ートの各係合孔の1つに係合している場合にはシ−トバックはシ−トクッション 側または車体側に対してロックされていて、シ−トバックの前後方向の回動が規 制されている。この状態で解除操作手段を操作すると、係合部材の係合孔に対す る係合が解除されてシ−トバックのシ−トクッション側または車体側に対するロ ックが解除され、シ−トバックは前後方向に回動可能となる。このため、シ−ト バックの前後方向の傾斜角度を調整してその後解除操作手段の操作を解除すれば 、係合部材が各係合孔の他の1つに係合してシ−トバックを再度シ−トクッショ ン側または車体側にロックし、シ−トバックの前後方向の回動を規制する。
【0006】 しかして、当該リクライニングシートにおいては、ロックプレートにおける各 係合孔を形成する位置をシ−トバックの回動支点を中心とした任意の曲率半径の 円弧線上に設定することができ、円弧の曲率半径を大きく設定することによりシ −トバックのシ−トクッション側または車体側に対するロック位置をシ−トバッ クの回動支点から大きく離間させることができる。従って、シ−トバックから上 記ロック位置に作用する力を低減することができる。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明するに、図1には本考案に係るリク ライニングシートの第1実施例が示されている。当該リクライニングシートにお いては、シート本体10aとリクライニング機構10bとを備え、シート本体1 0aの一側にコンソールボックス20が配設されている。シート本体10aはシ −トクッション11およびシ−トバック12を備え、シ−トバック12を構成す るバックフレーム12aの下端部はシ−トクッション11を構成するクッション フレ−ム11aの後端部に前後方向へ回動可能に組付けられていて、シ−トバッ ク12は回動支点Aを中心に前後方向へ回動可能に構成されている。このバック フレーム12aの組付部にはスパイラルスプリング12bが介装されている。
【0008】 リクライニング機構10bは図1〜図3に示すように、ロックプレート13、 ロックピン14、解除操作手段15および操作ケーブル16からなり、ロックプ レート13はコンソールボックス20を構成する前後一対の門形ブラケット21 ,22の側部に固定されて配設されている。両ブラケット21,22は左右の補 強プレート23,24にて連結されていて、車両フロア上に固定されて立設して いる。ロックプレート13は円弧状のプレートで、円弧線上に多数の係合孔13 aが形成されている。各係合孔13aはシ−トバック12の回動支点Aを中心と した円弧線上に位置している。ロックピン14はバックフレーム12aの側部に 設けたコ字状のブラケット12cに左右方向へ進退可能に組付けられてロックプ レート13に対向していて、ブラケット12c内にてロックピン14上に位置す る圧縮スプリング12dにより付勢されてロックプレート13の各係合孔13a の1つの弾撥的に係合している。
【0009】 解除操作手段15は操作レバー15a、支持軸15bおよびリンク15cとか らなり、操作レバー15aおよびリンク15cは支持軸15b上に固定されてい て、支持軸15bはクッションフレ−ム11aの他側に回動可能に組付けられて いる。操作ケーブル16はアウタチューブ16aにてクッションフレ−ム11a とバックフレーム12aとに固定されていて、インナワイヤ16bの一端がロッ クピン14の後端部に連結され、かつその他端がリンク15cの先端部に連結さ れている。
【0010】 このように構成したリクライニングシートにおいては、解除操作手段15の非 操作状態ではロックピン14がロックプレート13の各係合孔13aの1つに係 合していて、シ−トバック12はシ−トクッション11に対してロックされて前 後方向の回動が規制されている。この状態で解除操作手段15の操作レバー15 aを上方へ回動操作すると、リンク15cが前方へ回動してインナワイヤ16b を伸張してロックピン14をロックプレート13から後退させる。このため、ロ ックピン14の係合孔13aに対する係合が解除されてシ−トバック12のコン ソールボックス20側に対するロックが解除され、シ−トバック12は前後方向 に回動可能となる。このため、シ−トバック12の前後方向の傾斜角度を調整し てその後操作レバー15aの操作を解除すれば、ロックピン14がスプリング1 2dの作用で前進して各係合孔13aの他の1つに係合してシ−トバック12を コンソールボックス20側にロックし、シ−トバック12の前後方向の回動を規 制する。
【0011】 ところで、当該リクライニングシートにおいては、ロックプレート13におけ る各係合孔13aの配置部位がシ−トバック12の回動支点Aを中心とした曲率 半径の円弧線上に設定されていて、回動中心Aから大きく離間しているため、シ −トバック12のコンソールボックス20側に対するロック位置をシ−トバック 12の回動支点から大きく離間させることができる。従って、シ−トバック12 から上記ロック位置に作用する力を低減させることができる。
【0012】 図4には本考案の第2実施例に係るリクライニングシートが示されている。当 該リクライニングシートにおいては、シート本体10aの一側にアームレスト3 0が取付けられていて、リクライニング機構10bを構成するロックプレート1 3がアームレスト30を構成するフレーム群中の門形フレーム31の上端部に固 定されている。なお、当該リクライニングシートのその他の構成は第1実施例に 係るリクライニングシートと同様に構成されていて、同様の作用効果を奏するも のである。従って、当該リクライニングシートのその他の構成、作用効果の詳細 な説明については、第1実施例のリクライニングシートの構成部材と同様の構成 部材については同一の符号を付して省略する。
【図1】本考案の第1実施例に係るリクライニングシー
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図2】同リクライニングシートの部分横断平面図であ
る。
る。
【図3】同リクライニングシートで採用しているリクラ
イニング機構を構成するロックピンの組付部を拡大して
示す斜視図である。
イニング機構を構成するロックピンの組付部を拡大して
示す斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例に係るリクライニングシー
トの図1に対応する斜視図である。
トの図1に対応する斜視図である。
10a…シート本体、10b…リクライニング機構、1
1…シ−トクッション、12…シ−トバック、13…ロ
ックプレート、13a…係合孔、14…ロツクピン、1
5…解除操作手段、15a…操作レバー、15c…リン
ク、16…操作ケーブル、20…コンソールボックス、
30…アームレスト。
1…シ−トクッション、12…シ−トバック、13…ロ
ックプレート、13a…係合孔、14…ロツクピン、1
5…解除操作手段、15a…操作レバー、15c…リン
ク、16…操作ケーブル、20…コンソールボックス、
30…アームレスト。
Claims (1)
- 【請求項1】シ−トクッションと同シ−トクッションの
後端部に下端部を前後方向へ回動可能に組付けたシ−ト
バックとの間に配設されたリクライニング機構を備え、
前記シ−トバックの前後方向の傾斜角度を調整可能なリ
クライニングシートであり、前記リクライニング機構
を、前記シ−トクッション側または車体側に設けられて
前記シ−トバックの側部に位置し同シ−トバックの回動
支点を中心とする円弧線上に設けた複数の係合孔を有す
るロックプレートと、前記シ−トバックの一側部に左右
方向へ進退可能に設けられバネ付勢されて前記ロックプ
レートの各係合孔の1つに弾撥的に係合して前記シ−ト
バックを前記シ−トクッションまたは車体側にロックす
るロッド状の係合部材と、前記シ−トクッションまたは
シ−トバックのいずれか一方の他側部に設けられて前記
係合部材と連結し同係合部材の前記各係合孔に対する係
合を解除させる解除操作手段にて構成したことを特徴と
するリクライニングシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028792U JPH0633538U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | リクライニングシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028792U JPH0633538U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | リクライニングシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633538U true JPH0633538U (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=13427122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028792U Pending JPH0633538U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | リクライニングシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633538U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2116148A1 (en) * | 2007-02-27 | 2009-11-11 | Okamura corporation | Lock device for movable member of chair |
JP2010523385A (ja) * | 2007-04-05 | 2010-07-15 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | 特に車両後部座席のシートバックのための傾斜アジャスタ |
JP2014161362A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Fumihiro Saito | 車椅子 |
KR20160116501A (ko) * | 2015-03-30 | 2016-10-10 | (주) 씨엠텍 | 레저차량용 풀플랫 타입 시트 리클라이닝 장치 |
EP3392416A1 (en) * | 2017-03-29 | 2018-10-24 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd | Control lever device for construction machine |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP7028792U patent/JPH0633538U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2116148A1 (en) * | 2007-02-27 | 2009-11-11 | Okamura corporation | Lock device for movable member of chair |
EP2116148A4 (en) * | 2007-02-27 | 2012-10-10 | Okamura Corp | LOCKING DEVICE FOR MOBILE CHAIR ELEMENT |
JP2010523385A (ja) * | 2007-04-05 | 2010-07-15 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | 特に車両後部座席のシートバックのための傾斜アジャスタ |
JP2014161362A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Fumihiro Saito | 車椅子 |
KR20160116501A (ko) * | 2015-03-30 | 2016-10-10 | (주) 씨엠텍 | 레저차량용 풀플랫 타입 시트 리클라이닝 장치 |
EP3392416A1 (en) * | 2017-03-29 | 2018-10-24 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd | Control lever device for construction machine |
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