JP2001138781A - 車両用リアシート - Google Patents

車両用リアシート

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JP2001138781A
JP2001138781A JP32176499A JP32176499A JP2001138781A JP 2001138781 A JP2001138781 A JP 2001138781A JP 32176499 A JP32176499 A JP 32176499A JP 32176499 A JP32176499 A JP 32176499A JP 2001138781 A JP2001138781 A JP 2001138781A
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JP
Japan
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seat back
seat
vehicle
vehicle body
lock mechanism
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Pending
Application number
JP32176499A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamauchi
慶彦 山内
Shinya Sato
信也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング時にシートバックが荷室側に
侵入せず、且つ製造性及び車体重量軽減の面で優れた車
両用リアシートを提供する。 【解決手段】 シートバック3が上部背面のロック機構
11における支持点を中心にするため、リクライニング
状態を得るために、シートバック3を後傾させても、シ
ートバック3の上部が大きく荷室側へ突出することはな
い。リクライニング機構18を必要以上に大型化する必
要がなく、車体重量の軽減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用リアシー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリアシートは、シートクッショ
ンとシートバックとから成り、シートバックの下部は、
リクライニング機構を介して、シートバックの後部に回
動自在且つ任意角度でロック自在になっている。シート
バックを後傾させてリクライニング状態を得るために
は、リクライニング機構のレバーを操作して、シートバ
ックの上部を後側へ倒すようになっている。また、シー
トバックは前倒しして折りたたむことにより、リアシー
ト後方の荷室スペースを拡大して利用できるようになっ
ている(類似技術として実開平1−123736号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、リクライニング状態を得る
ために、シートバックの上部を後側へ倒す構造になって
いたため、シートバックが後方の荷室スペース内に突出
し、荷室スペースが狭くなる。また、リクライニング状
態において、乗員の背中からシートバックに加わる荷重
は全てリクライニング機構に集中していたため、リクラ
イニング機構を大型で強固なものにする必要があり、リ
アシート自体の製造が複雑になると共に、車体重量の増
加を招くことになる。尚、リクライニング時におけるシ
ートバックの後方への突出を防止するために、シートク
ッションの下方にレールを設け、シートバックの下部を
シートクッションごと前側へスライドさせるようにした
ものもあるが、レールを追加しなければならないため、
製造の複雑さ及び車体重量増加の問題は解決されない。
【0004】そして、シートバックを前倒しして折りた
たむ場合も、シートバックを単にシートクッションの上
に重ねるだけなので、折りたたんだシートバックの背面
と荷室のフロア面との間の上下差が大きく、拡大した荷
室の利用性が悪い。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、第一の目的は、リクライニン
グ時にシートバックが荷室側に侵入せず、且つ製造性及
び車体重量軽減の面で優れた車両用リアシートを提供す
るものである。
【0006】また、第二の目的は、シートバックを前倒
しして折りたたんだ際に、折りたたんだシートバックの
背面と荷室のフロア面との間の上下差が小さく、拡大し
た荷室の利用性の面で優れた車両用リアシートを提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートバックの上部背面をロック機構を介して車体又は
車体に固定された装備品に支持し、該ロック機構による
支持点を中心にシートバック全体を前後方向で回動自在
とし、シートクッションの前部を車体に固定したリクラ
イニング機構から上向きに突出させたリンクの上端に支
持し、リンクの下端を中心にシートクッション全体を前
後方向へ揺動自在にすると共に、リンクを任意角度で固
定自在とし、前記シートバックの下部とシートクッショ
ンの後部とを回動支点で回動自在に連結すると共に、シ
ートバックの下部又はシートクッションの後部を下から
支える手段を設けた。
【0008】請求項1記載の発明によれば、シートバッ
クが上部背面のロック機構における支持点を中心にする
ため、リクライニング状態を得るために、シートバック
を後傾させても、シートバックの上部が大きく荷室側へ
突出することはない。また、乗員の背中からシートバッ
クに加わる荷重の大部分はロック機構により受け止めら
れ、シートクッションの前部を支持しているリクライニ
ング機構に伝達される荷重は少ないため、リクライニン
グ機構を必要以上に大型化する必要がなく、車体重量の
軽減を図ることができる。更に、リクライニング時にシ
ートクッションの前部が下がるため、リクライニング効
果が大きい。
【0009】請求項2記載の発明は、シートバックの下
部を下から支える手段として、シートバックの下部側面
に突出形成したピンを、車体に固定したブラケットの長
孔内に挿入させ、且つ該長孔をロック機構の支持点を中
心とした円弧形状にした。
【0010】請求項2記載の発明によれば、シートバッ
クの下部側面に形成したピンと、該ピンを挿入する長孔
を有するブラケットで、シートバックの下部を下から支
えることができるため、コンパクトで省スペース効果が
大きい。また、長孔が円弧形状のため、リクライニング
時におけるシートバックの支持点を中心とした回動運動
を阻害しない。
【0011】請求項3記載の発明は、シートバックの回
動支点をシートバックの下部側面に設定し、該回動支点
よりも下方位置にピンを形成した。
【0012】請求項3記載の発明によれば、シートバッ
クを前倒しした際に、シートクッションの後部も下がる
ため、その上に重ね合わせたシートバックの背面と、荷
室のフロア面との間の上下差が小さくなり、拡大した荷
室を利用しやすくなる。
【0013】請求項4記載の発明は、ロック機構とし
て、車体又は車体に固定された装備品に前側へ突出する
ストライカを設け、且つシートバックの上部背面に形成
した凹部内にストライカと係合するキャッチャを設け
た。
【0014】請求項4記載の発明によれば、ストライカ
を車体側に設けたため、シートバックの背面には突出す
るものがなく、シートバックを前倒した際に荷物を載せ
やすい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図6に基づいて説明する。この実施形態に係る
リアシート1は、シートクッション2とシートバック3
とから構成されており、車室内の左右両側に配置されて
いる(尚、図は左側だけを代表して示している)。リア
シート1の後方には荷室Rが形成されており、荷室Rの
上部には「装備品」としてのトノボード4が固定されて
いる。トノボード4の前端にはストライカ5が突出形成
されている。
【0016】シートバック3の上部背面には、前記スト
ライカ5に対応する位置に凹部6が形成され、該凹部6
内にダンパゴム7と、キャッチャ8が設けられている。
キャッチャ8は常時下向きに付勢され、凹部6内に進入
して、ダンパゴム7にて受け止められたストライカ5の
先端と係合し、ストライカ5の抜けを防止する。このキ
ャッチャ8は、シートバック3の上面のノブ9にワイヤ
10で連結され、ノブ9を引き上げることにより、キャ
ッチャ8とストライカ5との係合を解除できるようにな
っている。そして、キャッチャ8とストライカ5によ
り、この実施形態のロック機構11が形成され、両者の
係合点が支持点となり、シートバック3はその支持点を
中心に前後方向で回動自在となる。
【0017】シートバック3の下部側面には、シートク
ッション2の後部と連結される湾曲状のアーム12が回
動支点Xで軸支されている。アーム12の他端はシート
クッション2に固定されているため、シートバック3は
回動支点Xを中心に前後方向に回動する。
【0018】また、回動支点Xの下方で且つ後方には、
ピン13が突出形成されている。このピン13は、クロ
スメンバ14に固定されたブラケット15の長孔16内
へ移動自在に挿入されている。この長孔16は、前記ロ
ック機構11の支持点を中心とした円弧形状をしてい
る。長孔16の前端部には、クリックバネ17(図3参
照)が設けられ、前記ピン13を長孔16の前端部にお
いて所定のバネ力で保持できるようになっている。
【0019】シートクッション2の前部は、車体に固定
したリクライニング機構18から上向きに突出させたリ
ンク19の上端に軸支されている。従って、シートクッ
ション2は、リンク19の下端を中心に前後方向へ揺動
する。左右のリクライニング機構18は、図示せぬ伝達
機構により連動するようになっており、一方のレバー2
0を操作することにより、リンク19の角度を複数段階
で固定できるようになっている。また、ロック機構11
が解除された際にリクライニング機構18もフリー回動
状態になるようにワイヤ10にて前記キャッチャ8と連
結されている。
【0020】以下、このリアシート1の作用を説明す
る。リクライニング状態を得るためには、リクライニン
グ機構18のレバー20を操作して、リンク19を前側
へ倒せば、シートクッション2が前側へ揺動すると共
に、シートバック3の下部が前側へ移動して、シートバ
ック3の後傾状態が得られる(図5参照)。この時、シ
ートバック3が上部背面のロック機構11における支持
点を中心に回動するため、シートバック3の上部が大き
く荷室R側へ突出することはない。また、乗員の背中か
らシートバック3に加わる荷重の大部分は、ロック機構
11により受け止められ、シートクッション2の前部を
支持しているリクライニング機構18に伝達される荷重
は少ないため、リクライニング機構18を必要以上に大
型化する必要がなく、車体重量の軽減を図ることができ
る。更に、リクライニング時にシートクッション2の前
部が下がるため、リクライニング効果が大きい。
【0021】また、シートバック3を前倒した場合は、
シートクッション2の前部だけでなく、後部も下がるた
め、その上に重ね合わせたシートバック3の背面と、荷
室Rのフロア面との間の上下差が小さくなり、拡大した
荷室Rを利用しやすくなる。更に、ストライカ5をトノ
ボード4側に設けたため、シートバック3の背面には突
出するものがなく、シートバック3を前倒した際に荷物
を載せやすい。
【0022】加えて、シートバック3の下部側面に形成
したピン13と、該ピン13を挿入する長孔16を有す
るブラケット15で、シートバック3の下部を下から支
えることができるため、コンパクトで省スペース効果が
大きい。
【0023】尚、以上の説明では、ストライカ5をトノ
ボード4に設ける例を示したが、これに限定されず、ス
トライカ5をリア側の車体自体(例えば、ストラットタ
ワー)に設けても良い。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、リクライニング時に
シートバックが荷室側に侵入せず、且つ製造性及び車体
重量軽減の面で優れている。また、シートバックを前倒
しして折りたたんだ際に、折りたたんだシートバックの
背面と荷室のフロア面との間の上下差が小さく、拡大し
た荷室の利用性の面で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る車両用リアシート
を示す斜視図。
【図2】ロック機構を示す断面図。
【図3】ブラケットを示す分解斜視図。
【図4】リアシートの通常状態を示す側面図。
【図5】リアシートのリクライニング状態を示す側面
図。
【図6】リアシートの折りたたみ状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 リアシート 2 シートクッション 3 シートバック 4 トノボード(装備品) 11 ロック機構 13 ピン 15 ブラケット 16 長孔 18 リクライニング機構 19 リンク R 荷室 X 回動支点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上部背面をロック機構を
    介して車体又は車体に固定された装備品に支持し、該ロ
    ック機構による支持点を中心にシートバック全体を前後
    方向で回動自在とし、 シートクッションの前部を車体に固定したリクライニン
    グ機構から上向きに突出させたリンクの上端に支持し、
    該リンクの下端を中心にシートクッション全体を前後方
    向へ揺動自在にすると共に、該リンクを任意角度で固定
    自在とし、 前記シートバックの下部とシートクッションの後部とを
    回動支点で回動自在に連結すると共に、シートバックの
    下部又はシートクッションの後部を下から支える手段を
    設けたことを特徴とする車両用リアシート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用リアシートであっ
    て、 前記シートバックの下部を下から支える手段として、シ
    ートバックの下部側面に突出形成したピンを、車体に固
    定したブラケットの長孔内に挿入させ、且つ該長孔をロ
    ック機構の支持点を中心とした円弧形状にしたことを特
    徴とする車両用リアシート。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用リアシートであっ
    て、 シートバックの回動支点をシートバックの下部側面に設
    定し、該回動支点よりも下方位置にピンを形成したこと
    を特徴とする車両用リアシート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用リアシートであって、 ロック機構として、車体又は車体に固定された装備品に
    前側へ突出するストライカを設け、且つシートバックの
    上部背面に形成した凹部内にストライカと係合するキャ
    ッチャを設けたことを特徴とする車両用リアシート。
JP32176499A 1999-11-11 1999-11-11 車両用リアシート Pending JP2001138781A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105042A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Mazda Motor Corp 車両用シート装置
KR101729898B1 (ko) * 2016-11-07 2017-04-24 김춘택 자동차의 접이식 시트용 등받이 조절 장치

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