JPH0628733B2 - Y−ホ−ジヤサイトを約40重量%以上含有するミクロ球体よりなる流動接触分解触媒及びその製造方法並びにその使用方法 - Google Patents

Y−ホ−ジヤサイトを約40重量%以上含有するミクロ球体よりなる流動接触分解触媒及びその製造方法並びにその使用方法

Info

Publication number
JPH0628733B2
JPH0628733B2 JP59032719A JP3271984A JPH0628733B2 JP H0628733 B2 JPH0628733 B2 JP H0628733B2 JP 59032719 A JP59032719 A JP 59032719A JP 3271984 A JP3271984 A JP 3271984A JP H0628733 B2 JPH0628733 B2 JP H0628733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microspheres
weight
clay
calcined
catalytic cracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59032719A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59206049A (ja
Inventor
スタンレ−・エム・ブラウン
ビンセント・エイ・デユラント
ウイリアム・ジエイ・レ−ガン
バリ−・ケイ・スペロネロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Catalysts LLC
Original Assignee
Engelhard Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Engelhard Corp filed Critical Engelhard Corp
Publication of JPS59206049A publication Critical patent/JPS59206049A/ja
Publication of JPH0628733B2 publication Critical patent/JPH0628733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G11/00Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G11/02Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils characterised by the catalyst used
    • C10G11/04Oxides
    • C10G11/05Crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/08Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y
    • B01J29/084Y-type faujasite
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2229/00Aspects of molecular sieve catalysts not covered by B01J29/00
    • B01J2229/60Synthesis on support
    • B01J2229/64Synthesis on support in or on refractory materials
    • B01J35/30
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S423/00Chemistry of inorganic compounds
    • Y10S423/21Faujasite, e.g. X, Y, CZS-3, ECR-4, Z-14HS, VHP-R

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の要約〕 本発明は、Y−ホージヤサイトゼオライトを約40重量
%以上、好ましくは50〜70重量%を含有するミクロ
球体よりなる新規な流動接触分解触媒及びこのような触
媒の製造方法並びに石油供給原料、特に多量の金属不純
物を含む供給原料のクラツキングにこのような触媒の使
用につき開示する。本発明の触媒のミクロ球体は、非常
な高活性、優れた熱水安定性、優れた摩耗抵抗性及び望
ましい選択特性とを包含するところの望ましい接触的及
び物理的特性の組合せを特徴とする。
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、Y−ホージヤサイトゼオライトを約40重量
%以上含有し非常に高い活性と他の望ましい特性とを有
するミクロ球体よりなる新規な流動接触分解触媒及びこ
のような触媒の製造方法並びに石油供給原料、特に多量
の金属不純物を含有するののクラツキングにこのような
触媒を使用することに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
1960年以来、大部分の工業用の流動接触分解触媒は
活性成分としてゼオライトを含有している。このような
触媒は、ミクロ球体と称せられる小球体の形状であつ
て、活性ゼオライト成分と非ゼオライト成分とを含有し
ている。しばしば、非ゼオライト成分は触媒のゼオライ
ト成分用の母材と称せられる。非ゼオライト成分は、触
媒の接触的及び物理的性質に関し多くの重要な機能を遂
行することで知られている。オブラツド氏は、これらの
機能を次のように記載している: 「母材は、篩中のナトリウムに対する流しのように作用
するので、母材触媒中のゼオライト粒子に対し安定性を
付与すると云われる。母材はまたゼオライトを稀釈し、
熱、蒸気及び機械的摩耗に対し安定化し、高い気孔率を
付与するのでゼオライトを最大容量に使用することがで
きかつ再生を容易にする機能を果たし、更に最後に、母
材は再生と分解時の熱伝導と大規模な接触分解における
熱貯蔵とに対し重要な内部特性を付与する。」エイ・ジ
ー・オブラツド、分子篩分解触媒、ザ・オイル・アンド
・ガス・ジヤーナル第70巻・第84頁(1972年3
月27日) 従来技術の流動接触分解触媒において、活性ゼオライト
成分は2つの一般的技術の1つによつて触媒のミクロ球
体中に混和される。1つの技術において、ゼオライト成
分は結晶化され、次いで別の工程においてミクロ球体中
に混和される。第2の技術、現場技術においては、ミク
ロ球体は先づ形成され、次いでゼオライト成分はミクロ
球体そのものの中で結晶化されて、ゼオライトと非ゼオ
ライト両成分を含有するミクロ球体が付与される。
工業的に成功するための流動接触分解触媒としては、工
業的に許容できる活性、選択性及び安定性の特性を有し
なければならないという事が久しく認められている。経
済的に魅力的生成率を付与するに充分な活性がなければ
ならず、かつ望まれる生成物を生産しかつ望まれない生
成物を生産しない優れた選択性を有しなければならず、
更に、工業的に有用な寿命を有するように充分に熱水安
定でかつ摩耗抵抗性でなければならない。
工業的接触分解製法で特別に望ましくない2つの生成物
は、コークスと水素である。ガソリンの生成率に関し、
これら2つの生成物の生成率のほんの僅かな増加も重大
な実際的問題を惹起することがある。例えば、生成する
コークスの量の増大は、高い発熱の触媒再生時にコーク
スを燃焼し尽くすことにより再生するという望ましくな
い発熱増大を惹起することがある。更に、工業的精油所
において、高価なコンプレツサが水素のような大容量の
ガスを処理するため使用される。従つて、水素生成量の
増大は、実質的に精油所の資本支出を増加させることが
ある。
ゼオライト流動接触分解触媒の重大な制約は、(a)石油
供給原料中にしばしば起る金属混合、特にバナジウムの
存在において急速に不活性化し、かつ(b)混合金属、特
にニツケルとアナジウムの担体として機能し、これらは
脱水素反応生成物、すなわち、コークスと水素の過度の
量を生成する、というような触媒の傾向があることであ
る。
このような制約と世界的石油供給減少、特にほんの少量
の金属しか混入しない石油の供給減少に対する懸念の増
大との故に、近年比較的多量のバナジウムとニツケルを
含有する分解石油供給原料に有用な改良されたゼオライ
ト分解触媒の開発に実質的努力が払われてきた。
改良された活性、安定性及び選択性の諸特性を有するゼ
オライト触媒の開発を阻害する現象は、これら特性の1
つにおける改善に、しばしば他の特性の1つまたはそれ
以上に対し逆の結果が生じたり、または触媒製造方法を
経済的に魅力ないものとする他の逆の結果を生じたりす
ることである。例えば、米国特許第4,326,993号には
「一般的に、既知の型の触媒は気孔容量が減少するにつ
れ摩耗抵抗性は増大する。」と記載されている。しか
し、この米国特許には、「一方低気孔容量が望ましく、
あまり気孔容量が低すぎると、拡散制限によつて選択性
が損なわれる傾向がある。それ故望ましい値は妥協にあ
る。」と引続き記載している(米国特許第4,326,993号
第4欄、第54〜59行)。
発明者等の知つている限りでは、約35重量%以上のY
−ホージヤサイトと約65重量%以下の非ゼオライト成
分を含有するミクロ球体よりなる工業用流動接触分解触
媒はなかつた。この理由は、ミクロ球体を工業的に魅力
なくする程にミクロ球体の活性、選択性、熱水安定性及
び摩耗抵抗性の諸特性の1つまたはそれ以上に逆の効果
を与えずに、工業的に実施可能の製法に対して流動接触
分解触媒の球体のY−ホージヤサイトの含有を約35%
以上に増大すること、またはミクロ球体の非ゼオライト
成分を約65%以下に減少させることは困難なことであ
るからである。
〔発明の要点〕
本発明は、Y−ホージヤサイトゼオライトを最少約40
重量%まで、好ましくは50−70重量%含有しかつミ
クロ気孔容積(直径20−100Åの範囲の径の気孔容
積)を約0.20cc/g以下、好ましくは約0.15cc/g以下
有するミクロ球体からなる流動接触分解触媒に関するも
のである。ミクロ球体は、非常に高い活性と、かつ最適
実施態様において、現在入手可能の工業用触媒より良好
若しくは四敵する摩耗抵抗性とを特徴とする。更に、ミ
クロ球体は、優れた熱水安定性の利点を有し、かつガソ
リンの好生成率とコークスと水素との低生成率を与える
だろう。発明者等は、この球体は、比較的多量の混入金
属を含有する分解石油供給原料に対し使用しても、これ
らの諸特性を発揮するだろうと確信している。
発明者等は、これら総ての望ましい特性を有するミクロ
球体からなる触媒は、(a)少なくとも実質的にカオリン
粘土の特徴的発熱の間中焼したカオリン粘土とメタカ
オリン粘土との混合物から誘導したミクロ球体中に下記
の条件下に約40重量%以上のY−ホージヤサイトゼオ
ライトを結晶化し、(b)得られたミクロ球体を下記方法
でイオン交換して、ミクロ球体のナトリウムイオンをよ
り望ましいカチオンで交換することにより得ることがで
きることを見出した。発明者等は、本発明のミクロ球体
は、比較的低含量の非ゼイライト成分を含みかつ優れた
接触的及び物理的特性を有し、この技術分野に重要な進
歩をもたらすものと確信する。
好適には、ゼオライトが結晶化されているミクロ球体
は、結晶化反応前に、約30−60重量%のメタカオリ
ン粘土と少なくともその特徴的発熱の間中焼されたカ
オリン粘土の約40−70重量%とより成る。ミクロ球
体は、全く含有しないか若しくは最大約10重量%以下
の含水粘土を含有する。結晶化工程の間、粘土ミクロ球
体のアルミナとシリカの若干は、これらミクロ球体から
浸出されて非ゼオライト成分を残すと信ぜられる。この
明細書中では、この非ゼオライト成分は、「焼粘土の
ゼオライト結晶工程残渣」として引用する。
試験によると、本発明の約40重量%以上のY−ホージ
ヤサイトを含むミクロ球体は、発明者等の知る他の工業
用流動接触分解触媒のどれよりも実質的に高度の活性を
有することが示される。異なつて記載される以外は、こ
れらの試験は、「ミクロ活性試験による流動分解触媒」
(指示D3907-80)(以下「ASTM標準方法」と称す
る)という表題のASTM標準試験方法中に記載される方法
を使用して実施された。これらの試験に際し、接触的活
性はASTM標準方法中に記載の方法に従つて「測定さ
れた転化」を先づ決定することにより計算され、この方
法は、下記のガス油供給を使用し次の式により活性を計
算する:活性=測定された転化%/(100−測定され
た転化%)。異なつて記載しない限り、総ての転化値は
総てのコークスと水素との生成率値同様に、この明細書
中ではガス油供給基準の重量%で決定された。
これら試験中に使用された標準ガス油供給原料は、AS
TM標準方法に記されるASTM標準供給原料と類似で
あるが、しかし同一ではない。発明者等は、ASTM標
準供給原料の適量を入手することは不可能だつた。発明
者等の使用した標準ガス油供給原料は、ニユージヤージ
ー08818、エンジン、エンゲルハルト社の鉱物薬品部、
特許部長(以下エンゲルハルトの鉱物薬品部特許課と記
す)に手紙を出すことによつて試験目的に入手できた。
流動接触分解単位装置における分解触媒により試験する
不活性化の模擬実験をするため、触媒を高温蒸気で処理
することにより熱水的に不活性化できる。ASTMは蒸
気処理による熱水的不活性化触媒の標準方法を記載して
ない。発明者等は、ASTMは標準蒸気方法に関し現在
提案を考慮中であるが、しかしこのような標準用の認可
は近い将来に期待されないことを承知している。本発明
を記載し定義する目的のため使用される蒸気方法は、
「流動接触分解触媒の熱水的不活性化のためのエンゲル
ハルトの方法」(以下「熱水的不活性化方法」と記す)
中に記載されている。この出版物はニユージヤージー08
818、エンジン、エンゲルハルト社 技術情報センター
の図書室に保管されている。(デユーイ十進数665,533
EC/H)。この出版物を含めてこの図書室の利用は、
技術情報センターの主任に手紙を出すなり電話すれば可
能である。更に、この出版物のコピーは、エンゲルハル
トの鉱物薬品部特許課に手紙を出すことにより得られ
る。
前述の出版物には、触媒の熱水的不活性処理に関し2つ
の方法が記載されている。出版物の主要本文に記載され
る方法は、「開放方式」方法であつて、これは少量の物
質が熱水処理単位装置から直接に大気中に排出される。
出版物の付録A中に記載されている方法は、「密閉方
式」方法であつて、これは熱水処理単位装置から排出す
る物質が洗浄集塵装置中に収集され含まれる。どこか他
に記載される以外は、本願の目的のため使用される熱水
処理方法は開放方式方法である。
熱水的不活性化方法に従つて、4時間、1450゜F(788
℃)下に水蒸気処理することにより熱水的に不活性化さ
れた触媒の接触的活性はこの明細書中には、触媒の「不
活性化された活性」と記される。同じ方法に従つて、4
時間、1500゜F(816℃)下に100%水蒸気で処理す
ることにより熱水的に不活性化された触媒の接触的活性
はこの明細書中には、触媒の「激しく不活性化された活
性」と記される。異なつて記されないかぎり、本願に記
される総ての「接触活性」及び「活性」は上記引用のA
STM標準方法及び標準ガス油供給原料を使用して決定
されたものである。
明細書及び特許請求の範囲中に、発明者等は工業的に利
用可能の製品、ウルトラシーブ(商標)260触媒、の
試料の特性に関して本発明のミクロ球体の接触的及び物
理的特性を定義したが、この製品の小量はエンゲルハル
トの鉱物薬品部特許課に手紙を出せば試験目的に入手可
能である。以下、ウルトラシーブ(商標)260触媒の試
料は、本願(特許請求の範囲を含めて)においては「標
準工業用触媒」と記す。
本発明者等は、絶対的数値でなくて、標準工業用触媒に
関して本発明のミクロ球体の接触的及び物理的特性を定
義することは、これら特性の定義のより正確な方法であ
ると確信する。この理由は、これら特性の数値は、試験
を実施する実験者及び実験者が使用する実験装置によつ
て変化するだろうし、一方標準と比較する時、これら特
性の相対的値は、若しこれら相対値が他の実験者により
他の実験装置を使用して決定されたとしても、比較的一
定値が得られるだろう。
本発明のミクロ球体が約4重量%以上の希土類酸化物を
含む場合、これらは優れた熱水安定性を有する。特に、
それらの不活性化された活性及び激しく不活性化された
活性は標準工業用触媒に比較して最小約1.5倍以上ま
で、好ましくは最小約2倍以上までである。
上述のASTM標準方法中に得られる生成物の分析は、
本発明の触媒は優れた選択性特特性の利点を有すること
を示している。特に、本発明の触媒の好適なミクロ球体
は、それらは水蒸気不活性化されてASTM標準方法に
おいて約70%測定転化を与える場合、同じく水蒸気不
活性され約70%測定転化を与える標準工業用触媒より
もより少ないコークス、更に最も好適には最小約20%
まで少ないコークスを生成し、かつより少ない水素、更
に最も好適には最小約20%まで少ない水素を生成す
る。同じ試験で約0.05cc/g以下の気孔容積を有する本
発明のミクロ球体は、標準工業用触媒よりも70%測定
転化で幾分少ない軽環状油を典型的に生成する。70%
測定転化でコークスと水素との生成率を決定する方法は
実施例1に記載されている。以下「70%測定転化」に
おける水素とコークスの生成率は「70%転化」におけ
る水素とコークスの生成率として記す。
本発明の触媒のミクロ球体の活性と選択性特性は、ある
場合、現在市場の流動接触分解触媒と比較して球体が比
較的低い総気孔率を有していても達成される。特に、本
発明のミクロ球体は、ある場合、約0.15cc/g以下若し
くは約0.10cc/g以下でさえある総気孔率を有する。比
較上、発明者等は、0.20cc/g以下の総気孔率を有する
現市場の流動接触分解触媒があることを知らない。明細
書中に使用される「総気孔率」とは、以下に記載する水
銀多孔計技術によつて決定する時、35−20,000
Åの範囲の径を有する気孔容積を意味する。
発明者等は、約0.15cc/g以下の総気孔率を有する球体
が、本発明の活性及び選択性特性を発揮することは驚く
べきことであると確信する。例えば、このような結果
は、低い気孔容積は「拡散制限のため選択性の損失をき
たすことがある」という上述の議論をする従来技術の開
示と正反対のものである。
本発明の触媒のミクロ球体はまたバナジウム及びニツケ
ルの存在下に良好な熱水安定性を発揮する。例えば、球
体が重量100万につき約4000部(ppm)のバナジウム
と約2000ppmのニツケルをその上に沈積した場合、
球体は同量のバナジウムとニツケルをその上に沈積する
標準工業用触媒と約同程度、更に好適には最小約1.5倍
まで以上の不活性化された活性を発揮する。明細書中に
使用される「約4000ppmのバナジウム」とは4000±400pp
mのバナジウムを包含し、「約2000ppmのニツケル」とは
2000±200ppmのニツケルを包含するだろう。バナジウム
とニツケルを触媒上に沈積する方法は、以下の実施例1
に記載されている。
ニツケルとバナジウムの存在下に良好な熱水安定性特性
を有するのに加えて、発明者等は、本発明のミクロ球体
は、これらの金属の存在下に良好な選択性特性を発揮す
ることを確信している。その望ましい総ての特性のため
に、発明者等は、本発明の触媒の球体は約2ppm以上の
ニツケルと約2ppm以上のバナジウムとを含有する石油
供給原料、例えば金属含有重質油供給原料のクラツキン
グに特に有用であろうと確信する。
本発明の触媒のミクロ球体は良好から優れたまでの摩耗
抵抗性を発揮する。特に、これら球体のエンゲルハルト
摩耗指数(以下「EAI」と記す)は「エンゲルハルト
摩耗指数」という表題の出版物に記載の方法によつて決
定する時、標準工業用触媒よりも約5倍以下の大きさ、
好ましくは約3倍以下の大きさ、最も好適には約1.5倍
以下である。この出版物は上記確信された図書室で(デ
ユーイ十進数665,533EC/EAI)で公知に入手可能で
ある。更にこの出版物のコピーは、エンゲルハルトの鉱
物薬品部特許課に手紙することにより得ることができ
る。
本発明のミクロ球体の優れた摩耗抵抗性の利点を2つの
追加的因子によつて協調する:(a)ウルトラシーブ(商
標)260触媒は、本発明者等の知る限りでは最も摩耗
抵抗性な工業用流動接触分解触媒である;更に(b)本願
の目的のため「標準工業用触媒」として使用したウルト
ラシーブ(商標)260の試料は、ウルトラシーブ(商
標)260触媒が典型的に(すなわち、標準的工業用触
媒の3つの試料の平均的EAIはウルトラシーブ(商
標)260触媒の約0.30−0.40%/秒という代表的EA
Iに比較する時0.27%/秒であつた)を有する場合より
は良好な摩耗抵抗性を有する。
本発明の良好な触媒は、Y−ホージヤサイトを約50−
70重量%含有するミクロ球体からなる。明細書中使用
される時、Y−ホージヤサイトは合成ホージヤサイトゼ
オライトを包含し、これはナトリウム型において、ブレ
ツク、ゼオライト分子篩、第369頁、第4.90表(197
4)に記載の型のX−線回折パターンを示し、更にナト
リウム型において(ゼオライトから結晶化母液を洗浄
後)表題が「ホージヤサイト型ゼオライトの単位セルデ
イメンシヨンの決定」(指示D3942−80)のAS
TM標準試験方法中に記載の技術によつて若しくは同等
の技術によつて決定する時約24.75Å以下の結晶単位セ
ル寸法を有する。術語Y−ホージヤサイトは、例えば、
希土類及びアンモニアイオン交換型及び安定化型を包含
する公知変性型同様にナトリウム型においてゼオライト
を包含する。本発明の触媒のミクロ球体中のY−ホージ
ヤサイトゼオライトの割合は、ゼオライトナトリウム型
の場合、表題「比較ゼオライト回折強度」(指示D39
06−80)のASTM標準方法若しくは同等の技術に
よつて(ミクロ球体中に含まれる結晶母液を洗浄除去し
た後)決定される。
発明者等は、本発明の球体のY−ホージヤサイト成分は
ナトリウム型において約24.73Å以下、更に好適には24.
69Å以下の結晶単位セル寸法を有することを好む。代表
的には、ミクロ球体のY−ホージヤサイトは24.64−24.
73Åの結晶単位セル寸法を有する。発明者等は、24.64
−24.73Åの範囲の結晶単位セル寸法は、Y−ホージヤ
サイトのSiO2/A分子比率約4.1−5.2に対応す
ると確信する。
本発明のミクロ球体(ゼオライト及び非ゼオライト成分
を包含して)は好適にはSiO2/A分子比率は約
1.7−3.4であり、かつ約0.7重量%以下の酸化ナトリウ
ム(Na2O)と約4.0重量%以上の希土類酸化物(RE
O)を含む。本願の目的のため、ゼオライトを含むミク
ロ球体中のNa2OとREOの総割合は、揮発物無存在を基
準にして計算された。ミクロ球体中の揮発物質の量は、
ミクロ球体を先づ1/2時間約800゜F(427℃)、次
いで1時間約1830゜F(999℃)に焼後にミクロ
球体の重量減測定によつて決定された。
本発明の触媒のゼオライトを含むミクロ球体は、好適に
は20−100Å範囲の径を有する気孔を約0.20cc/g
以下、500/20,000Å範囲の径を有する気孔を
約0.30cc/g以下、約3000−750m2/gの表面積
及び約0.8−1.2g/ccの200/270メツシユ画分の
かさ密度とを、以下の技術により決定する時に有する: (a)表面積と20−100Å範囲の径を有する気孔容量
とは、ミクロメリテイクス(商標)デイジソルブ250
0自動多ガス表面積及び気孔容積分析器を使用して通常
の窒素吸着及び脱着技術の夫々によつて決定された。表
面積と20−100Å範囲の径を有する気孔容積を試験
する前に、ミクロ球体を先づ真空中16時間約480゜F
(249℃)に加熱する予備処理をした。
(b)600−20,000Å範囲の径を有する気孔容量
は、クアンタクロム社製の走査水銀多孔率計を使用する
通常の水銀押込多孔率計技術によつて決定された。気孔
径と押込圧力間の関係はウオツシユバーン方程式を使用
しかつ接触角140°と表面張力484エルグ/cm2
仮定して計算された。60−20,000Å範囲の径を有する
気孔容積を試験する前に、ミクロ球体は空気中で1時間
約660゜F(349℃)に加熱し次いでデシケーター中
で冷却する予備処理をされた。上述の水銀押込多孔率計
技術は、ミクロ球体の予備処理を含めて、本願に記す3
5−20,000Å及び100−600Åの範囲の径を有する
気孔容積決定にもまた使用された。
(c)ミクロ球体の200/270メツシユ画分のかさ密
度は、上記の表題「エンゲルハルト摩耗指数」の出版物
中に記載の方法を使用して計算された。特に、かさ密度
は「原試料」の重量を試料(0.66/cc)の容積で割算す
ることにより計算された。「試料容積」を調製するため
使用されたミクロ球体は静電荷除去処理を必要とせずか
つ相対湿度30−70%で平衡にされた。
最も好適には、本発明の触媒のミクロ球体は20−10
0Å範囲の径を有する約0.15cc/g以下の気孔、600
−20,000Å範囲の径を有する約0.20cc/g以下の
気孔、約400−750m2/gの表面積、及び約0.9−
1.2g/ccで200/270メツシユ画分のかさ密度と
を有する。
前述のように、本発明の非ゼオライト成分は、好適には
メタカオリンと少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
中焼されたカオリン粘土との混合物からなる焼カオ
リン粘土のミクロ球体から誘導される。焼粘土ミクロ
球体は代表的工業用流動接触分解触媒の平均粒径、例え
ば65−70ミクロンを有する。
焼カオリン粘土のミクロ球体を製造する好適な方法
は、一連の工程よりなる。最初に、細かく分割した含水
カオリン粘土(例えば、表題「アルミニウム・ケイ酸塩
顔料」のエンゲルハルト技術会報NO.TI−1004、
(EC−1167)に記載の市場入手可能の含水カオリ
ン粘土であるASP(商標)600)を少なくとの実質
的にその特徴的発熱の間中焼される。例えば、含水カ
オリンの1インチ(2.54cm)床が約1800−1900
゜F(982.2−1037.8℃)の炉室温度のマツフル炉中で焼
く1−2時間焼して実質的にムライトの生成なしにそ
の特徴的発熱の間中焼された粘土を製造する。もう1
つ別の例として、含水カオリン粘土の相当部分を粘土の
1インチ(2.54cm)床を約2100゜F(1148.9℃)より
高温の炉室温度の電熱炉中で焼することにより、その
特徴的発熱の間中焼してムライトに変えられる。
焼中、微細分割の粘土の一部は大粒子に凝集する。
焼完了後、凝集粘土は微細粒子に粉砕される。
次に、微細分割含水カオリン粘土と特徴的発熱の間中
焼された粘土との水性スラリーが調製される。次いで水
性スラリーを乾燥して含水粘土と少なくとも実質的に特
徴的発熱の間中焼された粘土との混合物よりなるミク
ロ球体を得る。好適には、噴霧乾燥する前に水性スラリ
ーに少量のケイ酸ナトリウムが添加される。発明者等
は、噴霧乾燥の間及び後にケイ酸ナトリウムは粘土粒子
間の結合剤として作用すると確信する。
ゼオライト開始剤量(例えば粘土の3−30重量%)か
また好適には噴霧乾燥前に水性スラリーに添加される。
明細書に使用される時、「ゼオライト開始剤」の術語は
シリカとアルミナを含む物質を包含し、このゼオライト
開始剤は、開始剤なしに起らないだろうゼオライト結晶
化工程を可能とし若しくは開始剤なしに起るだろうゼオ
ライト結晶化工程を顕著に短縮する。このような物質は
また「ゼオライト種子」として知られている。ゼオライ
ト開始剤は、X線回折により検出可能な結晶度を示しま
たは示さない。
ゼオライト開始剤を噴霧乾燥してミクロ球体にする前
に、粘土の水性スラリーに添加することを明細書中では
「内部植種」と記す。選択的に、ゼオライト開始剤を粘
土ミクロ球体に、それらが生成後に及び結晶化工程開始
前に混合する技術は、明細書中では「外部植種」と記
す。
噴霧乾燥後、ミクロ球体はミクロ球体中の含水粘土をメ
タカオリンに換えるのに充分な温度と時間(例えば、炉
室温度約1350゜F(732.2℃)のマツフル炉中2時
間)焼される。得られるミクロ球体は、メタカオリン
とカオリン粘土の混合物からなり、これら粘土は少なく
とも実質的にその発明の間中焼されて、この2種の型
の焼粘土は同じミクロ球体中に存在する。好適には、
ミクロ球体は約30−60重量%のメタカオリンと約4
0−70重量%のカオリン粘土からなり、これらはその
特徴的発熱の間中焼されたものである。
上述の焼カオリン粘土ミクロ球体の好適な製造方法
は、通常粘土の一部を高温で2度焼される。特に、粘
土の一部は高温で焼される:(a)それが少なくとも実
質的にその特徴的発熱の間中焼される時、次に(b)そ
の特徴的発熱の間中焼されたカオリン粘土は含水カオ
リン粘土と噴霧乾燥され、次に得られたミクロ球体は含
水粘土を焼してメタカオリンにする時。以下、2度高
温で焼した粘土は「2重焼の」粘土と記す。
発明者等は、2重焼粘土は通常燃料の損失とみなされ
るだろうと確信する。例えば、相補的考慮なしに、粘土
のどの部分も2重焼の必要ない次の方法はより燃料の
効果的方法と認められるかもしれない。このミクロ球体
の製法は少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中同じ
ミクロ球体内で焼されたメタカオリンとカオリン粘土
の混合物からなり;(a)微細分割カオリン粘土の第1部
を焼してメタカオリンとなし、このメタカオリンを微
細分割粒子に粉砕し;(b)微細分割カオリン粘土の第2
部を少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼し、
得られた粘土を粉砕して微細分割粒子とする;(c)上述
(a)及び(b)工程で生成した粒子の混合物からなる微細分
割粘土粒子のスラリーを形成し;(d)次に(c)工程で製せ
られたスラリーを噴霧乾燥して少なくとも実質的にその
特徴的発熱の間中焼されたメタカオリンとカオリン粘
土の混合物からなるミクロ球体を得る。
本発明の好適な方法は、2重焼を必要とし、前節に記
載した方法よりも少なくとも2つの利益を有する。第1
に、含水粘土と特徴的発熱の間中焼されたカオリン粘
土とから噴霧乾燥に適したスラリーを得るために製した
スラリー中よりも、特徴的発熱の間中焼されたメタカ
オリンとカオリン粘土から製したスラリー中の方が、実
質的により多くの水を使用しなければならない。その理
由は、特徴的発熱の間中焼されたメタカオリンとカオ
リン粘土から得たスラリーは、含水粘土と特徴的発熱の
間中焼された粘土とから製したスラリーよりも、与え
られた水含量において、より粘稠であるからである。勿
論、噴霧乾燥されるスラリー中の水含量を実質的に増大
することは、噴霧乾燥工程で蒸発されねばならない水量
を増加しかつ噴霧乾燥工程の出費を顕著に付加する。第
2に、本発明の好適な方法により製せられた焼粘土か
らなるミクロ球体は、一般的に前節に記載した方法で製
した焼粘土から得ミクロ球体よりも大きな摩耗抵抗性
である。
上述の2つの方法において、特徴的発熱の間中焼され
たメタカオリンとカオリン粘土は同じミクロ球体中に存
在する。しかし、本発明は広い範囲において、本発明の
ミクロ球体の非ゼオライト成分を他の焼粘土から誘導
することを包含すると理解すべきである。例えば、発明
者等は、約40重量%以上のY−ホージヤサイトからな
り、かつ活性、選択性、熱水安定性及び摩耗抵抗性の本
発明の諸特性を有するミクロ球体の非ゼオライト成分
は、実質的にムライトを生成しないで特徴的発熱の間中
焼されてメタカオリンとカオリン粘土の混合物からな
る球体で、その球体中に焼粘土の2形状が別々のミク
ロ球体中にあるミクロ球体から誘導できると確信してい
る。
実質的にムライトを生成せずに特徴的発熱の間中焼さ
れたメタカオリンとカオリン粘土の別々のミクロ球体
は、この技術分野の公知の技術により製することができ
る。例えば、メタカオリンミクロ球体は、最初にASP
(商標)600含水カオリン粘土と少量の分散剤(例え
ば、ピロリン酸4ナトリウム)との水性スラリーを噴霧
乾燥して含水粘土のミクロ球体を形成し、次いで含水粘
土を少なくとも実質的にメタカオリンに変換する条件下
にこの球体を焼する。メタカオリンミクロ球体は、ゼ
オライト開始剤をASP(商標)600カオリン粘土の
水性スラリーに添加することにより内部植種され得る。
Y−ホージヤサイトは、下記に詳細に検討するように、
焼粘土ミクロ球体に他の適量成分(少なくともケイ酸
ナトリウムと水を含む)を混合して結晶化され、次いで
得られたスラリーをある温度とある時間(例えば200
−215゜F(93−102℃)で10−24時間)加熱
して少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを球体
中に充分に結晶化させる。
焼粘土ミクロ球体にケイ酸ナトリウムと水との1つま
たはそれ以上の原料源を混合してスラリーを形成する。
ゼオライト開始剤もまた若し予め粘土に添加されていな
かつたならば(例えば内部植種によつて)、粘土からで
なく原料源から添加される。好適には、得られたスラリ
ーは(a)溶液相中のNa2O/SiO2のモル比が約0.49−0.5
7;及び(b)溶液相中のSiO2の焼粘土ミクロ球体に対す
る重量比が約1.0−1.7、を含有する。必要ならば、溶液
相中のNa2Oを適切な量に調節するため、スラリー中に水
酸化ナトリウムを含有させてもよい。ここに使用される
ように、スラリーの「溶液相」とは、焼粘土ミクロ球
体を形成する原料(例えば内部植種によつてミクロ球体
中に混和したどんなゼオライト開始剤も包含して)以外
の結晶化装置に添加した総ての原料(若し結晶化工程が
外部植種されるならゼオライト開始剤を含むどの混合物
も含めて)を包含するものである。
結晶化装置中に添加される成分の次のモル比と重量比は
満足すべき結晶を与える(別に示されないかぎり記され
る比率はモル比である)。
結晶化工程が無定形ゼオライト開始剤にて内部植種され
る場合、発明者等は溶液相中のH2O対Na2Oのモル比は約
23を下らないのを好む。この理由は、溶液相中のH2O
対Na2Oのモル比をこの量より減少すると、ミクロ球体が
結晶化工程の間に粉末化することが起ることがあり、更
にこの工程の間にゼオライトの成長が遅くなることがあ
る。
結晶化工程の開始時に、結晶化装置中に在る総ての成分
のモル比は代表的には次の範囲内にある。
結晶化工程の始めにおいて水対焼粘土ミクロ球体の好
適な重量比は約4−12である。結晶化装置の大きさを
最小にするため、発明者等は、装置に添加する焼カオ
リン粘土の量を最大とし、結晶化工程の間存在する水の
量を最少にすることを好む。しかし、こうすると結晶化
したゼオライトの結晶単位セルの大きさは増大する。そ
れで、水対ミクロ球体の好適な比は、結晶化装置中の最
大の固体含有をもたらし、かつゼオライトの最小単位セ
ル大きさをもたらす比の中間物である。
良好な結晶化は、結晶化装置に添加される成分が結晶化
工程の開始において次のモル比と重量比を与える場合得
られる(別に示されないかぎり、与えられている比はモ
ル比である)。
ケイ酸ナトリウムと水酸化ナトリウム反応物を結晶化装
置へ各種の原料源として添加し得る。例えば、反応物は
N(登録)品質のケイ酸ナトリウムと水酸化ナトリウム
の水溶液混合物として供給される。他の例として、少な
くともケイ酸ナトリウムの一部は他のゼオライト含有生
成物の結晶化の間に生成する母液、例えばエンゲルハル
トHFZ(商標)触媒の製造中に副生する濃厚母液によ
つて与えられる。このような濃厚母液副生物は代表的に
は約15.0重量%のNa2O、約29.0重量%のSiO2及び約0.1
重量%のAを含有する。HFZ(商標)触媒を
製造するために使用される型の結晶化工程は米国特許第
3,647,718号中に記載されている。
結晶化工程が終了後、Y−ホージヤサイトを含有するミ
クロ球体は、少なくとも実質的にその母液の部分から、
例えば、過により分離される。
この球体は、過工程中または後に水と接触させて洗浄
するのが望ましい。洗浄工程の目的は、洗浄しなければ
ミクロ球体中に残るであろう母液を除去することであ
る。
ミクロ球体は、Y−ホージヤサイトをナトリウム型で包
含する。満足できる触媒的性質を有する製品を得るため
に、ミクロ球体中のナトリウムカチオンをより望ましい
カチオンで交換する必要がある。このことはミクロ球体
をアンモニアまたは希土類カチオンまたは両方のカチオ
ンを含む溶液と接触させることにより達成される。イオ
ン交換工程は好適には、処理した触媒が少なくとも約4
重量%、好適には少なくとも約7重量%のREOおよび
約0.7重量%以下、最も好適には約0.3重量%以下のNa2O
を含有するように実施される。イオン交換後、ミクロ球
体を乾燥し、好適にはフラツシユ乾燥により乾燥して本
発明のミクロ球体を得る。
特に、本発明の触媒を製造するために使用する焼粘土
のミクロ球体が、実質的にムライトの生成なしに少なく
とも実質的に特徴的発熱の間中焼されたメタカオリン
と粘土の混合物より成る場合、20−100Åの範囲内
の径を有する触媒中の気孔容積を減少させるのが望まし
いだろう。このことはシリカ保持として公知の技術によ
り達成されるだろう。
シリカ保持は、本発明の触媒のミクロ球体のいくつかの
接触的および物理的特性に作用する。例えば、シリカ保
持された本発明のミクロ球体は、しばしば、シリカ保持
されないミクロ球体よりもコークスの生成率が低い。し
かし、シリカ保持は典型的にミクロ球体の活性を低下す
る。シリカ保持のもう1つの作用は、本発明のシリカ保
持ミクロ球体は典型的にシリカ保持されないミクロ球体
より低EAIを示す。
シリカ保持は、ゼオライト結晶化工程母液から洗浄しな
いでミクロ球体を分離することにより達成でき、その際
ミクロ球体内に同伴された母液からのケイ酸ナトリウム
の1部が残留する。次に球体内に同伴された母液を有す
るミクロ球体を、好適には流入温度約1100゜F(59
9℃)のフラツシユ乾燥機中で乾燥する。別法として、
シリカ保持は、ミクロ球体を結晶化反応母液から分離
後、ケイ酸ナトリウム溶液(例えば、約20重量%のSi
O2を含む)と接触させ、次いでケイ酸ナトリウムを含む
ミクロ球体を上述のようにして乾燥することにより達成
できる。ミクロ球体内にケイ酸ナトリウムを含有する乾
燥物は、次に上述の方法によりイオン交換する。イオン
交換の間、少なくともミクロ球体中に同伴されたケイ酸
ナトリウムの大部分は無定形シリカに変換する。
〔発明の実施例〕
第1図を参照して本発明の触媒を製造する好適方法のフ
ローシートを説明する。第1工程において、微細分割含
水カオリン粘土を焼装置10中で少なくとも実質的に
その特徴的発熱の間中焼する。焼の間、微細分割粘
土の実質的部分は大部分に凝集する。焼後、凝集した
原料は粉砕機(図示されてない)中で微細分割した焼
粘土に粉砕される。
次に、少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼さ
れた微細分割カオリン粘土は、混合機20中で微細分割
含水カオリン粘土と水とによりスラリー化する。好適に
は、ゼオライト開始剤とケイ酸ナトリウム原料源もまた
混合機に投入する。
本発明に使用されるゼオライト開始剤はいくつかの原料
から得られる。例えば、ゼオライト開始剤は結晶化工程
自体の間に生成する循環される微粉からなる。使用可能
の他のゼオライト開始剤は、他のゼオライト生成物の結
晶化工程中に生成する微粉、またはケイ酸ナトリウム溶
液中の無定形ゼオライト開始剤を包含する。明細書中使
用される時、「無定形ゼオライト開始剤」は、X線回折
により結晶生が検出されないゼオライト開始剤を意味す
る。
無定形ゼオライト開始剤は、ケイ酸ナトリウムとアルミ
ン酸ナトリウムの溶液を混合し、次にこの混合物を無定
形ゼオライト開始剤を形成するのに充分なある時間ある
温度に熟成することにより調製できる。内部植種用の良
好な無定形ゼオライト開始剤は、下記モル比の混合物を
24時間若しくはそれ以上の間1000゜F(37.8℃)熟
成して製造された。
最良の結果は、ケイ酸ナトリウム溶液を急速にアルミン
酸ナトリウム溶液に添加する場合得られ、しかも急速混
合で、若しくは2つの溶液を同時に混合機に添加する場
合、急速混合で。
ケイ酸ナトリウムおよびアルミン酸ナトリウム溶液が混
合されると、得られた混合物は透明である。
しかし、混合物を100゜F(37.8℃)で約24時間若し
くはそれ以上熟成すると、それは白濁し始める。本発明
者等は、内部植種に使用するゼオライト開始剤よりなる
混合物はこのような白濁状であるのを好む。なぜならゼ
オライト開始剤からなる透明混合物の使用は、結晶化工
程の間により遅いゼオライト成長でありかつ結晶生成物
はより高いEAIを有するから。
それに反し、本発明者等は、外部植種に使用する無定形
ゼオライト開始剤を含む混合物は透明であるのを好む。
その理由は、外部植種として白濁した無定形ゼオライト
開始剤を含む混合物は、より高いEAIを有する結晶生
成物と結晶化工程の間過度の微粉の形成をもたらすこと
ができるから。
無定形ゼオライト開始剤を含むケイ酸ナトリウムの内部
植種の利点は単一溶液が2つの特徴を持つ作用を達成す
ることである。特に、ゼオライト開始剤は、結晶化工程
の開始を助長するよう作用し、かつケイ酸ナトリウムは
下記の噴霧乾燥の間および後に粘土粒子間の結合剤とし
て作用する。
混合機20中で製せられたスラリーは噴霧乾燥機30中
に導入される。噴霧乾燥機中で、スラリーは円板型アト
マイザにより、流入空気温度、例えば約1000゜F(5
38℃)、流出空気温度、例えば約225゜F(107
℃)の室中に噴霧されて、少なくとも実質的にその特徴
的発熱の間中焼された含水カオリン粘土とカオリン粘
土粒子の混合物よりなるミクロ球体を形成する。
噴霧乾燥機中で生成したミクロ球体は次に焼機40中
に通され、そこでミクロ球体は含水粘土がメタカオリン
に変換するのに充分な温度と時間加熱される。
ゼオライトは、ミクロ球体に最少量の水とケイ酸ナトリ
ウムの1つ若しくはそれ以上の原料源とおよび若しミク
ロ球体が内部植種でない場合は無定形ゼオライト開始剤
とを混合し、更に生成混合物をミクロ球体中で少なくと
も約40重量%のY−ホージヤサイトを結晶化させるの
に充分な温度と時間加熱することにより、噴霧乾燥した
ミクロ球体中で結晶化される。若し良好な結晶化を得る
ために反応器中の混合物のNa2O含量を増大する必要があ
る場合は、結晶化反応器50に水酸化ナトリウムを添加
できる。
結晶化反応器50の内容物は、好適には結晶化の間中約
200−215゜F(93−102℃)に加熱される。反
応時間の長さは、勿論、工程変数の数によるが、しかし
代表的には10−24時間の程度である。結晶化工程が
終了した後、内部に結晶化したゼオライトを含むミクロ
球体は、少なくともその母液の大部分から分離される。
この分離を達成する好適な方法は、過例えばベルト
過機60による。ベルト過機の端部において、ミクロ
球体は水と接触してミクロ球体から残留母液を洗浄し、
次いで実質的に残つた母液の無いミクロ球体を得る。ベ
ルト過機60から得られるミクロ球体は乾燥して少な
くとも約40重量%、好適には約50−70重量%のY
−ホージヤサイトを含有する。
水酸化ナトリウムとケイ酸ナトリウム反応物は結晶化装
置中へどの適切な原料源からでも導入され得る。好適な
実施態様において、ケイ酸ナトリウムの部分は、ベルト
過機60からの濃厚状態で循環母液により、および他
のゼオライト生成物の結晶化反応中に生成する濃厚状態
母液、例えば、HFZ(商標)触媒の製造過程で生成す
る濃厚母液副生物により与えられる。第2図において、
本発明の好適な実施態様における結晶化装置50中への
供給流れを表わすフローシートが示されている。
ベルト過機60から得られる母液の濃縮は濃縮器110
の母液から水を蒸発させることにり達成される。濃縮母
液は例えば約8重量%のNa2O、約14重量%のSiO2、約
0.1重量%のAを含有する。HFZ(商標)触
媒の製造過程で生成する濃厚母液副生物は約15重量%
のNa2O、約29重量%のSiO2および約0.1重量%のA
を含有する。SiO2/Na2Oモル比が2.0より高い値
を有するケイ酸ナトリウム溶液(例えば、N(登録)品
質ケイ酸ナトリウム溶液)もまた第2図に示すように、
別の原料源から結晶化装置に導入できる。
結晶化反応生成物がベルト過機60でその母液から
過された後、本発明の工程における次の工程は、ミクロ
球体のミクロ気孔容積をシリカ保持により減少するのを
望むか望まないか、若しそうする場合、どの程度に減少
されるかによる。シリカ保持は、若し望まれるなら、2
つの二者択一の工程のどちらかにより達成される。
第1の二者択一において、その内部に結晶化されたゼオ
ライトを含有するミクロ球体は、ゼオライト結晶化母液
から分離することにより母液の1部にミクロ球体内に同
伴されて残留する。これはベルト過機60中のミクロ
球体を水で洗浄することなしに過することにより簡単
に達成できる。ミクロ球体を、次に乾燥し母液(ケイ酸
ナトリウムを含む)の1部を球体中に残留させる。
第2の二者択一において、ベルト過機60で分離した
ミクロ球体は、シリカ接触装置70に導入され、そこで
ケイ酸ナトリウム溶液、例えば約20重量%のケイ酸ナ
トリウムを含有する溶液に接触される。好適には、接触
工程はミクロ球体床を通してケイ酸ナトリウム溶液を移
動させることにより起る。次に、ミクロ球体を乾燥して
その内部にケイ酸ナトリウムの1部を残す。両方の二者
択一において、乾燥は好適にはフラツシユ乾燥機80に
おいて約1100゜F(593℃)の温度の流入空気下に
実施される。
ベルト過機60で過されたミクロ球体はY−ホージ
ヤサイトゼオライトをナトリウム型で含有する。典型的
には、ミクロ球体は約8重量%以上のNa2Oを含有する。
本発明のミクロ球体を調製するため、ミクロ球体中のナ
トリウムイオンの実質的部分は、イオン交換装置90中
でアンモニウムまたは希土類イオンまたは両イオンによ
り交換される。
イオン交換はいくつかの異なつたイオン交換方法により
実施できる。好適には、ミクロ球体は先づ1回またはそ
れ以上の回数pH約3−4の硝酸アンモニウム溶液で交換
される。アンモニウムイオンによるイオン交換の次に、
好適にはpH約3−4の希土類イオンで1つないしそれ以
上のイオンで交換される。希土類は単独の希土類物質ま
たは希土類物質の混合物として付与される。好適には、
希土類は硝酸塩または塩化物の形で付与される。本発明
の好適なミクロ球体は、少なくとも約4重量%、最も好
適には少なくとも約7重量%のREOおよび約0.7重量
%以下、より好適には約0.5重量%以下、そして最も好
適には約0.3重量%以下のNa2Oを含むようイオン交換さ
れる。
イオン交換が完了した後、ミクロ球体は過、次いで乾
燥される。好適には、得られたミクロ球体(ゼオライト
と非ゼオライト成分を含む)はSiO2/Aのモル
比約1.7−3.4を有する。
本発明のミクロ球体は、純形態若しくは他の触媒と混和
のいずれかで市販される。本発明者等は、しばしば本発
明のミクロ球体が混和形態で市販の接触分解単位に導入
されるだろうと確信する。本発明者等は、ミクロ球体を
含む触媒は、約2ppmのバナジウムと約2ppmのニツケル
とを含有する石油供給原料のクラツキング用に特に有用
であると予想する。
本発明者等は、本発明のミクロ球体の1つの利点は、こ
れらのミクロ球体は非常に活性であるので、多くの応用
において接触分解単位装置に導入される材料の50%ま
たはそれ以上は、本発明のミクロ球体を混和した材料で
あろうと確信する。このことは、触媒製造業者が触媒の
選択性、活性および他の特性を触媒使用者の特別の要望
に合うように適応させることを可能とする。これらの必
要性は、勿論、ある触媒使用者から他の使用者にわたり
クラツキングすべき供給油、使用される接触分解単位装
置および使用者が望む生成物に応じて変えられる。例と
して、(a)循環流動接触分解単位装置に使用される再生
器からの燃焼ガス中の硫黄酸化物の総計を還元するため
の成分(例えばAのミクロ球体またはCeO2を含
むAのミクロ球体またはこれらの混合物)が本
発明のミクロ球体に添加され、または、(b)約10−2
0m2/gの表面積を有する焼カオリン粘土のミクロ球
体と約0.02−0.06cc/gのミクロ気孔率を有する焼カ
オリン粘土のミクロ球体、これは(i)少量のピロリン酸
4ナトリウムを含有するASP(商標)600含水カオ
リンの水性スラリーを噴霧乾燥して含水カオリンのミク
ロ球体を製造し、次に(ii)実質的に全くムライトを生成
しないで少なくとも実質的に特徴的発熱の間中このミク
ロ球体を焼することにより製造された球体であるが、
このミクロ球体は若し使用者が変性された活性、選択性
および他の諸特性の触媒を求める場合は、本発明のミク
ロ球体に添加できる。
本発明の触媒は、総ての工業用流動接触分解触媒と同じ
く、クラツキング単位装置の操作中熱水的に不活性化さ
れるだろう。それ故、明細書中に使用される時に、「触
媒の存在下に石油供給原料のクラツキング」の語句は、
新鮮な、1部不活性化された、または全く不活性化され
た形態の触媒の存在下に石油供給原料のクラツキングを
包含する。
本発明を次の実施例により説明する: 実施例1 その特徴的発熱の間中焼されたメタカオリンとカオリ
ン粘土との混合物よりなるミクロ球体は、対の方法によ
り製造された。
スラリーは、4565gのサテイントン(商標)NO.1
焼粘土(前記確認した「ケイ酸アルミニウム顔料」と
いう表題のエンゲルハルト技術会報に記載の市場入手可
能の微細分割カオリン粘土で、このものはその特徴的発
熱の間中実質的にムライトを全く生成せずに焼された
ものである。)4565gのASP(商標)600含水
カオリン、399.4gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウ
ム溶液(28.7重量%のSiO2、8.9重量%のNa2O)、およ
び6850gのH2Oとを混合して調製した。スラリーは
5フイート(1.52m)径の遠心的に噴霧する噴霧乾燥機
中で噴霧乾燥された。噴霧乾燥条件は:流入空気温度=
1050゜F(566℃);流出空気温度=295゜F(1
46℃);噴霧機円板速度=19,600RPM。噴霧乾燥さ
れたミクロ球体の約1インチ(2.54cm)床はマツフル炉
中1375゜F(746℃)の炉室温度で3時間焼して
ミクロ球体中の含水カオリンをメタカオリンに変換し
た。この焼方法は、総てのミクロ球体が焼されてそ
の中の含水粘土がメタカオリンに変換するまで繰返され
た。
無定形ゼオライト開始剤を含む混合物は次の方法で調製
された: 溶液Aが、179.3gのケイ酸ナトリウム溶液(14.8重量
%のNa2O)、28.6重量%のSiO2、0.1重量%のA
)と、27.2gのH2Oとを混合して調製された。溶液B
が、124.0gのアルミン酸ナトリウム溶液(13.1重量%
のNa2O、3.89重量%のA)と、56.5gのNaOH溶
液(25.36重量%のNaOH)とを混合して調製された。溶
液Aおよび溶液Bは100゜F(37.8℃)に加熱され、次
のようにして混合された: 溶液Bを3枚羽根、15°ピッチ、2インチ(5.08cm)
径の攪拌機で約500RPM下に攪拌した。溶液Aは攪
拌下の溶液Bの中に約215cc/分の割合でポンプ送入
した。ポンプ送入は約攪拌羽根の高さであつた。
上述の方法は4回繰返された。各回のものは蓋をし約6
時間100゜F(37.8℃)で静置下に熟成した。各熟成混
合物は透明だつた。
次の成分を還流操作に適合する18パイレツクス(商
標)釜反応器に添加した: 1830gの上述で調製した無定形ゼオライト開始剤を
含む混合物 3683gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウム(28.7
重量%のSiO2、8.9重量%のNa2O) 4305gの14.8重量%Na2O、28.6重量%SiO2および0.
1重量%Aを含むケイ酸ナトリウム溶液 5427gのH2O 1011gの焼粘土ミクロ球体 上述の成分を順序正しく攪拌しながら反応器に添加し
た。成分を210−214゜F(99−101.1℃)に加熱
して結晶化反応を開始させ、次に同温度で攪拌下21時
間保持した。その時間後にミクロ球体の小部分を結晶化
装置から取出し、水洗後室温で乾燥した。水洗・乾燥し
たミクロ球体は単位セル大きさ24.68ÅのY−ホージヤ
サイトを69重量%含んでいた。
内部に結晶化したゼオライトを有する残留ミクロ球体を
3個の径18.5cmのブフナ漏斗で真空過により母液から
分離した。ミクロ球体は過器上にて約30分乾燥さ
せ、次いで乾燥器に移して1晩約300゜F(149℃)
で乾燥した。乾燥ミクロ球体は約1700gの重量があ
り、静かに破砕し60メツシユスクリーンによりふるい
分けた。
次いで−60メツシユミクロ球体は次の方法でアンモニ
ウムイオンによりイオン交換した: ミクロ球体を夫々約850gの2部分に分割し、夫々の
部分は、ミクロ球体を攪拌下のNH4NO3水溶液(約27重
量%のNH4NO3を含む)約1700g中に加えることによ
りイオン交換された。夫々の得られたスラリーはHNO3
pHを3.3に調整し180゜F(82℃)に加熱してバツチ
操作でイオン交換を達成した。180゜F(82℃)下に
1時間後に各スラリーを真空過した。各バツチのミク
ロ球体をH2O洗浄し室温で乾燥した。
乾燥ミクロ球体の夫々の部分は次に4のパイレツクス
(商標)真空三角フラスコに移した。pH約3.3の27重
量%のNH4NO3溶液約3500gを各三角フラスコに加え
て各フラスコ側管の約1/2インチ(1.27cm)内まで満し
た。各混合物は固体を懸濁するのに充分な速度、しかし
懸濁固体上部フラスコ首部内に本質的に透明な溶液層を
残すに充分ゆつくりと攪拌した。180゜F(82℃)に
加熱後pH約3.3の27重量%のNH4NO3の追加を各フラス
コの底部中にゆつくりとポンプ送入した。NH4NO3溶液を
各フラスコ底部中に約13時間以上を要してポンプ送入
し連続的方法でイオン交換を達成した。本質的に固形物
のないNH4NO3溶液廃液は連続的イオン交換操作の間中フ
ラスコの側管を介して各フラスコから排された。−60
メツシユ乾燥ミクロ球体1g当り27重量%のNH4NO3
液総計32gが各連続的イオン交換の間に使用された。
各スラリーを次に真空過した。ミクロ球体の各バツチ
をH2O洗浄し次いで室温乾燥した。
更にミクロ球体のナトリウム含量を減少させるため、乾
燥ミクロ球体の各バツチは27重量%のNH4NO3溶液に添
加した。NH4NO3溶液対各バツチのミクロ球体の重量比は
2.0であつた。各得られたスラリーのpHはHNO3で3.3に調
整された。各pH調整スラリーは180゜F(82℃)に1
時間加熱しバツチ操作におけるイオン交換を達成した。
次に各スラリーを真空過し、次いでミクロ球体のバツ
チを水で洗浄した。
次にミクロ球体のバツチの1つに次節に記載する方法に
より更に2回にバツチ交換を行つた。ミクロ球体の他の
バツチに次節に記載する方法により更に4回のバツチ交
換を行つた。
アンモニウムイオン含有ミクロ球体の2つのバツチは混
合一体とし、次に3646gのH2Oを添加し、攪拌して
スラリーを得た。このスラリーに約19.7重量%のLa
2O3、6.4重量%のNd2O3および0.1重量%の各CeO2,Sm2O
3およびPr6O11との当量を含む希土類塩化物溶液を49
8g添加した。スラリーは180゜F(82℃)に加熱
し、同温度に約2時間保持し、次に真空過した。過
ケーキをH2Oで洗浄し次いで室温で乾燥した。乾燥ミク
ロ球体の重量は約1600gであつた。
乾燥ミクロ球体はアンモニウムイオンで次のようにして
イオン交換をした。
室温下、ミクロ球体に攪拌して27重量%のNH4NO3を含
む3200gの溶液を添加した。得られたスラリーのpH
はHNO3で3.3に調整した。pH調整スラリーを180゜F
(82℃)に加熱し同温度で1時間保持した。次に各ス
ラリーを真空過し更にミクロ球体を水洗した。
前節に記載したイオン交換操作を更に4回繰返した。5
回目のイオン交換の後、ミクロ球体を室温で乾燥した。
次にミクロ球体は、次のようにして希土類イオンでイオ
ン交換した: 室温下、ミクロ球体に攪拌して27重量%のNH4NO3を含
む3200gの溶液を添加した。得られたスラリーのpH
はHNO3で3.3に調整した。pH調整スラリーを180゜F
(82℃)に加熱し同温度で1時間保持した。次に各ス
ラリーを真空過し更にミクロ球体を水洗した。
前節に記載したイオン交換操作を更に4回繰返した。5
回目のイオン交換の後、ミクロ球体を室温で乾燥した。
次にミクロ球体は、次のようにして希土類イオンでイオ
ン交換した: 室温で、ミクロ球体の攪拌して2107gのH2Oを加え
た。上述の希土類塩化物混合溶液をミクロ球体のスラリ
ーに添加した。スラリーをHNO3でpHを3.3に調整し18
0゜F(82℃)に加熱した。180゜F(82℃)下に1
時間後、スラリーを真空過し、次いでミクロ球体をH2
Oで洗浄し室温で乾燥した。
ミクロ球体(ゼオライトと非ゼオライト成分の両方を含
む)は0.18重量%のNa2Oと7.3重量%のREOを含みか
つモル比2.88のSiO2/A(57.5重量%のSiO2
33.9重量%のA)を有した。
ミクロ球体は20−100Åの範囲内の径を有する0.06
cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有する
0.02cc/gの気孔、600−20,000Åの径を有する0.00
3cc/gの気孔、0.04cc/gの総気孔率、489m2/g
の表面積および0.97g/ccの200/270メツシユ画
分のかさ密度とを有した。
ミクロ球体のEAIは0.73%/秒であつた。比較とし
て、標準工業用触媒のEAIは0.27%/秒であつた。そ
れ故、この実施例のミクロ球体のEAIは標準工業用触
媒のEAIの2.7倍であつた。
この実施例および標準工業用触媒のミクロ球体の不活性
化されたおよび激しく不活性化された活性は上記方法に
より決定された。これらの決定の結果は下記第1表中に
示されている。第1表中に示されるこの実施例のミクロ
球体の各活性は指定した条件下に別々にスチーム処理さ
れた3つの試料にて決定された3つの別々の活性の平均
値である。第1表中に示される標準工業用触媒に対する
不活性化された活性は12の別々の活性決定の平均値で
あり、第1表中に示される標準工業用触媒の激しく不活
性化された活性は6つの別々の活性決定の平均値であ
る。表から計算できるように、この実施例のミクロ球体
の不活性化された活性は、標準工業用触媒の2.4倍であ
り、この実施例のミクロ球体の激しい不活性化された活
性は標準工業用触媒の2.8倍である。
上記スチーム処理条件下のこの実施例の熱水的不活性化
量に加えて、ミクロ球体の別々の3部分を1550゜F
(843℃)下に4時間熱水的不活性化した。これら部
分の夫々の試料の活性はASTM標準方法により決定し
た。
ASTM標準方法の各運転の間におけるこの試料のミク
ロ球体を用いて得られた水素生成率を決定した。カール
インスツルメンツ社製のカール 0196精油所ガス
分析機がこの決定に使用された。各ASTMミクロ活性
試験の間に得られたガスはASTMミクロ活性試験装置
(ASTM D-3907-80の第1図参照)のガス抜きライ
ン中に配置されたガス補集だめからガス分析機中に供給
された。ガス分析機の操作方法はカール 0196操作
手引書中に詳細に記載されている。
この実施例のミクロ球体を使用してASTM標準方法の
夫々の運転中に得られたコークスの生成率もまた決定さ
れた。決定されたコークスの生成率は、レコ CS46
炭素/硫黄分析機を使用して、ASTM標準方法を実施
した後触媒試料の炭素含有を測定することによりなされ
た。コークスの生成率の計算は、ASTM標準方法の間
に生成したコークスの重量%をこの方法の間に使用され
た標準ガス油供給原料の重量を基にして計算することに
よりなされた。計算は次の式によつた: ここで「炭素重量%」とは分析された触媒中の炭素の重
量%(触媒の上に沈積したコークスを含めて)であり、
「触媒重量」とは分析された触媒の重量(触媒上に沈積
したコークスを含めて)であり、そして「供給原料重
量」とはASTM標準方法の間に使用された標準ガス油
供給原料の重量(1.33g)である。レコ分析機の操作方
法は、CS46操作手引書中に詳細に記載されている。
この一連のASTMミクロ活性試験で得られた水素とコ
ークスの生成率は、下記第II表に示される。この表中お
よび下記実施例中の表中に示される%は、ASTM標準
方法で使用された標準ガス油供給原料の重量を基にした
重量%である。
1450と1500゜F(788と816℃)における熱
水的に不活性化された標準工業用触媒の量に加えて、標
準工業用触媒の量が1400゜F(760℃)下に4時間
と1550゜F(843℃)下に4時間熱水的に不活性化
された標準工業用触媒の試料に対し実施された。各実施
の間に得られた活性、水素とコークスの生成率は上記記
載と同じ方法で決定された。結果を下記表III表に示
す。
この実施例と標準工業用触媒の両方のミクロ球体の活性
に対する水素生成率を示すグラフを第3図に示す。図に
見られる線は、第II表および第III表に示される応用可
能のデータの各設定に対する一次最小自乗法適合を計算
し、次にこれらの計算に基づいて線を引くことにより明
示された。第3図からわかるように、70%転化(活性
2.33)において、この実施例と標準工業用触媒のミクロ
球体の水素生成率は夫々約0.02重量%と約0.06重量%で
あつた。
この実施例と標準工業用触媒の両触媒の活性に対するコ
ークスの生成率のグラフを第4図に示す。第4図に示す
線は第3図の線を引くために使用した方法を合う最小自
乗法を用いて明示された。70%転化においてこの実施
例と標準工業用触媒とのミクロ球体のコークス生成率は
夫々約2.8重量%および約3.1重量%であつた。
発明者等は、次の方法(下記実施例3のミクロ球体に使
用したところの)が、70%転化における触媒のコーク
スと水素の生成率決定に使用されることを推奨する。こ
の方法は、70%転化における触媒のコークスと水素の
生成率が本発明の触媒のミクロ球体のコークスと水素と
の生成率の範囲内に収まろうとそうでなかろうと決定に
使用することが可能である。
(a)互いに50゜F(10℃)異なり、次の規準を満足す
る熱水的に不活性化の2つの温度を選定する:(i)評価
すべき触媒は、2つの温度の一方において熱水的に不活
性化される場合、ASTM標準方法により試験される
時、2.33以上の活性を示すべきであり;かつ(ii)評価す
べき触媒は、2つの温度の他方において熱水的に不活性
化される場合、ASTM標準方法により試験される時、
2.33以下の活性を示すべきである。下記実施例3のミク
ロ球体に対しこれらの規模を満足するところの使用され
た2つの熱水的不活性化温度は1500と1550゜F
(816と843℃)であつた。
(b)工程(a)で選択された2つの温度のどちらか一方の1
つから50゜F(10℃)異なる第3の熱水的不活性化温
度を選ぶ。実施例3のミクロ球体に対して、この基準を
満足するところの使用された温度は1450゜F(788
℃)であつた。
(c)工程(a)と(b)とにおいて選定された3つの温度の各
々において評価された触媒の3部分を熱水的に不活性化
して熱水的に不活性化された触媒の9つの別々の部分を
得る。ASTM標準方法を使用し、上述の方法を使用し
て触媒の9つの部分の各々の試料の活性と水素とコーク
スの生成率を決定する。活性に対する水素とコークスの
生成率を示すグラフが、上記データに対する一次最小自
乗法適合を計算することによりこれらの測定結果から明
示される。
活性に対する水素とコークスとの生成率の満足すべきグ
ラフは、前節に記載したものと違う他の方法を使用して
得ることができる。例えば、発明者等は、70%転化に
おける標準工業用触媒のミクロ球体と実施例1,2およ
び4のミクロ球体とのコークスと水素の生成率を決定す
るに際し上記方法を使用しなかつた。しかし発明者等
は、第3−10図は70%転化における標準工業用触媒
と実施例のミクロ球体との相対的コークスと水素の生成
率を正確に表していると確信する。それ故、この出願の
提出を促進するため、発明者等は前節に記載の方法を充
分に満たすに必要な試験を実施しなかつた。
ニツケルとバナジウムの存在下のこの実施例のミクロ球
体の安定性は、バナジウムとニツケルをミクロ球体上に
沈積させ、次いで得られたミクロ球体の不活性化された
活性を測定することにより決定された。この出願におけ
る金属汚染触媒の不活性化された活性の測定に関し使用
されたスチーム処理方法は、上記確認された表題「流動
接触分解触媒の熱水的不活性化に対するエンゲルハルト
の方法」の出版物の付録A中に記載されている「密閉方
式」方法である。
ニツケルとバナジウムは次の方法によりミクロ球体上に
沈積された: (a)ナフテン酸ニツケル溶液(ロツク−リツク ケミカ
ルズ社販売、13.5重量%のニツケル含有のNi−215)
を3.1およびナフテン酸バナジウム溶液(ロツク−リツ
ク ケミカルズ社販売、2.57重量%のバナジウム含有の
V−209)を33.0gがシクロヘキサン105ccに溶解
された。使用されたシクロヘキサンの量は、下記工程
(b)の初期湿潤ヘミクロ球体を湿潤させるのに充分であ
つた(すなわち、0.5ccのシクロヘキサンが、揮発物の
ない基準のもとにミクロ球体1g当りに使用された)。
シクロヘキサンに添加されたナフテン酸ニツケルとナフ
テン酸バナジウムの溶液に量は、ロツク−リツク ケミ
カルズ社により販売される溶液のニツケルとバナジウム
含有を分析し、しかる後シクロヘキサンに金属が100
%触媒上に沈積すると想定して、触媒上に約2000pp
mのニツケルおよび4000ppmのバナジウムを得るべく
これらの溶液を充分添加することにより決定された。
(b)工程(a)で製した溶液は攪拌して徐々に210gのこ
の実施例のミクロ球体(揮発物のない基準のもとに)に
添加された。均一な湿潤ペーストが得られるまで攪拌を
続行した。ペーストは粘着力があるのに充分湿潤である
がしかし可視的に液状でなかつた。
(c)工程(b)で生成したペーストを空気中、フード中で乾
燥した。ペーストは乾燥の初めの4時間にわたり定期的
に均質性にするため攪拌した。乾燥は1晩で終了した。
(d)小量のミクロ球体の試料をマツフル炉中1100゜F
(593℃)下に約2時間焼した。残りのミクロ球体
の約1/2インチ(1.27cm)床を最初排気口付オーブン中
で600゜F(316℃)下に約3/4時間焼し、しかる
後にマツフル炉中1100゜F(593℃)下にミクロ球
体の炭素残渣を除去するのに充分な時間、すなわち約2
時間の間焼した。
(e)焼試料の各々を硝酸、硫酸および弗化水素酸溶液
に溶解し通常の原子吸光スペクトル分析法の技術を使用
してバナジウムとニツケルに対する溶液の分析をするこ
とによりバナジウムとニツケルの含量の分析をした。2
回の分析の平均値はミクロ球体が、2360ppmのニツ
ケルと4310ppmのバナジウムを含有することを示し
た。沈積したバナジウムの量は4000±400ppmの
目標内にあつたが、しかしニツケルの量は2000±2
00ppmの目標の僅か外にあつた。操作はこの実施例の
目的に対して再び実施しなかつたが、しかし過剰のニツ
ケルが触媒上に沈積したためであつた。
上記方法に従つて金属汚染されるミクロ球体の量に関し
臨界は全くない。例えば、210gのミクロ球体よりは
50gのミクロ球体がこの方法に従つて金属で汚染され
得るはずであつた。勿論、若し50gのミクロ球体が汚
染されたならば、使用されるその他の材料の量はそれに
比例して調節されねばならぬだろう。更に、ロツク−リ
ツク ケミカルズ社により販売されるものに当量のニツ
ケルとバナジウム溶液は上記方法に使用できるだろう。
触媒上にニツケルとバナジウムを沈積するための上記方
法に関し2つの注意がある。第1に工程(a)と(b)記載の
方法について触媒の初期湿潤が達成されない時、すなわ
ち均一な混合物が混合後に得られない。この場合には、
追加シクロヘキサンを徐々にミクロ球体に攪拌して湿潤
均一なペーストが得られるまで添加すべきである。第2
の注意は、時には2000±200ppmのニツケルおよ
び4000±400ppmのバナジウム含量が得られな
い。この場合は、より正確な結果を得るため、方法は再
び繰返して新しい触媒試料で開始してよい。
その上に金属の沈積されたこの実施例のミクロ球体は、
3.88の不活性化された活性を有した。比較のため、その
上に1950ppmのニツケルと3810ppmのバナジウム
を沈積した標準工業用触媒は0.94の不活性化された活性
を有した。それ故、金属汚染された本実施例のミクロ球
体の不活性化された活性は、金属汚染された標準工業用
触媒の不活性化された活性の4.1倍であつた。更に、こ
の実施例の金属汚染ミクロ球体は、金属汚染された標準
工業用触媒の激しく不活性化された活性の4.6倍の激し
く不活性化された活性を示した。
実施例2 その特徴的発熱の間中焼されたメタカオリンとカオリ
ン粘土の混合物からなるミクロ球体は次の方法により調
製された: スラリーを、10,400gのサテイントン(商標)NO.1
焼カオリン、5600gのASP(商標)600含水カ
オリン、700gのN(登録)品質ケイ酸ナトリウム溶
液および13,750gのH2Oを混合して調製した。スラリー
を5フイート(1.52m)径の遠心的に噴霧する噴霧乾燥
機中で下記条件で噴霧乾燥した:流入空気温度=105
0゜F(566℃);流出空気温度360゜F(182
℃);噴霧機円板速度=19,600RPM.約1インチ(2.
54cm)床の噴霧乾燥されたミクロ球体はマツフル炉中で
3時間炉室温度1375゜F(746℃)下に焼してミ
クロ球体中の含水カオリンをメタカオリンに変換した。
この焼処理は総ての噴霧乾燥ミクロ球体が焼されて
ミクロ球体中の含水粘土がメタカオリンに変換するまで
繰返された。
次に成分が還流操作に適合する18パイレツクス(商
標)釜反応に添加された: 1830gの実施例1に記載の方法で調製された無定形
ゼオライト開始剤を含む混合物 7935gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウム 5484gのNaOH溶液(354gのNaOHペレツトとH2O
とから調製 1011gの焼粘土ミクロ球体 上記成分を順序正しく攪拌して反応器に添加した。この
成分を210−214゜F(99−101℃)に加熱して
結晶化反応を開始させかつこの温度に保持した。反応開
始後約16時間の初めに少試料のミクロ球体を反応器か
ら取出し水洗してY−ホージヤサイトの分析をした。
ミクロ球体のY−ホージヤサイト含量が約60重量%に
達した時、ミクロ球体をその母液から3個の18.5cm径の
ブフナ−漏斗で真空過により分離した。ミクロ球体を
水洗し室温で乾燥した。
上記処理を4回繰返し約6800gのミクロ球体を得
た。ミクロ球体の平均Y−ホージヤサイト含量は59重
量%であつた。平均結晶単位セル寸法は約24.69Åであ
つた。
乾燥ミクロ球体を下記方法でアンモニウムイオンにより
イオン交換した。
室温にて、13,600gの攪拌下のNH4NO3溶液(27重量%
のNH4NO3含有)に添加した。得られたスラリーはHNO3
pH3.3に調整された。スラリーを180゜F(82℃)に
加熱してバツチ方法でイオン交換を遂行した。180゜F
(82℃)下に1時間後、スラリーを真空過し次いで
ミクロ球体を水洗した。
水洗したミクロ球体を18のパイレツクス(商標)釜
に移した。約15の27重量%のpH約3.3のNH4NO3
液をミクロ球体に添加し釜の頂部約4インチ(10.16c
m)まで満たした。混合物は固体を懸濁するのに充分な
速度、しかし懸濁固体の上部に約3−6インチ(7.6−1
5.2cm)の厚さの本質的に透明な溶液層を残すのに充分
ゆつくりと攪拌された。180゜F(82℃)に加熱後、
pH約3.3の27重量%NH4NO3溶液を釜の底部にゆつくり
とポンプ送入した。約211,000gのNH4NO3溶液を約25
時間以上要して添加して連続的方法でイオン交換を達成
した。本質的に固体の無い消費NH4NO3溶液を連続工程の
間中釜中の透明層からポンプ排出した。25時間後、ス
ラリーを過し、ミクロ球体をH2Oで洗浄し次いで室温
下に乾燥した。
ミクロ球体含有アンモニウムイオンは次に下記のように
して希土類イオンでイオン交換した:約16.2重量%のLa
2O3、5.8重量%のNd2O3、3.2重量%のCeO2、2.3重量%
のPr6O11および0.3重量%のSm2O3に当量の混合希土類塩
化物溶液の1715gをH2Oの6549gと混合した。
溶液のpHをHNO3で3.5に調整した。アンモニウム含有ミ
クロ球体を攪拌して希土類含有溶液へ添加した。pHをHN
O3で3.5に調整し、ついでスラリーを180゜F(82
℃)に加熱した。180゜F(82℃)下に2時間後、ス
ラリーを真空過した。ミクロ球体をH2Oで洗浄しつい
で室温で乾燥した。
希土類イオンによる追加イオン交換を:(a)前節に記載
の混合混合希土類塩化物溶液37.3gとH2O 8753g
を混合し;(b)溶液のpHをHNO3で3.5調整し;(c)希土類
溶液に攪拌して上記調整の希土類イオン含有ミクロ球体
を添加し;(d)スラリーのpHをHNO3で3.5に調整し;つい
で(e)スラリーを180゜F(82℃)に加熱し同温度に
2時間保持することにより実施した。
スラリーを真空過した。ミクロ球体をH2Oで洗浄しつ
いで室温乾燥した。ミクロ球体(ゼオライトと非ゼオラ
イト成分の両方含有)は0.23重量%のNa2Oと7.0重量%
のREOと2.23モル比のSiO2/A(52.4重量%
のSiO2と39.8重量%のA、両者は揮発物の無い
基準を基にして)とを含有した。
ミクロ球体は20−100Åの範囲内の径を有する0.13
cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有する
0.04cc/gの気孔、600−20,000Åの範囲内の径を有
する0.11cc/gの気孔、0.25cc/gの総気孔率、478
m2/gの表面積および200/270メツシユ画分の0.
94g/ccのかさ密度とを有した。
ミクロ球体のEAIは0.94%/秒であつた。この実施例
のミクロ球体のEAIは、それ故、標準工業用触媒のE
AIの3.5倍であつた。
この実施例の不活性化されたおよび激しく不活性化され
た活性は夫々6.90と5.33であつた。これらの値の夫々は
3つの試料につきなされた3つの別々の活性測定の平均
であつて、この試料は適切な条件下に別々に熱水的に不
活性化されたものである。それ故、この実施例のミクロ
球体の不活性化された活性は標準工業用触媒の2.6倍で
あり、またこの実施例のミクロ球体の激しく不活性化さ
れた活性は標準工業用触媒の3.5倍である。
1450と1500゜F(788と816℃)で4時間の
この実施例のミクロ球体の熱水的の不活性化量に加え
て、これらミクロ球体の3つの別々の部分は1550゜F
(843℃)下4時間の熱水的に不活性化された。これ
ら部分の夫々の試料の活性をASTM標準方法で決定し
た。
この実施例のミクロ球体に対し一連のASTMミクロ活
性試験で得られた水素とコークスの生成率は実施例1に
記載の方法で測定された。これら測定の結果を下記表IV
に示す。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両方の活性
に対する水素生成率のグラフを第5図に示す。図中に示
す線は第IIIおよび第IV表に示される応用可能のデータ
の各設定に対し一次最小自乗法の適合性を計算ししかる
後これらの計算に基づいて線を引くことにより示され
た。1つの例外は、第IV表中の水素生成率に対する第4
の線がその線の情報が誤りであるように思われた理由に
より最小自乗法適合性を計算する目的に対し無視された
ことである。第5図からわかるように、70%転化(活
性2.33)におけるこの実施例のミクロ球体と標準工業用
触媒との水素生成率は夫々約0.06重量%と約0.06重量%
であつた。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両方に対す
る活性対コークス生成率のグラフを第6図に示す。グラ
フ中に示される線は第IIIおよび第IV表に示される応用
可能のデータの各設定に対する一次最小自乗法適合性を
計算すること次いでこの計算に基づいて線を引くことに
より示された。70%転化におけるこの実施例のミクロ
球体と標準工業用触媒のコークス生成率は夫々約2.1重
量%および約3.1重量%であつた。
ニツケルとバナジウムの存在下におけるこの実施例のミ
クロ球体の安定性は、実施例1に記載の方法を使用して
200gのミクロ球体(揮発物の無い基準に基づいて)
上に3600ppmのバナジウムと1870ppmのニツケル
を沈積し、次いで金属汚染ミクロ球体の不活性化された
活性を測定することにより決定された。
この実施例の金属汚染ミクロ球体は3.09の不活性化され
た活性を有し、これは金属汚染標準工業用触媒の不活性
化された活性の3.3倍であつた。この実施例の金属汚染
されたミクロ球体の激しく不活性化された活性は金属汚
染標準工業用触媒のものの3.2倍であつた。
実施例3 熟成無定形ゼオライト開始剤を含有する混合物は下記方
法により調製された。
溶液Aは、179.3gのケイ酸ナトリウム溶液(14.8重量
%のNa2O、28.6重量%のSiO2、0.1重量%のA
)と20.8gのH2Oを混合することにより調製し
た。溶液Bは、124.0gのアルミン酸ナトリウム溶液(1
3.1重量%のNa2O、3.89重量%のA)と56.7g
のNaOH溶液(25.36重量%のNaOH)を混合することによ
り調製した。溶液AとBは、実施例1における溶液Aと
Bを加熱し次いで互いに混合すると同じ方法により加熱
し次いで互いに混合された。
上記方法をもう1度繰返し、両バツチを単一容器中に一
緒にした。容器は蓋をしかつ溶液を100゜F(38℃)
下約30時間の間静置して熟成した。熟成混合物は白濁
していた。
特徴的発熱の間中焼されたメタカオリンとカオリンの
混合物からなるミクロ球体を下記方法により調製した。
スラリーは、712.3gのサテイントン(商標)NO.1焼
カオリン、712.3gのASP−600含水カオリン、61
0.5gのゼオライト開始剤を含む上記混合物および28
50gのH2Oを混合することにより調製された。スラリ
ーは、3フイート(91.4cm)径ボーベン型NO.1噴水ノ
ズル搭噴霧乾燥機(サマビル、N.J.のボーベン エ
ンジニアリング社製)(0.15cm内径の03ノズルを備え
る)中にて次の条件下に噴霧乾燥された:向流空気流;
ノズル空気圧=19psi(1.34kg/cm2)、流入空気温度
=710゜F(377℃)、流出空気温度=360゜F(1
82℃)、噴霧乾燥ミクロ球体の1インチ(2.54cm)床
をマツフル炉中3時間、炉室温度1375゜F(746
℃)下に焼してミクロ球体中の含水カオリンをメタカ
オリンに変換した。焼処理は、ミクロ球体の総てが
焼されその中の含水粘土がメタカオリンに変換するまで
繰返される。
次の成分を還流操作に適合した7パイレツクス(商
標)釜反応器へ添加した: 552gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウム 4268gのケイ酸ナトリウム溶液(約15.2重量%のNa
2O、27.9重量%のSiO2および0.1重量%のA
含有) 2106gのH2O 1000gの焼ミクロ球体 上記2番目のケイ酸ナトリウム溶液はエンゲルハルト工
業用触媒製造の間に生成した濃厚母液副生物であつた。
上記成分は順序正しく攪拌して反応器に添加された。成
分は210−214゜F(99−101℃)に加熱して結
晶化反応を開始させ更に同温度に攪拌して24.5時間保持
した。
内部に結晶化したゼオライトを有するミクロ球体を、1
8.5cm径のブフナ漏斗で真空過することにより母液か
ら分離した。ミクロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で1
晩乾燥した。
乾燥ミクロ球体は約1250gあり、かつ約24.70Åの
結晶単位セル寸法を有するY−ホージヤサイトゼオライ
トを72重量%含有していた。
乾燥ミクロ球体は、次の方法によりアンモニウムイオン
でイオン交換された: 室温において、ミクロ球体を攪拌下の2200gのNH4N
O3溶液(27重量%のNH4NO3含有)に添加した。得られ
たスラリーをHNO3でpH3.5に調整しついで180゜F(8
2℃)に加熱してバツチ方法でイオン交換を達成した。
180゜F(82℃)下に1時間後、スラリーを真空過
した。ミクロ球体をH2Oで洗浄し室温下に1晩乾燥し
た。
乾燥したミクロ球体を4パイレツクス(商標)真空三
角フラスコに移した。約pH3.5の27重量%のNH4NO3
液の3500gをミクロ球体に加えてフラスコの側管の
1/2インチ(1.27cm)近くまでフラスコを満たした。混
合物を固体が懸濁するのに充分な速度で、しかしフラス
コ首部内に懸濁固体の上部に本質的に透明な溶液層を残
すのに充分ゆつくりと攪拌した。180゜F(82℃)に
加熱後、約pH3.5の27重量%のNH4NO3溶液の追加をフ
ラスコの底部中にゆつくりとポンプ送入した。約22,000
gの27重量%のNH4NO3溶液を約8時間にわたつて添加
し連続操作のイオン交換を達成した。本質的に固体の無
い廃NH4NO3溶液を連続操作中に側管に介してフラスコか
ら流出させた。
8時間の連続イオン交換の後、スラリを真空過してミ
クロ球体をH2Oで洗浄し室温下に1晩乾燥した。
乾燥ミクロ球体を約1900gのNH4NO3溶液(27重量
%のNH4NO3含有)に攪拌下に添加した。得られたスラリ
ーをHNO3でpH3.5に調整し180゜F(82℃)に加熱し
た。180゜F(82℃)下に1時間後、スラリーを真空
過しミクロ球体をH2Oで洗浄した。
前節に記載のイオン交換を更に15回繰返した。最後の
交換の後、洗浄ミクロ球体を室温下1晩乾燥した。得ら
れたミクロ球体は0.35重量%のNa2Oを含有した。
アンモニウムイオン含有ミクロ球体を次に希土類イオン
で下記のようにイオン交換した: 希土類塩化物溶液を344gの濃厚混合希土類塩化物溶
液(19.7重量%La2O3、6.4重量%Nd2O3、および0.1重量
%の各CeO2、Pr6O11およびSm2O3の当量を含有)に14
67gのH2Oを混合して製した。室温でミクロ球体を攪
拌して希土類塩化物溶液に添加した。スラリーのpHをHN
O3で3.5に調整し180゜F(82℃)に加熱した。18
0゜F(82℃)に約2時間後、スラリーを真空過し
た。ミクロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で乾燥した。
第2の希土類塩化物溶液を前節に記載の濃厚混合希土類
塩化物溶液の27.2gにH2Oの1630gを混合して製し
た。室温下にミクロ球体を第2の希土類塩化物溶液に攪
拌して添加した。スラリーのpHをHNO3で3.5に調整しつ
いで180゜F(82℃)に加熱した。180゜F(82
℃)下に約2時間後、スラリーを真空過した。ミクロ
球体をH2Oで洗浄しついで室温で乾燥した。
ミクロ球体(ゼオライトと非ゼオライトの両成分を含
有)は0.35重量%のNa2Oと7.1重量%のREOとを含有
しかつモル比2.31のSiO2/A(52.6gのSiO2
38.7重量%のA、両方とも揮発物の無い基準の
もとに)。
ミクロ球体は、20−100Åの範囲内の径を有する0.
10cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有す
る0.04cc/gの気孔、600−20,000Åの範囲内の径を
有する0.18cc/gの気孔、0.29cc/gの総気孔率、47
7m2/gの表面積および200/270メツシユ画分の
0.89g/ccのかさ密度を有した。
ミクロ球体のEAIは1.2%/秒であつた。それ故、こ
の実施例のミクロ球体のEAIは標準工業用触媒の4.4
倍であつた。
この実施例のミクロ球体の不活性化されたおよび激しく
不活性化された活性は夫々5.94および3.76であつた。こ
の値の夫々は適切な条件下に別々に熱水的に不活性化し
た3つの試料につきなされた3つの別々の活性測定の平
均である。それ故、この実施例のミクロ球体の不活性化
された活性は、標準工業用触媒の2.2倍であり、この実
施例のミクロ球体の激しく不活性化された活性は、それ
故、標準工業用触媒のものの2.5倍である。
1450°および1500゜F(788°および816
℃)下に4時間この実施例のミクロ球体の熱水的不活性
化量に加えて、このミクロ球体の3つの別々の部分に1
550゜F(843℃)下に4時間の熱水的に不活性化を
行つた。これらの部分の夫々の試料の活性はASTM標
準方法により測定された。
この実施例のミクロ球体に対する一連のASTMミクロ
活性試験で得られた水素とコークスの生成率は実施例1
に記載の方法により測定された。これら測定の結果を下
記第V表に示す。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両方の活性
に対する水素生成率のグラフを第7図に示す。図中に示
される線は第III表と第V表に示される応用できるデー
タの各設定に対して一次最小自乗法適合を計算しついで
この計算に基づいて線を引くことにより得られた。第7
図からわかるように、70%転化(活性2.33)におい
て、この実施例のミクロ球体の標準工業用触媒の水素生
成率は、夫々約0.05重量%と約0.06重量%であつた。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両方の活性
に対するコークス生成率のグラフを第8図に示す。図中
に示す線は第III表と第V表に示す応用できるデータの
各設定に対して一次最小自乗法適合を計算しついでこの
計算に基づいて線を引くことにより得られた。70%転
化においてこの実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の
コークス生成率は、夫々約3.2重量%および約3.1重量%
であつた。
ニツケルとバナジウムの存在下におけるこの実施例のミ
クロ球体の安定性は、実施例1に記載の方法を用いて3
940ppmのバナジウムと1925ppmのニツケルとをミ
クロ球体の220g(揮発性物の無い基準において)に
沈積しついで金属汚染ミクロ球体の不活性化された活性
を測定することにより決定された。
その上に沈積された金属を有するこの実施例のミクロ球
体は、2.45の不活性化された活性を有し、これは金属汚
染された標準工業用触媒の不活性化された活性の2.6倍
であつた。この実施例の金属汚染されたミクロ球体の激
しく不活性化された活性は金属汚染標準工業用触媒のそ
れの2.2倍であつた。
実施例4 焼されて充分な量のムライトを含有するメタカオリン
とカオリン粘土の混合物からなるミクロ球体を次の方法
で調製した。
880gのサテイントン(商標)NO.2焼カオリン粘
土(上記確認される表題「ケイ酸アルミニウム顔料」の
エンゲルハルト技術会報中に記載される実質的にメタカ
オリンに焼された市場入手可能の微細分割カオリン粘
土)を電気加熱炉中7時間炉室温度2200゜F(120
4℃)下に焼して粘土を約60重量%のムライト含有
の生成物にした。この方法を880gのサテイントン
(商標)NO.2のいくつかのバツチに対し繰返した。
焼粘土を0.02インチ(0.051cm)の溝スクリーンを備え
たミクロ プルフエライザ(商標)(スミツト、N.
J.のプルフエライジング マシーナリ社製)を2回通
すことにより粉砕した。
スラリーは、6500gの前節に記載の方法により製し
た焼粘土、6500gのASP(商標)600含水カ
オリン粘土、569gのN(登録)品質ケイ酸ナトリウ
ム溶液、および9800gの水とを混合することにより
調製された。混合物は5フイート(1.52m)径の遠心的
に噴霧する噴霧乾燥機中で次の条件下に噴霧乾燥した:
流入空気温度=1070゜F(577℃);流出空気温度
=330゜F(166℃);噴霧円板速度=19,600rpm.
噴霧乾燥ミクロ球体の1インチ(2.54cm)床をマツフル
炉中3時間炉室温度1375゜F(746℃)下に焼し
てミクロ球体中の含水カオリンをメタカオリに変換し
た。この焼処理を、総てのミクロ球体が焼されてそ
の中の含水粘土をメタカオリンに変換するまで繰返し
た。
無定形ゼオライト開始剤を含有する混合物を次の方法に
より調製した: 溶液Aを176.0gのケイ酸ナトリウム(14.8重量%のNa2
O、28.6重量%のSiO2、0.1重量%のA)と26.7
gのH2Oを混合することにより調製した。溶液Bを121.8
gのアルミン酸ナトリウム溶液(12.4重量%のNa2O、3.
91重量%のA)と55.5gのNaOH溶液(25.36重
量%のNaOH)とを混合して調製した。溶液AとBを加熱
してそして共に混合した実施例1と同じ方法により溶液
AとBを加熱しかつ互いに混合した。
上記処理を更に4回繰返した。各生成混合物に蓋をし更
に100゜F(38℃)下約6時間の間静置して熟成し
た。熟成した各混合物は透明であつた。
次の成分を還流操作に適合した18パイレツクス(商
標)釜反応器に添加した: 1830gの上記調製した無定形ゼオライト開始剤含有
混合物 8865gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウム 998gの25.4重量% NaOH、を含有するNaOH溶液 1011gの焼粘土ミクロ球体 上記成分を順序正しく攪拌して反応器に加えた。成分を
210−214゜F(99−101℃)に加熱して結晶化
反応を開始し、攪拌して同温度に12.5時間保持した。
内部に結晶化したゼオライトを有するミクロ球体を18.5
cm径のブフナ漏斗3個で真空過することにより母液か
ら分離した。ミクロ球体を水洗しついで約150゜F(6
6℃)下に1晩乾燥した。
乾燥ミクロ球体は約1500g得られ、24.70Åの結晶
単位セル寸法を有する59重量%のY−ホージヤサイト
ゼオライトを含有した。
乾燥ミクロ球体を次の方法によりアンモニウムイオンで
イオン交換した: 室温で、1500gのミクロ球体を攪拌されるNH4NO3
液(27重量%のNH4NO3含有)の3000gに加えた。
得られたスラリーをHNO3でpH3.5に調整し、加熱し18
0゜F(82℃)に保持してバツチ処理でイオン交換を達
成した。180゜F(82℃)で1時間後、スラリーを真
空過しついで球体を約1500gのH2Oで洗浄した。
洗浄ミクロ球体を室温下約24時間乾燥した。
乾燥ミクロ球体を4パイレツクス(商標)真空三角フ
ラスコに移した。pH約3.2-3.5の27重量%のNH4NO3
液を約3500gのミクロ球体に加えてフラスコを側管
を1/2インチ(1.27cm)内迄満たした。混合物を固体が
懸濁するのに充分な速度で、しかしフラスコ首部に懸濁
固体上部に本質的に透明な溶液層を残すに充分にゆつく
りと攪拌した。180゜F(82℃)に加熱後、pH約3.2-
3.5の追加27重量%のNH4NO3溶液をゆつくりとフラス
コ底部にポンプ送入した。約31,500gの追加NH4NO3溶液
を13時間位にわたつて添加し連続的処理においてイオ
ン交換を達成した。本質的に固体の無い廃NH4NO3廃液を
連続的処理の間側管を介してフラスコから除去した。
連続交換後に、スラリーを真空過し、ミクロ球体をH2
Oで洗浄し、洗浄ミクロ球体を1晩乾燥した。
乾燥ミクロ球体を攪拌して2200gの27重量%NH4N
O3含有溶液に加えた。得られたスラリーをHNO3でpH3.5
に調整しついで180゜F(82℃)に加熱した。180
゜F(82℃)で1時間後、スラリーを真空過しついで
ミクロ球体をH2Oで洗浄した。
前節に記載の処理を更に3回繰返した。得られたミクロ
球体は0.3重量%のNa2Oを含有した。
アンモニウムイオン含有ミクロ球体を攪拌して2256
gのH2Oに加えた。451.3gの混合希土類塩化物溶液(1
9.7重量%のLa2O3、6.4重量%のNd2O3、および0.1重量
%の各CeO2、Sm2O3、およびPr6O11)をミクロ球体とH2O
とのスラリーに加えた。得られたスラリーのpHをHNO3
3.4に調整した。180゜F(82℃)下に1時間の後、
スラリーを真空過しついで室温で1晩乾燥した。
乾燥ミクロ球体を2200gのH2Oに室温で攪拌して加
えた。前節に記載の希土類塩化物溶液20.3gをこのスラ
リーに加えた。スラリーのpHをHNO3で3.3に調整した。
スラリーを180゜F(82℃)に加熱した。180゜F
(82℃)下に1時間後、スラリーを真空過し、ミク
ロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で1晩乾燥した。
次にミクロ球体を2265gのH2Oに室温下に攪拌して
加えた。このスラリーにこの実施例に記載の希土類塩化
物溶液41.1gを加えた。スラリーのpHをHNO3で3.3に調
整した。スラリーを次に180゜F(82℃)に加熱し
た。180゜F(82℃)で1時間後、スラリーを真空
過しついでミクロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で1晩
乾燥した。
試料を次のようにしてアルミニウムイオンでイオン交換
した:室温でミクロ球体を2176gの27重量%NH4N
O3含有溶液に攪拌して加えた。スラリーのpHは4.8であ
つた。スラリーを次に180゜F(82℃)に加熱した。
180゜F(82℃)で1/2時間後に、スラリーを真空
過した。ミクロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で1晩乾
燥した。
次に希土類イオンで最後のイオン交換を次のようにして
実施した:室温でミクロ球体を2120gのH2Oを加え
た。このスラリーにこの実施例に記載の混合希土類塩化
物溶液385gを添加した。スラリーのpHをHNO3で3.3
に調整した。スラリーを180゜F(82℃)に加熱し
た。180゜F(82℃)下に1時間後、スラリーを真空
過した。ミクロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で乾燥
した。
ミクロ球体(ゼオライトと非ゼオライトの両成分を含
有)は、0.25重量%のNa2Oと7.2重量%のREOを含有
しかつモル比、2.38のSiO2/A(53.5gのSiO2
と38.1重量%のA、両者は揮発物の無い基準を
基にして)を有した。
ミクロ球体は、20−100Åの範囲内の径を有する0.
02cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有す
る0.07cc/gの気孔、600−20,000Åの範囲内の径を
有する0.12cc/gの気孔、0.20cc/gの総気孔率、43
0m2/gの表面積および200/270メツシユ画分の
1.16g/ccのかさ密度をを有した。
ミクロ球体のEAIは0.37%/秒であつた。この実施例
のミクロ球体のEAIは、それ故、標準工業用触媒のも
のの1.4倍であつた。
この実施例のミクロ球体の不活性化されたおよび激しく
不活性化された活性は夫々6.50および3.63であつた。不
活性化された活性の値は、適切な条件下に別々に熱水的
に不活性化された3つの試料につきなされた3つの別々
の活性測定の平均である。激しく不活性化された活性の
値は、適切な条件下に別々に熱水的に不活性化された4
つの試料につきなされた4つの別々の活性測定の平均で
ある。それ故、この実施例のミクロ球体の不活性化され
た活性は、標準工業用触媒の2.4倍であり、かつこの実
施例のミクロ球体の激しく不活性化された活性は、標準
工業用触媒の2.4倍である。
4時間の間1450と1500゜F(788°と816
℃)下にこの実施例のミクロ球体の熱水的不活性化量に
加えて、これらミクロ球体の4つの別々の部分に4時間
の間1550゜F(843℃)下に熱水的に不活性化がな
された。これら部分の各々の試料の活性はASTM標準
方法により決定された。
この実施例のミクロ球体への一連のASTMミクロ活性
試験で得られた水素およびコークスの生成率は実施例1
に記載された方法により決定された。これら決定の結果
を下記第VI表に示す。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両者の活性
対水素生成率のグラフを第9図に示す。この図に示す線
は第III表と第VI表に示される応用可能のデータの各設
定に対する一次最小自乗法適合を計算しついでこれら計
算に基づいて線を引くことにより得られた。第9図から
わかるように、70%転化(活性化2.33)において、こ
の実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の水素生成率は
夫々約0.03重量%および約0.06重量%であつた。
この実施例のミクロ球体と標準工業用触媒の両方に対す
る活性対コークス生成率のグラフを第10図に示す。こ
の図に示す線は第III表と第VI表に示される応用可能の
データの各設定に対する一次最小自乗法適合を計算しつ
いでこれら計算に基づいて線を引くことにより得られ
た。70%測定転化において、この実施例のミクロ球体
と標準工業用触媒のコークス生成率は夫々約3.0重量%
および約3.1重量%であつた。
ニツケルとバナジウムの存在下におけるこの実施例のミ
クロ球体の安定性は、実施例1に記載の方法を使用して
ミクロ球体の210g(揮発物の無い基準にて)上に4
260ppmのバナジウムと2260ppmのニツケルを沈積
しついで金属汚染ミクロ球体の不活性化された活性を測
定することにより決定された。
その上に金属を沈積したこの実施例のミクロ球体は、1.
23の不活性化された活性を有し、これは金属汚染標準工
業用触媒の不活性化された活性の1.3倍であつた。金属
汚染されたこの実施例のミクロ球体の激しく不活性化さ
れた活性は金属汚染された標準工業用触媒の激しく不活
性化された活性の0.6倍であつた。
実施例5 この実施例は、実質的に特徴的発熱の間中ムライトを実
質的に生成することなく焼されたメタカオリンとカオ
リン粘土からなる焼粘土から誘導したミクロ球体であ
り焼粘土の2つの型が別々にミクロ球体を形成するミ
クロ球体中に40重量%以上のY−ホージヤサイトの結
晶化を説明する。この実施例に使用された焼粘土のミ
クロ球体はエンゲルハルト機関におけるミクロ球体の供
給より得られた。発明者等はこれらミクロ球体の製造の
正確な条件を知らない。発明者等は焼粘土のミクロ球
体は米国特許第3,663,165号(実施例1、第6欄第44
−57行)に記載の型の方法により製造された含水粘土
のミクロ球体から製造されたものと確信する。実質的に
特徴的発熱の間中焼された焼粘土のミクロ球体は、
適切な条件(例えばマツフル炉中炉室温度1800゜F
(982℃)下に2時間)下に含水ミクロ球体を焼す
ることにより製造された。同様に、メタカオリンのミク
ロ球体は、適切な条件(例えば、マツフル炉中1350
゜F(732℃)の温度下に2時間)下に含水粘土のミク
ロ球体を焼することにより製造された。
無定形ゼオライト開始剤を含有する混合物を次の方法に
より調製した 溶液Aは、179gのケイ酸ナトリウム溶液(14.8重量%
のNa2O、28.6重量%のSiO2、0.1重量%のA
と28.7gのH2Oを混合して調製された。溶液Bは、76.8
gのアルミン酸ナトリウム溶液(13.1重量%のNa2O、3.
76重量%のA)と29.1gのNaOH溶液(25.4重量
%のNaOH)の混合により調製された。溶液AおよびB
は、実施例1における溶液AおよびBを加熱しついで共
に混合するのと同じ方法により加熱されかつ互いに混合
された。得られた混合物に蓋をし約6時間の間100゜F
(38℃)下に静置して熟成した。熟成した混合物は透
明であつた。
次の成分を還流操作に適合する1パイレツクス(商
標)釜反応器に加えたた: 122gの熟成した無定形ゼオライト開始剤溶液 529gのN(登録)品質ケイ酸ナトリウム 365.6gのNaOH溶液(23.6gのNaOHペレツトと342g
のH2Oより調製) 67.4gの焼粘土ミクロ球体(上述の2つの型の
焼粘土ミクロ球体の1:1混合物) 上記成分を順序正しく攪拌して反応器に添加した。成分
を210−214゜F(99−101℃)に加熱して結晶
化工程を開始し同温度に攪拌して20時間保持した。
内部に結晶化したゼオライトを有するミクロ球体を11cm
径のブフナ漏斗で真空過して母液から分離した。ミク
ロ球体をH2Oで洗浄しついで室温で乾燥した。
乾燥ミクロ球体は、24.67Å位の結晶単位セル寸法を有
する44重量%のY−ホージヤサイト ゼオライトと含
有した。
ミクロ球体は、20−100Åの範囲内の径を有する0.
08cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有す
る0.02cc/gの気孔、600−20,000Åの範囲内の径を
有する0.03cc/gの気孔、0.13cc/gの総気孔率および
345m2/gの表面積とを有した。
実施例6 この実施例は、本発明の触媒のミクロ球体の調製につき
説明するものであつて: (a)ミクロ球体の非ゼオライト成分は、実質的にムライ
トを生成することなく実質的にその特徴的発熱の間中
焼された粘土とメタカオリンの混合物で、これは2つの
型の焼粘土が同じミクロ球体内に存在する混合物から
誘導される; (b)特徴的発熱の間中焼された粘土はASP(商標9
00)含水粘土(上述と同じ、表題「ケイ酸アルミニウ
ム顔料」のエンゲルハルト技術会報に記載の市場で入手
可能の含水カオリン粘土)から製造された;更に(c)ゼ
オライト結晶化工程は無定形ゼオライト開始剤を含む混
合物により内部植種された。発明者等は、この実施例に
おいて特徴的発熱の間中焼された粘土を製造するため
ASP(商標)900含水粘土の使用は、その特徴的発
熱の間中焼された粘土として使用されてサテイントン
(商標)NO.1(実施例3に記載の内部植種方法でなさ
れたように)で得られるEAIより良好なEAIを有す
る生成物を与えると確信する。
無定形ゼオライト開始剤を含む混合物は次の方法で工業
的規模で製造された: 9,752gのケイ酸ナトリウム溶液(27.5重量%のSiO2
約14.7重量%のNa2Oを含有)と8,593kgのアルミン
酸ナトリウム溶液(約3.0重量%のAと14.0重
量%のNa2Oを含有)を同時に、約15分の期間にわた
り、24.5kgのケイ酸ナトリウム溶液(約27.5重量%のSi
O2と約14.7重量%のNa2Oを含有)と777kgのH2Oとを
既に入れてある45,400タンクにポンプ送入した。溶液
は混合され蒸気コイルを使用して加熱された。初めの混
合の後、47.8重量%のNaOHを含む溶液312kgと追加水
717kgが加えられた。74゜Fから100゜F(23℃か
ら38℃)へ溶液の温度を上昇させる約6時間の間の準
備操作の後、溶液は周期的混合(すなわち、溶液を4時
間ごとに5分間混合した)下に22時間100゜F(38
℃)に保持した。得られた混合物の少量、無定形ゼオラ
イト開始剤を含有する、を次にタンクから排出して、室
温下12日間使用する前に貯蔵した。混合物は使用時に
白濁していた。
880gのASP(商標)含水カオリン粘土をマツフル
炉中炉室温度2000゜F(1093℃)下に1時間焼
して、実質的にムライトを生成せずにその特徴的発熱の
間中粘土を焼した。引続き焼処理をASP(商標)
900含水カオリン粘土880gのいくつかのバツチに
対し繰返した。焼粘土を実施例4に記載した型のミク
ロ プルフエライザ(商標)を2回通して粉砕した。
スラリーを、前節で調製した焼カオリンの1500
g、ASP(商標)600含む水カオリンの1500
g、上記無定形ゼオライト開始剤を含む混合物の1285.9
gおよび脱イオンH2Oの4000gとを混合して調製し
た。スラリーを、実施例3記載の型のボーベン型NO.1
噴水ノズル噴霧乾燥機中で次の条件下に噴霧乾燥した:
向流空気流;流入空気圧=19psi(1.34kg/cm2);流
入空気温度=707゜F(375℃)流出空気温度=33
8゜F(170℃) 噴霧乾燥ミクロ球体の11/2インチ(3.81cm)床をマツ
フル炉中炉室温度1350゜F(732℃)下に2時間
焼してミクロ球体中の含水カオリンをメタカオリンに変
換した。この処理は総てのミクロ球体が焼されて含水
粘土をメタカオリンに変換するまで繰返された。ミクロ
球体を含む各棚を1期焼の後マツフル炉から取出し、
180°回転し、ついで2期焼するため炉中に戻し
た。
次の成分を還流操作に適合した7パイレツクス(商
標)釜反応器に加えた: 5340gのケイ酸ナトリウム溶液(15.1重量%のNa
2O、28.4重量%のSiO2および0.1重量%のA
有) 363.6gのN(登録)品質のケイ酸ナトリウム 2636.4gのH2O 1200gの焼粘土ミクロ球体 最初の上記ケイ酸ナトリウム溶液はエンゲルハルト工業
用触媒の製造時に生成した濃厚母液副生物であつた。
上記成分を順序正しく攪拌して反応器に加えた。得られ
たスラリーは溶液相におけるH2O/Na2Oのモル比は約2
4であり、溶液相中のSiO2対焼粘土のミクロ球体の重
量比は約1.35でありかつ溶液相中のNa2O/SiO2のモル比
は約0.50であつた。スラリーを209−211゜F(98
−99℃)に加熱して結晶化工程を開始させついで攪拌
してその温度下に21時間保持した。
内部に結晶化したゼオライトを有するミクロ球体を18.5
cm径のブフナ漏斗で真空過して母液から分離した。ミ
クロ球体をH2Oで洗浄した。
ミクロ球体を2のアセトンで洗浄し、真空過器上で
4時間乾燥しついで空気中2−3時間乾燥した。乾燥ミ
クロ球体は約1943gあり、かつ約24.71Åの結晶単
位セル寸法を有する約57重量%のY−ホージヤサイト
ゼオライトを含有した。
乾燥ミクロ球体を次の方法でアンモニウムイオンでイオ
ン交換した: 室温下、ミクロ球体に、2915gのNH4NO3溶液(27
重量%のNH4NO3含有)(HNO3でpH3.0に調整される)を
攪拌下に加えた。得られたスラリーをHNO3でpH3.0に調
整し、ついで180゜F(82℃)に加熱した。スラリー
を180゜F(82℃)下に1/2時間保持してバツチ操作
におけるイオン交換を達成した。180゜F(82℃)下
に1/2時間後、スラリーを真空過し、ついでミクロ球
体をH2Oで洗浄した。全操作を合計10バツチのイオン
交換を繰返した。10度目の交換の後、ミクロ球体を水
で洗浄し、真空過器で30分乾燥し、ついで室温で1
日乾燥した。得られたミクロ球体は0.32重量%のNa2OH
を有した。
希土類イオンによるイオン交換を次のようにして実施し
た:混合希土類塩化物溶液を、490gの濃厚混合希土
類塩化物溶液(約18.4重量%のLa2O3、6.3重量%のNd2O
3、1.4重量%のCeO2、0.9重量%のPr6O11および0.3重量
%のSm2O3当量を含有)と1985gのH2Oを混合して調
製した。溶液のpHをHNO3で3.2に調整した。室温下、ア
ンモニウムイオン交換ミクロ球体を希工類塩化物含有溶
液に攪拌して加えた。スラリーを180゜F(82℃)に
加熱し、その温度下に15分間攪拌して保持した。次に
スラリーを真空過し、ミクロ球体をH2Oで洗浄した。
ミクロ球体を真空過器で30分間乾燥し、ついで室温
下1日乾燥した。
ミクロ球体(ゼオライトと非ゼオライトの両方を含有)
は、0.34重量%のNa2Oと7.30重量%のREOを含有しか
つ2.85のモル比のSiO2/A(59.5重量%のSiO2
と35.4重量%のA、両者は揮発物のない基準下
に)を有した。
ミクロ球体は、20−100Åの範囲内の径を有する0.
07cc/gの気孔、100−600Åの範囲内の径を有す
る0.03cc/gの気孔、600−20,000Åの範囲内の径を
有する0.004cc/gの気孔、0.09cc/gの総気孔率、5
00m2/gの表面積および200/270メツシユ画分
の1.12g/ccのかさ密度とを有した。
ミクロ球体のEAIは0.41%/秒であつた。それ故、こ
の実施例のミクロ球体のEAIは標準工業用触媒のEA
Iの約1.5倍であつた。
〔発明の効果〕
本発明によると、従来のこの種触媒と比較して、石油供
給原料、特に多量の金属不純物を含む供給原料のクラツ
キングに対し、より高活性、より熱水安定性、より優れ
た摩耗抵抗性および選択性を有する新規なミクロ球体よ
りなる流動接触分解触媒、その製造方法並びにその使用
方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の触媒を製造するめの好適な方法を示す
工程図、第2図は本発明の好適な実施態様における結晶
化装置中の流れを示す工程図、第3図は実施例1の触媒
と標準工業用触媒の活性と水素生成率を比較するグラ
フ、第4図は実施例1の触媒と標準工業用触媒の活性と
コークス生成率を比較するグラフ、第5図は実施例2の
触媒と標準工業用触媒の活性と水素生成率を比較するグ
ラフ、第6図は実施例2の触媒と標準工業用触媒の活性
とコークス生成率を比較するグラフ、第7図は実施例3
の触媒と標準工業用触媒の活性と水素生成率を比較する
グラフ、第8図は実施例3の触媒と標準工業用触媒の活
性とコークス生成率を比較するグラフ、第9図は実施例
4の触媒と標準工業用触媒の活性と水素生成率を比較す
るグラフ、第10図は実施例4の触媒と標準工業用触媒
の活性とコークス生成率を比較するグラフである。 10,40……焼装置、20……混合機 30……噴霧乾燥機、50……結晶化反応器 60……ベルト過機、70……シリカ接触装置 80,100……フラツシユ乾燥機 90……イオン交換装置 110……濃縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バリ−・ケイ・スペロネロ アメリカ合衆国ニユ−・ジヤ−ジ−州リバ −・エツジ・マニング・アベニユ−283番 (56)参考文献 特開 昭47−7210(JP,A) 特開 昭57−91742(JP,A) 米国特許4235753(US,A) 米国特許4259212(US,A)

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも40重量%のY−ホージヤサイ
    トを含有しかつ20−100Åの範囲内の径を有する
    0.20cc/g以下の気孔を有するミクロ球体からな
    り、前記ミクロ球体は: (a)標準工業用触媒の不活性化された活性の少なくと
    も1.5倍の不活性化された活性と; (b)標準工業用触媒の激しく不活性化された活性の少
    なくとも1.5倍の激しく不活性化された活性と; (c)70%転化率において標準工業用触媒のコークス
    生成率以下のコークス生成率と; (d)標準工業用触媒のEAIの5倍以下のEAI との特徴を有する流動接触分解触媒。
  2. 【請求項2】ミクロ球体は、70%転化率において標準
    工業用触媒の水素生成率以下の水素生成率の特徴を有す
    る特許請求の範囲第1項記載の流動接触分解触媒。
  3. 【請求項3】ミクロ球体は、4000ppmのバナジウ
    ムと2000ppmのニツケルが両触媒上に沈積する場
    合に、標準工業用触媒の不活性化された活性に少なくと
    も近い活性を有する特許請求の範囲第1項記載の流動接
    触分解触媒。
  4. 【請求項4】ミクロ球体は: (a)標準工業用触媒の不活性化された活性の少なくと
    も2倍の不活性化された活性と; (b)標準工業用触媒の激しく不活性化された活性の少
    なくとも2倍の激しく不活性化された活性と; (c)標準工業用触媒のEAIの3倍以下のEAI との特徴を有する特許請求の範囲第1項記載の流動接触
    分解触媒。
  5. 【請求項5】ミクロ球体は、4000ppmのバナジウ
    ムと2000ppmのニツケルとを両触媒上に沈積する
    場合、標準工業用触媒と比較して1.5倍の不活性化さ
    れた活性を有する特許請求の範囲第1項記載の流動接触
    分解触媒。
  6. 【請求項6】ミクロ球体は、標準工業用触媒の3倍以下
    のEAIを有する特許請求の範囲第1項記載の流動接触
    分解触媒。
  7. 【請求項7】ミクロ球体は、標準工業用触媒の1.5倍
    以下のEAIを有する特許請求の範囲第1項記載の流動
    接触分解触媒。
  8. 【請求項8】ミクロ球体は、焼粘土のゼオライト結晶
    化工程残渣よりなる非ゼオライト成分を含み、前記焼
    粘土は少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼さ
    れた30−60重量%のメタカオリンと40−70重量
    %のカオリン粘土とよりなる特許請求の範囲第1項記載
    の流動接触分解触媒。
  9. 【請求項9】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中に
    存在しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼されたカオリン粘土は十分な量のムライトを含有する
    特許請求の範囲第8項記載の流動接触分解触媒。
  10. 【請求項10】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中
    に存在しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼されたカオリン粘土は実質的にムライトを含有しな
    い特許請求の範囲第8項記載の流動接触分解触媒。
  11. 【請求項11】ミクロ球体は、50−70重量%のY−
    ホージヤサイトを含有する特許請求の範囲第8項記載の
    流動接触分解触媒。
  12. 【請求項12】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中
    に存在する特許請求の範囲第11項記載の流動接触分解
    触媒。
  13. 【請求項13】ミクロ球体は、50−70重量%のY−
    ホージヤサイトを含有する特許請求の範囲第1項記載の
    流動接触分解触媒。
  14. 【請求項14】Y−ホージヤサイトはナトリウム型にお
    いて24.73Å以下の結晶単位セル寸法を有する特許
    請求の範囲第13項記載の流動接触分解触媒。
  15. 【請求項15】ミクロ球体は、70%転化率において標
    準工業用触媒以下の水素生成率の特徴を有する特許請求
    の範囲第14項記載の流動接触分解触媒。
  16. 【請求項16】Y−ホージヤサイトは、ナトリウム型に
    おいて24.69Å以下の結晶単位セル寸法を有する特
    許請求の範囲第1項記載の流動接触分解触媒。
  17. 【請求項17】ミクロ球体は、20−100Åの範囲内
    の径を有する0.15cc/g以下の気孔を有する特許請
    求の範囲第1項記載の流動接触分解触媒。
  18. 【請求項18】ミクロ球体は、0.7重量%以下のNa
    O、4重量%以上のREOおよび1.7−3.4のモ
    ル比のSiO/Alとを有する特許請求の範囲
    第1項記載の流動接触分解触媒。
  19. 【請求項19】ミクロ球体は、50−70重量%のY−
    ホージヤサイトを含有し、Y−ホージヤサイトはナトリ
    ウム型において24.73Å以下の単位セル寸法を有す
    る特許請求の範囲第18項記載の流動接触分解触媒。
  20. 【請求項20】ミクロ球体は、20−100Åの範囲内
    の径を有する0.15cc/g以下の気孔、600−2
    0,000Åの範囲内の径を有する0.20cc/g以下
    の気孔、400−750m/gの表面積および0.9
    −1.2g/ccの200/270メツシユ画分のかさ密
    度とを有する特許請求の範囲第19項記載の流動接触分
    解触媒。
  21. 【請求項21】ミクロ球体は、0.15cc/g以下の総
    気孔率を有する特許請求の範囲第1項記載の流動接触分
    解触媒。
  22. 【請求項22】ミクロ球体は、0.10cc/g以下の総
    気孔率を有する特許請求の範囲第1項記載の流動接触分
    解触媒。
  23. 【請求項23】ミクロ球体は、0.15cc/g以下の総
    気孔率を有する特許請求の範囲第14項記載の流動接触
    分解触媒。
  24. 【請求項24】40重量%以上のY−ホージヤサイト、
    0.7重量%以下のNaO、4重量%以上のREOを
    含み、かつ1.7−3.4のモル比のSiO/Al
    、20−100Åの範囲内の径を有する0.20cc
    /g以下の気孔、600−20,000Åの範囲内の径
    を有する0.30cc/gの気孔、300−750m
    gの表面積および0.8−1.2g/ccの200/27
    0メツシユ画分のかさ密度とを有するミクロ球体よりな
    り、前記ミクロ球体は: (a)焼粘土のゼオライト結晶化工程残渣よりなり、
    前記焼粘土は少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
    中焼された30−60重量%のメタカオリンと40−
    70重量%のカオリン粘土よりなるところの非ゼオライ
    ト成分と; (b)24.73Å以下の結晶単位セル寸法を有するナ
    トリウム型のY−ホージヤサイト とからなる流動接触分解触媒。
  25. 【請求項25】ミクロ球体は: (a)標準工業用触媒の不活性化された活性の少なくと
    も1.5倍の不活性化された活性と; (b)標準工業用触媒の激しく不活性化された活性の少
    なくとも1.5倍の激しく不活性化された活性と; (c)70%転化において標準工業用触媒以下のコーク
    ス生成率と; (d)標準工業用触媒より5倍以下のEAIとの特徴を
    有する特許請求の範囲第24項記載の流動触媒分解触
    媒。
  26. 【請求項26】ミクロ球体は、70%転化において標準
    工業用触媒以下の水素生成率の特徴を有する特許請求の
    範囲第25項記載の流動接触分解触媒。
  27. 【請求項27】ミクロ球体のEAIは、標準工業用触媒
    の3倍以下である特許請求の範囲第25項記載の流動接
    触分解触媒。
  28. 【請求項28】ミクロ球体のEAIは、標準工業用触媒
    の1.5倍以下である特許請求の範囲第25項記載の流
    動接触分解触媒。
  29. 【請求項29】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中
    に存在しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼されたカオリン粘土は十分な量のムライトを含む特
    許請求の範囲第24項記載の流動接触分解触媒。
  30. 【請求項30】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中
    に存在しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼されたカオリン粘土は、実質的にムライトを含まな
    い特許請求の範囲第24項記載の流動接触分解触媒。
  31. 【請求項31】2つの型の焼粘土が同じミクロ球体中
    に存在する特許請求の範囲第25項記載の流動接触分解
    触媒。
  32. 【請求項32】ミクロ球体は、50−70重量%のY−
    ホージヤサイトを含む特許請求の範囲第24項記載の流
    動接触分解触媒。
  33. 【請求項33】Y−ホージヤサイトはナトリウム型にお
    いて24.69Å以下の結晶単位セル寸法を有する特許
    請求の範囲第24項記載の流動接触分解触媒。
  34. 【請求項34】ミクロ球体は、7重量%以上のREOと
    0.5重量%以下のNaOとを含む特許請求の範囲第
    24項記載の流動接触分解触媒。
  35. 【請求項35】ミクロ球体は、0.15cc/g以下の総
    気孔率を有する特許請求の範囲第24項記載の流動接触
    分解触媒。
  36. 【請求項36】ミクロ球体は、20−100Åの範囲内
    の径を有する0.15cc/gの気孔、600−20,0
    00Åの範囲内の径を有する0.20cc/g以下の気
    孔、400−750m/gの表面積および0.9−
    1.2g/ccの200/270メッシュ画分のかさ密度
    とを有する特許請求の範囲第24項記載の流動接触分解
    触媒。
  37. 【請求項37】(a)微細分割した含水カオリン粘土と
    少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼された微
    細分割したカオリン粘土との水性スラリーを生成し; (b)この水性スラリーを噴霧乾燥して含水カオリン粘
    土と少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼され
    たカオリン粘土との混合物からなるミクロ球体を得、 (c)ミクロ球体中の含水カオリン粘土をメタカリオン
    に変換しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼された30−60重量%のメタカリオンと40−7
    0重量%のカオリンとの混合物からなる焼粘土のミク
    ロ球体を得るのに充分な温度と時間工程(b)で得られ
    たミクロ球体を焼し、 (d)工程(c)で得たミクロ球体にケイ酸ナトリウム
    の1つまたはそれ以上の原料源と水とを混和してケイ酸
    ナトリウムを含む水溶液中に焼粘土からなるミクロ球
    体のアルカリ性スラリーを得、前記ケイ酸ナトリウムは
    1.7−3.4モル比のSiO/Alを有する
    ミクロ球体が下記工程(h)で得られるような量にて与
    えられ、 (e)下記工程(f)の前に少なくとも実質的にその特
    徴的発熱の間中焼されたカオリン粘土にゼオライト開
    始剤を添加し、 (f)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをナ
    トリウム型にミクロ球体中に結晶化させるに充分な温度
    と時間焼粘土からなるミクロ球体のスラリーを加熱
    し、 (g)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    有するミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離
    し、 (h)(g)工程で分離されたミクロ球体中のナトリウ
    ムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオンまたは
    両カチオンで交換する 諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法。
  38. 【請求項38】少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
    中焼された粘土は、実質的にムライトを含まない特許
    請求の範囲第37項記載の製造方法。
  39. 【請求項39】工程(g)の後かつ工程(h)の前にお
    いて: (i)工程(g)において分離したミクロ球体にケイ酸
    ナトリウム含有溶液を接触し、 (j)工程(i)で得られたミクロ球体を乾燥してケイ
    酸ナトリウムを含有するミクロ球体を得る諸工程を更に
    実施することからなる特許請求の範囲第38項記載の製
    造方法。
  40. 【請求項40】母液の一部が工程(g)におけるミクロ
    球体中に同伴されて残留しかつ工程(g)の後かつ工程
    (h)の前に: (i)工程(g)において分離したミクロ球体を乾燥し
    てケイ酸ナトリウムを含むミクロ球体を得る 工程を更に実施することからなる特許請求の範囲第38
    項記載の製造方法。
  41. 【請求項41】特徴的発熱の間中焼された粘土が十分
    な量のムライトを含む特許請求の範囲第37項記載の製
    造方法。
  42. 【請求項42】工程(d)において与えられるケイ酸ナ
    トリウムは少なくともある程度工程(g)の分離工程か
    らの循環母液および他のゼオライト生成物の調整の間に
    生成する母液副生物である特許請求の範囲第37項記載
    の製造方法。
  43. 【請求項43】工程(a)で生成したスラリーにゼオラ
    イト開始剤を更に添加することからなる特許請求の範囲
    第37項記載の製造方法。
  44. 【請求項44】工程(f)の結晶化工程の初期に存在す
    る組成のモル比は: である特許請求の範囲第37項記載の製造方法。
  45. 【請求項45】工程(f)の結晶化工程の初期の水対粘
    土ミクロ球体の重量比は、4−12である特許請求の範
    囲第44項記載の製造方法。
  46. 【請求項46】工程(f)の結晶化工程の初期の溶液相
    中のNaO/SiOのモル比は0.49−0.57
    であり、かつ工程(f)の結晶化工程の初期における溶
    液相中のSiO対粘土ミクロ球体の重量比は1.0−
    1.7である特許請求の範囲第45項記載の製造方法。
  47. 【請求項47】50−70重量%のY−ホージヤサイト
    が工程(f)におけるミクロ球体中に結晶化される特許
    請求の範囲第37項記載の製造方法。
  48. 【請求項48】(a)焼カオリン粘土のミクロ球体を
    製造し、前記ミクロ球体は少なくとも実質的にその特徴
    的発熱の間中焼されかつ含水粘土を含まないかまたは
    10重量%以下含む30−60重量%のメタカリオンと
    40−70重量%のカオリン粘土からなり、 (d)工程(a)のミクロ球体にケイ酸ナトリウムの1
    つまたはそれ以上の原料源と水とを混合してケイ酸ナト
    リウムを含む水性溶液中の焼粘土のミクロ球体のアル
    カリ性スラリーを得、SiO2/Alのモル比が1.
    7−3.4を有するミクロ球体であるように与えられる
    前記ケイ酸ナトリウムは下記工程(f)で得られるもの
    であり、 (c)下記工程(d)の前にミクロ球体にゼオライト開
    始剤を添加し、 (d)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをミ
    クロ球体中に結晶化するのに十分な温度と時間焼粘土
    のミクロ球体のスラリーを加熱し、前記Y−ホージヤサ
    イトはナトリウム型であり、 (e)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    むミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離し、 (f)工程(e)において分離されたミクロ球体中のナ
    トリウムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオン
    または両カチオンと交換 する諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法。
  49. 【請求項49】工程(a)で製造されたミクロ球体中の
    2つの型の焼粘土は、同じミクロ球体中に存在する特
    許請求の範囲第48項記載の製造方法。
  50. 【請求項50】少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
    中焼されたカオリン粘土は実質的にムライトを含まな
    い特許請求の範囲第48項記載の製造方法。
  51. 【請求項51】工程(e)のあとかつ工程(f)の前
    に: (g)工程(e)で分離されたミクロ球体にケイ酸ナト
    リウムを含む溶液を接触し、 (h)工程(g)で得られたミクロ球体を乾燥してケイ
    酸ナトリウムを含むミクロ球体を得る 諸工程を更に導入することからなる特許請求の範囲第5
    0項記載の製造方法。
  52. 【請求項52】工程(e)のミクロ球体中に母液の一部
    を同伴残留させかつ工程(e)の後かつ工程(f)の前
    に: (g)工程(e)で分離されたミクロ球体を乾燥してケ
    イ酸ナトリウムを含むミクロ球体を得る工程を更に導入
    することからなる特許請求の範囲第50項記載の製造方
    法。
  53. 【請求項53】特徴的発熱の間中焼された粘土は十分
    な量のムライトを含有する特許請求の範囲第48項記載
    の製造方法。
  54. 【請求項54】工程(d)の結晶化工程の初期に存在す
    る組成のモル比は: である特許請求の範囲第48項記載の製造方法。
  55. 【請求項55】工程(d)の結晶化工程の初期の水対粘
    土ミクロ球体の重量比は4−12である特許請求の範囲
    第54項記載の製造方法。
  56. 【請求項56】工程(d)の結晶化工程の初期の溶液相
    中のNaO/SiOモル比は0.49−0.57で
    ありかつ工程(d)の結晶化工程の初期の溶液相中のS
    iO対粘土ミクロ球体の重量比は1.0−1.7であ
    る特許請求の範囲第55項記載の製造方法。
  57. 【請求項57】50−70重量%のY−ホージヤサイト
    が工程(d)のミクロ球体中に結晶化される特許請求の
    範囲第48項記載の製造方法。
  58. 【請求項58】(a)微細分割した含水カオリン粘土と
    少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼された微
    細分割したカオリン粘土との水性スラリーを生成し; (b)この水性スラリーを噴霧乾燥して含水カオリン粘
    土と少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼され
    たカオリン粘土との混合物からなるミクロ球体を得、 (c)ミクロ球体中の含水カオリン粘土をメタカオリン
    に変換しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼された30−60重量%のメタカオリンと40−7
    0重量%のカオリンとの混合物からなる焼粘土のミク
    ロ球体を得るのに充分な温度と時間工程(b)で得られ
    たミクロ球体を焼し、 (d)工程(c)で得たミクロ球体にケイ酸ナトリウム
    の1つまたはそれ以上の原料源と水とを混和してケイ酸
    ナトリウムを含む水溶液中に焼粘土からなるミクロ球
    体のアルカリ性スラリーを得、前記ケイ酸ナトリウムは
    1.7−3.4のモル比のSiO/Alを有す
    るミクロ球体が下記工程(h)で得られるような量にて
    与えられ、 (e)下記工程(f)の前に少なくとも実質的にその特
    徴的発熱の間中焼されたカオリン粘土にゼオライト開
    始剤を添加し、 (f)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをナ
    トリウム型にミクロ球体中に結晶化させるに充分な温度
    と時間焼粘土からなるミクロ球体のスラリーを加熱
    し、 (g)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    有するミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離
    し、 (h)(g)工程で分離されたミクロ球体中のナトリウ
    ムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオンまたは
    両カチオンで交換する諸工程からなる流動接触分解触媒
    の製造方法で製造した流動接触分解触媒。
  59. 【請求項59】50−70重量%のY−ホージヤサイト
    が工程(f)におけるミクロ球体中に結晶化される特許
    請求の範囲第58項記載の流動接触分解触媒。
  60. 【請求項60】(a)焼カオリン粘土のミクロ球体を
    製造し、前記ミクロ球体は少なくとも実質的にその特徴
    的発熱の間中焼されかつ含水粘土を含まないかまたは
    10重量%以下含む30−60重量%のメタカオリンと
    40−70重量%のカオリン粘土からなり、 (b)工程(a)のミクロ球体にケイ酸ナトリウムの1
    つまたはそれ以上の原料源と水とを混合してケイ酸ナト
    リウムを含む水性溶液中の焼粘土のミクロ球体のアル
    カリ性スラリーを得、 SiO/Alのモル比が1.7−3.4を有す
    るミクロ球体であるように与えられる前記ケイ酸ナトリ
    ウムは下記工程(f)で得られるものであり、 (c)下記工程(d)の前にミクロ球体にゼオライト開
    始剤を添加し、 (d)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをミ
    クロ球体中に結晶化するのに充分な温度と時間焼粘土
    のミクロ球体のスラリーを加熱し、前記Y−ホージヤサ
    イトはナトリウム型であり、 (e)少くとも40重量%のY−ホージヤサイトを含む
    ミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離し、 (f)工程(e)において分離されたミクロ球体中のナ
    トリウムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオン
    または両カチオンと交換する諸工程からなる流動接触分
    解触媒の製造方法で製造した流動接触分解触媒。
  61. 【請求項61】工程(a)で製造されたミクロ球体中の
    2つの型の焼粘土は、同じミクロ球体中に存在する特
    許請求の範囲第60項記載の流動接触分解触媒。
  62. 【請求項62】50−70重量%のY−ホージヤサイト
    が工程(d)のミクロ球体中に結晶化される特許請求の
    範囲第60項記載の流動接触分解触媒。
  63. 【請求項63】少なくとも40重量%のY−ホージヤサ
    イトを含有しかつ20−100Åの範囲内の径を有する
    0.20cc/g以下の気孔を有するミクロ球体からな
    り、前記ミクロ球体は: (a)標準工業用触媒の不活性化された活性の少なくと
    も1.5倍の不活性化された活性と; (b)標準工業用触媒の激しく不活性化された活性の少
    なくとも1.5倍の激しく不活性化された活性と; (c)70%転化率において標準工業用触媒のコークス
    生成率以下のコークス生成率と; (d)標準工業用触媒のEAIの5倍以下のEAI との特徴を有する流動接触分解触媒の存在下に供給原料
    をクラツキングすることからなる石油供給原料のクラツ
    キング方法。
  64. 【請求項64】40重量%以上のY−ホージヤサイト、
    0.7重量%以下のNaO、4重量%以上のREOを
    含み、かつ1.7−3.4のモル比のSiO/Al
    、20−100Åの範囲内の径を有する0.20cc
    /g以下の気孔、600−20,000Åの範囲内の径
    を有する0.30cc/gの気孔、300−750m
    gの表面積および0.8−1.2g/ccの200/27
    0メッシュ画分のかさ密度とを有するミクロ球体よりな
    り、前記ミクロ球体は: (a)焼粘土のゼオライト結晶化工程残渣よりなり、
    前記焼粘土は少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
    中焼された30−60重量%のメタカオリンと40−
    70重量%のカオリン粘土よりなるところの非ゼオライ
    ト成分と; (b)24.73Å以下の結晶単位セル寸法を有するナ
    トリウム型のY−ホージヤサイトとからなる流動接触分
    解触媒の存在下に供給原料をクラッキングすることから
    なる石油供給原料のクラッキング方法。
  65. 【請求項65】(a)微細分割した含水カオリン粘土と
    少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼された微
    細分割したカオリン粘土との水性スラリーを生成し; (b)この水性スラリーを噴霧乾燥して含水カオリン粘
    土と少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼され
    たカオリン粘土との混合物からなるミクロ球体を得、 (c)ミクロ球体中の含水カオリン粘土をメタカオリン
    に変換しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼された30−60重量%のメタカオリンと40−7
    0重量%のカオリンとの混合物からなる焼粘土のミク
    ロ球体を得るのに充分な温度と時間工程(b)で得られ
    たミクロ球体を焼し、 (d)工程(c)で得たミクロ球体にケイ酸ナトリウム
    の1つまたはそれ以上の原料源と水を混和してケイ酸ナ
    トリウムを含む水溶液中に焼粘土からなるミクロ球体
    のアルカリ性スラリーを得、前記ケイ酸ナトリウムは
    1.7−3.4モル比のSiO/Alを有する
    ミクロ球体が下記工程(h)で得られるような量にて与
    えられ、 (e)下記工程(f)の前に少なくとも実質的にその特
    徴的発熱の間中焼されたカオリン粘土にゼオライト開
    始剤を添加し、 (f)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをナ
    トリウム型にミクロ球体中に結晶化させるに充分な温度
    と時間焼粘土からなるミクロ球体のスラリーを加熱
    し、 (g)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    有するミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離
    し、 (h)(g)工程で分離されたミクロ球体中のナトリウ
    ムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオンまたは
    両カチオンで交換する 諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法で製造した
    流動接触分解触媒の存在下に供給原料をクラッキングす
    ることからなる石油供給原料のクラッキング方法。
  66. 【請求項66】(a)焼カオリン粘土のミクロ球体を
    製造し、前記ミクロ球体は少なくとも実質的にその特徴
    的発熱の間中焼されかつ含水粘土を含まないかまたは
    10重量%以下含む30−60重量%のメタカオリンと
    40−70重量%のカオリン粘土からなり、 (d)工程(a)のミクロ球体にケイ酸ナトリウムの1
    つまたはそれ以上の原料源と水とを混合してケイ酸ナト
    リウムを含む水性溶液中の焼粘土のミクロ球体のアル
    カリ性スラリーを得、 SiO2/Alのモル比が1.7−3.4を有するミ
    クロ球体であるように与えられる前記ケイ酸ナトリウム
    は下記工程(f)で得られるものであり、 (c)下記工程(d)の前にミクロ球体にゼオライト開
    始剤を添加し、 (d)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをミ
    クロ球体中に結晶化するのに充分な温度と時間焼粘土
    のミクロ球体のスラリーを加熱し、前記Y−ホージヤサ
    イトはナトリウム型であり、 (e)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    むミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離し、 (f)工程(e)において分離されたミクロ球体中のナ
    トリウムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオン
    または両カチオンと交換 する諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法で製造
    した流動接触分解触媒の存在下に供給原理用をクラッキ
    ングすることからなる石油供給原理用のクラッキング方
    法。
  67. 【請求項67】少なくとも40重量%のY−ホージヤサ
    イトを含有しかつ20−100Åの範囲内の径を有する
    0.20cc/g以下の気孔を有するミクロ球体からな
    り、前記ミクロ球体は: (a)標準工業用触媒の不活性化された活性の少なくと
    も1.5倍の不活性化された活性と; (b)標準工業用触媒の激しく不活性化された活性の少
    なくとも1.5倍の激しく不活性化された活性と; (c)70%転化率において標準工業用触媒のコークス
    生成率以下のコークス生成率と; (d)標準工業用触媒のEAIの5倍以下のEAI との特徴を有する流動接触分解触媒の存在下に石油供給
    原料をクラツキングすることからなる2ppm以上のバ
    ナジウムと2ppm以上のニツケルとを含む石油供給原
    料のクラツキング方法。
  68. 【請求項68】40重量%以上のY−ホージヤサイト、
    0.7重量%以下のNaO、4重量%以上のREOを
    含み、かつ1.7−3.4のモル比のSiO/Al
    、20−100Åの範囲内の径を有する0.20cc
    /g以下の気孔、600−20,000Åの範囲内の径
    を有する0.30cc/gの気孔、300−750m
    gの表面積および0.8−1.2g/ccの200/27
    0メツシユ画分のかさ密度とを有するミクロ球体よりな
    り、前記ミクロ球体は: (a)焼粘土のゼオライト結晶化工程残渣よりなり、
    前記焼粘土は少なくとも実質的にその特徴的発熱の間
    中焼された30−60重量%のメタカオリンと40−
    70重量%のカオリン粘土よりなるところの非ゼオライ
    ト成分と; (b)24.73Å以下の結晶単位セル寸法を有するナ
    トリウム型のY−ホージヤサイト とからなる流動接触分解触媒の存在下に石油供給原料を
    クラツキングすることからなる2ppm以上のバナジウ
    ムと2ppm以上のニツケルとを含む石油供給原料のク
    ラツキング方法。
  69. 【請求項69】(a)微細分割した含水カオリン粘土と
    少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼された微
    細分割したカオリン粘土との水性スラリーを生成し; (b)この水性スラリーを噴霧乾燥して含水カオリン粘
    土と少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中焼され
    たカオリン粘土との混合物からなるミクロ球体を得、 (c)ミクロ球体中の含水カオリン粘土をメタカオリン
    に変換しかつ少なくとも実質的にその特徴的発熱の間中
    焼された30−60重量%のメタカオリンと40−7
    0重量%のカオリンとの混合物からなる焼粘土のミク
    ロ球体を得るのに充分な温度と時間工程(b)で得られ
    たミクロ球体を焼し、 (d)工程(c)で得たミクロ球体にケイ酸ナトリウム
    の1つまたはそれ以上の原料源と水とを混和してケイ酸
    ナトリウムを含む水溶液中に焼粘土からなるミクロ球
    体のアルカリ性スラリーを得、前記ケイ酸ナトリウムは
    1.7−3.4のモル比のSiO/Alを有す
    るミクロ球体が下記工程(h)で得られるような量にて
    与えられ、 (e)下記工程(f)の前に少なくとも実質的にその特
    徴的発熱の間中焼されたカオリン粘土にゼオライト開
    始剤を添加し、 (f)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをナ
    トリウム型にミクロ球体中に結晶化させるに充分な温度
    と時間焼粘土からなるミクロ球体のスラリーを加熱
    し、 (g)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    有するミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離
    し、 (h)(g)工程で分離されたミクロ球体中のナトリウ
    ムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオンまたは
    両カチオンで交換する 諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法で製造した
    流動接触分解触媒の存在下に石油供給原料をクラツキン
    グすることからなる2ppm以上のバナジウムと2pp
    m以上のニツケルとを含む石油供給原料のクラツキング
    方法。
  70. 【請求項70】(a)焼カオリン粘土のミクロ球体を
    製造し、前記ミクロ球体は少なくとも実質的にその特徴
    的発熱の間中焼されかつ含水粘土を含まないかまたは
    10重量%以下含む30−60重量%のメタカオリンと
    40−70重量%のカオリン粘土からなり、 (b)工程(a)のミクロ球体にケイ酸ナトリウムの1
    つまたはそれ以上の原料源と水とを混合してケイ酸ナト
    リウムを含む水性溶液中の焼粘土のミクロ球体のアル
    カリ性スラリーを得、SiO/Alのモル比が
    1.7−3.4を有するミクロ球体であるように与えら
    れる前記ケイ酸ナトリウムは下記工程(f)で得られる
    ものであり、 (c)下記工程(d)の前にミクロ球体にゼオライト開
    始剤を添加し、 (d)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトをミ
    クロ球体中に結晶化するのに充分な温度と時間焼粘土
    のミクロ球体のスラリーを加熱し、前記Y−ホージヤサ
    イトはナトリウム型であり、 (e)少なくとも40重量%のY−ホージヤサイトを含
    むミクロ球体を少なくとも大部分の母液から分離し、 (f)工程(e)において分離されたミクロ球体中のナ
    トリウムカチオンをアンモニウムまたは希土類カチオン
    または両カチオンと交換する 諸工程からなる流動接触分解触媒の製造方法で製造した
    流動接触分解触媒の存在下に石油供給原料をクラツキン
    グすることからなる2ppm以上のバナジウムと2pp
    m以上のニツケルとを含む石油供給原料のクラツキング
    方法。
JP59032719A 1983-02-25 1984-02-24 Y−ホ−ジヤサイトを約40重量%以上含有するミクロ球体よりなる流動接触分解触媒及びその製造方法並びにその使用方法 Expired - Lifetime JPH0628733B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US469765 1983-02-25
US06/469,765 US4493902A (en) 1983-02-25 1983-02-25 Fluid catalytic cracking catalyst comprising microspheres containing more than about 40 percent by weight Y-faujasite and methods for making

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59206049A JPS59206049A (ja) 1984-11-21
JPH0628733B2 true JPH0628733B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=23864977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59032719A Expired - Lifetime JPH0628733B2 (ja) 1983-02-25 1984-02-24 Y−ホ−ジヤサイトを約40重量%以上含有するミクロ球体よりなる流動接触分解触媒及びその製造方法並びにその使用方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4493902A (ja)
EP (2) EP0117545B1 (ja)
JP (1) JPH0628733B2 (ja)
AR (1) AR247678A1 (ja)
AU (1) AU577521B2 (ja)
BR (1) BR8400877A (ja)
CA (1) CA1218641A (ja)
DE (3) DE117545T1 (ja)
IN (1) IN163191B (ja)
MX (1) MX171329B (ja)
ZA (1) ZA841265B (ja)

Families Citing this family (94)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4493902A (en) * 1983-02-25 1985-01-15 Engelhard Corporation Fluid catalytic cracking catalyst comprising microspheres containing more than about 40 percent by weight Y-faujasite and methods for making
US4606813A (en) * 1983-02-25 1986-08-19 Engelhard Corporation Fluid catalytic cracking catalyst for cracking sulfur containing petroleum feedstocks and a process for using it
US4520119A (en) * 1983-09-15 1985-05-28 Engelhard Corporation Cracking catalyst and manufacture thereof
US4581340A (en) * 1983-09-15 1986-04-08 Engelhard Corporation Fluid cracking catalyst and method of making same from waste catalyst manufacture fines
US4818509A (en) * 1984-03-23 1989-04-04 Mobil Oil Corporation Continuous process for manufacturing crystalline zeolites in continuously stirred backmixed crystallizers
JPS6163524A (ja) * 1984-09-01 1986-04-01 Toa Nenryo Kogyo Kk バインダ−レス結晶性アルミノ珪酸塩及びその製造方法
US4601997A (en) * 1984-12-14 1986-07-22 Engelhard Corporation Porous mullite
EP0194101A3 (en) * 1985-03-01 1988-04-20 Engelhard Corporation Faujasite catalyst, its preparation, and its use for petroleum feedstock cracking
JPS61242911A (ja) * 1985-04-17 1986-10-29 Toyo Soda Mfg Co Ltd 成形用ゼオライト組成物
US4631262A (en) * 1985-06-05 1986-12-23 Engelhard Corporation Method of making seed solution useful in zeolite catalyst manufacture
US5071539A (en) * 1985-08-30 1991-12-10 Engelhard Corporation FCC catalysts of increased effective heat capacity
EP0236548A1 (en) * 1985-10-18 1987-09-16 KATALISTIKS INTERNATIONAL, Inc. Improved cracking catalyst and method of manufacture
US4965233A (en) * 1988-10-20 1990-10-23 Engelhard Corporation Novel zeolite fluid cracking catalysts and preparation thereof from mixtures of calcined clay
US5023220A (en) * 1988-11-16 1991-06-11 Engelhard Corporation Ultra high zeolite content FCC catalysts and method for making same from microspheres composed of a mixture of calcined kaolin clays
CA2000327A1 (en) * 1988-11-16 1990-05-16 Lawrence B. Dight Ultra high zeolite content fcc catalysts and method for making same from microspheres composed of a mixture of calcined kaolin clays
FR2660578B1 (fr) * 1990-04-09 1994-09-23 Elf Aquitaine Catalyseur a base d'une faujasite de haut rapport si:al de synthese et son application aux reactions de catalyse acide realisees sur des charges hydrocarbonees.
US5236877A (en) * 1990-12-04 1993-08-17 W. R. Grace & Co.-Conn. Dual zeolite fluid cracking catalyst composition for improved gasoline octane
US5302567A (en) * 1991-11-04 1994-04-12 W. R. Grace & Co.-Conn. Zeolite octane additive
US5243121A (en) * 1992-03-19 1993-09-07 Engelhard Corporation Fluid catalytic cracking process for increased formation of isobutylene and isoamylenes
DE69300756T2 (de) * 1992-04-27 1996-05-09 Grace W R & Co Krackkatalysatoren und -zusätze.
US5300469A (en) * 1992-12-08 1994-04-05 Engelhard Corporation Composition for passivating vanadium in catalytic cracking and preparation thereof
US5403799A (en) * 1992-12-21 1995-04-04 W. R. Grace & Co.-Conn. Process upset-resistant inorganic supports for bioremediation
US5395809A (en) * 1993-11-01 1995-03-07 Engelhard Corporation Modified microsphere FCC catalysts
US5413978A (en) * 1993-11-30 1995-05-09 Engelhard Corporation Catalytically inert particles for blending with petroleum cracking catalyst
US5521133A (en) * 1994-11-29 1996-05-28 Engelhard Corporation Phosphorus bound porous microspheres
US5559067A (en) * 1995-03-31 1996-09-24 Engelhard Corporation Modified microsphere FCC catalysts and manufacture thereof
HU213644B (en) 1995-11-22 1997-12-29 Mol Magyar Olaj & Gazipari Rt Additiv catalyst for cracking petroleum fractions, process for making thereof and cracking process
US5993645A (en) * 1995-12-08 1999-11-30 Engelhard Corporation Catalyst for cracking oil feedstocks contaminated with metal
US6756029B2 (en) 1999-08-11 2004-06-29 Petroleo Brasileiro S.A.-Petrobras Molecular sieves of faujasite structure
US6942784B2 (en) * 2000-09-22 2005-09-13 Engelhard Corporation Structurally enhanced cracking catalysts
MXPA03002474A (es) * 2000-09-22 2003-07-14 Engelhard Corp Catalizadores para la destilacion fraccionada estructuralmente mejorados.
US6673235B2 (en) 2000-09-22 2004-01-06 Engelhard Corporation FCC catalysts for feeds containing nickel and vanadium
US6656347B2 (en) * 2000-09-22 2003-12-02 Engelhard Corporation Structurally enhanced cracking catalysts
US20030089640A1 (en) 2001-10-17 2003-05-15 Rostam Madon FCC catalysts for feeds containing nickel and vanadium
US6696378B2 (en) * 2001-08-31 2004-02-24 Engelhard Corporation Fluid catalytic cracking catalyst manufacturing process
WO2003054114A2 (en) * 2001-10-17 2003-07-03 Engelhard Corporation Fcc catalysts for feeds containing nickel and vanadium
FI115046B (fi) * 2001-11-01 2005-02-28 Kautar Oy Hydraulisesti kovettuva sideaineseos ja menetelmä sen valmistamiseksi
US7101473B2 (en) * 2002-05-31 2006-09-05 Engelhard Corporation Method of enhancing the activity of FCC catalysts
US6864202B2 (en) * 2002-09-16 2005-03-08 Indian Oil Corporation Limited Process for preparing sodium silicate alkali solution depleted of sodium salt and enriched in silica
CN1275855C (zh) * 2003-03-28 2006-09-20 中国石油化工股份有限公司 用高岭土合成的纳米级y型沸石及其制备方法
US6942783B2 (en) * 2003-05-19 2005-09-13 Engelhard Corporation Enhanced FCC catalysts for gas oil and resid applications
US6908603B2 (en) * 2003-06-02 2005-06-21 Engelhard Corporation In-situ ZSM-5 synthesis
CN1313207C (zh) * 2004-02-13 2007-05-02 中国石油天然气集团公司 具有高催化活性的均匀纳米分子筛材料的制备方法
US8084383B2 (en) * 2004-03-16 2011-12-27 W.R. Grace & Co.-Conn. Gasoline sulfur reduction catalyst for fluid catalytic cracking process
US20060060504A1 (en) 2004-09-08 2006-03-23 Vierheilig Albert A Additives for metal contaminant removal
CN100429149C (zh) * 2004-11-26 2008-10-29 中国石油天然气股份有限公司 一种高岭土喷雾微球合成高含量NaY分子筛的制备方法
TWI341218B (en) * 2005-11-14 2011-05-01 Oxy Vinyls Lp Catalyst compositions and process for oxychlorination
CN104673364A (zh) 2006-03-02 2015-06-03 巴斯福催化剂公司 包含原位形成的y-八面沸石的加氢裂化催化剂和加氢裂化方法
US9433934B2 (en) * 2006-03-02 2016-09-06 Basf Corporation In-situ produced Y-faujasite from kaolin-derived, pre-shaped particles and the method of preparation and the use thereof
US7572421B2 (en) * 2006-06-19 2009-08-11 Basf Catalysts Llc Mercury sorbents and methods of manufacture and use
US7753992B2 (en) 2006-06-19 2010-07-13 Basf Corporation Methods of manufacturing mercury sorbents and removing mercury from a gas stream
CN101172243B (zh) * 2006-11-01 2010-09-15 中国石油化工股份有限公司 介孔材料/微孔分子筛复合材料及其制备方法
CN101239323B (zh) * 2007-02-09 2011-04-20 中国石油化工股份有限公司 层状粘土/分子筛复合材料的制备方法
US9108181B2 (en) 2007-06-20 2015-08-18 Basf Corporation Structurally enhanced cracking catalysts
US8906823B2 (en) 2007-09-24 2014-12-09 Basf Corporation Pollutant emission control sorbents and methods of manufacture and use
US20090081092A1 (en) * 2007-09-24 2009-03-26 Xiaolin David Yang Pollutant Emission Control Sorbents and Methods of Manufacture and Use
US8685351B2 (en) 2007-09-24 2014-04-01 Basf Corporation Pollutant emission control sorbents and methods of manufacture and use
CN101618334B (zh) * 2008-07-04 2013-08-28 中国石油化工股份有限公司 一种原位型分子筛加氢裂化催化剂及其制备方法
US20100298118A1 (en) * 2009-05-21 2010-11-25 Zhiping Tan Fluid catalytic cracking catalyst with low coke yield and method for making the same
CN102019196B (zh) * 2009-09-18 2012-12-12 中国石油天然气股份有限公司 一种改善高岭土微球原位晶化产物孔结构的方法
US8372269B2 (en) 2009-10-02 2013-02-12 Basf Corporation Heavy metals trapping co-catalyst for FCC processes
CN102049278B (zh) * 2009-10-27 2012-08-29 中国石油化工股份有限公司 一种小晶粒y型分子筛分散材料
CA2793566C (en) 2010-03-18 2020-09-29 W.R. Grace & Co.-Conn. Process for making improved zeolite catalysts from peptized aluminas
US8845882B2 (en) 2010-03-18 2014-09-30 W. R. Grace & Co.-Conn. High light olefins FCC catalyst compositions
WO2011115746A1 (en) 2010-03-18 2011-09-22 W. R. Grace & Co.-Conn. Process for making improved catalysts from clay-derived zeolites
CN102372281B (zh) * 2010-08-25 2013-07-31 中国石油天然气股份有限公司 一种NaY沸石的制备方法
CN102091648B (zh) * 2010-11-09 2012-12-19 中国海洋石油总公司 一种全白土型脱烯烃催化剂的制备方法
CN102553630B (zh) * 2010-12-16 2014-10-22 华东理工大学 高硅铝比小晶粒y型沸石催化裂化催化剂及其制备方法
US9029291B2 (en) * 2011-01-12 2015-05-12 Basf Corporation Rare earth-containing attrition resistant vanadium trap for catalytic cracking catalyst
US20120227629A1 (en) * 2011-03-08 2012-09-13 Basf Corporation Beneficial Thermo-Chemical Treatment of Kaolin with Ammonium Polyphosphate
US8940156B2 (en) * 2011-03-08 2015-01-27 Basf Corporation Thermochemical structuring of matrix components for FCC catalysts
CN102839010A (zh) * 2011-06-23 2012-12-26 中国石油天然气集团公司 一种同时具有酸性和碱性的改性镁铝尖晶石的制备方法
TWI595926B (zh) * 2011-11-04 2017-08-21 巴地斯公司 具增進之活性及水熱穩定性之經磷改質的裂解催化劑
US20150027871A1 (en) * 2012-02-17 2015-01-29 Kior, Inc. Catalyst Compositions Comprising In Situ Grown Zeolites on Clay Matrixes Exhibiting Hierarchical Pore Structures
WO2013123297A2 (en) * 2012-02-17 2013-08-22 Kior, Inc. Catalyst composition with increased bulk active site accessibility for the catalytic thermoconversion of biomass to liquid fuels and chemicals and for upgrading bio-oils
CN102658193A (zh) * 2012-03-31 2012-09-12 山东多友科技有限公司 一种烃类裂化催化剂的制备方法
KR20150110535A (ko) 2013-01-23 2015-10-02 바스프 코포레이션 개선된 제올라이트와 인의 상호작용에 의한 zsm-5 첨가제의 활성 증진
US9403161B2 (en) * 2013-06-17 2016-08-02 Basf Corporation Method of producing FCC catalysts with reduced attrition rates
EP3016738B1 (en) 2013-07-04 2019-04-24 Total Research & Technology Feluy Catalyst compositions comprising small size molecular sieves crystals deposited on a porous material
EP3057704A4 (en) * 2013-10-15 2016-11-02 Basf Corp CATALYTIC CRACKING CATALYSTS IN MESOPOROUS FLUIDIZED BED HAVING EXCELLENT RESISTANCE TO ATTRITION
US9895680B2 (en) 2013-12-19 2018-02-20 Basf Corporation FCC catalyst compositions containing boron oxide
US20150174559A1 (en) * 2013-12-19 2015-06-25 Basf Corporation Phosphorus-Modified FCC Catalysts
US9441167B2 (en) 2013-12-19 2016-09-13 Basf Corporation Boron oxide in FCC processes
US9796932B2 (en) 2013-12-19 2017-10-24 Basf Corporation FCC catalyst compositions containing boron oxide and phosphorus
EP3102324B1 (en) 2014-02-07 2021-09-22 BASF Corporation Catalyst for fast pyrolysis of an oxygen-containing feedstock
JP6743045B2 (ja) 2015-04-09 2020-08-19 ビーエーエスエフ コーポレーション Zsm−5触媒
US10507460B2 (en) * 2015-11-24 2019-12-17 Basf Corporation Fluid catalytic cracking catalysts for increasing butylene yields
US10633596B2 (en) 2016-06-17 2020-04-28 Basf Corporation FCC catalyst having alumina derived from crystalline boehmite
EP3609616A4 (en) * 2017-04-14 2020-12-09 BASF Corporation LOW COKE FLUID CATALYTIC CRACKING CATALYZER WITH HIGH GASOLINE EFFICIENCY AND HIGH ACTIVITY
CN110636901A (zh) 2017-05-17 2019-12-31 巴斯夫公司 底部残留物改质和低焦炭流化催化裂化催化剂
US10894248B2 (en) * 2018-09-13 2021-01-19 Indian Oil Corporation Limited Catalyst composition for enhancing yield of olefins in fluid catalytic cracking process (FCC)
WO2021091816A1 (en) 2019-11-04 2021-05-14 Basf Corporation Porous aluminosilicate compositions for contaminant metal removal in water treatment
WO2021239944A1 (en) 2020-05-29 2021-12-02 Basf Se Catalyst for hydrogen chloride oxidation and production thereof
CN112919493B (zh) * 2021-02-05 2022-10-14 正大能源材料(大连)有限公司 一种低成本制备ssz-13分子筛的方法及应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4235753A (en) 1979-03-16 1980-11-25 Engelhard Minerals & Chemicals Corporation Zeolitized composite bodies and manufacture thereof
US4259212A (en) 1978-06-07 1981-03-31 Exxon Research And Engineering Co. Octane improvement cracking catalyst

Family Cites Families (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3140249A (en) * 1960-07-12 1964-07-07 Socony Mobil Oil Co Inc Catalytic cracking of hydrocarbons with a crystalline zeolite catalyst composite
US3119659A (en) * 1960-09-26 1964-01-28 Union Carbide Corp Process for producing molecular sieve bodies
US3119660A (en) * 1960-09-26 1964-01-28 Union Carbide Corp Process for producing molecular sieve bodies
NL302055A (ja) * 1962-12-27
US3338672A (en) * 1964-02-25 1967-08-29 Minerals & Chem Philipp Corp Method for making a faujasite-type crystalline zeolite
US3390958A (en) * 1964-10-19 1968-07-02 Union Carbide Corp Process for preparing crystalline zeolitic molecular sieves
US3391994A (en) * 1964-12-08 1968-07-09 Engelhard Min & Chem Method for producing faujasitetype zeolites
US3393156A (en) * 1965-09-20 1968-07-16 Union Oil Co Pelleted zeolite compositions
US3433587A (en) * 1965-10-22 1969-03-18 Engelhard Min & Chem Method for preparing crystalline zeolite catalyst
US3472617A (en) * 1965-12-20 1969-10-14 Grace W R & Co Production of binderless molecular sieve aggregates
US3674538A (en) * 1965-12-20 1972-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat-sensitive sheet
US3367886A (en) * 1966-02-16 1968-02-06 Engelhard Min & Chem Synthetic zeolite contact masses and method for making the same
US3367887A (en) * 1966-02-25 1968-02-06 Engelhard Min & Chem Solid catalysts
US3433589A (en) * 1966-04-07 1969-03-18 Mobil Oil Corp Method of preparing faujasite-type crystalline zeolites
US3492090A (en) * 1966-04-07 1970-01-27 Mobil Oil Corp Process for producing faujasite
US3458454A (en) * 1966-07-29 1969-07-29 Air Prod & Chem Fluidizable cracking catalyst
US3515511A (en) * 1967-08-22 1970-06-02 Air Prod & Chem Faujasite production
US3507778A (en) * 1967-09-05 1970-04-21 Exxon Research Engineering Co Cracking petroleum fractions with a crystalline zeolite catalyst in combination with a phosphate promoted silica-magnesia catalyst
US3592760A (en) * 1967-09-20 1971-07-13 Union Oil Co Catalytic hydrocracking
US3503900A (en) * 1968-01-17 1970-03-31 Engelhard Min & Chem Fluid catalyst and preparation thereof
US3506594A (en) * 1968-06-20 1970-04-14 Engelhard Min & Chem Microspherical zeolitic molecular sieve composite catalyst and preparation thereof
US3574538A (en) * 1968-10-17 1971-04-13 Grace W R & Co Process for preparing high silica faujasite
JPS5422953B1 (ja) * 1969-01-02 1979-08-10
US3515683A (en) * 1969-01-28 1970-06-02 Air Prod & Chem Cerium faujasite catalyst
JPS546519B1 (ja) * 1969-02-03 1979-03-29
US3647718A (en) * 1969-03-25 1972-03-07 Engelhard Min & Chem Microspherical zeolitic molecular sieve composite catalyst and preparation thereof
US3657154A (en) * 1969-09-09 1972-04-18 Engelhard Min & Chem Microspherical zeolitic cracking catalyst
US3875081A (en) * 1969-10-24 1975-04-01 Union Oil Co Hydrocarbon conversion catalyst
US3642662A (en) * 1969-11-17 1972-02-15 Air Prod & Chem Synthesis of sodium faujasite
US3663165A (en) * 1970-02-09 1972-05-16 Engelhard Min & Chem Zeolitic catalyst and preparation
US3639099A (en) * 1970-08-13 1972-02-01 Grace W R & Co Preparation of high-silica faujasite
CA990708A (en) * 1970-09-24 1976-06-08 Warren S. Briggs Process for preparing a zeolite containing petroleum cracking catalyst
US3808326A (en) * 1971-03-19 1974-04-30 Grace W R & Co Preparation of zeolites
US3752772A (en) * 1971-06-25 1973-08-14 Engeland Minerals & Chem Corp Preparation of catalyst from kaolin clay
US3733391A (en) * 1971-11-01 1973-05-15 Nl Industries Inc Process of preparing high silica faujasite
US3777006A (en) * 1972-01-21 1973-12-04 Grace W R & Co Process for preparing zeolitic bodies having high strength characteristics
US3966643A (en) * 1972-03-06 1976-06-29 W. R. Grace & Co. Rare earth transition metal exchanged faujasites and catalysts prepared therefrom
US3960774A (en) * 1973-05-02 1976-06-01 Universal Oil Products Company Zeolitic adsorbent for xylene separation
US3944482A (en) * 1973-08-08 1976-03-16 Gulf Research & Development Company Process for the cracking of high metals content feedstocks
US4166099A (en) * 1974-04-20 1979-08-28 W. R. Grace & Co. Preparation of zeolites
US3957689A (en) * 1974-08-02 1976-05-18 W. R. Grace & Co. Process for preparing an attrition resistant zeolite hydrocarbon conversion catalyst
DE2437914A1 (de) * 1974-08-07 1976-02-19 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von synthetischem zeolith mit faujasitstruktur
US3956104A (en) * 1974-08-09 1976-05-11 Universal Oil Products Company Hydrocracking process
US3994800A (en) * 1975-02-19 1976-11-30 W. R. Grace & Co. Catalytic cracking with catalyst of improved Y zeolite
US4178352A (en) * 1976-01-30 1979-12-11 W. R. Grace & Co. Synthesis of type Y zeolite
US4093560A (en) * 1976-05-20 1978-06-06 Mobil Oil Corporation Ultra high silicon-content zeolites and preparation thereof
US4198321A (en) * 1976-08-27 1980-04-15 Filtrol Corporation Hydroprocessing catalysts
US4085069A (en) * 1976-08-27 1978-04-18 Filtrol Corporation Hydrothermally stable catalysts containing ammonium faujasite zeolites
US4292169A (en) * 1976-11-30 1981-09-29 Exxon Research & Engineering Co. Hydrocarbon conversion with zeolite catalyst in metals-absorbing matrix
US4164551A (en) * 1977-12-19 1979-08-14 W. R. Grace & Co. Preparation of zeolite
US4252636A (en) * 1978-04-11 1981-02-24 Atlantic Richfield Company Catalyst and process for conversion of hydrocarbons
US4289605A (en) * 1978-08-23 1981-09-15 Engelhard Minerals & Chemicals Corporation Catalytic cracking of metal contaminated mineral oil fractions
US4210522A (en) * 1978-10-25 1980-07-01 Uop Inc. Hydrocracking catalyst
US4340573A (en) * 1979-01-03 1982-07-20 W. R. Grace & Co. Preparation of zeolites
US4215015A (en) * 1979-02-02 1980-07-29 Uop Inc. High octane FCC catalyst
US4221677A (en) * 1979-03-19 1980-09-09 Standard Oil Company (Indiana) Catalytic cracking with reduced emission of noxious gases
US4312744A (en) * 1979-08-29 1982-01-26 Uop Inc. FCC Process using low coke-make FCC catalyst
US4228137A (en) * 1979-10-18 1980-10-14 Filtrol Corporation Method of producing faujasite zeolites employing seeding techniques
US4326993A (en) * 1979-12-17 1982-04-27 Mobil Oil Corporation Novel cracking catalysts and catalyst supports
US4343723A (en) * 1980-03-14 1982-08-10 Uop Inc. Catalytic composite from partially crystallized clay
CA1171055A (en) * 1980-10-10 1984-07-17 Lloyd A. Pine Hydrocarbon conversion catalysts and processes utilizing the same
US4357265A (en) * 1980-10-28 1982-11-02 W. R. Grace & Co. Catalytic cracking catalyst
JPS591088A (ja) * 1982-04-15 1984-01-06 トオマス・エム・レス 溶接用フラツクスの回収再生装置
US4493902A (en) * 1983-02-25 1985-01-15 Engelhard Corporation Fluid catalytic cracking catalyst comprising microspheres containing more than about 40 percent by weight Y-faujasite and methods for making

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4259212A (en) 1978-06-07 1981-03-31 Exxon Research And Engineering Co. Octane improvement cracking catalyst
US4235753A (en) 1979-03-16 1980-11-25 Engelhard Minerals & Chemicals Corporation Zeolitized composite bodies and manufacture thereof

Also Published As

Publication number Publication date
IN163191B (ja) 1988-08-20
CA1218641A (en) 1987-03-03
EP0308989A1 (en) 1989-03-29
DE3483052D1 (de) 1990-10-04
DE308989T1 (de) 1990-02-08
US4493902A (en) 1985-01-15
ZA841265B (en) 1984-09-26
AR247678A1 (es) 1995-03-31
JPS59206049A (ja) 1984-11-21
EP0117545A3 (en) 1986-09-10
DE117545T1 (de) 1985-05-09
EP0117545B1 (en) 1990-08-29
MX171329B (es) 1993-10-18
EP0117545A2 (en) 1984-09-05
AU577521B2 (en) 1988-09-29
BR8400877A (pt) 1984-10-02
AU2502384A (en) 1984-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0628733B2 (ja) Y−ホ−ジヤサイトを約40重量%以上含有するミクロ球体よりなる流動接触分解触媒及びその製造方法並びにその使用方法
US3257310A (en) Steam activated catalyst
US4332699A (en) Catalyst preparation
US6114267A (en) Process for the preparation of fluidized catalytic cracking (FCC) catalyst
JPH0513708B2 (ja)
DE60020882T2 (de) Verfahren zur Herstellung eines hitzebeständigen, mesoporösen Aluminophosphats mit hoher spezifischer Oberfläche
US3431218A (en) Conversion of clays to crystalline aluminosilicates and catalysts therefrom
JPH0624736A (ja) シリカバイヤライト/イータアルミナ
US3428550A (en) Crystalline aluminosilicate-containing catalyst and methods of treating and using same
US4843052A (en) Acid-reacted metakaolin catalyst and catalyst support compositions
CA1171054A (en) Hydrocarbon conversion catalysts and processes utilizing the same
US4247420A (en) Hydrocarbon conversion catalyst preparation
US3423332A (en) Hydrothermal activation of a silicaalumina cracking catalyst at a high ph
US3352796A (en) Catalyst for hydrocarbon conversions
US2916437A (en) Cracking process with a zeolite catalyst
US3391075A (en) Catalytic conversion of hydrocarbons with the use of a steam treated y type of crystalline aluminosilicate
US4332782A (en) Method of producing pseudoboehmite
US3325397A (en) Catalytic hydrocarbon conversion with the use of a catalyst composite comprising a manganese promoted crystalline aluminosilicate
US2763622A (en) Craking catalyst preparation
EP0230005A2 (en) Cracking catalyst
US3287282A (en) Hydrogen zeolite y having improved hydrothermal stability
JPH08229405A (ja) 炭化水素接触分解用触媒組成物
JPS62191047A (ja) 流動クラツキング触媒及びそれを触媒製造の廃微細物から製造する方法
US3717587A (en) Catalyst and method of preparing the same
US3238147A (en) Crystalline aluminosilicate hydrocarbon conversion catalyst composite and method of preparation thereof

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term