JPH06283612A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JPH06283612A
JPH06283612A JP5068185A JP6818593A JPH06283612A JP H06283612 A JPH06283612 A JP H06283612A JP 5068185 A JP5068185 A JP 5068185A JP 6818593 A JP6818593 A JP 6818593A JP H06283612 A JPH06283612 A JP H06283612A
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JP
Japan
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metal silicide
refractory metal
silicon
silicide layer
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Withdrawn
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JP5068185A
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English (en)
Inventor
Junichi Tsuchimoto
淳一 土本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US08/313,937 priority patent/US5518960A/en
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76838Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66568Lateral single gate silicon transistors
    • H01L29/66575Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate
    • H01L29/6659Lateral single gate silicon transistors where the source and drain or source and drain extensions are self-aligned to the sides of the gate with both lightly doped source and drain extensions and source and drain self-aligned to the sides of the gate, e.g. lightly doped drain [LDD] MOSFET, double diffused drain [DDD] MOSFET

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高融点金属シリサイド膜を含む配線層に対し
て、低抵抗のコンタクトを実現する半導体装置および半
導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 シリコン電極30,31は、シリコン層8,
20とこのシリコン層8,20の上に形成された高融点
金属シリサイド層10,22とを含む配線層のシリコン
層8,20に接続されている。これにより、高融点金属
シリサイド層表面に形成される自然酸化膜に影響される
ことなく良好なシリコン電極と配線層とのコンタクトを
得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置および半導
体装置の製造方法に関し、特に、半導体装置に用いられ
る配線構造のコンタクト抵抗の低減による半導体装置の
高性能化を図る半導体装置および半導体装置の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコン薄膜は、シリコン半導体
デバイスにおける配線材料および電極材料として用いら
れている。これは、シリコン薄膜が熱的に安定している
こと、リン,砒素,ボロンなどの不純物添加により低抵
抗化が行なえることおよび堆積・加工が比較的容易であ
ることに起因している。
【0003】しかし、シリコン半導体デバイスの集積度
が向上し、配線層の幅が減少することにより、不純物が
添加されたシリコン薄膜でも、その配線抵抗が問題とな
るようになってきた。
【0004】このために、シリコン薄膜の上層に高融点
金属シリサイド層を体積した高融点金属シリサイド/シ
リコン薄膜構造を用いることが多くなってきている。
【0005】このとき用いられる高融点金属シリサイド
としては、タングステンシリサイド、モリブデンシリサ
イド、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、チタ
ンシリサイドなどが用いられている。これは、タングス
テン、モリブデン、ニッケル、コバルト、チタンなどが
熱的に安定であること、不純物添加シリコン薄膜より低
抵抗であること、配線層として用いた場合上下の層にお
いて相互拡散が少なく、積層構造として安定であること
などが挙げられる。
【0006】上記のように、高融点金属シリサイド/シ
リコン薄膜構造は、低抵抗配線材料として用いられてい
る。しかし、シリコン半導体デバイスにおいては、配線
層は1層のみではなく、この上層にも多数の配線層が、
絶縁膜を介して存在している。
【0007】このとき、問題となるのは、上層配線と下
層配線とのコンタクト抵抗である。すなわち、従来のシ
リコン薄膜単層のみの際と異なって、高融点金属シリサ
イドが配線層の上層にある場合には、この上層にある高
融点金属シリサイドへのコンタクト抵抗が、従来のシリ
コン薄膜へのコンタクト抵抗よりも高くなってしまうと
いう問題点があった。
【0008】これは、高融点金属シリサイド上に、自然
酸化膜が形成されやすく、また、その除去が容易でない
こと等から、コンタクト抵抗が高くなるためである。
【0009】この問題点を解決する技術として、たとえ
ば特開平2−32537号公報に開示されている。
【0010】上記技術によれば、高融点金属シリサイド
層の表面に形成された酸化膜を除去するために、半導体
基板を水素雰囲気中において、800℃の加熱処理を行
なっている。
【0011】この加熱処理を行なうことにより、自然酸
化膜は除去され、コンタクト抵抗の低いコンタクトを得
ることが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によれば、以下に示すような問題点を有している。
【0013】まず第1に、800℃の水素雰囲気中にお
いて加熱処理を行なうことにより、自然酸化膜を除去す
ることが可能である。
【0014】しかし、高融点金属シリサイド層上に形成
された自然酸化膜を100%除去することができないた
めに、図27の断面図に示すように、コンタクト部に部
分的に自然酸化膜34が残り、コンタクト抵抗値を希望
の値にまで下げることができないという問題点があっ
た。
【0015】なお、図27に示す断面図は、半導体基板
2の素子分離領域4によって囲まれた活性領域におい
て、ソース/ドレイン領域14,15へのコンタクト部
の断面図を示している。
【0016】ソース/ドレイン領域14,15の表面に
は、ポリシリコン層20と高融点金属シリサイド層22
とが形成されている。シリコン電極32は、層間絶縁膜
24を介して高融点金属シリサイド層22と接続されて
いる。高融点金属シリサイド層22の表面には、除去さ
れずに残存した自然酸化膜34が形成されている。
【0017】第2に、シリコン酸化膜が除去された高融
点金属シリサイド膜22であっても、この高融点金属シ
リサイド層22の結晶構造は、図28に示すように、大
きな結晶22aが配列されるようになっている。
【0018】このために、この高融点金属シリサイド層
22上にシリコン薄膜を形成しようとした場合、結晶2
2aの隙間をシリコン薄膜を形成するためのモノシラン
が通過してしまう。
【0019】したがって、図29を参照して、高融点金
属シリサイド膜22の下のシリコン層20上に、新たな
シリコン層32が形成されてしまう。これにより、高融
点金属シリサイド膜22が持ち上げられ、シリコン層2
0から高融点金属シリサイド膜22が剥離してしまうと
いう問題点があった。
【0020】この発明の目的は上記問題点を解決するた
めになされたもので、高融点金属シリサイド層を含む配
線層に対して、低抵抗のコンタクトを可能とする半導体
装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた半導
体装置の1つの局面においては、シリコン層と上記シリ
コン層の上に形成された高融点金属シリサイド層とを含
む配線層と、上記配線層の上に形成された絶縁層と、上
記絶縁層に設けられたコンタクトホールを通じて、上記
配線層に電気的に接続されたシリコン電極とを備えてい
る。さらに、上記シリコン電極は、上記シリコン層に接
続されている。
【0022】さらに好ましくは、上記シリコン電極と上
記高融点金属シリサイド層との間に絶縁膜を含んでい
る。
【0023】次に、この発明に基づいた半導体装置の他
の局面においては、第1シリコン層と上記第1シリコン
層の上に形成された高融点金属シリサイド層と上記高融
点金属シリサイド層の上に形成された第2シリコン層と
を含む配線層と、上記配線層の上に形成された絶縁層
と、上記絶縁層に形成されたコンタクトホールを通じ
て、上記配線層に電気的に接続されたシリコン電極とを
備えている。さらに、上記シリコン電極は、上記第2シ
リコン層に接続されている。
【0024】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の1つの局面においては、以下の工程を備えてい
る。
【0025】まず、所定厚さのシリコン層が形成され
る。その後、上記シリコン層の上に高融点金属シリサイ
ド層が形成される。
【0026】次に、上記高融点金属シリサイド層の上
に、絶縁膜が形成される。その後、上記絶縁膜にフォト
リソグラフィ技術により高融点金属シリサイド層に通ず
るコンタクトホールが形成される。
【0027】次に、上記コンタクトホール内において露
出した高融点金属シリサイド層の表面が水素雰囲気中に
おいて850℃以上の温度で加熱処理が行なわれる。そ
の後、上記加熱処理と同一の炉内において、上記コンタ
クトホール内にシリコンを堆積し、高融点金属シリサイ
ド層に電気的に接続されたシリコン電極が形成される。
【0028】さらに好ましくは、上記加熱処理時に10
0ppm以下のモノシランが添加される。
【0029】さらに好ましくは、上記高融点金属シリサ
イド層を形成する工程は、所定厚さの第1高融点金属シ
リサイド層を形成する工程と、上記第1高融点金属シリ
サイド層を炉内から取出して、上記第1高融点金属シリ
サイド層の表面に自然酸化膜を形成する工程と、上記自
然酸化膜の上に所定厚さの第2高融点金属シリサイド膜
を形成する工程とを含んでいる。
【0030】次に、この発明に基づいた半導体装置の他
の局面においては、以下の工程を備えている。
【0031】まず、所定厚さのシリコン層が形成され
る。その後、上記シリコン層の上に高融点金属シリサイ
ド層が形成される。
【0032】次に、上記高融点金属シリサイド層の上に
絶縁膜が形成される。その後、上記絶縁膜にフォトリソ
グラフィ技術より高融点金属シリサイド層に通ずるコン
タクトホールが形成される。
【0033】次に、上記コンタクトホール内において露
出した高融点金属シリサイド層の表面を水素雰囲気中に
おいて750℃以上820℃以下の温度で加熱処理が行
なわれる。その後、上記加熱処理と同一の炉内におい
て、上記コンタクトホール内にアモルファスシリコンを
堆積し、所定の加熱処理を施すことにより、高融点金属
シリサイド層に電気的に接続されたシリコン電極が形成
される。
【0034】
【作用】この発明に基づいた半導体装置の1つの局面に
よれば、配線層を構成するシリコン層にシリコン電極を
接続させている。
【0035】これより、高融点金属シリサイド層に形成
される自然酸化膜の影響を受けることなくシリコン電極
と配線層とのコンタクトを得ることが可能となる。
【0036】次に、この発明に基づいた半導体装置の他
の局面によれば、配線層の構造を第1シリコン層と高融
点金属シリサイド層と第2シリコン層との3層構造とし
ている。さらに、シリコン電極とのコンタクトは、第2
シリコン層と行なっている。これにより、高融点金属シ
リサイド層に形成される自然酸化膜の影響を受けること
なくシリコン電極と配線層とのコンタクトを得ることが
可能となる。
【0037】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の1つの局面によれば、高融点金属シリサイド層
の表面を水素雰囲気中において、850℃以上の温度で
加熱処理を行なう。これにより、高融点金属シリサイド
層の表面に形成された自然酸化膜をほぼ完全に除去する
ことが可能となる。
【0038】さらに好ましくは、加熱処理時に100p
pm以下のモノシランを添加することにより、高融点金
属シリサイド層の表面に形成される自然酸化膜を効果的
にかつ完全に除去することが可能となる。
【0039】さらに好ましくは、高融点金属シリサイド
膜を形成する工程において、まず、第1高融点金属シリ
サイド膜を形成した後、この第1高融点金属シリサイド
膜の上に自然酸化膜を形成する。その後、この自然酸化
膜の上に第2高融点金属シリサイド膜を形成する。
【0040】これにより、高融点金属シリサイド膜の上
にシリコン膜を形成するときに用いられるモノシラン
が、自然酸化膜のために高融点金属シリサイド膜下のシ
リコン層に到達することができなくなる。
【0041】したがって、高融点金属シリサイド膜の下
のシリコン層の上に、シリコン膜が新たに形成されない
ために、高融点金属シリサイド膜の持ち上げおよび剥離
を防止することが可能となる。
【0042】これにより、シリコン電極とのコンタクト
において、コンタクト抵抗の低減を図ることができる。
【0043】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の他の局面によれば、高融点金属シリサイド層の
表面を水素雰囲気中において750℃以上820℃以下
の温度で加熱処理を施している。これにより、高融点金
属シリサイド層の表面に形成される自然酸化膜が、完全
に除去することなく、薄い自然酸化膜が残存する。
【0044】その後、この高融点金属シリサイド層の上
にアモルファスシリコンを堆積する。このとき、薄い自
然酸化膜が残存していることにより高融点金属シリサイ
ド膜下のシリコン層の上に、モノシランが到達しない。
【0045】したがって、高融点金属シリサイド膜下の
シリコン層の上にシリコン膜が新たに形成されないため
に、高融点金属シリサイド膜の持ち上げおよび剥離を防
止することが可能となる。
【0046】その後、アモルファスシリコンをポリシリ
コンとするための加熱処理を施すことにより、自然酸化
膜は消滅する。
【0047】したがって、シリコン電極と配線層との間
に良好なコンタクトを得ることが可能となる。
【0048】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例につ
いて図を参照して説明する。
【0049】まず、図1を参照して、この実施例におけ
る半導体装置の構造について説明する。
【0050】半導体基板2の上に素子分離領域が4が形
成されている。素子分離領域4によって囲まれた活性領
域の上には、ゲート酸化膜6を介してポリシリコン層8
が形成されている。
【0051】ポリシリコン層8の上にはタングスンテン
シリサイド、モリブデンシリサイド、ニッケルシリサイ
ド、コバルトシリサイド、またはチタンシリサイドなど
からなる高融点金属シリサイド層10が形成されてい
る。このポリシリコン層8と高融点金属シリサイド層1
0とによりゲート電極を構成する。
【0052】高融点金属シリサイド層10の上に、上部
絶縁膜12が形成されている。この上部絶縁膜12と、
高融点金属シリサイド層10と、ポリシリコン層8と、
ゲート酸化膜6との側面には、側壁絶縁膜16が形成さ
れている。
【0053】半導体基板2の上記活性領域には、上述し
たゲート電極を挟む位置に、低濃度不純物領域14と、
高濃度不純物領域15とが形成されている。この低濃度
不純物領域14と高濃度不純物領域15とによりトラン
ジスタのソース/ドレイン領域を構成している。
【0054】このソース/ドレイン領域の一方の領域
は、絶縁膜18により覆われている。また、ソース/ド
レイン領域の他方の領域には、ソース/ドレイン領域と
電気的にコンタクトをとるために、ポリシリコン層20
と高融点金属シリサイド層22とが形成されている。ま
た、半導体基板2の表面全面には、層間絶縁膜24が所
定の厚さ堆積されている。
【0055】この層間絶縁膜24には、ゲート電極を構
成するポリシリコン層8に通ずるコンタクトホール26
と、ポリシリコン層22まで通ずるコンタクトホール2
8が形成されている。
【0056】これらのコンタクトホール26およびコン
タクトホール28には、それぞれポリシリコン層8およ
びポリシリコン層20と電気的に接続するためのシリコ
ン電極30,シリコン電極31が形成されている。
【0057】上記構造を用いることにより、高融点金属
シリサイド層10と高融点金属シリサイド層22との表
面に形成されるシリコン酸化膜からなる自然酸化膜の影
響を受けることなく、シリコン電極30,シリコン電極
31と配線層とのコンタクトを良好に得ることが可能と
なる。
【0058】次に、上記構成よりなる半導体装置の製造
工程について図2ないし図12を参照して説明する。
【0059】まず、図2を参照して、半導体基板2の上
に、LOCOS法を用いて、素子分離領域4を形成す
る。
【0060】次に、図3を参照して、半導体基板2の表
面に、ゲート酸化膜6を形成する。このゲート酸化膜6
の上にCVD法によりポリシリコン層8を約800〜1
000Å形成する。
【0061】このポリシリコン層8の上に、スパッタリ
ング法を用いて高融点金属シリサイド膜としてタングス
テンシリサイド膜10を約800〜1000Å形成す
る。このタングステンシリサイド膜10の上に、上部絶
縁膜12を形成する。この上部絶縁膜12の所定の位置
に、フォトリソグラフィ法により所定の形状にパターニ
ングされたレジスト膜13を形成する。
【0062】次に、図4を参照して、上記レジスト膜1
3をマスクとして、上部絶縁膜12、タングステンシリ
サイド膜10、ポリシリコン層8およびゲート酸化膜6
のエッチングを行なう。その後レジスト膜13を除去す
る。
【0063】次に、図5を参照して、上部絶縁膜12、
タングステンシリサイド膜10、ポリシリコン膜8、ゲ
ート酸化膜6をマスクとして、半導体基板2の表面に、
たとえばリンなどの不純物を注入し、低濃度不純物領域
14を形成する。
【0064】次に、図6を参照して、半導体基板2の表
面全面にポリシリコン層16を堆積する。その後、図7
を参照して、ポリシリコン層16を異方性エッチングす
ることにより、側壁絶縁膜16を形成する。
【0065】次に、図8を参照して、上部絶縁膜12お
よび側壁絶縁膜16をマスクとして、半導体基板2の表
面に、再びたとえばリンなどの不純物を注入することに
より、高濃度不純物領域15を形成する。
【0066】次に、図9を参照して、半導体基板2の表
面全面に絶縁膜18を堆積する。その後、図10を参照
して、低濃度不純物領域14および高濃度不純物領域1
5の一方の領域の上面に堆積された絶縁膜18をエッチ
ングにより除去する。
【0067】次に、半導体基板2の表面全面にポリシリ
コン層20を500〜1000Å堆積する。このポリシ
リコン層20の上に、高融点金属シリサイド層としてタ
ングステンシリサイド層22を500〜1000Å堆積
する。
【0068】次に、図11を参照して、ポリシリコン層
18とタングステンシリサイド層22とを所定の形状に
エッチングする。
【0069】次に、図12を参照して、半導体基板2の
表面全面に層間絶縁膜24を堆積する。次に、この層間
絶縁膜24に、それぞれポリシリコン層8とポリシリコ
ン層20とに接続するコンタクトホール26とコンタク
トホール28をCl2 またはCF4 系のドライエッチン
グにより開口する。
【0070】その後、このコンタクトホール26とコン
タクトホール28の内部に、モノシランを原料として、
シリコン薄膜からなるシリコン電極30とシリコン電極
31とを形成する。これにより、図1に示す半導体装置
が完成する。
【0071】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて図を参照して説明する。まず、図13を参照し
て、この実施例における半導体装置の構造について説明
する。
【0072】この第2の実施例における半導体装置の構
造は、ほぼ第1の実施例における半導体装置と同様の構
造を有しており、コンタクトホール26および28にお
いて、シリコン電極30とシリコン電極31との界面に
側部絶縁膜38を有している。
【0073】これは、図1を再び参照して、シリコン電
極30およびシリコン電極31が、高融点金属シリサイ
ド層10および高融点金属シリサイド層22と直接接続
されているためである。
【0074】次に、上記第2の実施例における半導体装
置の製造工程について、図14を参照して説明する。な
お、この実施例における製造工程において、コンタクト
ホール26およびコンタクトホール28を開口するまで
の工程は、第1の実施例で説明した図2〜図12までの
工程と同一であるためにここでの説明は省略する。
【0075】図14を参照して、コンタクトホール26
およびコンタクトホール28を開口した後、基板表面全
面に堆積温度650℃の条件で熱酸化法により酸化膜3
8を約500Å形成する。その後、ドライエッチング法
を用いて垂直方向に酸化膜38のエッチングを行ないコ
ンタクトホール26およびコンタクトホール28の側壁
にのみ側部絶縁膜38を形成する。
【0076】次に、第1の実施例と同様にコンタクトホ
ール26およびコンタクトホール28の内部にモノシラ
ンを原料としてシリコン薄膜を堆積し、シリコン電極3
0およびシリコン電極31を形成することにより、図1
3に示す第2の実施例における半導体装置を形成するこ
とが可能となる。
【0077】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて図を参照して説明する。まず、図15を参照し
て、この実施例における半導体装置の構造について説明
する。
【0078】この第3の実施例における半導体装置の構
造は、図1に示す第1の半導体装置の構造と比較した場
合、高融点金属シリサイド層10および高融点金属シリ
サイド層22の上にポリシリコン層40がそれぞれ形成
されており、このポリシリコン層40とシリコン電極3
0,シリコン電極31とがコンタクトをとっている。
【0079】上記構造を用いることによっても、高融点
金属シリサイド層10および高融点金属シリサイド層2
2とに形成される自然酸化膜の影響を受けることなく、
シリコン電極と配線層とのコンタクトを良好に得ること
が可能となる。
【0080】次に、上記構造よりなる半導体装置の製造
工程について、図16ないし図18を参照して説明す
る。
【0081】なお、上述した第1の実施例と比較し、共
通する製造工程においてはその説明を省略し、この実施
例において特徴のある部分について説明する。
【0082】まず、図16を参照して、素子分離領域4
が形成された半導体基板2の上に、ゲート酸化膜6を形
成する。このゲート酸化膜6の上にポリシリコン層8を
800〜1000Å堆積する。このポリシリコン層8の
上に高融点金属シリサイド層を通してタングステンシリ
サイド層10を800〜1000Å堆積する。
【0083】このタングステンシリサイド層10の上
に、同一の炉内においてポリシリコン層40を約30〜
50Å堆積する。このポリシリコン層40の上に上部絶
縁膜12を堆積し、フォトリソグラフィ技術により所定
の形状にエッチングを行なう。
【0084】その後、第1の実施例で説明した図5〜図
10に示す工程と同様の工程を施す。その後、図17を
参照して、高融点金属シリサイド層としてのタングステ
ンシリサイド層22の上に、ポリシリコン層40を30
〜50Å堆積する。
【0085】次に、図18を参照して、ポリシリコン層
40、チタンシリサイド層22、ポリシリコン層20を
所定の形状にエッチングする。その後、基板表面全面に
層間絶縁膜24を堆積する。
【0086】次に、それぞれポリシリコン層40に通ず
るコンタクトホール26およびコンタクトホール28を
開口する。このコンタクトホール26およびコンタクト
ホール28内にモノシランを原料としてシリコン薄膜を
堆積して、シリコン電極30およびシリコン電極31を
形成することにより、図15に示す半導体装置が完成す
る。
【0087】次に、この発明に基づいた第4の実施例に
ついて図を参照して説明する。まず、図19を参照し
て、この実施例における半導体装置の構造について説明
する。
【0088】この実施例における半導体装置は、シリコ
ン電極30およびシリコン電極31が、高融点金属シリ
サイド層10および高融点金属シリサイド層22に接続
されており、従来の構造と変化はない。
【0089】しかし、このシリコン電極30およびシリ
コン電極31と高融点金属シリサイド層10および高融
点金属シリサイド層22のコンタクト部において、従来
のようなシリコン酸化膜が全く形成されていない。
【0090】以下、この自然酸化膜が形成されずにシリ
コン電極と高融点金属シリサイド層とのコンタクトをと
るための製造工程について、以下説明する。
【0091】まず、従来技術においては、コンタクトホ
ール26およびコンタクトホール28を開口した後、高
融点金属シリサイド層10および高融点金属シリサイド
層22の表面に形成される自然酸化膜を除去するために
約800℃の水素雰囲気中での加熱処理を行なってい
た。しかし、上記加熱処理においては、高融点金属シリ
サイド層10および高融点金属シリサイド層22の表面
に形成される自然酸化膜を完全に除去することは無理で
あった。
【0092】この実施例においては、図20に示すグラ
フからわかるように、コンタクトホール28およびコン
タクトホール26を開口した後に、850℃以上の温度
により、水素雰囲気中にて約80atomの下、約1分
間の加熱処理を行なうことにより、ほぼ完全に自然酸化
膜の除去を行なっている。
【0093】また、さらに好ましくは、この加熱処理時
に、100ppmのモノシランを添加することにより、 SiH4 +SiO2 →SiO↑+H2 の化学反応により、高融点金属シリサイド層10および
高融点金属シリサイド層22の上の自然酸化膜が、揮発
性のSiOとなり、より効果的に、高融点金属シリサイ
ド層上の自然酸化膜を除去することが可能となる。
【0094】なお、この場合において100ppmより
も多くモノシランを添加すると、このモノシランが酸化
膜の除去のためだけに働かず、堆積物となってしまうた
めに、加熱処理時に添加するモノシランは、100pp
m以下である必要がある。
【0095】次に、この発明に基づいた第5の実施例に
ついて、図面を参照して説明する。この第5の実施例に
おいて製造される半導体装置は、図19に示す半導体装
置と同じであり、高融点金属シリサイド層10および高
融点金属シリサイド層22の形成工程に特徴を有してい
る。よって、この高融点金属シリサイド層10および高
融点金属シリサイド層22の形成工程についてのみ説明
する。
【0096】まず、図21を参照して、ポリシリコン層
8およびポリシリコン層20の上に、通常のスパッタリ
ング法を用いて、厚さ300〜500Åの高融点金属シ
リサイド層10aおよび高融点金属シリサイド層22a
を堆積する。
【0097】その後、一度スパッタリング装置の炉内か
ら半導体基板を取出し、高融点金属シリサイド層10a
および高融点金属シリサイド層22aの表面に薄い自然
酸化膜36を形成する。
【0098】その後、図22を参照して、再びこの自然
酸化膜36上に、同様にして厚さ300〜500Åの高
融点金属シリサイド層10bおよび高融点金属シリサイ
ド層22bを堆積する。
【0099】その後、この高融点金属シリサイド層10
bおよび高融点金属シリサイド層22bに通ずるコンタ
クトホールを開口した後、モノシラン雰囲気中において
シリコン電極30およびシリコン電極31を堆積する。
【0100】このとき、自然酸化膜36により、シリコ
ン電極30およびシリコン電極31を形成するときに用
いられるモノシランが高融点金属シリサイド層10aお
よび高融点金属シリサイド層22aの下のシリコン層8
およびシリコン層20に到達することができない。
【0101】したがって、従来のように、高融点金属シ
リサイド層10aおよび高融点金属シリサイド層22a
の下のシリコン層8およびシリコン層20の上にシリコ
ン膜が新たに形成されることがなく、高融点金属シリサ
イド層10aおよび高融点金属シリサイド層22aの持
ち上げや剥離を防止することが可能となる。
【0102】次に、この発明に基づいた第5の実施例に
ついて、図を参照して説明する。この第5の実施例は、
図19に示すシリコン電極30およびシリコン電極31
を形成する前の加熱処理に特徴を有しているために、こ
の部分についての説明について言及する。
【0103】まず、図23を参照して、コンタクトホー
ル26およびコンタクトホール28を開口した直後にお
いては、高融点金属シリサイド層10および高融点金属
シリサイド層22の表面には、自然酸化膜34が形成さ
れている。
【0104】次に、この自然酸化膜34を除去するた
め、水素雰囲気中において、750℃以上820℃以下
の加熱処理を行なう。このように、加熱処理温度の上限
が820℃以下であるために、上述した第4の実施例の
850℃よりも低いために、高融点金属シリサイド層1
0および高融点金属シリサイド層22の表面には図24
に示すように薄い自然酸化膜34が存在する。
【0105】次に、図25を参照して、薄い自然酸化膜
34を含む高融点金属シリサイド層10および高融点金
属シリサイド層22の上に、約580℃においてアモル
ファスシリコン層32aを堆積する。このとき、自然酸
化膜34が存在するために、アモルファスシリコン層3
2aを形成するときのモノシランは高融点金属シリサイ
ド層下のポリシリコン層8およびポリシリコン層20の
表面に到達することができなくなる。
【0106】したがって、高融点金属シリサイド層下の
ポリシリコン層の上には、新たなシリコン膜が形成され
ないために、高融点金属シリサイド層の持ち上げおよび
剥離を防止することが可能となる。
【0107】その後、図26を参照して、アモルファス
シリコン32aをポリシリコン化するために、約700
℃〜850℃の加熱処理を施すことにより、アモルファ
スシリコン層32aはポリシリコン層32となる。
【0108】このとき、自然酸化膜34は、ポリシリコ
ン層32に取り込まれ、高融点金属シリサイド層10お
よび高融点金属シリサイド層22とシリコン電極30お
よびシリコン電極31との間に良好なコンタクトをとる
ことが可能となる。
【0109】なお、上述したアモルファスシリコン層を
ポリシリコン層とするための熱処理は、必ずしも上記工
程を必要とするものではなく、半導体装置の製造工程に
おける他の加熱処理時に同時にポリシリコン化すること
によっても、同様の効果を得ることができる。
【0110】なお、上記各実施例において、高融点金属
シリサイド層としてタングステンシリサイド層を用いて
いるが、これに限られることなくたとえばモリブデンシ
リサイド、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、
チタンシリサイドなどを用いることによっても同様の作
用効果を得ることが可能である。
【0111】
【発明の効果】この発明に基づいた半導体装置の1の局
面によれば、シリコン電極を配線層で構成するシリコン
層に接続させている。
【0112】これにより、高融点金属シリサイド層に形
成される自然酸化膜の影響を受けることなくシリコン電
極と配線層とのコンタクトを得ることが可能となる。
【0113】この発明に基づいた半導体装置の他の局面
によれば、配線層の構造を第1シリコン層と高融点金属
シリサイド層と第2シリコン層との3層構造としてい
る。さらに、シリコン電極とのコンタクトを第2シリコ
ン層と行なっている。
【0114】これにより、高融点金属シリサイド層に形
成される自然酸化膜の影響を受けることなくシリコン電
極と配線層とのコンタクトを得ることが可能となる。
【0115】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の1つの局面によれば、高融点金属シリサイド層
の表面を水素雰囲気中において850℃以上の温度で加
熱処理を行なっている。
【0116】これにより、高融点金属シリサイド層の表
面に形成された自然酸化膜をほぼ完全に除去することが
可能となる。
【0117】さらに好ましくは、加熱処理時に100p
pm以下のモノシランを添付することにより、高融点金
属シリサイド層の表面に形成される自然酸化膜を効果的
にかつ完全に除去することが可能となる。
【0118】したがって、シリコン電極とのコンタクト
において、コンタクト抵抗の低減を図ることが可能とな
る。
【0119】さらに好ましくは、高融点金属シリサイド
層を形成する工程において、まず第1高融点金属シリサ
イド層を形成した後、この高融点金属シリサイド層の上
に自然酸化膜を形成する。その後、この自然酸化膜の上
に第2高融点金属シリサイド層を形成する。
【0120】これにより、高融点金属シリサイド層の上
にシリコン層を形成するときに用いられるモノシランが
自然酸化膜のために、高融点金属シリサイド層の下にシ
リコン層に到達することができなくなる。
【0121】したがって、高融点金属シリサイド層の下
にシリコン層の上には、シリコン膜が新たに形成されな
いために、高融点金属シリサイド膜の持ち上げおよび剥
離を防止することが可能となる。
【0122】次に、この発明に基づいた半導体装置の製
造方法の他の局面によれば、高融点金属シリサイド層の
表面を水素雰囲気中において、750℃以上820℃以
下の温度で加熱処理を行なう。これにより、高融点金属
シリサイド膜の表面に形成された自然酸化膜は、完全に
除去されることなく、薄い自然酸化膜を残存することと
なる。
【0123】その後、この薄い自然酸化膜を含む高融点
金属シリサイド層の上にアモルファスシリコンを堆積す
る。
【0124】このとき、薄い自然酸化膜が残存している
ことで、高融点金属シリサイド膜下のシリコン層の上に
まで、モノシランが到達しない。したがって、高融点金
属シリサイド膜の下のシリコン層の上には、シリコン膜
が新たに形成されないために、高融点金属シリサイド膜
の持ち上げおよび剥離を防止することが可能となるその
後、アモルファスシリコンをポリシリコンとするための
加熱処理を施すことにより、自然酸化膜は消滅する。
【0125】したがって、シリコン電極と配線層との間
に良好なコンタクトを得ることが可能となり、信頼性の
高い半導体装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の構造を示す断面図である。
【図2】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第1製造工程を示す断面図である。
【図3】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第2製造工程を示す断面図である。
【図4】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第3製造工程を示す断面図である。
【図5】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第4製造工程を示す断面図である。
【図6】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第5製造工程を示す断面図である。
【図7】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第6製造工程を示す断面図である。
【図8】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第7製造工程を示す断面図である。
【図9】この発明に基づいた第1実施例における半導体
装置の第8製造工程を示す断面図である。
【図10】この発明に基づいた第1実施例における半導
体装置の第9製造工程を示す断面図である。
【図11】この発明に基づいた第1実施例における半導
体装置の第10製造工程を示す断面図である。
【図12】この発明に基づいた第1実施例における半導
体装置の第11製造工程を示す断面図である。
【図13】この発明に基づいた第2実施例における半導
体装置の構造を示す断面図である。
【図14】この発明に基づいた第2実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す断面図である。
【図15】この発明に基づいた第3実施例における半導
体装置の構造を示す断面図である。
【図16】この発明に基づいた第3実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第1の断面図であ
る。
【図17】この発明に基づいた第3実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第2の断面図であ
る。
【図18】この発明に基づいた第3実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第3の断面図であ
る。
【図19】この発明に基づいた第4実施例における半導
体装置の構造を示す断面図である。
【図20】加熱処理温度とコンタクト抵抗の関係を示す
図である。
【図21】この発明に基づいた第4実施例における半導
体装置の製造工程の特徴を示す第1の図である。
【図22】この発明に基づいた第4実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第2の図である。
【図23】この発明に基づいた第5実施例における半導
体装置の製造工程の特徴を示す第1の図である。
【図24】この発明に基づいた第5実施例における半導
体装置の製造方法の特徴部分を示す第2の断面図であ
る。
【図25】この発明に基づいた第5実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第3の断面図であ
る。
【図26】この発明に基づいた第5実施例における半導
体装置の製造工程の特徴部分を示す第4の断面図であ
る。
【図27】従来技術における問題点を示す第1の図であ
る。
【図28】従来技術における問題点を示す第2の図であ
る。
【図29】従来技術における問題点を示す第3の図であ
る。
【符号の説明】
2 半導体基板 4 素子分離領域 6 ゲート酸化膜 8,20,40 シリコン層 10,22 高融点金属シリサイド層 12 上部絶縁膜 14 低濃度不純物領域 15 高濃度不純物領域 16 側壁絶縁膜 18 絶縁膜 24 層間絶縁膜 26,28 コンタクトホール 30,31 シリコン電極 32a アモルファスシリコン層 32 シリコン層 34 自然酸化膜 38 側部絶縁膜 なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン層と前記シリコン層の上に形成
    された高融点金属シリサイド層とを含む配線層と、 前記配線層の上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層に設けられたコンタクトホールを通じて、前
    記配線層に電気的に接続されたシリコン電極と、 を備え、 前記シリコン電極は、前記シリコン層に接続されている
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記シリコン電極と、前記高融点金属シ
    リサイド層との間に絶縁層を含む、請求項1に記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 第1シリコン層と前記第1シリコン層の
    上に形成された高融点金属シリサイド層と前記高融点金
    属シリサイド層の上に形成された第2シリコン層とを含
    む配線層と前記配線層の上に形成された絶縁層と、 前記絶縁層に設けられたコンタクトホールを通じて、前
    記配線層に電気的に接続されたシリコン電極と、 を備え、 前記シリコン電極は、前記第2シリコン層に接続されて
    いる半導体装置。
  4. 【請求項4】 所定厚さのシリコン層を形成する工程
    と、 前記シリコン層の上に高融点金属シリサイド層を形成す
    る工程と、 前記高融点金属シリサイド層の上に、絶縁膜を形成する
    工程と、 前記絶縁膜にフォトリソグラフィ技術により高融点金属
    シリサイド層に通ずるコンタクトホールを形成する工程
    と、 前記コンタクトホール内において露出した高融点金属シ
    リサイド層の表面を、水素雰囲気中において850℃以
    上の温度で加熱処理を行なう工程と、 前記加熱処理と同一の炉内において、前記コンタクトホ
    ール内にシリコンを堆積し、高融点金属シリサイド層に
    電気的に接続されたシリコン電極を形成する工程と、 を備えた半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱処理時に、100ppm以下の
    モノシランを添加する、請求項4に記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記高融点金属シリサイド層を形成する
    工程は、 所定厚さの第1高融点金属シリサイド層を形成する工程
    と、 前記第1高融点金属シリサイド層を炉内から取出して、
    前記第1高融点金属シリサイド層の表面に自然酸化膜を
    形成する工程と、 前記自然酸化膜の上に所定厚さの第2高融点金属シリサ
    イド層を形成する工程とを含む、 請求項3ないし請求項4のいずれか1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 所定厚さのシリコン層を形成する工程
    と、 前記シリコン層の上に高融点金属シリサイド層を形成す
    る工程と、 前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工
    程と、 前記絶縁膜にフォトリソグラフィ技術により高融点金属
    シリサイド層に通ずるコンタクトホールを形成する工程
    と、 前記コンタクトホール内において露出した高融点金属シ
    リサイド層の表面を水素雰囲気中において750℃以上
    820℃以下の温度で加熱処理を行なう工程と、 前記加熱処理と同一の炉内において、前記コンタクトホ
    ール内にアモルファスシリコンを堆積し、所定の加熱処
    理を施すことにより、高融点金属シリサイド層に電気的
    に接続されたシリコン電極を形成する工程と、 を備えた半導体装置の製造方法。
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