JP2005285991A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度なリソグラフィ技術を不要にして付加抵抗を含む配線を容易に製造し、リソグラフィ工程におけるマージンを緩和してメモリセルサイズの縮小化を図る。
【解決手段】ポリシリコン層104上にシリサイド層107を有するサリサイド構造のゲート電極を備えるトランジスタを形成し、層間絶縁膜110を形成し、ゲート電極に接続するためのコンタクトホール112を開口し、コンタクトホールの底面に露呈されたシリサイド層107を除去し、コンタクトホールを通してゲート電極に接続されるノード配線111(NL1,NL2)を形成し、シリサイド層が存在しないコンタクトを高抵抗化して付加抵抗とする。コンタクトホールを利用した自己整合法によってシリサイド層を除去しているので、高精度のリソグラフィ工程が不要で製造が容易になり、リソグラフィ工程でのマージンを低減し、メモリセルサイズを縮小化する。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、付加抵抗を備えたSRAM(スタティック型ランダムアクセスメモリ)等の半導体記憶装置に適用して好適な半導体装置とその製造方法に関する。
近年、SRAMにおけるチップサイズ、ないしメモリセルの縮小化並びに大容量化が進むにつれてSER(Soft Error Rate )耐性の低下が問題になっている。このSERは、α線、宇宙線が例えば半導体基板に入射されると多数の電子・正孔対が発生し、SRAMのメモリセルを構成している対をなすNMOSトランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)の一方のNMOSトランジスタのドレインに収集される。これにより、当該NMOSトランジスタのゲートに接続される一方の記憶ノード(Hノード)の電位がハイレベル(H)からローレベル(L)に変化し、この変化は対をなす他方のNMOSトランジスタのゲートに接続される記憶ノード(対極ノード)の電位がローレベル(L)からハイレベル(H)に変化し、結果として当該メモリセルの記憶情報が破壊されることになる。
このようなSER耐性の向上を図るための技術として、メモリセルのノードに抵抗や容量を付加し、これら付加抵抗と付加容量との積で決まる時定数CRで、α線、宇宙線などにより生じるHノード電位の低下時に対極ノードがハイレベル(H)になるのを遅らせてSER耐性を向上させる技術が提案されている。特に、付加抵抗を設ける技術として特許文献1〜4の技術がある。
特許文献1の技術は、付加抵抗を接続しないMOSトランジスタのゲート電極を半導体層と金属半導体化合物層とを積層した構造、いわゆるサリサイド構造とし、付加抵抗を接続するゲート電極を半導体層のみの構造とすることで、当該半導体層の抵抗を付加抵抗として利用する技術である。この技術は特許文献2においてもほぼ同様であり、特許文献2では特にSRAMのSERについては触れられていないが、配線中に高抵抗を付加する技術として、配線をサリサイド構造とノンサリサイド構造とを併存させ、ノンサリサイド構造ではない領域においてバリアメタルを介在しない構造のコンタクトを形成することで当該コンタクトにつながる配線の高抵抗化を図る技術である。また、特許文献3の技術は、ゲート電極を構成する半導体層の一部に不純物濃度の低い領域を設け、この低不純物濃度の領域を高抵抗化して付加抵抗として構成したものである。さらに、特許文献4の技術は、MOSトランジスタのゲートとノードとの接続部を金属層とポリシリコン層との積層構造とし、この金属層とポリシリコン層との接触抵抗を付加抵抗として利用する技術である。
特開2003−60087号公報 特開2000−269338号公報 平2−150062号公報 特開2004−13920号公報
特許文献1〜4の技術はいずれも低抵抗の領域の一部に高抵抗の領域を形成する技術に基づくものである。すなわち、特許文献1,2はサリサイド構造をした低抵抗の領域の一部にノンサリサイド構造の領域を形成して高抵抗を形成しており、特許文献3は低抵抗の領域の一部の不純物濃度を低くして高抵抗を形成しており、特許文献4は低抵抗の領域の一部にポリシリコン層を形成して高抵抗を形成している。このため、特許文献1〜4のいずれも高抵抗の領域を形成するためにリソグラフィ技術が必要であり、特に微細化が進んだSRAMのメモリセル内の一部に高抵抗の領域を形成するためには極めて微小でかつ高い寸法精度のリソグラフィパターンが必要となり、高抵抗を高精度に製造することが困難なものになる。また、SRAMのメモリセル中において高抵抗としたくない箇所への影響を避ける為には、高抵抗を製造するためのリソグラフィパターンにある程度のマージンを取る必要があり、そのマージンの分だけメモリセルサイズが増大するという問題も生じる。
本発明の目的は、高精度なリソグラフィ技術を不要にして付加抵抗を含む配線を容易に製造することを可能にするとともに、リソグラフィ工程におけるマージンを緩和してメモリセルサイズの縮小化を図った半導体装置及びその製造方法を提供するものである。
本発明は、半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造の導体層を備える半導体装置であって、前記導体層は上層配線に接続するコンタクト接続領域にのみシリサイド層が存在しないことを特徴とする。すなわち、本発明を、一対の駆動トランジスタを備え、一方の駆動トランジスタのゲート電極と他方の駆動トランジスタのドレインとをノード配線により接続するとともに、当該ノード配線に付加抵抗を接続したメモリセルを備えるSRAM構成の半導体装置に適用する場合に、ゲート電極をサリサイド構造とし、ゲート電極の上層に配設されるノード配線をゲート電極にコンタクトで接続し、当該コンタクトの接続領域にのみシリサイド層が存在しない構成とする。この場合、導体層又はゲート電極を覆う層間絶縁膜を備え、層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールを通して上層配線又はノード配線が導体層又はゲート電極に接続する構成とされ、コンタクトホールの底面においてのみシリサイド層が存在していない構成とする。
また、本発明は、半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造の導体層を形成する工程と、導体層を被覆する層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜に導体層のシリサイド層を露呈するコンタクトホールを開口する工程と、コンタクトホール内に露呈されたシリサイド層を自己整合的に除去する工程と、コンタクトホールを通して上層配線を導体層に接続する工程とを含んでいる。
本発明は一対の駆動トランジスタを備え、一方の駆動トランジスタのゲート電極と他方の駆動トランジスタのドレインとをノード配線により接続するとともに、当該ノード配線に付加抵抗を接続したメモリセルを備えるSRAM構成の半導体装置を製造する際には、半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造のゲート電極と、ソース・ドレイン領域とを備える複数のMOSトランジスタを形成する工程と、前記MOSトランジスタを覆う層間絶縁膜を形成する工程と、少なくとも前記MOSトランジスタのうち前記駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うためのコンタクトホールを前記層間絶縁膜に開口する工程と、前記駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うコンタクトホールの底面に露呈された前記シリサイド層を除去する工程と、前記コンタクトホールを通して前記ゲート電極に電気接続されるノード配線を形成する工程を含んでいる。
本発明の製造方法においては、駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うコンタクトホールと共に当該コンタクトホール以外の他のコンタクトホールを同時に開口した後、当該他のコンタクトホールをマスクで覆う工程を備え、マスクで覆われていないコンタクトホール内のシリサイド層を除去することが好ましい。また、層間絶縁膜の表面に前記シリサイド層とのエッチング選択比の大きなエッチングストッパ層を形成する工程を備えることが好ましい。
本発明の半導体装置によれば、上層配線又はノード配線が電気接続される導体層又はゲート電極には、当該接続のコンタクト領域にシリサイド層が存在せず、導体層又はゲート電極に直接接続されているため、シリサイド層による低抵抗化が行われず、これらのコンタクトにおける電気抵抗が高くなり、結果として上層配線又はノード配線に高抵抗を付加した配線となる。
また、本発明の製造方法では、層間絶縁膜に開口したコンタクトホールを利用した自己整合法によって導体層又はゲート電極上のシリサイド層を除去しているので、サリサイドを選択的に形成するための高精度のリソグラフィ工程が不要になり、製造が容易なものになる。また、シリサイド層を選択的に除去する際にコンタクトホールを利用した自己整合法を利用しているので、リソグラフィパターンにある程度のマージンを確保する必要はなく、メモリセルサイズが増大することもない。
本発明の実施例1を図面を参照して説明する。図1は本発明を6個のMOSトランジスタで構成した、いわゆる6Trメモリセルで構成されるSRAMに適用した実施例1の等価回路図である。図1に示すように、前記メモリセルMCはそれぞれNMOSトランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)からなる一対の駆動トランジスタQ3,Q4と、これら駆動トランジスタQ3,Q4にそれぞれソース・ドレインが縦続接続されるPMOSトランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ)からなる一対の負荷トランジスタQ1,Q2と、これら駆動トランジスタQ3,Q4と負荷トランジスタQ1,Q2の接続点であるノードN1,N2にソース・ドレインが接続されるNMOSトランジスタからなる一対の転送トランジスタQ5,Q6とで構成されている。
すなわち、一方の前記負荷トランジスタQ1のソースは電源VDDに接続され、ドレインは駆動トランジスタQ3のドレインに接続され、ゲートは駆動トランジスタQ3のゲートに接続される。また、駆動トランジスタQ3のソースは接地GNDに接続される。前記駆動トランジスタQ3のドレインは第1ノードとして付加抵抗R1を含むノード配線NL1によって対向する駆動トランジスタQ4のゲートに接続される。さらに、前記駆動トランジスタQ3のドレインは転送トランジスタQ5を介してデジット線DL1に接続されている。また、他方の前記負荷トランジスタQ2のソースは電源VDDに接続され、ドレインは駆動トランジスタQ4のドレインに接続され、ゲートは駆動トランジスタQ4のゲートに接続される。また、駆動トランジスタQ4のソースは接地GNDに接続される。前記駆動トランジスタQ4のドレインは第2ノードN2として付加抵抗R2を含むノード配線NL2によって対向する駆動トランジスタQ3のゲートに接続される。前記駆動トランジスタQ4のドレインは転送トランジスタQ6を介してデジット線DL2に接続されている。そして、これら転送トランジスタQ5,Q6の各ゲートはワード線WLに接続されている。
図2は前記メモリセルのレイアウト図である。図2(a)はシリコン基板101に形成された拡散層及びポリシリコン層であり、N型拡散層102とP型拡散層103が所要のパターンに形成され、これらの拡散層102,103と交差するように所要パターンのポリシリコン層104が形成されている。このポリシリコン層104は前記各MOSトランジスタのゲートとなるゲート電極(G1,G2)及びワード線(WL)となるゲート電極(G3)を構成するものであり、これら拡散層102,103とポリシリコン層104とによって同図に示すようにそれぞれ対をなす前記PMOSトランジスタQ1,Q2、NMOSトランジスタQ3,Q4,Q5,Q6が形成される。図2(b)はアルミニウム層からなる第1配線層111であり、前記各拡散層102,103及びポリシリコン層104に対してコンタクトC(総称)を介して電気接続されている。この第1配線層111は一部において前記PMOSトランジスタQ1,Q2、NMOSトランジスタQ3,Q4を相互に接続しており、特にコンタクトC11とC12との間、及びコンタクトC21とC22との間の配線領域は前記第1ノードN1、第2ノードN2を対向している駆動トランジスタQ3,Q4のゲートに接続するノード配線NL1,NL2として構成されている。図2(c)は前記デジット線DL1,DL2を構成している第2配線層121であり、ビア(スルーホール)122によって下層の第1配線層111に接続される。
図3(a),(b)は図2(b)のAA線、BB線に沿う断面図であり、特に同図に示した第1配線層111に設けたコンタクトC11,C21を含む構造を示すものである。シリコン基板101の主面に設けられた素子分離絶縁膜105により前記N型拡散層102,P型拡散層103が区画形成されている。また、前記シリコン基板101の主面上にはゲート絶縁膜106を介してポリシリコン層104が形成され、前記各トランジスタQ1〜Q6のゲートを構成するゲート電極G1,G2,G3(ワード線WL)が形成されている。ここで、ゲート電極G1,G2,G3(ワード線WL)は、前記ポリシリコン層105の表面にTi(チタン)、Co(コバルト)等のシリサイド層107が形成されており、このシリサイド層107によってポリシリコン層104の低抵抗化が図られている。また、前記シリサイド層107は前記N型拡散層102及びP型拡散層103の表面にも形成されてこれらの低抵抗化が図られている。なお、実施例1ではポリシリコン層104の側壁には絶縁膜のサイドウォール108が形成されている。そして、全面に層間絶縁膜110が形成され、この層間絶縁膜110にコンタクトホール112が開口され、このコンタクトホール112により前記コンタクトCが形成されている。ここで、前記コンタクトホール112の内面にはTiN(窒化チタン)/Ti構造のバリアメタル層113が形成されるとともに、このバリアメタル層113内にW(タングステン)が埋設されてコンタクトプラグ114が形成されている。ここで、前記コンタクトホール112内では、その下層の前記ポリシリコン層104の表面に形成されているシリサイド層107はコンタクトホール112の底面において除去されており、前記バリアメタル層113は前記ポリシリコン層104に直接接続された構成となっている。そして、その上に形成されたアルミニウムからなる第1配線層111の一部によって前記ノード配線NL1,NL2が構成されている。
図4は以上の構成のメモリセルを製造する方法を説明するための工程断面図であり、図3(a),(b)に対応する図である。先ず、図4(a1),(b1)に示すように、シリコン基板101に素子分離絶縁膜105を形成した後、当該シリコン基板101の全面にゲート酸化膜106を形成し、その上にポリシリコン層104を形成する。そして、前記ポリシリコン層104を選択的にパターニングしてゲート電極G1,G2,G3(ワード線WL)を形成し、続いてこれらのゲート電極の側面にサイドウォール108を形成した後、これらを利用した自己整合法によりシリコン基板101に不純物を注入してN型拡散層102とP型拡散層103を形成する。さらに、全面にTi,Coを積層し、かつ熱処理することでポリシリコン層104と拡散層102,103の表面にシリサイド層107を形成する。しかる上で、これらを覆うように層間絶縁膜110を形成する。
次いで、図4(a2),(b2)に示すように、前記層間絶縁膜110の所要箇所にコンタクトホール112を開口する。このコンタクトホール112は前記シリサイド層107に達するまで開口する。そして、図4(a3),(b3)に示すように、前記コンタクトC11,C21のコンタクトホール112を除く領域のコンタクトホール112をフォトレジストからなるレジストマスク131によって被覆した上で、被覆されていないコンタクトホール112(C11,C21)の底面に露呈しているシリサイド層107をドライエッチング又はウェットエッチング、もしくはドライエッチングとウェットエッチングを組み合わせた技術により自己整合的にエッチング除去する。これにより、コンタクトホール112(C11,C21)の底面においてのみシリサイド層107が除去され、この部分だけにポリシリコン層104が露呈されることになる。
次いで、前記レジストマスク131を除去した後、図3(a),(b)に示したように、Ti/TiNをスパッタ技術等を用いて成膜してバリアメタル層113を形成し、さらに、CVD技術等を用いてコンタクトプラグを構成するW層114を成膜し、その後CMP(化学的機械研磨)技術もしくはエッチバック技術を用いて層間絶縁膜110上のこれらのW層114、バリアメタル層113を除去する。さらに、その上にアルミニウム層を形成し、これを所要のパターンにパターニングして第1配線層111を形成する。さらに、図示は省略するがその上に第2層間絶縁膜を形成し、コンタクトを介してアルミニウム膜による第2配線層121(図2(c)参照)を形成し、デジット線DL1,DL2をパターニングすることによりメモリセルMCが完成される。
以上のように製造された実施例1のメモリセルでは、各MOSトランジスタQ1〜Q4のゲート電極G1,G2は表面にシリサイド層107を有するポリシリコン層104で形成されるため、ゲート電極自体は低抵抗に構成できる。勿論ワード線WLとしてのMOSトランジスタQ5,Q6のゲート電極G3も同様であり、低抵抗に構成される。その一方で、当該ゲート電極G1,G2と対向する駆動トランジスタのドレインとを接続する第1配線層111からなるノード配線NL1,NL2は、W/TiN/Ti構造のコンタクトC11,C21において、シリサイド層107を介することなくポリシリコン層104に直接接続された構成となっている。そのため、このコンタクトC11,C21における第1配線層111とポリシリコン層104との接続構造は、シリサイド層107を介して接続している場合に比較してコンタクト抵抗が高くなり、結果として図1に示したようにノード配線NL1,NL2に高抵抗R1,R2を付加した等価回路が構成されることになる。前記付加抵抗R1,R2を接続しない配線の他のコンタクトCではコンタクトホール112の底面のシリサイド層107は除去されていないため、上層の配線層111とポリシリコン層104のコンタクト抵抗が低抵抗に構成できることは言うまでもない。
また、実施例1のメモリセルの製造方法では、層間絶縁膜110に開口したコンタクトホール112を利用した自己整合法によってポリシリコン層104上のシリサイド層107を除去すればよいので、特許文献1〜4のようにサリサイドを選択的に形成するための高精度のリソグラフィ工程が不要になり、容易に製造することができるようになる。特に、ポリシリコン層104上のシリサイド層107を選択的に除去するためにコンタクトホールを利用した自己整合法を利用することで、リソグラフィパターンにある程度のマージンを確保する必要はなく、メモリセルサイズが増大することもない。
実施例2は実施例1と製造工程の一部が相違しており、最終的に製造されるメモリセルの構造は実施例1とほぼ同じである。図5は実施例2の製造工程を示す図であり、実施例1の図4に対応する図である。先ず、図5(a1),(b1)に示すように、実施例1と同様に層間絶縁膜110を形成した後、当該層間絶縁膜110の表面にエッチングストッパ膜115を形成しておく。このエッチングストッパ膜115は後工程でシリサイド層107をエッチングする際に層間絶縁膜110の表面がダメージを受けないようにするためのものである。例えば、前記シリサイド層並びに層間膜に対して、エッチング選択比が高い材料を用いる。
しかる後、図5(a2),(b2)に示すように、前記エッチングストッパ膜115及び層間絶縁膜110を選択エッチングして所定の位置にコンタクトホール112を開口する。これにより、実施例1と同様に、コンタクトホール112の底面にのみシリサイド層を露出させることができる。しかる上で、図5(a3),(b3)に示すように、実施例1と同様に所定のコンタクトホール112を覆うレジストマスク131を形成し、このレジストマスク131並びにエッチングストッパ層115をマスクにドライエッチング又はウェットエッチング、もしくはドライエッチングとウェットエッチングを組み合わせた技術によりコンタクトホール112(C11,C21)の底面に露呈されているシリサイド層107を自己整合的に除去する。これにより、コンタクトホール112(C11,C21)の底面にポリシリコン層104が露出される。
以下の工程は実施例1と同様であり、図3(a),(b)に示したと同様のメモリセルを製造することができる。実施例2のメモリセルにおいても、各トランジスタのゲート電極G1,G2及びワード線WLとしてのゲート電極G3は表面にシリサイド層107を有するポリシリコン層104で形成されるため低抵抗に構成できる。その一方で、当該ゲート電極G1,G2と対向する駆動トランジスタQ3,Q4のドレインとを接続する第1配線層111からなるノード配線NL1,NL2はコンタクトC11,C21において、シリサイド層107を介することなくポリシリコン層104に直接接続された構成となっているので、このコンタクトC11,C21における第1配線層111とポリシリコン層104との接続はシリサイド層107を介して接続している場合に比較してコンタクト抵抗が高くなり、結果としてノード配線NL1,NL2に高抵抗R1,R2を付加することができ、図1の等価回路が構成されることになる。
また、実施例2の製造方法でも、層間絶縁膜110に開口したコンタクトホール112を利用した自己整合法によってポリシリコン層104上のシリサイド層107を除去すればよいので、特許文献1〜4のようにサリサイドを選択的に形成するための高精度のリソグラフィ工程が不要になり、容易に製造することができるようになる。特に、ポリシリコン層104上のシリサイド層107を選択的に除去するためにコンタクトホールを利用した自己整合法を利用しているので、リソグラフィパターンにある程度のマージンを確保する必要はなく、メモリセルサイズが増大することもない。さらに実施例2では、層間絶縁膜110上に形成したエッチングストッパ膜115によってレジストマスク131で被覆されないコンタクトホール112(C11,C21)の周囲の層間絶縁膜に対するダメージが防止でき、当該層間絶縁膜110の表面を掘り下げることがなくなるので、コンタクト形状に異常をきたすことがなく、信頼性のあるコンタクトが得られる。
本発明はSRAMのメモリセルの付加抵抗に適用されるのみではなく、ポリシリコン層上にシリサイド層を備えるサリサイド構造の配線に対して付加抵抗をコンタクト接続する構成であれば、当該コンタクトのコンタクトホールの底面のシリサイド層を自己整合的に除去するのみで本発明を適用することが可能である。
本発明が適用されるSRAMメモリセルの等価回路図である。 図1のメモリセルの層別のレイアウト図である。 図2のAA線、BB線に沿う断面図である。 実施例1の製造方法の工程一部を示す断面図である。 実施例2の製造方法の工程一部を示す断面図である。
符号の説明
101 シリコン基板
102 N型拡散層
103 P型拡散層
104 ポリシリコン層
105 素子分離絶縁膜
106 ゲート絶縁膜
107 シリサイド層
108 サイドウォール
110 層間絶縁膜
111 第1配線層
112 コンタクトホール
113 バリアメタル層
114 コンタクトプラグ
115 エッチングストッパ膜
121 第2配線層
131 レジストマスク
Q1〜Q6 MOSトランジスタ
N1,N2 ノード
NL1,NL2 ノード配線
R1,R2 付加抵抗
C(C11,C21) コンタクト
MC メモリセル
G1,G2,G3 ゲート電極
WL ワード線
DL1,DL2 デジット線

Claims (8)

  1. 半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造の導体層を備える半導体装置であって、前記導体層は上層配線に接続するコンタクト接続領域にのみ前記シリサイド層が存在しないことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記導体層はMOSトランジスタのゲート電極であり、前記コンタクトの底面においてのみ前記シリサイド層が存在しないことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 一対の駆動トランジスタを備え、一方の駆動トランジスタのゲート電極と他方の駆動トランジスタのドレインとをノード配線により接続するとともに、当該ノード配線に付加抵抗を接続したメモリセルを備えるSRAM構成の半導体装置であって、前記ゲート電極をサリサイド構造とし、前記ゲート電極の上層に配設される前記ノード配線を前記ゲート電極にコンタクトで接続し、当該コンタクトの接続領域にのみシリサイド層が存在しないことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記導体層又は前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜を備え、前記層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールを通して前記上層配線又は前記ノード配線が前記導体層又は前記ゲート電極に接続する構成とされ、前記コンタクトホールの底面においてのみ前記シリサイド層が存在していないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造の導体層を形成する工程と、前記導体層を被覆する層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜に前記導体層のシリサイド層を露呈するコンタクトホールを開口する工程と、前記コンタクトホール内に露呈された前記シリサイド層を自己整合的に除去する工程と、前記コンタクトホールを通して上層配線を前記導体層に接続する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 一対の駆動トランジスタを備え、一方の駆動トランジスタのゲート電極と他方の駆動トランジスタのドレインとをノード配線により接続するとともに、当該ノード配線に付加抵抗を接続したメモリセルを備えるSRAM構成の半導体装置の製造方法であって、半導体層上にシリサイド層を有するサリサイド構造のゲート電極と、ソース・ドレイン領域とを備える複数のMOSトランジスタを形成する工程と、前記MOSトランジスタを覆う層間絶縁膜を形成する工程と、少なくとも前記MOSトランジスタのうち前記駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うためのコンタクトホールを前記層間絶縁膜に開口する工程と、前記駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うコンタクトホールの底面に露呈された前記シリサイド層を除去する工程と、前記コンタクトホールを通して前記ゲート電極に電気接続されるノード配線を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記駆動トランジスタのゲート電極に電気接続を行うコンタクトホールと共に当該コンタクトホール以外の他のコンタクトホールを同時に開口した後、当該他のコンタクトホールをマスクで覆う工程を備え、前記マスクで覆われていないコンタクトホール内の前記シリサイド層を除去することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記層間絶縁膜の表面に前記シリサイド層とのエッチング選択比の大きなエッチングストッパ層を形成する工程を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。

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