JPH06268156A - 薄膜キャパシタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜キャパシタおよびその製造方法

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JPH06268156A
JPH06268156A JP5056640A JP5664093A JPH06268156A JP H06268156 A JPH06268156 A JP H06268156A JP 5056640 A JP5056640 A JP 5056640A JP 5664093 A JP5664093 A JP 5664093A JP H06268156 A JPH06268156 A JP H06268156A
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lower electrode
forming
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insulating film
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新太郎 山道
Yoichi Miyasaka
洋一 宮坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物理的成膜手法により作製した高誘電率膜を
用いた薄膜キャパシタのリーク電流の増加を抑制する。 【構成】 層間絶縁膜102およびコンタクト103上
に下部電極104、高誘電率の誘電体105、上部電極
106が積層された薄膜キャパシタであって、所望の大
きさに加工された下部電極104直下の層間絶縁膜10
2の膜厚が下部電極104周辺の層間絶縁膜102の膜
厚よりも大きく、該下部電極104の上面および側面を
高誘電率の誘電体105および上部電極106で覆うこ
とを特徴とする薄膜キャパシタである。これにより、下
部電極104の側面下端部で高誘電率の誘電体105の
膜厚が極端に小さくなることによるリーク電流の増加を
抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路用の薄膜キャパ
シタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路用の薄膜キャパシ
タは、ポリシリコンを電極とするシリコン酸化膜および
シリコン窒化膜の積層構造からなり、ダイナミックラン
ダムアクセスメモリにおいて、トランジスタおよびビッ
ト線を形成後に容量部を形成する技術としては、例えば
1988年インターナショナル・エレクトロンデバイセ
ズ・ミーティング・ダイジェスト・オブ・テクニカル・
ペイパーズ(International Elect
ron Devices Meeting Diges
t of Technical Papers,198
8)の592〜595頁に記載されている。
【0003】上述の従来の薄膜キャパシタでは、近年の
集積回路のより一層の高集積化に対応した容量部の面積
の縮小に限界がある。従って、薄膜キャパシタの誘電体
部の薄膜化と高誘電率化、および立体構造化によって容
量部の面積を実効的に縮小しなければならない。従来の
容量を形成する誘電体はシリコン酸化膜やシリコン窒化
膜でありこれらの誘電率は高々7程度であるため、要求
される容量を達成するためにはシリコン酸化膜換算で5
nm以下という極めて薄い膜厚が求められる。一方、こ
のような薄い膜厚では許容されるリーク電流以下の電流
−電圧特性を有する誘電体薄膜を実現するのは非常に困
難であり、立体構造を用いて実効的に電極面積を増加さ
せる方法を用いても、下部電極端で誘電体膜が薄くなり
電界が集中することによってリーク電流の増大が生じ
る。
【0004】従って、例えば室温で300近い誘電率を
有するSrTiO3 やさらに大きな誘電率を有する(B
a,Sr)TiO3 やPb(Zr,Ti)O3 やPb
(Mg,Nb)O3 やPb(Mg,W)O3 に代表され
る高誘電率の誘電体を容量形成部に用い、下部電極とし
てシリコンの拡散を抑制しかつ高誘電率膜の堆積中の酸
化雰囲気でも低誘電率層を形成しないPt/TaやPt
/TiやRuOx を用いることで、要求される容量をシ
リコン酸化膜等の場合と比べてより厚い膜厚で実現する
方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合も所
望の形状に加工された下部電極側面下端部での高誘電率
膜の膜厚の減少や電界集中によるリーク電流の増加は避
けられない。これは高誘電率の誘電体や下部電極のPt
/Taなどが主にスパッタリング法や蒸着法などの物理
的成膜手法により形成されていることと、ドライエッチ
ング時にマスクの側壁に加工残査が生じレジスト除去後
も加工パターン周辺で凸形状となることに起因する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の下部電極側面下端
面でのリーク電流の増加の問題を解決するために、本発
明の薄膜キャパシタは下部電極直下の層間絶縁膜の厚さ
をそれ以外の領域の層間絶縁膜の厚さよりも厚くするこ
とにより高誘電率の誘電体の膜厚が下部電極側面下端部
で減少するのを低誘電率の層間絶縁膜で補い、リーク電
流の増加を抑制しかつ高い容量密度を実現している。
【0007】また本発明は、基板上に層間絶縁膜を堆積
した後所望の位置にコンタクトを形成する工程と、コン
タクトおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望の大
きさに加工した後、引き続きオーバーエッチングを行っ
て層間絶縁膜の一部を除去する工程と、高誘電率の誘電
体を物理的成膜手法により下部電極が形成された凸部を
覆うように成膜する工程と、高誘電率の誘電体上に上部
電極を形成する工程よりなる薄膜キャパシタの製造方法
であって、下部電極側面下端部でのリーク電流の増加を
抑制している。
【0008】また本発明は、基板上にエッチングレート
の異なる少なくとも2種類以上の層間絶縁膜を堆積した
後所望の位置にコンタクトを形成する工程と、コンタク
トおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望の大きさ
に加工した後、下部電極直下以外の少なくとも1層以上
の層間絶縁膜を除去する工程と、高誘電率の誘電体を物
理的成膜手法により下部電極が形成された凸部を覆うよ
うに成膜する工程と、高誘電率の誘電体上に上部電極を
形成する工程よりなる薄膜キャパシタの製造方法であっ
て、下部電極下端部でのリーク電流の増加を抑制してい
る。
【0009】また本発明は、基板上に層間絶縁膜を堆積
した後所望の位置にコンタクトを形成する工程と、コン
タクトおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望の大
きさに加工する工程と、高誘電率の誘電体を物理的成膜
手法により下部電極が形成された凸部を覆うように十分
厚く成膜した後、高誘電率の誘電体のエッチバックを、
下部電極側面に堆積した高誘電率の誘電体自身をマスク
にしながら下部電極側面下端部の高誘電率の誘電体をエ
ッチングしないように行う工程と、該エッチバックを行
っなた高誘電率の誘電体上に上部電極を形成する工程よ
りなる薄膜キャパシタの製造方法であって、下部電極下
端部でのリーク電流を許容値以下に保証すると共に蓄積
容量の増加を実現している。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の請求項1に述べ
た薄膜キャパシタを示したものである。101は抵抗率
が0.01Ωcmのn型シリコン基板、102は層間絶
縁膜のSiO2(500nm)、103はリンをドーピ
ングしたポリシリコン、104はRuO2 (500n
m)/Ru(50nm)、105は(Ba0 . 5 ,Sr
0 . 5 )TiO3 (100nm)、106はAl(1μ
m)/TiN(50nm)である。高誘電率膜である
(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 は物理的成膜手法
の一種であるイオンビームスパッタ法によって成膜した
ため、下部電極上面の膜厚が下部電極側面の膜厚よりも
大きくなっているが、下部電極全体に占める面積のうち
側面の面積のほうが上面の面積よりも大きい場合、側面
に堆積する(Ba0 . 5,Sr0 . 5 )TiO3 の膜厚
が必要な容量密度を得るための膜厚となるように成膜時
間を制御した。
【0011】下部電極であるRuO2 /Ru104の直
下の層間絶縁膜SiO2 102の厚さがその他の領域の
SiO2 の厚さよりも大きくなっている。したがって、
高誘電率の誘電体(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3
105が極端に薄くなるのは層間絶縁膜SiO2 の段差
周辺となり、下部電極の側面全面においては誘電体の厚
さはほぼ一定となっている。
【0012】図2は本発明のキャパシタと従来のキャパ
シタの電流−電圧特性を比較した図である。従来のキャ
パシタに比べリーク電極が低減し、耐圧も向上した。
【0013】(実施例2)図3は本発明の請求項2に述
べた薄膜キャパシタの製造方法を示したものである。3
01は抵抗率が0.01Ωcmのn型シリコン基板、3
02は層間絶縁膜のSiO2 (500nm)、303は
リンをドーピングしたポリシリコン、304は下部電極
のRuO2 (500nm)/Ru(50nm)、305
は(Ba0. 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 (100n
m)、306はAl(1μm)/TiN(50nm)で
ある。製造工程を説明する。
【0014】シリコン基板301を熱酸化してSiO2
302を形成し所望の位置にコンタクトを開口した。ポ
リシリコン303を成膜してリンを拡散しコンタクトを
埋め込み、エッチバックによりコンタクト以外のポリシ
リコンを除去した。DCマグネトマロンスパッタ法によ
り下部電極RuO2 (500nm)/Ru(50nm)
の2層膜を堆積した。
【0015】ここでCF4 ガスとO2 ガスの混合ガスを
用いてRuO2 /Ruを所望の大きさに加工し、さらに
オーバーエッチングを行ってRuO2 /Ru直下以外の
SiO2 も100nm程度エッチング除去した。しかる
後に物理的成膜手法の一種であるイオンビームスパッタ
法により基板温度600℃、ビーム電圧1000V、ビ
ーム電流40mAで(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO
3 (100nm)305の成膜を行った。この時、上部
電極上面の(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 の膜厚
が下部電極側面の膜厚よりも大きくなってしまうが、下
部電極全体に占める面積のうち側面の面積のほうが上面
の面積よりも大きい場合、側面に堆積する(B
0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 の膜厚が必要な容量密
度を得るための膜厚となるように成膜時間を抑制した。
上部電極Al(1μm)/TiN(50nm)306は
DCマグネトロンスパッタ法により成膜し、所望の形状
に加工した。以上の工程で薄膜キャパシタを作製した。
【0016】作製した薄膜キャパシタについて電流−電
圧特性を測定したところ、図2と同様の結果を示し従来
の技術を用いた場合より大幅に改善された。
【0017】(実施例3)図4は本発明の請求項3に述
べた薄膜キャパシタの製造方法を示したものである。4
01は抵抗率が0.01Ωcmのn型シリコン基板、4
02は第1の層間絶縁膜SiO2 (500nm)、40
3は第2の層間絶縁膜のBPSG(100nm)、40
4リンをドーピングしたポリシリコン、405は下部電
極のRuO2 (500nm)/Ru(50nm)、40
6は(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 (100n
m)、407はAl(1μm)/TiN(50nm)で
ある。製造工程を説明する。
【0018】シリコン基板401を熱酸化してSiO2
402を形成し、さらにその上にLPCVD法によりB
PSG403を成膜した。所望の位置にコンタクトを開
口し、ポリシリコン404を成膜してリンを拡散しコン
タクトを埋め込み、エッチバックによりコンタクト以外
のポリシリコンを除去した。DCマグネトロンスパッタ
法により下部電極RuO2 (500nm)/Ru(50
nm)405の2層膜を堆積した。
【0019】ここでCF4 ガスとO2 ガスの混合ガスを
用いてRuO2 /Ruを所望の大きさに加工し、つづい
て気相HF処理により下部電極直下を除く領域のBPS
Gをエッチング除去した。このときSiO2 のHFガス
に対するエッチングレートはBPSGの10分の1以下
であるためBPSGのみが選択的にエッチングされた。
しかる後に物理的成膜手法の一種であるイオンビームス
パッタ法により基板温度600℃、ビーム電圧1000
V、ビーム電圧40mAで(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5
TiO3 (100nm)406の成膜を行った。この
時、下部電極上面の(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO
3 の膜厚が下部電極側面の膜厚よりも大きくなってしま
うが、下部電極全体に占める面積のうち側面の面積のほ
うが上面の面積よりも大きい場合、側面に堆積する(B
0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 の膜厚が必要な容量密
度を得るための膜厚となるように成膜時間を制御した。
上部電極Al(1μm)/TiN(50nm)407は
DCマグネトロンスパッタ法により成膜し、所望の形状
に加工した。以上の工程で薄膜キャパシタを作製した。
【0020】電流−電圧特性も図2と同様の傾向を示し
従来の技術を用いた場合より大幅に改善された。また、
実施例2で述べた製造方法と比べると、下部電極直下に
残る層間絶縁膜の膜厚がBPSGの堆積膜厚によって決
定するため再現性や量産性の点で優れている。
【0021】(実施例4)図5は本発明の請求項4に述
べた薄膜キャパシタの製造方法を示したものである。5
01は抵抗率が0.01Ωcmのn型シリコン基板、5
02は層間絶縁膜のSiO2 (500nm)、503は
リンをドーピングしたポリシリコン、504は下部電極
のRuO2 (500nm)/Ru(50nm)、505
は(Ba0. 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 (100n
m)、106はAl(1μm)/TiN(50nm)で
ある。製造工程を説明する。
【0022】シリコン基板501を熱酸化してSiO2
502を形成し、所望の位置にコンタクトを開口し、ポ
リシリコン503を成膜してリンを拡散しコンタクトを
埋め込み、エッチバックによりコンタクト以外のポリシ
リコンを除去した。DCマグネトロンスパッタ法により
下部電極RuO2 (500nm)/Ru(50nm)5
04の2層膜を堆積し、CF4 ガスとO2 ガスの混合ガ
スを用いてRuO2 /Ruを所望の大きさに加工した。
【0023】しかる後に物理的成膜手法の一種であるイ
オンビームスパッタ法により基板温度600℃、ビーム
電圧1000V、ビーム電極40mAで(Ba0 . 5
Sr0 . 5 )TiO3 (100nm)505の成膜を行
った。この時、下部電極側面下端部での膜厚は許容され
るリーク電流値以下になるような膜厚以上になるように
成膜した。したがって、下部電極城面周辺部や層間絶縁
膜のSiO2 上には図1(b)に示すように(Ba
0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 が厚く堆積した。従来の
製造方法ではこの状態で上部電極Al(1μm)/Ti
N(50nm)106をDCマグネトロンスパッタ法に
より成膜し所望の形状に加工していた。比較実験として
従来の製造方法で作製した薄膜キャパシタの容量値のバ
イアス電圧依存性を測定した。その結果を図2(a)に
示す。
【0024】本発明の製造方法に基づいて、(Ba
0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 を成膜後引き続いてイオ
ンミリング法により、ビーム電圧700V、ビーム電流
500mAで垂直方向から(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5
TiO3 の全面エッチバックを行った。この時、下部電
極上面周辺部には(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3
が凸状に厚く堆積しているためこれが庇の役割を果たし
下部電極側面下端部の(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )Ti
3 が最も薄くなっているところはエッチングされな
い。下部電極上面の(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO
3 の膜厚がエッチバックを行なう前の2分の1になった
ところでエッチングを停止した。上部電極Al(1μ
m)/TiN(50nm)106をDCマグネトロンス
パッタ法により成膜し、所望の形状に加工した。以上の
工程で完成した本発明の製造方法による薄膜キャパシタ
の容量値のバイアス電圧依存性を図2(b)に示す。
【0025】下部電極側面の(Ba0 . 5 ,S
0 . 5 )TiO3 の膜厚がエッチバックによって減少
したため容量値は比較実験の場合と比べて2倍以上とな
った。また、リーク電流はエッチバックを行なった場合
と行わなかった場合とで変化はなく許容値以下であっ
た。
【0026】なお、上記4つの実施例では高誘電率膜と
して(Ba0 . 5 ,Sr0 . 5 )TiO3 の例を述べた
が、本発明は、高誘電率膜として化学式がABO3 で表
され、それぞれAとしてBa、Sr、Pb、La、L
i、Kのうち少なくとも1種以上、BとしてZr、T
i、Ta、Nb、Mg、Mn、Fe、Zn、Wのうち少
なくとも1種以上からなるもの、例えば、SrTi
3 、PbTiO3 、Pb(Zr,Ti)O3 、(P
b,La)(Zr,Ti)O3 、Pb(Mg,Nb)O
3、Pb(Mg,W)O3 、Pb(Zn,Nb)O3
LiTaO3 、LiNbO3 、KTaO3 、KNbO3
など、あるいはそれ以外の化学式の、Ta2 5 、Bi
4 Ti3 1 2 、BaMgF4 、などを用いても有効で
ある。また、下部電極としてRuO2 /Ruの例を述べ
たが、本発明は下部電極としてPtとその下にTaやT
iNなどのバリア層を設けた構造を用いても有効であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による高誘
電率膜を用いた薄膜キャパシタ、あるいは本発明による
製造方法を用いた高誘電率膜を用いた薄膜キャパシタで
は、下部電極下端部の誘電体の膜厚が極端に小さくなる
領域でのリーク電流の増加を抑制できる効果がある。ま
た下部電極側面の面積が下部電極上面の面積よりも大き
くなった場合の側面に堆積した誘電体膜を用いて必要な
容量密度を実現する場合にもリーク電流の抑制に効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に述べた薄膜キャパシタであ
る。
【図2】本発明の薄膜キャパシタと従来の薄膜キャパシ
タの電流−電圧特性の違いを示した図である。
【図3】本発明の請求項2の実施例を工程順に示す図で
ある。
【図4】本発明の請求項3の実施例を工程順に示す図で
ある。
【図5】本発明の請求項4の実施例を工程順に示す図で
ある。
【図6】本発明の薄膜キャパシタと従来の薄膜キャパシ
タの容量のバイアス依存性の違いを示した図である。
【符号の説明】
101,301,401,501 シリコン基板 102,302,402,502 SiO2 103,303,404,503 ポリシリコン 104,304,405,504 RuO2 /Ru 105,305,406,505 (Ba,Sr)Ti
3 106,306,407,506 Al/TiN 403 BPSG

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層間絶縁膜およびコンタクト上に下部電
    極、高誘電率の誘電体、上部電極が積層された薄膜キャ
    パシタであって、 所望の大きさに加工された下部電極直下の層間絶縁膜の
    膜厚が下部電極周辺の層間絶縁膜の膜厚よりも大きく、
    該下部電極の上面および側面を高誘電率の誘電体および
    上部電極で覆うことを特徴とする薄膜キャパシタ。
  2. 【請求項2】 基板上に層間絶縁膜を堆積した後所望の
    位置にコンタクトを形成する工程と、 コンタクトおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望
    の大きさに加工した後、引き続きオーバーエッチングを
    行って層間絶縁膜の一部を除去する工程と、 高誘電率の誘電体を物理的成膜手法により下部電極が形
    成された凸部を覆うように成膜する工程と、 高誘電率の誘電体上に上部電極を形成する工程よりなる
    請求項1記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上にエッチングレートの異なる少な
    くとも2種類以上の層間絶縁膜を堆積した後所望の位置
    にコンタクトを形成する工程と、 コンタクトおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望
    の大きさに加工した後、下部電極直下以外の少なくとも
    1層以上の層間絶縁膜を除去する工程と、 高誘電率の誘電体を物理的成膜手法により下部電極が形
    成された凸部を覆うように成膜する工程と、 高誘電率の誘電体上に上部電極を形成する工程よりなる
    請求項1記載の薄膜キャパシタの製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に層間絶縁膜を堆積した後所望の
    位置にコンタクトを形成する工程と、 コンタクトおよび層間絶縁膜上に下部電極を成膜し所望
    の大きさに加工する工程と、 高誘電率の誘電体を物理的成膜手法により下部電極が形
    成された凸部を覆うように十分厚く成膜した後、高誘電
    率の誘電体のエッチバックを、下部電極側面に堆積した
    高誘電率の誘電体自身をマスクにしながら行う工程と、 該エッチバックを行なった高誘電率の誘電体上に上部電
    極を形成する工程よりなる薄膜キャパシタの製造方法。
JP5056640A 1993-03-17 1993-03-17 薄膜キャパシタおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP2788835B2 (ja)

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