JPH0625136A - 有機ポリイソシアネートを連続的に製造するための多工程法 - Google Patents

有機ポリイソシアネートを連続的に製造するための多工程法

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JPH0625136A
JPH0625136A JP5068000A JP6800093A JPH0625136A JP H0625136 A JPH0625136 A JP H0625136A JP 5068000 A JP5068000 A JP 5068000A JP 6800093 A JP6800093 A JP 6800093A JP H0625136 A JPH0625136 A JP H0625136A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で簡単な方法により高価な出発物質また
は助剤および/または危険な出発物質または助剤の使用
なしに蒸留可能な有機ポリイソシアネート、有利に脂肪
族ジイソシアネートおよび脂環式ジイソシアネートを高
い選択性および高い空時収率で連続的に製造すること。 【構成】 相応する有機ポリアミンをカルボン酸誘導体
およびアルコールと反応させ、単量体ポリウレタンを生
じさせ、このポリウレタンを熱分解し、この場合に生じ
るポリイソシアネートおよび価値のない残分を一定の反
応工程で分離し、かつ再使用可能な副生成物を先の工程
に再循環させる有機ポリイソシアネートを連続的に製造
する多工程法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相応する有機ポリアミ
ンをカルボン酸誘導体およびアルコールと反応させ、低
分子量の単量体ポリウレタンを生じさせ、このポリウレ
タンを熱分解することによって有機の蒸留可能なポリイ
ソシアネート、有利に脂肪族または脂環式ジイソシアネ
ートを連続的に製造するための多工程法に関し、この場
合生じるポリイソシアネートおよび価値のない残分は、
一定の反応工程で分離され、かつ再使用可能な副生成物
および中間体は、先の工程に再循環させる。
【0002】
【従来の技術】有機ポリイソシアネート、例えば芳香
族、脂肪族または脂環式ポリイソシアネートを製造する
ための工業的方法は、相応する有機ポリアミンをホスゲ
ン化し、ポリカルバミン酸塩化物を生じさせ、このポリ
カルバミン酸塩化物を熱分解し、ポリイソシアネートお
よび塩化水素を生じさせることに基づく。この方法は、
ホスゲンの使用を伴なう深刻な環境問題、廃棄問題およ
び安全問題とは別に、さらに決定的な欠点を有する。即
ち、出発ポリアミンの塩基度が相対的に高いことは、事
実上中位の空時収率でのみ脂肪族または脂環式ポリイソ
シアネートの製造が存在することを意味する。もう1つ
の欠点は、望ましくない副生成物の形成にあり、この副
生成物は、痕跡であっても、ポリイソシアネートの重大
な変色をまねく。ヘキサメチレン1,6−ジイソシアネ
ート(HDI)の製造の場合には、例えば多数の副生成
物が形成され、この副生成物の中、最も重要な6−クロ
ロヘキシルイソシアネートは、付加的にHDIからの分
離のためにかなりの努力をして蒸留する必要があるとい
う欠点を有する。
【0003】この方法の場合の特別な問題は、ホスゲン
および塩化カルバモイルを経ての塩化水素への塩素の高
い変換率、ホスゲンの毒性および反応混合物の腐蝕性、
一般に使用される溶剤の不安定性、ならびにハロゲン含
有残基の形成にある。
【0004】従って、ホスゲンを含まない方法によって
有機イソシアネート、有利に芳香族および(環式)脂肪
族のジイソシアネートおよび/または高官能価ポリイソ
シアネートを製造する試みは不足することがなかった。
【0005】欧州特許出願公開第0018588号明細
書(米国特許第4497963号明細書)の記載によれ
ば、脂肪族ジウレタンおよび/または脂環式ジウレタン
および/または脂肪族ポリウレタンおよび/または脂環
式ポリウレタンは、脂肪族第1級ジアミンおよび/また
は脂環式第1級ジアミンおよび/または脂肪族第1級ポ
リアミンおよび/または脂環式第1級ポリアミンをO−
アルキルカルバメートと、アルコールの存在下にアミン
NH2基:カルバメート:アルコールの比1:0.8〜
10:0.25〜50で160〜300℃で触媒の存在
下または不在下で反応させ、かつ必要に応じて生じるア
ンモニアを除去することによって得られる。生じるジウ
レタンおよび/またはポリウレタンは、必要に応じて、
相応するジイソシアネートおよび/または高官能価ポリ
イソシアネートに変換することができる。熱分解につい
ての詳細な反応条件は、この欧州特許出願公開明細書に
は開示されていない。
【0006】欧州特許出願公開第28338号明細書
(米国特許第4290970号明細書)の記載によれ
ば、芳香族ジイソアネートおよび/またはポリイソシア
ネートは、2工程法によって、第1工程で芳香族第1ジ
アミンおよび/または芳香族第1ポリアミンをO−アル
キルカルバメートと、触媒の存在下または不在下ならび
に尿素およびアルコールの存在下または不在下で反応さ
せ、アリールジウレタンおよび/またはアリールポリウ
レタンを生じさせ、生じるアンモニアを必要に応じて除
去し、第2工程で生じるアリールジウレタンおよび/ま
たはアリールポリウレタンを熱分解によって芳香族ジイ
ソシアネートおよび/またはポリイソシアネートに変換
することにより得られる。
【0007】他の刊行物の記載は、カルボニル含有化合
物、例えばN−置換カルバメートおよび/またはジアル
キルカルボネート、またはモノ置換尿素もしくはジ置換
尿素またはモノ置換ポリ尿素もしくはジ置換ポリ尿素に
よる尿素および/またはジアミンの部分的置換に関する
(欧州特許出願公開第27952号明細書(米国特許第
4388238号明細書)、欧州特許第27953号明
細書(米国特許第4430505号明細書)、欧州特許
第28331号明細書(米国特許第4480110号明
細書)、欧州特許出願公開第126299号明細書(米
国特許第4596678号明細書)、欧州特許出願公開
第126300号明細書(米国特許第4596679号
明細書))。
【0008】欧州特許出願公開第0320235号明細
書には、(環式)脂肪族ポリアミンを尿素および芳香族
ヒドロキシル化合物と反応させることによって脂肪族O
−アリールウレタンを製造するための1つの方法が記載
されている。
【0009】相応するイソシアネートおよびアルコール
を生じるための(環式)脂肪族および殊に芳香族のモノ
ウレタンおよびジウレタンの熱分解は、幾つかが知られ
ており、かつガス相中で高められた温度で実施すること
ができるかまたは液相中で比較的に低い温度で実施する
ことができるけれども、殊に、望ましくない副反応なら
びに特に反応器および集成装置中で沈積物、樹脂および
閉塞物を形成する反応混合物の傾向により、長い期間に
亘って処理の経済的効率が損なわれる。
【0010】従って、数多くの特許文献には、ウレタン
の熱分解の収量を改善するために、例えば化学的方法、
例えば特殊な触媒の使用(ドイツ連邦共和国特許第10
22222号明細書(米国特許第2692275号明細
書)またはドイツ連邦共和国特許出願公告第19447
19号明細書(米国特許第3734941号明細書))
または不活性溶剤との組合せ物の触媒(米国特許第39
19279号明細書またはドイツ連邦共和国特許出願公
開第2635490号明細書(米国特許第408147
2号明細書))が記載されている。
【0011】ヘキサメチレン1,6−ジイソシアネート
を製造するための溶剤としてのジベンジルトルエンの存
在下ならびにメチルトルエンスルホネートおよびジフェ
ニル錫ジクロリドからなる触媒混合物の存在下で圧力下
でのヘキサメチレン−1,6−ジエチルウレタンの熱分
解は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第3108
990号明細書(米国特許第4388246号明細書)
に記載されている。しかし、出発成分の製造および単離
ならびに溶剤および触媒混合物の精製および任意の回収
については何も詳細に記載されておらず、したがってこ
の方法の経済的効率を判断することは不可能である。
【0012】欧州特許第0078005号明細書(米国
特許第4482499号明細書)の記載によれば、ウレ
タンは、触媒を使用することなしに炭素含有流動床中で
イソシアネートおよびアルコールに容易に分解すること
ができる。ドイツ連邦共和国特許出願公開第32277
48号明細書(米国特許第4613466号明細書)の
記載によれば、ヘキサメチレンジアルキルウレタンは、
分解することができ、例えば炭素、鋼、黄銅、銅、亜
鉛、アルミニウム、チタン、クロム、コバルトまたは石
英からなるガス透過性包装材料の存在下または不在下で
300℃を上廻る温度でガス相中でヘキサメチレンジイ
ソシアネートを生じる。ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3248018号明細書(米国特許第4613466
号明細書)の記載によれば、この方法は、水素ハロゲン
化物および/または水素ハロゲン化物供与体の存在下に
実施される。
【0013】しかし、この方法は、>90%のヘキサメ
チレンジイソシアネートの収率を達成することができな
い。それというのも、分解生成物は部分的に再結合する
からである。更に、蒸留によるヘキサメチレン1,6−
ジイソシアネートの必要とされる精製により、収率の損
失が増大する。
【0014】更に、欧州特許出願公開第54817号明
細書(米国特許第4386033号明細書)には、モノ
カルバメートを良好な収率で比較的に低い温度で、有利
に減圧下に触媒および/または安定剤の存在下または不
在下で溶剤の使用なしに分解することができることが開
示されている。分解生成物(モノイソシアネートおよび
アルコール)は、蒸留によって沸騰する反応混合物から
除去され、かつ分別縮合によって別々に捕集される。熱
分解で形成された副生成物を除去するために、反応混合
物を部分的にパージする方法は、一般的な形で記載され
ている。この残分のための任意の工業的使用については
何も記載されていない。
【0015】欧州特許出願公開第0061013号明細
書(米国特許第4388246号明細書)の記載によれ
ば、脂肪族、脂環式または芳香族ポリカルバメートの熱
分解は、150〜350℃および0.001〜20バー
ルで不活性溶剤の存在下、触媒および助剤としての塩化
水素、有機酸塩化物、アルキル化剤または有機錫(I
V)塩化物の存在下または不在下で実施される。形成さ
れた副生成物は、例えば反応溶液と一緒に反応器から連
続的に除去することができ、相応する量の新しいかまた
は回収された溶剤は、同時に配量される。この方法の欠
点は、例えば還流する溶剤の使用により、ポリイソシア
ネートの空時収量の減少が生じ、その上、例えば溶剤の
回収を含めて大量のエネルギーが必要とされることにあ
る。更に、反応条件下で揮発性である使用される助剤
は、分解生成物の汚染を生じうる。また、形成されたポ
リイソシアネートに対して多い残分の量は著量であり、
低い処理圧のように、経済的効率および工業的方法の信
頼性については疑いの余地がある。
【0016】高沸点溶剤の存在下に液状の形で管状反応
器の内面に沿って供給されるカルバメート、例えば脂環
式ジウレタン5−(エトキシカルボニルアミノ)−1−
(エトキシカルボニルアミノメチル)−1,3,3−ト
リメチルシクロヘキサンを連続的に熱分解する1つの方
法は、欧州特許第92738号明細書(米国特許第46
92550号明細書)に記載されている。この方法は、
(環式)脂肪族ジイソシアネートの製造の際に収率が低
く、選択性が低いという欠点を有する。また、再結合さ
れたかまたは部分的に分解されたカルバメートの回収を
伴なう連続的方法については、何も記載されておらず、
副生成物および触媒を含有する溶剤の後処理についても
述べられていない。
【0017】欧州特許出願公開第0355443号明細
書の記載は、相応するジアミンをジウレタンに変換しか
つこのウレタンを熱分解することによって、(環式)脂
肪族ジイソシアネートを製造するための循環方法に関す
る。この方法は、アルコールとの反応後にウレタン分解
工程からの生成物をウレタン化工程に再循環させること
によって収率の減少を最小にする。再循環不可能な副生
成物は、ウレタン化生成物の混合物の蒸留による分離に
よって除去され、この場合価値のない残分は、底部生成
物として生じ、かつジウレタンを含めて比較的に底沸点
の全成分は、カラムの塔頂部から除去される。
【0018】また、高い開発費を含む前記方法は、大量
のエネルギーを使用するという欠点を有する。それとい
うのも、全てのジウレタンは、触媒の存在下で蒸発され
なければならず、その上、このジウレタンは、ウレタン
分解温度の範囲内にある温度水準で蒸発されなければな
らないからである。有用な生成物中に形成されるイソシ
アネート基は、残分のウレタン基と反応し、収率を減少
させる比較的に高分子量の副生成物を形成する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
選択性および高い空時収量で安価で簡単な方法により高
価な出発物質または助剤および/または危険な出発物質
または助剤の使用なしに蒸留可能な有機ポリイソシアネ
ート、有利に脂肪族ジイソシアネートおよび脂環式ジイ
ソシアネートを製造することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】意外なことに、この課題
は、ポリウレタンの分解前に価値のない副生成物を部分
的にパージすることによって達成されることが見い出さ
れた。
【0021】従って、本発明によれば、相応する有機ポ
リアミン、有利に脂肪族または脂環式ジアミンをカルボ
ン酸誘導体およびアルコールと反応させ、ポリウレタ
ン、有利にジウレタンを生じさせ、このポリウレタンを
熱分解することによって有機ポリイソシアネート、有利
に脂肪族または脂環式ジイソシアネートを連続的に製造
するための多工程法が得られ、この方法は、 a)有機ポリアミン、有利に脂肪族または脂環式ジアミ
ンを尿素およびアルコールと、ジアルキルカルボネー
ト、アルキルカルバメートまたはジアルキルカルボネー
トとアルキルカルバメートとの混合物の不在下または有
利に存在下および触媒の不在下または有利に存在下で反
応させ、ポリウレタン、有利にジウレタンを生じさせ、
同時に生じるアンモニアを除去し、 b)アルコール、ジアルキルカルボネートおよび/また
はアルキルカルバメートを、生じる反応混合物から除去
し、有利にこれらのアルコール、ジアルキルカルボネー
トおよび/またはアルキルカルバメートを反応工程a)
に再循環させ、 c)ポリウレタン含有反応混合物、有利に脂肪族または
脂環式ジウレタン含有反応混合物を分割して一部を蒸留
によって、ポリウレタン、有利にジウレタンおよび比較
的に低沸点の副生成物を含有する有用な生成物に分離
し、次いで反応混合物の他の部分と合わせ、価値のない
残分を製造過程から除去し、 d)少量の合わせたポリウレタン含有反応混合物、有利
に脂肪族または脂環式ジウレタン含有反応混合物を液相
中で溶剤の不在下、触媒の存在下に200〜300℃お
よび0.1〜200ミリバールで連続的に熱分解し、反
応混合物の熱分解されていない成分を、生じる副生成物
と一緒に除去し、この熱分解されていない成分を副生成
物と一緒に反応工程a)に再循環させ、 e)熱分解生成物を精溜によって粗製ポリイソシアネー
ト、有利に粗製脂肪族または脂環式ジイソシアネートお
よびアルコールに分離し、 f)粗製ポリイソシアネート、有利に粗製脂肪族または
脂環式ジイソシアネートを蒸留によって精製することに
よって特徴付けられる。
【0022】1つの好ましい実施態様の場合、粗製ポリ
イソシアネート(f)の蒸留による精製で生じた塔頂部
留分は、反応工程(a)に再循環され、本質的に純粋な
ポリイソシアネートからなる側面部留分は、貯蔵容器に
供給され、かつ底部留分は反応工程(a)もしくは
(d)または(a)および(d)に再循環される。
【0023】本発明による方法は、蒸留可能な有機ポリ
イソシアネート、有利に脂肪族または脂環式ジイソシア
ネートを簡単に極めて良好な収率で製造することができ
る。本発明による多工程法は、中間生成物として形成さ
れたジアルキルカルボネートおよび/またはアルキルカ
ルバメートならびにアルコールを簡単に分離しかつ除去
し、価値のない高沸点の副生成物を高沸点成分の部分的
パージによって除去するという利点を有する。
【0024】従って、本発明による方法は、純粋に形式
的な表現で、次の等式により概略的に釣り合わせること
ができる: R−(NH2n +n H2 CONH2 +n ROH→
R(NCO)n +2n NH3 +n ROH a)単量体ポリウレタン、有利に(環式)脂肪族ジウレ
タンを反応工程(a)で製造するために、ポリアミン、
有利にジアミンは、尿素およびアルコールと、使用され
るアルコールに依存して、有利にNH2基:尿素:アル
コール比1:0.9〜1.3:1〜5、有利に1:1.
0〜1.2:1.5〜3でジアルキルカルボネートまた
は有利にカルバメートまたはジアルキルカルボネートと
カルバメートとの混合物の不在下または有利に存在下お
よび触媒の不在下または有利に存在下で160〜300
℃、有利に180〜250℃、殊に185〜240℃で
0.1〜60バール、有利に1〜40バールで反応され
る。この反応条件は、0.5〜50時間、3〜15時間
の反応時間を生じる。
【0025】本発明により中間体として使用することが
できる単量体ポリウレタンの製造に適当なアミンは、R
が多価、有利に2価の有機基、例えば置換されたかまた
は置換されてない、例えばアルキル置換された芳香族基
または有利に線状または分子鎖状の脂肪族基または置換
されたかまたは置換されてない脂環式基であるような
式:R(NH2n で示されるものである。芳香族ポリ
アミンの詳細な例は、2,4−トリレンジアミンおよび
2,6−トリレンジアミン、4,4´−アミノジフェニ
ルメタン、2,4´−ジアミノジフェニルメタンおよび
2,2´−ジアミノジフェニルメタンならびに相応する
異性体混合物である。適当な脂肪族または脂環式ポリア
ミンの例は、次のものである:1,4−ブタンジアミ
ン、2−エチル−1,4−ブタンジアミン、1,8−オ
クタンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12
−ドデカンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミ
ン、2−メチル−1,3−シクロヘキサンジアミンおよ
び4−メチル−1,3−シクロヘキサンジアミン、1,
3−ジアミノメチルシクロヘキサンおよび1,4−ジア
ミノメチルシクロヘキサン。好ましくは、2−メチル−
1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミンおよび殊に1,6−ヘキサン
ジアミンならびに3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキシルアミンが記載される。
【0026】適当なアルコールは、原理的に全てのアル
コールであるが、しかし好ましくは、沸点が熱分解によ
って得られたポリイソシアネート、有利にジイソシアネ
ートの沸点から十分に離れているようなものが記載さ
れ、したがって熱分解生成物、ポリイソシアネート、有
利にジイソシアネートおよびアルコールの高度に定量的
な分離が可能である。
【0027】従って、この理由のために、好ましくは、
アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロ
パノール、n−ブタノール、イソブタノール、n−ペン
タノール、イソペンタノール、n−ヘキサノール、イソ
ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−エチルヘキサ
ノール、デカノールまたはこれらのアルコールの混合物
が記載されるが、しかし殊にn−ブタノールおよび/ま
たはイソブタノールが記載される。
【0028】前記したように、工程(a)の反応は、有
利にポリアミン、特にジアミンに対して、有利に0.1
〜30モル%、特に1〜10モル%の量のジアルキルカ
ルボネートの存在下で実施されるかまたは1〜20モル
%、特に5〜15モル%の量のアルキルカルバメートの
存在下で実施される。しかし、特に好ましくは、前記混
合比のジアルキルカルボネートとアルキルカルバメート
との混合物が記載される。好ましいジアルキルカルボネ
ートおよび/またはカルバメートは、アルキル基が使用
されるアルコールのアルキル基に相当するようなもので
ある。
【0029】反応速度を増大させるために、単量体ポリ
ウレタン、有利にジウレタンは、触媒の存在下に得るこ
とができる。これらの単量体ポリウレタンは、ポリアミ
ン、有利にジアミンの重量に対して0.01〜20重量
%、有利に0.05〜10重量%、殊に0.1〜5重量
%の量で有利に使用される。適当な触媒は、Handbookof
Chemistry and Physics, 第14版、Chemical Rubber
Publishing Co.(23Superior Ave. N.E., Cleveland,
Ohio在)社刊、に定義されたような周期律表第IA族、
第IB族、第IIA族、第IIB族、第IIIA族、第
IIIB族、第IVA族、第IVB族、第VA族、第V
B族、第VIB族、第VIIB族および第VIIIB族
からの金属の1つまたはそれ以上の陽イオン、有利に1
つの陽イオンを含有する無機または有機化合物、例えば
ハロゲン化物、例えば塩化物および臭化物、硫酸塩、燐
酸塩、硝酸塩、硼酸塩、アルコキシド、フェノキシド、
スルホン酸塩、酸化物、酸化物水和物、水酸化物、カル
ボキシレート、キレート、カルボネート、チオカルバメ
ートおよびジチオカルバメートである。挙げることがで
きる詳細な例は、次の金属:リチウム、ナトリウム、カ
リウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ガ
リウム、錫、鉛、蒼鉛、アンチモン、銅、銀、金、亜
鉛、水銀、セリウム、チタン、バナジウム、クロム、モ
リブデン、マンガン、鉄およびコバルトの陽イオンであ
る。また、触媒も認め得る欠点なしに水和物またはアン
モニア錯塩の形で使用することができる。
【0030】典型的な触媒の詳細な例は次のものであ
る:リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウ
ムプロポキシド、リチウムブトキシド、ナトリウムメト
キシド、カリウム第三ブトキシド、マグネシウムメトキ
シド、カルシウムメトキシド、塩化錫(II)、塩化錫
(IV)、酢酸鉛、燐酸鉛、塩化アンチモン(II
I)、塩化アンチモン(V)、アルミニウムアセチルア
セトネート、アルミニウムイソブチレート、三塩化アル
ミニウム、塩化蒼鉛(III)、酢酸銅(II)、硫酸
銅(II)、硝酸銅(II)、ビス(トリフェニルホス
フィンオキシド)塩化銅(II)、モリブデン酸銅、酢
酸銀、酢酸金、酸化亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛アセチル
アセトン酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、蓚酸亜鉛、ヘキシル
酸亜鉛、安息香酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、酸化セリ
ウム(IV)、酢酸ウラニル、チタンテトラブトキシ
ド、四塩化チタン、チタンテトラフェノキシド、ナフテ
ン酸チタン、塩化バナジウム(III)、アセチルアセ
トン酸バナジウム、塩化クロム(III)、酸化モリブ
デン(VI)、アセチルアセトン酸モリブデン、酸化タ
ングステン(VI)、塩化マンガン(II)、酢酸マン
ガン(II)、酢酸マンガン(III)、酢酸鉄(I
I)、酢酸鉄(III)、燐酸鉄、蓚酸鉄、塩化鉄(I
II)、臭化鉄(III)、酢酸コバルト、塩化コバル
ト、硫酸コバルト、ナフテン酸コバルト、塩化ニッケ
ル、酢酸ニッケルおよびナフテン酸ニッケルならびにこ
れらの混合物。
【0031】生じるアンモニアは、例えば蒸留によって
直ちに反応混合物から除去するのが有利であることが証
明された。この目的のために使用される装置、例えば蒸
留塔は、60〜150℃、有利に65〜120℃で操作
され、したがって尿素の分解によりアンモニアおよび二
酸化炭素から少量で形成されるカルバミド酸アンモニウ
ムの被膜は回避することができる。 b)アルコール、形成されたかまたは反応混合物中に存
在する場合のジアルキルカルボネートまたはカルバミン
酸アルキル、またはこれら成分の少なくとも2つからな
る混合物は、有利に連続反応によって得られた反応混合
物(a)から除去され、かつ有利に反応工程(a)に再
循環される。成分を除去するために、反応混合物は、有
利に工程(a)の圧力水準から1〜500ミリバール、
好ましくは10〜100ミリバールの範囲内の圧力に減
圧される。このことにより、大部分がアルコールであり
かつジアルキルカルボネート0〜30重量%、有利に1
〜10重量%および/またはアルキルカルバメート1〜
50重量%、有利に1〜20重量%を含有するガス状蒸
気が生じ、本質的に単量体ポリウレタン、有利にジウレ
タンからなる液状生成物は、場合によってはオリゴ尿素
−ポリウレタンおよび高沸点オリゴマーを含有する。
【0032】得られた蒸気は、その後の有利に蒸留によ
る精製工程で、好ましくは精溜によって分離され、この
処理で単離された有用な生成物(アルコールおよびアル
キルカルバメート)は、単量体のポリウレタンの形成の
ために、有利に個別的にかまたは混合物として反応工程
(a)に再循環される。 c)単量体ポリウレタン、有利にジウレタンおよび場合
によってはオリゴ尿素−ポリウレタンならびに蒸気の除
去後に反応工程(b)で得られた高沸点オリゴマーを含
有する液状反応混合物(c)は、5〜50:90〜50
重量部、有利に10〜30:90〜70重量部の重量比
で2つの部分流に分割される。等量の2つの部分の中の
1つまたは有利に少量の方の部分は、常用の蒸留ユニッ
ト、有利に薄膜蒸発器中で170〜240℃、有利に1
80〜230℃および0.01〜5ミリバール、有利に
0.1〜2ミリバールで蒸留することによって、ポリウ
レタン、有利にジウレタンを含有する有用な生成物と、
比較的に低沸点の副生成物と、製造処理により除去され
かつ通常、価値のない残分として廃棄される蒸留不可能
な副生成物とに分離される。有用な生成物は、等量かま
たは有利にそれ以上の量の他の部分と合わされ、ポリウ
レタン、有利にジウレタンを含有する合わされた反応混
合物は、熱分解のために供給される。
【0033】この工程(c)での方法は、連続的な副反
応で形成されかつ有用な出発物質の再循環による反応作
業周期で3〜30重量%、有利に5〜20重量%の含量
にまで絶えず蓄積される、反応混合物中の蒸留不可能な
副生成物の割合を制限し、したがって反応が高い選択性
で中断なしに進行することを保証する。 d)反応工程(c)で得られたポリウレタン、有利にジ
ウレタンを含有する反応混合物は、適当な装置中で溶剤
の不在下に液相中で触媒の存在下に200〜300℃、
有利に220〜280℃で0.1〜200ミリバール、
有利に5〜80ミリバールの減圧下で部分的に連続的に
熱分解される。熱分解装置中でのポリイソシアネートへ
のポリウレタンの変換、有利にジイソシアネートへのジ
ウレタンの変換は、使用されるポリウレタンに依存して
実質的に自由に選択することができ、かつ有利にポリウ
レタン供給量10〜95重量%、有利に40〜85重量
%の範囲内にある。反応されてないポリウレタン、オリ
ゴ尿素−ポリウレタン、高沸点オリゴマーおよび他の再
使用可能な価値のない副生成物を含有する反応混合物の
熱分解されてない成分は、分離され、熱分解装置から連
続的にパージされ、かつ直接にかまたは必要に応じてア
ルコールとの反応後に反応工程(a)に再循環される。
【0034】ポリウレタンの化学分解に使用される触媒
の例は、ウレタンの形成を促進する上記の無機化合物お
よび有機化合物である。
【0035】特に十分であることが証明されかつそれ故
に有利である化合物は、ジブチル錫ジラウレート、アセ
チルアセトン酸鉄(III)、アセチルアセトン酸コバ
ルト(II)、アセチルアセトン酸亜鉛およびジオクタ
ン酸錫(II)である。
【0036】適当な熱分解装置の例は、円筒状反応器、
例えば環状炉または有利に蒸発器、例えば薄膜蒸発器ま
たは大量型蒸発器(bulk evaporators)、例えばロバー
ト(Robert)蒸発器、ハーバート(Herbert )蒸発器、
キャドル(caddle)型蒸発器および有利に加熱カートリ
ッジ型蒸発器である。 e)次に、原理的にアルコール、ポリイソシアネート、
有利にジイソシアネートおよび部分的に分解されたポリ
ウレタンから構成された、熱分解で形成された生成物
は、有利に1つまたはそれ以上の蒸留塔を用いて、有利
に精溜によって100〜220℃、有利に120〜17
0℃および1〜200ミリバール、有利に5〜50ミリ
バールでアルコールと、85〜99重量%、有利に95
〜99重量%のポリイソシアネート含量を有する粗製ポ
リイソシアネート混合物とに分離される。蒸留による分
離で得られた比較的に高沸点の副生成物ならびに殊に分
解されてないポリウレタンおよび部分的に分解されたポ
リウレタンは、有利に熱分解装置中に再循環される。
【0037】f)有利に精溜によって得られた粗製ポリ
イソシアネート混合物は、100〜180℃および1〜
50ミリバールで蒸留することによって精製され、この
場合個々の留分は、純粋な生成物として再循環されるか
または単離される。有利である精製蒸留の場合には、有
利にポリイソシアネート、殊にジイソシアネートからな
る塔頂部留分は、前記のように、ポリウレタン形成の反
応工程(a)に再循環され、必要に応じて、遊離イソシ
アネート基とアルコールとの反応後に、純粋なポリイソ
シアネート、殊にジイソシアネートからなる側面部留分
は、有利に少なくとも98重量%、殊に99重量%を上
廻る純度で取り出され、貯蔵され、本質的な成分が部分
的に分解されたポリウレタンおよびポリイソシアネート
であるような底部留分は、有利に熱分解装置中に再循環
される。しかし、他の変法の場合には、底部留分は、粗
製ポリイソシアネートおよびアルコールの除去のために
蒸留塔(e)中に再循環させることができるかまたはポ
リウレタン形成の反応工程(a)に再循環させることが
できる。また、底部留分は2または3つの生成物の流れ
に分割することができ、この流れは、有利にポリウレタ
ン形成(a)および熱分解装置(d)ならびに必要に応
じて蒸留塔(e)に再循環させることができる。
【0038】副生成物の再循環およびパージを用いて有
機ポリイソシアネートを連続的に製造するための本発明
による多工程法は、蒸留可能なポリイソシアネート、有
利にジイソシアネートを高い選択性で著しく良好な収率
で製造することができる。本発明による方法は、脂肪族
ジイソシアネート、例えば2−メチルペンタン、1,5
−ジイソシアネート、アルキレン基中に6個の炭素原子
を有する異性体脂肪族ジイソシアネートおよびこれらの
混合物、ならびに有利にヘキサメチレン1,6−ジイソ
シアネートおよび脂環式ジイソシアネート、殊に3−イ
ソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘ
キシルイソシアネートを経済的な方法で製造するのに特
に好適である。
【0039】得られたポリイソシアネートは、ポリイソ
シアネートポリ付加方法によってウレタン基、イソシア
ヌレート基、アミド基および/または尿素基を含有する
プラスチックの製造に著しく好適である。更に、このポ
リイソシアネートは、ウレタン基、ビウレット基および
/またはイソシアヌレート基により変性されたポリイソ
シアネート混合物の製造に使用される。脂肪族または脂
環式ジイソシアネートのこのようなポリイソシアネート
混合物は、光安定性のポリウレタンペイントおよびコー
ティングの製造に殊に使用される。
【0040】
【実施例】
実施例1 尿素0.879kg、ヘキサメチレン−1,6−ジアミ
ン0.805kgおよびn−ブタノール0.089k
g、ならびに分解ブタノール、原理的にイソシアヌレー
ト基、アロファネート基、尿素基およびポリウレタン基
を有する比較的高分子量の化合物からなる生じる副生成
物およびヘキサメチレンジイソシアネートの蒸留精製に
よる塔頂部留分を含有するウレタンの分解による反応混
合物の一部を含有する生成物混合物3.333kgを毎
時間220〜230℃および12バールで、ヘキサメチ
レン−オリゴ尿素−ポリブチルウレタン、ジブチルカル
ボネートおよびブチルカルバメート以外にヘキサメチレ
ン−1,6−ジブチルウレタンとn−ブタノールとの混
合物を有する、加熱カラムおよび加熱凝縮器ならびに圧
力保持装置を備えた3工程撹拌型反応器カスケードの第
1の反応器中に装入した。還流反応混合物から逃出する
アンモニアをカラムを介して除去し、かつ分別凝縮によ
って下流の凝縮器中でブタノールから実質的に定量的に
遊離した。
【0041】カスケード中の第3の反応器からの生成物
を50ミリバールで操作される容器中で連続的に減圧さ
せた。ガス状蒸気を同様に50ミリバールで操作される
精溜カラム中に直接に通過させ、このガス状蒸気からn
−ブタノール2.8kg/hを塔頂部で得、ジブチルカ
ルボネートを多量に含有する共沸混合物0.06kg/
hを側面部で得、かつブチルカルバメート0.234k
g/hをストリッピング部で得た。n−ブタノールおよ
びブチルカルバメートを反応器カスケード中に再循環さ
せた。
【0042】減圧容器からの液状生成物をおおよその重
量比3:1で分割し、少量部分を、220℃および1ミ
リバールで操作される薄膜蒸発器に供給し、蒸留不可能
な残分0.071kg/hを底部で生じた(高沸点成分
のパージング)。塔頂部で凝縮されたヘキサメチレン−
1,6−ジブチルウレタンを減圧容器からの液状生成物
の大部分と合わせ、残分と一緒に不可避的に除去された
ジブチル錫ジラウレート触媒を置き換え、生成物を溶融
液の状態で計量装置を介して、均質に促進される熱分解
のために2.5リットルの反応能力を有する水蒸気加熱
型蒸発器に供給した。使用されたヘキサメチレン−1,
6−ジブチルウレタン3.81kg/hに対して約55
%の変換率での熱分解を、反応混合物を強力に沸騰させ
ながら30ミリバールで実施した。ガス状蒸気を分離の
ために精溜カラム中に通過させ、この精溜カラムの塔頂
部から液状分解ブタノール1.1kg/hを除去した。
粗製ジイソシアネート約95重量%を側面部で得た。分
解されてないジウレタンおよび6−イソシアネートヘキ
シルブチルウレタンを蒸発反応器中に再循環させた。
【0043】こうして得られた粗製ヘキサメチレン1,
6−ジイソシアネートに蒸留精製処理を行ない、純度>
99%を有するヘキサメチレン1,6−ジイソシアネー
ト1.115kg/hを30ミリバールで操作されるカ
ラムの側面部で得た。主として6−イソシアネートヘキ
シルブチルウレタンおよびその比較的に高分子量のオリ
ゴマーからなる蒸留精製による底部生成物を蒸発反応器
中に直接に再循環させるかまたはその後の精溜カラム中
に再循環させた。
【0044】分解ブタノールと、高沸点副生成物を有す
るウレタン分解蒸発反応器からの生成物と合わされた蒸
留精製による塔頂部生成物を、3工程撹拌型反応器カス
ケードの反応工程a)に直接に戻した。ヘキサメチレン
1,6−ジイソシアネート中に供給されたヘキサメチレ
ン−1,6−ジアミンの変換に関する全選択率は、97
%であった。
【0045】実施例2 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかし撹
拌型反応器カスケード中のヘキサメチレンジアミン誘導
体を相応する2−メチルペンタメチレン−1,5−ジア
ミン誘導体、ジブチルカルボネートおよびブチルカルバ
メートによって置き換えた。尿素0.886kg、2−
メチルペンタメチレン−1,5−ジアミン0.810k
gおよびn−ブタノール0.097kg、ならびに分解
ブタノール、ウレタンの分解による反応混合物の一部お
よびジイソシアネートの蒸留精製による塔頂部留分から
なる生成物混合物3.543kgを、毎時間220〜2
30℃および12バールで前記混合物に添加した。
【0046】カスケード中の第3の反応器からの生成物
を50ミリバールに減圧させ、蒸気をガスの形で精溜カ
ラム中に供給し;n−ブタノール約2.8kg/hを塔
頂部で得、ジブチルカルボネートを多量に含有する共沸
混合物0.06kg/hを側面部で得、かつブチルカル
バメート0.245kg/hをストリッピング部で得
た。n−ブタノールおよびブチルカルバメートを反応器
カスケード中に再循環させた。
【0047】蒸留不可能な残分0.087kg/hを高
沸点成分の部分的除去のために、薄膜蒸発器の底部で得
た。
【0048】使用された2−メチルペンタメチレン−
1,5−ジウレタン3.80kg/hに対して約55%
の変換率でのウレタンの分解を30ミリバールで実施し
た。液状分解ブタノール1.1kg/hを下流の精溜カ
ラムの塔頂部で得、かつ粗製ジイソシアネート約95重
量%を側面部で得た。蒸留精製により、2−メチルペン
タメチレン1,5−ジイソシアネート1.110kg/
hを生じた。この結果、2−メチルペンタメチレン1,
5−ジイソシアネート中に供給された2−メチルペンタ
メチレン−1,5−ジアミンの変換に関する全選択率9
7%を生じた。
【0049】実施例3 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかし撹
拌型反応器カスケード中のヘキサメチレンジアミン誘導
体を相応する3−アミノメチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルアミン誘導体、ジブチルカルボネート
およびブチルカルバメートによって置き換えた。尿素
0.625kg、3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキシルアミン0.830kgおよびn−
ブタノール0.061kg、ならびに分解ブタノール、
ウレタンの分解による反応混合物の一部およびジイソシ
アネートの蒸留精製による塔頂部留分からなる生成物混
合物2.297kgを、毎時間220〜230℃および
12バールで前記混合物に添加した。
【0050】カスケード中の第3の反応器からの生成物
を50ミリバールに減圧させ、蒸気をガスの形で精溜カ
ラム中に供給し;n−ブタノール約2.1kg/hを塔
頂部で得、ジブチルカルボネートを多量に含有する共沸
混合物0.05kg/hを側面部で得、かつブチルカル
バメート0.175kg/hをストリッピング部で得
た。n−ブタノールおよびブチルカルバメートを反応器
カスケード中に再循環させた。
【0051】蒸留不可能な残分0.044kg/hを高
沸点成分の部分的除去のために、薄膜蒸発器の底部で得
た。
【0052】使用された3−ウレタノメチル−3,5,
5−トリメチルシクロヘキシルウレタン2.94kg/
hに対して約60%の変換率でのウレタンの分解を20
ミリバールで実施した。液状分解ブタノール0.81k
g/hを下流の精溜カラムの塔頂部で得、かつ粗製ジイ
ソシアネート約95重量%を側面部で得た。蒸留精製に
より、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメ
チルシクロヘキシルイソシアネート1.060kg/h
を生じた。この結果、3−イソシアネートメチル−3,
5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート中に
供給された3−アミノメチル−3,5,5−トリメチル
シクロヘキシルアミンの変換に関する全選択率98%を
生じた。
【0053】実施例4 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかし撹
拌型反応器カスケード中のヘキサメチレンジアミン誘導
体を相応する2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘ
キサメチレン−1,6−ジアミン誘導体、ジブチルカル
ボネートおよびブチルカルバメートによって置き換え
た。尿素0.746kg、2,2,4(2,4,4)−
トリメチルヘキサメチレン−1,6−ジアミン0.92
3kgおよびn−ブタノール0.088kg、ならびに
分解ブタノール、ウレタンの分解による反応混合物の一
部およびジイソシアネートの蒸留精製による塔頂部留分
からなる生成物混合物3.379kgを、毎時間220
〜230℃および12バールで前記混合物に添加した。
【0054】カスケード中の第3の反応器からの生成物
を50ミリバールに減圧させ、蒸気をガスの形で精溜カ
ラム中に供給し;n−ブタノール約2.9kg/hを塔
頂部で得、ジブチルカルボネートを多量に含有する共沸
混合物0.06kg/hを側面部で得、かつブチルカル
バメート0.239kg/hをストリッピング部で得
た。n−ブタノールおよびブチルカルバメートを反応器
カスケード中に再循環させた。
【0055】蒸留不可能な残分0.074kg/hを高
沸点成分の部分的除去のために、薄膜蒸発器の底部で得
た。
【0056】使用された2,2,4(2,4,4)−ト
リメチルヘキサメチレン−1,6−ジアミン3.99k
g/hに対して約50%の変換率でのウレタンの分解を
30ミリバールで実施した。液状分解ブタノール0.9
5kg/hを下流の精溜カラムの塔頂部で得、かつ粗製
ジイソシアネート約95重量%を側面部で得た。蒸留精
製により、2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘキ
サメチレン−1,6−ジイソシアネート1.170kg
/hを生じた。この結果、2,2,4(2,4,4)−
トリメチルヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート
中に供給された2,2,4(2,4,4)−トリメチル
ヘキサメチレン−1,6−ジアミンの変換に関する全選
択率97%を生じた。
【0057】実施例5 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかしウ
レタン化反応を加熱型カラムおよび加熱型凝縮器ならび
に10個の棚を有する下流の反応カラムを備えた反応器
からなる反応系を使用して実施した。n−ブタノール約
2.8kg/hを反応カラムの底部内に供給し、かつガ
スの形で液状生成物流との向流で通過させた。反応カラ
ムの塔頂部からのn−ブタノール蒸気を反応器の蒸気空
間内に直接通過させた。
【0058】出発物質および他の反応工程からの再循環
流を反応器中に供給した。
【0059】反応カラムからの液状反応生成物を50ミ
リバールで操作される容器中で連続的に減圧させた。
【0060】実施例6 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかしウ
レタン合成により得られた反応混合物を500ミリバー
ルで操作されるカラム中に供給した。n−ブタノール約
1.7kg/hをこのn−ブタノールカラムの塔頂部か
ら除去した。n−ブタノールは、凝縮されなかったが、
しかし過熱後に100ミリバールで操作される下流のス
トリッピングカラムの底部内に供給された。n−ブタノ
ールカラムからの底部生成物をストリッピングカラムの
塔頂部に供給し、かつ残留n−ブタノールを除去した
が、しかし殊に向流で上昇するn−ブタノール蒸気によ
ってジブチルカルボネートおよびブチルカルバメートを
除去した。
【0061】ストリッピングカラムからの液状生成物を
約3:1の重量比で分割し、双方を高沸点成分の部分的
除去のため、およびウレタンの分解のために薄膜蒸発器
に供給した。
【0062】ストリッピングカラムからのガス状蒸気
を、実施例1に記載された排出流のn−ブタノール、ジ
ブチルカルボネートおよびブチルカルバメートへの分離
のために、50ミリバールで操作される精溜カラム内に
通過させた。
【0063】実施例7 本方法を実施例1の場合と同様に実施したが、しかしウ
レタンの分解によるガス状蒸気を第1の精溜カラム内に
通過させ、この精溜カラムの塔頂部でガス状n−ブタノ
ールおよびジイソシアネートを得た。このガス流を主要
カラムからなる蒸留精製カラム内に通過させ、この蒸留
精製カラムの塔頂部で液状分解ブタノール1.1kg/
hを得、補助カラムにより、側面部でヘキサメチレン
1,6−ジイソシアネート1.115kg/hを生じ
た。
【0064】主要カラムからのn−ブタノール塔頂部生
成物および補助カラムからの塔頂部生成物を、高沸点副
生成物を含有する、ウレタン分解蒸発反応器からの生成
物と合わせ、3工程反応器カスケードの反応工程a)に
直接に戻した。
【0065】蒸留精製カラムからの底部生成物は、ウレ
タン分解の精溜カラムの下流のための還流として役立っ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス、フォルクマー、シュヴァルツ アメリカ合衆国、ルイジアナ州、バトン ルージュ、70817、スポツィルヴァニア ドライブ、51131 (72)発明者 フランツ、メルガー ドイツ連邦共和国、6710、フランケンター ル、マクス−スレーフォークト−シュトラ ーセ、25 (72)発明者 ヴォルフガング、シュヴァルツ ドイツ連邦共和国、6701、オターシュタッ ト、フランケンシュトラーセ、24 (72)発明者 エックハルト、ブラント ドイツ連邦共和国、6707、シファーシュタ ット、ダンシュタッター、シュトラーセ、 2アー (72)発明者 ペーター、マグヌセン ドイツ連邦共和国、6702、バート、デュル クハイム、プロフェソァ−ディリンガー− ヴェーク、25 (72)発明者 オットー、マトナー ドイツ連邦共和国、6720、シュパイャー、 ヴォルムザー、シュトラーセ、27アー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相応する有機ポリアミンをカルボン酸誘
    導体およびアルコールと反応させ、ポリウレタンを生じ
    させ、このポリウレタンを熱分解することによって有機
    ポリイソシアネートを連続的に製造するための多工程法
    において、 a)有機ポリアミンを尿素およびアルコールと、ジアル
    キルカルボネートおよび/またはアルキルカルバメート
    の存在下または不在下および触媒の存在下または不在下
    で反応させ、ポリウレタンを生じさせ、同時に生じるア
    ンモニアを除去し、 b)アルコール、ジアルキルカルボネートおよび/また
    はアルキルカルバメートを、生じる反応混合物から除去
    し、有利にこれらのアルコール、ジアルキルカルボネー
    トおよび/またはアルキルカルバメートを反応工程a)
    に再循環させ、 c)ポリウレタン含有反応混合物を分割して一部を蒸留
    によって、ポリウレタンおよび比較的に低沸点の副生成
    物を含有する有用な生成物に分離し、次いで反応混合物
    の他の部分と合わせ、価値のない残分を製造過程から除
    去し、 d)少量の合わせたポリウレタン含有反応混合物を液相
    中で溶剤の不在下、触媒の存在下に200〜300℃お
    よび0.1〜200ミリバールで連続的に熱分解し、反
    応混合物の熱分解されていない成分を、生じる副生成物
    と一緒に除去し、この熱分解されていない成分を副生成
    物と一緒に反応工程a)に再循環させ、 e)熱分解生成物を精溜によって粗製ポリイソシアネー
    ト混合物およびアルコールに分離し、 f)粗製ポリイソシアネートを蒸留によって精製するこ
    とを特徴とする、有機ポリイソシアネートを連続的に製
    造するための多工程法。
  2. 【請求項2】 粗製ポリイソシアネート(f)を蒸留に
    よって精製し、この場合塔頂部留分は反応工程(a)に
    再循環され、側面部留分は本質的に純粋なポリイソシア
    ネートからなり、かつ底部留分は反応工程(a)もしく
    は(d)または(a)および(d)に再循環される、請
    求項1記載の多工程法。
  3. 【請求項3】 相応するジアミンをカルボン酸誘導体お
    よびアルコールと反応させ、ジウレタンを生じさせ、こ
    のポリウレタンを熱分解することによって脂肪族または
    脂環式ジイソシアネートを連続的に製造するための多工
    程法において、 a)脂肪族または脂環式ジアミンを尿素およびアルコー
    ルと、ジアルキルカルボネートおよび/またはアルキル
    カルバメートの存在下または不在下および触媒の存在下
    または不在下で反応させ、ジウレタンを生じさせ、同時
    に生じるアンモニアを除去し、 b)アルコール、ジアルキルカルボネートおよび/また
    はアルキルカルバメートを、生じる反応混合物から除去
    し、有利にこれらのアルコール、ジアルキルカルボネー
    トおよび/またはアルキルカルバメートを反応工程a)
    に再循環させ、 c)ジウレタン含有反応混合物を分割して一部を蒸留に
    よって、ジウレタンおよび相対的に低沸点の副生成物を
    含有する有用な生成物に分離し、次いで反応混合物の他
    の部分と合わせ、価値のない残分を製造過程から除去
    し、 d)少量の合わせたジウレタン含有反応混合物を液相中
    で溶剤の不在下、触媒の存在下に200〜300℃およ
    び0.1〜200ミリバールで連続的に熱分解し、反応
    混合物の熱分解されていない成分を生じる副生成物と一
    緒に除去し、この熱分解されていない成分を副生成物と
    一緒に反応工程a)に再循環させ、 e)熱分解生成物を精溜によって粗製ジイソシアネート
    混合物およびアルコールに分離し、 f)粗製ジイソシアネートを蒸留によって精製すること
    を特徴とする、脂肪族または脂環式ジイソシアネートを
    連続的に製造するための多工程法。
  4. 【請求項4】 粗製ジイソシアネート(e)を蒸留によ
    って精製し、この場合塔頂部留分は反応工程(a)に再
    循環され、側面部留分は本質的に純粋なジイソシアネー
    トからなり、かつ底部留分は反応工程(a)もしくは
    (d)または(a)および(d)に再循環される、請求
    項3記載の多工程法。
  5. 【請求項5】 ジウレタン含有反応混合物(c)を5〜
    50:95〜50の重量比で分割し、かつ反応混合物の
    第1に述べた比較的少量の部分を蒸留によって分離す
    る、請求項3記載の多工程法。
  6. 【請求項6】 生じる反応混合物(b)を、アルコー
    ル、ジアルキルカルボネートおよび/またはアルキルカ
    ルバメートの除去のために1〜40バールから1〜50
    0ミリバールに減圧する、請求項3記載の多工程法。
  7. 【請求項7】 使用される脂肪族ジアミンは、ヘキサメ
    チレン−1,6−ジアミンおよび/またはアルキレン基
    中に6個の炭素原子を有する異性体脂肪族ジアミンであ
    る、請求項3記載の多工程法。
  8. 【請求項8】 使用される脂環式ジアミンは、3−アミ
    ノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミ
    ンである、請求項3記載の多工程法。
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