JPH06210912A - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
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- JPH06210912A JPH06210912A JP12657393A JP12657393A JPH06210912A JP H06210912 A JPH06210912 A JP H06210912A JP 12657393 A JP12657393 A JP 12657393A JP 12657393 A JP12657393 A JP 12657393A JP H06210912 A JPH06210912 A JP H06210912A
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- paper
- thickness
- torque value
- motor
- torque
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Abstract
(57)【要約】
【目的】用紙の厚薄に関係なく円滑搬送できるようにす
る。 【構成】用紙厚検出手段65とトルク値データ記憶手段
13TT(13TV)と駆動制御手段(11,12)と
を設け、用紙Pの厚さを検出しその厚薄に応じて用紙送
りモータ50Mの発生トルク値を高低に自動選択切替え
する構成である。
る。 【構成】用紙厚検出手段65とトルク値データ記憶手段
13TT(13TV)と駆動制御手段(11,12)と
を設け、用紙Pの厚さを検出しその厚薄に応じて用紙送
りモータ50Mの発生トルク値を高低に自動選択切替え
する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送された用紙上に印
字するプリンタに関する。
字するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタに装備される用紙搬送装置の用
紙搬送速度は、所定の印字速度を達成可能な一定値に決
められている。また、発生トルクは印字部への用紙搬送
路の湾曲形状や用紙厚さ等を勘案して決定される。一般
的には、使用が予定される最大厚さの用紙を円滑に搬送
するために必要な最大的トルク値として決定されてい
る。
紙搬送速度は、所定の印字速度を達成可能な一定値に決
められている。また、発生トルクは印字部への用紙搬送
路の湾曲形状や用紙厚さ等を勘案して決定される。一般
的には、使用が予定される最大厚さの用紙を円滑に搬送
するために必要な最大的トルク値として決定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、種々なる用
紙を適用対象とする多様化が進むと、予定した最大厚さ
より一段と厚くあるいは剛性の高い用紙を用いる場合が
多々に生ずる。例えば複数枚が重ねられた綴紙である。
このような場合は、用紙搬送路を通過する際の摩擦抵抗
が過大となるので、トルク不足により円滑な搬送が妨げ
られる。しかし、仮想し得る最大厚さの用紙に合せたト
ルクを常に発生するようにモータ駆動回路を含む用紙搬
送装置を構築しておくと、装置大型化,コスト高はもと
より常時的な消費電力の増大を招く。また、予定した厚
さよりも一段と薄い用紙を用いる場合はトルク過剰とな
り無駄な電力を消費する。
紙を適用対象とする多様化が進むと、予定した最大厚さ
より一段と厚くあるいは剛性の高い用紙を用いる場合が
多々に生ずる。例えば複数枚が重ねられた綴紙である。
このような場合は、用紙搬送路を通過する際の摩擦抵抗
が過大となるので、トルク不足により円滑な搬送が妨げ
られる。しかし、仮想し得る最大厚さの用紙に合せたト
ルクを常に発生するようにモータ駆動回路を含む用紙搬
送装置を構築しておくと、装置大型化,コスト高はもと
より常時的な消費電力の増大を招く。また、予定した厚
さよりも一段と薄い用紙を用いる場合はトルク過剰とな
り無駄な電力を消費する。
【0004】また、一方の要請として一層の印字高速化
の求めが強い。だからと言って、用紙搬送装置を印字ヘ
ッド特性との関係において最大用紙搬送速度で常に運転
可能に構築すると、上記場合と同様な問題を生ずる場合
がある。。
の求めが強い。だからと言って、用紙搬送装置を印字ヘ
ッド特性との関係において最大用紙搬送速度で常に運転
可能に構築すると、上記場合と同様な問題を生ずる場合
がある。。
【0005】かくして、従来は用紙厚さの適用性拡大に
必要な最大的発生トルクと印字高速化のための最高的用
紙搬送速度とを比較考量しかつ汎用性を考慮して、いわ
ば最大的な発生トルクでかつ中間的な用紙搬送速度で用
紙搬送するものと選択決定されている。
必要な最大的発生トルクと印字高速化のための最高的用
紙搬送速度とを比較考量しかつ汎用性を考慮して、いわ
ば最大的な発生トルクでかつ中間的な用紙搬送速度で用
紙搬送するものと選択決定されている。
【0006】ここに本発明の目的は、用紙の厚薄に拘わ
らず安定した用紙搬送を円滑に行えかつ消費電力の軽減
化を達成できるプリンタを提供することにある。
らず安定した用紙搬送を円滑に行えかつ消費電力の軽減
化を達成できるプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙搬送装置
の一部を形成する用紙送りモータおよびそのモータ駆動
回路の特性に着目し、使用する用紙の厚さを検出してそ
の厚薄に応じたモータの発生トルク値を自動選択切替し
て用紙搬送を円滑に行える構成としている。
の一部を形成する用紙送りモータおよびそのモータ駆動
回路の特性に着目し、使用する用紙の厚さを検出してそ
の厚薄に応じたモータの発生トルク値を自動選択切替し
て用紙搬送を円滑に行える構成としている。
【0008】すなわち、本発明に係るプリンタは、前記
モータ駆動回路をトルク可変型に形成し、使用する用紙
の厚さを直接または間接的に検出する用紙厚検出手段
と、用紙厚さとモータのトルク値とを対応させたトルク
値データを記憶するトルク値データ記憶手段と、検出さ
れた用紙厚さに応じたトルク値を選択するとともにモー
タ駆動回路に関与して選択されたトルク値を発生させる
ように駆動制御する駆動制御手段と、を設けたことを特
徴とする。
モータ駆動回路をトルク可変型に形成し、使用する用紙
の厚さを直接または間接的に検出する用紙厚検出手段
と、用紙厚さとモータのトルク値とを対応させたトルク
値データを記憶するトルク値データ記憶手段と、検出さ
れた用紙厚さに応じたトルク値を選択するとともにモー
タ駆動回路に関与して選択されたトルク値を発生させる
ように駆動制御する駆動制御手段と、を設けたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】上記構成による本発明では、用紙厚検出手段が
使用する用紙の厚さを直接または間接的に検出する。す
ると、駆動制御手段がトルク値データ記憶手段を検索し
て検出された用紙厚さに対応するトルク値を選択しかつ
モータ駆動回路に関与して、その用紙を当該選択トルク
値で送るように駆動制御する。したがって、トルク値デ
ータを、用紙が厚い場合は高トルクで運転しかつ薄い場
合には低トルクで運転できるようなデータとして予め設
定記憶させておけば、用紙の厚薄に拘わらず円滑に搬送
できるとともに、装置小型化を図りつついずれの場合で
も消費電力を最少的に抑制した節電運転をすることがで
きる。
使用する用紙の厚さを直接または間接的に検出する。す
ると、駆動制御手段がトルク値データ記憶手段を検索し
て検出された用紙厚さに対応するトルク値を選択しかつ
モータ駆動回路に関与して、その用紙を当該選択トルク
値で送るように駆動制御する。したがって、トルク値デ
ータを、用紙が厚い場合は高トルクで運転しかつ薄い場
合には低トルクで運転できるようなデータとして予め設
定記憶させておけば、用紙の厚薄に拘わらず円滑に搬送
できるとともに、装置小型化を図りつついずれの場合で
も消費電力を最少的に抑制した節電運転をすることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本プリンタは、基本的構造が図2,図3
に示すドットプリンタとされ、かつ図1,図4に示す如
く、用紙厚検出手段65とトルク値データ記憶手段たる
速度データ記憶手段13TVと駆動制御手段(11,1
2)とを設け、用紙Pの厚薄によって最適なトルク値を
発生可能な搬送速度に切替えて運転できるように構成さ
れている。
する。 (第1実施例)本プリンタは、基本的構造が図2,図3
に示すドットプリンタとされ、かつ図1,図4に示す如
く、用紙厚検出手段65とトルク値データ記憶手段たる
速度データ記憶手段13TVと駆動制御手段(11,1
2)とを設け、用紙Pの厚薄によって最適なトルク値を
発生可能な搬送速度に切替えて運転できるように構成さ
れている。
【0011】すなわち、この第1実施例では、用紙送り
モータ50Mをステッピングモータから形成し、モータ
50Mの回転速度つまり搬送速度を選択切替えすること
によって間接的にトルク値を選択切替えするものと形成
されている。
モータ50Mをステッピングモータから形成し、モータ
50Mの回転速度つまり搬送速度を選択切替えすること
によって間接的にトルク値を選択切替えするものと形成
されている。
【0012】図2,図3において、1はフレームで、そ
の側壁面1S,1Sにはキャリアガイドシャフト41と
ローラシャフト51とが渡架されている。印字ヘッド3
0Hは、キャリア45に搭載され、図1に示すキャリア
モータ40M,キャリア駆動回路40および図示しない
スプロケット,タイミングベルト等からなるキャリア駆
動手段によって、キャリアガイドシャフト41に沿って
図2で左右方向に往復移動される。また、ローラ52,
52が装着されたローラシャフト51は、図1に示す用
紙送りモータ50M(モータ駆動回路50)とともに用
紙搬送装置を構成し、用紙Pを所定方向に搬送する。
の側壁面1S,1Sにはキャリアガイドシャフト41と
ローラシャフト51とが渡架されている。印字ヘッド3
0Hは、キャリア45に搭載され、図1に示すキャリア
モータ40M,キャリア駆動回路40および図示しない
スプロケット,タイミングベルト等からなるキャリア駆
動手段によって、キャリアガイドシャフト41に沿って
図2で左右方向に往復移動される。また、ローラ52,
52が装着されたローラシャフト51は、図1に示す用
紙送りモータ50M(モータ駆動回路50)とともに用
紙搬送装置を構成し、用紙Pを所定方向に搬送する。
【0013】用紙送りモータ(ステッピングモータ)5
0Mのモータ回転速度−発生トルク線図は図6に示す通
りである。つまり、速度(トルク)可変型とされてい
る。低速度では高トルクとなり、高速度では低トルクと
なる。なお、図2に示すプラテン35は印字ヘッド30
Hとともに印字部を形成する。図3の55は、湾曲形状
の用紙搬送路(ガイド)である。
0Mのモータ回転速度−発生トルク線図は図6に示す通
りである。つまり、速度(トルク)可変型とされてい
る。低速度では高トルクとなり、高速度では低トルクと
なる。なお、図2に示すプラテン35は印字ヘッド30
Hとともに印字部を形成する。図3の55は、湾曲形状
の用紙搬送路(ガイド)である。
【0014】また、図3に示すギャップGは、使用する
用紙Pの厚さに応じて調整される。すなわち、図2,図
4に示すピン62を介してフレーム1(1S)に回転支
持された調整レバー61を回動することにより偏心カム
機構(図示省略)を駆動して、キャリアガイドシャフト
41つまり印字ヘッド30Hをプラテン35に離隔接近
移動させることによりギャップを調整することができ
る。
用紙Pの厚さに応じて調整される。すなわち、図2,図
4に示すピン62を介してフレーム1(1S)に回転支
持された調整レバー61を回動することにより偏心カム
機構(図示省略)を駆動して、キャリアガイドシャフト
41つまり印字ヘッド30Hをプラテン35に離隔接近
移動させることによりギャップを調整することができ
る。
【0015】かかるプリンタの制御部(10)は、図1
に示す如く、CPU11,ROM12,RAM13,ホ
ストコンピュータとのデータ伝送用インターフェース1
4,入出力ポート15等を含み形成され、入出力ポート
15には印字ヘッド駆動回路30とキャリアモータ駆動
回路40と用紙送りモータ駆動回路50とが接続されて
いる。
に示す如く、CPU11,ROM12,RAM13,ホ
ストコンピュータとのデータ伝送用インターフェース1
4,入出力ポート15等を含み形成され、入出力ポート
15には印字ヘッド駆動回路30とキャリアモータ駆動
回路40と用紙送りモータ駆動回路50とが接続されて
いる。
【0016】ここに、用紙厚検出手段(65)は、使用
する用紙Pの厚さを直接または間接的に検出する手段
で、この実施例では図2,図4に示す間接検出方式とさ
れている。すなわち、ギャップ調整を行う調整レバー6
1の下端部61Eと摺接分離可能に配設された検出スイ
ッチ65A〜65Fからなり、検出信号(S1〜S6)
を出力するものとされている。つまり、用紙厚さをギャ
ップGとして擬制検出するように形成している。
する用紙Pの厚さを直接または間接的に検出する手段
で、この実施例では図2,図4に示す間接検出方式とさ
れている。すなわち、ギャップ調整を行う調整レバー6
1の下端部61Eと摺接分離可能に配設された検出スイ
ッチ65A〜65Fからなり、検出信号(S1〜S6)
を出力するものとされている。つまり、用紙厚さをギャ
ップGとして擬制検出するように形成している。
【0017】次に、速度データ記憶手段13TVは、用
紙厚さと搬送速度とを対応させた速度データを記憶する
手段で、図1に示すRAM13の一部記憶エリアから形
成されている。速度データは、この実施例の場合、検出
スイッチ65FがONとなる最小ギャップつまり最薄用
紙の場合のモータ回転速度が図7に示す最高速度Vf
で、検出スイッチ65AがONとなる最大ギャップつま
り最厚用紙の場合のモータ回転速度が最低速度Vaとな
る6段階とされている。
紙厚さと搬送速度とを対応させた速度データを記憶する
手段で、図1に示すRAM13の一部記憶エリアから形
成されている。速度データは、この実施例の場合、検出
スイッチ65FがONとなる最小ギャップつまり最薄用
紙の場合のモータ回転速度が図7に示す最高速度Vf
で、検出スイッチ65AがONとなる最大ギャップつま
り最厚用紙の場合のモータ回転速度が最低速度Vaとな
る6段階とされている。
【0018】また、駆動制御手段は、検出された用紙厚
さに応じた搬送速度を選択するとともに用紙搬送装置
(50,50M)に関与して選択された搬送速度で用紙
送りするように駆動制御する手段で、図1に示すCPU
11,ROM12とかなり図5のST11〜ST13で
実行される。
さに応じた搬送速度を選択するとともに用紙搬送装置
(50,50M)に関与して選択された搬送速度で用紙
送りするように駆動制御する手段で、図1に示すCPU
11,ROM12とかなり図5のST11〜ST13で
実行される。
【0019】すなわち、用紙搬送の要求がある(ST1
0のYES)と、CPU11は検出ギャップを読取り
(ST11)、速度データ記憶手段13TVを検索して
検出ギャップ(用紙厚さ)に対応する用紙搬送速度(モ
ータ回転速度)を選択する(ST12)。そして、用紙
送りモータ駆動回路50に信号を出力して、当該モータ
回転速度で用紙送りモータ50Mを回転駆動制御する。
以下、印字終了となる(ST14のYES)まで、繰返
される。
0のYES)と、CPU11は検出ギャップを読取り
(ST11)、速度データ記憶手段13TVを検索して
検出ギャップ(用紙厚さ)に対応する用紙搬送速度(モ
ータ回転速度)を選択する(ST12)。そして、用紙
送りモータ駆動回路50に信号を出力して、当該モータ
回転速度で用紙送りモータ50Mを回転駆動制御する。
以下、印字終了となる(ST14のYES)まで、繰返
される。
【0020】かかる構成の実施例では、最大的厚さの用
紙Pに印字する場合は、調整レバー61を傾斜回動操作
してギャップを最大値に調整する。したがって、図4に
示す用紙厚検出手段65の検出スイッチ65AがONと
なる。
紙Pに印字する場合は、調整レバー61を傾斜回動操作
してギャップを最大値に調整する。したがって、図4に
示す用紙厚検出手段65の検出スイッチ65AがONと
なる。
【0021】ここに、用紙搬送要求がある(図5のST
10のYES)と、CPU11は検出スイッチ65Aが
ON(検出信号S1)であることを読取り、速度データ
記憶手段13TVを検索して搬送速度を選択する。選択
された搬送速度(モータ回転速度)は、図7に示す如く
最低速Vaとなり、図6に示すように最大的トルクで運
転がなされる(ST13)。したがって、最大的な厚さ
の用紙Pでも、円滑に搬送できる。
10のYES)と、CPU11は検出スイッチ65Aが
ON(検出信号S1)であることを読取り、速度データ
記憶手段13TVを検索して搬送速度を選択する。選択
された搬送速度(モータ回転速度)は、図7に示す如く
最低速Vaとなり、図6に示すように最大的トルクで運
転がなされる(ST13)。したがって、最大的な厚さ
の用紙Pでも、円滑に搬送できる。
【0022】これに対して、検出スイッチ65FがON
(検出信号S6)となる最小的厚さの用紙Pの場合は、
最小的トルクでかつ最高速Vfで用紙搬送される。した
がって、印字高速化が図れる。
(検出信号S6)となる最小的厚さの用紙Pの場合は、
最小的トルクでかつ最高速Vfで用紙搬送される。した
がって、印字高速化が図れる。
【0023】しかして、この第1実施例によれば、用紙
厚検出手段65とトルク値データ記憶手段たる速度デー
タ記憶手段13TVと駆動制御手段(11,12)とを
設け、用紙Pの厚さを検出しその厚薄に応じて用紙搬送
速度を自動選択切替えすることによって用紙送りモータ
50Mの発生トルク値を選択切替えする構成とされてい
るので、厚い用紙については低速・高トルクとして搬送
の円滑化を達成しかつ薄用紙の場合は高速・低トルクと
して印字高速化を達成するとともに、用紙搬送装置の小
容量化と消費電力の軽減を図ることができる。
厚検出手段65とトルク値データ記憶手段たる速度デー
タ記憶手段13TVと駆動制御手段(11,12)とを
設け、用紙Pの厚さを検出しその厚薄に応じて用紙搬送
速度を自動選択切替えすることによって用紙送りモータ
50Mの発生トルク値を選択切替えする構成とされてい
るので、厚い用紙については低速・高トルクとして搬送
の円滑化を達成しかつ薄用紙の場合は高速・低トルクと
して印字高速化を達成するとともに、用紙搬送装置の小
容量化と消費電力の軽減を図ることができる。
【0024】また、用紙厚検出手段は、ギャップ調整機
構(61)を利用して調整されたギャップGを検出する
検出スイッチ65A〜65Fから形成され、用紙厚さを
間接的に検出するものとされているので、構造簡単で低
コストである。
構(61)を利用して調整されたギャップGを検出する
検出スイッチ65A〜65Fから形成され、用紙厚さを
間接的に検出するものとされているので、構造簡単で低
コストである。
【0025】また、トルク値データ記憶手段たる速度デ
ータ記憶手段13TVはRAM13の一部記憶エリア
(13TV)から形成されているので、速度データを例
えば操作パネル20のキー操作等により書替えできるか
ら、用紙送りモータ50Mの速度−トルク線図や用紙搬
送路55の摩擦抵抗等々に照した最適データとして妥当
性ある運転を行える適用性の広いものとなる。
ータ記憶手段13TVはRAM13の一部記憶エリア
(13TV)から形成されているので、速度データを例
えば操作パネル20のキー操作等により書替えできるか
ら、用紙送りモータ50Mの速度−トルク線図や用紙搬
送路55の摩擦抵抗等々に照した最適データとして妥当
性ある運転を行える適用性の広いものとなる。
【0026】なお、以上の実施例では用紙厚検出手段が
ギャップ検出により間接検出するものと構成されていた
が、当然にセットされた用紙に関与して直接的に用紙の
厚さを検出するものとしてもよい。また、使用する用紙
厚さを操作パネル20のキー操作により入力してRAM
に記憶させておき必要時にCPU11が検索して検出す
るように形成しても実施できる。
ギャップ検出により間接検出するものと構成されていた
が、当然にセットされた用紙に関与して直接的に用紙の
厚さを検出するものとしてもよい。また、使用する用紙
厚さを操作パネル20のキー操作により入力してRAM
に記憶させておき必要時にCPU11が検索して検出す
るように形成しても実施できる。
【0027】また、速度データ記憶手段13TVと駆動
制御手段とは、制御部10の構成要素(11,12,1
3)を利用して構築されていたが、同一機能を発現でき
れば他の構成としてもよい。例えば、図8に示す如く、
用紙送りモータ駆動回路50内に発振周波数可変型の発
振器55と各検出スイッチ65A〜65Fからの検出信
号S1〜S6が入力されるD/Aコンバータ56とを設
け、用紙厚さによって用紙送りモータ50Mの励磁相切
替回路57への切替周波数を自動切替えするように構成
しても実施できる。
制御手段とは、制御部10の構成要素(11,12,1
3)を利用して構築されていたが、同一機能を発現でき
れば他の構成としてもよい。例えば、図8に示す如く、
用紙送りモータ駆動回路50内に発振周波数可変型の発
振器55と各検出スイッチ65A〜65Fからの検出信
号S1〜S6が入力されるD/Aコンバータ56とを設
け、用紙厚さによって用紙送りモータ50Mの励磁相切
替回路57への切替周波数を自動切替えするように構成
しても実施できる。
【0028】(第2実施例)この第2実施例は、用紙の
厚薄に応じて用紙送りモータ50Mの発生トルク値をそ
の電流を切替えることにより直接に選択切替えするもの
と構成している。つまり、第1実施例では図11に2点
鎖線で示すように用紙搬送速度を例えばf1→f2に切
替えることによって間接的にトルク値をT1→T2に選
択切替えしていたのに対して、この第2実施例では例え
ばI1→I2の如く電流切替えによりトルク値をT1→
T2に直接切替えするものと形成されている。
厚薄に応じて用紙送りモータ50Mの発生トルク値をそ
の電流を切替えることにより直接に選択切替えするもの
と構成している。つまり、第1実施例では図11に2点
鎖線で示すように用紙搬送速度を例えばf1→f2に切
替えることによって間接的にトルク値をT1→T2に選
択切替えしていたのに対して、この第2実施例では例え
ばI1→I2の如く電流切替えによりトルク値をT1→
T2に直接切替えするものと形成されている。
【0029】さらに、この第2実施例では、図11に点
線で示すように電流(I)と速度〔周波数f(PP
S)〕との双方を切替え、用紙の厚薄によってより最適
なトルク値を発生できる拡張性を持たせている。
線で示すように電流(I)と速度〔周波数f(PP
S)〕との双方を切替え、用紙の厚薄によってより最適
なトルク値を発生できる拡張性を持たせている。
【0030】さて、この第2実施例は、基本的構成が第
1実施例(図1〜4)と同じとされているが、トルク値
データ記憶手段13TTを図1に2点鎖線で示したRA
M13の一部記憶エリア(13TT)から形成し、図1
0に示すように用紙の厚さ(mm)とトルク値〔設定値
(D7〜D0)〕とを対応させたトルク値データを予め
書込記憶させておくものと形成してある。なお、各紙厚
は、用紙厚検出手段(65)で検出した各ギャップGに
対応するものとされている。
1実施例(図1〜4)と同じとされているが、トルク値
データ記憶手段13TTを図1に2点鎖線で示したRA
M13の一部記憶エリア(13TT)から形成し、図1
0に示すように用紙の厚さ(mm)とトルク値〔設定値
(D7〜D0)〕とを対応させたトルク値データを予め
書込記憶させておくものと形成してある。なお、各紙厚
は、用紙厚検出手段(65)で検出した各ギャップGに
対応するものとされている。
【0031】次に、用紙送りモータ駆動回路50は、図
9に示す如く、モータ相切替ラッチ回路51とモータ電
流制御データ回路52とD/Aコンバータ53と定電流
制御回路54とから構成されている。第1実施例(図
8)の発振器55と励磁相切替回路57とは、定電流制
御回路54に内蔵されている。
9に示す如く、モータ相切替ラッチ回路51とモータ電
流制御データ回路52とD/Aコンバータ53と定電流
制御回路54とから構成されている。第1実施例(図
8)の発振器55と励磁相切替回路57とは、定電流制
御回路54に内蔵されている。
【0032】したがって、駆動制御手段(CPU11,
ROM12)からトルク値データに対応するモータ電流
制御データをモータ電流制御データ回路52に入力すれ
ば、そのデータはD/Aコンバータ53を介して電流値
に変換され、定電流制御回路54の設定電流値としてセ
ットされる。つまり、用紙送りモータ50Mを設定電流
値に対応するトルク値で回転駆動できる。
ROM12)からトルク値データに対応するモータ電流
制御データをモータ電流制御データ回路52に入力すれ
ば、そのデータはD/Aコンバータ53を介して電流値
に変換され、定電流制御回路54の設定電流値としてセ
ットされる。つまり、用紙送りモータ50Mを設定電流
値に対応するトルク値で回転駆動できる。
【0033】かかる構成の第2実施例によれば、図12
に示すように、用紙搬送要求がある(ST20のYE
S)と、駆動制御手段(11,12)を形成するCPU
11は、用紙厚検出手段(65)が検出したギャップG
を読取る(ST21)とともに、図10のトルク値デー
タ記憶手段13TTを検索してギャップ(紙厚)に対す
るトルク値(設定値)を選択(ST22)し、かつ図9
に示すモータ電流制御データ回路52にそのトルク値に
対応するモータ電流制御データをセットする(ST2
3)。
に示すように、用紙搬送要求がある(ST20のYE
S)と、駆動制御手段(11,12)を形成するCPU
11は、用紙厚検出手段(65)が検出したギャップG
を読取る(ST21)とともに、図10のトルク値デー
タ記憶手段13TTを検索してギャップ(紙厚)に対す
るトルク値(設定値)を選択(ST22)し、かつ図9
に示すモータ電流制御データ回路52にそのトルク値に
対応するモータ電流制御データをセットする(ST2
3)。
【0034】したがって、定電流制御回路54は、その
設定電流値を目標として用紙送りモータ50Mを定電流
回転駆動する。つまり、モータ50Mの発生トルク値を
切替える。
設定電流値を目標として用紙送りモータ50Mを定電流
回転駆動する。つまり、モータ50Mの発生トルク値を
切替える。
【0035】しかして、この第2実施例によれば、第1
実施例の場合と同様の作用効果を奏する他、さらにトル
ク値を用紙送りモータ50Mに流す電流の切替えによっ
て直接に選択切替えするものとされているので、一層の
節電を図ることができる。
実施例の場合と同様の作用効果を奏する他、さらにトル
ク値を用紙送りモータ50Mに流す電流の切替えによっ
て直接に選択切替えするものとされているので、一層の
節電を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、用紙厚検出手段とトル
ク値データ記憶手段と駆動制御手段とを設け、用紙の厚
さを検出しその厚薄に応じて用紙送りモータの発生トル
ク値を自動選択切替えする構成とされているので、厚い
用紙については高トルクとして搬送の円滑化を達成しか
つ薄用紙の場合は低トルクとして印字高速化を達成する
とともに、用紙搬送装置の小容量化と消費電力の軽減を
図ることができる。
ク値データ記憶手段と駆動制御手段とを設け、用紙の厚
さを検出しその厚薄に応じて用紙送りモータの発生トル
ク値を自動選択切替えする構成とされているので、厚い
用紙については高トルクとして搬送の円滑化を達成しか
つ薄用紙の場合は低トルクとして印字高速化を達成する
とともに、用紙搬送装置の小容量化と消費電力の軽減を
図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例の制御部を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】同じく、主に機械的構成を説明するための平面
図である。
図である。
【図3】同じく、概略側面図である。
【図4】同じく、用紙厚検出手段を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】同じく、用紙搬送速度を切替えることによるト
ルク値選択切替動作を説明するためのフローチャートで
ある。
ルク値選択切替動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】同じく、用紙送りモータの速度−トルク特性を
説明するための線図である。
説明するための線図である。
【図7】同じく、用紙搬送速度を切替えることによるト
ルク値の選択切替運転を説明するための図である。
ルク値の選択切替運転を説明するための図である。
【図8】同じく、用紙搬送速度の選択切替えの変形例を
説明するための回路図である。
説明するための回路図である。
【図9】第2実施例の用紙送りモータ駆動回路を説明す
るための図である。
るための図である。
【図10】同じく、トルク値データを説明するための図
である。
である。
【図11】同じく、トルク値の選択切替原理を説明する
ための図である。
ための図である。
【図12】同じく、トルク値の選択切替動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
1 フレーム 1S 側壁面 10 制御部 11 CPU(駆動制御手段) 12 ROM(駆動制御手段) 13 RAM 13TV 速度データ記憶手段(トルク値データ記憶手
段) 13TT トルク値データ記憶手段 20 操作パネル 30H 印字ヘッド 35 プラテン 41 キャリアガイドシャフト 45 キャリア 50 用紙送りモータ駆動回路(用紙搬送装置) 50M 用紙送りモータ(用紙搬送装置) 51 ローラシャフト(用紙搬送装置) 52 ローラ(用紙搬送装置) 61 調整レバー 62 ピン 65 用紙厚検出手段 65A〜65F 検出スイッチ
段) 13TT トルク値データ記憶手段 20 操作パネル 30H 印字ヘッド 35 プラテン 41 キャリアガイドシャフト 45 キャリア 50 用紙送りモータ駆動回路(用紙搬送装置) 50M 用紙送りモータ(用紙搬送装置) 51 ローラシャフト(用紙搬送装置) 52 ローラ(用紙搬送装置) 61 調整レバー 62 ピン 65 用紙厚検出手段 65A〜65F 検出スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 モータ駆動回路を含む用紙搬送装置を用
いて搬送された用紙上に印字を行うプリンタにおいて、 前記モータ駆動回路をトルク可変型に形成し、使用する
用紙の厚さを直接または間接的に検出する用紙厚検出手
段と、用紙厚さとモータのトルク値とを対応させたトル
ク値データを記憶するトルク値データ記憶手段と、検出
された用紙厚さに応じたトルク値を選択するとともにモ
ータ駆動回路に関与して選択されたトルク値を発生させ
るように駆動制御する駆動制御手段と、を設けたことを
特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12657393A JPH06210912A (ja) | 1992-11-26 | 1993-05-28 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-316863 | 1992-11-26 | ||
JP31686392 | 1992-11-26 | ||
JP12657393A JPH06210912A (ja) | 1992-11-26 | 1993-05-28 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210912A true JPH06210912A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=26462739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12657393A Pending JPH06210912A (ja) | 1992-11-26 | 1993-05-28 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06210912A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034932A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Brother Ind Ltd | 印字装置 |
JP2016124672A (ja) * | 2014-12-29 | 2016-07-11 | ブラザー工業株式会社 | 搬送装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6458574A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | Toshiba Corp | Printer |
JPH03227672A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-08 | Tokyo Electric Co Ltd | プリンタ |
JPH04238067A (ja) * | 1991-01-21 | 1992-08-26 | Nec Corp | プリンタ装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP12657393A patent/JPH06210912A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6458574A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | Toshiba Corp | Printer |
JPH03227672A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-08 | Tokyo Electric Co Ltd | プリンタ |
JPH04238067A (ja) * | 1991-01-21 | 1992-08-26 | Nec Corp | プリンタ装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034932A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Brother Ind Ltd | 印字装置 |
JP2016124672A (ja) * | 2014-12-29 | 2016-07-11 | ブラザー工業株式会社 | 搬送装置 |
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