JP2003211752A - 給紙方法および給紙制御装置 - Google Patents

給紙方法および給紙制御装置

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JP2003211752A
JP2003211752A JP2002014572A JP2002014572A JP2003211752A JP 2003211752 A JP2003211752 A JP 2003211752A JP 2002014572 A JP2002014572 A JP 2002014572A JP 2002014572 A JP2002014572 A JP 2002014572A JP 2003211752 A JP2003211752 A JP 2003211752A
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Naoki Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送する用紙に合わせて適切な搬送方法で用紙
を搬送することのできる給紙方法および給紙制御装置を
提供する。 【解決手段】用紙制御搬送部52が用紙位置推定制御部
53から用紙の先端位置を取得し、取得した先端位置に
基づいて当該用紙の搬送量を確認し、確認した用紙の搬
送量に基づいて当該用紙を搬送する制御方法を切り替え
る。また、用紙搬送制御部52は、プリント指示受付部
51が受け付けたプリント指示から用紙の長さと種別を
取得し、取得した用紙の長さと種別に基づいて用紙を搬
送する制御方法を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給紙方法および
給紙制御装置に関し、特に、ロール紙から長尺の用紙を
給紙する給紙方法および給紙制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやプロッタ等の画像形成装置で
は、用紙としてロール紙を利用することがある。ロール
紙を利用した場合には、用紙の長さを任意に決定するこ
とができるため、不定形の用紙や長尺の用紙を利用する
場合に便利である。しかしながら、その反面として、ロ
ール紙を利用した場合には、用紙を適切な位置で切断す
る必要がある。
【0003】用紙を切断する場合、画像形成の後に用紙
の排出側で切断することが最も簡単な方法であるが、こ
の場合には、切断後にロール紙を巻き戻す必要があり、
特に、複数種類の用紙を利用する際には、巻き戻しを完
全に行う必要がある。
【0004】これに対して、用紙の切断を画像形成部よ
りも給紙元に近い位置で行う場合には、用紙の巻き戻し
等に要する時間も短く、効率よく用紙の搬送を行うこと
ができる。しかしながら、この場合には、給紙元と画像
形成部との距離よりも長い用紙を利用する際に、形成す
る画像に悪影響を与えることがある。このため、特開平
7−96497号公報記載の画像記録装置や特開平9−
156173号公報記載の画像記録装置においては、搬
送中の用紙をたわませることで、形成する画像への悪影
響を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ロール
紙から長尺の用紙を給紙する場合には、用紙を搬送する
過程でたわみや弛み等を利用して、画像に悪影響を与え
ることなく、用紙を切断している。
【0006】ところで、ロール紙を利用して給紙される
用紙には、様々な長さのものが要求される。このため、
用紙の搬送効率を向上させるには、一つの方法で用紙を
搬送するよりも、要求された用紙の長さに応じて適切な
方法で用紙搬送を行った方が、用紙搬送の効率を向上さ
せることが可能であると考えられる。
【0007】そこで、この発明は、搬送する用紙に合わ
せて適切な搬送方法で用紙を搬送することのできる給紙
方法および給紙制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、画像形成装置への用紙の供給
をロール紙から行うとともに、必要に応じて用紙を弛ま
せた後に該用紙の切断を行う給紙方法において、給紙元
のロール紙からの用紙の搬送量に応じて、該用紙を搬送
する制御方法を切り替えることを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記搬送量は、実際に搬送された用紙の搬送
量であり、前記搬送量が所定量を越えた場合に、前記用
紙の先端部の搬送を停止して該用紙を弛ませることを特
徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記用紙の先端部の搬送を停止した後に、該
用紙の後端部が所定量以上搬送された場合には前記先端
部の搬送を再開し、前記後端部が所定量以上搬送される
前に該搬送量が所望の用紙長に達した場合には該後端部
の搬送を停止することを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項2の発明
において、前記後端部が所定量以上搬送される前に該搬
送量が所望の用紙長に達した場合には、前記後端部の搬
送を停止し、該用紙の切断前、かつ、該用紙の弛みが消
滅する前に、該用紙の先端部の搬送を再開することを特
徴とする。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、前記搬送量は、用紙の搬送前に推定された搬
送量であり、前記搬送量が所定量を超えた場合には、前
記用紙の後端部を該用紙の先端部よりも高速で搬送して
該用紙を弛ませることを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明は、画像形成装置へ
の用紙の供給をロール紙から行うとともに、必要に応じ
て用紙を弛ませた後に該用紙の切断を行う給紙制御装置
において、給紙元のロール紙からの用紙の搬送量を取得
する搬送量取得手段と、前記搬送量取得手段が取得した
搬送量に、前記用紙を搬送する制御方法を切り替える制
御切換手段とを具備することを特徴とする。
【0014】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
において、前記搬送量取得手段は、実際に搬送された用
紙の搬送量を取得し、前記制御切換手段は、前記搬送量
が所定量を越えた場合に、前記用紙の先端部の搬送を停
止して該用紙を弛ませることを特徴とする。
【0015】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
において、前記制御切換手段は、前記用紙の先端部の搬
送を停止してした後に、該用紙の後端部が所定量以上搬
送された場合には前記先端部の搬送を再開し、前記後端
部が所定量以上搬送される前に該搬送量が所望の用紙長
に達した場合には該後端部の搬送を停止することを特徴
とする。
【0016】また、請求項9の発明は、請求項7の発明
において、前記制御切換手段は、前記後端部が所定量以
上搬送される前に該搬送量が所望の用紙長に達した場合
には、前記後端部の搬送を停止し、該用紙の切断前、か
つ、該用紙の弛みが消滅する前に、該用紙の先端部の搬
送を再開することを特徴とする。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項6の発
明において、前記搬送量取得手段は、用紙の搬送前に推
定した用紙の搬送量を取得し、前記制御切換手段は、前
記搬送量が所定量を超えた場合には、前記用紙の後端部
を該用紙の先端部よりも高速で搬送して該用紙を弛ませ
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る給紙方法お
よび給紙制御装置の一実施の形態について、添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、画像形成装置および給紙装置の断
面の概略を示した図である。同図に示すように、画像形
成装置1と給紙装置2、給紙装置3は、積み重ねられて
配置され、用紙を搬送する搬送路10が接続される。
【0020】この構成においては、給紙部11−1、給
紙部11−2、給紙部11−3、給紙部11−4、給紙
部11−5のいずれかから用紙が給紙されることとな
る。給紙部11−1、給紙部11−2、給紙部11−
3、給紙部11−4は、それぞれロール紙を自動給紙
し、給紙部11−5は、カット紙を手動(手差し)給紙
する。
【0021】給紙部11−1、給紙部11−2、給紙部
11−3、給紙部11−4、給紙部11−5のいずれか
から給紙された用紙には、ドラム12でトナーによる画
像が転写され、フューザ13でトナーによる画像が用紙
上に定着される。なお、実際の画像形成処理は、他の図
示しない部位による処理も必要であるが、ここでの説明
は省略する。
【0022】搬送路10には、用紙を搬送するための搬
送ローラ14(14−1乃至14−14)と用紙を検出
するセンサ15(15−1乃至15−18)がそれぞれ
複数設けられており、この他にロール紙である用紙を切
断するカッタ16−1、カッタ16−2が設けられてい
る。
【0023】また、搬送路10には、給紙する用紙を搬
送ローラ14−9とカッタ16−1の距離よりも長く切
断する場合に、カットループ(用紙のたるみ)を生成す
るための開閉バッフル17が設けられている。開閉バッ
フル17は、通常は、図2(a)に示すように閉じられ
ており、搬送路10の一部となっているが、カットルー
プを生成する際には、図2(b)に示すように開かれ
る。
【0024】この構成においては、給紙部11−1から
給紙を行う場合には、まず、搬送ローラ14−7により
用紙が搬送され、以後、順に搬送ローラ14−8、搬送
ローラ14−9により用紙が搬送される。この搬送によ
り、当該用紙の先端がセンサ15−11に検知される
と、搬送ローラ14−9を停止させ開閉バッフル17を
開き、用紙にカットループを生成し、一定の長さのカッ
トループが生成されると再び搬送ローラ14−9を駆動
する。その後、カッタ16−2での用紙の位置が所望の
長さとなると、搬送ローラ14−8および搬送ローラ1
4−7を停止させて、カッタ16−2が用紙を切断す
る。このとき、先に生成したカットループのため、搬送
ローラ14−9を停止させる必要はない。用紙の先端が
センサ15−11に検知された際にカットループを生成
するのは、ドラム12で用紙上への画像の転写が開始さ
れた後には、用紙搬送の速度変更や停止を行うことがで
きないためである。
【0025】同様に、給紙部11−2から給紙を行う場
合には、順に搬送ローラ14−5、搬送ローラ14−
6、搬送ローラ14−8、搬送ローラ14−9により用
紙が搬送される。用紙の切断は、給紙部11−1からの
給紙の場合と同様に、カッタ16−2により行われる。
【0026】また、給紙部11−3から給紙を行う場合
には、順に搬送ローラ14−3、搬送ローラ14−4、
搬送ローラ14−6、搬送ローラ14−8、搬送ローラ
14−9により用紙が搬送される。そして、用紙の先端
がカッタ16−1を越え、その先端とカッタ16−1の
間の長さが所望の用紙の長さに達した場合には、用紙の
搬送を一時停止し、カッタ16−1で用紙を切断する。
また、用紙が所望の長さに達しないうちに当該用紙の先
端がセンサ15−11に検知された場合は、同様にカッ
トループを生成する。
【0027】給紙部11−4から給紙を行う場合も同様
に、順に搬送ローラ14−1、搬送ローラ14−2、搬
送ローラ14−4、搬送ローラ14−6、搬送ローラ1
4−8、搬送ローラ14−9により用紙が搬送され、カ
ッタ16−1で用紙が切断される。
【0028】次に、画像形成装置1による用紙搬送制御
について説明する。図3は、画像形成装置1の制御部の
構成を示した図である。ただし、図3においては、用紙
の搬送制御に関わる部分のみを示している。
【0029】同図に示すように、制御部50は、プリン
ト指示受付部51と用紙搬送制御部52、用紙位置推定
制御部53、ローラ制御部54、センサ検出部55、タ
イマ制御部56を具備して構成される。この制御部50
を構成する各部は、ハードウェアとして構成されてもよ
く、ソフトウェアとして構成されてもよい。
【0030】また、同図中に示すモータ61は、図1に
示した搬送ローラ14(14−1乃至14−14)を駆
動する複数のモータを1つのブロックとして示したもの
で、センサ62は、図1に示したセンサ15(15−1
乃至15−18)のそれぞれを1つのブロックとして示
したものである。タイマ63は、所定の時間を計時する
もので、ハードウェア若しくはソフトウェアにより構成
される。
【0031】プリント指示受付部51は、図示しない上
位装置からのプリント指示を受け付け、プリント指示を
受け付けると用紙搬送制御部52にプリント動作の開始
を依頼する。用紙搬送制御部52は、用紙位置推定制御
部53に対して各種の通知を依頼し、これに対応して通
知される搬送中の用紙の有無や位置等に基づいてローラ
制御部54に搬送ローラ14の回転要求を発する。
【0032】用紙位置推定制御部53は、ローラ制御部
54から通知される搬送ローラ14の回転速度(の変
化)やセンサ検出部55から通知されるセンサ15の用
紙の検知状態(センサのon/off)、タイマ制御部
56に依頼した一定時間の計時結果等に基づいて、搬送
中の用紙位置を推定し、用紙搬送制御部52に通知す
る。
【0033】ローラ制御部54は、用紙搬送制御部52
からの搬送ローラ14の回転要求に基づいて、モータ6
1、つまり、搬送ローラ14を駆動するそれぞれのモー
タの駆動制御を行う。モータの駆動は、画像を形成する
速度、つまり、用紙がドラム12やフューザ13を通過
する際の速度と同等の速度(以下、低速と称する)で用
紙搬送を行う場合と、画像を形成する速度よりも速い速
度(以下、高速と称する)で用紙搬送を行う場合があ
る。
【0034】また、搬送ローラ14−2と14−4、搬
送ローラ14−6と14−8、搬送ローラ14−12と
14−13とドラム12、搬送ローラ14−14とフュ
ーザ13は、それぞれ同一のモータにより駆動されるも
のとする。
【0035】センサ検出部55は、センサ62、つま
り、センサ15のそれぞれの用紙検出状態(センサ出力
のon/off)を取得して、用紙位置推定制御部53
に通知する。
【0036】タイマ制御部56は、用紙位置推定制御部
53からの依頼に基づいて、タイマ63を起動し、タイ
マ63が所定時間を計時すると、その結果を受けて用紙
位置推定制御部53へ所定時間の計時を通知する。
【0037】次に、用紙搬送制御部52による用紙の搬
送制御について説明するが、最初に用紙の切断について
の説明を行う。なお、以下では、説明の便宜上、カット
ループを生成する必要のない長さの用紙を短尺、短尺よ
りも長いがカットループを十分に生成できない長さの用
紙を中尺、中尺を越える長さの用紙を長尺として説明す
る。
【0038】図4は、短尺の用紙を切断する際の用紙の
位置を示した図である。同図においては、給紙部11−
4から給紙される用紙5−4を短尺用紙として、カッタ
16−1で切断する。この場合の短尺用紙とは、ループ
作成位置であるセンサ15−11とカッタ16−1の長
さよりも短い用紙のことである。したがって、短尺用紙
としての切断を行う場合には、カットループを作成する
必要がない。また、給紙部11−3から給紙する用紙5
−3の場合には、センサ15−11とカッタ16−1の
長さよりも短く切断するものが短尺用紙となる。
【0039】図5は、中尺の用紙を切断する際の用紙の
位置を示した図である。同図においては、給紙部11−
4から給紙される用紙5−4を中尺用紙として、カッタ
16−1で切断する。この場合の中尺用紙とは、カット
ループを十分に生成できない長さの用紙である。十分な
長さのカットループとは、用紙を切断する際に搬送ロー
ラ14−8を停止した際に、用紙先端部を搬送する搬送
ローラ14−9等を画像形成の基準となる基準速度で動
作させた場合であっても、その搬送速度差を吸収するた
めの長さである。したがって、中尺用紙の長さも用紙5
−1と用紙5−2の両者は同じ定義となり、用紙5−3
と用紙5−4の両者も同じ定義となるが、用紙5−1と
用紙5−3とでは、異なる定義(長さが異なる)とな
る。
【0040】図6は、長尺の用紙を切断する際の用紙の
位置を示した図である。同図においては、給紙部11−
4から給紙される用紙5−4を長尺用紙として、カッタ
16−1で切断する。この場合の長尺用紙とは、カット
ループを十分に生成できる長さの用紙である。したがっ
て、用紙5−4を切断する際には、搬送ローラ14−8
を停止させているものの、搬送ローラ14−9と搬送ロ
ーラ14−13、搬送ローラ14−14は、基準速度で
動作している。
【0041】次に、カットループの生成時の処理動作に
ついて説明する。図7は、カットループ生成時の処理を
示した図である。
【0042】カットループの生成時の処理としては、中
尺用紙の処理を行う中尺処理と、長尺用紙の処理を行う
もののうち比較的低速で処理を行う長尺低速処理、長尺
用紙の処理を行うもののうち比較的高速で処理を行う長
尺高速処理がある。
【0043】中尺処理においては、カットループの生成
時には、用紙の先端を搬送する搬送ローラ14−9を停
止し、用紙の後端を搬送する搬送ローラ14−8等を動
作させる。このとき、搬送ローラ14−8の搬送速度
は、任意でよい。また、用紙の切断時には、カットルー
プが十分に生成されていないため、用紙の先端を搬送す
る搬送ローラ14−9と、用紙の後端を搬送する搬送ロ
ーラ14−8等をともに停止する。
【0044】長尺低速処理においては、カットループの
生成時には、用紙の先端を搬送する搬送ローラ14−9
を停止し、用紙の後端を搬送する搬送ローラ14−8等
を動作させる。このとき、搬送ローラ14−8の搬送速
度は、任意でよい。また、用紙の切断時には、カットル
ープが十分に生成されているため、用紙の先端を搬送す
る搬送ローラ14−9等を基準速度で動作させ、用紙の
後端を搬送する搬送ローラ14−8等を停止する。
【0045】長尺高速処理においては、カットループの
生成時には、用紙の先端を搬送する搬送ローラ14−9
を基準速度で動作させ、用紙の後端を搬送する搬送ロー
ラ14−8等を基準速度よりも高速で動作させる。ま
た、用紙の切断時には、カットループが十分に生成され
ているため、用紙の先端を搬送する搬送ローラ14−9
等を基準速度で動作させ、用紙の後端を搬送する搬送ロ
ーラ14−8等を停止する。
【0046】このように、用紙の搬送には、カットルー
プの生成処理を含めて様々な種類の処理があるが、用紙
搬送制御部52は、搬送する用紙に合わせてこれらの処
理を適宜切り替えることとなる。
【0047】次に、用紙搬送制御部52による用紙搬送
の全体の制御を説明するが、ここでは、比較的処理が容
易な制御方法と、多少処理が複雑となるが比較的搬送効
率の良い制御方法を説明する。
【0048】最初に、比較的処理が容易な制御方法につ
いて説明する。この制御方法では、用紙の搬送をその搬
送量に基づいて行うため、予め用紙の長さを確認する必
要はない。なお、この場合には、上述した長尺高速処理
を行わない。
【0049】図8は、用紙搬送制御の処理の流れを示す
フローチャートである。用紙搬送制御部52は、給紙要
求が発生すると、ローラ制御部54に対して用紙の搬送
を開始させ(ステップ101)、用紙先端がループ作成
位置であるセンサ15−11の位置に到達するか、カッ
タ16−2(若しくはカッタ16−1)の位置に用紙の
切断位置が到達するのを待つ(ステップ102でNO、
ステップ103でNO)。
【0050】用紙が短尺である場合には、用紙先端がル
ープ作成位置に到達する前に、用紙の切断位置に到達す
るため(ステップ102でYES)、用紙の搬送を停止
する(ステップ104)。そして、用紙の切断を行い
(ステップ105)、切断が完了すると(ステップ10
6でYES)、切断した用紙を再び搬送する(ステップ
107)。
【0051】一方、用紙が中尺である場合には、用紙の
切断位置に到達する前に、用紙先端がループ作成位置に
到達する。したがって、用紙先端がループ作成位置に到
達したら(ステップ103でYES)、用紙の先端を搬
送する搬送ローラ14−9を停止してカットループを生
成する(ステップ108)。しかしながら、用紙が中尺
の場合には、カットループが十分に生成される前に、カ
ッタ16−2(若しくはカッタ16−1)の位置に用紙
の切断位置が到達するので(ステップ109でNO、ス
テップ110でYES)、用紙の後端を搬送する搬送ロ
ーラ14−8等を停止して用紙搬送の全体を停止し(ス
テップ111)、用紙の切断を開始する(ステップ11
2)。そして、用紙の切断が完了する前に、用紙の先端
の搬送が可能となると(ステップ113でYES)、用
紙先端の搬送を開始する(ステップ114)。その後、
切断が完了すると(ステップ106でYES)、切断し
た用紙を再び搬送する(用紙後端の搬送再開による:ス
テップ107)。
【0052】なお、ステップ113で判断している用紙
先端の搬送開始の条件については、後述する。
【0053】また、用紙が長尺である場合には、用紙の
切断位置に到達する前に、用紙先端がループ作成位置に
到達する。したがって、用紙先端がループ作成位置に到
達したら(ステップ103でYES)、用紙の先端を搬
送する搬送ローラ14−9を停止してカットループを生
成する(ステップ108)。そして、カットループが十
分に生成されると(ステップ109でYES)、用紙先
端を搬送する搬送ローラ14−9を再び動作させて用紙
の搬送を再開する(ステップ115)。その後、カッタ
16−2(若しくはカッタ16−1)の位置に用紙の切
断位置が到達すると(ステップ116でYES)、用紙
の後端を搬送する搬送ローラ14−8等を停止し(ステ
ップ117)、用紙の切断を行って(ステップ11
8)、切断が完了すると(ステップ106でYES)、
切断した用紙を再び搬送する(用紙後端の搬送再開によ
る:ステップ107)。
【0054】ここで、ステップ113で判断している用
紙先端の搬送開始の条件について説明する。中尺用紙の
場合、用紙の切断を開始した時点では、十分でないもの
のカットループは生成されている。そのため、生成され
たカットループの分だけ、用紙の切断が終了する前に、
用紙先端の搬送を行うことが可能となる。
【0055】したがって、生成されたカットループをl
x、用紙搬送の基準速度をv0とすれば、用紙後端を停止
したまま、用紙先端を搬送できる時間txは、式1で表さ
れることとなり、用紙の時間に要する時間をTcとすれ
ば、用紙切断を開始した時点からTc-tx後に用紙先端の
搬送を開始することができる。
【0056】
【式1】
【0057】次に、比較的搬送効率の良い制御方法につ
いて説明する。この制御方法では、上述の長尺高速処理
を行うことができるが、少なくとも給紙部11ー1乃至
11−4のそれぞれから搬送ローラ14−8までの各搬
送ローラが高速搬送に対応している必要がある。
【0058】図9は、用紙搬送制御の処理の流れを示す
フローチャートである。用紙搬送制御部52は、給紙要
求が発生すると、当該給紙要求から要求された用紙の用
紙長を確認するとともに(ステップ201)、要求され
た用紙の種別から給紙元を確認する(ステップ20
2)。そして、確認した用紙長と給紙元に基づいて高速
処理が可能であるか否かを判断する(ステップ20
3)。なお、高速処理の可否の判断については、後述す
る。
【0059】高速処理が可能であると判断された場合に
は(ステップ203でYES)、指定された給紙元(給
紙部11−1乃至11−4のいずれか)からの用紙搬送
を開始して(ステップ204)、用紙先端がループ作成
位置であるセンサ15−11の位置に到達するのを待つ
(ステップ205でNO)。
【0060】用紙先端がループ作成位置に到達したら
(ステップ205でYES)、用紙の先端を搬送する搬
送ローラ14−9を基準速度で動作させるとともに用紙
の後端を搬送する搬送ローラ14−8等を基準速度より
も高速度で動作させてカットループを生成する(ステッ
プ206)。
【0061】そして、カットループが十分に生成される
と(ステップ207でYES)、用紙後端を搬送する搬
送ローラ14−8等を基準速度で動作させる(ステップ
208)。その後、上述した場合と同様に用紙の切断処
理等を行って、用紙の搬送処理を終了する。
【0062】一方、高速処理の可否の判断を行った結
果、高速処理が不能であると判断された場合には(ステ
ップ203でNO)、上述した低速処理(図8参照)を
実行する(ステップ209)。
【0063】ここで、ステップ203の高速処理の可否
の判断について説明する。高速処理を行うためには、あ
る程度用紙を搬送する必要がある。その最低搬送量は、
ループ作成位置であるセンサ15−11と用紙を切断す
るカッタ16−2(若しくはカッタ16−1)の間の距
離をd、カットループの最小量をl、カットループを生成
する時間をt、基準搬送速度をv0とすると、d+l+v0tとな
る。したがって、用紙長をLとすると、式2で示される
条件を満たした場合にのみ、高速処理が可能となる。
【0064】
【式2】
【0065】また、カットループの最小量lは、用紙の
切断に要する時間をTcとすれば、式3で表され、カット
ループを生成する時間tは、搬送ローラ14−8等の高
速搬送速度をvとすれば、式4で表される。したがっ
て、式2は、式5のように表されることとなる。
【0066】
【式3】
【式4】
【式5】
【0067】式5から明らかなように、高速処理の可否
を判断するためには、用紙長Lがループ作成位置である
センサ15−11と用紙を切断するカッタ16−2(若
しくはカッタ16−1)の間の距離dに基づいて決定さ
れる値を越えている必要がある。
【0068】例えば、基準速度v0を100mm/s、高速搬送
速度vを200mm/s、用紙切断時間Tcを1s、センサ15−1
1とカッタ16−2の距離d1を150mm、センサ15−1
1とカッタ16−2の距離d2を425mmとすれば、給紙部
11−1若しくは給紙部11−2からの給紙を行う場合
には、その用紙長Lが450mmよりも長い場合に高速処理が
可能でなり、給紙部11−3若しくは給紙部11−4か
らの給紙を行う場合には、その用紙長Lが725mmよりも長
い場合に高速処理が可能であると判断できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、用紙の搬送量に基づいて、用紙を搬送する制御方法
を切り替えるように構成したので、容易な構成で用紙の
長さに応じた適切な制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置および給紙装置の断面の概略を示
した図である。
【図2】開閉バッフルの動作を示した図である。
【図3】画像形成装置1の制御部の構成を示した図であ
る。
【図4】短尺の用紙を切断する際の用紙の位置を示した
図である。
【図5】中尺の用紙を切断する際の用紙の位置を示した
図である。
【図6】長尺の用紙を切断する際の用紙の位置を示した
図である。
【図7】カットループ生成時の処理を示した図である。
【図8】用紙搬送制御の処理の流れを示すフローチャー
ト(1)である。
【図9】用紙搬送制御の処理の流れを示すフローチャー
ト(2)である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 給紙装置 3 給紙装置 5−1〜5−4 用紙 10 搬送路 11−1〜11−5 給紙部 12 ドラム 13 フューザ 14−1〜14−14 搬送ローラ 15−1〜15−18 センサ 16−1、16−2 カッタ 17 開閉バッフル 50 制御部 51 プリント指示受付部 52 用紙搬送制御部 53 用紙位置推定制御部 54 ローラ制御部 55 センサ検出部 56 タイマ制御部 61 モータ 62 センサ 63 タイマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置への用紙の供給をロール紙
    から行うとともに、必要に応じて用紙を弛ませた後に該
    用紙の切断を行う給紙方法において、 給紙元のロール紙からの用紙の搬送量に応じて、該用紙
    を搬送する制御方法を切り替えることを特徴とする給紙
    方法。
  2. 【請求項2】 前記搬送量は、 実際に搬送された用紙の搬送量であり、 前記搬送量が所定量を越えた場合に、前記用紙の先端部
    の搬送を停止して該用紙を弛ませることを特徴とする請
    求項1記載の給紙方法。
  3. 【請求項3】 前記用紙の先端部の搬送を停止した後
    に、該用紙の後端部が所定量以上搬送された場合には前
    記先端部の搬送を再開し、前記後端部が所定量以上搬送
    される前に該搬送量が所望の用紙長に達した場合には該
    後端部の搬送を停止することを特徴とする請求項2記載
    の給紙方法。
  4. 【請求項4】 前記後端部が所定量以上搬送される前に
    該搬送量が所望の用紙長に達した場合には、前記後端部
    の搬送を停止し、該用紙の切断前、かつ、該用紙の弛み
    が消滅する前に、該用紙の先端部の搬送を再開すること
    を特徴とする請求項2記載の給紙方法。
  5. 【請求項5】 前記搬送量は、 用紙の搬送前に推定された搬送量であり、 前記搬送量が所定量を超えた場合には、前記用紙の後端
    部を該用紙の先端部よりも高速で搬送して該用紙を弛ま
    せることを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
  6. 【請求項6】 画像形成装置への用紙の供給をロール紙
    から行うとともに、必要に応じて用紙を弛ませた後に該
    用紙の切断を行う給紙制御装置において、 給紙元のロール紙からの用紙の搬送量を取得する搬送量
    取得手段と、 前記搬送量取得手段が取得した搬送量に、前記用紙を搬
    送する制御方法を切り替える制御切換手段とを具備する
    ことを特徴とする給紙制御装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送量取得手段は、 実際に搬送された用紙の搬送量を取得し、 前記制御切換手段は、 前記搬送量が所定量を越えた場合に、前記用紙の先端部
    の搬送を停止して該用紙を弛ませることを特徴とする請
    求項6記載の給紙制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御切換手段は、 前記用紙の先端部の搬送を停止した後に、該用紙の後端
    部が所定量以上搬送された場合には前記先端部の搬送を
    再開し、前記後端部が所定量以上搬送される前に該搬送
    量が所望の用紙長に達した場合には該後端部の搬送を停
    止することを特徴とする請求項7記載の給紙制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御切換手段は、 前記後端部が所定量以上搬送される前に該搬送量が所望
    の用紙長に達した場合には、前記後端部の搬送を停止
    し、該用紙の切断前、かつ、該用紙の弛みが消滅する前
    に、該用紙の先端部の搬送を再開することを特徴とする
    請求項7記載の給紙制御装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送量取得手段は、 用紙の搬送前に推定した用紙の搬送量を取得し、 前記制御切換手段は、 前記搬送量が所定量を超えた場合には、前記用紙の後端
    部を該用紙の先端部よりも高速で搬送して該用紙を弛ま
    せることを特徴とする請求項6記載の給紙制御装置。
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