JP2010215394A - 印刷装置の給紙機構及び給紙方法 - Google Patents

印刷装置の給紙機構及び給紙方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010215394A
JP2010215394A JP2009066480A JP2009066480A JP2010215394A JP 2010215394 A JP2010215394 A JP 2010215394A JP 2009066480 A JP2009066480 A JP 2009066480A JP 2009066480 A JP2009066480 A JP 2009066480A JP 2010215394 A JP2010215394 A JP 2010215394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
recording medium
paper
unit
paper feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009066480A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Hara
昌史 原
Ryota Yamagishi
亮太 山岸
Hitoshi Arai
仁 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2009066480A priority Critical patent/JP2010215394A/ja
Priority to US12/659,651 priority patent/US9394129B2/en
Publication of JP2010215394A publication Critical patent/JP2010215394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】構造の複雑化を回避し、簡単な構造により省スペース化及びコスト削減を図りつつ、それぞれの給紙経路中における搬送タイミングを調整することができ、かつ、印刷用紙のバックテンションによる搬送騒音を防止する。
【解決手段】通常経路CRのヘッドユニット110上流に配置され、給紙に係る記録媒体を保持し、画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する一対のレジストローラ240a,240bと、レジストローラ240a,240bに至る給紙系搬送路FRと、給紙系搬送路FR側からレジストローラ240a,240bに対し記録媒体を供給する給紙手段とを備え、通常経路CR上を搬送される記録媒体に対するバックテンションに応じて、給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置の給紙機構及び給紙方法に関する。
近年、インクジェット方式等の画像形成装置では、使用される印刷用紙のサイズや種別の多様化に伴い、印刷用紙を供給する給紙経路が、使用される印刷用紙に対応すべく、複数設けられるようになっている。また、画像形成装置では、一般的に、搬送経路上の画像形成部上流にレジストローラを配置し、給紙経路から供給される記録媒体を一時的に保持し、記録媒体を弛ませることによって、搬送経路に対する記録媒体の送出タイミングを調整する機構が採用されている。
ところで、各印刷用紙を画像形成部に搬送する場合、用紙サイズ、用紙種別、及び搬送される給紙経路の距離や屈曲状況等によりそれぞれの搬送条件は異なる。したがって、レジストローラの搬送速度が、その上流側にあるローラの搬送速度よりも大きい場合、上流側のローラが把持した状態でレジストローラが記録媒体を引っ張ることとなり、記録媒体にいわゆるバックテンション(印刷用紙の張り)が生じ、送出タイミング調整のためなどで、レジストローラで発生したたるみが解消するとき、騒音が発生する問題がある。
このバックテンションは、搬送タイミングの遅延、画像位置のずれ、及び用紙ジャムの原因となる可能性があるとともに、搬送タイミングの遅延によって画像形成処理の高速化が妨げられるという問題があった。
これらに応えるべく、従来の技術として、例えば特許文献1に開示された印刷装置がある。この給紙装置ではレジストローラが印刷用紙を搬送する最中に、その搬送経路の上流にある印刷用紙駆動手段により、種々の印刷用紙に対応した搬送速度で印刷用紙を搬送させ、弛みが解消されるのを防止している。
特開2000−108482号公報
しかしながら、近年では、生産性向上の要請から、印刷処理の高速化が進み、給紙経路においても多量の記録媒体を高速で供給しなければならない。ところが、上述したように、レジストローラは、印刷用紙に弛みを持たせてタイミングを計る必要から、起動及び停止が繰り返され、急加速又は急減速が行われる一方で、アシスト側ローラでは、慣性等によりすぐに目的の搬送速度に到達することはできない。このため、上記特許文献1に開示された発明のように単にアシスト側ローラの速度を可変とする制御のみでは、レジストローラの急加速・急減速に追従させることができず、加速途中で弛みが吸収されてしまったり、過度な弛みが形成される可能性がある。その結果、特許文献1に開示された発明では、レジストローラの急加速又は急減速時に、急激な弛みの解消や、過度な弛み形成が起こり、適切に騒音を解消することができなかった。
特に、いわゆる両面印刷を可能とする印刷装置においては、再給紙ローラの上流側において、スイッチバックローラを備え、スイッチバック機能を有している。両面印刷時では、通常搬送経路から、搬送された印刷用紙がスイッチバックローラにより反転され、再給紙ローラを経由して、レジストローラに送り出されている。したがって、上記特許文献1においては、レジストローラ及び給紙ローラでのみ、搬送速度を制御しているので、給紙ローラとスイッチバックローラとの搬送速度に差異が生じてしまい、給紙ローラとスイッチバックローラ間においても、印刷用紙の張り音の発生が生じるという問題がある。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、両面印刷を可能とするスイッチバック機能を有する印刷装置の給紙機構において、各種の印刷用紙に適度な弛みを形成させ、弛み解消時の騒音を防止することができ、かつ、搬送経路中における用紙間隔を確保して、印刷速度の高速化を実現することができる印刷装置の給紙機構及び給紙方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置の給紙機構であって、搬送経路の一部を形成し、記録媒体を供給する給紙経路から画像形成部を経て、排紙経路へ至る通常経路と、通常経路に分岐接続され、通常経路から記録媒体が受け渡されて、搬送機構を正転及び逆転させることにより記録媒体を往復させて通常経路に戻すことにより記録媒体の表裏を反転させる反転経路と、通常経路の画像形成部上流に配置され、記録媒体を保持し、画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する一対のレジストローラと、反転経路からレジストローラに至る再給紙経路において、レジストローラに対し記録媒体を供給する給紙手段と、記録媒体に対する給紙手段からの張力に応じて、給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御するアシスト制御部とを有する。
また、他の発明は、搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置の給紙機構であって、搬送経路の一部を形成し、記録媒体を供給する給紙経路から画像形成部を経て、排紙経路へ至る通常経路と、通常経路に分岐接続され、通常経路から記録媒体が受け渡されて、搬送機構を正転及び逆転させることにより記録媒体を往復させて通常経路に戻すことにより記録媒体の表裏を反転させる反転経路と、通常経路の画像形成部上流に配置され、記録媒体を保持し、画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する一対のレジストローラと、反転経路からレジストローラに至る再給紙経路において、レジストローラに対し記録媒体を供給する給紙手段とを備え、搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置における給紙方法であって、以下の処理を行うことを特徴とする。
(1)予め給紙経路の搬送条件を経路情報記憶部に記憶しておき、
(2)レジストローラの加減速度に関する情報を取得し、経路情報記憶部に記憶された搬送条件を照合し、該レジストローラと給紙手段との間における記録媒体の弛み量を、アシスト条件算出部においてアシスト条件として算出し、
(3)アシスト条件に基づいて、給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御する。
これらの発明によれば、給紙手段からレジストローラに対して記録媒体を供給するいわゆるアシスト動作時において、レジストローラの加速度・減速度を取得するとともに、再給紙経路固有の搬送条件を加味して記録媒体の弛み量を算出し、これに基づいて給紙手段の動作速度又は動作加速度を調整するため、レジストローラの起動や停止、急加速や急減速などの挙動に同期させて、給紙手段の相対的な速度や加速度を適正に調節することができる。この結果、再給紙経路における記録媒体に作用するバックテンションを解消させることができ、弛みが解消される際に発生する騒音を低減できる。
上記発明において、再給紙経路は、他の給紙経路と合流してレジストローラに至るように形成され、アシスト制御部は、再給紙経路又は他の給紙経路におけるそれぞれの張力に応じて給紙手段の制御を切り換えることが好ましい。この場合には、複数の経路が集合されて構成された給紙経路において、各経路に固有の搬送条件に応じて適宜アシスト制御の動作を変更するため、より適正にバックテンションを低減できる。
上記発明において、記録媒体に対する張力は、再給紙経路又は他の給紙経路の長さ、屈曲数、又はローラの数の少なくとも1つに応じて決定されることが好ましい。この場合には、給紙経路の長さ、給紙経路の屈曲数、又はローラの数など、給紙経路に固有の搬送条件に応じて給紙手段のアシスト制御を行うため、より適正にバックテンションを低減できる。
上記発明において、画像形成において、前記記録媒体の搬送スケジュールを決定するスケジューリング部をさらに備え、アシスト制御部は、スケジューリングに従って給紙手段からの張力を決定し、この決定に応じて、再給紙経路における給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御することが好ましい。
この場合には、反転経路を経由して表裏が反転された用紙を、表面を印刷する用紙の間に挿入し、表面の印刷と裏面の印刷とを並行させるようにスケジューリングすることによって、両面印刷時の生産性を向上させるとともに、再給紙経路における記録媒体に作用するバックテンションを解消させることができ、弛みが解消される際に発生する騒音を低減できる。なお、上記搬送スケジュールには、例えば、表面に印刷を行う用紙、及び反転経路を経て表裏が反転された用紙の給紙、画像形成及び搬送に関する速度、タイミング、搬送方向などが含まれる。
以上述べたように、この発明によれば、スイッチバック機構を備えた印刷装置の給紙機構において、各種の印刷用紙に適度な弛みを形成させ、弛み解消時の騒音を防止することができ、かつ、搬送経路中における用紙間隔を確保して、印刷速度の高速化を実現することができる。
実施形態に係る印刷装置の印刷用紙搬送経路の概要を示す概略図である。 実施形態に係る給紙系搬送路、通常経路、及び反転経路を模式的に示した説明図である。 実施形態に係る通常経路、及び反転経路を模式的に示した説明図である。 実施形態に係る給紙機構の合流点付近を拡大して示す側面図である。 実施形態に係る演算処理部及びその周辺装置の搬送制御に関するモジュールを示すブロック図である。 実施形態に係る搬送駆動制御部及びその周辺装置の搬送制御に関するモジュールを示すブロック図である。 実施形態に係る演算処理部の搬送制御に関するモジュールを示すブロック図である。 実施形態に係るアシスト制御の概要を示すフローチャート図である。 (a)は、実施形態に係る静音アシストモードによる制御を示すタイムチャート図であり、(b)は、搬送アシストモードによる制御を示すタイムチャート図である。 実施形態に係る再給紙アシストモードによる制御を示すタイムチャート図である。 実施形態に係る再給紙アシストモードによる制御を示すタイムチャート図である。 実施形態に係る静音アシストモードによる制御を示すフローチャート図である。 実施形態に係る搬送アシストモードによる制御を示すフローチャート図である。 実施形態に係る再給紙アシストモードによる制御を示すフローチャート図である。
(印刷装置の全体構成)
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る印刷装置100の印刷用紙搬送経路の概要を示す図であり、図2A及び図2Bは、給紙系搬送路FR、通常経路CR、及び反転経路SRを模式的に示した図である。なお、図中、駆動部を構成するローラの個数は適宜省略している。
本実施形態では、印刷装置100は、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト上の記録用紙上に複数の画像を互いに重なり合うように形成するインクジェット方式のラインカラープリンタを例に説明する。
図1に示すように印刷装置100は、環状の搬送経路上を搬送される用紙表面に画像を形成する装置であり、搬送経路は、用紙を供給する給紙系搬送路FRと、この給紙系搬送路FRからヘッドユニット110を経て排紙経路DRへ至る通常経路CRと、通常経路CRに分岐接続された反転経路SRとから概略構成されている。
給紙系搬送路FRにおいて、印刷用紙の供給を行う給紙機構としては、筐体側面の外部に配設されたサイド給紙トレイ120と、筐体内部に設けられた複数の給紙トレイ(130a、130b、130c、130d)とが備えられている。また、印刷済みの印刷用紙を排出する排紙機構として排紙口140を備えている。
サイド給紙トレイ120、給紙トレイ130のいずれかの給紙機構から給紙された印刷用紙は、ローラ等の駆動機構によって筐体内の給紙系搬送路FRに沿って搬送され、印刷用紙の先頭部分の基準位置であるレジスト部Rに導かれる。そして、このレジスト部Rのレジストローラに対し、これより上流の各ローラ駆動によって記録媒体の供給動作(アシスト動作)が行われる。
一方、レジスト部Rの搬送方向側には、複数の印字ヘッドを備えたヘッドユニット110が設けられている。印刷用紙は、ヘッドユニット110の対向面に設けられた搬送ベルト160によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、各印字ヘッドから吐出されたインクによりライン単位で画像形成される。
印刷済みの印刷用紙は、さらに、ローラ等の駆動機構によって通常経路CR上を搬送される。印刷用紙の片側の面のみに印刷を行う片面印刷の場合は、そのまま排紙経路DRを経て、排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙台150に印刷面を下にして積載されていく。排紙台150は、筐体から突出したトレイ形状をしており、ある程度の厚みを有している。排紙台150は傾斜しており、傾斜の下位置に形成された壁により、排紙口140から排紙された印刷用紙が自然に整えられて重なっていくようになっている。
一方、印刷用紙の両面に印刷を行う両面印刷の場合は、表面(最初に印刷される面を「表面」、次に印刷される面を「裏面」とする)印刷終了時には排紙経路DR側に導かれずに、さらに筐体内を搬送され、反転経路SRに送出される。この排紙経路DRと反転経路SRとの分岐点には、裏面印刷用に搬送路を切り替えるための切替機構170が設けられており、切替機構170によって排出経路へ送出されなかった印刷用紙は、反転経路SRに引き込まれる。
この反転経路SRでは、通常経路CRから用紙が受け渡され、用紙を往復させることにより用紙の表裏を反転させる、いわゆるスイッチバックを行う。そして、ローラ等の駆動機構によって、切替機構172を経由して給紙経路FR3を通じて通常経路CRに戻され、レジスト部Rを経て再給紙され、表面と同様の手順によって裏面の印刷が行われる。その後、裏面の印刷が行われ、両面に画像が形成された印刷用紙は、排紙経路DRを通じて排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙台150に積載されていく。
なお、本実施形態では、両面印刷時におけるスイッチバックを、排紙台150内に設けられた空間を利用して行うようにしている。排紙台150内に設けられた空間は、スイッチバック時に印刷用紙が外部から取り出せないように覆われた構成となっている。
印刷装置100では、給紙された印刷用紙の先頭部分の基準位置となるレジスト部Rに、両面印刷時に片面印刷済みの印刷用紙も再給紙されてくる。このため、レジスト部Rの直前部分には、新規に給紙される印刷用紙の給紙経路と、裏面印刷の用紙が循環して搬送されてくる再給紙経路とが合流する合流点214が形成される。そして、レジスト部Rは、給紙系搬送路FRと通常経路CRとの合流点214下流側において、用紙の送り出しを行う。
また、本実施形態においては、ある印刷用紙を給紙した後、その印刷用紙に印刷が施され排紙されるのを待って次の印刷用紙を給紙するのではなく、スケジューリングにより、先行する印刷用紙が排紙される前に、後続の印刷用紙を給紙して、所定の間隔で連続的に印刷することができるようになっている。したがって、両面印刷時の通常のスケジューリングでは、表面の用紙を給紙する際に、反転経路SRから戻ってきた用紙が挿入される位置を確保するように、予めスペースを確保しておく。これにより、本装置では、表面の印刷と裏面の印刷とを並行させることができ、片面印刷時に対して1/2の生産性を確保することができる。
前記搬送ベルト160は、通常経路CRにおいて、ヘッドユニット110に対向する面の前端及び後端に配設された駆動ローラ161及び従動ローラ162に掛け渡されており、図1中、時計回り方向に回転移動する。また、搬送ベルト160の上面には、そのベルト移動方向に沿って、4色のインクヘッドが並べて配置され、複数の画像を互いに重なり合うようにしてカラー画像を形成するヘッドユニット110が対向配置されている。
さらに、図1に示すように、印刷装置100には、演算処理部330が備えられている。この演算処理部330は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理部330には、操作パネル340が接続されており、この操作パネル340を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
(給紙機構)
本実施形態において、上述した給紙系搬送路FRは、本発明に係る給紙機構を備えている。図3は、本実施形態に係る給紙機構の合流点付近を拡大して示す側面図である。
同図に示すように、給紙機構は、上述した給紙系搬送路FR中に設けられ、レジスト部Rに印刷用紙を送出する機構であり、本実施形態では、装置本体下部に備えられた給紙トレイ130(130a、130b、130c、130d)から新規に給紙を行うための給紙経路FR1と、サイド給紙トレイ120から新規に給紙を行うための給紙経路FR2と、反転経路SRから再給紙を行うための給紙経路FR3が合流点214で集合され、この合流点214を経て、各給紙経路FR1〜FR3からレジスト部Rへ用紙が供給される。
レジスト部Rでは、レジスト駆動部240が、通常経路CRにおけるヘッドユニット110の上流に配置されており、このレジスト駆動部240を構成する上下のレジストローラ240a,240bにより、給紙系搬送路FR側から通常経路CRに進入してくる記録媒体を一時的に保持し、ヘッドユニット110に対する印刷用紙の送出タイミングを調整している。
合流点214には、上下一対のガイド部材210a,210aによって、下流のレジスト部Rに向かって先細りとなるように挟まれた集合経路が形成され、合流点214に臨むように、各給紙経路FR1〜FR3が配置されている。また、これら給紙経路FR1〜FR3は、合流点214の上流側に、給紙に係る記録媒体を弛ませる拡幅部211,212及び213をそれぞれ有している。
詳述すると、給紙経路FR1は、ガイド部材210eと210fとによって、合流点214に向かって先細りとなるように挟まれて形成され、記録媒体が下方から上方へと送り出される経路であり、ガイド部材210e及び210fが下方に向けて拡開することにより形成された拡幅部211を有している。この拡幅部211の下方には、中間搬送ローラ295が備えられ、この中間搬送ローラ295によって上方へ送り出された印刷用紙は、前述した送出タイミングの調整や用紙先端の斜行補正のために、その先端がレジストローラ240a,240bに当接されることにより、拡幅部211で弛みを生じるようになっている。さらに、その中間搬送ローラ295の下方には、搬送ローラ290(290a、290b、290c…)が備えられ、この搬送ローラ290(290a、290b、290c…)により、記録媒体が下流に向かって送り出され、中間搬送ローラ295の位置まで搬送される。
給紙経路FR2は、ガイド部材210dと210cとによって、合流点214に向かって先細りとなるように挟まれて形成され、用紙が斜め上方に送り出される経路であり、ガイド部材210d及び210cが搬送方向上流に向かって拡開することにより形成された拡幅部212を有している。この拡幅部212のさらに上流には、一次給紙ローラ220が備えられ、この一次給紙ローラ220によるピックアップにより、記録媒体が下流に向かって送り出され、その先端がレジストローラ240a,240bに当接されることにより、拡幅部212で弛みを生じるようになっている。なお、本実施形態では、給紙経路FR2において、サイド給紙トレイ120からレジストローラ240a,240bまでの距離は、少なくともA4サイズの長さよりも短い距離となっている。
給紙経路FR3は、ガイド部材210bと210cとによって、合流点214に向かって先細りとなるように挟まれて形成され、記録媒体が斜め下方に送り出される経路であり、ガイド部材210b及び210cが上流側斜め上方に向かって拡開することにより形成された拡幅部213を有している。この拡幅部213の上方には、反転経路SRの駆動機構が備えられ、この駆動機構による再給紙により、用紙が下方に向かって送り出され、その先端がレジストローラ240a,240bに当接されることにより、拡幅部213で弛みを生じるようになっている。この反転経路SRの駆動機構としては、スイッチバックローラ281と、再給紙ローラ282とが含まれる。また、反転経路SR及び給紙経路FR3には、スイッチバックローラでの記録媒体の通過を検知するセンサ514と、再給紙ローラの記録媒体の通過を検知する用紙検出センサ513とが設けられている。
そして、本実施形態では、合流点214の上流において、各給紙経路相互の合流点が一致しないように、給紙経路FR1〜FR3における用紙の搬送を規制するガイド部材215が備えられている。具体的に、このガイド部材215は、プラスチックやアクリルなど、軟質性の樹脂製シート状部材であり、給紙経路FR1とFR2との合流点が最下流に位置するように、給紙経路FR1とFR2とを画成しているガイド部材210dの下流側先端を延長させるように取り付けられている。
一方、経路FR2において、サイド給紙トレイ120には、印刷用紙が複数枚積層されて収納され、この積層された印刷用紙を送出するために一次給紙ローラ220が設けられている。この一次給紙ローラ220は、下流側のピックアップローラ220bと、上流側のピックアップローラ220aとから構成され、回転駆動することによって積層された印刷用紙のうち、最上位の印刷用紙をレジスト部Rに対して送出する。
(搬送制御機構)
各搬送経路における搬送駆動制御は、上述した演算処理部330によって行われる。図4、図5及び図6は、演算処理部330及びその周辺装置の搬送制御に関するモジュールを示すブロック図である。なお、説明中に用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
図4に示すように、搬送制御機構に係るモジュールとしては、上記演算処理部330の他、用紙検出モジュール群500と、各駆動部を制御する搬送駆動制御部350とが備えられている。
(1)用紙検出モジュール群
用紙検出モジュール群500は、搬送に係る記録媒体に関する情報を取得するモジュール群であり、用紙検出センサ511〜514と、紙質検出機構520と、用紙サイズ検出機構530を備えている。
用紙検出センサ511〜514は、図2A及びBに示すように、各給紙経路FR1〜FR3及び反転経路SRにそれぞれ配置され、給紙に係る記録媒体10の有無(通過)を検出したり、記録媒体10のサイズ、種類又は厚さを検出するセンサである。検出されたデータは、演算処理部330へ送出される。なお、本実施形態では、用紙検出センサとして反射式センサや透過式センサ、その他の種々のセンサを用いることができる。
紙質検出機構520は、給紙系搬送路FRにおいて搬送対象となっている用紙の種類を取得するモジュールである。この紙質検出機構520は、ユーザーが行うプリンタドライバや操作パネル340における用紙設定、印刷装置100内にある給紙圧設定レバーの設定、各センサにおける透過率などを読み出すことによって、搬送処理に係る用紙の種別を取得し、取得した用紙種別データを演算処理部330へ送信する。
用紙サイズ検出機構530は給紙系搬送路FRにおいて搬送対象となっている用紙のサイズを取得するモジュールである。この用紙サイズ検出機構530は、ユーザーが行うプリンタドライバや操作パネル340における用紙設定、印刷装置100内にある給紙トレイの用紙サイズセンサ、各搬送経路のセンサの通過時間などを読み出すことによって、搬送処理に係る用紙のサイズを取得し、取得した用紙種別データを演算処理部330へ送信する。
なお、プリンタドライバは、例えば本印刷装置をネットワークプリンタのように利用する場合に、ネットワーク上の各クライアントPCで実行されるアプリケーション又はミドルウェアであり、このプリンタドライバは、LANなどの通信インターフェースを通じて、印刷装置100に対して印刷データ及び実行命令を送信することができる。本実施形態において、このプリンタドライバでは、用紙の種類を設定するインターフェースが備えられており、ユーザーは、このインターフェース上で項目を選択することにより、用紙の種類を選択することができる。紙質検出機構520や用紙サイズ検出機構530では、この用紙の種類の選択に応じて、用紙種別や用紙厚、用紙サイズなどの情報が取得される。
(2)搬送駆動制御部
搬送駆動制御部350は、図5に詳細に示すように、各搬送経路の搬送を制御する各制御部351〜355を含むモジュール群であり、演算処理部330から送信されたデータを受信し、このデータを基に搬送経路内における各駆動部を制御する。
上記搬送経路に係る駆動部としては、レジストローラ240a,240bのモータ駆動部と、中間搬送ローラ295のモータ駆動部と、一次給紙ローラ220のモータ駆動部と、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282のモータ駆動部と、給紙経路上流の搬送ローラ290の搬送モータ駆動部とが含まれている(図1参照)。
レジストローラ240a,240bのモータ駆動部は、搬送経路の画像形成部上流に配置され、一対のローラにより給紙に係る記録媒体10を保持し、画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する駆動手段である。
中間搬送ローラ295のモータ駆動部は、筐体内部に設けられた複数の給紙トレイ(130a、130b、130c、130d)から、レジスト部Rへと連通する給紙経路FR1の合流点近傍に配置され、一対のローラにより給紙に係る記録媒体10を狭持し、記録媒体10を合流点214へ搬送する駆動手段である。
一次給紙ローラ220のモータ駆動部は、印刷装置100側面の外部に露出したサイド給紙トレイ120から、レジスト部Rへと連通する給紙経路FR2内において、サイド給紙トレイ120に積載された記録媒体10をピックアップし、合流点214へ搬送する駆動手段である。
スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282のモータ駆動部は、いわゆる反転経路SRから用紙を反転させて再給紙経路FR3に搬送された記録媒体10を一対のローラにより狭持し、合流点214へ搬送する駆動手段である。
搬送ローラ290の搬送モータ駆動部は、筐体内部に設けられた複数の給紙トレイ(130a、130b、130c、130d)から、レジスト部Rへと連通する給紙経路FR1の上流側に配置され、一対の搬送ローラ(290a、290b、290c、290d)により記録媒体10を狭持し、中間搬送ローラ295の位置にまで搬送する駆動手段である。
そして、本実施形態において、これらの各駆動部は、搬送駆動制御部350に備えられた制御部351〜355により、それぞれ独立して制御されている。この搬送駆動制御部350は、レジストモータ駆動制御部351と、中間搬送モータ駆動制御部352と、一次給紙モータ駆動制御部353と、反転・再給紙モータ駆動制御部354と、搬送モータ駆動制御部355を備えている。
具体的には、レジストモータ駆動制御部351は、レジスト駆動部240の動作の開始及び停止や、その動作速度を制御するモジュールであり、立ち上げ時の加速度と減速時の減速加速度を制御する加速度制御部351aを備えている。中間搬送モータ駆動制御部352は、中間搬送ローラ295の動作の開始及び停止や、その動作速度を制御するモジュールであり、立ち上げ時の加速度と減速時の減速加速度を制御する加速度制御部352aを備えている。搬送モータ駆動制御部355は、搬送ローラ290の動作の開始及び停止や、その動作速度を制御するモジュールである。一次給紙モータ駆動制御部353は、一次給紙ローラ220の動作の開始及び停止や、その動作速度を制御するモジュールであり、立ち上げ時の加速度と減速時の減速加速度を制御する加速度制御部353aを備えている。
また、反転・再給紙モータ駆動制御部354は、再給紙ローラ282の動作の開始及び停止や、その動作速度を制御するモジュールであり、立ち上げ時の加速度と減速時の減速加速度を制御する加速度制御部354aを備えている。なお、この反転・再給紙モータ駆動制御部354は、少なくとも反転経路SRにおける搬送速度、スイッチバック動作の停止時間、又は反転経路における送り量のいずれか一つを制御することによって、スイッチバック動作の所要時間の調整をすることができる。
(3)演算処理部
そして、本実施形態におけるアシスト制御は、演算処理部330によって、各経路における搬送条件、及び用紙種別に基づいて、各駆動部の動作を制御することにより行われる。
図6に詳細に示すように、演算処理部330は、主として、ジョブデータ受信部331と、用紙種別取得部332と、操作信号取得部333と、アシスト制御部338と、スケジューリング部337と、画像処理部336と、アシスト条件算出部335と、経路情報記憶部334とを備えている。
ジョブデータ受信部331は、一連の印刷処理単位であるジョブデータを受信する通信インターフェースであり、受信したジョブデータに含まれるデータをスケジューリング部337及び画像処理部336に受け渡すモジュールである。ここでの通信としては、例えば、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANの他、赤外線通信等の近距離通信も含まれる。
画像処理部336は、画像処理に特化したデジタル信号処理を行う演算処理装置であり、印刷に必要な画像データの変換等を行い、印刷を実行するモジュールである。この画像処理部336は、画像形成制御部336a、色変換回路336bとを備えている。色変換回路336bは、RGB印刷画像をCMYK印刷画像に変換する回路であり、各色についての印刷画像に基づいて、画像形成制御部336aに印刷を実行させる。画像形成制御部336aは、各色のインクヘッドの駆動や、搬送経路の駆動手段の動作を制御し、画像形成処理全体を制御するモジュールであり、スケジューリング部337によるスケジューリングに従ったタイミング及び印字速度で画像形成を行う。
操作信号取得部333は、操作パネル340からユーザーによる操作信号を受信するモジュールであり、受信した操作信号を解析し、ユーザー操作に応じた処理を他のモジュールに実行させる。特に、本実施形態において、この操作信号取得部333は、操作パネル340、又は通信インターフェース341を通じて接続されたプリンタドライバなどから、ユーザーがアシスト処理を実行するか否かの指示操作や設定操作、又は用紙設定を受け付ける。この操作信号取得部333で受信されたアシスト制御の要否や条件は、アシスト条件算出部335に入力され、用紙設定は用紙種別取得部332に入力される。
用紙種別取得部332は、上記用紙検出モジュール群500や操作信号取得部333によって検出された、給紙に係る記録媒体10のサイズ、種類又は厚さ等の用紙種別データとして取得するモジュールである。そして、用紙種別取得部332は、印刷処理に際し、取得した用紙種別データをアシスト条件算出部335に送信する。
経路情報記憶部334は、各給紙経路の搬送条件を記憶し、印刷処理に際し、選択された搬送経路に応じた搬送条件データをアシスト条件算出部335へ送信するモジュールである。この搬送条件には、給紙経路の長さ、給紙経路の屈曲数、又はローラの数が含まれ、さらに搬送時におけるレジストローラの加速度・減速度が対応付けられて記憶されている。
アシスト条件算出部335は、搬送条件に含まれるレジストローラ240a,240bの加速度・減速度を取得するとともに、用紙種別を加味して、レジストローラ240a,240bと各給紙系搬送路FRにおける給紙手段との間における記録媒体10の弛み量を調節するアシスト条件を算出するモジュールである。具体的に、アシスト条件算出部335は、給紙経路固有の搬送条件として、経路情報記憶部334に記憶された複数の給紙系搬送路FRにおけるそれぞれの搬送条件を照合し、また、用紙種別取得部332が取得した用紙種別に基づいて、各経路のアシスト条件を算出する。
ここで、アシスト条件は、各給紙手段の動作速度又は動作加速度をレジストローラ240a,240bの起動や停止、急加速や急減速などの挙動に同期させ、各駆動部の相対的な速度や加速度を適正に調節する制御データである。また、アシスト条件算出部335は、スケジューリング部337におけるスケジュールを照合し、どのような記録媒体がどのタイミングで、どの給紙経路から供給されるかを照合し、記録媒体毎に搬送条件を読み出し、記録媒体毎に算出したアシスト条件をアシスト制御部338へ通知する。
スケジューリング部337は、ジョブデータに基づいて、画像形成の速度、及び各駆動部の動作速度又は動作加速度、順序及びタイミングを決定するモジュールである。このスケジューリング部337によって決定されたスケジュールに基づいて、画像形成制御部336a及び搬送駆動制御部350は、画像形成処理及び搬送動作を実行する。また、このスケジューリング部337によって決定されたスケジュールは、アシスト制御部338にも入力される。
アシスト制御部338は、記録媒体毎のアシスト条件に基づいて、各駆動部の制御を切り換え、各駆動部の動作速度又は動作加速度を制御するモジュールである。具体的には、アシスト制御部338は、アシスト条件算出部335による算出結果、及びスケジューリング部337のスケジューリングに応じて、各駆動部の動作速度又は動作加速度をレジストローラ240a,240bの起動や停止、急加速や急減速などの挙動に同期するよう相対的な速度や加速度に調節する。そして、アシスト制御部338は、その制御データを搬送駆動制御部350に送り出し、搬送駆動制御部350では、スケジュールに従ったアシスト制御を実行すべく、アシスト条件算出部335で算出されたアシスト条件を照合しつつ、給紙系搬送路FR内の駆動制御を実行する。
(搬送制御方法)
以上の構成を有する搬送制御機構を動作させることによって、本発明の搬送制御方法を実施することができる。図7は、本実施形態に係るアシスト制御の概要を示すフローチャート図である。
同図に示すように、本実施形態に係るアシスト制御では、各給紙経路における給紙機構の動作速度を、それぞれの経路におけるバックテンションの大きさに対応した速度及び加速度に調整することで、レジストローラ240a,240bと各駆動部との間における記録媒体10の弛み量を維持する。そして、本実施形態では、複数の経路におけるバックテンションの大きさを特定する各搬送条件に基づいて、各経路のアシスト条件を算出し、経路毎のアシスト条件に従ってアシストモードを切り替える。
具体的には、図7に示すように、ジョブデータの受信等により画像データが取得されると、記録媒体毎に、その印刷処理を行う給紙経路のバックテンションが大きい経路か小さい経路かを判断する(S101)。バックテンションが大きい経路である場合(S101における“大きい”)は、さらにその給紙経路が、再給紙経路FR3であるかそれ以外の給紙経路FR1であるかを判断し(S102)、再給紙経路FR3であるときは(S102における“Y”)、印刷処理動作は、再給紙アシストモードとなり、それ以外のときは(S102における“N”)、搬送アシストモードとなる。一方、バックテンションが小さい経路である場合(S101における“小さい”)、印刷処理動作は、静音アシストモードとなる。
アシスト制御は、基本的には、レジストローラが用紙を送り出すタイミングで、給紙ローラを同時に始動させ、各経路に合わせて、レジストローラが加速又は減速の期間に同期させるよう給紙ローラの加速・減速を制御する。以下に、各アシストモードにおける制御について詳述する。
(1)静音アシストモードの動作
静音アシストモードでは、図8(a)に示すように、レジストモータの加速と同時に一次給紙モータの加速を開始し、レジストモータの加速が終了し、レジストモータと一次給紙の間に形成されたたるみ量が吸収されるタイミング、或いはたるみが吸収された後一定量搬送したタイミング(ここでは、レジストモータの回転速度が一定になった瞬間)で、一次給紙モータの減速を開始し、その後は、レジストモータの動作に関係なく、一次給紙モータを停止させる。
制御処理としては、図10に示すように、給紙経路FR2では通常搬送を行っており(S201)、ピックアップローラによって用紙がピックアップされて給紙経路FR2に送り出され、送り出された用紙の先端がレジストローラ240a,240bに到達し、たるみを形成すると、駆動制御部により駆動モータの動作は停止される(S202)。
次に、操作パネル340からユーザーによる操作信号を受信するユーザー操作により、アシスト制御がON状態かOFF状態かを判断する(S203)。アシスト制御がOFF状態である場合(S203における“OFF”)、印刷処理には、駆動部の加減速度制御は行われず、そのままレジストモータ動作が開始され(S210)、アシスト制御は実行されずに次の給紙動作に移行する。一方、アシスト制御がON状態である場合(S203における“ON”)、印刷処理には、アシスト条件算出部335は、給紙時の搬送条件、及び用紙種別に基づいて、たるみ量を算出する(S204)。そして、アシスト条件算出部335は、このたるみ量に応じて、加減速度モータの加速度を算出する(S205)。
レジスト駆動部240が加速を開始すると、加速度制御部353aは、レジスト駆動部240の駆動タイミングで、算出したたるみ量に応じて一次給紙ローラ220の加速を開始する(S206)。次いで、レジストモータと一次給紙の間に形成されたたるみ量が吸収されるタイミング、或いはたるみが吸収された後一定量搬送したタイミング(ここでは、レジストモータが減速を開始したタイミング)で、給紙モータを減速させ(S207)、給紙モータが停止される(S208)。その後、レジストモータが一定速度に到達し(S209)、アシスト制御が終了し、次の給紙動作に移行する。
(2)搬送アシストモードの動作
搬送アシストモードでは、図8(b)に示すように、レジストモータの加速と同時に中間搬送モータの加速を開始し、記録媒体の通過が検出されるまでレジストローラと中間搬送モータとを同期させて加速・減速させ、記録媒体が中間搬送ローラを通過した時点で、中間搬送ローラを停止させる。
具体的には、図11に示すように、給紙経路FR1では通常搬送を行っており(S301)、搬送ローラによって、給紙経路FR1を搬送され用紙の先端がレジストローラ240a,240bに到達し、たるみを形成すると、駆動制御部により駆動モータの動作は停止される(S302)。
次に、操作パネル340からユーザーによる操作信号を受信するユーザー操作により、アシスト制御がON状態かOFF状態かを判断する(S303)。アシスト制御がOFF状態である場合(S303における“OFF”)、印刷処理には、駆動制御部の加速度制御は行われず、そのままレジストモータ動作が開始され(S309)、通常通りの速度・加速度で搬送される。一方、アシスト制御がON状態である場合(S303における“ON”)、アシスト条件算出部335は、給紙時の搬送条件、及び用紙種別に基づいて、たるみ量を算出する(S304)。そして、アシスト条件算出部は、このたるみ量に応じて、加減速度モータの加速度を算出する(S305)。
レジスト駆動部240が動作を開始すると、加速度制御部352aは、レジスト駆動部240の駆動タイミングで、算出したたるみ量に応じて中間搬送ローラ295を駆動させ、アシスト制御を開始する(S306)。
このアシスト制御では、レジストモータが一定速度になった時点で、中間搬送ローラもレジストモータと同速度とし、さらにレジストモータが減速を開始した時点で中間搬送ローラも減速を開始させる。その後、用紙検知センサ511が記録媒体10の後端を検知するまで、中間搬送ローラ295は、レジストモータとの同期を継続し(S307における“N”)、用紙検知センサ511が記録媒体10の後端を検知すると(S307における“Y”)、中間搬送ローラ295を停止し(S308)、アシスト制御が終了し、次の給紙動作に移行する。
(3)再給紙アシストモードの動作
再給紙アシストモードでは、図9A及びBに示すように、レジストモータの加速と同時に再給紙ローラの加速を開始し、記録媒体の通過が検出されるまでレジストローラと再給紙ローラとを同期させて加速・減速させ、記録媒体がスイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282を通過した時点で、順次、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282を停止させる。
具体的には、図12に示すように、反転経路SR及び給紙経路FR3では通常搬送を行っており(S401)、スイッチバックローラ281によって反転経路SRでスイッチバック動作が行われるとともに、給紙経路FR3を搬送され用紙の先端がレジストローラ240a,240bに到達し、たるみが形成されると、各駆動制御部により各駆動モータの動作は停止される(S402)。
次に、操作パネル340からユーザーによる操作信号を受信するユーザー操作により、アシスト制御がON状態かOFF状態かを判断する(S403)。アシスト制御がOFF状態である場合(S403における“OFF”)、印刷処理には、各駆動制御部の加速度制御は行われず、そのままレジストモータ動作が開始され(S411)、通常通りの速度・加速度で搬送される。一方、アシスト制御がON状態である場合(S403における“ON”)、アシスト条件算出部335は、給紙時の搬送条件、及び用紙種別に基づいて、たるみ量を算出する(S404)。そして、アシスト条件算出部335は、このたるみ量に応じて、加減速度モータの加速度を算出する(S405)。
レジスト駆動部240が動作を開始すると、加速度制御部354aは、レジスト駆動部240の駆動タイミングで、算出したたるみ量に応じて駆動モータを駆動させ、アシスト制御を開始する(S406)。このアシスト制御では、レジストモータが一定速度になる前に、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282を一定速度とする。
詳述すると、図9Bに示すように、レジストローラが一定速度になるまでの期間L(1)の前、期間L0では、たるみが解消されないように(維持するために)、レジストローラの加速度よりスイッチバックローラ281及び再給紙282の加速度を速くし、この期間L0の後、時間T1〜T2では、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282を一定速度にする。この期間T1〜T2を一定速度にすることにより、レジストローラとスイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282との間に速度差ΔVが生じ、図9Aに示すように、用紙の弛みが解消される。
次いで、レジストモータが減速を開始した後、一定時間経過後でスイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282も減速を開始させる。ここでは、レジストローラが減速し、一定速度となっているスイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282と等速度になった瞬間、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282の減速を開始している。このスイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282の減速のタイミングは、図9Bに示すL1で示す時間であり、レジストローラの初期加速度期間をL(1)とし、レジストローラの一定速度期間をL(2)とし、レジストローラの減速開始からスイッチバックローラ等の減速開始までの期間をL(3)とし、レジストローラの減速期間をL(4)とし、レジストローラBPローラ間の距離をLbrとすれば、
L1 =L(1)+L(2)+L(3)
L(2)=Lbr−(L(1)+L(4))
の関係が成り立つように制御する。詳述すると、図9Bに示したタイミングチャートにおいて、レジストローラの搬送速度が、0から立ち上がりを開始するタイミングは、再給紙ローラとレジストローラとの間でたるんだ用紙が、アシスト制御されながらベルトプラテン方向(通常経路CR側)に押し出される動作が開始されるタイミングである。また、図9B中、レジストローラの搬送速度が一定速度になる期間L(2)の開始タイミングT1では、レジストローラを通過した用紙の先端が搬送ベルト160に到達し、搬送ベルト160の一定速度に従うタイミングである。このため、L(1)+L(2)+L(4)がLbrに等しくなり、上式が成立する。
その後、各用紙検知センサ514及び513が記録媒体10の後端を検知するまで、各スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282は、レジストモータとの同期を継続し(S407における“N”)、各用紙検知センサ514及び513が記録媒体10の後端を検知すると(S407における“Y”)、その検知したセンサがスイッチバックローラ281であるのか、再給紙ローラ282であるのかを判断し(S408)、スイッチバックローラ281の用紙検知センサ514であれば(S408における“スイッチバックローラ”)、スイッチバックローラ281を停止し(S409)、再給紙ローラ282の用紙検知センサ513であれば(S408における“再給紙ローラ”)、再給紙ローラ282を停止する(S409)。ここでは、記録媒体がスイッチバックローラ281から再給紙ローラ282の順で通過することから、再給紙ローラ282を通過した時点で、アシスト制御が終了し、次の給紙動作に移行する。
ここで、スイッチバックローラの停止動作タイミングは、図9Bに示すL2に相当する時間であり、図2Bに示すように、スイッチバックローラ281及び再給紙ローラ282の距離をLssとし、再給紙ローラ282からレジストローラ240までの距離をLsrとすれば、
L2 =用紙長さ−(Lss+Lsr)
で算出される。
なお、用紙長さが(Lss+Lsr+たるみ)より大きい場合のみ停止が実行される。
一方、給紙ローラの停止動作タイミングは、図9bに示すL3に相当する時間であり、
L3=用紙長さ−Lsr
で算出される。
(作用効果)
このような本実施形態によれば、各給紙経路の特性に応じたレジストローラの加減速度に関する情報を取得し、レジストローラと給紙手段との間における記録媒体の弛み量に基づいて、給紙手段の動作速度又は動作加速度を調整するため、記録媒体に作用するバックテンションを解消させることができ、弛みが解消される際に発生する騒音を低減できる。このとき、本実施形態では、給紙経路の長さ、給紙経路の屈曲数、又はローラの数など、給紙経路に固有の搬送条件に応じて給紙手段のアシスト制御を行うため、より適正にバックテンションを低減できる。
また、本実施形態では、給紙に係る記録媒体のサイズ、種類又は厚さなど、各用紙の種別に応じて、適宜アシストモード切り替えるため、用紙の弛み量を安定させることができ、より適正にバックテンションを低減し、騒音の発生を確実に低減することができる。
さらに、本実施形態では、反転経路SRを経由して表裏が反転された用紙を、表面を印刷する用紙の間に挿入し、表面の印刷と裏面の印刷とを並行させるようにスケジューリングすることによって、両面印刷時の生産性を向上できるとともに、特に構造が複雑な再給紙経路である給紙経路FR3におけるバックテンションを解消させることができ、記録媒体に作用する弛みが解消される際に発生する騒音を低減できる。
CR…通常経路
DR…排紙経路
FR…給紙系搬送路
R…レジスト部
SR…反転経路
10…記録媒体
100…印刷装置
110…ヘッドユニット
120…サイド給紙トレイ
130…給紙トレイ
140…排紙口
150…排紙台
160…搬送ベルト
161…駆動ローラ
162…従動ローラ
170,172…切替機構
183…給紙ローラ
210a〜f,215…ガイド部材
211〜213…拡幅部
214…合流点
220…一次給紙ローラ
220a,220b…ピックアップローラ
240…レジスト駆動部
240a,240b…レジストローラ
281…スイッチバックローラ
282…再給紙ローラ
290…搬送ローラ
295…中間搬送ローラ
330…演算処理部
331…ジョブデータ受信部
332…用紙種別取得部
333…操作信号取得部
334…経路情報記憶部
335…アシスト条件算出部
336…画像処理部
336a…画像形成制御部
336b…色変換回路
337…スケジューリング部
338…アシスト制御部
340…操作パネル
341…通信インターフェース
350…搬送駆動制御部
351…レジストモータ駆動制御部
352…中間搬送モータ駆動制御部
353…一次給紙モータ駆動制御部
354…反転・再給紙モータ駆動制御部
355…搬送モータ駆動制御部
500…用紙検出モジュール群
511〜514…用紙検出センサ
520…紙質検出機構
530…用紙サイズ検出機構

Claims (5)

  1. 搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置の給紙機構であって、
    前記搬送経路の一部を形成し、前記記録媒体を供給する給紙経路から前記画像形成部を経て、排紙経路へ至る通常経路と、
    前記通常経路に分岐接続され、該通常経路から前記記録媒体が受け渡されて、搬送機構を正転及び逆転させることにより該記録媒体を往復させて該通常経路に戻すことにより該記録媒体の表裏を反転させる反転経路と、
    前記通常経路の前記画像形成部上流に配置され、前記記録媒体を保持し、前記画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する一対のレジストローラと、
    前記反転経路から前記レジストローラに至る再給紙経路において、前記レジストローラに対し記録媒体を供給する給紙手段と、
    前記記録媒体に対する前記給紙手段からの張力に応じて、該給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御するアシスト制御部と
    を有することを特徴とする印刷装置の給紙機構。
  2. 前記再給紙経路は、他の給紙経路と合流して前記レジストローラに至るように形成され、
    前記アシスト制御部は、前記再給紙経路又は前記他の給紙経路におけるそれぞれの張力に応じて前記給紙手段の制御を切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の給紙機構。
  3. 前記記録媒体に対する張力は、前記再給紙経路又は前記他の給紙経路の長さ、屈曲数、又はローラの数の少なくとも1つに応じて決定されること特徴とする請求項2に記載の印刷装置の給紙機構。
  4. 前記画像形成において、前記記録媒体の搬送スケジュールを決定するスケジューリング部をさらに備え、
    前記アシスト制御部は、前記スケジューリングに従って給紙手段からの張力を決定し、この決定に応じて、前記再給紙経路における給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の給紙機構。
  5. 前記搬送経路の一部を形成し、前記記録媒体を供給する給紙経路から前記画像形成部を経て、排紙経路へ至る通常経路と、
    前記通常経路に分岐接続され、該通常経路から前記記録媒体が受け渡されて、搬送機構を正転及び逆転させることにより該記録媒体を往復させて該通常経路に戻すことにより該記録媒体の表裏を反転させる反転経路と、
    前記通常経路の前記画像形成部上流に配置され、前記給紙に係る記録媒体を保持し、前記画像形成部に対する記録媒体の送出タイミングを調整する一対のレジストローラと、
    前記反転経路から前記レジストローラに至る再給紙経路において、前記レジストローラに対し記録媒体を供給する給紙手段と、
    を備え、前記搬送経路上を搬送される記録媒体に、画像形成部により画像を形成する印刷装置における給紙方法であって、
    予め前記給紙経路の搬送条件を経路情報記憶部に記憶しておき、
    前記レジストローラの加減速度に関する情報を取得し、前記経路情報記憶部に記憶された搬送条件を照合し、該レジストローラと前記給紙手段との間における前記記録媒体の弛み量を、アシスト条件算出部においてアシスト条件として算出し、
    前記アシスト条件に基づいて、該給紙手段の動作速度又は動作加速度を制御する
    ことを特徴とする印刷装置の給紙方法。
JP2009066480A 2009-03-18 2009-03-18 印刷装置の給紙機構及び給紙方法 Pending JP2010215394A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066480A JP2010215394A (ja) 2009-03-18 2009-03-18 印刷装置の給紙機構及び給紙方法
US12/659,651 US9394129B2 (en) 2009-03-18 2010-03-16 Printing machine and feeding method for printing machines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066480A JP2010215394A (ja) 2009-03-18 2009-03-18 印刷装置の給紙機構及び給紙方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010215394A true JP2010215394A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42974660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009066480A Pending JP2010215394A (ja) 2009-03-18 2009-03-18 印刷装置の給紙機構及び給紙方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010215394A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218835A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Riso Kagaku Corp 画像形成装置
JP2013023293A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Riso Kagaku Corp 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05294520A (ja) * 1992-04-21 1993-11-09 Minolta Camera Co Ltd 用紙搬送装置
JP2005067802A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Murata Mach Ltd 両面画像形成装置
JP2008137757A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Canon Inc 画像形成装置及び斜行補正制御方法
JP2009046303A (ja) * 2007-07-23 2009-03-05 Riso Kagaku Corp 両面印刷装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05294520A (ja) * 1992-04-21 1993-11-09 Minolta Camera Co Ltd 用紙搬送装置
JP2005067802A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Murata Mach Ltd 両面画像形成装置
JP2008137757A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Canon Inc 画像形成装置及び斜行補正制御方法
JP2009046303A (ja) * 2007-07-23 2009-03-05 Riso Kagaku Corp 両面印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218835A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Riso Kagaku Corp 画像形成装置
JP2013023293A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Riso Kagaku Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5285475B2 (ja) 印刷装置の給紙機構及び給紙方法
JP4542994B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2011037070A (ja) 印刷装置の吐出制御機構及び吐出制御方法
JP2009046303A (ja) 両面印刷装置
JP5232526B2 (ja) 印刷装置
JP2018034926A (ja) 印刷装置
JP2009173367A (ja) 印刷装置
JP6587665B2 (ja) 画像形成装置
JP2009226706A (ja) 印刷装置
JP2009151224A (ja) 画像形成装置
JP2010215394A (ja) 印刷装置の給紙機構及び給紙方法
JP5327209B2 (ja) 印刷装置
JP2010089912A (ja) 印刷装置の給紙機構
JP2009137064A (ja) 画像形成装置
JP2010215387A (ja) 印刷装置の給紙機構及び給紙方法
JP6013030B2 (ja) 給紙装置
JP6393580B2 (ja) 印刷装置
JPH1111803A (ja) 画像記録装置およびその用紙搬送方法
JP5186326B2 (ja) 印刷装置のリカバリー機構および用紙搬送装置
JP2010089910A (ja) 印刷装置の給紙機構
JPH11227278A (ja) 両面印刷装置
JP2005096974A (ja) 用紙搬送装置および用紙搬送方法ならびに該用紙搬送装置を備えた画像記録装置
JP5193812B2 (ja) 印刷装置の給紙機構
JP2008137780A (ja) 画像形成装置
JP2011037554A (ja) 印刷装置の用紙搬送機構及び用紙搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130419

A02 Decision of refusal

Effective date: 20131105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02